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Posted by ミリタリーブログ  at 

2013年09月30日

日本の規制は緩い方ですね!?

 COMBAT DOLL の店主です。

 ちょっと時間が無くて、今日は転載記事です。

 当店の所在地域では、比較的人口の多い方々です。
 当店のお客様にもいらっしゃいますので、情報として伝えてあげなければいけませんね。

 登録制で所持が可能だったようですが、拍車がかかって禁止になりそうだとは、可哀想なお話ですね。
 持ち帰る方のお話も聞いたことがありますので、つらい報告になりますねぇ・・・(涙)

 中南米で初、凶悪犯罪増加のブラジルでトイガンの販売が禁止へ
  (9/27 ミリタリーブログより)

 ブラジルでは、高まる傾向にある銃関連での犯罪を抑制するため、「暴力による文化を変える事は子供時分よりやらねばならない」とのことで、中南米地域では初となるトイガン販売が禁止される見込み。
 2014 年度から首都 Brasília をはじめとする連邦直轄地区 (Federal District) での玩具を含めた模造銃の販売店舗に対して 5,000 - 100,000 real (約 2,200 - 45,000 USD) の罰金、30 日間の営業停止処分または販売許可証の剥奪が科せられる。
 地方当局では、4 ヶ月の猶予期間を設け、販売業者が抱えた在庫処分の流通を刺激する対策を打ち立てた由。
 ブラジルでは、1996 年当時に人口 10 万人当たりの殺人事件発生件数が 24.8 ポイントに対し、2011 年度では 27.1 ポイントに上昇。昨年発生した 43,000 件の暴力が原因の死亡事件における 73 % が銃器関連によるもの。



The Guardian 2013/09/25
AFP 2013/09/25
Photo : Lunae Parracho/Reuters via Boston.com
Image is for illustration purposes only.

 日本は治安も良いですし、その分規制も優しいということですね!

 10月13日 奥山デイズにて定例会レギュレーション)あり
   営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
   定休日 日曜日 
   年末年始 他 臨時休業あり  
   TEL 053-450-3308 FAX 同番
   メール info@combatdoll.jp
   ミリブロのメッセージからでも大丈夫です

   


Posted by コンバットドール  at 23:14Comments(0)関連ご紹介

2013年09月29日

10月定例会を13日に変更致します。

 COMBAT DOLL の店主です。

 昨日は、時間が取れず、ミリブロのアップができなかった為、報告が1日送れてしまいました。

 奥山デイズの管理人さんとご相談させて頂き、10月20日の予定だった定例会を、

 10月13日に変更致しました


 (2013・6月期)

 みなさん、宜しくお願い致します。

 それと、台風で荒れた林道も、整備が完了しているそうで、通行には問題が無くなっているそうです

 ご安心くださいませ。

 「エアフェスタ浜松2013」は、10月20日の開催ですので、毎年楽しみにされている方には、バッティングせずに済みましたので、宜しくお願い致します。

 




  10月13日 奥山デイズにて定例会レギュレーション)あり
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   TEL 053-450-3308 FAX 同番
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Posted by コンバットドール  at 21:20Comments(0)定例ゲーム案内

2013年09月27日

浜松基地航空祭! 10月の定例会について

 COMBAT DOLL の店主です。

 来月の定例会ですが、日程の変更を致します。まだ、振替日は決定していません。

 お客様から一報が入り、確認を致しましたが、10月20日の日曜日は、なんと、こちらと重なってしまいました!(涙)



 「エア・フェスタ浜松2013」ですね!! 9月25日の時点でHPに告知されています。



 上記のような、内容が予定されています。

 定例会への参加予定の一部の方は、毎年見に行かれる方も多く、地元の大きなイベントですので、日程を変更したいと思います。

 明日、奥山デイズさんと相談させて頂いて、1週間繰り上げの線で検討させて頂きます。9月も台風の接近で中止に致しましたので、10月は前倒しにしようかと思っています。
 奥山デイズさんの都合もありますので、決まった時点でお知らせ致しますね。

 申し訳ありませんが、宜しくお願い致します・・・


 10月 変更未定日 奥山デイズにて定例会レギュレーション)あり
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   定休日 日曜日 
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2013年09月26日

故障の原因を見極める ケース10 ピストンとセクター

 COMBAT DOLL の店主です。

 2日ほど空けてしまいまして、申し訳ありません。

 さて今回は、ピストンとセクターギアの噛み合わせについてです。

 最近は海外メーカーの部品も増えており、安価の値段から、試される方も多いようですが、その時はトータル的に使用してみる事をお勧め致します。

 各社で、寸法が違っている事が多く、違うメーカーで組み合わせると痛い目に遭う場合が多いです。

 今回は修理品で、仲間同士の方の、それぞれの選択パーツの違いでの状況をご説明致します。

 マルイの純正品のピストンと、ギミック満載の中華ギア(格安品)の噛み合わせです。



 海外製品の場合、ピストンヘッドやシリンダーヘッドの厚みやピストンの全長が、マルイの物と違っているものが結構あります。ちょうどタイプの違うヘッドが取り付けられたアイテム(故障の為の修理品)から確認画像がありますので、ご覧下さい。


 A)システマサイレントヘッドセットタイプのピストンヘッド


 B)通常タイプのピストンヘッドですが、シリンダーヘッドのダンパーゴムが、鉱物系オイルの為腐食してしまった物

 上記2点は、ピストンの前方部分とシリンダーヘッドだけ確認すると、マルイの純正サイズと同寸で、問題無いかのようにみえますが、メカボックスにマルイ純正シリンダーを使って、位置関係を確認すると、それぞれズレているのが確認できます。

 解り易く画像を並べると、こんな感じです。



 セクターギアとの噛み合わせポイントが、違ってきていますね。
 セクターギア自体が、海外メーカー品ですが、そこは、別な問題になりますので、噛み合わせに注目して下さい。

 Aの場合は、ピストンが前進しきっても、セクターギアは、必ずピストンの2枚目のギアに当たってしまう位置関係であり、これは、いろんな箇所に影響が出て、壊れてしまう状態です。だから修理の依頼な訳なんですが・・・

 Bの場合は、前進しきればギリギリセーフといったくらいの位置ですが、シリンダーヘッドのダンパーゴムが減っている状態ですので、本来ならばアウトです。その状態の上に、ピストン自体の2枚目のギアがわずかに低くなっていますので、それでギリギリなのは危険です。モーターやバッテリーのスペックアップで、サイクルが上がり、ピストンが前進しきる前に、セクターギアの歯が上がって来ると、クラッシュしてしまいます。金属同士のカウンターでの衝突になりますので、どこまで壊れてしまうかは、運次第です。

 カスタムパーツだからといって、強度が完璧になった訳ではありません。バランスが崩れてしまった場合は、逆に大きな衝撃となり、ギアケースにまで被害を及ぼします。
 ちなみに、AもBもギアボックスまで交換が必要な重度の故障でした。強い部品に換えたから、強いバッテリーが使えると言った、誤解が招いた、人災ですね。

 パーツの組み合わせが問題無いかの確認を忘れずにして頂きたいと思います。

 正直、「安心の日本製」とは言いませんが、パーツを吟味する方法を持って頂いた方が良い時代だと思います。

 COMBAT DOLL 店主 中根

   10月20日 奥山デイズにて定例会レギュレーション)あり
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Posted by コンバットドール  at 23:59Comments(0)故障の原因を見極める

2013年09月25日

すいません

 COMBAT DOLL の店主です。

 昨日、今日と接客が忙しく、記事が投稿できません。

 申し訳ありません。

 明日は、記事を用意しますので、宜しくお願い致します。  


Posted by コンバットドール  at 21:27Comments(0)コンバットドール

2013年09月23日

ガスガンの注意点 補足

 COMBAT DOLL の店主です。

 前回はフロンガスについての圧力関連を書きましたが、補足事項があります。


 (フロンの沸点のグラフ)

 実際の気化条件もありますので、参考資料より、低めの圧力設定での記事内容でしたので、完璧な数値ではない事をお断りを入れるのを忘れていました。
 実際の冷媒関係の資料で、数値を調べると、35℃の液体温度なら、約0.9MPa(約9気圧)の圧力が発生するそうです。
 外気温と液体温度では違ってくるのと、気化冷却での減圧を考慮していますので、ご了承下さい。

 それと、フィクスド(固定)ガスガンとブローバックガスガンとのパワーの違いを、もう少し詳しく説明致します。

 固定ガスガンは、バルブを打撃によりガスルートを開放し、バルブがリテンションのスプリングで閉鎖されるまでガスの放出があり、BB弾をバレル内で加速させるのに、すべて消費されます。(ロスは無い物とします)

 単純に言えば、ガスが10出るとすると、10を発射に使用します

 ブローバックガスガンは、2パターンありますが、フィクスドと同じ、バルブの打撃開放とリテンションの閉鎖のみから説明します。
 こちらは、スライドもガス圧で動かす為に、ガスの消費割合があります。正直、正確な割合はわかりません。パワーの出方とシリンダーの断面積から推察すると、多分なのですが・・・

 10のガスの放出は、発射に3・スライドの稼動に7くらいの割合ではないかと思われます。

 実際には、バルブの閉鎖タイミングを、スライドが後退してから閉じるように作られているのが、現状のブローバックガスガンの大半の製品です。WAの製品にはマガジン側にバルブロックのパーツがありますので、わかりやすいと思います。

 バルブの開放時間が長いと言う事は、がすの放出量が増えますので、平均的なガスブローバックガンは

 30のガスの放出で、発射に9・スライドの稼動に21くらいの使用量だと考えられます。

 固定ガスガンの方がパワーが強くなるのは、こう言った構造だからなのです。

 故に、ガスブローバックのハンドガンは、カスタムの仕方で、吐出の消費バランスが崩れると、作動がおかしくなってしまったり、パーツを換えたのに、性能が上がらなかったりする訳です。
 放出量を増やして(バルブのカスタム)も、冷却効果が高くなってしまい、連射性能が落ちてしまったり、ガス量が多過ぎて、発射されたBB弾を乱流で命中率を悪くしてしまったりしてしまいます。

 オーバーパワーを掛けずに、バランスをとってチューニングしなければいけないのが、ガスガンのカスタムになってきます。

 これから気温が下がって、物足りなくなってくるでしょうが、カスタムの際には、十分、配慮をお願い致します。


 COMBAT DOLL 店主 中根

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Posted by コンバットドール  at 23:23Comments(0)ガスガンメンテ・カスタム銃刀法 規制

2013年09月22日

ガスガンの注意点 フロンガス

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回は、ちょうど問い合わせがあって、気が付きましたのでガスガンのチューニングの際のパワーに付いて触れさせて頂きます。


 (各メーカーHPより)

 基本的なパワーソースとしては、フロン134aや152aが市販されています。
 134aの方が、10%以上気化圧力が高くなりますので、そちらで説明したいと思います。

 フロン134aの場合、35℃で約0.75MPa(約8kg/cm2)の圧力がかかるとされていますので、その圧力でガスガンのパワーを超えないように調整されていなければなりません。

 20℃の場合では約0.48MPa(約5kg/cm2)になります。約35%のダウンですが、BB弾の初速だと50%くらい落ちる仕様のガスガンもあります。ライフル系のガスガンでブローバック機構では無いアイテムはこれくらいになります。

 最近の27℃前後では約0.67MPa(約6kg/cm2)になりますので、0.2gBB弾の初速に換算すると約80m/sが上限くらいになります。0.25gなら70m/s・0.28gなら65m/sくらいが目安になりますが、ガスライフルのフィクスドタイプの目安です。

 バレル長と作動方式や、ガスガン自体の性能で初速の上がり方が変わってきますので、上記の数字はあくまでも、一部機種の目安でしかありませんので、ご注意願います。

 特に、バレル長が長いほど、初速変動も大きくなり、HOPのかかり方も違ってしまうので、命中精度を求める場合は、ガス圧の安定化をさせるのが、絶対条件になってきます。

 故に、リキッドチャージで使用するガスガンは、チューニングが難しいというか、無理に近い状況になってしまうのです。

 使用する気温状況(シーズン)を限定し、多少の温度変化による性能差を妥協しなければなりません。

 本体やインナーバレルの温度状況で、気化効率も変化しますので、寒くなってから、マガジンだけ暖めたガスガンでは性能が発揮できない状態を思い起こしてもらえれば、解り易いと思います。

 ガスブローバックの場合は、マガジンから吐出されたガスは、ブローバック機構と発射機構で二分されるので、上がり幅は少なくなりますが、低温による下がり幅が大きくなってしまいます。自己冷却作用が大きくなってしまうからです。

 エア圧縮タイプと異なり、フロンガスは気温により、大幅に増減してしまいますので、限定使用で考えて頂くしかないのが現状です。

  

 それなので、マルシンさんは、CO2ソースのガスガンを製造しているんですね。
 CO2は高圧なので、生活環境内(一部地域は覗く)の気温変動内では、ガスガンを作動させるには十分な圧力が保てます。減圧ルートを内臓することで、パワー調整された製品となっている訳です。
 液化ガスを使用するガスガンで性能を安定させるには、パワーソースが限定させられてしまうのが現状ですね。

 エア圧縮タイプのエアガンとは、違う次元のアイテムになりますので、それだけ苦労が発生してしまいます。


 ガスガンのカスタムの場合は、気温によっての変動を把握して、法律上で明記されている上限数値である、

     「気温35℃までの状況で3.5J/cm2を超えない威力」

 にしなければなりませんので、十分に気を付けて頂かなければなりません。

 この時期にギリギリでは違法品になってしまう事をご理解下さい。

 市販品は、ギリギリになってしまっているものも多いのが現状です。
 むやみな改造は、犯罪者になってしまう恐れが高くなりますので、十分にご注意願います。

 
 COMBAT DOLL 店主 中根

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Posted by コンバットドール  at 21:00Comments(0)ガスガンメンテ・カスタム銃刀法 規制

2013年09月21日

故障の原因を見極める ケース9 シム調整4

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回はシム調整の最終回になります。

 

 現在はメタルシムが、数社から発売されていますが、画像のLaylax製の商品が一般的だと思います。
 0.1・0.2・0.3.0.5mmと薄いサイズもセットされていますので、微調整には最適です。

 違う素材のシムの種類をご紹介しますが、実際には廃盤になってしまっている商品です。



 左はSYSTEMA製のエクセライドシムで、合皮のような素材でした。
 右はPDI製のサイレントシムです。多分、ナイロン素材だったと思います。

 軟質素材のシムの良いところは、ギアジャダーを吸収して、作動音を小さくしてくれる事です。
 実際に使用すると、かなり静かになりました。
 ただ、圧縮変形を起こし易く、セッティング方法に制限がありました。



 挿絵下側のように、変形を起こして、セッティングが緩くなり、不都合が生じます。圧縮もそうなのですが、摩擦熱にも弱いのです。
 挿絵上側のように使用すると、耐久性の問題は解決できたのですが、すべての箇所での使用はできず、部分使用になります。セクターとベベルギアでのセッティングが難しいのです。
 フランジが薄いタイプの軸受けを使用すればセッティングが可能になりますね。

 上手く組み合わせれば、かなり効果のあるパーツだったのですが、コストと活用の難しさで、無くなってしまった商品ですね。個人的には好きなパーツだったので、販売終了になった時は残念でした。

 軟質素材で弾力がありますので、その弾力の効果を発揮させる、微妙なセッティングをするのには、良かったのです。

 シムの材質の選択肢があった時代は、軸受けやギアの選択肢が少なくて活用しきれなかった感がありますが仕方の無い淘汰だったと思います。

 ただ、一部の製品では、メカボックスの精度の不安もありますので、シビアに詰めるべきアイテムなのか、やっても無駄なアイテムなのかを見極めてから、細部の調整を頑張って頂きたいと思います。

 今回で、シム調整の関連は終了になります。みなさんの参考になれば幸いです。


 COMBAT DOLL 店主 中根

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Posted by コンバットドール  at 23:08Comments(0)故障の原因を見極める

2013年09月20日

故障の原因を見極める ケース8 シム調整3

 COMBAT DOLL の店主です。

 前回に引き続き、シム調整です。

 メタルブッシュ(金属製軸受け)でのパターンですが、タイプによって異なりますので、ご注意下さい。
 金属製なのに、壊れてしまったと言う方もいらっしゃいますが、基本的には消耗部品である事を念頭において下さい。
 また、逃げが無い(硬くて変形し難い)ので、シム調整を間違えてしまうと、顕著に異常がでます。サイクルが遅くなったとか、コードの発熱が気になるようになった場合は、要チェックです。
 モーターの位置調整をしても異音が収まらない場合も、シムの調整が関係する場合が多いです。
 ギアやモーターを確認しても、異常が見られない時はこれを疑っても良いと思います。

 商品の一部をご紹介しながら、タイプ別の解説になります。



 メタルブッシュと言っても、種類があります。画像は違うタイプの物を紹介していますが、他にステンレス製の製品もありましたし、ステンレスに樹脂を埋め込んだタイプもありました。

 現在、流通されている物での解説をしていきます。

 まず、マルイ純正のハイサイクル電動ガンは、オイルレスメタル(焼結金属製)の物が使用されています。
 この材質は、例えるならスポンジのような構造になっていて、オイルが染み込む素材になっています。これにより、一定期間はグリスアップ無しで潤滑効果が得られます。
 類似品として、SYSTEMA製がありますが、こちらの方が歴史が長く認知度が高いです。ただ、惜しむらくはこちらの商品は、じきに生産終了になるとの噂があります。マルイ純正品と同サイズでしたので、使い勝手が良かったのですが、残念です。

 材質の違いでは、KM企画より、砲金(真鍮)製の製品も発売されています。この商品は、軸受けの圧入用の冶具が付属しているのが嬉しい商品です。こちらは、軸の素材での相性があります。
 ステンレス製の軸を使用したギアと相性が良くなります。



 テフロンコーティングされていて、軸穴の内部にはオイル溜りの溝があり、摩擦抵抗を減らしてくれます。



 ただし、磨耗していく消耗品ですので、定期的な注油を怠ると、消耗が早くなってしまうのでお気をつけ下さい。
 鋼材(ドリルの刃等)系の軸の場合は、軸受け側の消耗が早くなりますので、定期的なチェックをして下さい。
 シム調整のパターンは、ベアリング軸受けに近い感じで、軸受け側にステンレス製の小径シムを持ってきた方が良いでしょう。

 オイルレスメタルでは、Laylax製が主流になるかと思います。



 構造的には、フランジ面に溝を作ることで、ギア(シム)との接触抵抗を減らす事と、大径のシムで溝を塞ぐセッティングをすることで、オイルの封入が可能になり、通常のオイルレスメタルより、潤滑効果を長持ちさせられます。
 フランジの厚みが、純正タイプとは異なりますので、独自にシム調整を行います。調整パターンは、樹脂製の時と同様にすれば効果が発揮されます。
 軸素材は、硬さのある鋼材系の方が、相性が良いです。スポンジのような構造の為、表面の凹凸があり、ステンレス製の軸では、軸が磨耗してきます。ステンレスの素材でも変わってきますが、海外製のギアの軸で使われている素材は、比較的柔らかいタイプが多いような感じを受けます。注油をマメにして頂くか、異音がしだしたら、早めのメンテナンスを心がけると良いと思います。

 カスタムパーツの創成期には、各社いろいろなアイテムと創意工夫された商品がでていましたが、効果が薄かったり、本体に負担を掛け過ぎる物等、粗悪品もたくさんありました。
 そんな中で、SYSTEMAさんは、工業技術を駆使して良い部品を送り出してくれた第一人者でしたが、通常の電動ガン用のパーツから、手を引いてしまうようです。



 技術を裏付けに、販売店用の組み込みマニュアルも丁寧に作り込まれ、今の電動ガンのチューニングの基礎が作られました。
 当店での、検証や考察は、こんな時代と頼れるメーカーの情報からできるようになってきたんですよね。
 SYSTEMAさんの業績は「すごかった!」と、しみじみ思います。

 ちょっと、脱線してしまいましたが、シム調整一つでも、タイプによって最適な方法でセッティングがあるので、参考になればと思います。

 次回はシム調整の最終回です。週末で多忙になりますので、明日の投稿ができないかもしれませんが、ご了承下さい。

 内容はお楽しみに・・・!
 

 COMBAT DOLL 店主 中根

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Posted by コンバットドール  at 22:39Comments(0)故障の原因を見極める

2013年09月19日

故障の原因を見極める ケース7 シム調整2

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回は前回の続きになりますが、ノーマル(樹脂)軸受けでのシム調整です。

 枚数を間違えて、多く入れてしまうと、メカボックスの変形(膨らみ)が出てしまい、再調整が難しくなります。
 勿論、抵抗が大きくなってしまい、動かない場合もあります。

 少なくても、ブレが発生してギアの破損につながります。

 ノーマル(樹脂)軸受けは、変形しますので、そこを考慮しての調整が必要です。



 オーバーホール等の場合は、セクターギアの状態を確認して、交換次期を見極めると良いでしょう。

 ギア破損の場合は、必ずチェックしましょう。



 メーカー純正の場合は、白い樹脂製の物が取り付けられています。



 次世代電動ガンは、黒い物が使用されていて、素材も違うようです。
 ハイサイクルは、オイルレスメタルが使用されています。そちらは、明日の記事にて解説致します。

 この軸受けは、交換された使用済み品です。
 次世代用の黒い方に、跡がついていますが、これは、シムのバリが出ている方が軸受け面に付いていた為です。



 シムには、製造方法により裏表ができてしまいます。画像では判断し難いと思いますが、文章を参考にしてください。
 実際に現物を見てもらえば、僕のような老眼でも判別できます。触れば確実に解ります。



 前回の記事で紹介した、R/C用のシムの場合は、裏と表の加工差が出ないように製造されています。
 外径も小さくなっていますので、その特性を生かす使用状況で、ご活用下さい。

 実際の組み付けですが・・・



 前回のベアリングとは、ちょっと違ってきます。
 樹脂製の軸受けの場合、回転摩擦での発熱による変形(熱膨張)がおこり、軸に掛かる回転トルクや、スプリングから来る応力で、発熱して柔らかくなった所で完全変形(元に戻らない)を起こしてしまう場合があります。
 フルオートで撃ちっぱなしを多用すると、すぐに軸受けの変形が起きて壊れ易くなります。

 ベアリング軸受けの時よりも、気持ち緩めのセッティングを心がけます。
 完全に押さえ付けられる訳ではありませんが、画像のコメントの通り、接触面が少ないと、圧力が大きくなり軸受け側の損耗につながります。
 かと言って、接触面が大きくなれば、摩擦の抵抗値は大きくなってしまうのですが、どの部分(面)が滑って回転してくれるのかを考えて、シム調整を行います。
 ギアとシムの当たり面を小さくして、そちらで滑ってくれるようにする訳です。ギアにはグリスも塗布しますので、付着しているグリスが潤滑剤として活躍してくれます。樹脂製の塾受けやシムには、グリスの保持能力が低いので、そのようにする訳です。
 純正の状態では、厚みの組み合わせの関係もあり、大径のシムはベベルギアの大径側に使用されているだけです。
 (機種によっては、他の部分でも使用されている物もあります。)
 こちら側はモーターの回転を伝達するために、軸の方向が変換され、ギアの大径側に圧力が掛かります。上記までに説明した作用からの軸受けの保護だと思っています。

 また、シムの裏表までは考慮されていないようですが、これは影響が少ないと判断されているのではないかと思います。
 食い込んだ分だけ、厚みのセッティングが変わってきますので、チューニングやメンテナンスの際は、合わせておいた方が懸命だと思います。



 軸受けとメカボックスのガタも確認しましょう。
 軸受けがギアの軸と一緒に回転してしまう状態になっている物が多いです。
 長時間の連射による発熱の影響や、長期間の使用で損耗している状況ですね。
 間違ってシム調整をして、そうなってしまう場合もありますので、樹脂製の軸受けでは必須事項です。



 勿論、軸穴の方もご確認ください。
 ギア破損の修理の場合は、こちらが変形している場合もあります。



 画像はギアクラッシュで割れてしまった、次世代用の軸受けです。
 グリスが付着したままだと、発見し難いですのでお気を付けください。

 スタンダード電動ガンや、一部カスタム品の交換用のギアには、シムの基準寸法が記載されたマニュアルが付属しています。



 基本、あたりさわりない基準寸法です。実際にはもっとつめられますので、ご自身で修理やチューニングをされる方は、チャレンジされると良いでしょう。
 ギア同士の位置関係は、前回の記事と同様ですので、側面を接触させない最低限の隙間を目指しましょう。

 間違ったシム調整は、即故障につながる場合が多いです。
 不慣れな方は、カスタムショップにご相談してください。
 すべてのショップでここまでやって頂けるかは定かでありませんので、ご自身で信頼できるお店を選んで頂ければと思います。

 明日は、メタル軸受けです。


 COMBAT DOLL 店主 中根

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