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Posted by ミリタリーブログ  at 

2012年11月23日

パワーアベレージについて

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回はエアソフトガンの威力に関して触れさせて頂きます。


 PROクロノ(m/s表示)


 ASGK簡易弾速測定器(0.2g限定使用品)

 現在、改定銃刀法に伴い、エアガンの威力は「3.5J/㎠」以下と規定されております。(銃口より1m、前後25cmまでの区間)
 弾頭から3mmの断面積で、掛かってくるエネルギー量を規定しています。

 ここで、なぜ弾頭から3mmなのか?という事なのですが、理由があります。

 医学的に、人間の皮膚は、表面から3mmが表皮であり、そこから下は皮下組織になっているとされ、
「皮下組織にダメージを与える威力に達する物を、準空気銃」とする訳です。
 殺傷能力の是非な訳ですが、「傷」を与える物は、玩具とは認定できないと言う事です。

 それを、6mmBB弾の0.2g重量で換算した場合は、「0.989J(ジュール)」となり、スピード換算で99m/s未満と計算されます。
 当然、BB弾の重量が増えれば、質量エネルギーが上がり、初速は下げなければなりません。以下の一覧は、6mmBB弾でそれぞれの重量の時に「0.989J」未満になる為の上限です。

     ・ 0.12g 初速128 m/s 以下
     ・ 0.20g 初速 98 m/s 以下
     ・ 0.25g 初速 88 m/s 以下
     ・ 0.28g 初速 84 m/s 以下
     ・ 0.30g 初速 81 m/s 以下

 ここで、補足ですが、エアガンそのもののスペックが問われますので、普段0.2gしか使わないからと言って、0.2gでギリギリのセッティングをしてあった場合、重量の違うBB弾を使用した場合に規制値を超えてしまう場合があります。

 マルイの純正仕様の電動ガンの場合、ASGKの自主規制もあり、通常0.2gBB弾においては初速85m/sぐらいになっており、0.25gBB弾では78m/sくらいになっています。

 お解かりでしょうか? 0.2gから0.25gに移行した際、初速で7m/sしか落ちていません。先の一覧を見て下さい。

 軽量弾でギリギリのセッティングをしてしまうと、重量弾を使用した場合にはオーバーパワーになってしまう危険性が大きくなります。

 この辺を踏まえて、初速の上限をセッティングする場合は、0.2gBB弾で95m/s以下に抑える必要があると言う事ですね。もちろん、チャンバー等の細工で、そうならないようにしてあれば問題はありませんが、みなさん、チューニングの際は、十分にお気を付け下さい。

 そして、補足ですが、金属の弾丸を撃ち出せる物は、実銃です。パワーソースがなんであれ、それはNGです。最近の重量弾を主流にしたチューニングでは、可能性を捨て切れませんので、ここは警鐘を鳴らさせて頂きます。

 弾速器そのものが、どれだけ精密なものなのか? 実質の誤差もありますので、使用環境や個体差で数値があてにならない場合もあると思いますが、相手に怪我をさせないように遊んで頂きたいと思います。

 COMBAT DOLL 店主 中根

  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00 
  定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり  
  TEL 053-450-3308 FAX 同番
  メール info@combatdoll.jp
  ミリブロのメッセージからでも大丈夫です

   


Posted by コンバットドール  at 20:00Comments(2)銃刀法 規制