2014年03月24日
M14用 マウントベース調整 G&P
COMBAT DOLL の店主です。
ちょっと、間を空けてしまいまして、申し訳ありません。
今日は、マルイM14に、G&Pのマウントベースを取り付ける時の調整の紹介です。
M14の場合、側面からのハイアップの取り付けになるので、部品の精度でかなり取り付けが違ってきます。
今回のG&Pのマウントは、素組みだとこんな状況でした。
左下がりになり、センターも左に振れてしまっています。
ベースに合わせてスコープを取り付けてしまうと、スコープが横にも前にも斜めになってしまいます。
実際の状態を図説すると、こんな感じになります。スコープが左に向いてしまっている部分の説明は割愛させて頂いてます。
ポジション調整用のネジやパーツが2箇所あるのですが、水平までは調整しきれないので、ラバーシートを貼り付けて調整を試みました。
リアのスライドパーツは、付属のネジでは固定仕切れなかったので、長い物と交換です。ここで、直進部分のセンター出しの調整ができます。
フロントのネジは高さと前後の傾斜の調整なのですが、ベース下部から出てしまうと、マウントの噛み合せが、合わなくなってしまいましたので、固定優先で、一番低い位置になっています。
ラバーに関しては、水平位置にまで持って行くと、溝部分のかみ合わせが大きくズレて、ベースが左寄りになってしまいましたので、水平レベルの調整は断念させて頂きました。ラバーは取り外しました。
直進は、ほぼ合わせましたが、左右の傾きは、画像の通りです。
持ち込まれた初期状態(左)から、仮付けとしてスコープの上下調節(エレベーション)ダイヤルで位置を仮決め(右)します。
マルイ製のM14ソーコムですので、フロントレール部分はダボホゾで固定されるので、微調整でのセンター出しをしておけば、ここをチャンバーの垂直レベルの基準として調整ができるので、まだ安心できます。
ターゲットに、紐で吊るした垂直レベルがありますので、スコープ内のレティクルの縦ゲージを合わせて、フロントレール部分の水平レベルを確認してやれば、調整取り付けはOKです。
スコープの調整ダイヤル部分と、レティクルのレベルが一致している物も少なくなりましたので、仮決めの位置は信用できません。
位置が決まったら、ターゲットの垂直レベルに合わせてサイティングし、HOPの強弱で、横ブレが無い事が確認できれば、調整作業の終了です。
バッチリ調整できていれば、レティクルのラインの中にBB弾が隠れてしまい、弾道が見えなくなります。距離が近ければ、細くなった部分で確認ができますし、実際に射撃する場合は、使用者のブレや風の影響でズレますので、ある程度の弾道は見られます。
もし、BB弾がスコープ内で視認できなければ、凄腕のスナイパーの技量があるはずです。
M14のような、ライフルストックタイプの銃は、レベルの確認がやり難い銃になりますので、水平儀を使って、確認しながら取り付ける事をお勧め致します。
せっかく性能の良くなった銃も、スコープの取り付けがしっかりできていないと、真っ直ぐに飛んでくれません。無意識に物差しを決めて基準を取ってしまいますので、レティクルが傾いていると、それに合わせて構えてしまいます。
スコープレベルまで取り付ければ、完璧なのですが、その取り付けもシビアになりますので、根気良く作業をしなければなりません。そこまでやっている方は全体の1%に満たない状況だと思います。
ただ、傾きが補正されるだけで、飛距離も著しく伸びます。銃の命中精度や飛距離に不満のある方は、一度、レベル出しとゲージの取り付けをしてみると、その性能の変化に感動できますよ。
レベルというのは、使用者の性能を上げる為のアイテムになります。垂直に立っている自然物もありませんし、水平線や地平線が見える環境でのゲームもやれそうにありません。
HOPの付いたエアガンでは、レベルが重要になりますので、調整には時間を惜しまず、がんばりましょう!
COMBAT DOLL 店主 中根
奥山デイズにて定例会(レギュレーション)次回未定
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり
TEL 053-450-3308 FAX 同番
メール info@combatdoll.jp
ミリブロのメッセージからでも大丈夫です
ちょっと、間を空けてしまいまして、申し訳ありません。
今日は、マルイM14に、G&Pのマウントベースを取り付ける時の調整の紹介です。
M14の場合、側面からのハイアップの取り付けになるので、部品の精度でかなり取り付けが違ってきます。
今回のG&Pのマウントは、素組みだとこんな状況でした。
左下がりになり、センターも左に振れてしまっています。
ベースに合わせてスコープを取り付けてしまうと、スコープが横にも前にも斜めになってしまいます。
実際の状態を図説すると、こんな感じになります。スコープが左に向いてしまっている部分の説明は割愛させて頂いてます。
ポジション調整用のネジやパーツが2箇所あるのですが、水平までは調整しきれないので、ラバーシートを貼り付けて調整を試みました。
リアのスライドパーツは、付属のネジでは固定仕切れなかったので、長い物と交換です。ここで、直進部分のセンター出しの調整ができます。
フロントのネジは高さと前後の傾斜の調整なのですが、ベース下部から出てしまうと、マウントの噛み合せが、合わなくなってしまいましたので、固定優先で、一番低い位置になっています。
ラバーに関しては、水平位置にまで持って行くと、溝部分のかみ合わせが大きくズレて、ベースが左寄りになってしまいましたので、水平レベルの調整は断念させて頂きました。ラバーは取り外しました。
直進は、ほぼ合わせましたが、左右の傾きは、画像の通りです。
持ち込まれた初期状態(左)から、仮付けとしてスコープの上下調節(エレベーション)ダイヤルで位置を仮決め(右)します。
マルイ製のM14ソーコムですので、フロントレール部分はダボホゾで固定されるので、微調整でのセンター出しをしておけば、ここをチャンバーの垂直レベルの基準として調整ができるので、まだ安心できます。
ターゲットに、紐で吊るした垂直レベルがありますので、スコープ内のレティクルの縦ゲージを合わせて、フロントレール部分の水平レベルを確認してやれば、調整取り付けはOKです。
スコープの調整ダイヤル部分と、レティクルのレベルが一致している物も少なくなりましたので、仮決めの位置は信用できません。
位置が決まったら、ターゲットの垂直レベルに合わせてサイティングし、HOPの強弱で、横ブレが無い事が確認できれば、調整作業の終了です。
バッチリ調整できていれば、レティクルのラインの中にBB弾が隠れてしまい、弾道が見えなくなります。距離が近ければ、細くなった部分で確認ができますし、実際に射撃する場合は、使用者のブレや風の影響でズレますので、ある程度の弾道は見られます。
もし、BB弾がスコープ内で視認できなければ、凄腕のスナイパーの技量があるはずです。
M14のような、ライフルストックタイプの銃は、レベルの確認がやり難い銃になりますので、水平儀を使って、確認しながら取り付ける事をお勧め致します。
せっかく性能の良くなった銃も、スコープの取り付けがしっかりできていないと、真っ直ぐに飛んでくれません。無意識に物差しを決めて基準を取ってしまいますので、レティクルが傾いていると、それに合わせて構えてしまいます。
スコープレベルまで取り付ければ、完璧なのですが、その取り付けもシビアになりますので、根気良く作業をしなければなりません。そこまでやっている方は全体の1%に満たない状況だと思います。
ただ、傾きが補正されるだけで、飛距離も著しく伸びます。銃の命中精度や飛距離に不満のある方は、一度、レベル出しとゲージの取り付けをしてみると、その性能の変化に感動できますよ。
レベルというのは、使用者の性能を上げる為のアイテムになります。垂直に立っている自然物もありませんし、水平線や地平線が見える環境でのゲームもやれそうにありません。
HOPの付いたエアガンでは、レベルが重要になりますので、調整には時間を惜しまず、がんばりましょう!
COMBAT DOLL 店主 中根
奥山デイズにて定例会(レギュレーション)次回未定
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり
TEL 053-450-3308 FAX 同番
メール info@combatdoll.jp
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