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Posted by ミリタリーブログ  at 

2015年03月25日

STAR FAL L1A1 レンジアップチューン

COMBAT DOLL の店主です。

今回は海外製の電動ガン STAR製 L1A1 です。



こちらも、数ヶ月前にお渡しさせて頂いたアイテムです。
クライアント様、解説記事が遅くなってしまいましたが、ご確認頂ければと思います。

いろいろ不具合がある事で、有名な機種ですが、実際にはどうにかなるのが普通です。

今回のご要望は、サイトが合わせられず、狙えないので修正したいと言う事と飛距離を延ばしたいと言うご希望です。
ご自身でも手を加えられていましたが、解決しきれなかったとの事でした。
運用がセミオートオンリーとのご確認をさせて頂き、チューニングを行う事になりましたが・・・



ハイダーが、真っ直ぐ取り付けできない状況になっていました・・・(涙)



原因は、ハイダーで、ネジが真っ直ぐ切られていません。バレル側はちゃんと加工されています。
ハイダーには、BB弾が当たっている痕(削れてる)がしっかりありますので、直進しない原因は明白です!?

削られて、変形したBB弾が、真っ直ぐ飛んでくれる訳がありません・・・

ネジのサイズもピッチも、一般的な規格品ではないので、ネジの切り直しもできません。
ガタガタになるだけですので、本来ならハイダーの交換となるのですが、別売りされていませんので対応は不可能です。

と、お断りする訳にはいきません。わざわざ、当店を選んで頂きましたので、最善を尽くします。

サイトに関しては、微調整しておけばスッキリするレベルでしたので、弾道の原因はやはり、ハイダーでしかありません。



リアサイトのスライド部分に、アルミシムを噛ませて、角度補正をしている状況です。

ハイダーをクリアしなければ、先に進めません。内径を削って薄くするのも一つの方法でしょうが、曲がったままのハイダーでは格好も悪く、実銃での悪意のあるニックネームである、「間抜け者の杖(Idiot stick)」を継承してしまいます・・・

さんざん悩んだ末に、思いついた苦肉の策がこれです。



ネジ自体の遊び(逃し)を有効に使う為に、バレル側のオスネジの長さを短くします。
こうする事で、若干の角度補正が可能になるので、斜めに傾いたシムを作って、インサートすれば、センターはズレてしまうものの、ほぼ真っ直ぐに見えます。
シムは、スプリングを削り込んで作りました。画像の3つは不合格品です。
位置関係が微妙ですので、外してしまうと位置出しが大変ですので、ご注意ください。
締め込む時にどうしても動いてしまうので、この作業の方が、内部チューニングより時間が掛かっています・・・(涙)



フロントサイトの取り付け部分も、内径部は偏芯してしまっていて、インナーバレルを短いセッテイングにする場合に不都合があり、アルミのシムシートでセンター出しを行っています。

基部は、大体あっていましたので、取り付けの締め込みをしっかりさせているだけです。

補修後は・・・



ここまでにできました。
よくよく見れば、若干左にオフセットされ、まだ僅かに曲がっていますが、実射にも問題無く、見た目も誤魔化せる範囲になりました。

仮に、代わりのハイダーが手に入ったとしても、ネジ加工がしっかりされている保障はありませんので、苦肉の策ではありますが、当店での加工ができる範囲の最善策となっています。

専用のヘリサートを作って、加工インサートも技術的には可能でしょうが、専門業者に依頼すると、ハイダーだけで数万円になってしまいますので、仕方がありません。これで妥協頂きました。

これで、チューニングに入れます・・・ 何とかできてホッとしました・・・ 調整期間の7割はここで消費されています(笑)

さて、インナーとチャンバーです。



内径6.10mm 長さ455mmのインナーバレルを使用されていましたので、0.25gセッテイングのレンジアップ仕様とさせて頂きました。
HOPテンション部分も、試射状況を元に調整させて頂いています。

交換使用されていたパッキンは、この銃のチャンバーとは相性が悪く、気密が取りきれない状態でしたので、システマ製に交換して加工使用しています。パッキンは、他の銃でご使用頂ければと思います。



チャンバーの位置補正もされていましたが、アウターバレルの調整もありましたので、若干の補正を掛けての再調整を行っています。
ノズルの動きと、気密保持に重要な部分です。
調整されているのを見て、丁寧な作業をされているクライアント様である事が解りますので、しっかりした性能を出さないと申し訳ないという、プレッシャーが圧し掛かります・・・(笑)
アウターの補正が完了しているので、心配はありません。実質、メカボックスの組み上がりと合わせて、補正調整を行っていますので、ご安心を!

ようやく、メカボックスの内部チューンですが、先にフレームとの組み合わせを調整します。





テイクダウンの機能が活かされているので、ロアフレームとアッパーフレームでのガタが大きいのがこの銃の欠点です。
このガタで、ノズルの閉鎖不良(作動不良とストローク不足)が発生しますので、補正を掛けます。
このガタを利用して、セレクターを本来動かせない位置まで回して、フルオートにする事ができるのがこの銃の裏レシピです。
セレクターを一部加工する事でも可能ですが、クライアント様は不要だということでしたので、セミオートオンリーにしてあります。

ロックラッチ部分を組上げてから締め込む方法でガタを解消できます。付属のスプリングとネジを交換すれば簡単です。

画像に注釈を入れ忘れていますが、配線を挟み込まないよう、コードの通し部分のスリットにステンのステーを貼り付けてあります。
(画像左)



メカボックスの取り付け位置は、テイクダウンの都合からか、チャンバーより若干逃げて、エアロスを発生していましたので、メカボックスのエンドが来る部分にラバーシートを貼り付けて、前方に押すようにしてやります。

これで、位置補正は完璧です。HOPの掛かりや、重量弾での大きな減速は発生しません。
安定した弾道と飛距離が出るようになっています。

さて、ギアボックスの内部チューンですが、すでに交換されている部品もありますので、そちらのパーツを優先にチューニングです。



シリンダーは内面の状態が良くなかったので、マルイ製のフルストローク品に交換です。

ピストンは、マルイ製が組まれていましたので問題無く、ピストンヘッドも流用します。
バレル長と内径から、二次加速ロッドの有用性が高いので、追加取り付けを行います。
ヘッドのOリングのみ、シリンダーと合っていませんでしたので交換しています。
スプリングレートが高い状況での組み込み設定のピストンヘッドのOリングは、若干小さめの物が取り付けられている事が多く、今回のチューニングでは、気密ロスが出てしまう状況でしたので、要交換という状況でした。



シリンダーヘッドに合わせて、ロッド長の確保できる専用ロッドの取り付けです。こちらは流用品からの自作です。
何がベースかは、お分かり頂ける方は、多趣味な方だとお見受け致します(笑)

ピストンヘッドも取り付け用のネジ穴加工のみです。



シリンダーヘッドとの、リードバルブ効果の確認と、ロッドのストローク調整を行って組上げます。



ピストンの重量は、31gになっています。圧縮比の安定のし易い状態です。

スイッチに関しまして、対応アンペア数が低かったので交換させて頂きました。



ギアは、高級品を使用されていますので、交換の必要はありません。
ハイスピードタイプのギア比の製品ですので、セミオートのレスポンスアップが目的だったのだと思います。
ですが、個人的にオートシムのテンション不足を嫌っていますので、シム調整は変更させて頂いています。



グリスアップは、Xabier製のイエローグリスを使用しています。
レール部分等の研磨も行い、メカボックス内部は、この程度になります。



スプリングは組まれていた物で、テンションカーラーにて増圧を掛けて調整しています。



モーターは、マルイ1000モーターに換装されていました。
セミオンリーの銃ですので、SBDをモーターに取り付けです。

ただ、このグリップは大きい割りに内部空間が狭く、小型のSBDしか装着できません。
性能面とセッテイング(ハイスピードギア・高トルク)を考慮して、安心できる 「バリカタ AK用」 を変則的な取り付け方法で装着しています。
プラス側は、ネジ止めですが、配線の挟み込みが恐いマイナス側は、端子の穴を拡張してブラシスプリングのシャフトに圧入してあります。
グリップ底板の内部形状と、グリップ内部の空間の少なさから、この方法が一番安全でした。

チューニングは以上でした。



最後に、試射確認後、0.25g時のHOP目安をマーキングさせて頂いて完了です。

クライアント様からの使用の感想を頂きましたが、弾道も納得頂けて、ゲーム投入時には、1ゲームにおけるキル数の自己最高記録が塗り替えられたとのお話を頂きました。
うれしいご報告を頂けて、感激です!
けど・・・ コレだけ長い銃を扱い切れるクライアント様は、只者じゃなさそうですね!(笑)
しかも、アイアンサイトだけで!?
視力に自信の無くなった僕には、追い付けそうにはありません・・・(涙)

クライアント様、予定以上に時間が掛かってしまったチューニングと、遅くなってしまった解説記事は、申し訳ありませんでした。
ご質問等、ございましたらご連絡頂ければと思います。


     COMBAT DOLL 店主 中根

  奥山デイズにて定例会レギュレーション)  次回未定

  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
  定休日 日曜日 年末年始  他 臨時休業あり

  TEL 053-450-3308 FAX 同番
  メール info@combatdoll.jp
  ミリブロのメッセージからでも大丈夫です 
  返信はHPのメールサーバーよりさせて頂きます

    


Posted by コンバットドール  at 20:00Comments(2)STAR

2013年05月11日

STAR製 Mod43 廉価版 メンテナンス

 COMBAT DOLL の店主です。

 昨日は、ブログを更新する時間が取れず、サボってしまいました。

 申し訳ありません。

 定例会詳細につきましては、明日現地を確認致しまして、ゲーム方法等アップしますので、宜しくお願い致します。



 さて、今回は STAR製のMod43の廉価版(プラボディ・ポリカメカボックス)仕様のメンテナンスです。

 安くて、軽くて使い易い分隊支援火器としては人気があるのですが、性能が追い付かない感の強いこの銃ですが、いたしかたなしと言ったところでしょう。



 インナーバレルもKM製品に交換してあるのですが、チャンバーでの気密ロスが大きく、メカボックスとチャンバーの合わせも微妙なので、高レートスプリングを使用して、パワー調整になってしまいます。
 負担を考えると、なるべく低レートにしたかったのですが、チャンバーパッキンを交換して、初速5m/sのアップにするのが限界でした。チャンバーのホールドと、メカボックスの位置関係などが、上手く決まりません。



 ポリカーボネイト製のメカボックスはシースルーで状態を確認するのは楽なのですが、強度的に不安が出ます。マルイ製品の純正品レベルのスプリングでドライブできれば、安心なのですが、それだと初速は60m/sくらいまで落ちてしまいます。既に組み込まれていたスプリングは150%相当の物のようですが、適正HOP(0.2gBB弾)で80m/sくらいでしかありませんが、これ以上高レートのスプリングは破損させるだけですので、使用は避けます。
 画像の通り、シリンダーヘッドの位置固定のダボが折られてしまっています。ブレーキ兼二次加速ロッドも考えたのですが、チャンバーのエアロスで高圧縮が無駄になるので、初速減の要因を嫌って、取り付けは止めにしました。

 メカボックスの負担を考えて、軸受けはベアリングに換装しました。シム調整もバッチリに致しましたので、ノイズはかなり減っています。



 ピストンはエンゼル製で、ヘッドはマルイ純正が使用されていましたが、ピストンのギアとセクターギアの噛み合わせ位置がズレていましたので、ワッシャーを挟んで調整です。真ん中のOリングはセンター調整用です。スプリングガイドも負担軽減で、ベアリング付きの物をネジを追加して交換です。

 チャンバーとメカボックスの位置合わせが完璧にできれば、もっと効率がよくなるのですが、この銃の造りでは、この辺が妥協ラインでした。

 耐久性を落としても良ければ、初速調整もやりますが、このくらいで折り合いを付けて頂ければと思います。

 クライアント様、こんな状況になりました。お確かめ下さいませ。


 COMBAT DOLL 店主 中根

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