2014年06月17日

M4系のグリップ取り付けネジ部の破損

COMBAT DOLL の店主です。

昨日の予告通り、M4のグリップの取り付けネジ部分です。

この破損状況も、よく起こってしまう症例です。

M4系のグリップ取り付けネジ部の破損

画像のように、ネジをなめてしまい、グリップが固定できない状態です。

ネジの締め過ぎでダメにしてしまったり、グリップに加重が掛かり過ぎてとばしてしまう場合があります。

小窓のネジのズームアップを見てもらうと解るのですが、ネジの先端が細くなっている為に、実際に効いている部分は2mmくらいしかありません。これでは、片手(グリップを持つ手)だけで振り回すと、ネジが破損してしまい易い状態です。

この個体は、M203(グレネードランチャー)も装着されていましたので、負担が大きい状況になっていました。
昨日紹介した通り、ガタが発生していた分で壊れ易くなっていたとも思われます。

海外製品の中には、固定ネジを4本にして強度を補っている物も少なくありません。弱いのが把握されている状況です。

M4系のグリップ取り付けネジ部の破損

画像のようにG&P製の物は4つ穴ですが、メカボックス側も4つ穴になっていなければ意味がありません。
ちなみに、画像のメカボックスはNB(ノンブランド)のB級品で、取り付けネジの位置がズレてしまっている個体です。
参考画像になります。

今回の事例はメカボックス先端が割れていましたので、メカボックスを交換するという形でクリアできますが、同じ結果になる可能性も高いので、最初から対応加工(対策として)しておきます。

対応としては、太いネジに交換して強度を上げるのですが、M4サイズまで太くしてしまうと、ネジの頭の厚みでモーターに干渉してしまいます。あまり一般的ではないのですが、M3.5のネジを使用します。

最近はDIYでも扱っている所が多いので、ネジその物は購入が容易なのですが、タップがなかなか見付かりません(涙)

M4系のグリップ取り付けネジ部の破損

僕自身も、結構探していたのですが、昨年Am〇zonでようやく見つける事ができました。
電工ペンチでもネジの長さ調節のカット機能の部分にちゃんと用意されていたりしますので、電気業界では一般的なサイズなのかもしれませんね。

M4系のグリップ取り付けネジ部の破損

M3のネジ穴を、M3.5にスケールアップしてネジの取り付けと、奥行きを確認しておきます。
加工の際に、タップの切り屑がメカボックスの中に残らないように注意します。ギアの歯に挟まってしまうと大変です!加工後は確実にクリーニングしておきましょう。

勿論グリップ側のネジ穴も3.5mmのドリルか、リーマーで広げておきます。解り難かったので、画像は用意していません。

道具さえ揃えば、簡単な対処で修理可能な部分ですが、昨日紹介した本体全体のガタによるところが大きく影響している故障原因だと思います。

本体にガタが出る前に、定期的なネジの増し締めや状態チェックをお勧め致します。


     COMBAT DOLL 店主 中根

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  M4系のグリップ取り付けネジ部の破損



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Posted by コンバットドール  at 21:23 │Comments(0)故障の原因を見極める

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