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Posted by ミリタリーブログ  at 

2012年10月26日

ホップについて考察する・・・

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回は飛距離を左右する、HOPの構造を考察してみます。

 まずは、下の画像を見比べて下さい。



 電動ガン用のインナーバレルですが、HOPの張り出しが納まる切り欠きのサイズが違います。

 左から、KMバレル、マルイノーマル、切り欠き拡張PSG-1タイプ加工品、切り欠き拡張のみ加工、

 となっています。右の2本は、FFの電気なまず仕様ですね。

 劣化してボロボロになったパッキンをカットして、



 解かり易く、取り付けて見比べます。




 KMバレルは、BB弾の抜弾抵抗を最小限に抑えて、パッキンの押さえのブレも少なくなる様に、最低限の切り欠きに、アールを付けたカット面になっています。

 マルイは説明を省きます。これが基準です。

 PSG-1タイプの加工品は、上面の削りこんだ面から余剰エアを逃がして、パワー調整をするタイプです。
 本来PSG-1では、バレル長が長くて、バレル内容積がシリンダー容積より大きいのと、セミオート機能がノズルでBB弾をパッキンに装填した状態でストップする仕様の為に、発射されたBB弾がバレルから出る前に入り口が閉鎖され、BB弾の吸い戻し現象を起こさないように吸気の為の削り込みになっています。

 切り欠き拡張のみの物は、電気なまずのサイズに合わせて、拡張してあります。

 画像では、HOPの出っ張りを解かり易く残してありますが、電気なまずを使用する場合は切り取って使用します。

 
 実際の効果については、個人的な見解が強くなってしまうのですが、以下の様にまとめます。

 KM TNパーフェクトバレル
  カスタムバレルの金字塔でもあり、ノーマルからのアレンジでは1番だと思います。
  0.2~0.25gのBB弾なら1番良い仕様だと思います。

 電気なまず使用 切り欠き拡張プラスPSG-1仕様
  流速チューンとの併用で、高圧縮仕様のメカBOXを使用する場合はパワー調整が容易になります。
  調整は楽なのですが、逃がしたエアの行き先が、バレルの出口に先回りしてしまう嫌いがあります。
  精度を上げるのが、非常に困難になってしまうのが難点になります。
  0.3gのBB弾がもっとも適しています。

 電気なまず使用 切り欠き適正拡張タイプ
  ノーマルスプリングでは、レートが不足してしまいます。
  30~50%くらいのレートアップで圧縮比を高めて、余剰エアはシリンダー容積で調整すれば大丈夫です。
  BB弾は0.25~0.3gで使用できます。


 ただし、電気なまず使用のHOP高回転タイプの物は、風の影響を受け易く、弾道が安定しない嫌いがあります。
 向かい風の場合は、回転に対しての相対速度が上がってしまう為に、HOPが強くなって急上昇してしまいます。
 直線弾道は望めません。風を読んで使って頂かないといけませんね。

 スコープやドットサイトでしっかり当てたいと思うと、無理なアウトレンジから届く仕様はお薦めできませんね。
 実銃と同じ様に、サイトエレベーションを活用したサイティングで、正確さを求めるのがベストだと思っています。
 
 弾幕を張って、相手を近づけないようにするのなら、レンジアップ仕様は最適ですね。
 命中精度は二の次にして頂いて・・・


 COMBAT DOLL 店主 中根

  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00 
  定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり  
  TEL 053-450-3308 FAX 同番
  メール info@combatdoll.jp
  ミリブロのメッセージからでも大丈夫です

 
   


Posted by コンバットドール  at 21:41Comments(0)共通メンテ・カスタム