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2014年04月17日

MG42 セクターカット チューニング

COMBAT DOLL の店主です。

本日はMG42の純正ギアのセクターカットによるサイクルアップチューニングの紹介になります。

悲喜交々の個体でしたので、画像がたくさんあります。



まずは、メカボックスとチャンバーの外観チェックですが、メカボックスには合わせの隙間が大きな個体でした。
そのまま使う方には  ですが、メンテナンスやチューニングをされる方には  です。

チャンバーも変形もなく、良い状態ですので  です。



グリップ部分を固定するピンは、異常に固く、少し傾く状態でした。これは  ですね。

ノズルは、若干、整形が必要な程度でしたので、そのまま使用される方は  であり、弄る方は  レベルです。



タペットプレートは純正品でも  の状態だったのですが、昨日の記事の通り、破損してしまってます。

シリンダーに干渉していますが、みな同じレベルですので  になります。



隙間の開いたメカボックスのアッパーを  にしたのは、画像の通り、リブの変形や破損が無かったからです。
隙間が開くと言う事は、無理やり押し込まれた状況ではなく、仕方なく緩めてから挿入して、ネジを締め込んでいる筈だからです。

ノズルも画像では、ほとんど解らないレベルでの整形ですので、良い方だったと思います。



相変わらずオーバーサイズのドラム部分は、みな同じですので  ですね。絶対に加工が必要です。
スプリングガイドも締め込み過ぎで、若干曲がっています。 レベルとしては  ですね。



当店では月並みな。ドラムの寸法調整と、スプリングガイドの入れ替えです。
スプリングガイドは、Laylax製のV3を加工して取り付けます。今回はワッシャーを足して、段差をクリアしています。



シリンダーヘッドはクリーニングのみでそのまま使用し、グリスアップしてノズルを取り付けます。
シリンダーはLaylax製のステンシリンダーCを使用します。グリスアップは、Xabier製の物です。



シリンダーは、純正品とはサイズが2mmくらい長くなっていますので、余分をカットします。現物合わせでの調整になりますが、穴あきの後端部分をカットします。今、思えば前側をカットしても良かったかな?と思います。低初速での調整でしたので、400mmのインナーバレルでも十分だったような気がします。



ピストンはセクターカットに対応する為、Laylax製のハードピストンを使用し。ピストンヘッドも同社ハイサイクル用の物にしてあります。
ウエイト調整用のブロックを追加して、圧縮比の安定と、スプリングテンションの増圧に貢献する調整です。



各パーツを揃え、メカボックス内のクリーニングと研磨、グリスアップを行い、アッパーを組上げます。

ここで、トラブル1として、不備が発覚です。



ピストンの横幅が大きく、レール噛み合せのガイドリブの部分が締め付けられて、ピストンが動かなくなりました。
仕方なく、両サイド0.5mmずつ、削り込んで使える様にします。正直、キレイに削るのは手間がかかかります。
気が付かずに組上げて作動させてしまうと、ピストンクラッシュをさせてしまう恐れのある状況です。確認する癖が付いていて助かりました。

タペットプレートはやってしまいましたが・・・(汗) マルイ製のM16用に交換されています。



次はグリップ部分のギア周りです。マガジンの動作不良も伺っていましたので、スイッチ部分から確認します。

本体のスイッチが先に接触して作動を始め、マガジンの給弾スイッチは、引き切った状況でやっと作動する状態でした。これは  ですね。



画像のように、2mmの皿ビスを埋め込んで、給弾と作動が同時か、給弾が僅かに先に作動するストロークにします。今回はほぼ同時にしてあります。ネジの締め具合での調整が可能になりますので、これで  になりました。

配線の挟み込みも無く  です。



ただ、ギアを外してみたら、軸受けのフランジが割れている物が3つありました。穴位置とフランジ部分がズレている為におきてしまった  になります。軸間の距離も若干バラついてしまっているようで、多少ギアノイズも気になります。



フランジの割れてしまった軸受けは、2個は諦めて、1個は使用します。手持ちに薄いタイプの物が無かったのもありますが、1個はそのまま使用しても問題なさそうだったので、そうさせて頂きました。
国産の既成サイズの軸受けは、厚みも有り、ベベルギアの部分でしか使用できませんので、2個は交換します。



セクターギアは、最終的には5枚カットになります。配線類もスリングスイベルの取り付けを考慮して、上段の溝にまとめます。



モーターは、マルイのHC30000のシャフトをカットして使用します。モーターでの位置調整機能がありませんので、厚みが増えてシムの調整幅が狭くなったベベルギアとピニオンギアの噛み合せ調整を、ピニオンギアの差し込み位置でも調整します。

2次ロットの個体では、シム調整をしても静かになる割合が低い状況の物しか見ていません。グリップ部分のケースは  と言った感じです。

ギアグリスにはXabier製を使用しました。

そして、チャンバーとバレル関係です。



チャンバーブロックの仕上げも良く、パッキンもワックスのような匂いはしていませんでした。ただ、純正品のパッキンは固めのせいか、HOPのせり出しが、システマ製の物と比べると少なくなります。HOP調整の可能なBB弾の重量としては、0.25gまでが上限だと思います。パッキンに関しては  ですね。



インナーバレルは400mmにして、出口のテーパー加工をしてあります。曲がりも無く、内面研磨もソコソコの良い状態でした。これは  です。アルミテープを使って、ブレ止めとしてあります。

昨日も解説致しましたが、



この状態なら、システマ製のパッキンでも大丈夫だったのですが、本体に組み込むと初速20m/s前後のダウンになり、純正パッキンで調整をし直し、フチの長さの分、多少のズレはカバーできるので、本体に組み込んでも変わらずの状態にできます。

あとちょっとなのでしょうが、あまり板金作業として叩いていると、取り返しの付かないことになりそうでしたので、純正パッキンを使用した状態の完璧で妥協させて頂きました。



ちなみに、純正付属スプリングで、セクターカットを5枚になっているのにも関わらず、98m/sギリギリの初速が出るようになっています。
スプリングガイドにはめ込んだダンパーと、ウエイト調整と気密バランスで、ここまでになっています。最初がコッキングハンドガン並みにしかパワーが出せなかったのが信じられません、ギャップが大き過ぎました。

歪みが酷かったものの、結果から考えれば、最終トータルで  の本体だったようです。

スプリングの交換も、本体の分解をしなくてもできますので、フィールドレギュレーションに合わせて、使い分けて頂ければと思います。

最終スペックとして、0.2g時85~88m/s(基準サイズによる変動)で、サイクルは秒間約20発と、実銃くらいのサイクルになっています。

クライアント様の運が良かったのか悪かったのか、なんとも判断はできませんが、最終的な結果としては  だったと思います。まさに悲喜交々の状況でした。

セクター5枚カットで、これだけ低負荷でまとめられたのは、珍しいと思います。

この辺が、中華銃の怖いところでもあり、面白いところでもありますね。

クライアント様 お待たせ致しました、性能の違いを堪能してくださいませ!


     COMBAT DOLL 店主 中根

  奥山デイズにて定例会レギュレーション)次回 5月下旬見込み
  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
  定休日 日曜日 年末年始  他 臨時休業あり
  TEL 053-450-3308 FAX 同番
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2014年04月16日

MG42 補正作業 (個体差有り)

COMBAT DOLL の店主です。

昨日は、記事を書く時間が無く、予告の通りにできませんでした。申し訳ありません。

それと言うのも・・・ 今回のMG42は、「機関銃」では無く、「利かん棒」でした(涙)

この銃もハズレ個体が存在するのですね。先のチューニングした2本は、そんな状況も無く、マルイ製ハイサイの中身を移植して、同等のスペックでしたし、修理品だった1本も、特に怪しい状況は無く、システマ製のパッキンへの交換で問題ありませんでした。

初期状態でも、初速は70m/s代で上下幅も有り安定せずだったので、試射もほどほどにして分解確認をしていきました。

メカボックスの基本スペックが解らなかったので、内部作業(バレル、メカボックスのカスタマイズ)をして、状況を判断していきます。

カスタマイズの詳細は、後日に改めさせて頂きます。何しろ画像の枚数が多くなってしまったので、分割した記事になります。



内部系を上の画像まで組上げ、この状態で、初速90m/sくらいに仕上げます。給弾は手で1発ずつ入れて初速計測しています。

パッと見、ルガーや南部に見えてしまいますね。



この時点では、システマ製のパッキンに交換して、セクターギアは4枚カット、スプリングはオリジナル品です。

本体に組み込んで、初速を測ってみると70m/s弱で、コッキングハンドガンと同じようなレベルに・・・(涙)

部分的に補正の為ネジ穴の拡張や、膨らんで位置ズレしてる部分をちょっと補正して、メカボックスのはまりが楽になる程度に調整して再度試射・・・

そうこうしている内に、弾が発射されなくなる始末・・・ ノズルが動かなくなってしまったのですが、下がりっぱなしに・・・?


(トラブル2となっていますが、1は次回にご紹介します)

タペットプレートのすごい所が折れてます・・・

どうやら、メカボックスが横斜めに付いてしまっていて、タペットにも力が加わり、メカボックス内の仕切りの段差で引っかかってしまっていたようです。ノズルも気になる所があって、補正はしてあったのですが、、こんな所が折れるのは、初めて見ました。

改めて、フレームの変形というか歪みを確認してみると・・・



オー! マイガッ!? えらい歪みだったんですわ! これが!!

グリップのピンが、えらく固かったので、一部の穴位置の補正はしていたのですが、それ所ではございません。

インナーバレルを後退させて、フレーム後部での左右の空間を比較してみるとこの通りでした。

下側の画像は、とりあえず左右の歪みを補正した状態です。上下はこの後になります。

板金屋さんのように、ちょっとずつ叩いたり曲げたりと言った感じに矯正していきます。



力技で、反り直しが必要だった、バレル基部部分。思っていたより柔らかくて、簡単に曲がってしまいます。バイポットの重みでも、少しずつ変形してしまいそうな不安感がありました。バイポットで立てた状態で、上から体重をかけて押さえたりすると、確実に変形してしまいます。



ネジの通る穴の拡張や、締め込み位置の調整が必要だった、グリップ固定用のリブ。高さや角度の調整での本体の板金作業も行い、メカボックスの並行が出るように調整しました。スペーサーにはM6用のワッシャーを挟んであります。



メカボックス固定用のネジ穴位置の補正ももちろん、左右位置の調整の為に1.5mmのABS板を挟み込んで、締め付けによるたわみも極力無くします。

いろいろ、微調整を繰り返しながら、煮つめた結果、完璧までにはできませんでした。最大80m/sまでしか行かず、これ以上の調整を断念しました。素体で90m/sでていたので、10m/s分エアロスが発生してしまっている計算です。HOPを切ると、もう少し下がってしまいます。

システマ製のパッキンは、純正品よりフチが短くなっている為に、傾きがあるとエアロスする隙間ができてしまいます。
品質的に不安もあるのですが、純正品のフチの長い物に戻してみた所、98m/sギリギリになってしまいました。20m/s近くも初速が上がります。典型的な閉鎖不良の状況が発生していた訳です。数字も安定しておりますが、何かの拍子に超えてしまってはいけません。

クライアント様も85m/sを希望されていましたので、サイクルを優先した初速の再調整の為にセクターギアをもう一枚カットします。全部で5枚カットです。サイクルは毎秒約20発(Li-Po7.4V2200mA25C)になっています。
初速は90m/s弱で安定しました。本体の剛性を考えると、落ちる事はあっても、上がってしまう心配は無いと思います。
BB弾のブランドの違いや、測定器の個体差もあると思いますが、当店測定器の誤差読みも含めて90±2m/sの範囲が実測値になると思います。ご希望の85m/sより若干高くなっておりますが、しばらくして矯正された分が戻される可能性があり、初速が落ちる可能性が高い為、若干上げてあるのと、サイクルが早くなっている関係上、スプリングの前進スピードを落としたくない部分もありますので、現状は、このセッティングとさせて頂いております。


それと、マガジンの接続状況ですが、以下のようになっています。



マガジンを本体に取り付けてから、先にコネクターを接続します。本体側は画像左側のように、コイルを1巻き分引っ掛ける状態にし、コネクターの接続方向は画像右側のようにします。



アダプターを、ルートスプリングにはめ込みます。奥までしっかりとはめ込んでください。はめ込みが浅いと、段差部分でBB弾が引っかかって給弾不良を起こす可能性がありますのでご注意ください。皮脂チューブがはまり込んでしっかり固定ができますので、簡単には外れないと思います。

本体にはめ込む際には、給弾ルートの部分で、コネクターを押し退けるようにはめてもらうとスムースにはめ込めます。(画像右側)



フィードカバー(フタ)を閉じる前に、コードがアダプターの溝にはまっている事を確認してから、閉じてください。アダプターにはガタ防止用のラバーシートが貼り付けてありますので、フィードカバーを閉じた際には、アダプターがフィードトレーとピッタリ付きますので、浮いている場合は、ルートにはめ込んだチューブの変形や、コードの位置ズレをしているかもしれませんので、確認してください。

本体のサイクルとマガジンの給弾ペースは問題無く、途切れたり(給弾不足)、スプリングパイプが外れてしまったり(給弾過多)することはありませんでした。ただ、残弾が少なくなると、マガジン内の給弾用のカムに弾かれてしまうようになり、給弾不良がでますので、満タンから2000発くらいまでは安心して連続発射できる状態です。

長過ぎるバレルをカットした分、集弾性も向上しておりますので、お手元に届いた際にご確認ください。

次回は、内部のチューニングの予定です。明日のアップに間に合わないかもしれませんが、ご容赦くださいませ。


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2014年04月14日

MG42 マガジンメンテナンス (個体差有り)

COMBAT DOLL の店主です。

今回は、チューニングやカスタムと言うより、メンテナンスの部類になります。

MG42のサイクルアップのチューニング依頼の付属アイテムです。本体カスタム記事は、明日のアップの予定です。

ドラムマガジンが3つです。本体が純正のままでは、給弾過多でトラブルが出てしまうとの事でのカスタムですが、マガジンにも不安要素がありますので、メンテ調整を致します。



1つは異音(画像左)、1つは取り付け不備(画像中央)、1つは良さそう(画像右)になります。

取り付けの気になる物から始めますが、画像等での説明の関係で、順不同の解説になります。



見ての通りで、正常な物に比べて隙間が大きく開いてしまっています。異音はありませんが、給弾不良が出る可能性があります。



分解に当たって、取り出しができるように、コネクターを外します。



給弾ギミックをベースプレートから取り外しますが、3個の内、2個はミリネジ、1個はタッピングビスで固定されていました。

隙間の開いていた物はミリネジでしたが、受けの部分がネジが食わずに、押し出されていた状態でした。



パーツに割れや歪みが無いか確認します。スプリングパイプは、はまり込んでいるだけです。



この部分ですが、ネジの締め込み具合でケースのタワミの影響が出てしまい、異音が発生します。締め過ぎも危険ですが、緩過ぎても良くないです。画像の物は異音が出ていた個体の物です。

作動確認しながら、一番良さそうな締め具合にする必要があります。



ギアボックスを開けて、内部をチェックします。

モーターもギアも小さな物を使用しています。添えてある6mmBB弾のサイズと比較してもらうと小ささが良くわかります。
空転用のラッチが無い構造ですので、給弾に負荷がかかってしまうと、モーターの焼き付きや、ギアの破損の可能性が高くなってしまうのが伺えます。

メンテナンスをして、スムーズな動きになってるのは良いのですが、純正状態の本体を使用する際は、適当にトリガーを引く時間を加減して、撃ち過ぎないようにする注意が必要になりますね。



給弾パイプのはめ込み用の補強部分の厚みで、たわませた状態での取り付けになるのを嫌って、ネジを長い物と交換して、間にスペーサー代わりのナットを挟みこんで固定するようにしました。

タッピングビスだった物は、ミリネジが使えるように、タップがけをします。もし、緩くなってしまったら最後にナットで押さえますが、この3つの個体は問題なかったので、本体のネジ山のみで固定されています。締め過ぎになる嫌いもあったので、画像の通りになっています。



ケースに戻すのですが、微妙な位置調整をやりたいのが本音なのですが、画像のダボホゾが邪魔をしてできませんでした。



給弾口部分の隙間を減らしたいのですが、固定ネジもケースと現物合わせになっていて、3つとも角度が違っています。穴位置も微妙に違います。3個で入れ替えもしてみたのですが、1つが位置ズレが酷くて、固定できなくなったので、元の鞘に戻して、組上げています。



マガジンドライブ用のコードはこのような状態にしてあります。本体の内部に隠れる位置に変更して、引っ掛けて断線させてしまうリスクを減らします。まあ、見た目を良くしたいのが本音なのですが・・・(笑)



スプリングパイプにチューブがはまっているのが、1つだけでしたので、それぞれに取り付けておきます。
アダプターに対してのはめ込みがちゃんとできるように位置とサイズに気をつけます。元々の付属の物が、チューブ部分が入りきらずにスカスカの状態でした。
アダプター内で段差ができてしまうと、給弾不良になりますので、奥までしっかりはめ込めるようにします。



アダプターも、交換したチューブに合わせて、若干のサイズ調整を行い、マガジン用のコードのルートも加工します。
ルートスプリングをはめ込んで、ぶら下げられるのが最低限の硬さですが、軽く引っ張っても取れないくらいにします。

本体への給弾部分に、マガジンから外したチューブをはめてあります。この本体は、このチューブのはめ込みがちょうど良くガタが失くせましたので、ラッキーでした。チューブの厚みの個体差もあると思いますので、すべての個体に対応しないと思います。

クライアント様のお話では、給弾せずにパイプが外れてしまう状況も多かったそうなので、それぞれの保持を確実な状態にしておきます。



1つだけ、コードをカットしてしまった物がありましたので、半田にて再接続してあります。単線ごとに皮脂チューブを使用してありますので、漏電の心配は無い状態です。



3つとも、メンテ調整と補修をして、マガジンとアダプターは完了した状態です。


このMG42のマガジンは、ゼンマイも空転ラッチも無い、強制給弾ギミックになっていますので、本体とのサイクルバランスが取れないと、給弾過多によるマガジンの破損が危惧される物になっています。

お手持ちのユーザー様は、トリガーの引き時間(連射時間)の加減をして使用するか、マガジンスペックに合わせたサイクルへのカスタムをするかで、対処が必要なアイテムとなっていますので、ご使用の際は、ご注意くださいませ。

次回は、本体のチューニングです。純正ギアでのセクターカットにてのカスタマイズになります。


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2014年03月14日

MG42 初期ロット(恐らく・・・)

COMBAT DOLL の店主です。

昨日と一昨日は時間が取れず、記事を書けませんでした。申し訳ありません。
昨日深夜書き上げた物を、予約投稿にしてあります。

今日もくどい感じはするのですが、MG42の記事になります。

ただ、生産ロットが異なるようで、メカボックスの内部仕上げが全然違っていました。



アッパーの内部も塗装されていて、仕上げの良い状態です。塗装前に下地処理が行われているのではないかと思います。



リブの部分も変形が見られません。かと言って、ガイドは抜けないのは同じなのですが・・・

計ってみると、ボックス側 内径21.8mm ガイドブロック 外径22.0mm で、前回の物と比較しても塗膜が薄いのがわかります。



マルイハイサイクルクルツの中身を移植するのですが、バレル長を380mmにしますので、シリンダーはM4系の穴あきに交換します。

ただ、今回気が付いたのですが、シリンダーの長さが2mm短いので、カットが必要です。2mmのカットは難しいので、ボール盤を使って削りこみました。



シリンダーヘッドのノズル部分も、先端の面取り加工がされていたりと、少しずつ仕上げが違っています。

ピストンヘッドは、1.5mmの穴を4つ開けて使用します。(右の画像は、シリンダーの加工前で、この時に気が付きました)



スプリングガイドは、システマ製の旧型の物を使用しています。最初の物はLaylax製のV3を使用したのですが、システマ製のガイドピンのタイプなら、段差を無加工でいけるので、こちらを使用しています。

ドラム部分の削り込みは、現物合わせで削り込んでいます。



短く加工したシリンダーは、ピストンのギア部分の見える範囲(①)が多くなっています。

②部分が、タペットプレートの接触して、擦れ跡がつきますので、ここのグリスアップも忘れずに行います。



ギアブロック(グリップ内部)も塗装の具合が違っています。スイッチの一部パーツの素材も違っていますね。

マルイのHC30000モーターのロングシャフトの物をカットして取り付けですが、このギアボックスは、モーターの前後の遊びが僅かにあります。
スプリングを入れて、モーターの固定を行います。逆転防止ラッチやモーターの固定スプリングが跳ね上がってしまい、手が離せなかったので、オープンの状態の画像が撮影できていませんので、ご了承ください。



セクターチップは移植して使用します。ギアボックスを閉じて、アッセンブルの完成です。

この個体で、唯一残念だったチャンバーブロックです。



上から、押し潰されたように変形していました(画像左)。 矯正できる範囲だったので良かったのですが、レバーは凹みの部分までしか動かせず。0.25gでのHOPは調整できない状況でした。

亜鉛製品ですので、矯正の際は割ってしまわないように注意します。



380mmにカットしたインナーバレルは、先端テーパー加工を行い、ブレ止めのアルミテープを巻いて仕上げです。



今回、交換したパーツ群です。カットしたバレルを本体にあてがってみると、これだけ短くなったのがわかります。

サイクルも初速も問題ありません。給弾も追い付きます。

0.2gにて、初速85m/s前後 サイクルは毎秒25発と言ったところです。

最初にチューニングした固体は、バレル長を450mmにしたのですが、アウターバレル内部の空間の違いで、発射音が若干違っています。
初速もこちらの方が僅かに速いので、シリンダー容量とバレル長のバランスは、こちらの方が良さそうな感じですね。

比較用過去記事です。
 電動 MG42 ハイサイクル化 その1 分解
 電動 MG42 ハイサイクル化 その2 アッパー
 電動 MG42 ハイサイクル化 ギアボックス(グリップ)

 S&T MG42 メンテナンス

3本だけですが、結構な個体差がありますね。入手先もバラバラですので、当たりハズレは時の運だと思います。


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2014年03月11日

S&T MG42 メンテナンス

COMBAT DOLL の店主です。

今回は、MG42の初期メンテナンスです。以前カスタムした個体とは別の物です。



持ち込み理由は、HOPが上手くかからないのと、給弾ブロックの修理です。



まずは、グリップ部分の分離です。バッテリーをつなげて、外れる位置で止まってくれるまで、根気良くがんばりましょう。



分離ができたら、アッパー側から作業開始です。



中身を開けて、仕切り部分をチェック。 左側はまあまあ良さそうですね。



右側は残念な状態でした。 一部折れてしまっています。
破片がギアの方へ落ちてしまう場所でなくて幸いです。他は比較的良い状態ですので使用には問題無さそうです。



今回は寸法を測ってみました。メカボックス側 21.8mm の穴に、スプリングガイドブロックは 22.2mm の外径です。
入る訳が無い状態ですね。ネジを緩めておいてインサートして、ロックがかかってから締め込んでいるのでしょう・・・。



シリンダーは問題無しで、タペットプレートはバリ取りします。ボックスの内側は悪くは無かったです。

ピストンヘッドは穴あきの状態なのに、グリスがしっかり充填されていましたので、拭き取る必要があります。
ただ、ヘッドの外径が大きめで、Oリング無しでもある程度のエアの圧縮が可能なくらいでした。
シリンダーの内側を削ってしまうので、外径を小さく削り落とします。
前回の物は交換してしまったので、チェックしていませんでした。



スプリングは自由長ギリギリサイズにカットされていますが、カット部分は切りっぱなしだったので、曲げ補正しておきます。

ピストンのOリングもきつめだったので、気持ち細い物と交換してあります。



スプリングガイドブロックを現物合わせにて削り込んで、スムーズに出し入れできるまでの太さにします。
スプリングの長さが、少し足りないので、ダンパーブッシュをはめ込みます。

アッパーはこのくらいですね。 次はバレル部分です。



シャンバーアッセンごと引き抜き、バレル先端にはアルミテープのブレ止めを巻いておきます。
個体差によっては、アウターバレル内部の仕上げが違うかもしれませんので、確認して現物合わせでブレ止めします。



HOPが効かないと言うことですので、パッキンはシステマ製に交換です。
画像でもゴム質の違いが、見て解ると思います。

ガタ止めのカラーが抜けて来ないように、Oリングをはめておきます。HOPレバーもスルスルですので、ある程度の硬さになるようにシムを入れてネジの締め込みで調整します。

ただ、バレル全長が 650mm と長いので、実際のところ安定させるのは無理だと思われます。
クライアント様は、現状で様子見するそうです。



続いて、ギアブロック(グリップ部)ですね。グリップパネルを外した際に、結構、砂が入ってしまっていました。底の穴から入り込んだようです。

シム調整と、スイッチ接点の調整をしてあります。



砂の入り込みを避ける為、スポンジを詰めてフタとしておきます。初速調整で90m/sくらいにするのに、ダンパーはこのくらい必要でした。

あとは、気になる部分ですが・・・



タペットプレートがシリンダーに接触しているので、ここにもグリスアップが必要です。

ノズルに成型不良の窪みがあったのも、少々辛かったです。



本体後部の飾りネジが突き出していて、バッテリーを破損する危険がありましたので、スポンジブロックでバリケードを作りました。

それと、忘れてはならない修理部分ですが・・・



給弾ブロックのチャンバーとのルート部分が薄く、破損してしまっていましたので、インナーバレルの切れ端を使って作り直してあります。
ブロックは分割組み立てされていますので、挟み込んでの圧着としてあります。

よくよく確認すると、メンテ・チューニングが必須なアイテムだと言う事が確認できました。

インナーバレルだけは、短くする事をお勧め致します。
まあ、いつでもできますので、使ってみてやっぱり・・・と思えば、宜しくお願い致します。


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2014年03月04日

S&T M3 グリースガン メンテナンス

COMBAT DOLL の店主です。

今回は珍しい部類の電動ガンのご紹介です。

S&T製 の M3グリースガン です。

ただ、今回はメカボックスの分解は行っていません。
動作音に問題を感じなかったのと、クライアント様の来店即応でしたので、完全な分解を次回持ち越しになっています。トラブルが発生したらオーバーホールと言った具合です。



トリガーガードを外す(板バネ方式)と、アンダーフレームカバー類が取り外せます。

バレル基部のナットリングを外して、チャンバー類が露出します。

チャンバーを外すには、メカボックスごとスライドさせてHOPレバーを取り付けているネジを外せば、チャンバーを分離できます。



チャンバーパッキンは、クライアント様の要望もあり、信用できないので交換しました。インナーバレルの仕上げも良く、できばえは良いと思います。
パッキンのゴム質と、浸透しているオイルに不安があるのは、中華製の宿命ですので、交換が無難なのは確かです。チャンバーもブレーキクリーナーにて洗浄してあります。



ただ、このギアボックスは上下分割になっているようですが、説明書にも分解図が載っていないので、手探りの分解が必要な所ですが、クライアント様も、今回はそのままで良いと言うことでしたので、これ以上の作業はしておりません。

MG42で苦労した記憶が新しいので、今回は助かった!と思ってしまいました・・・(笑)

駆動音も、変に異音が聞こえたりもありませんので、しばらく様子見をするそうです。
また、折を見てネットででも調べておこうと思います。
当方、よほど困らないと情報収集をしないので、お客様に教えてもらう事も多いんですよね(笑)



そして、専用サイズのバッテリーですが、微妙な大きさなんですね。長さの関係もあり、使用できるサイズは限定されます。

マガジンもマルイのMAC10の物があったので、比較してみます。



はめ込んでみると、普通に入ります。給弾口も同じ位置関係です。発射も問題ありません。
ですが、マガジンキャッチのロック位置が違いますので、実際にそのまま使用はできません。後々、マガジンに困ったら、加工流用が可能であるという記憶を残しておけば良いレベルですね。

初速もパッケージデータと同様くらいで、パッキン交換後も変わらずに出ていました。

ただ、一つだけ注意事項があります。

取り扱い説明書で間違った説明がありますが、これだけは訂正して欲しいです!



HOP調整の方向が逆に記載されています。右画像のチャンバーの写真の通り、Uでダウン・Dでアップになりますので、お手持ちの方はご注意ください。


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2014年02月18日

電動 MG42 ハイサイクル化 ギアボックス(グリップ)

COMBAT DOLL の店主です。

MG42の最終回になります。



グリップを解体すると、中身はこんな状態です。

BIGOUT製と同様のセクターチップが取り付けられたセクターギアです。
ギア比は、マルイ純正と同じですね。

モーターも磁力の強い、トルク優先タイプのモーターです。

一部配線の皮膜を噛み込んだ状態でした。マガジン用のスイッチは、マイクスイッチに、樹脂のロッドが付いている状態の物で、ストロークがかせげません。
その為、メインスイッチの接触ストロークがわずかしかないので、そのままだと早めに接触不良で、通電しなくなってしまいそうです。
2つのスイッチの位置関係が、微妙なバランスで成り立っていますので、メインスイッチの端子部分の矯正のみやっておきます。

シムは、各ギアに1枚ずつ入れてあるだけで、調整されているとは言えない状態です。やはり、オーバーホールが必要なアイテムだと判断致します。



マルイハイサイクルシリーズのギアを移植しますが、今回のクライアント様のお持ち込みのギアは、セクターチップにあたる樹脂パーツが無くなっていましたので、セクターチップを移植します。

それと、ベベルギアはハイサイクルの物が使用できませんでした。逆転防止ラッチが届かなかった為、ベベルギアのみ、付属していた物を使用しています。歯の枚数は同じでしたので、サイクルが落ちる心配はありません。



軸間の距離は、マルイの製品と比べると、僅かに遠くなっているような気がします。ギアブロックでの作動確認の際の空回しでは、結構甲高いギア鳴りがしてしまいます。



モーターは、位置調整の機能が付いていませんので、モーターに合わせたシム調整か、ギアを優先してのピニオンギアの位置調整で行うかの2択になります。
今回は、市販のマルイハイサイクルモーターのロングシャフトの物を、軸をカットして使用していますので、ピニオンギアの位置を調整する、後者を選択しています。

配線も細めではありますが、無理に交換するほどでもないと判断致しましたので、そのまま使用しています。

逆転防止ラッチの落ち着きが悪く、閉めるのが面倒な状態のグリップですので、配線の挟み込みに気をつけて作業を行います。

実際、本体はこの程度で終了です。



マガジンの配線が中に隠れるように。取り回しを変更し、給弾用のアダプター部分の一部を削って、コネクターが隠れるようにしてあります。

このマガジンは、給弾用のゼンマイが無い構造のマガジンで、モーターの回転で直接給弾するようになっています。その為、発射サイクルが早過ぎると給弾が追い付かなくなる恐れがあります。

実質的なサイクルは、7.4V 1400mA 40C (イーグル製)のバッテリーで、毎秒27発前後です。ベアリングの軸受けと、モーターの固定がしっかりしているので、口承上のスペックより、若干早い感じがする程度です。

スプリングも、ハイサイクル純正品ですので、初速は85m/s弱と、おとなしめの設定です。
クライアント様は、遠慮無く撃ち捲くりたいので、弱めの方がお好みとの事でした。

初速を上げたい場合は、スプリングの交換が必要ですね。3枚分のギアストロークが短くなっていますので、それに合わせたレートの物を用意する必要があります。

試射した状況では、マガジンの給弾も問題無く追い付いていますが、BB弾の残量が少なくなると、BB弾が給弾用の仕切りに弾かれてしまうようで、時々空撃ちになる症状が出始め、残り僅かになると、症状が酷くなりますが、マガジンの構造上仕方の無い部分になります。
残弾が少なくなりましたら、追加補充を早めにしてもらってご使用頂く状況です。

でも、MG42はこうじゃなくっちゃいけないな! って感じに仕上がりましたので、クライアント様にもご満足頂けました。

結果的に。交換したパーツは、
  マルイ ハイサイクル用ピストン
  マルイ ハイサイクル用スプリング
  マルイ ハイサイクル用セクターギア
  マルイ ハイサイクル用スパーギア
  マルイ ハイサイクル用モーター(ショート)
  Laylax ベアリング付スプリングガイドV3用(要加工)
  Laylax シム (追加調整)
  インナーバレル 200mmカット
です。
追加補正加工としてのスプリングガイド固定用のドラムの加工が、一番面倒な状況でした。

分解までの道のりが長かったのですが、解ってしまえば、比較的メンテナンスフリーな優秀な部類だと思います。
メカボックスのアッパー側の肉厚を、どうにかしてもらえれば、完璧ですね!


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2014年02月17日

電動 MG42 ハイサイクル化 その2 アッパー

COMBAT DOLL の店主です。

引き続き、MG42 の記事になります。

今回は時間の都合で短めになりますが、ご了承ください。

昨日の記事で、スプリングガイドを説明していますので、アッパー側の各部詳細から行きます。



まず、ピストンがはまり込むガイドレール部分ですが、とにかく浅い印象が強いです。組上げる時にピストンのはまりを確認する癖をつけておかないと、後でガッカリしてしまいます。



タペットプレートに干渉してしまうバリが、所々残っていますので、確認して仕上げ直しです。画像のように、結構食い付いてしまうバリもありますので、各部分確認して下さい。



ピストンのレールに対して、タペットプレートのガイド部分は結構しっかりはまり込みます。
タペットプレートも強度的にもサイクル的にも、そのままで良いと判断しましたので、成型バリやエッジを落として使用しています。
シリンダーは問題無さそうなので、グリスを引きなおして使用します。
ピストンもマルイハイサイクルの物を使用しますので、前進位置の違いがあるか等の確認が必要です。実際には問題ありませんでした。
ピストンのOリングもマルイの純正の物を使用しています。
シリンダーヘッドとノズルも、クリーニングしてからグリスを塗り直して使用しています。

アッパー側は、部品点数も少ないので、スプリングガイドの処理さえしてしまえば、後は簡単なチューニングと言った具合ですので、難しい部分はありませんでした。

そして、チャンバーとバレル周りです。



チャンバーとインナーバレルの取り外しは、メカボックスさえ外れていれば、後方に引き抜くだけです。

チャンバーは、AKタイプのようなスライド式になっていて、ネジの締め込みが弱く、スルスルの状態でした。
ただ、このネジをちゃんと締めてしまうと、レバーが固定されてしまい動かなくなってしまいます。
HOPの調整が済んだら、ネジを締めて固定すると思って頂くのが良いでしょう。

但し・・・ インナーバレルは、他の電動ガンとの互換性がありません。チャンバーへの固定用のキー溝の位置が違っていて、交換はできませんでした(画像参照)

当初は650mmあるインナーバレルをAKの純正品と交換の予定でしたが、使えなかったのでカットになりました。
20cm短くして、450mmの長さにしてあります。



短くなった分のブレ止めですが、アウターバレル内部の仕上げが良好だったので、インナーバレルの先の方にアルミテープを巻きつけてのブレ止めとしてあります。内部でカタカタ音がしない程度で、抜き差し可能な厚みに巻きつけます。この個体は2周でちょうどでした。

HOPパッキンは、素材的には問題無さそうな感じだったのですが、使用されているグリス(ワックス?)の臭いが気になるので、クライアント様と相談の上、システマ製の物と交換になりました。
臭いを例えるならば、車やバイクの新品のタイヤの臭いと同じような気がします。なんとなく滑ってしまって、HOPがバラついてしまう気がしたので、交換となっています。

本体が大きくて、本体側の画像をほとんど撮影していなかったので、内部系の部分画像ばかりになってしまっていますが、ご了承ください。

本日は、このくらいで切り上げさせて頂きます。

明日は、ギアブロック(グリップ部分)の記事で、最後になりますので、宜しくお願い致します。


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2014年02月16日

電動 MG42 ハイサイクル化 その1 分解

COMBAT DOLL の店主です。

今回は予告通り、MG42のチューニング記事になります。

が、かなり刻んだ状況でアップさせて頂きます。



分解には、とにかく、コツがいります!

説明書の部品図を見ると、簡単にフックで引っかかっているだけに見えますが、実際にその通りになっています(?)

実際に弄ってみても、なかなか外れません。

チャンバーの固定ネジを外す・・・   グリップ後方のフレームとの連結シャフトを外す・・・

スプリングガイドを外して、スプリングテンションをフリーにする・・・? んっ!? 外れない・・・

ピクリとも動きません・・・ どういうこと? 構造的には上部のラッチを解除すればスポンと抜けてくるはずなのに・・・?

メカボックスのシリンダーアッセンブルの組まれているアッパー側を割らないと無理そうなのですが、出さないと無理です。

仕方なく、そのままやろうとするのですが、ピストンが前進し切った位置になるように、作動させて外そうとしてみますが、動きません。

分解図に無いピンでも入っているのではないかと、じっくり見てみますが、何もありません!?

そうです、タペットプレート(ノズル)が後退していると、スライドさせて後退できない状態になっている訳です。

正直、この作業を、僕とオーナー様と、数人のお客様で2時間くらいかけて、やっていました(涙)
ご協力して下さった、皆様、ありがとうございました。

バッテリーをつなげて、作動させ、わずかに限定されたポイントで停止していないと、分解できない状況でした。
ピストンが前進し切っていて、タペットプレートがフリーになっていないと外れないのです・・・ これには参りました。



やっとの思いで分解すると、こういう状態が確認できるようになります。

シムはぜんぜん足りません・・・  アッパー側も問題を確認します・・・



これは、つらい! の一言ですね。

個体差が必ずあるはずですが、アッパー側の内側のリブが変形してしまっています・・・(涙)
薄い・・・ 薄過ぎます・・・ 強度が心配な、アッパーフレームです。

原因は、左の画像の通り、スプリングガイドの取り付けられているドラム部分の太さが、メカボックスのアッパーフレームの内寸より太くなっているので、組上げてから、無理やり圧入された為に変形してしまった状況です!

このドラム部分は、切削加工では無く、キャスティング(型による成型)で、真円も出ていません(涙)
要加工の部分です。今後のメンテナンスだけではなく、放置状態ではピストンレールの脱線もありえますので、必ず修理が必要な場所です。
同型の銃をお持ちで、スプリングガイドの脱着ができない物は、お近くの専門店に駆け込む事をお勧め致します!



とにかく、サイズが合うまで削るしかありません。

それと、スプリングガイドの位置固定の溝は、V3のサイズですので、組まれているスプリングガイドでは真っ直ぐ取り付けられない状況です。

ですが、固定の為のM5のネジ穴が加工されていなければ取り付けられません。Laylax製のV3用のスプリングガイドを、加工しての取り付けになります。
ネジ穴の追加加工と、プレート部分の長さ調整です。

ドラム側も、内側の円形部分が1段掘り下げられた状態ですので、ガイドプレートのはまる部分の段差を削り落とさなければいけません。



一通り加工して、組み込める状態まで持って行きます。結構手間がかかってしまいます。



スプリングガイドのドラムがスムーズに出し入れできるか確認して、問題が無ければ一安心です。補正チューニングの終了です。
やっと、カスタムチューニングに進めます。

今回のハイサイクル化は、マルイ電動ガンのハイサイクルタイプの中身を移植するチューニングですので、スプリングガイドとピストンの相性も確認が必要です。

マルイのハイサイクル用のピストンは内径が狭くなっているので、カスタムピストンヘッドに付いてくるベアリングが挿入できないサイズです。スプリングガイドに付属するベアリングが、ちゃんと必要位置まで入り込むかの確認をしておきましょう。画像の通り、大丈夫でした。

それと、付いていたパーツ類の確認です。
本来は、こちらが先だったのですが、事の重大さで、順序が逆転してしまいました(苦笑)!



シリンダーは、コーティングタイプで、マルイ製品と同等の仕上げでした。

ノズルは専用サイズですので、流用は効きません。比較的マシな作りの部類だと思います。

シリンダーヘッドは、ノズル内径が狭い(肉厚が厚い)タイプになっており、強度アップと流速アップ効果を考慮した作りになっています。製品程度は良い方だと思います。

ピストンは今回使用しませんが、取説の部品図の構成の通りの、既存品とはちょっと違ったパーツ構成になっています。
素材は中華製の平均的に使われているタイプでした。



タペットプレートは、V2との兼用が効く形状をしていますが、セクターギアのカムピンの当たる部分が大型化されていて、ハイサイクル向けの仕様になっています。

基本、実銃は、毎分1200発のサイクル(毎秒20発)ですので、そういう仕様になるようにパーツ構成されているようです。
セクターギアには、BIGOUT製と同タイプのセクターチップがはめ込まれています。

7.4VのLi-Poでは、そこまでサイクルはあがりませんので、今回のようにカスタマイズが必要になりますね。いきなり11.1Vでの使用はお勧めできない状態ですので、お気をつけください・・・

予告通り、続きは次回にさせて頂きます。
良い銃なのですが、持病持ちのようになっていますので、結構やることが発生します・・・(涙)

明日は、アッパーフレーム側とバレル周りの予定です。


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2014年02月15日

電動 MG42 ハイサイクル化 予告

COMBAT DOLL の店主です。

本日は、記事作成の時間が取れないので、明日の予告です。

MG42のハイサイクル化をやりました。





いろいろ苦労をさせられたのが、現実でした。

分割での投稿になりますので、次回以降をご期待ください。


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