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Posted by ミリタリーブログ  at 

2013年09月21日

故障の原因を見極める ケース9 シム調整4

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回はシム調整の最終回になります。

 

 現在はメタルシムが、数社から発売されていますが、画像のLaylax製の商品が一般的だと思います。
 0.1・0.2・0.3.0.5mmと薄いサイズもセットされていますので、微調整には最適です。

 違う素材のシムの種類をご紹介しますが、実際には廃盤になってしまっている商品です。



 左はSYSTEMA製のエクセライドシムで、合皮のような素材でした。
 右はPDI製のサイレントシムです。多分、ナイロン素材だったと思います。

 軟質素材のシムの良いところは、ギアジャダーを吸収して、作動音を小さくしてくれる事です。
 実際に使用すると、かなり静かになりました。
 ただ、圧縮変形を起こし易く、セッティング方法に制限がありました。



 挿絵下側のように、変形を起こして、セッティングが緩くなり、不都合が生じます。圧縮もそうなのですが、摩擦熱にも弱いのです。
 挿絵上側のように使用すると、耐久性の問題は解決できたのですが、すべての箇所での使用はできず、部分使用になります。セクターとベベルギアでのセッティングが難しいのです。
 フランジが薄いタイプの軸受けを使用すればセッティングが可能になりますね。

 上手く組み合わせれば、かなり効果のあるパーツだったのですが、コストと活用の難しさで、無くなってしまった商品ですね。個人的には好きなパーツだったので、販売終了になった時は残念でした。

 軟質素材で弾力がありますので、その弾力の効果を発揮させる、微妙なセッティングをするのには、良かったのです。

 シムの材質の選択肢があった時代は、軸受けやギアの選択肢が少なくて活用しきれなかった感がありますが仕方の無い淘汰だったと思います。

 ただ、一部の製品では、メカボックスの精度の不安もありますので、シビアに詰めるべきアイテムなのか、やっても無駄なアイテムなのかを見極めてから、細部の調整を頑張って頂きたいと思います。

 今回で、シム調整の関連は終了になります。みなさんの参考になれば幸いです。


 COMBAT DOLL 店主 中根

   10月20日 奥山デイズにて定例会レギュレーション)あり
   営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
   定休日 日曜日 
   年末年始 他 臨時休業あり  
   TEL 053-450-3308 FAX 同番
   メール info@combatdoll.jp
   ミリブロのメッセージからでも大丈夫です

   


Posted by コンバットドール  at 23:08Comments(0)故障の原因を見極める