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Posted by ミリタリーブログ  at 

2013年02月08日

マルイ 電動G18C カスタム

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回は電動ハンドガンのカスタムです。

 発売当初は、さんざんいじくり倒して、いろいろ小細工をしていた銃です。

 実際、シリンダー容積の少なさとメカボックスの弱さから限界がある為、最近は配線変更ばかりでしたが、久しぶりに内部カスタムのオーダーが入りましたので、ご紹介です。

 クライアント様からは、とにかく使える様にしたいとの事で、事前説明をさせて頂きました。

 1)初速を上げる事は可能ですが、市販のカスタムスプリングを使用した場合は、耐久性が著しく下がってしまう事

 2)燃費も悪くなり、純正のバッテリーではこの時期(低気温)では、まともに弾数が撃てなくなってしまう事

 3)費用対効果を考えた時には、割高感が捨てきれない事

 の上記3点を説明させて頂き、耐久性を落とさないレベルでのチューニングで受付となりました。

 設定初速は80m/s前後で施工開始です。



 本体をバラして、メカボックスを取り出します。

 購入間もない状態ですので、新品ですね。癖が付く前なのでやりやすいです。

 交換するパーツとしては、

  フルストロークシリンダー
  ピストンヘッドの追加穴あけ加工(3穴から6穴へ)
  スプリングを若干強めのショートサイズの物(当店オリジナル)
  ベアリング軸受け
  カスタムインナーバレル
  Li-Po対応配線の追加

 と言った所です。パッキンやピストンなどカスタムパーツも沢山あるのですが、ライフルサイズの電動ガンが買えてしまうくらいかかってしまうので、上記アイテムで効率良くまとめます。



 スプリングをショートサイズにしているのは、圧縮の負担を減らしてスペーサーとダンパーブッシュで補う為です。画像右上は、ベアリング軸受けが取り付けられている画像ですが、スプリングも組み込まれている状態です。
 それと、ベアリング軸受けですが、シムに問題があります。
 マルイの純正品の状態で、2.5㎜の軸に対して3㎜軸用のシムが使われています。ノーマルの軸受けならごまかしが利きますが、ベアリングの軸受けでは、センターがずれてしまった場合、フランジに接触して良くありません。2.5㎜用のシムを用意します。



 ラジコンメーカーのヨコモで発売されていた物ですが、現在では廃盤になってしまった様です。手持ちの残りもわずかなので、別売りできないアイテムになってしまいました。
 シム調整をおこなって、動きを確認。電動ハンドガンの場合はギアがむき出しな為、メカボックスを組み上げた時点で、手動で動きを確認できるのが楽ですね。



 そして、インナーバレルの交換と、配線の追加です。
 インナーバレルはKMの内径6.04㎜のグロック用です。
 配線は、ノーマルのバッテリーと兼用が利く様に、追加方式です。本体のパーツの一部を削りこんで、配線を外へ逃がせるようにしてあります。

 組み上げて試射をします。予定通り、0.2gBB弾で80m/s前後で、適正HOPにすると2m/sぐらいのダウンでした。

 ノーマルバッテリーNi-MH7.2V500mAから、Li-Po7.4V560mAへの換装では、立ち上がりもサイクルも全然変わって、かなり小気味良くなります。バッテリーも本体も購入したばかりですので、両方使える様にしてありますが、しばらく経てばLi-Poの一択になると思います。

 ガスBLK程度にはなりましたので、使える銃になったのではないかと思います。
 フルセットを定価で購入するくらいの金額にはなってしまいますが、耐久性と費用対効果を考えれば、このくらいかなぁ~・・・ っと言った感じではないでしょうか・・・。

 COMBAT DOLL 店主 中根

  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00 
  定休日 日曜日 
  年末年始 他 臨時休業あり  
  TEL 053-450-3308 FAX 同番
  メール info@combatdoll.jp
  ミリブロのメッセージからでも大丈夫です

   


Posted by コンバットドール  at 20:00Comments(0)電動ハンドガン