2014年03月10日
VFC XCR 修理 矯正
COMBAT DOLL の店主です。
昨日はお休みさせて頂きました。
さて、今回は、意外に捻くれ者だった、VFC製のXCRです。
って、銃が解りませんね。全体画像を撮り忘れました、すいません。
修理依頼品だったのですが、症状としてはHOPが上手くかからないし、弾道が不安定と言うことでした。
ご覧の通り、スコープとバイポットを取り付けていても、銃の性能が追い付かないので、悲しい症状です。
分解して、真っ先に見たのはパッキンです。
ものの見事に、「溶けて」います。 結構多い症状です。 初期に使われているスプレーオイルがヤバイやつなんですよね。
ゴムの素材も関係していますが、基本交換になります。システマ製の物と交換します。
それと、バレル先端のテーパー加工も真っ直ぐになっていませんので、弾道が安定しない2つの要素がここにありました。
クリーニングとテーパー加工のやり直しをして補正します。
次は、本体の位置関係の確認なんですが、先にギアボックスの内部調整を片付けておきます。
メカボックスは上下分割になっていますが、ギアやタペットプレートの位置関係が合わないと外れません。
最近やった、MG42の要領で外します。ピストンの開放は、グリップを外してから逆転防止ラッチを解除して行います。
初速はそのままで良いとの事でしたので、グリスアップ等のオーバーホールだけです。特に問題は見られません。
スイッチブロックも工夫されてます。省スペースで上手くまとまっていますね。
ギアのある、ロアブロックも非常に小さくできています。
個人的に、オートシムの機構が好きではないのもあるのですが、シムを通常セッティングにしてしまいます。
この方が安心感があります。
さて、ここからが本体の矯正なのですが、メカボックスが尻下がりの固定されていたので、後方を持ち上げるべく、固定用のステーにワッシャーを噛ませて底上げします。
ロア部分は水平になってくれました。
フレームのロアとアッパーのガタツキを矯正します。アッパーフレームのピン穴が大きい為に遊びが有り、フレームが浮いていたので、矯正したい方向にアルミシートを貼り付け、削り込んで調整します。
但し、この銃はバッテリーの出し入れに、必ず分解が必要になりますので、ピンの抜き差しに無理の無い程度にしておかなければいけません。
メカボックスのアッパーの押さえのブロックもサイズが微妙に長いので、削って調整が必要でした。
脱着可能なアウターバレルのブロックもガタが有り、重さで下に垂れ下がってしまう状態でしたので、アルミテープでのインサートブロックのサイズ調整と、ガスチューブ部分の位置調整用にOリングを取り付けて、矯正します。
脱着の関係で、ガチガチとは行きませんが、十分に矯正と固定ができました。
初速も安定し、当店の弾測計での誤差補正で。88m/s前後になっています。
勿論、最初の画像の通り、スコープのレベル出しも行い、調整後は狙った所にビシビシ当たります。
HOPも安定してかかるようになっていますので、クライアント様にはご安心を頂きたいと思います。
ただ・・・、ここ数日屋外試射が、風の影響の為参考になりませんので、長距離弾道の確認ができておりませんが、HOPもちゃんと調整できていますので、大丈夫だと思われます。
性能の違いを楽しみにしていてください。
自信たっぷりに書いていますが、最初の状態がかなり酷かったので、ここまで言い切れてしまうのです・・・(笑)
これで、普通に使えるおもちゃになりましたので、宜しくお願い致します。
COMBAT DOLL 店主 中根
奥山デイズにて定例会(レギュレーション)次回未定
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり
TEL 053-450-3308 FAX 同番
メール info@combatdoll.jp
ミリブロのメッセージからでも大丈夫です
昨日はお休みさせて頂きました。
さて、今回は、意外に捻くれ者だった、VFC製のXCRです。
って、銃が解りませんね。全体画像を撮り忘れました、すいません。
修理依頼品だったのですが、症状としてはHOPが上手くかからないし、弾道が不安定と言うことでした。
ご覧の通り、スコープとバイポットを取り付けていても、銃の性能が追い付かないので、悲しい症状です。
分解して、真っ先に見たのはパッキンです。
ものの見事に、「溶けて」います。 結構多い症状です。 初期に使われているスプレーオイルがヤバイやつなんですよね。
ゴムの素材も関係していますが、基本交換になります。システマ製の物と交換します。
それと、バレル先端のテーパー加工も真っ直ぐになっていませんので、弾道が安定しない2つの要素がここにありました。
クリーニングとテーパー加工のやり直しをして補正します。
次は、本体の位置関係の確認なんですが、先にギアボックスの内部調整を片付けておきます。
メカボックスは上下分割になっていますが、ギアやタペットプレートの位置関係が合わないと外れません。
最近やった、MG42の要領で外します。ピストンの開放は、グリップを外してから逆転防止ラッチを解除して行います。
初速はそのままで良いとの事でしたので、グリスアップ等のオーバーホールだけです。特に問題は見られません。
スイッチブロックも工夫されてます。省スペースで上手くまとまっていますね。
ギアのある、ロアブロックも非常に小さくできています。
個人的に、オートシムの機構が好きではないのもあるのですが、シムを通常セッティングにしてしまいます。
この方が安心感があります。
さて、ここからが本体の矯正なのですが、メカボックスが尻下がりの固定されていたので、後方を持ち上げるべく、固定用のステーにワッシャーを噛ませて底上げします。
ロア部分は水平になってくれました。
フレームのロアとアッパーのガタツキを矯正します。アッパーフレームのピン穴が大きい為に遊びが有り、フレームが浮いていたので、矯正したい方向にアルミシートを貼り付け、削り込んで調整します。
但し、この銃はバッテリーの出し入れに、必ず分解が必要になりますので、ピンの抜き差しに無理の無い程度にしておかなければいけません。
メカボックスのアッパーの押さえのブロックもサイズが微妙に長いので、削って調整が必要でした。
脱着可能なアウターバレルのブロックもガタが有り、重さで下に垂れ下がってしまう状態でしたので、アルミテープでのインサートブロックのサイズ調整と、ガスチューブ部分の位置調整用にOリングを取り付けて、矯正します。
脱着の関係で、ガチガチとは行きませんが、十分に矯正と固定ができました。
初速も安定し、当店の弾測計での誤差補正で。88m/s前後になっています。
勿論、最初の画像の通り、スコープのレベル出しも行い、調整後は狙った所にビシビシ当たります。
HOPも安定してかかるようになっていますので、クライアント様にはご安心を頂きたいと思います。
ただ・・・、ここ数日屋外試射が、風の影響の為参考になりませんので、長距離弾道の確認ができておりませんが、HOPもちゃんと調整できていますので、大丈夫だと思われます。
性能の違いを楽しみにしていてください。
自信たっぷりに書いていますが、最初の状態がかなり酷かったので、ここまで言い切れてしまうのです・・・(笑)
これで、普通に使えるおもちゃになりましたので、宜しくお願い致します。
COMBAT DOLL 店主 中根
奥山デイズにて定例会(レギュレーション)次回未定
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり
TEL 053-450-3308 FAX 同番
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2014年03月08日
Xabier 仕様 LCT 74U
COMBAT DOLL の店主です。
今回は、引き続き「Xabier」パーツを組み込んだチューニングの紹介です。
こちらのクライアント様もブログを見て、試験装着を名乗り出て頂きました。
ありがとうございます。
要望は特に無く、どうなるのか試してみたいと言う事で、ベーシックに組み付けて行きます。
LCT製の74Uです。
ショートバレルと独特のハイダー形状で、発射音に個性のある個体ですので、変化の具合が楽しみです。
まずは、分解してメカボックスを引っ張り出し、中身を確認です。
シリンダーヘッドに違和感があるので、よく見てみると・・・
V2の形状になっています。試しにLCTのヘッドをV3のメカボックスにはめてみたのですが、やはり穴のサイズと位置が違ってガタが出ます。
V3用のヘッドは、はめ込めません。
当方、初めて気が付きました。
ピストンはそのまま使用しますので、ヘッドのみ交換します。
ピストンの内径は、ウエイトブロックが入る、ギリギリのサイズでした。
ピストンヘッドのスラストベアリングは、インナースプリング用の物と入れ替えでの装着です。
ロッドのワッシャー類も付属の状態で使用します。
組上げた後に、シリンダーヘッドのノズル内に、ロッドが素直に入ってくれるか確認です。
シリンダーヘッドは、マルイ純正に交換です。LCTの物は内径が細くなっているので使用できません。
今回のシリンダーヘッドは、バリ取りの必要は、ありませんでした。
シリンダーはそのまま使用します。ホール部分にバリが出ていたので、仕上げ直しをします。
シリンダーのグリスは、Xabier製のイエローグリス(シリンダー用)を使用します。こちら、パッケージの変更があって、実質の発売は本日からになっていたようですね。
タペットプレートもそのまま使用。これは、製品の仕上がりはきれいな状態で、国産品と遜色がありません。
ノズルもエアシールタイプとなっており、仕上げも同上です。
スプリングガイドは、マルイ製のコピーでしたので、コントラスプリングが使用できない為、Laylax製(旧型)のスプリングガイドに交換です。
レール部分等の研磨をして、各所、グリスアップして組上げて終了です。
インナーバレルは、約10mmほどカットして、出口をテーパー加工しました。独特のハイダー内で、音の反響をよくするのと。サイレンサー素材を入れた時の効果を高くして、音のギャップを楽しめるようにしました。
実際、インナーバレルは265mmサイズになるので、銃口からの発射音の減少は少なく感じます。
ハイダー内部にスポンジを入れたサイレンサーにすると、かなり小さい音になります。スポンジ無しだと、甲高い小気味良い音になりますので、気分で仕様変更してもらえればと思います。
初速は86m/s±1m/sで、初速も安定しています。ロッドのシムワッシャーを抜くと、90m/s前後になりますので、このバレルサイズだと、上々と言った所だと思います。
クライアント様、お待たせ致しました。
COMBAT DOLL 店主 中根
奥山デイズにて定例会(レギュレーション)次回未定
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり
TEL 053-450-3308 FAX 同番
メール info@combatdoll.jp
ミリブロのメッセージからでも大丈夫です
今回は、引き続き「Xabier」パーツを組み込んだチューニングの紹介です。
こちらのクライアント様もブログを見て、試験装着を名乗り出て頂きました。
ありがとうございます。
要望は特に無く、どうなるのか試してみたいと言う事で、ベーシックに組み付けて行きます。
LCT製の74Uです。
ショートバレルと独特のハイダー形状で、発射音に個性のある個体ですので、変化の具合が楽しみです。
まずは、分解してメカボックスを引っ張り出し、中身を確認です。
シリンダーヘッドに違和感があるので、よく見てみると・・・
V2の形状になっています。試しにLCTのヘッドをV3のメカボックスにはめてみたのですが、やはり穴のサイズと位置が違ってガタが出ます。
V3用のヘッドは、はめ込めません。
当方、初めて気が付きました。
ピストンはそのまま使用しますので、ヘッドのみ交換します。
ピストンの内径は、ウエイトブロックが入る、ギリギリのサイズでした。
ピストンヘッドのスラストベアリングは、インナースプリング用の物と入れ替えでの装着です。
ロッドのワッシャー類も付属の状態で使用します。
組上げた後に、シリンダーヘッドのノズル内に、ロッドが素直に入ってくれるか確認です。
シリンダーヘッドは、マルイ純正に交換です。LCTの物は内径が細くなっているので使用できません。
今回のシリンダーヘッドは、バリ取りの必要は、ありませんでした。
シリンダーはそのまま使用します。ホール部分にバリが出ていたので、仕上げ直しをします。
シリンダーのグリスは、Xabier製のイエローグリス(シリンダー用)を使用します。こちら、パッケージの変更があって、実質の発売は本日からになっていたようですね。
タペットプレートもそのまま使用。これは、製品の仕上がりはきれいな状態で、国産品と遜色がありません。
ノズルもエアシールタイプとなっており、仕上げも同上です。
スプリングガイドは、マルイ製のコピーでしたので、コントラスプリングが使用できない為、Laylax製(旧型)のスプリングガイドに交換です。
レール部分等の研磨をして、各所、グリスアップして組上げて終了です。
インナーバレルは、約10mmほどカットして、出口をテーパー加工しました。独特のハイダー内で、音の反響をよくするのと。サイレンサー素材を入れた時の効果を高くして、音のギャップを楽しめるようにしました。
実際、インナーバレルは265mmサイズになるので、銃口からの発射音の減少は少なく感じます。
ハイダー内部にスポンジを入れたサイレンサーにすると、かなり小さい音になります。スポンジ無しだと、甲高い小気味良い音になりますので、気分で仕様変更してもらえればと思います。
初速は86m/s±1m/sで、初速も安定しています。ロッドのシムワッシャーを抜くと、90m/s前後になりますので、このバレルサイズだと、上々と言った所だと思います。
クライアント様、お待たせ致しました。
COMBAT DOLL 店主 中根
奥山デイズにて定例会(レギュレーション)次回未定
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定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり
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2014年03月07日
Xabier 仕様 M4系
COMBAT DOLL の店主です。
2日ほどサボってしまってすいません。
作業に煮詰まってしまって、記事を書く時間が取れませんでした(汗)
本日未明に書き上げた記事です。予約投稿でアップされています。
基本的チューニングは、当店メニューの「林」カスタムなのですが、ここは新メーカーさんの応援という事で、
「Xabier 仕様」 とさせて頂きます。
以前のミリブロ 「Xabier エアダンパーピストンヘッド」 と 「Xabier コントラスプリング」 を紹介させて頂いたところ、
クライアント様から、オーダーのお声がかかりました。
「地元のメーカーさんに頑張ってもらいたいので、是非お願いします!」と、暖かいお言葉を頂きました!!
クライアント様の要望は、
初速は85m/s以下、0.2g弾使用。
安定した弾道と、静寂性の追及、及び、トリガーレスポンスの向上。 でした。
なかなか、高いハードルなのですが、クライアント様のゲームスタイルも熟知しておりますので、最大限の性能を目指しましょう。
本体に関しては、ジャンク品の寄せ集めと言う事ですが、特に問題ありません。
メカボックスはマルイ製、ギアノーマルで流速チューン仕様の状態。モーターは、マルイEG1000です。
FET(メーカー・スペック不明)が組み込まれています。
インナーバレルは300mmのマルイ純正品で、チャンバーはシステマ製。
ボディは、久しぶりに見させてもらった、ZEKE製の初期物です。
必要なパーツを揃えて、作業開始です。 ステッカーは性能に含まれないパーツですので、ご了承ください(笑)。
銃本体に貼るようなタイプのクライアント様ではありませんので、小物に貼ってもらえればと思います。
今回、ピストンヘッドは、重量確保の為に、スラストベアリングをタンデムにヘッド側に取り付ける事にしました。
付属のネジでは長さが足りないので、40mmの長さに交換します。
ピストンの重量を上げる事で、圧縮の安定と、軽いリコイルアップが目的です。
スラストベアリングには、「Xabier製シリコングリスイエロー(シリンダー用)」を塗布しておきます。
以外と、ここへのグリスアップはされていない場合が多いのですが、耐久性と動作性の向上にはグリスアップをしておいた方が良いです。
付属のワッシャーを使用したロッドの有効長は6.5mmで、ピストンの総重量は38gにもなりました・・・。
ちょっと、重過ぎた感もするのですが、このまま様子をみます。
ロッド長に関しては、サイクルと初速のバランスもありますので、不都合があれば変更します。
実際には修正無しで、良い状況でした。
次に、スプリングガイドの変更です。
「コントラスプリング」は、インナースプリングの内径が小さくなるので、マルイの純正品や、システマ製の旧型のスプリングガイドでは使用できません。
それに。今回はスラストベアリングをピストン内部に納めましたので、全長にも問題があります。
追加装備される、インナー用のスラストベアリングの厚み分、7mmをカットする必要があります。
G&P製のコンプリートガンに付属していたガイドを加工して使用します。ガイドにベアリングが付いた製品では、スプリングが縮みきった時の長さが合わない危険があったので、上記画像のように致しました。
勿論、加工したガイドと、スプリング・ピストンの状況を確認します。
右側の画像は、圧縮の確認ですが、ダブルスプリングの効果が体感できます。シングルのスプリングのようにツイストの力の逃げが無い分、すんなり縮められます。ちょっと弱過ぎる感じがしてしまいますが、実際には問題ありません。
負荷の低減で、燃費向上と立ち上がりの良さが実現されます。
シリンダーとシリンダーヘッドは純正品を使用します。シリンダーヘッドはロッドの入りが悪かったので、バリ取り加工が必要でした。
ノズルは「パカ山クラフト」製のエアシールノズルが付いていましたので、初速ダウンの調整にもなる為、そのまま使用します。
ノズルの吐出口の面積で判断すると、当方の目算では初速5m/sのダウンをしてくれる筈です。
ノズル部分には、「Xabier製ホワイトグリス(ギア用)」 を塗布して気密性を高めます。
シリンダーには、イエローグリスとホワイトグリスを2:1の割合で、ブレンドして使用します。
グリスの硬さ調整で、ブレンドして使えるのはありがたい製品ですね。
スイッチの接点部分を小細工しておきます。端子の広がりを狭くしておく事で、接触するタイミングが早くなります。
動き始めるトリガー位置が近くなりますので、立ち上がりが早く感じられる訳です。
セミオートを多用されるクライアント様ですので、ここは必須項目になります。
セレクターのスプリングが変形していましたので交換です。セクターギアも寿命の為、交換されています。
メカボックス内の各所研磨を行い、グリスアップをして完了間近です。
スプリングにグリス(ホワイトグリス・スプリングに付属分)を塗布して、メカボックスは完了です。
チャンバーの位置関係が悪かったので、アウターバレルの組み直しをします。
シムスペーサーや、ガイドピンの位置調整と、ZEKE製のフレームならではの、チャンバーの加工を行って位置補正してあります。
300mmのインナーバレルは、弾道の安定化を目的に、出口のテーパー加工を施します。
ブレ止めにはアルミテープです。
ハンドガードリングカバーのガタがあったので、水道用のパッキンを挟んで、固定です。どうしてもガタが気になってしまったので、クライアント様に確認せずに行いました。申し訳ありません。
配線のフレームを潜りぬける部分が、剥き出しで不安だったので、カバーを追加して補修は完了です。
補正の済んだ、アッパー側と組上げたロア側を組上げれば完成です。
ただ、FETの位置がハンドガードレール内ですので、怪しい天気や夜露の降りる野戦でのご使用は、避けて頂きたいと思います。
試射、確認作業にて。
初速 84m/s(±1以下) オプションNo.1製 バイオBB弾 0.2g ブラウン 使用時
(低めの初速調整は大変なのですが、パカ山ノズルのおかげで一発クリアです!)
動作音は、マルイ純正以下(プラフレームSTD) 予想よりかなり静かでした。
適度なリコイル感と、立ち上がりの良さは、1000モーターで7.4V使用とは思えないくらいです。
発射音は、大型のサイレンサーが付いているのと同程度まで下がっています。
正直、予想以上に良くまとまってくれました。
クライアント様に引渡し済みですが、試射して頂いた時の「にんまり顔」に満足感を頂きました。
Xabierのエボルテックさん、応援して頂けるユーザーさんがいますので、頑張ってくださいね!
COMBAT DOLL 店主 中根
奥山デイズにて定例会(レギュレーション)次回未定
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり
TEL 053-450-3308 FAX 同番
メール info@combatdoll.jp
ミリブロのメッセージからでも大丈夫です
2日ほどサボってしまってすいません。
作業に煮詰まってしまって、記事を書く時間が取れませんでした(汗)
本日未明に書き上げた記事です。予約投稿でアップされています。
基本的チューニングは、当店メニューの「林」カスタムなのですが、ここは新メーカーさんの応援という事で、
「Xabier 仕様」 とさせて頂きます。
以前のミリブロ 「Xabier エアダンパーピストンヘッド」 と 「Xabier コントラスプリング」 を紹介させて頂いたところ、
クライアント様から、オーダーのお声がかかりました。
「地元のメーカーさんに頑張ってもらいたいので、是非お願いします!」と、暖かいお言葉を頂きました!!
クライアント様の要望は、
初速は85m/s以下、0.2g弾使用。
安定した弾道と、静寂性の追及、及び、トリガーレスポンスの向上。 でした。
なかなか、高いハードルなのですが、クライアント様のゲームスタイルも熟知しておりますので、最大限の性能を目指しましょう。
本体に関しては、ジャンク品の寄せ集めと言う事ですが、特に問題ありません。
メカボックスはマルイ製、ギアノーマルで流速チューン仕様の状態。モーターは、マルイEG1000です。
FET(メーカー・スペック不明)が組み込まれています。
インナーバレルは300mmのマルイ純正品で、チャンバーはシステマ製。
ボディは、久しぶりに見させてもらった、ZEKE製の初期物です。
必要なパーツを揃えて、作業開始です。 ステッカーは性能に含まれないパーツですので、ご了承ください(笑)。
銃本体に貼るようなタイプのクライアント様ではありませんので、小物に貼ってもらえればと思います。
今回、ピストンヘッドは、重量確保の為に、スラストベアリングをタンデムにヘッド側に取り付ける事にしました。
付属のネジでは長さが足りないので、40mmの長さに交換します。
ピストンの重量を上げる事で、圧縮の安定と、軽いリコイルアップが目的です。
スラストベアリングには、「Xabier製シリコングリスイエロー(シリンダー用)」を塗布しておきます。
以外と、ここへのグリスアップはされていない場合が多いのですが、耐久性と動作性の向上にはグリスアップをしておいた方が良いです。
付属のワッシャーを使用したロッドの有効長は6.5mmで、ピストンの総重量は38gにもなりました・・・。
ちょっと、重過ぎた感もするのですが、このまま様子をみます。
ロッド長に関しては、サイクルと初速のバランスもありますので、不都合があれば変更します。
実際には修正無しで、良い状況でした。
次に、スプリングガイドの変更です。
「コントラスプリング」は、インナースプリングの内径が小さくなるので、マルイの純正品や、システマ製の旧型のスプリングガイドでは使用できません。
それに。今回はスラストベアリングをピストン内部に納めましたので、全長にも問題があります。
追加装備される、インナー用のスラストベアリングの厚み分、7mmをカットする必要があります。
G&P製のコンプリートガンに付属していたガイドを加工して使用します。ガイドにベアリングが付いた製品では、スプリングが縮みきった時の長さが合わない危険があったので、上記画像のように致しました。
勿論、加工したガイドと、スプリング・ピストンの状況を確認します。
右側の画像は、圧縮の確認ですが、ダブルスプリングの効果が体感できます。シングルのスプリングのようにツイストの力の逃げが無い分、すんなり縮められます。ちょっと弱過ぎる感じがしてしまいますが、実際には問題ありません。
負荷の低減で、燃費向上と立ち上がりの良さが実現されます。
シリンダーとシリンダーヘッドは純正品を使用します。シリンダーヘッドはロッドの入りが悪かったので、バリ取り加工が必要でした。
ノズルは「パカ山クラフト」製のエアシールノズルが付いていましたので、初速ダウンの調整にもなる為、そのまま使用します。
ノズルの吐出口の面積で判断すると、当方の目算では初速5m/sのダウンをしてくれる筈です。
ノズル部分には、「Xabier製ホワイトグリス(ギア用)」 を塗布して気密性を高めます。
シリンダーには、イエローグリスとホワイトグリスを2:1の割合で、ブレンドして使用します。
グリスの硬さ調整で、ブレンドして使えるのはありがたい製品ですね。
スイッチの接点部分を小細工しておきます。端子の広がりを狭くしておく事で、接触するタイミングが早くなります。
動き始めるトリガー位置が近くなりますので、立ち上がりが早く感じられる訳です。
セミオートを多用されるクライアント様ですので、ここは必須項目になります。
セレクターのスプリングが変形していましたので交換です。セクターギアも寿命の為、交換されています。
メカボックス内の各所研磨を行い、グリスアップをして完了間近です。
スプリングにグリス(ホワイトグリス・スプリングに付属分)を塗布して、メカボックスは完了です。
チャンバーの位置関係が悪かったので、アウターバレルの組み直しをします。
シムスペーサーや、ガイドピンの位置調整と、ZEKE製のフレームならではの、チャンバーの加工を行って位置補正してあります。
300mmのインナーバレルは、弾道の安定化を目的に、出口のテーパー加工を施します。
ブレ止めにはアルミテープです。
ハンドガードリングカバーのガタがあったので、水道用のパッキンを挟んで、固定です。どうしてもガタが気になってしまったので、クライアント様に確認せずに行いました。申し訳ありません。
配線のフレームを潜りぬける部分が、剥き出しで不安だったので、カバーを追加して補修は完了です。
補正の済んだ、アッパー側と組上げたロア側を組上げれば完成です。
ただ、FETの位置がハンドガードレール内ですので、怪しい天気や夜露の降りる野戦でのご使用は、避けて頂きたいと思います。
試射、確認作業にて。
初速 84m/s(±1以下) オプションNo.1製 バイオBB弾 0.2g ブラウン 使用時
(低めの初速調整は大変なのですが、パカ山ノズルのおかげで一発クリアです!)
動作音は、マルイ純正以下(プラフレームSTD) 予想よりかなり静かでした。
適度なリコイル感と、立ち上がりの良さは、1000モーターで7.4V使用とは思えないくらいです。
発射音は、大型のサイレンサーが付いているのと同程度まで下がっています。
正直、予想以上に良くまとまってくれました。
クライアント様に引渡し済みですが、試射して頂いた時の「にんまり顔」に満足感を頂きました。
Xabierのエボルテックさん、応援して頂けるユーザーさんがいますので、頑張ってくださいね!
COMBAT DOLL 店主 中根
奥山デイズにて定例会(レギュレーション)次回未定
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
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2014年03月04日
S&T M3 グリースガン メンテナンス
COMBAT DOLL の店主です。
今回は珍しい部類の電動ガンのご紹介です。
S&T製 の M3グリースガン です。
ただ、今回はメカボックスの分解は行っていません。
動作音に問題を感じなかったのと、クライアント様の来店即応でしたので、完全な分解を次回持ち越しになっています。トラブルが発生したらオーバーホールと言った具合です。
トリガーガードを外す(板バネ方式)と、アンダーフレームカバー類が取り外せます。
バレル基部のナットリングを外して、チャンバー類が露出します。
チャンバーを外すには、メカボックスごとスライドさせてHOPレバーを取り付けているネジを外せば、チャンバーを分離できます。
チャンバーパッキンは、クライアント様の要望もあり、信用できないので交換しました。インナーバレルの仕上げも良く、できばえは良いと思います。
パッキンのゴム質と、浸透しているオイルに不安があるのは、中華製の宿命ですので、交換が無難なのは確かです。チャンバーもブレーキクリーナーにて洗浄してあります。
ただ、このギアボックスは上下分割になっているようですが、説明書にも分解図が載っていないので、手探りの分解が必要な所ですが、クライアント様も、今回はそのままで良いと言うことでしたので、これ以上の作業はしておりません。
MG42で苦労した記憶が新しいので、今回は助かった!と思ってしまいました・・・(笑)
駆動音も、変に異音が聞こえたりもありませんので、しばらく様子見をするそうです。
また、折を見てネットででも調べておこうと思います。
当方、よほど困らないと情報収集をしないので、お客様に教えてもらう事も多いんですよね(笑)
そして、専用サイズのバッテリーですが、微妙な大きさなんですね。長さの関係もあり、使用できるサイズは限定されます。
マガジンもマルイのMAC10の物があったので、比較してみます。
はめ込んでみると、普通に入ります。給弾口も同じ位置関係です。発射も問題ありません。
ですが、マガジンキャッチのロック位置が違いますので、実際にそのまま使用はできません。後々、マガジンに困ったら、加工流用が可能であるという記憶を残しておけば良いレベルですね。
初速もパッケージデータと同様くらいで、パッキン交換後も変わらずに出ていました。
ただ、一つだけ注意事項があります。
取り扱い説明書で間違った説明がありますが、これだけは訂正して欲しいです!
HOP調整の方向が逆に記載されています。右画像のチャンバーの写真の通り、Uでダウン・Dでアップになりますので、お手持ちの方はご注意ください。
COMBAT DOLL 店主 中根
奥山デイズにて定例会(レギュレーション)次回未定
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり
TEL 053-450-3308 FAX 同番
メール info@combatdoll.jp
ミリブロのメッセージからでも大丈夫です
今回は珍しい部類の電動ガンのご紹介です。
S&T製 の M3グリースガン です。
ただ、今回はメカボックスの分解は行っていません。
動作音に問題を感じなかったのと、クライアント様の来店即応でしたので、完全な分解を次回持ち越しになっています。トラブルが発生したらオーバーホールと言った具合です。
トリガーガードを外す(板バネ方式)と、アンダーフレームカバー類が取り外せます。
バレル基部のナットリングを外して、チャンバー類が露出します。
チャンバーを外すには、メカボックスごとスライドさせてHOPレバーを取り付けているネジを外せば、チャンバーを分離できます。
チャンバーパッキンは、クライアント様の要望もあり、信用できないので交換しました。インナーバレルの仕上げも良く、できばえは良いと思います。
パッキンのゴム質と、浸透しているオイルに不安があるのは、中華製の宿命ですので、交換が無難なのは確かです。チャンバーもブレーキクリーナーにて洗浄してあります。
ただ、このギアボックスは上下分割になっているようですが、説明書にも分解図が載っていないので、手探りの分解が必要な所ですが、クライアント様も、今回はそのままで良いと言うことでしたので、これ以上の作業はしておりません。
MG42で苦労した記憶が新しいので、今回は助かった!と思ってしまいました・・・(笑)
駆動音も、変に異音が聞こえたりもありませんので、しばらく様子見をするそうです。
また、折を見てネットででも調べておこうと思います。
当方、よほど困らないと情報収集をしないので、お客様に教えてもらう事も多いんですよね(笑)
そして、専用サイズのバッテリーですが、微妙な大きさなんですね。長さの関係もあり、使用できるサイズは限定されます。
マガジンもマルイのMAC10の物があったので、比較してみます。
はめ込んでみると、普通に入ります。給弾口も同じ位置関係です。発射も問題ありません。
ですが、マガジンキャッチのロック位置が違いますので、実際にそのまま使用はできません。後々、マガジンに困ったら、加工流用が可能であるという記憶を残しておけば良いレベルですね。
初速もパッケージデータと同様くらいで、パッキン交換後も変わらずに出ていました。
ただ、一つだけ注意事項があります。
取り扱い説明書で間違った説明がありますが、これだけは訂正して欲しいです!
HOP調整の方向が逆に記載されています。右画像のチャンバーの写真の通り、Uでダウン・Dでアップになりますので、お手持ちの方はご注意ください。
COMBAT DOLL 店主 中根
奥山デイズにて定例会(レギュレーション)次回未定
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり
TEL 053-450-3308 FAX 同番
メール info@combatdoll.jp
ミリブロのメッセージからでも大丈夫です
2014年03月03日
セクターギアの交換時期
COMBAT DOLL の店主です。
3日ほど、ブログの更新が滞ってしまいました。ごめんなさい!
カスタムや修理が立て込んできましたので、ちょっとお茶濁しが多くなりそうです。
今回は、そんな状況の中での小ネタですいません。
マルイ、純正セクターギアの交換時期のチェックポイントのご紹介です。
変形や消耗が大きいのは、ピストンの引き始めと抜ける時になります。
ピストンに噛みあうギアは、以前紹介したことがありますので、省略させて頂きます。
今回は、スパーギアとの噛み合い部分をクローズアップです。
先の画像は、引き始めの位置ですが、赤い矢印の方向に回されて、歯の手前面から圧縮変形と磨耗させられます。
画像を良く見てもらうと、線に示された歯と、右隣の歯を見比べて、歯先が尖っているのが解ると思います。
このギアは、強めのスプリングが装着されていたので、消耗も大きいです。
こちらの画像は、ピストンのメインスプリングが圧縮されきって、開放される時にスパーギアで力がかかっている箇所です。
引き始めに比べると、消耗の具合が大きいのが解ると思います。縮めたスプリングの力とモーターの駆動力で一番負担の大きくなる箇所です。
双方とも限界の状況になっています。いつ欠けてしまってもおかしくありません。
グリスでギアの消耗具合を確認し難いので、クリーニングしてみると一目両全になります。メンテナンスの際は、グリスの塗り直しを癖にしておくと良いですね。
オーバーホールをしてみて、これに近い状態であれば、迷わず交換をお勧め致します。
今日は、こんな小ネタで、申し訳ありません・・・m(_ _)m
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3日ほど、ブログの更新が滞ってしまいました。ごめんなさい!
カスタムや修理が立て込んできましたので、ちょっとお茶濁しが多くなりそうです。
今回は、そんな状況の中での小ネタですいません。
マルイ、純正セクターギアの交換時期のチェックポイントのご紹介です。
変形や消耗が大きいのは、ピストンの引き始めと抜ける時になります。
ピストンに噛みあうギアは、以前紹介したことがありますので、省略させて頂きます。
今回は、スパーギアとの噛み合い部分をクローズアップです。
先の画像は、引き始めの位置ですが、赤い矢印の方向に回されて、歯の手前面から圧縮変形と磨耗させられます。
画像を良く見てもらうと、線に示された歯と、右隣の歯を見比べて、歯先が尖っているのが解ると思います。
このギアは、強めのスプリングが装着されていたので、消耗も大きいです。
こちらの画像は、ピストンのメインスプリングが圧縮されきって、開放される時にスパーギアで力がかかっている箇所です。
引き始めに比べると、消耗の具合が大きいのが解ると思います。縮めたスプリングの力とモーターの駆動力で一番負担の大きくなる箇所です。
双方とも限界の状況になっています。いつ欠けてしまってもおかしくありません。
グリスでギアの消耗具合を確認し難いので、クリーニングしてみると一目両全になります。メンテナンスの際は、グリスの塗り直しを癖にしておくと良いですね。
オーバーホールをしてみて、これに近い状態であれば、迷わず交換をお勧め致します。
今日は、こんな小ネタで、申し訳ありません・・・m(_ _)m
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