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Posted by ミリタリーブログ  at 

2015年03月21日

スイッチってこんなに消耗するのね・・・ 次世代SCAR-L

COMBAT DOLL の店主です。

今回は、修理メインの次世代SCAR-Lです。

昨年に行った個体の解説の為、情報が古いのですが、スイッチの消耗には驚かされました!



Li-Po 7.4V 2000mA 30C でのセミオートメインで使用、約1年経過のアイテムだそうです。
Li-Poバッテリーへの変更は半年くらいだったそうです。

セミオートをメインで使用していると、ここまで消耗してしまうのですね・・・
負荷の大きな次世代なら、なお更という状況でしょうか・・・(涙)

この状況を見て、SBDやFETの有用性を再認識させて頂きました。
昨年末より縁がありまして、ダーティワークス様より、ご教授頂く機会がありました。

ダーティワークス様
電気系の苦手意識から、非常に為になるお話で、大変感謝しております。
この時は、「バリカタ」を知らなかったので、装着されていない事を、予めお詫び申し上げます。
予算の都合もあって、今後も安価なアイテムで行う場合もありますが、ご了承ください。


(ダーティワークス様 HPより転載画像)

スペック差があるとは思いますが、この個体は「SR8200」を取り付けてあります。

順を追って、修理箇所と対処を解説させて頂きます。

クライアント様の修理依頼としては、
 初速の低下・作動の不完全状況・ストックの補修・サイトの調整 でした。



取り合えず、メカボックスを引っ張り出しての修理に入ります。



この個体は、残念ながら、修理できない箇所がありました。



ボルトストップに連動するカムパーツが折れてしまっていたので、純正パーツの交換が必要でした。
当方にストックが無かったので、クライアント様と相談させて頂いた所、そのままでも良いとなり、見なかった事にさせて頂きました。



中身を開けると、ピストンがこんな状態になっており、途中までとはいえ、作動していた事に驚きです。
バッテリーのスペックアップ(Li-Po化)に伴い、モーターの変更(HC30000)もしてしまっていたので、タイミングのズレによる、ピストンへの負担増が原因ですね。

リコイルウエイトの戻りと、ピストンの後退のタイミングがカウンター衝突になってしまっての破損状態です。



修理に伴い、リコイルウエイトのカットも依頼されていましたので、ピストンを低価格である「WII TECH 製のハーフギアSTD用」を加工して取り付けています。ウエイトブロックに当たる部分を削り落として、連動しないようにしてあります。コストダウンが目的です。



ピストンヘッドには、穴あけ加工と、ピストンに合わせてノーマルタイプのウエイトとスプリングを使用しています。
スプリングガイドへは、テンション調整のダンパーを取り付けてあります。



セクターギアの消耗も目立ちましたので、交換しました。
スプリングガイドは純正品の転用です。

先に触れてしまいましたが、スイッチはすごい状態でした・・・





スパークによる消耗と焼けがすごいですね。
セミオートを基本で使っていると、ここまで消耗してしまうのは驚きでした!?
セレクタープレートの方は無事でしたので、一安心です。



クリーニングをして、損耗を確認・・・
やはり、減っていますが、すぐに交換しなくても、しばらくは保ちそうです・・・(コストダウンにて)



次にダメになったら交換するという事で、今回は接点タイミングの調整を行って、SBDを装着することで対処となりました。



SBDは「SR8200」を使用し、グリップ内での干渉が出ないのを確認して取りつけです。
各部クリーニングとグリスアップを行って、メカボックスを完了します。



リコイルウエイトの可動をキャンセルさせますので、スプリングの位置を画像のように掛け換えて組上げます。



チャンバーパッキンに癖が付き過ぎていましたので、交換しました。
ピストンクラッシュの要因の一部に、HOPの掛け過ぎもあったようです。

インナーバレルは、少しカットしてテーパー加工の処理を行っています。

理由は・・・



社外品のハイダーが、センター位置が狂っていた為に、インナーバレル先端に干渉してしまい、削られた状態になっていて、BB弾の弾道にも影響を与えていたからです・・・(涙)

フロントのガスブロックも緩んでいたのですが、ハイダーの状況から考えれば幸運だったと思います。

加工精度の信用できる部品の取り付けをお勧め致します・・・

ストックの修理は、ロックボタンが破損して飛んでしまった為の、パーツの再生です。



幸い、部品が残っていましたので、接着の上、補強を行って再生できました。
スプリングだけは流用品です。



操作に不都合が出ないように、外側はキレイに仕上げます。



乗せられていたレプリカサイトにつきましては、値段なりだったと言うしかありませんが、本体のレールに対してサイズが合っていなかった状態です。
ラバーシートを貼り付けて、ガタを無くして、しっかり固定できるようにします。

ハイダーやサイトに難があったので、サイト調整がやり切れない状況でしたが、補正する事でしっかり調整できるようになりました。

クライアント様からは、受け取ってから早速ゲームに投入して、しっかりキル数が稼げるようになったとお知らせ頂きました。
元の状態が良くなかったので、本来の性能に戻って、ちゃんと使えるようになり、クライアント様のスキルが活かされた状況ですね。

予算の範囲内で、満足頂ける修理ができてホッと致しました。

解説記事が遅くなってしまいましたが、画像のような状況でしたので、次回の修理が必要になった際の予算組みの参考にして頂ければと思います。
次回は、交換部品(特に電気系)が増えますので、ご了承くださいませ・・・


     COMBAT DOLL 店主 中根

  奥山デイズにて定例会レギュレーション)  次回未定

  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
  定休日 日曜日 年末年始  他 臨時休業あり

  TEL 053-450-3308 FAX 同番
  メール info@combatdoll.jp
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Posted by コンバットドール  at 20:00Comments(0)関連ご紹介故障の原因を見極める次世代

2014年11月07日

次世代 M4 CQB-R レンジアップ「山」 廉価版

COMBAT DOLL の店主です。

今回も次世代のチューニングですが、多少内容が違っています。
前回もコストを抑えたチューニングですが、更に抑えられています。

コスト低減の理由としては、クライアント様は2丁同時に持ち込まれています。
以前の記事で、 「キングアームス製(?) M4系 調整カスタマイズ」 をご紹介していますが、こちらで予算を取られてしまっている為の減額が理由です。

他に、パワーの低下と、作動不良の症状があり、その修理分もあるので、とにかく最低限のコストで最大限の向上を! と言う前提で行っています。

作動不良の状況として、フルオートでの作動が途中でストップしてしまい、セミしかまともに使えない
ギアの破損も無いのに、ロック状態が起こり易い・・・ という物でした。

ロック状況は前回の記事と同様です。前回記事のウエイト部の画像はこちらの個体の物です。
作動ストップについては、途中で説明致します。



ベースはCQB-Rですので、バレルカットは必要無く、テーパー追加加工となり、中身はロッドを使用しません。
それにより、純正スプリングでのスペックアップが可能になりますが、使用バッテリーとのスペックバランスが重要です。
ハイスペックのバッテリーは、セミオートで様子を見てからのご使用をお願い致します。

中身のご説明です。



レール部分の研磨・軸受けの交換・トリガースプリングの矯正を行っています。



ピストンは破損直前の状態でしたので、新品と交換しています。
サイクルに追い付かない(タイミングズレによる消耗)の状態でしたので、考慮してチューニングしていきます。

ピストンヘッドは1.5mmの4つ穴開けのみとし、ロッドの取り付けはしておりません。
ピストンの減速率を抑えられるので、スプリングの交換は不要です。

ただ、重量弾前提の為、HOP部分での抜弾抵抗が大きくなるのですが、そこはチャンバー側で解決できるようにします。



交換したピストンの歯の一部をカッターにてカットしておきます。

ギアは、イーグル製の強化ギアに交換して、シム調整を行います。
比較的、タイトにセッテイングしています。

モーターもHC30000に換装しますので、実質サイクルは上がる仕様になります。
本来ならコストの関係で、交換しない予定だったのですが、もう1丁でモーターの交換を余儀無くされたので、次世代の1000モーターをそちらに移植し、代わりにHC30000モーターに換装して、双方の効率化を図った次第です。
ピストンの破損状況から、前進スピードの確保が必要になりますので、バランス取りに要注意ですね。



ピストンの前進抵抗を低減させて、スムースに圧縮して、サイクルにも対応できるように、グリスはXabier製のイエローグリスを選択しています。



ここで、作動不良の原因の説明になります。

マガジンからのフォロアーで作動させる、ボルトストップのパーツが欠損しておりました。
ご自身での分解組み立ての際に誤って。折ってしまったようです。
ボルトリリースボタンとの掛かり部分が失くなってしまっていて、作動の振動で、スイッチのロックが掛かってしまう状況でした。
交換するパーツもすぐには用意できない為、後日入荷した際に取り付けるという状況での妥協処理となりました。
現状はパーツを外しておき、ボルトストップ機能が効かない状態で使って頂きます。
それ以外は問題ありませんので、ノーマルマガジンを使用しない方なら、無いままでも良い状況です。

スプリングガイドは、ベアリング付のLaylax製と交換して、ベアリングの厚み分のテンション増圧で、初速はちょうど良いレベルに達します。



チャンバーは、当店のレンジアップ仕様となり、対応も0.25~0.28gのセッティングとしてあります。
いくつかパターンがあるのですが、低出力のメカボックスセッテイングですので、HOP部分のストロークが稼げるように、テンション部分での押さえを弱めで安定化させるように、少し固めのラバーシートをサイズ調整して使用します。

HOPシートは通常のチューニングと変わらずの固さで、厚手の物を使用しています。
グリップの効き易い柔らかさですので、押さえの力が少しで済み、抜弾抵抗を最低限で可能にする調整になっています。

出口テーパーや、入り口の仕上げ直しを行っています。性能面でカットできない部分ですね。

そして、ウエイトの補正です。



スムーズに動いてくれる分だけ、ピストンとの連動負荷も減り、戻りが早い分、ピストンの負担が減らせます。

本当に、これをやるだけで改善されます。
今まで、頭を痛めていたのが嘘のようです。

閃きの足りなさに、老いてしまった自分の脳みそを、実感させられてしまいます・・・(涙)
たった、これだけの事に、なんで気が付かなかったのでしょう?
頭が堅くなってしまった証拠ですね。

最終的に、0.2g時 95m/s以下  0.25g時 85m/s以下  0.28g時 80m/s以下 となっており、
ストック部のアダプター交換で、ミニコネクター対応の仕様になりました。

スプリングのレートの関係で、ハイスペックバッテリーは向きませんが、レンジアップでの飛距離の増大は保障致します。

重量弾での使用ですので、怪我の無い様に遊んで頂ければと思います。


     COMBAT DOLL 店主 中根

  奥山デイズにて定例会レギュレーション)  未定

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Posted by コンバットドール  at 20:00Comments(0)次世代DOLLカスタム

2014年11月06日

次世代 M4 SOPMOD レンジアップ「山」

COMBAT DOLL の店主です。

今回は次世代M4のチューニングですが、トラブル付きの状況です。



ギアやピストンの破損も無いのに、ギアロックし易くなる場合があります。

今回は、その対処の解説もしています。詳細は、後半に解説致します。

チューニングの内容です。

クライアント様のご要望は、まず、飛距離が欲しいという事でした。
ゲームの環境から、0.2~0.25g近辺でのレギュレーションの中で遊ばれていましたので、それに合わせてセッテイングです。



まずは、バレルサイズの調整です。

次世代は、リコイルウエイトの振動が大きいので、バレルは短めにしておいた方が集団性が確保し易くなります。
ロングレンジ化する上でも、インナーは短めが良く、HOP回転のロスを減らすのに有効です。

この辺は、流速チューンと呼ばれるカスタムと同様の理屈ですが、メカボックスのパワーを基準としてバレル長や内径で調整する流速チューンとは、ちょっと違います。
HOP回転とバレルで命中率や飛距離が決定されるのを基本として、そこにパワーを合わせたメカボックスをセッティングしていく状況です。
基本は「長掛けHOP」と「BB弾に合ったインナーバレルの内径」での長射程仕様になります。

アウターバレルの空走距離が多少ありますが、マルイ製品のクオリティーなら問題ありません。



インナーバレルの先端のブレ止めは、アウターバレル内にシムシートをインサートして解消してあります。
(画像無し)

メカボックス内部です。



当店では、必要以上に部品交換をするのをお勧めしておりませんので、純正パーツで問題が無い部分はそのまま使用します。



最終圧縮比を高めて、バレル内のBB弾の減速をカバーする二次加速ロッドの取り付けをします。
カスタムパーツでの加工もできますが、純正パーツからも可能です。1.5mmの4つ穴を追加加工してあります。
副産物として、エアダンパー効果で打撃衝撃が緩和され、命中率と耐久性の向上に貢献できます。
但し、個体調整が必要な場合もありますので、参考にされる方は、根気良く長さや太さの調整セッティングを行ってください。
当店では100以上の取り付け経験から、見当が付け易く、簡単に説明しておりますが、実際の施工は苦労する可能性が大きいです。



シリンダーは、285mmのインナーバレルに合わせて、マルイ純正の穴あきシリンダーに交換です。
バレル長の285mmへのセッティングは、後々のアウターバレルの変更や、サイレンサー装着時の効果増を狙ってのセッティングです。
リコイルをキャンセルすれば、普通の電動ガンですので、サイレンサー装着時の効果が発揮されます。

スプリングガイドはベアリング付のLaylax製品に交換です。ピストン側にベアリングがありませんので、ガイド側に欲しくなります。
スプリングは、次世代対応品ではなく、STD用のMS90スプリングを使用します。



軸受けは、Laylax製のメタルに交換します。
圧入が大変ですので、専用の冶具とプレスを使用します。当店ではボール盤だったりしますが・・・(笑)

レール部分の研磨も行ってあります。仕上げの良いマルイ製ですから、極端な研磨は必要ありません。

トリガースプリングは、過去の経験から、必ず曲げています。必要無いかもしれないですが、保険的な処置です。



ギアは、イーグル製(LONEX製)に交換しています。当店では次世代で使う事が多いブランドですね。
リコイルの衝撃がありますので、ここは強化パーツの選択となります。
一番良いのは、Laylax製だと思いますが、今回のチューンなら、このブランドで十分です。

シムセッテイングを行って、グリスアップします。
グリスは、Xabier製のイエローグリスを選択し、抵抗の少ない潤滑性で使用します。シリンダー内部も同じグリスです。



スプリングとスプリングガイドにも塗布します。
ガイドの内部もグリスアップします。ウエイトのロッドとの潤滑も重要になります。

ストックパイプのネジ部分には、アルミテープにて、ネジの遊びを緩和しておきます。
これが有ると無いとでは、実際の耐久性がかなり違ってきます。完全解決できないのが珠に瑕ですが、簡易補強の対応です。

チューニングは上記までで、初速はマルイバイオ0.2gで95m/s以下、同0.25gで85m/s以下であり、飛距離も十分に取れ、50m先のマンターゲットをヒットできる性能です。

追記
モーターも、HC30000に交換されております。
画像に納めていなかった為、失念していました。 申し訳ありません。

しかし・・・ 問題が発生しました。

クライアント様の使用しているバッテリーがNi-MH9.6Vの専用タイプのバッテリーなのですが、頻繁にロックが掛かる状況に・・・
バッテリーのスペック不足も疑われるのですが、スプリングレートから考えても、そうなるのがおかしい状態です。
Li-Po7.4V2200mA25Cクラスなら、問題無くドライブしてくれますが、SOPMODバッテリーでは、トルク不足でロック・・・?

過去にもいくつかあったのですが、その時は、Li-Poバッテリーに仕様変更して頂いて、取り合えずクリアとしていました。
疑問が残りつつも・・・ です。

実際、この症状の根本的な原因を理解したのがつい最近で、この解明の為に長期お預かりさせて頂いている個体がありました。
そのおかげで、やっと理解できたというのが実情です。

結論として、「ウエイト」に原因がありました。
正確に言えば、ウエイトに付いている「ロッドのガタ」が影響していました。



画像は別の個体の物ですが、クライアント様のウエイトは、後端の取り付けネジが、頭部分でねじ切れてしまい、外側からCリングで閉じるという状況になっております。クライアント様の目の前での補修となり、お恥ずかしい部分を見せてしましまいました。

ただ、この黒いプラのリングを外す時は慎重に行わないと割ってしまいます。このリングが無いと作動に問題が出ます。
分解される方は、慎重に作業願います。



画像のように、隙間が大きくなっている為、ピストンが後退する際に「へ」の字になってしまい、抵抗が大きくなりギアロックします。
ギアロックと言うよりは、「抵抗増大によるトルク不足での停止」になる訳です。ヒューズが無ければスイッチが焼ける心配のある状況です。

画像のように、アルミシムを巻き付けて、隙間を失くします。

この対処をした途端に、サイクルまで若干上がりました。思っているより負荷抵抗が大きかったようです。

それとは別に、バッテリーをLi-Poの7.4V1450mA40C(イーグル製)対応に交換頂きました。
サイクルも立ち上がりも、STDタイプと遜色無い状態になりました。やっぱり40Cって、凄いですね。
クライアント様は、ロック状況で意気消沈されていたのですが、原因のクリアとバッテリースペックのアップで、ご満足頂けた状態で終われました。ホッと一安心です。

ある程度、使い込んでいる次世代M4シリーズで、ロック状況が頻発するようになったら、ここをご確認ください。
ギアやピストン等の内部破損は別ですが、中身に異常が無い場合は間違い無く改善されます。

最低限の負荷でのチューニングで、動作音も最低限ですので、ウエイトのスプリングを前後入れ替え、リコイルキャンセル状況なら、サイレンサー効果も増大し、1機種で、2通りの運用が可能な銃に仕上がっています。

フィールドに合わせて、選択使用頂ければ、フィールドでのスキルアップに貢献できると思います。


     COMBAT DOLL 店主 中根

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2014年09月15日

マルイ 次世代 DEVGRUカスタム HK416D ノズル破損 補足

COMBAT DOLL の店主です。

今回は前回の補足記事とさせて頂きます。

マルイ 次世代 DEVGRUカスタム HK416D ですが、アッパーフレームとアウターバレルは従来スタイルのM4とは異なります。

HK416とは、マガジンだけでなく、チャンバーの位置関係も微妙に違っている様です。

比較して、マガジンの出し入れをしてみると、明らかに感触が違いました。
ベーシックモデルは、チャンバーの押し上げの感触はありませんでした。


クライアント様より、マグパイプ(従来型マガジン用アダプター)での影響を懸念されるお話を頂きました。

イメージ的には、緩くなる物の方が多かった気がしますので大丈夫だと思うのですが、それぞれの干渉を解り易くしてみたつもりです。



まず、チャンバーとマガジンの各部の寸法です。
マガジンがチャンバーに密着する状況でなら、ダイヤル部の干渉はありません。
ダイヤル部のバリが0.5mm以上ある場合は干渉します。

マグパイプの場合は、給弾口部分のみの押し上げの可能性があります。
給弾部の合わせは、結構タイトですので、マガジンのガタはチャンバーに影響します。
ガタの大きな物は、射撃中(作動中)には、揺らさないようにする工夫が必要かもしれません。

今回行った個体は、チャンバーのメカボックスに近い部分が、上から押さえられている状況での破損と判断できましたので、アッパーフレームを上方に逃して固定するようにしてあります。
アウターバレルの取り付け直しや、メカボックスの取り付け直しでの位置変化が見られなかった為の対処方法です。

スタンダードデザインのM4をお借りして、解説画像を作らせて頂いております。

マガジンキャッチの押し返しの確認



マガジンにシールを貼り付け、どのくらい押し返されるのか、画像にしてみました。

ただし、



BB弾のストッパーのリップの押し返しがありますので、チャンバーまで押してしまっているかは、手応えで感じて頂くしかありません。
ゆっくり装填してもらい、最初に感じるのがストッパーの押し返しで、キャッチロックが掛かるまでに、重さが変わるようであればチャンバーを押し上げてしまっています。

チャンバーを上方に逃して、ノズルの上部が干渉しないようにしてありますので、押し上げが強くなるマガジンは良くありません。



マガジンのガタによる影響も確認します。
基本的にぶら下がるだけのマガジンですが、キャッチロックが片側だけになるので、マガジンとマガジンハウジングの寸法差が大きいものは、左右に振れます。
射撃中(作動中)にマガジンを保持した場合に、破損させる危険があります。これはロングノズルを使う次世代での特有の欠点ですね。
ダブルクリップで連結してあるデザインのマガジンは、ガタが大きいと傾いてしまいますので、あまりお勧めではありませんが、マガジンが窮屈に入る物なら、危険度は下がります。給弾口が真っ直ぐにはまってくれれば問題ありません。

ただ、マグパイプは長さを気にした方が良いですね。個体差のある製品(削り出し品や成型バリ)もあると思いますので、先に上げた、マガジン挿入の感触で判断頂くのが良いでしょう。



ただ、今回おこなっている個体は、フレームでの逃しと、タイトにしたノズルを純正レベルに戻してありますので、使用時の注意点と、マガジンの相性を確認して頂ければ大丈夫だと思われます。

マルイの純正マガジンであれば、問題無い状態にはなっています。


ノズルの破損経験のある方で参考にされる場合は、機種によっての個体差があるとは思いますので、補正方向や方法はケースbyケースになると思います。



画像のように、どこが押されているのか、マガジンの干渉ポイントがどこなのかを確認して頂き、対処すれば問題のクリアが可能になると思います。


     COMBAT DOLL 店主 中根

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2014年09月14日

マルイ 次世代 DEVGRUカスタム HK416D トラブルシュート

COMBAT DOLL の店主です。

2日遅れてのアップで申し訳ありません。

前回の 次世代 DEVGRUカスタム HK416D のトラブルシューティングのリカバーです。

ストレートに言うと、ノズルが折れました! クライアント様には大変申し訳ありませんでした。

原因追求をして行くと、以外な事実が見えてきました。

素材の個体差と言いましょうか、今回ここまで追及したのは初めてです。



破損したノズルですが、イーグル製の物です。
画像の通り、一部の割れではなく、綺麗に剥された状態でした。
ノズルの側面をチェックすると傷と擦れが確認できますので、ノズル部分がチャンバーが偏芯位置でのはめ込みになった為の破損です。



どんな応力が掛かっているのかをチャンバーに、差し込んでチェックします。
チャンバーの入り口付近での擦れと傷ですので、チャンバーが偏芯されたのは間違いありませんが、一時的の力の加わりのようです。



ただ、破損したノズルをチェックすると、ビックリします。
シーリングのOリングのはめ込み用だと思っていた部分にはOリングは挿入されておらず、グリス溜まりとしての溝のようでした。
もしかしたら、欠品していただけかもしれませんが、当店在庫品の3つは、入っておりませんでした。
そして、画像の通り、溝の削り込みによる肉厚の残りは、僅かしかありません。驚きました!

破損原因の半分は、パーツの個体差での強度不足だと思われますが、傷痕もしっかり付いていますので、この原因も探ります。



チャンバーの単体状態でもチェックしておきます。
画像の通り、削れカスが溜まっており、パーツ組みでの段差も影響しています。
ここはやすっておいてやります。



シリンダーヘッドのノズルを、延長・外径拡張・内径絞りを行いましたので、延長と外径及び偏芯をチェックします。
延長での突き当たりはしていませんでしたので、外径チェックします。
外径の差は0.1mmで、ノズル先端部等の角の処理等もしてあり、問題は無いレベルだったと思います。
圧入によるノズルの偏芯もありませんでした。



破損したノズルの内部も確認します。画像では解り難いですが、内部も傷が有るのが解ります。
交換する新品では、ノズルのタイトさを諦め、シーリング用のOリングを追加して、根元での気密取りのみで妥協する形を取ります。
溝部分は、在庫の中で一番浅いと思われる物を選んで使用しています。

ここまでの状況で、単純に考えると、

①シリンダーヘッドのノズルの外径を拡張したせいで余裕が無くなり、本体の僅かなガタの影響で、ノズルの作動抵抗(引っ掛かりや擦れ)が大きくなってしまった。
②大きくなった抵抗値に、ノズルの強度が足りなかった。

となる訳です。ですが、今までも交換して使用していたパーツですのが、直に破損してしまうような事はありませんでしたので、個体差がたまたま重なってしまったのだと思います。
ノズルのOリングに関しては、初めて見た時は付いていたと思いますので、欠品していただけだとは思いますが、メーカーサイトには明記されておりませんでしたので、不明です。

本体のガタもありますので、ここもガチガチに追加調整致します。
ここからが、多少の発見があります。



まず、チャンバー部分ですが、パーツをランナーから切り離したバリが残っており、マガジンに干渉してしまうようです。
ここを綺麗に処理します。
位置関係からマガジンとは非接触だと思っていたので、最初に処理をしていませんでした。
(マガジンでチャンバーが押し上げられての影響を懸念)



アッパーフレームと、ロアフレームの合わせを確認すると、フレームロックピンを差し込む側(右側)は、僅かに遊びがあります。



アッパーフレームの穴に、挿入の為のテーパーが付けられており、僅かに浮きが発生する状態でした。
ただ、ノズルの擦れ位置から考えると、チャンバーが下に押されている事になるので、フレームは押し上げた状態で固定できるようにします。



アルミのシムシートを上側に挿入して、調整です。



シリンダーヘッドのノズルも拡張した外径を、純正サイズに戻しておきます。
ぐらつきがでますが、ノズルの根元のシーリングで、気密は確保できます。

各部、補正を加えた状況で、作動チェックを行います。



空撃ち状況での作動チェックでは、問題ありません。ノズルに擦れ痕も、先端に僅かに付くだけです。

次は実射にてのチェックですが、ふと、気が付きました。

あれ? マガジンで、チャンバーを結構押している状況だったのね・・・!?
チャンバーのバリ部分を削りましたが、スタンダードな状態で、意外とテンションが掛かっています。

全部こんなだったかと思い、マガジンを比較。



416は、今までのマガジンと形状が異なっていますので、もしかしたらと思い、比較してみました・・・。

ほんの僅かですが、416のマガジンの方がキャッチの噛ませが固い状態です。
プレス成型の関係で、差がありました。



実射前に、グリスを塗布して試射を行いました。



上側が擦れていた状態はクリアされています。ノズルの上部のグリスは残っているので、最初の破損状況のような負荷は掛かっていません。

ですが、マガジンが挿入されている状況と、空撃ちの状況では、ノズルに対する負荷が違っています。



チャンバーへのテンションの違いからHOPの当たり具合も変わってしまいましたので、HOP量を再調整しました。
画像のような位置が目安となっております。

初速は実測1~2m/s下がった状況ですが、誤差範囲程度です。


バイポットの使用がある状況も考慮してのガタ補正を行っていますので、フレームピンの出し入れがきつくなっている状況です。

正直、それぞれの僅かな影響が重なっての、デリケートな個体としか言いようが無い状況でした。
これでノズルが破損してしまうようなら、ノズルはシーリングの無い純正品が、一番強度がありますので、そちらに戻すにが懸命です。

ただ、ゲーム中のマガジン部分への衝撃や、射撃時のマガジン部分を保持(持つ)状況は避ける必要がありますので、ご注意頂きたいと思います。
これは、ノーマルでも影響がでます。命中率やパワームラの原因になります。酷ければ同様に破損します。

2000発ほど試射を行い、ノズル部の擦れを確認致しましたので、これで大丈夫だと思います。

当方の予測の枠を越えていた、パーツの個体差と、本体の個体差が重なった症例でした。

クライアント様、大変ご迷惑をお掛け致しました。

(投稿時間は、1時間ほどズルをさせて頂きました)


     COMBAT DOLL 店主 中根

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2014年09月11日

マルイ 次世代 DEVGRUカスタム HK416D レンジアップ「山」

COMBAT DOLL の店主です。

 今回は次世代電動ガンです。

 ただ、こちらのチューニングもトラブルを発生させてしまった、落ち度ありの状況品です。
 リカバー分は次回のご紹介とさせて頂きます。

 クライアント様へは、大変ご迷惑をお掛け致しました。原因はハッキリしておりますので、改修ご早々に発送致します。

 ご覧頂く方は、どこが悪かったのかを推測して頂いて、次回を確認して頂ければと思います。

 本体は東京マルイ次世代電動ガン「DEVGRUカスタム HK416D」です。
 


 クライアント様のご要望は、
  ホームページにて、レンジアップ「山」のチューニングで、納期限定でした。本体の補強も希望されていました。
  使用BB弾は、0.25gが基準ですが、フィールドにより0.2gもあるという状況です。

 今回、トラブルにより、納期の部分がクリアできず、大変申し訳ありませんでした。

 チューニング内容は、以下の通りに行っております。

 レンジアップチューン



 インナーバレルとチャンバーを加工調整します。
 インナーバレルはノーマル品を使用しています。
 HOPパッキンは、張り出しをカットして使用し、テンショナーは加工パーツを取り付けてあります。
 HOPダイヤルの可動制限もおこなっていますので、ダイヤルは2/3回転までしか動かせません。



 フロントのガスブロックの固定が緩んでいましたので、取り付け直しです。
 少し、寸法の余裕が大きいので、アルミテープで追加補正してあります。



 付属していたハイダーの締め込み位置がズレていましたので、アルミのシムを使用して補正してあります。



 ストックチューブが、若干下がっているような状態でしたので、最終組上げで補正します。

 メカボックスを取り出し、内部チューニングになります。





 購入されてからの使用期間が短いので、ほぼ新品と言った状態なのですが、ピニオンギアの消耗が気なる状況でした。
 グリップ底板の調整が、少し甘い状態だったようです。



 真っ先に、レール部分等の磨きと、トリガースプリングの矯正をしておきます。



 上記画像のパーツが入れ替わります。

 スプリングガイド Laylax製 スムーザーガイド
 ノズル イーグル製 エアシールノズル
 スプリング Laylax製 MS90 次世代用
 シリンダー Laylax製 ステンDタイプ (ホール部分の仕上げ直しは必須)
 軸受け Laylax製 シンタードアロイ・メタル
 ギア Laylax製 次世代用 純正トルクタイプ (シム付属)
 モーター マルイHC30000モーター (FETは持ち込み付属品を移植)

 上記以外は、純正加工取り付けになります。



 ピストンヘッドは純正流用し、二次加速ロッドの取り付け用に加工します。
 リードバルブ用の穴は、1.5mmで4つ穴ですが、撮影の際のフラッシュでつぶれて見えない状況で申し訳ありません。



 シリンダーヘッドも、ロッド用の受け部分を拡張し、内径の絞込みついでに延長してあります。
 絞込みのインサートは、若干外径が広がるサイズにして、端面と段差を加工処理してあります。



 ロッドの合わせを確認をとり、ダンパー効果も確認して組み込める状態にします。
 機種のカテゴリーから、消音を目的としていませんので、二次圧縮の流速調整が優先になっています。



 亜鉛のウエイト部分の磨耗保護(スプリングの端面による)を軽減させる為に、純正品のガイドからワッシャーを外して、スプリングとの間にインサートします。
 画像にはありませんが、真鍮製のウエイトを追加して圧縮比をアップさせています。

 ピストンのラックギアは、一部カットされています。



 各パーツの下準備ができた所で組み込みです。シム調整は若干タイトにセッテイングしてあります。



 ストックチューブのネジ部分は、アルミテープの貼り付けで、外寸を誤魔化すと言った状況です。
 正直、気休めですが、あるとないとではかなり違ってきます。



 スリングアダプタープレートは、Laylax製の物に交換です。
 クライアント様より、バリケードシューティングでの左右のスイッチが容易になるよにとの選択です。
 耐久性の向上も含めてのアイテム変更です。

 組み上げて、HOPを確認し、目安の位置にマーキングをします。

 0.2gマルイバイオ弾にて最大95m/s以下  0.25gマルイバイオ弾にて最大85m/s以下 に初速設定されています。
 (但し、測定器の個体差や、BB弾のブランドやロットによるムラもありますのでご了承ください)
 ASGKの簡易弾速器(0.2gBB弾用)で、最終チェックを行っております。

 最終チェックを行い、パワーも作動も問題が無いと判断して発送させて頂いたのですが・・・

 クライアント様、トラブルを起こしてしまい、申し訳ありませんでした。
 投入予定のゲーム会に、間に合わなくなってしまった事を、深くお詫び致します。

 次回に、トラブルの原因・改修等をアップさせて頂きます。


     COMBAT DOLL 店主 中根

  奥山デイズにて定例会レギュレーション)  未定

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Posted by コンバットドール  at 23:21Comments(0)次世代DOLLカスタム

2014年08月03日

マルイ 次世代HK416D レンジアップ

COMBAT DOLL の店主です。

昨日は時間が取れず、ブログのアップができませんでした。

今回は久しぶりの国産ノーマルのチューニングです。



マルイ 次世代電動ガン HK416D のレンジアップチューンです。

最近の風潮で、重量弾を使った遠距離射撃のゲームに対応させたいとのお持ち込みでした。
効率良く、最低限のチューニングをとのご依頼です。

基本的に長掛けHOPをベースとしたレンジアップを、メカボックスの吐出バランスを取って調整します。

とりあえず、HK416Dが出るまでの次世代M4系との相違点を画像にて・・・







といった箇所が変わっています。
発売時にいろいろレポートされている部分ですが、当店では掲載した事がありませんでしたので、今回ついでに掲載させて頂きました。

さて、肝心のチューニング部分です。



レンジアップの効果を上げる、インナーバレル加工です。



HOP部分は別個シートによる長掛けHOPです。近距離(20m未満)なら0.2gでも対応でき、0.25~0.28gを基準とするセッティングです。



ピストンヘッドには、圧縮比を安定させ、二次加速を目的としたセッティングでロッドを取り付けます。
1.5mmのリードバルブの為の穴を4つ開けておきます。
取り付けの為に、ウエイト部分を加工する必要があります。



サイレントが目的ではありませんので、ロッドは短い状態で取り付けられています。



スプリングガイドですが、ノーマルの状況で、ネックがあります。
スプリングの巻き径(内径)とガイドのシャフト径が合っておらず、キツクはまり込む状態になっていて、スプリングのねじれに対するスラストワッシャの効果が薄くなってしまっています。
ガイド自体が回転できる構造ですので、動作的には問題が無い訳ですが、グリスが十分塗布されていないと、ガイド底面の樹脂が磨耗していきます。
スプリングの生産におけるロットのムラなのか、線径が変更されているのか、比較対象が手元になかったので、予想が付きません。

市販品のガイドシャフトの径でも若干の遊びがあるのですが、今回は持ち込みで、システマ製のV2のガイドがあり、Laylax製のスプリングとのシャフトとのサイズマッチが抜群だったので、そちらを加工して取り付けるように致しました。



まず、ピストン内部のウエイトの長さが、従来品より長くなっているので、シャフト部分が長過ぎて、突き当たってしまいます。
長い分(約5mm)をカットして、先端を成型し直します。

次世代電動ガンですので、固定用のピンの削り落しと、リコイルウエイトロッドを貫通させる為の穴を広げます。
元々、M5のネジが加工されていますので、貫通加工は簡単です。



加工したスプリングガイドの入り込みを確認します。
スプリングガイド側は、これで振れも抑えられ、効率良く作動してくれます。
ピストン内部の空間とスプリングの太さと遊びが大きいのですが、スプリングとピストンの間に、スペーサーを挿入して、面当たりを維持することで、多少マシにする程度です。センターガイドの良い物を見つけたい所ですね。
これは、ウエイト部分の窪みにスプリングがはまり込まないようにする為と、ピストンのウエイトバランス、スプリングのテンション増圧を目的としてインサートする物です。

インナーバレルがCQBサイズですので、若干の増圧でちょうど良くなります。



シリンダーはフルストロークの物に交換です。
これは、次世代M4系の長いノズル部分に対応したセッティングです。
デッドスペースとなるノズルの空間分の容積調整と言った状況です。

他は特に調整する所はありません。
クリーニングとグリスアップを行い、可動部の状況や軸受け等の状況も確認して、問題がありませんでしたので、純正品の状態で十分でしょう。

予算があれば、ギアや軸受けを交換しておけば、もっと安心でしょうが、破損してからの対処でも可能ですし、来店が苦にならないクライアント様でしたので、ご了承頂いております。



組み上げですが、次世代M4系の欠点である、フレームとストックパイプの取り付けネジの遊びをアルミテープを使って埋めておきます。
寸法が変更されているかと思っていたのですが、同じでしたね。
正直、気休め的な処置なのですが、やっていないよりは丈夫になりますので、効果は高いです。

やはり、マルイ製品は安定していて、チューニングは楽ですね。
純正箱出しで、そのまま遊べるクオリティーですので、今回のように、ゲーム状況に対応させてのチューニングでなければ、メンテナンスと修理で済んでしまうのが通常です。

久しぶりのクオリティーの高い製品をさわりましたが、このクオリティーの製品のバリエーションをもっと増やして頂ければなぁ~と思う今日この頃でした!?


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2014年06月02日

G36 次世代 カスタム品 メンテナンス修理

COMBAT DOLL の店主です。

先週末は時間が取れずに、ブログの更新ができませんでした。

今回は、以前カスタムした物の修理メンテナンスです。

最近アップした物とは別の、 「次世代 G36 C Li-Po 11.1V仕様」 昨年3/23にアップした個体です。

こちらは、1年ちょいでの修理ですが、仕様から行けば妥当な感じです。

状態としては、ピストンの消耗で、トルクに耐えられなくなった状況ですね。



画像がちょっと見難いと思いますが、ピストンのギア部分の中央が磨耗してしまっています。
細いイエローラインで山の具合を補足してみました。

セクターギアとの掛かり始めの部分の減りは少なく、中央部が圧縮変形の限界を超えて、削り取られてしまった状況ですので、ピストンの消耗でしかありません。
他パーツの損傷はありませんので、ピストンを消耗交換対応パーツとしてのセッティングでの結果です。

削れてしまったピストンの樹脂が散乱していますので、クリーニングを含めたオーバーホールでのメンテナンスになります。



この個体は、リコイルギミックをカットしてのセッティングだったのですが、今回の作業で、復帰させて欲しいと要望がありましたので若干の調整が必要でした。

①セクターギアの歯を2枚カットにしてあり、約5枚分のストロークしか動かないウエイトの40%がデットストロークになっています。
 リテンションのスプリングの前進スピードが足りなくなりますので、樹脂製の軸受けを使用して、ギア2枚分の増圧をします。

②ストロークが減っている分、リコイルがマイルドになってしまう部分を妥協して頂きます。

③11.1Vの電圧のままの使用では、ピストンへの衝撃による負荷が大きくなり、早めにピストンクラッシュしてしまいます。
 バッテリーを7.4Vでの使用を前提として頂き、サイクルのダウンを了承して頂きます。

飛距離や初速に影響が出難い部分ですので、クライアント様には納得頂きました。
セクターギアをカットしていない物に交換すれば、通常のリコイルに戻せるのですが、改めてギアの入れ替えをしてしまうと、高額になってしまいますので、了承して頂けたのだと思います。

基本、上記のみの作業で終了です。

おまけなのですが、こちらのG36も、M4用マガジンへの換装マガジンハウジングが取り付けられていました。
この前の記事にさせて頂いた物とは、別のメーカーの物ですが、ブランドを確認できておりません。仕上げが違いますので、ブランド違いは間違いありません。





こちらは、無加工取り付けできており、給弾も問題ありませんでした。ブランドでの品質の違いが顕著なパーツですね。
樹脂の成型品に関しては、日本製が安心なのですが、レジンキャスト品の多い国産製品でもありますので、加工のし易い素材であれば、海外製品の方がマシな場合も多いです。

金型を使用した成型品であれば、日本製が1番ですので、その辺を考慮して、選択購入が必要ですね。

今回もライトなネタになってしまいましたが、ご勘弁を!(苦笑)


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  奥山デイズにて定例会レギュレーション)6月 調整中

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2014年05月21日

次世代 G36 メンテナンス修理

COMBAT DOLL の店主です。

今回は、以前カスタムした 「次世代G36C」 の修理メンテナンスです。

修理部分はと言うと・・・



おそらく、これが諸悪の根源だったのではないかと思われます。

見た目で判断できない品質部分ですので、価格の分、妥協頂く部分になってしまうのが申し訳ない次第です・・・(涙)

軸が折れてしまう・・・日本製であれば、およそ信じられない破損です。単純に考えても、負荷がかかって折れる前に、亜鉛の軸受けのはまり込み部分に変形が出るはずなのですが、メカボックスと軸受けは問題ありません。

マルイ純正のセクターギアから抜き取り、シャフトの打ち直しで対応してあります。
かなりの力での圧入になりますのすので、叩き込むのは厳禁です。変形してしまいます!
ハンドプレス等の専用工具か、それに準じる物を使用します。当店では、バイスを使用する事が多いです。

軸そのものの品質ですね。ハズレを引いてしまったようで、申し訳ありません。

セクターギアの遊びで、トリガーに接触して、トリガーの動きが悪い状況でしたが、動いてしまう状態でした。
比較的、早めの対応のようでしたので、他への被害は・・・



ピストンだけです。ノーマルピストンだったのが幸いです。
純正ピストンが、欠品中の為、Laylax製品での修理となりました。

ギアの軸も強化されたはずなので、安心だと思われます。

ちょっと前に、軸折れの記事 がありましたが、あれは凄かったですね。

やはり、次世代タイプはリコイルウエイトを動かすのに、衝撃負担の大きなシステムですので、それに伴った精度のパーツが必要になりますね。マルイ製のギアでの軸折れは、スタンダードタイプでは一度も経験がありませんし、次世代機では2度経験がありますが、限定された期間に生産されていた物だけです。

今回の対応で、以後、軸が折れるような状況は無いと思います。スパーとセクターはそのままですが、セクターがしっかりしていれば大丈夫でしょう。

HOPは、以前行った状態より、若干変更してあります。



可動制限は同じですが、HOPのプレシャー部分をプラ棒を使って埋めておきました。
G36は、チャンバーの形状の関係で、長掛けHOPにする場合、テンション部分の前後長が短い為、短距離を確実に平らにするように追加調整致しました。HOPのかかりがシビアになっていますので、ご了承ください。



画像のように、マークを付けた部分が、1スパン分で、適正HOPとなってしまいます。可動制限も2スパンくらいしかありませんが、そこまで動かすと弾詰まり致しますので、ご注意ください。

それとおまけで、



M4系のマガジンが使用できるマガジンハウジング(メーカー不明)が使用されていたのですが、本体との寸法差があって、ボディを膨らませてしまいます。無理やり押し込めば、装着できるのですが、気にしなければ良いというレベルではないと思います。

チャンバーや、ダミーボルトの可動にも影響が出てしまう可能性がありますので、寸法調整の為、削っておきましょう。



こんな感じに・・・



装着もすんなり行けますので、これで大丈夫でしょう。

約半年で修理が必要になってしまった状況でしたが、軸折れと言う、特殊な破損状況でしたので、ご容赦頂ければと思います。

クライアント様、こんな状況でした。明日は、もう1本の方の詳細を、ご紹介させて頂きます。前後編の予定になります。


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  奥山デイズにて定例会レギュレーション)次回未定

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2014年05月13日

次世代M4 7.5インチ化

COMBAT DOLL の店主です。

飛び飛びで申し訳ありません。今週一杯で落ち着く予定です。

今回は、次世代M4ソーコム(スタンダードタイプ)のショートバレル化です。全体像は都合によりお見せできませんので、ご了承下さい。

アウターバレルに関しては、選択肢が少ないのが難点ですね。



今回は、DYTEC製の7.5インチバレルを使用しました。この商品は。次世代用・ガスブロ用・スタンダード電動ガン用とありますので、ウッカリすると間違えて購入してしまいそうですので、ご注意下さい。



実際の取り付けでは、若干の寸法の違いから、隙間ができてしまいますが、そのまま組んでも差し支えはありません。
今回は、ハンドガード部との位置関係がシビア(画像はありません)だったので、キッチリ付くように削り込んであります。



インナーバレル長は215mmになり、出口テーパーは深めに付けて、弾道の安定を図っています。
アウターバレルの内寸は、凄くタイトでしたので、ブレ止めの必要はありませんでした。



中身は、バレル長に合わせて、シリンダーを穴あきに交換して、ピストンヘッドに穴あけする程度にしてみた所、初速は83m/s前後(マルイ0.2gバイオ弾)でした。
クライアント様と相談して、90m/sに上げるべく、シリンダーをLaylaxステンシリンダーDに、スプリングは同じくLaylax次世代用MS90スプリングに交換となりました(こちらは、画像を撮り忘れています)。



スプリングガイドには、ダンパーを取り付けテンションアップをしてあります。
ついでなのですが、スリングアダプターも、ブランドによってスリングの位置が微妙に違っていました。取り付けるスリングに合わせての選択になりますね。



トリガースプリングを変形させておきます。以前修理した次世代M4が頭を過ぎりましたので、安全策としての対処になります。



レール部分を軽く研磨しておき、配線はFETを組み込む為に変更してあります。
新品からのチューニングでしたので、グリスはそのまま使用しています。シムの変更調整もしていません。



ただ・・・、フロント配線のモデルとなる為、配線の空間が非常にシビアです。配線の皮脂は厚めの方が安心できると思い、組み込んだものの、一回の分解で、アッパーフレーム内のエッジで皮脂が削り取られる始末・・・(涙)
フレーム内部部分の信号線を部分変更して、問題をクリアとなりました。

画像はありませんが、FETはIRF3713を1石で、ヒートシンク兼用のアルミベースに30kΩと100Ωの抵抗を配置し、20Aのガラス管ヒューズの組み合わせとなっています。外装との兼ね合いでお見せできませんが、基本的にG2010の時に製作したパターンにしてあります。


本体とは別ですが、次世代用のMAGPULLマガジンですが、僕は実物を見るのが初めてでした。





マガジンバンパーが、ロックパーツのはまり溝が合わなかったので、バンパー側の穴を削り込んで広げて取り付けになっています。


短くなると、重心が変わって、リコイルが強くなった感じがしますね。

遊んでみると、次世代電動ガンの雰囲気の良さがわかります。特に、ボルトストップのギミックは、リアル感が増して楽しいです。


次回の投稿は・・・ また、書けたら書きます!
次週からは、時間が取れる予定ですので、平常化するはずです・・・(苦笑)


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2014年04月13日

次世代 M4 スイッチ修理 なのですが・・・

COMBAT DOLL の店主です。

昨日は時間が取れなかったので、記事のアップができませんでした。すいません。

今回は、次世代電動ガンのM4の修理記事です。

クライアント様から、バッテリーをLi-Po化するアダプターに交換したら、動かなくなってしまったと言う事での修理依頼です。

持ち込まれた時に、すぐに端子のプラスマイナスを確認して、正常な接続状況での作動をさせようとしたのですが、完全に通電していません。

いつもの接触不良かと思っていたのですが・・・

開けてみたら、こんな状況でした(涙)・・・・・・



えっ!? 溶けてるっ!!

確かに、クライアント様より、配線が熱くなったので、慌てて外したと伺いましたが、ここまで酷くなっているとは予想外でした(涙)

  治せるかしら・・・(不安)



セレクタープレートの接点を圧着させる部分も見事にとろけていますし。接点の間に溶けた樹脂が流れ込んで固まり、接触不良(絶縁)状態になっています・・・
ここの接触不良での未作動が、意外と多いのですが、端子の減りもありませんので、ここは普通だったようです。

さらに分解して状況確認です。



スイッチ端子部分のスパークによる銅の粉末汚れが酷く、ここで相当の放電現象が起きた可能性もあります。端子の接触していた部分の高熱による融解(とろけ)が凄い状態です。
初期の新品の状態の場合、ここに塗布してるグリスがスラグになってしまい、絶縁されて未作動の状況もあります。
トリガーの引ききりが甘いと、痛み易い箇所でもあります。



端子に溶けて張り付いた樹脂の状況がものすごいです。半田ゴテでも当てたような溶け方をしています。



端子を外して、樹脂フレーム部分の細部を確認しますが、見事なくらい辛い状態です。
本来なら、新品に交換したいのですが、次世代用のスイッチアッセンブルのカスタムパーツもありませんし、メーカーサポートを受けるには、純正状態でなければいけません。スプリングとピストンヘッドを交換した状態の物ですので、パーツを別にオーダーするしかありませんが、何時手に入れられるか解りません。

選択肢としては、補修して使用するしかありませんが、不安が残る状況です。



取り合えず、端子はキレイにクリーニングし、樹脂部分は溶けて変形してしまった余剰分を削り落とします。それ以外には方法がありませんでした。



セレクターによる電気的なセーフティーカットの部分は諦めて直結にし、機械的なトリガーロックのみのセーフティとします。

あと、忘れてしまいそうだったので、モーターとストック部分の端子を確認したのですが、モーターは異常無しの状態で、ストック部分の端子台の樹脂はとろけていました・・・。



一応、補修後に動作確認をします。正常に通電し、カットオフのギミックも作動させられました。

ここで、原因を探らなくてはいけません。

 可能性①



ピストンの状況が悪く、最終のラックギアの減り方を見ると、ギアが乗り上げてロック状態になった可能性があります。
ギアロックの状況で、長時間10秒以上、トリガーを引きっぱなしにしてしまえば、このくらいの樹脂を溶かしてしまう熱量を発生させる可能性はあります。但し、分解の際の逆転防止ラッチを解除する状況ではギアロックされていない状態でした。
ただ、クライアント様のお話では、トリガー操作の無い状態で、バッテリーをつなげてからすぐに配線の発熱を確認したとのことですので、先述トリガー操作の状況にはしていないようです。

リコイルギミックを休眠させての使用状況だったのですが、ピストンヘッドを交換した状況で、セクターギアとの噛み合せ位置が狂っていた可能性があります。ただ、寸法を測っても、純正と同寸にはなっているのですが・・・ ピストンをLaylax製と交換して、スペーサーを入れて調整します。メカボックスでの作動確認も行いますので、改善された状態になります。

 可能性②



トリガーのリテンションスプリングがスイッチ端子に接触してしまっての漏電も、考えられなくは無いと言った推測もできます。
スイッチ部分でも、セレクタープレートの圧着させる部分の近辺の溶け方が一番酷いような気がしますので、そこに接触する可能性のある、トリガースプリングを疑ってみます。
トリガーの操作で、引っかかりの位置が変わりますので、ありえる状況です。ただ、リーク(漏電)した電気が流れて行く先があるはずなのですは、特に熱変形や変色している部分は確認できず、確証がありません。コードの皮膜の状況や、ストックまでのルートでの挟み込みも確認しましたが、該当しそうな場所はありませんでした。

 可能性③

Li-Poバッテリーの暴走も可能性としては考えられなくもありません。メーカーは伏せさせて頂きますが、ちょっと不安のあるメーカーの製品を使用してみた矢先だったそうなので、そちらも疑っておきます。
通常コネクターへ変換するアダプターの取り付けが悪かったにしても、スイッチ部分までショートの発熱が回って溶かしてしまうには、手前のストックに付いている端子部分の方が状況が酷くなるはずですので、接触抵抗の大きくなるスイッチ部分に負荷が集中したと考えると、バッテリーの暴走も捨てきれない可能性があります。

バッテリーもかなり劣化してしまっており、バランスは滅茶苦茶で、充電器やチェッカーでも不安定な数字になります。発火事故が起きる前に処分した方が良い状況になっています。樹脂が溶け出してしまうほどの負荷がかかった訳ですので、後か先かは不明です。
当店では、取り扱いを避けているブランドでしたので、ちょっと先入観も入ってしまっています。

 あとは、思い付きません。ヒューズレスになっているのが、仇になった故障の状況です。

 取り合えず、コードの発熱や、モーターの回転ムラも無い状態にできましたので、本体を組上げて完了します。



ストックパイプのネジ部分も、ガタが大きくなっていましたので、アルミテープを使って補強しておきます。

ちょっと、青ざめてしまう修理品の状況でした。

クライアント様、スイッチ部分に不安が残っていますので、もし、同じ症状が出てしまいましたら、本体の買い替えをお勧めいたします。
スイッチ部分のアッセンブルが入手できますようなら、スペアとして2セットの手配をしておいた方が安心です。
バッテリーも安心なメーカー(当店お勧めはOPTION No.1)の物で、ご使用頂きたいと思います。


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2013年12月14日

次世代 AKS 74U ライトチューン

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回はマルイ 次世代 AKS 74U のライトチューンです。

 全体写真を撮影し忘れてしまいました。クライアント様、ごめんなさい!

 クライアント様のご要望は、

  FETの取り付け・チャンバーパッキンの交換・オイルレスメタルへの変更・ベアリング付スプリングガイドへの変更とリコイルギミックのカットでした。
  すでに、スプリングとピストンヘッドは交換済みの個体でした。
  希望初速は92~94m/s 通常使用BB弾重量 0.2g というセッティング予定でした。

 今回は、クライアント様のご要望に答えられませんでした。

 まず、FETですが、レールハンドガードに換装されており、FETの収納スペースがむき出しに近い状態になってしまう為に、取り付けをお勧めしませんでした。
 半導体を使用した電気回路ですので、シーリングしての取り付けになってしまい、発熱の拡散が難しくなってしまうからです。
 次世代のような、突入電流の大きい仕様では、トラブルも発生しやすいので、当店への来店修理が難しい遠方のお客様ではリカバーの問題がありますので、遠慮させて頂いた次第です。代わりに「SBD」のみの取り付けでご了承頂きました。

 それでは、それぞれの詳細です。

 まずは、チャンバーパッキンの交換です。



 最終生産分になるのか、システマのチャンバーパッキンが入手できたので、そちらに交換です。
 長さが合いませんので、若干カットしています。



 インナーバレルに簡単なブレ止めとしてアルミテープを2週巻きつけますが、ハンドガードを固定するリングの止めネジが内部に突き出ていますので、インナーバレルの付け外しの際には、画像のネジを緩めて行う必要があります。

 オイルレスメタルへの交換です。



 従来タイプの電動ガンと比べると、軸受け用の穴が少し小さめになっています。システマ製のオイルレスメタルを使用していますので、圧入には「ボール盤」という名の「ハンドプレス」を使用して、確実に奥まで挿入しています。
 純正ギアと軸受けの軸穴がタイトになっていますので、あたりを取るために、慣らし作動をします。やってあるのとないのとではかなり違ってきます。この機種は、簡単にできる構造ですので、作業は楽でした。



 ピストンレール部分の磨きなど、基本的な部分を仕上げて組み付けです。
 勿論、シム調整もやり直してありますので、駆動音の変化をご確認下さい。
 スプリングガイドは、Laylax製品を交換使用しました。



 すでに組み込まれていたピストンヘッドとスプリングはLaylax製品でした。
 ピストンのギアも問題ありませんでしたし、各ギアも見た目には問題なかったです。

 リコイルギミックのカットです。



 ウエイト前方に、別途用意したスプリングを挟み込んで、ウエイトが後に下がりっぱなしの状態になるようにします。
 デッキロックのボタン部分には小さい方のスプリングだけ使用し、リテンションが効くようにします。
 また、元に戻せるように、スプリングは無くさないようにお願い致します。

 そして、「SBD」の取り付けです。



 スイッチ端子の状況は、画像のような状態で、すでに磨耗してしまっている部分があります。この接点の消耗を抑えるための回路になりますが、有効な手段のようです。他のお客様に教えて頂いた方法であり、「ガンジニア」さんを参考にさせて頂いております。
 グリップ内部に小さな空間がありますので、画像のような位置に取り付けました。配線はブラシ用のスプリングに半田付けにて接続してあります。半田を外さずに分解可能ですが、かなりコツがいりますので、モーターの交換が必要になった場合は素直に半田を溶かして分解して頂きたいと思います。

 作業は上記の通りです。
 画像にはありませんが、シリンダーグリスの敷き直しも行っていますので、ご安心下さい。

 ただ・・・ ご希望の初速をオーバーしてしまっており、マルイ製バイオ弾0.2gで、X3200での計測結果は97m/s平均でしたので、ギリギリラインになってしまいました。

 不都合がありましたら、ご連絡頂きたいと思います。

 クライアント様、今回のチューニングオーダー、ありがとうございました。
 ミリブロを活用しての詳細ご説明をさせて頂きました。

 また、なにかありましたら、宜しくお願い致します。


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2013年10月17日

レンジアップ「山」カスタム 次世代G36C

 COMBAT DOLL の店主です。

 今日はカスタム記事です。

 過去にもありましたが、仕様が異なるのと、クライアント様へのご説明も兼ねさせて頂きますので宜しくお願い致します。

 以前、セクターギアとピストンの破損を説明させて頂いた固体になります。

 基本的な分解等は割愛させて頂き、手を加えた所をご説明させて頂きます。

 まずは、作業順に・・・



 メカボックスを解体して各所研磨です。グリスが残り易いように、ある程度で抑えておきます。
 今回、珍しくタペットプレートの後端上面の部分のバリが大きく、こちらも研磨しました。



 そして、軸受けの交換ですが、システマ製の物を使用します。
 次世代のメカボックスは、軸穴が若干小さ目になっていますので、しっかり平行に圧入します。
 当店では、ボール盤と言う名のハンドプレスを使用してたりします・・・(苦笑)
 メカボックス左側のセクターギア用の軸受け部分は、突起もあり、ボックスレンチの頭などで、しっかり裏打ちしてから挿入しないと、変形や破損の元になりますので、お気をつけ下さい。



 組み付けて行くパーツの加工や交換部品の用意です。
 シリンダーヘッドは、内径を絞って流速を早くさせる為、真鍮パイプを加工して圧入します。この時、二次加速ロッドの受け側も、ストローク調整加工を行っています。
 ピストンは純正品ですが、ピストンヘッドはウエイトとストロークの調整が容易なLaylax製品を使用させて頂きました。二次加速ロッドを取り付けて、シリンダーヘッドとの合わせを確認しています。
 シリンダーもLaylax製品に交換します。二次加速ロッドの分、若干容積を増やします。ちなみに、インナーバレルは、純正品(247mm内径6.08mm)を加工して使用します。



 シリンダーですが、そのまま組んではいけません。排気ホール部分に、内部方向に逃げたバリが出ているのが普通ですので、細かいヤスリで、キレイに落としてやります。グリスも弱粘性の黄色の物を使用します。
 ステンシリンダー(Laylax製)にこの黄色のグリスは、非常に相性が良いです。逆に、初速の調整は慎重に行う必要があります。



 今回は、個体差も大きいと思い、予め2種類のスプリングパターンを用意して、結果の良い方を使用しました。
 (画像・左)



 ギアは、イーグルフォースから発売されている、強化ギアを使用します。
 個人的には値段の割りにはお買い得だと思いますが、以前のカスタムの様に11.1V等の高電圧バッテリーを使用したサイクルチューンのセクターカットが必要な場合にはお勧めしません。
 ピストンのギアとの噛み合せを重視したタイプのカスタムギアになります。トラブルがあった場合は、ピストンを消耗品として捉えるセッティング仕様です。ギアボックスの軸穴部分が壊れない様にの配慮です。
 シム調整は、なるべくブレをきらって調整しますが、持ち込み時の状況を考慮して、連射時の熱膨張も考えたセッティングにしてあります。



 スイッチ部分に通常の消耗が見られますが、左右の接点が同時に近い状態になるように調整して、消耗度を遅らせて偏減りを和らげます。
 一通り、準備ができましたので、内部パーツを、グリスアップと共に組み上げます。



 リコイルウエイトの部分ですが、若干遊びが大きい気がしましたので、アルミのシムシート(アルミ缶より切り出し)をストッパーレールで固定して、スペーサーを作り、ブレを抑えた上で、スムーズに作動してくれるようにグリスアップします。
 アルミ缶よりの切り出しの理由は、内側のコーティング部分を利用する為の素材選択です。
 スプリング部分にも、ジュラコン製のスペーサーを足して、リコイルウエイトの戻りのスピードを上げます。実質、後端に下がり切らなくなりますが、ピストンとの連動には問題ありません。これで、リコイル感も若干上がります。ブレを少なくした分、衝撃が上がっても、本体の全体的な振動は相殺されますので、命中精度への影響は変わりません。しっかり構えてあげれば、逆に、ブレ(内部に対する)は軽減されますね。



 機関部のセッティングを確認したところで、バレル側のチューニングです。
 基本的には、短めのインナーバレルなので、出口テーパーの追加加工と、入り口のバリ落し等の仕上げ加工をします。
 レンジアップシートを、ご希望の0.25~0.28gBB弾仕様のセッティングで選択セットして、HOPの出っ張りを落としたチャンバーパッキンを組み込んで行きます。勿論、バレル先端にはブレ止め処理をしてあります。
 ただ、今回はHOPの掛け過ぎによる破損をし難い様に、HOPダイヤルを最大に回しても、弾詰まりをし難いような状況にしつつ、可変幅が少なくなって、初速の変動が抑えれる分、適正HOP時の初速落ちを防ぐと言う、「美味しいとこ取り調整」の為に、ダイヤル内部に固めのゴムシートを挿入してあります。
 実質、半分くらいのストロークを殺してある状態です。

 スプリングレートとのバランスも取ってありますので、作動音は大人しい(普通)ですが、弾の伸びも良く、命中精度も向上されています。
 クライアント様、期待して頂いて結構です!! 純正状態、しかもトラブルの後ですから、違いが大きく感じられると思います(笑) お確かめくださいませ!



 あとは、性能とは別の部分ですが、ストックを交換するとの事で、後方配線に変更されています。

 バッテリースペックも伺ったうえでのセッティングです。サイクルは次世代の通常ギア比ですので、変化はあまりありませんが、動作音、発射音の変化で、ちょっと違った感じになっていると思います。

 遠方の為、小まめなメンテナンスはできないかも知れませんが、耐久性重視でチューニングしてありますので、純正品と同等のメンテナンス期間だと思って頂ければと思います。


 個体調整で、時間が掛かってしまった事を、お詫び申し上げます。

 それでは、クライアント様、宜しくお願い致します。カスタムオーダーありがとうございました。


   COMBAT DOLL 店主 中根

  11月17日 奥山デイズにて定例会レギュレーション)あり
  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
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2013年04月01日

リチューン レンジアップ

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回も次世代のリチューンですが、大手ショップカスタム品です。



 カスタムギア、カスタムピストン、カスタムピストンヘッド、カスタムスプリング、

 カスタムスプリングガイド、シリンダーヘッドカスタム加工、カスタムコンビネーション軸受け、

 バレルカスタム加工、チャンバーパッキンカスタム加工、カスタムプッシュゴム、等々・・・

 豪華仕様のカスタム品です。

 実際、ギアボックス関連は問題はありません。調整もしっかりされています。

 リチューンの理由としては、
  「弾道が重い弾(0.28g以上)じゃないと安定しない。軽い弾ではゲームに使えない」
 と言う部分です。

 なぜ、そうなのか? と言う部分ですが、下図にて説明します。



 図の様に、当店での方法では、専用材質のゴムシートを用いて、BB弾に直接あたる部分を増設します。
 個人様のカスタムでもいろいろな方法で試されていますが、材質が最も重要です。
 柔らかくて、食い付きが良い硬さが必要です。チャンバーパッキンに貼り付けてしまうと、接着剤の分で硬さや厚みが変わってしまいますので、はめ込みのみでちょうど良い厚みにする必要もあります。理想はインナーバレルの肉厚と同サイズなんですが、ピッタリの物はありません。バレルの内径でも左右されますが、BB弾の直径を基準に考えれば良いでしょう。

 マルイのノーマルなら、

 {外径(8.50㎜)-内径(6.08㎜)}÷2= 1.21㎜

となります。次にBB弾と内径の差を考慮すると、

 バレル内径(6.08㎜)-BB弾直径(5.95㎜)÷2= 0.065㎜

 1.21㎜+0.065㎜=1.275㎜

と計算され、BB弾の寸法公差を考えると、1.25㎜の肉厚がベストになります。

 実際には、この厚みの素材は見つけられなかったので、1.00㎜と1.50㎜を使い分けています。

 HOPの掛かり部分を、平行に近い形で上下させるので、掛かりに安定感が出せます。シリコンスプレーグリスの塗布量も、マルイの純正品のメンテナンスレベル(極少量を時々)で大丈夫ですが、重量弾を使う場合は、頻度を上げて下さい。摩擦抵抗が増える分だけ磨耗が激しくなってしまいますので、HOPが強くなったと感じたら、まめに、シリコンスプレーを吹き付けたBB弾を発射させてください。それで十分です。

 かたや、既存のタイプは最大限の空間と、摩擦の少ないゴム質の為、強めに押さえないと安定しない状態です。BB弾に当たる部分も肉薄な為、シリコンスプレーグリスが余分にまわっていないと、すぐに磨耗してHOPの掛かりが不安定になります。シリコンスプレーグリスが多めだと、BB弾やインナーバレルにもまわってしまい、HOPの回転も不安定な状態になり、弾道が安定しない原因にもなります。ルーズバレルが安定の効果が高いのは、この状況が理由になります。BB弾やバレル内に油や汚れが付着しても、空間が大きいので、エアロスはあっても回転ロスが少なくできるからです。

 こんな理由で、HOPチャンバーの調整を行っている訳です。基本0.25gでもきれいに飛ぶような調整です。
 0.2gでも30mくらいなら直進する調整も可能なので、狭いインドアフィールドで、0.2g限定の所でも使用できる銃に仕上げられます。

 あとは、パワーバランスとBB弾の使用重量域で、ゴムの厚みとエレベーションの調整幅を決定しますが、機種毎で違いがありますので、現物合わせになります。海外製は特にバラつきが大きいですね。



 インナーバレルのブレ止めも重要です。ピストンの重量を上げるので、打撃振動でインナーバレルの振れが大きくなれば、精度が落ちるだけです。



 二次加速兼エアブレーキロッドの装着で、精度と安定した初速に調整させます。
 今回は、組み込まれていたピストンヘッドが問題無く外せましたので、追加加工して再装着です。

 0.25gのBB弾で、ノンHOP(85m/s)と適正HOP(88m/s)の初速差は3m/sしかありませんので、美味しく使って頂けると思います。ちまたでの55mの射程は当然保証致します。
 この銃は、0.2gでの使用も考慮に入れた調整で、0.2gでの直線距離は30mが限界ですが、スライダー気味の弾道であれば、バラつきを考慮しても40mくらいで直径1mくらいの集弾性はあります。

 ただし、風さえ無ければですけど・・・(苦笑)

 オーダーの多い部分なので、ちょっと細かく説明させて頂きました。


 COMBAT DOLL 店主 中根

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Posted by コンバットドール  at 22:33Comments(0)次世代

2013年03月23日

次世代 G36 C Li-Po 11.1V仕様

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回は次世代電動ガンのG36Cです。



 ピストンクラッシュ状態での持ち込みでした。

 クライアント様の要望は、Li-Po 11.1V のバッテリーでも壊れないようにする事と、射程を伸ばすレンジアップカスタムです。リコイルギミックもカットして欲しいとの事でした。

 早速、分解です。



 従来型と違って、モナカのボディーを分解しないとメカボックスが出ないのが面倒なんですよね。

 1箇所、Eリングが跳んでしまっている所があったのですが、リコイルギミックのカットもしますので補修は最後にしておきます。



 中身を開けると、ピストンは見事な状態になっています。11.1Vの電圧でのドライブでは仕方ありませんね。100Vの電化製品に200Vの電源をつなげるようなものです。壊れて当然の結果です。

 対処としては、セクターカットで対応する形をとりますので、Laylax製のピストンとピストンヘッドを使用します。前回の記事でも書きましたが、ピストンヘッドは分解可能な状態に加工します。今回は二次加速ロッドも取り付けますので、その辺を兼ねた細工をしてありますので画像を参考にして下さい。



 二次加速ロッドの状態です。シリンダーヘッドも合わせて加工してあります。

 そしてセクターカットですが、Laylax製のギアが組み込まれていましたので、ギアを分解して、セクターギアを2枚落としてあります。



 次世代のギアなら2枚カットで十分ですね。
 スプリングは昔のLaylax製のグリーン(MS120)をカットした物が組まれていましたので、そのまま流用します。スプリングガイドはノーマルにダンパーを追加してあります。



 大体のセッティングが済みましたので、組み立てます。
 ここで、リコイルギミックのカットですが、元に戻せるように加工はしません。組み換えです。
 リコイルウエイトを後ろに下がった状態にはめ込みます。内蔵のスプリングの位置を変えます。
 そして、ダミーボルトに連結される部分を、組み付けずに本体に組み込みます。これで、チャージングハンドルは可動させてHOP調整ができる状態になります。

 機関部はこんな状況です。

 バレルとチャンバーは、レンジアップ仕様です。



 バレル長は363㎜にして、HOPは0.25g以上に合わせて調整してあります。
 サイレンサーを常時装着しているとの事で、この長さにしてあります。

 次世代のG36のチャンバーは、HOPテンションの調整の押しゴム部分が狭く作られていて、従来の「なまず」タイプの押しゴムは使用できません。バレルを加工してまでのロングレンジは使えません。
 当店の方式では影響はありませんので、集弾性も良く、レンジアップされています。

 初速も規定内をクリアしていますので、安心してご使用下さい。


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2013年02月27日

次世代M4 メンテナンス

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回は次世代M4のメンテナンスです。

 他店でのロングレンジチューンを0.2gBB弾でも使用できるように、再調整です。

 チャンバー部分はお見せできませんが、部材さえ揃えば簡単なチューニングです。
 固体毎の調整がありますので、基本概念はこちらでご確認をお願い致します。



 基本的にフルチューンのメカボックスです。
 軸受けは6㎜オイルレスメタルと7㎜ベアリングのコンビネーションで、ギアも国産のカスタムギアが組み込まれ、ピストンも変更されています。シリンダーとシリンダーヘッド、ノズルはノーマル品ですが、シリンダーヘッドは加工されています。
 ストックパイプも、固定ネジを増設することで、グラつきを解消されているので、強度も上がっていますね。加工ツールがあれば、ネジ部にアルミシムを巻き付けるより簡単で効率が良いと思います。若干センターがズレますが、問題無いレベルです。ただ、ネジが固着してしまうと厄介ですので、ネジロック剤などの接着剤の選定は慎重にお願いします。
 この固体は、ネジが外れなかったので、ドリルでネジ部を開け直しての分解となりました。



 パワーバランスと流速調整で、ピストンヘッドにロッドを追加。シルエットが出ていますので、形状はご想像でお楽しみ下さい。スプリングはLaylax製のMS90ver9 を使用しています。
 試験作動は、画像のようにギボシ端子をはめ込んで、専用バッテリー端子を使わずにやっていますが、通常使用バッテリーを用意して行うのが良いと思います。Ni-MHバッテリーの場合は劣化が早いので、動作不良の原因がバッテリー側にある事も珍しくありません。

 別件で、スイッチ部分のクリーニングも良く行うのですが、電気的に負荷の大きい機種ですので、その辺のメンテナンスも大事ですね。

 BB弾の重量でHOPのセッティングが変わり、パワーバランスを合わせるやり方をしていますが、オーバーパワーの負荷の大きいカスタムよりは、適正パワーの負荷を最小限に抑えたカスタムの方が、耐久性が上がるのは間違いありません。
 ただ、オーバーパワーが産み出す、強烈な衝撃と甲高い音を捨てがたいと思う方も多くいらっしゃいます。結局は好みになってくるのでしょうね。リスクさえ承知していれば、好みの状態で遊ぶのが楽しいと思います。

 カスタム済みの物でも、好みに応じて再チューニングが必要になる時もありますね。
 そんな時は、遠慮無くご相談下さいませ。


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2012年12月21日

マルイ 次世代M4CQB-R

 COMBAT DOLL の店主です。
   今日で45歳になってしまいました・・・。四捨五入すると50・・・。

 今回は次世代M4CQB-Rが持ち込まれたのですが、この機種の弱点とも言えるストックパイプの緩み・・・

 緩んだままで使っているとこうなります。



 フレームにクラック(ひび)が入ってしまっています(涙)

 ダミーのピンにたたいた跡もあるので、これの影響もあるかもしれませんが・・・
 (リアのピンはダミーですから、たたいて抜こうとしちゃ、ダメですよ!)

 変形もしているようで、アッパーフレームとの隙間もできています。

 余分な所を外して確認してみると・・・



 やはり、見事に曲がっています・・・。

 とりあえず、ストックパイプのネジにアルミシート(テープ)を貼り付けて、緩みを少なくして専用レンチで締め込み固定しましたが、ロアフレームの交換がお薦めですね。

 次世代M4は、やさしく使ってあげてくださいね。

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2012年09月08日

次世代M4 修理・メンテナンス

 COMBAT DOLL の店主です。

 今日はマルイの次世代電動ガンのM4シリーズです。修理メンテナンスになります。



 クライアント様から、「ゲーム中に、弾が出なくなってしまった。」との説明を受けました。

 多分ノズルが逝っちゃったなぁ、と思い、その場でフィールドストリッピングしてみると、



 案の定、画像の通りにノズルが分離していました。



 Laylax製のノズルに交換です。
 画像が見難いですが、右側の破損したノズルの根元から負荷の掛かった方向を推測します。
 ノズルに対して、斜めに力が掛かって割れてしまっています。銃を構える時に、マガジンを持っていたのだと思われます。マガジンを押し上げる形でチャンバーに力が掛かり、ノズルが圧迫されてしまい、チャンバー内に入り込んだノズルを引き戻す時の負荷に耐え切れず、パッキリと壊れてしまっています。



 中身は、全然問題ありませんでしたので、ピストンヘッドに穴あけ加工(リードバルブ方式)にするだけで、クリーニングとグリスアップのみです。



 また、ストックパイプの締め過ぎで、メカボックスが押されてしまい、上記画像の様に固定位置がズレてしまったりもします。次世代M4ユーザーの方は、お手持ちの銃を確認してみて下さい。傾いていた場合は、早めの対処をお薦め致します。
 ストックが緩み易いので、しっかり締め込もうとした時に起こしやすいトラブルですね。

 なぜ、ストックが緩み易いのかと言うと、フレームのメスネジと、ストックパイプのオスネジの遊びが大きいからです。



 上記画像の様に、ガタとして1mmくらいの遊びがあり、ねじ込んだ状態でも、かなりガタガタしています。ナットリングで押さえる訳ですが、ネジ山の掛かりが少なくなってしまうので、強く締め過ぎてしまうと、ネジ部の破損につながってしまいます。

 個人的な見解ですが、設計ミスや加工精度の甘さでは無く、意図的な寸法になっていると思われます。
 レシーバーの肉厚や強度を考えた時に、ストック基部をしっかり固定してしまうと、ストックに掛かるストレスの負担がレシーバーのダミーリアフレームロックピンの辺りに掛かってしまい、そこから「バッキリッ!」逝ってしまう可能性が高くなるように思えます。ストレスの分散としての、ネジの遊びになっているのではないかと考えています。

 でも、すぐ緩むのは好ましくないので、固定を強化します。
 ネジロック剤でガチガチにすると、分解できなくなる恐れがありますので、却下。ナットは固定できても、遊びの大きいネジは固定しきれなせん。
 シールテープを巻くと言うのも一般的に聞こえますが、あれは機密を取る為のものであって、素材が柔らかく、ガタの補正に使用する物ではありません。当然却下です。

 同系素材(アルミニュウム)で部材への負担を無くし、硬過ぎず柔らか過ぎずの物を選ぶと、アルミのシムシートになります。



 画像の様に、必要な部分に貼り付けます。厚みは0.1mmの物です。
 ただ、この方法、結構大変です。ネジの凹凸に合わせてしっかり貼り付けないと、組み込みの際に剥がれたり破れたりしてしまいます。しかも、後からナットリングやフレームエンドプレートは取り付けられないので、配線やパーツをはめ込んだ状態で、貼り付け加工をしなければなりません。

 今回、僕自身も付け忘れや取り付け方向の間違いで4回もやり直しました(涙)。
   M4だけに、「M4かい?」→「MOW 4KAI」→「もう、4回」やりました・・・。

 すいません・・・くだらなくて・・・。

 で、仕上げたパーツを組み上げて、修理メンテナンス終了です。

 余談になりますが、ピストンのクラッシュも良く聞くのですが、バッテリーやモーターでサイクルを上げてしまった場合は、確かにクラッシュし易くなります。
 リコイルウエイトの戻りが、ピストンの後退に間に合わず、カウンターパンチの状況でリコイルウエイトのロッドを押し下げる事になる訳です。
 次世代特有の、「ピストンの歯の真ん中部分」の歯がクラッシュしている事が多いのは、そう言った理由からなんです。メーカーで、バッテリーを純正品で使ってくれと言う理由の1つになっている訳ですね。

 こちらのクライアント様も、Ni-cd ミニセル 9.6V 500mA のバッテリーを使用されていますが、まだ許容範囲ですね。とりあえず、ピストンクラッシュの心配は少ない仕様です。

 構造が複雑になった分と、リコイルウエイトを動かす負荷が増えた分、メンテナンスをちゃんとしてやった方が良いアイテムです。みなさんも、お気を付けてご使用下さい。

 COMBAT DOLL 店主 中根

  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00 
  定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり  
  TEL 053-450-3308 FAX 同番
  メール info@combatdoll.jp
  ミリブロのメッセージからでも大丈夫です。

  追伸、定例会は9月は第3日曜日の16日になります!!






  


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