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Posted by ミリタリーブログ  at 

2014年09月16日

フロンガスについて ガスガンチューニングの参考資料

COMBAT DOLL の店主です。

9月に入って、急に気温が下がり、いきなり秋になってしまいましたね。

ガスガンには、シビアな状況になってきました。



最近、ご質問が多くなってきましたので、こちらで解説させて頂こうという次第です。

フロンガスは、元々、冷却の為の媒体です。冷える事に重点を置いて開発された物です。

洗浄剤としての用途もあります。油分を落とす為に使用される用途もあります。

日本のフロンガスのメーカーである、 「ダイキン工業株式会社」 のホームページにある資料より、説明させて頂きます。

但し、当方は専門家ではありませんので、間違った解釈や、判断もあると思いますので、参考意見としてご覧ください。



資料元 http://www.daikin.co.jp/chm/products/pdf/fluorocarbon/hfc_hcfc.pdf

まず、各種フロンの表です。

現行販売品である、「134a」と「152」と、前時代の「12」・海外製品の主成分と言われている「22」を比較しています。

「HCFC-22」は、ガスとしての分類上は、低圧ガスですが、ガスガンに使用するのは、国内の銃刀法では違法になります。
表の数値(飽和蒸気圧)の通り、圧力が高い分だけ規制威力をオーバーしてしまいます。
間違っても、使用しないでください。絶対です!

本題に戻ります。

現在の 「ASGK」 のホームページのTOPにもなっていますが、「134a」は、温暖化係数が高め(表の赤枠下段参照)の為、今後の生産及び使用が制限されるフロンガスです。
自動車エアコン用の冷媒としての主用途だったのですが、そちらでも変更が検討されており、国際的にも全廃(完全使用禁止)になる状況です。参考資料 「日本自動車工業会・カーエアコン冷媒WG」

「12」は、オゾンの破壊係数も高く、状況が発覚して早々に全廃されたフロンガスです。比較してみるとなるほど・・・となりますね。

では、「152」ですが、低温時のパワー不足と、洗浄性能の高さが懸念されているガスになります。



資料元 http://www.daikin.co.jp/chm/products/pdf/fluorocarbon/vapor1.pdf

グラフを見てもらうと、大して性能差が無いように見えますが、冷却の効率が大きく違っています。
表に戻って、「蒸発潜熱」と「熱伝導率」を見ると、数字でしかありませんが、結構、差があります。

蒸発潜熱と言うのは、気化する時の冷え具合の目安です。
「134a」は217kJ/kgに対して、「152」は335kJ/kgですので、約1.5倍の冷え方をします。
要は、撃つ度にドンドン冷えていくスピードが1.5倍の状態になります。
(実際の液温が、気温や内圧での環境で、具体的にどうなるかまでの算出はしていませんので、ご容赦ください。)

そして、熱伝導率ですが、冷えるのにも暖めるのにも影響が出ます。
「134a」は82W/m・Kに対して、「152」は105W/m・Kですので、約1.3倍の冷え方をします。
ここは、暖めるのも1.3倍になるのですが、気化して冷えた時の液温の差もありますので、追い付かないと言う状況です。

数値の単位も難しいので、数字の対比だけで簡単に説明すると、

「134a」が最初の液温から発射(ガス放出)で、25℃の時に5℃冷えるとします。
(あくまで、仮定ですので、現実とは異なります。感覚としての参考資料としてください。)

          「134a」        「152」
 初期       25℃         25℃
 発射       20℃         17.5℃   ガスの放出による気化冷却
 上記での圧力 0.52MPa       0.4MPa  液温から表よりのおよその数値
                               (仮定の数値・現実と異なる)
 液温回復    25℃         24℃    「134a」が25℃になった時点での「152」の液温

実際に、このようになるのかは定かではありませんが、数字からの対比では、このように考えられます。

気温毎の気化率と気化ガスの圧力は、液温が低いほど冷却効率は上がり、回復効率は下がります。

連続して発射すれば、液温の差は大きくなる訳です。

「152」の方が低温に弱いのは、こう言う特性の違いがあるからです。

旧製品である「12」の方が作動が良かったのは、この特性の違いで冷却の度合いが低いからです。
(「12」と「134a」の違いが解る方は、もう良いお歳を召された方だけだと思いますが・・・)

ガスガンのチューニングで、気温差での性能差が大きくなるこの特性が原因であり、この差が不安定要素になってしまいます。
放出量を上げるカスタムバルブ等は、低気温時は仇になってしまいます。気化冷却が大きくなってしまうからです。

吐出ムラを少なくするチューニングを行い、効率良くBB弾に圧力を掛けるようにしないと、これからの時期のカスタマイズには合いませんので、ガスの特性を説明させて頂きました。

気温によって、圧力が変わり、撃つ度に低下するパワーソースですので、空気を圧縮してパワーソースとしている電動ガンと同様のスペックは維持できません。

20℃以下での変動(パワー不足)は、特に大きくなりますので、カスタムと言えども性能ダウンしてしまう事を、妥協しなければいけない物であると認識頂ければと思います。

寒い時期だけ、パワーを上げると言うのは、違法行為になりますので、絶対に行わないでください!

新しいパワーソースが、早く開発されてくれるのを、薄い期待で待っている状況です・・・。

「参考になれば幸いです。」 と言う「ウンチク」でした。


     COMBAT DOLL 店主 中根

  奥山デイズにて定例会レギュレーション)  未定

  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
  定休日 日曜日 年末年始  他 臨時休業あり

  TEL 053-450-3308 FAX 同番
  メール info@combatdoll.jp
  ミリブロのメッセージからでも大丈夫です 
  返信はHPのメールサーバーよりさせて頂きます

  
  


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2014年08月08日

KJ WORKS CZ P-09 チューニング

COMBAT DOLL の店主です。

当店では、珍しくガスブロハンドガンのチューニングレポートです。

困っているクライアント様から、ひったくってのチューニングです(笑)



KJ WORKS CZ P-09 良い銃ですね。

成型も綺麗で、肉厚もあり強度は十分そう・・・

何が、悪いのかと言うと、

 ① マガジンにガスが少量しか入らない。
 ② HOPが調整できない。効かない!

の2点だと言う事で、レビューを探したり、情報交換をしながら、改善点を模索していた状況だったそうです。

ちょっと、見せて!・貸して!!・触らせて!!! と手に取ったのが間違いでした(笑)

マガジンは、情報を教えて頂いて、なるほど、その状況じゃ、GASも入らんはなぁ~と、確認できたので、対処の方法は基本的に同様です。

HOP部分は、どれどれ・・・ あぁ~、これじゃ無理も無いは・・・ でも、良くなるでしょ!

と言う状況だったので、お返しすれば良かったのですが、説明している内に・・・

  「まどろっこしいから置いてって!」 と、仕事を増やしてしまいました!?・・・

 お預かり品の作業をお待ち頂いている方、ゴメンナサイ!!

作業は、細目の平ヤスリでできますので、HOPでお悩みの方は参考にどうぞ!

では、順を追って解説します。端折っての説明ですので、分解等は省かせて頂きます。



HOPのプランジャー部分ですが、亜鉛製の楕円形ですが、狭い空間でのストロークですので、可動域は僅かです。
形状や仕上げには、問題は見られませんが、改良の余地はあるかもしれません。



ただ、HOPパッキンのゴム質が硬いです。これを改善しなければ、プランジャーも改善しない方が無難です。
VSR-10用のパッキンと比較し、流用可能か確認しましたが、サイズが根本的に違いますので残念です。
画像の赤いパッキンは、シリコン製のカスタム品です。(ブランド不明 調べていません)



HOPが調整できないのは、このインナーバレルの切り欠きが不足しているからです。

図説で、解り易く解説すると、



こう言う事です。解り易いように、純正の状態を大袈裟に表現してありますので、ご了承下さい。

問題点は、一目両全ですので、加工します。



切り欠き部分を拡張します。単一の臨時作業ですので、平ヤスリにて手作業です。

出口のテーパーはついでのチューニングです。 整流効果を高める為の加工です。



加工したバレルをチャンバーにはめ込むとこんな状況です。
切り欠き量での変化もあると思いますが、そこまで検証はしておりません。



組み上げて、HOPの出っ張りを確認です。



実射して、マルイ製の0.2gバイオBB弾にてHOP調整し、そこを基準にネジの動きと出具合を比較してみました。
マルイ製品に近い状況にはなっています。
もう少し頑張れば、もっと良くなりそうですよ!



個人的な好みで、リコイルスプリングに増圧カーラーを足して、小気味良い動きに!

本体はこれくらいで十分でした。 欲張らなければ・・・(笑)

あとは、マガジンの加工です。



ピンを抜くのは、比較的スムーズでした。
タワー部分をカットするのが普通ですが、穴あけの方が、後処理が早いと思ってやってみましたが・・・
カットして仕上げの方が楽ですね。



ピンをはめ戻す時は、かなりの圧縮を掛けないと、ピンが通りません。
六角レンチを挿し込んでおいて、テンションを掛けながら、ピンと差し替えます。



だいたい、18g弱といった注入量になり、3マガジン分(80発)くらいの実射ができました。
ただ、この量で、最初の3・4発は生ガスを噴いてしまいます。
カットは1/3くらいで十分そうですね。



暑い状況だったので、35℃時点での初速が確認できました。
100均の安い温度計ですので、目安ですが、0.2gマルイバイオBB弾適正HOP時で、80m/s前後と言う結果です。
ちなみに、0.25gでは-5m/sくらいです。
インナーバレルの長さと、マガジンサイズではこんな物でしょう。

集弾性は10mくらいなら10cm以内で、30mmのコインターゲットに5割で当てられます。
精度が良くできていましたので、かなりのお利口さんでした。

ただ・・・ これも個体差が大きいのだとしたら・・・ ごめんなさい! この銃はこんなスペックでした!

お手持ちの方の参考になれば幸いです。
(昨夜未明の予約投稿とさせて頂いております)


     COMBAT DOLL 店主 中根

  奥山デイズにて定例会レギュレーション)  未定

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2014年04月28日

マルシン モスバーグM500

COMBAT DOLL の店主です。

早い方は、GWに突入し、ゆとりある休暇をお楽しみの事と思います。羨ましい!

事故の無い様、お気を付けくださいませ。

今回は、大したカスタムではありませんが、マルシン製 モスバーグM500に、マルゼンCA870用のパーツを取り付けた作例です。



G&P製のCA870用エンハンスドストック(GP386)を取り付けています。ガスの870には使用できず、CA870専用のパーツです。

CA870も良い銃なのですが、単発なのが玉に瑕です。ショットガンとしてのイメージに合わず、一部の方(僕も含む)から「ちょっとガン」と呼ばれています。勿論、弾がちょっとしか出ないからなんですが・・・

ショットガンFANの方が、買ってはみたものの物足りないとなって、手放すケースも多く、高価なストックだけ持て余している事も多いです。
(当店のお客様だけかも知れませんが・・・)

そんな、持て余しているパーツの再利用としてのモスバーグM500への取り付けです。こちらも、最近はマイナー機種になってしまっていますね。マイナー機種ゆえに、パーツが無いのが現状です。
この銃の魅力は、全盛期は5発発射、後期は3発発射の複数発射と、ポンプの作動音が良い事です。8mmになってしまって、めっきり人気が落ちてしまい、今に至っている訳です。
旧製品はパワー調整も必要な状況でしたので、現存する物も少ないようです。

モスバーグM500をタクティカルにしたい場合に雰囲気を出せるようにできると言った活用方法です。

本体の解説はこのくらいにして、取り付けを見て行きましょう。



見ての通り、取り付け位置を補正してやると、専用品のように取り付けできます。



グリップは加工してあり、塗装をかけてあります。

レミントンとモスバーグでは、トリガーとグリップのレシーバーとの位置関係がかなり違う為、すんなりポン付けと言う訳には行きません。



画像のように、グリップの取り付け位置だけは変更が必要です。

本体の加工は、トリガーガードの部分に、グリップの位置を決めてから、固定用のネジ穴を追加加工が必要になります。
それ以外は必要ありません。



ストック側は、グリップ取り付けのシャフトを切り取り、グリップを前方にズラせるようにします。



レシーバー上部のアールを合わせると、下部に段差ができますので、グリップを加工することで、調整します。
画像のように段付きに切り取ります。レシーバーの下部も丸みが付いていますので、前方部分の合わせはアールを付けます。



グリップの固定も。重量のあるモスバーグM500では、樹脂部分にM6のネジを1本では不安なので、後部にM3の皿ネジを追加して2箇所で固定します。

スライドストックのストッパー用のスプリングは、内部に入れてしまいます。付属していた物は使えませんので、別途用意します。

加工過程の画像は撮影していませんでしたので、こんな感じです。

マルイの870が発売されている状況では、一世代前のショットガンになってしまいますが、これはこれで、魅力のある1丁ですね。

僕自身もこだわりがあり、KTW製旧イサカM37 5発発射・マルゼンM1100 ライブカート・モスバーグM500 5発発射 は手放さずに持っています。5発以上の同時発射じゃないとショットガンぽく思えないのが、僕の敗因ですね。10m以内の近接戦闘での限定使用になっています。


     COMBAT DOLL 店主 中根

  奥山デイズにて定例会レギュレーション)次回 5月下旬見込み

  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
  GW特別変更
  5/3(土)営業時間変更 13:00~18:00 浜松祭り 練り歩きにより
  5/5(月)   〃         〃       〃       〃    

  定休日 日曜日 年末年始  他 臨時休業あり

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2013年12月10日

マルイ GM マガジン修理

 COMBAT DOLL の店主です。

 久しぶりの投稿で申し訳ありません。

 さすがに、忘れられそうなので、小ネタでも投稿して行く様に時間を作る事にします。

 

 今回は、給弾ルートでBB弾が引っかかってしまうマガジンの修理です。

 リップ部分の変形だと思っていたのですが、原因はここでした!

 落とした傷はなかったので、押されて変形してしまったようです・・・

 亜鉛代キャストの曲げ戻しは危険ですので、注意して行いますが、今回は6.5mmのドリルの軸をはめ込んで終了です。

 画像の通り、ほぼ正位置に戻せました。

 みなさんも、給弾ルートでひっかかる時はご確認を!


    COMBAT DOLL 店主 中根

  12月15日 奥山デイズにて定例会レギュレーション)あり
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2013年09月23日

ガスガンの注意点 補足

 COMBAT DOLL の店主です。

 前回はフロンガスについての圧力関連を書きましたが、補足事項があります。


 (フロンの沸点のグラフ)

 実際の気化条件もありますので、参考資料より、低めの圧力設定での記事内容でしたので、完璧な数値ではない事をお断りを入れるのを忘れていました。
 実際の冷媒関係の資料で、数値を調べると、35℃の液体温度なら、約0.9MPa(約9気圧)の圧力が発生するそうです。
 外気温と液体温度では違ってくるのと、気化冷却での減圧を考慮していますので、ご了承下さい。

 それと、フィクスド(固定)ガスガンとブローバックガスガンとのパワーの違いを、もう少し詳しく説明致します。

 固定ガスガンは、バルブを打撃によりガスルートを開放し、バルブがリテンションのスプリングで閉鎖されるまでガスの放出があり、BB弾をバレル内で加速させるのに、すべて消費されます。(ロスは無い物とします)

 単純に言えば、ガスが10出るとすると、10を発射に使用します

 ブローバックガスガンは、2パターンありますが、フィクスドと同じ、バルブの打撃開放とリテンションの閉鎖のみから説明します。
 こちらは、スライドもガス圧で動かす為に、ガスの消費割合があります。正直、正確な割合はわかりません。パワーの出方とシリンダーの断面積から推察すると、多分なのですが・・・

 10のガスの放出は、発射に3・スライドの稼動に7くらいの割合ではないかと思われます。

 実際には、バルブの閉鎖タイミングを、スライドが後退してから閉じるように作られているのが、現状のブローバックガスガンの大半の製品です。WAの製品にはマガジン側にバルブロックのパーツがありますので、わかりやすいと思います。

 バルブの開放時間が長いと言う事は、がすの放出量が増えますので、平均的なガスブローバックガンは

 30のガスの放出で、発射に9・スライドの稼動に21くらいの使用量だと考えられます。

 固定ガスガンの方がパワーが強くなるのは、こう言った構造だからなのです。

 故に、ガスブローバックのハンドガンは、カスタムの仕方で、吐出の消費バランスが崩れると、作動がおかしくなってしまったり、パーツを換えたのに、性能が上がらなかったりする訳です。
 放出量を増やして(バルブのカスタム)も、冷却効果が高くなってしまい、連射性能が落ちてしまったり、ガス量が多過ぎて、発射されたBB弾を乱流で命中率を悪くしてしまったりしてしまいます。

 オーバーパワーを掛けずに、バランスをとってチューニングしなければいけないのが、ガスガンのカスタムになってきます。

 これから気温が下がって、物足りなくなってくるでしょうが、カスタムの際には、十分、配慮をお願い致します。


 COMBAT DOLL 店主 中根

   10月20日 奥山デイズにて定例会レギュレーション)あり
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2013年09月22日

ガスガンの注意点 フロンガス

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回は、ちょうど問い合わせがあって、気が付きましたのでガスガンのチューニングの際のパワーに付いて触れさせて頂きます。


 (各メーカーHPより)

 基本的なパワーソースとしては、フロン134aや152aが市販されています。
 134aの方が、10%以上気化圧力が高くなりますので、そちらで説明したいと思います。

 フロン134aの場合、35℃で約0.75MPa(約8kg/cm2)の圧力がかかるとされていますので、その圧力でガスガンのパワーを超えないように調整されていなければなりません。

 20℃の場合では約0.48MPa(約5kg/cm2)になります。約35%のダウンですが、BB弾の初速だと50%くらい落ちる仕様のガスガンもあります。ライフル系のガスガンでブローバック機構では無いアイテムはこれくらいになります。

 最近の27℃前後では約0.67MPa(約6kg/cm2)になりますので、0.2gBB弾の初速に換算すると約80m/sが上限くらいになります。0.25gなら70m/s・0.28gなら65m/sくらいが目安になりますが、ガスライフルのフィクスドタイプの目安です。

 バレル長と作動方式や、ガスガン自体の性能で初速の上がり方が変わってきますので、上記の数字はあくまでも、一部機種の目安でしかありませんので、ご注意願います。

 特に、バレル長が長いほど、初速変動も大きくなり、HOPのかかり方も違ってしまうので、命中精度を求める場合は、ガス圧の安定化をさせるのが、絶対条件になってきます。

 故に、リキッドチャージで使用するガスガンは、チューニングが難しいというか、無理に近い状況になってしまうのです。

 使用する気温状況(シーズン)を限定し、多少の温度変化による性能差を妥協しなければなりません。

 本体やインナーバレルの温度状況で、気化効率も変化しますので、寒くなってから、マガジンだけ暖めたガスガンでは性能が発揮できない状態を思い起こしてもらえれば、解り易いと思います。

 ガスブローバックの場合は、マガジンから吐出されたガスは、ブローバック機構と発射機構で二分されるので、上がり幅は少なくなりますが、低温による下がり幅が大きくなってしまいます。自己冷却作用が大きくなってしまうからです。

 エア圧縮タイプと異なり、フロンガスは気温により、大幅に増減してしまいますので、限定使用で考えて頂くしかないのが現状です。

  

 それなので、マルシンさんは、CO2ソースのガスガンを製造しているんですね。
 CO2は高圧なので、生活環境内(一部地域は覗く)の気温変動内では、ガスガンを作動させるには十分な圧力が保てます。減圧ルートを内臓することで、パワー調整された製品となっている訳です。
 液化ガスを使用するガスガンで性能を安定させるには、パワーソースが限定させられてしまうのが現状ですね。

 エア圧縮タイプのエアガンとは、違う次元のアイテムになりますので、それだけ苦労が発生してしまいます。


 ガスガンのカスタムの場合は、気温によっての変動を把握して、法律上で明記されている上限数値である、

     「気温35℃までの状況で3.5J/cm2を超えない威力」

 にしなければなりませんので、十分に気を付けて頂かなければなりません。

 この時期にギリギリでは違法品になってしまう事をご理解下さい。

 市販品は、ギリギリになってしまっているものも多いのが現状です。
 むやみな改造は、犯罪者になってしまう恐れが高くなりますので、十分にご注意願います。

 
 COMBAT DOLL 店主 中根

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2013年05月16日

ハイキャパマガジンの給弾不良

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回はガスBLKのマガジンのメンテナンスです。

 マルイのハイキャパにて給弾不良が出るとの事で、クリーニングとメンテナンスです。

 とりあえず、BB弾を装填して汚れの付着を確認してみると・・・



 やっぱり汚れますね。バイオ弾は表面が柔かい物が多く、マガジンのルートが汚れ易いので、定期的なクリーニングが必要になります。

 分解します。



 マガジンリップのピンを抜く際には、方向を注意してください。ピンにはローレット(ギザギザ)がつけてありますので、反対方向に抜いてしまうとピンが緩くなって、抜け落ちてしまいます。基本は画像の向きで押し抜けば良いはずですが、ロットによって違う場合もありますので、お気を付け下さい。
 マガジンのボトムや放出バルブも外してメンテしますが、今回は画像を撮り忘れてしまいました。
 フロン152を使用している場合、脱脂能力が高く、パッキンを傷め易くなりますので、シリコンスプレーの吹き付けを定期的にやるように致しましょう。ボトムに付いている注入バルブも外してメンテします。

 給弾不良の主原因は、汚れの場合がほとんどです。



 綿棒等を使ってきれいにしてやります。このマガジンは、なかなかワイルドですね。
 ちょっと擦ってやるだけで、こんなに付着します。色合いから、砂埃とBB弾のコーティングのカスだと思います。



 たまに、このリップ部分に内バリが残っている場合もあり、引っ掛かって給弾されない事もありますが、長く使っていると変形して内側にはみ出してルートを妨げたりしてしまいますので、その時は細かいヤスリでならしてあげると良いでしょう。
 今回のマガジンは問題ありませんでした。

 クリーニングをして、ガス漏れを確認して、問題が無い事を確かめて終了です。

 陽気も良いのと、カスタムバルブが組まれたマガジンがありますので、ちょっと比較してみました。



 店内温度23度。



 同一本体で、4種類を比較します。使用BB弾はイーグルバイオBB弾0.2gです。

 一番左のマル秘というのは、以前「マルイのGM」のメンテナンスの時に施してある処置で、35度の時の実測を行えていないチューニングの為、マル秘と言う事にさせて頂いております。

 弾測計の画像は割愛いたしますが、5発を淡々と発射します。1秒で1発くらいのペースです。
   ノーマル  78・76・75・74・74 m/s
   C社(多分) 78・75・73・72・71 m/s
   L社     76・73・71・69・67 m/s
   マル秘   82・80・80・79・80 m/s
 ちなみにGMでは 78・77・75・76・74 m/s でした。

 カスタムバルブ系は発射時の放出が多いので、このくらいの気温では、まだまだ冷却効果の方が強いようですね。

 COMBAT DOLL 店主 中根

  5月26日 奥山デイズにて定例会あり
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2013年04月04日

タナカ SAA 初期型 化粧直し

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回はガスガンのメンテナンスですが、リボルバーです。

 私物のタナカSAAの初期型です。発売当初の購入品ですので約13年くらい前の銃ですね。
 少なくても4年は放置してありました。

 ブログのネタに手入れをしようと思ったのと、以前ウエスタン風だと言われたのがあったので、今年は使ってやろうと思っています。



 かなり入れ込んで、使ってました。
 トリガーガード、バックストラップ、ワンピースグリップはハドソンのモデルガンのものです。
 握り具合と、見た目が好きで移植して使ってました。



 画像では解り難いのですが、亜鉛のパーツが白い粉を噴いてしまっていた状態を化粧直しとメンテナンスです。

 ABSの部分は、GスミスのFeスプレーを吹いて仕上げてありましたが、こちらの劣化はさほどありません。使用している内に擦れて剥げている部分がありますがそのままにします。

 ガスタンク部分はガス漏れもありませんでしたので、シリコンスプレーでグリスアップして終了。
 バレルとパッキンもクリーニングして問題無しです。バレルの先端を黒く染めてあるのは、銃口から見え難いようにしてあるだけです。



 亜鉛パーツの化粧直しがメインですね。

 バフスポンジで磨いて、ブルーイング液で染め直しです。
 ブルーイング液はアルミ用のものを、水道水で4倍に薄めて使用しました。
 ゆっくり、薄く反応させて、じっくり黒染めのし直しです。



 本当は、刷毛を使って、手早く何度も刷り込むのですが、私物のくたびれた感を強調したいやつだったので、綿棒で横着作業です。
 真っ黒に染めるのであれば、漬け込みが一番なんですが、ブルーイング液は高価なので、漬け込みは滅多にやりません。オーダーがあれば、それに合わせて仕上げしますので、その時は予算と相談です。



 基本は下地を作るのに、ペーパーやバフを使いますが、あまり磨き過ぎると染めが浅くなって、落ち易くなってしまいます。適度な粗さでしあげますが、亜鉛なら800番辺りのペーパーで仕上げるくらいがちょうど良いですね。気温や水温、薄める水道水のPH値でも発色が変わってきますので、いろいろ試してみるとよいですよ。
 ただ、薬液は酸性の為、素手に付かないように作業をお勧め致します。僕は関係無く触ってしまいますが、アレルギー等で肌が弱い方はゴム手袋の着用をして頂きたいと思います。



 それと、染め終わってからの処理ですが、本来は水洗いで薬液を流さないといけません。乾燥しても成分が残っていると、酸化が進んでボロボロになってしまう恐れがあります。
 私物は、いつでもできると言う安心感から、拭き取りだけにしてしまっていますが、仕上げのワックス代わりにシリコンスプレーグリスを馴染ませてあり、それでごまかしてあります。

 ケースハードン仕上げ等、繊細な色合いを出したい場合は、丁寧に作業をしなければいけませんので、ご承知を・・・



 ちょっと、イメージ撮影してみましたが、革も手入れしなくちゃいけないんですよねぇ・・・。
 マニアックアイテムは、手間が掛かりますよね。

 横着な僕には、本来、向かない所持品です。


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