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Posted by ミリタリーブログ  at 

2013年03月28日

ICS M1ガーランド 

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回は以前紹介した ICS M1ガーランド の内部レビューです。

 結局、調子がイマイチだったとのことで、内部も確認調整です。

 一番のネックは「2発同時発射」になってしまう症状だそうです。

 チャンバー系の調整を念頭に入れて、作業開始です。分解手順は過去記事を参考にして下さい。



 メカボックスを取り出す際に、見落としそうになったマガジンキャッチ部分です。



 スプリングがメカボックスのホゾにはまってますので、忘れずに外しましょう。

 アッパーフレームとバレル部分です。



 チャンパーは樹脂製で成型は若干粗い状態です。



 インナーバレルはアルミ製でアルマイト仕上げ(?)で、長さが610㎜ありました。
 シリンダー容積から考えると、長過ぎですね。今回はそのまま組み上げになりますが、適切なサイズに変更をするのがお勧めです。その際はブレ止めなど追加加工が必要になります。

 今回の2発発射の主原因は、パッキン入り口部分でBB弾がホールドできず、2発流入してまってそのまま発射される状態でしたので、G&Pのフチの厚いパッキンに変更して対応します。

 次はメカボックス内部です。



 こんな状態でした。グリスはいたって普通で、シムもマルイのノーマル程度に調整されていました。



 各パーツの検証ですが、スプリングはマルイのノーマルから換算すると150%程度だと思います。

 ピストンは、工夫されていますが、内部空洞が大きいので、スプリングジャダーが起き易くなっているのと、ヘッドの穴が2㎜の8つ穴なので、圧縮負荷が大きい状態です。

 シリンダーサイズ(長さ)は、マルイの汎用タイプと同サイズで、シリンダーヘッドはM14の物と同様でした。
 タペットプレートとノズルはサイズがマルイ製品とは違っているので、流用は利きません。

 気密に問題は無かったので、そのまま使用します。



 ギアは純正ギア比でした。シムが塗装品だったので、シムを交換して再調整します。
 スイッチ部分はマルイのスライドタイプでした。トリガーストロークを調整したかったのですが、カットオフの関係で、変更はできませんでした。
 FETが組まれていますので、立ち上がりは上々です。

 結局、中身はスプリングガイドにダンパーを組み、スプリングのジャダを嫌って、ピストンを内径の狭い物(システマ)に交換しました。

 初速は若干上がりましたが、規制内に収まっています。

 レンジアップにする場合は、450㎜くらいのバレルに変更が必要ですね。
 切れを良くするなら、モーターの交換が必要な感じです。

 2発発射とスプリングジャダーは解消されましたので、目的は果たせています。

 メカボックスの品質も良く、価格の割には良い製品だと思いました。


 COMBAT DOLL 店主 中根

  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00 
  定休日 日曜日 
  年末年始 他 臨時休業あり  
  TEL 053-450-3308 FAX 同番
  メール info@combatdoll.jp
  ミリブロのメッセージからでも大丈夫です

 
  


Posted by コンバットドール  at 20:35Comments(3)ICS