スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上記事の更新がないブログに表示されます。
新しい記事を書くことで、こちらの広告の表示を消すことができます。  

Posted by ミリタリーブログ  at 

2014年12月04日

MAGPULL MASADA 再調整

COMBAT DOLL の店主です。

久しぶりにメカニカルな投稿記事になります。

今年の3月下旬にチューニングさせて頂いた個体の再調整です。
お恥ずかしいお話ですが、セミオートがダブルタップになってしまう状況がずっと続いていたそうです。

クライアント様、大変ご迷惑をお掛けしてしまいました、申し訳ありません。

元記事はこちらです。

MAGPULL PTS MASADA CQB 「林の壱式」 メカボックス編
MAGPULL PTS MASADA CQB 「林の壱式」 バレルアッシー編

ダブルタップの原因としては、モーターのスペックとスプリングのレートの弱さで、セミオートの際にカットオフが作動する時間内に、弾が2発以上発射されてしまう状況です。

最近のバッテリースペックのアップも考慮されてなければいかなかったのですが、こちらの落ち度になります。
本当に、ごめんなさい! ご不便をお掛けしてしまいました。



まず、メカボックスの内部の確認です。



ピストンに損耗も無く、ピストンの前進スピードと、ギアの回転バランスは確実に取れています。

対応策として、まず、セレクタープレートを細工します。



MASADAは、カットオフレバーとセレクタープレートの位置関係が微妙で、セレクターレバーのギアの噛み合わせのズレで、同様の症状が出る位置があります。

良い位置にすると、カットオフレバーの戻りが足りずに、オーバーランしてダブルタップになる事もあり、その対策として、画像の部分を若干削り込んで、空間を確保しました。
この作業で改善できたのは、4割くらいでした。

仕方無く、スプリングレートを上げて、負荷を上げる事で回転を抑えて、バランスを取ります。



パワー調整もありますので、シリンダーも容積調整で交換します。

モーターのスペックを、HC30000から1000モーターに落とすと言う選択肢もありますが、比較した所、今回の処置の方がサイクルが上だったので、この仕様としてあります。
サイクルが早い方がセミの切れが良くなるので、この選択とさせて頂きました。

当店で所有するバッテリーで検証した結果、Li-Po7.4Vの場合、30Cまでなら、ラージパックの3000mAまでは大丈夫でした。
35Cになると、2000mA以上の物は微妙で、セミの連続作動の場合ダブルタップになってしまう状況が発生します。
40Cになると、小型の物でも微妙で、2000mA以上だと間違い無くダブルタップになってしまいます。

Li-Poの吐き出し特性の違いは、差が大きいのが現実でした。

クライアント様、今度は大丈夫だったと思うのですが、いかかがでしたでしょうか?

当店での検証不足が引き起こしてしまった不備で、大変ご迷惑をお掛け致しました。
また不都合が出てしまいましたら、お知らせ頂ければと思います。

もう、大丈夫だとは思いますので、宜しくお願い致します。


     COMBAT DOLL 店主 中根

  奥山デイズにて定例会レギュレーション)  次回未定

  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
  定休日 日曜日 年末年始  他 臨時休業あり

  TEL 053-450-3308 FAX 同番
  メール info@combatdoll.jp
  ミリブロのメッセージからでも大丈夫です 
  返信はHPのメールサーバーよりさせて頂きます

    


Posted by コンバットドール  at 20:00Comments(2)故障の原因を見極めるMAGPULL PTS MASADA