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Posted by ミリタリーブログ  at 

2013年04月19日

故障の原因を見極める ケース2

 COMBAT DOLL の店主です。

 昨日に引き続き、ギア破損の原因解説です。

 マルイのノーマルギアのケースですが、今回は2パターンの紹介です。

 

 まずは、前回と似たパターンですが、ちょっと違います。
 今回の物も3枚分欠けているのですが、中央の歯は根本から折り取られています。

 このパターンは、軸受けには問題が無いか、オイルレスメタルなどの丈夫なパーツに交換されている場合の破損状態です。
 ノーマル軸受けで、破損しているのなら、ギアその物の「ハズレ」の場合が多いのですが、軸受けがメタル製に交換されている場合は、トルク負けが原因の場合が多くなります。
 モーターの強化や、バッテリーの高電圧や大容量の物を使用した場合に起こり易い破損状況ですね。

 前回同様、セクターギアの状態も確認して、ピストンの歯等も確認した方が良いです。
 セクターギアは亜鉛合金ですので、変形が見られたら同時に交換をお勧め致します。

 基本的に、スパーギアが先に壊れるパターンですね。

 次は、セクターギアが先に壊れるパターンです。



 画像のマーキングした場所が変形や破損しています。

 このパターンは、セクターギアが素材の関係で先に変形させられ、それに伴ってスパーギアの小径部分も変形してきます。お互いの変形が限界になった時に柔らかい亜鉛合金でできている、セクターギアの歯が欠けてしまいます。
 消耗での原因の場合と、ピストンの前進スピードが足りずに、ピッチが狂ってしまい、衝撃で破損する場合(モーターやバッテリーが原因)と、スプリングの圧縮負荷が強くて、変形させられる場合(カスタムでスプリングの交換)等があります。



 こちらの画像は、側面から見たものですが、スパーギアの小径部分は斜めに変形していて、セクターギアの方は、根本から折り取られてしまっています。
 斜めに変形したスパーギアの歯に挟まれた、セクターギアの歯がむしり取られた壊れ方ですね。

 軸受けのガタによって起こる場合もありますので、総合的に見て、問題を解決して行く必要があります。
 壊れた部品の交換だけでは、すぐに同じ壊れ方をする場合が多いのです。

 僕も初心者の頃は、良く見落としで失敗したりしました。こんな状態になる原因をハッキリさせる為にも、修理の際は、使用しているバッテリーや、どのくらい使用したかなど、使用状況などをご説明頂けると見積もりも早く、より正確になってきますね。

 複合要因での破損が普通ですので、原因は1つだけだと思っていると、何度も苦労してしまう事もありますので、お気を付けくださいませ。

 みなさんの、参考になれば幸いです。


 COMBAT DOLL 店主 中根

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  定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり  
  TEL 053-450-3308 FAX 同番
  メール info@combatdoll.jp
  ミリブロのメッセージからでも大丈夫です

   


Posted by コンバットドール  at 22:07Comments(2)故障の原因を見極める