2014年04月17日

MG42 セクターカット チューニング

COMBAT DOLL の店主です。

本日はMG42の純正ギアのセクターカットによるサイクルアップチューニングの紹介になります。

悲喜交々の個体でしたので、画像がたくさんあります。



まずは、メカボックスとチャンバーの外観チェックですが、メカボックスには合わせの隙間が大きな個体でした。
そのまま使う方には  ですが、メンテナンスやチューニングをされる方には  です。

チャンバーも変形もなく、良い状態ですので  です。



グリップ部分を固定するピンは、異常に固く、少し傾く状態でした。これは  ですね。

ノズルは、若干、整形が必要な程度でしたので、そのまま使用される方は  であり、弄る方は  レベルです。



タペットプレートは純正品でも  の状態だったのですが、昨日の記事の通り、破損してしまってます。

シリンダーに干渉していますが、みな同じレベルですので  になります。



隙間の開いたメカボックスのアッパーを  にしたのは、画像の通り、リブの変形や破損が無かったからです。
隙間が開くと言う事は、無理やり押し込まれた状況ではなく、仕方なく緩めてから挿入して、ネジを締め込んでいる筈だからです。

ノズルも画像では、ほとんど解らないレベルでの整形ですので、良い方だったと思います。



相変わらずオーバーサイズのドラム部分は、みな同じですので  ですね。絶対に加工が必要です。
スプリングガイドも締め込み過ぎで、若干曲がっています。 レベルとしては  ですね。



当店では月並みな。ドラムの寸法調整と、スプリングガイドの入れ替えです。
スプリングガイドは、Laylax製のV3を加工して取り付けます。今回はワッシャーを足して、段差をクリアしています。



シリンダーヘッドはクリーニングのみでそのまま使用し、グリスアップしてノズルを取り付けます。
シリンダーはLaylax製のステンシリンダーCを使用します。グリスアップは、Xabier製の物です。



シリンダーは、純正品とはサイズが2mmくらい長くなっていますので、余分をカットします。現物合わせでの調整になりますが、穴あきの後端部分をカットします。今、思えば前側をカットしても良かったかな?と思います。低初速での調整でしたので、400mmのインナーバレルでも十分だったような気がします。



ピストンはセクターカットに対応する為、Laylax製のハードピストンを使用し。ピストンヘッドも同社ハイサイクル用の物にしてあります。
ウエイト調整用のブロックを追加して、圧縮比の安定と、スプリングテンションの増圧に貢献する調整です。



各パーツを揃え、メカボックス内のクリーニングと研磨、グリスアップを行い、アッパーを組上げます。

ここで、トラブル1として、不備が発覚です。



ピストンの横幅が大きく、レール噛み合せのガイドリブの部分が締め付けられて、ピストンが動かなくなりました。
仕方なく、両サイド0.5mmずつ、削り込んで使える様にします。正直、キレイに削るのは手間がかかかります。
気が付かずに組上げて作動させてしまうと、ピストンクラッシュをさせてしまう恐れのある状況です。確認する癖が付いていて助かりました。

タペットプレートはやってしまいましたが・・・(汗) マルイ製のM16用に交換されています。



次はグリップ部分のギア周りです。マガジンの動作不良も伺っていましたので、スイッチ部分から確認します。

本体のスイッチが先に接触して作動を始め、マガジンの給弾スイッチは、引き切った状況でやっと作動する状態でした。これは  ですね。



画像のように、2mmの皿ビスを埋め込んで、給弾と作動が同時か、給弾が僅かに先に作動するストロークにします。今回はほぼ同時にしてあります。ネジの締め具合での調整が可能になりますので、これで  になりました。

配線の挟み込みも無く  です。



ただ、ギアを外してみたら、軸受けのフランジが割れている物が3つありました。穴位置とフランジ部分がズレている為におきてしまった  になります。軸間の距離も若干バラついてしまっているようで、多少ギアノイズも気になります。



フランジの割れてしまった軸受けは、2個は諦めて、1個は使用します。手持ちに薄いタイプの物が無かったのもありますが、1個はそのまま使用しても問題なさそうだったので、そうさせて頂きました。
国産の既成サイズの軸受けは、厚みも有り、ベベルギアの部分でしか使用できませんので、2個は交換します。



セクターギアは、最終的には5枚カットになります。配線類もスリングスイベルの取り付けを考慮して、上段の溝にまとめます。



モーターは、マルイのHC30000のシャフトをカットして使用します。モーターでの位置調整機能がありませんので、厚みが増えてシムの調整幅が狭くなったベベルギアとピニオンギアの噛み合せ調整を、ピニオンギアの差し込み位置でも調整します。

2次ロットの個体では、シム調整をしても静かになる割合が低い状況の物しか見ていません。グリップ部分のケースは  と言った感じです。

ギアグリスにはXabier製を使用しました。

そして、チャンバーとバレル関係です。



チャンバーブロックの仕上げも良く、パッキンもワックスのような匂いはしていませんでした。ただ、純正品のパッキンは固めのせいか、HOPのせり出しが、システマ製の物と比べると少なくなります。HOP調整の可能なBB弾の重量としては、0.25gまでが上限だと思います。パッキンに関しては  ですね。



インナーバレルは400mmにして、出口のテーパー加工をしてあります。曲がりも無く、内面研磨もソコソコの良い状態でした。これは  です。アルミテープを使って、ブレ止めとしてあります。

昨日も解説致しましたが、



この状態なら、システマ製のパッキンでも大丈夫だったのですが、本体に組み込むと初速20m/s前後のダウンになり、純正パッキンで調整をし直し、フチの長さの分、多少のズレはカバーできるので、本体に組み込んでも変わらずの状態にできます。

あとちょっとなのでしょうが、あまり板金作業として叩いていると、取り返しの付かないことになりそうでしたので、純正パッキンを使用した状態の完璧で妥協させて頂きました。



ちなみに、純正付属スプリングで、セクターカットを5枚になっているのにも関わらず、98m/sギリギリの初速が出るようになっています。
スプリングガイドにはめ込んだダンパーと、ウエイト調整と気密バランスで、ここまでになっています。最初がコッキングハンドガン並みにしかパワーが出せなかったのが信じられません、ギャップが大き過ぎました。

歪みが酷かったものの、結果から考えれば、最終トータルで  の本体だったようです。

スプリングの交換も、本体の分解をしなくてもできますので、フィールドレギュレーションに合わせて、使い分けて頂ければと思います。

最終スペックとして、0.2g時85~88m/s(基準サイズによる変動)で、サイクルは秒間約20発と、実銃くらいのサイクルになっています。

クライアント様の運が良かったのか悪かったのか、なんとも判断はできませんが、最終的な結果としては  だったと思います。まさに悲喜交々の状況でした。

セクター5枚カットで、これだけ低負荷でまとめられたのは、珍しいと思います。

この辺が、中華銃の怖いところでもあり、面白いところでもありますね。

クライアント様 お待たせ致しました、性能の違いを堪能してくださいませ!


     COMBAT DOLL 店主 中根

  奥山デイズにて定例会レギュレーション)次回 5月下旬見込み
  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
  定休日 日曜日 年末年始  他 臨時休業あり
  TEL 053-450-3308 FAX 同番
  メール info@combatdoll.jp
  ミリブロのメッセージからでも大丈夫です 

  





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Posted by コンバットドール  at 22:14 │Comments(0)S&T

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