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Posted by ミリタリーブログ  at 

2013年09月23日

ガスガンの注意点 補足

 COMBAT DOLL の店主です。

 前回はフロンガスについての圧力関連を書きましたが、補足事項があります。


 (フロンの沸点のグラフ)

 実際の気化条件もありますので、参考資料より、低めの圧力設定での記事内容でしたので、完璧な数値ではない事をお断りを入れるのを忘れていました。
 実際の冷媒関係の資料で、数値を調べると、35℃の液体温度なら、約0.9MPa(約9気圧)の圧力が発生するそうです。
 外気温と液体温度では違ってくるのと、気化冷却での減圧を考慮していますので、ご了承下さい。

 それと、フィクスド(固定)ガスガンとブローバックガスガンとのパワーの違いを、もう少し詳しく説明致します。

 固定ガスガンは、バルブを打撃によりガスルートを開放し、バルブがリテンションのスプリングで閉鎖されるまでガスの放出があり、BB弾をバレル内で加速させるのに、すべて消費されます。(ロスは無い物とします)

 単純に言えば、ガスが10出るとすると、10を発射に使用します

 ブローバックガスガンは、2パターンありますが、フィクスドと同じ、バルブの打撃開放とリテンションの閉鎖のみから説明します。
 こちらは、スライドもガス圧で動かす為に、ガスの消費割合があります。正直、正確な割合はわかりません。パワーの出方とシリンダーの断面積から推察すると、多分なのですが・・・

 10のガスの放出は、発射に3・スライドの稼動に7くらいの割合ではないかと思われます。

 実際には、バルブの閉鎖タイミングを、スライドが後退してから閉じるように作られているのが、現状のブローバックガスガンの大半の製品です。WAの製品にはマガジン側にバルブロックのパーツがありますので、わかりやすいと思います。

 バルブの開放時間が長いと言う事は、がすの放出量が増えますので、平均的なガスブローバックガンは

 30のガスの放出で、発射に9・スライドの稼動に21くらいの使用量だと考えられます。

 固定ガスガンの方がパワーが強くなるのは、こう言った構造だからなのです。

 故に、ガスブローバックのハンドガンは、カスタムの仕方で、吐出の消費バランスが崩れると、作動がおかしくなってしまったり、パーツを換えたのに、性能が上がらなかったりする訳です。
 放出量を増やして(バルブのカスタム)も、冷却効果が高くなってしまい、連射性能が落ちてしまったり、ガス量が多過ぎて、発射されたBB弾を乱流で命中率を悪くしてしまったりしてしまいます。

 オーバーパワーを掛けずに、バランスをとってチューニングしなければいけないのが、ガスガンのカスタムになってきます。

 これから気温が下がって、物足りなくなってくるでしょうが、カスタムの際には、十分、配慮をお願い致します。


 COMBAT DOLL 店主 中根

   10月20日 奥山デイズにて定例会レギュレーション)あり
   営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
   定休日 日曜日 
   年末年始 他 臨時休業あり  
   TEL 053-450-3308 FAX 同番
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Posted by コンバットドール  at 23:23Comments(0)ガスガンメンテ・カスタム銃刀法 規制