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Posted by ミリタリーブログ  at 

2015年03月27日

マルイ 電動MP7 メカボックス破損

COMBAT DOLL の店主です。

今回は、マルイ電動MP7のギアボックスの破損のご紹介です。

かなり使い込まれた状態でしたので、寿命といえば寿命なのかも知れませんが、主原因はバッテリーのスペックによるものだと思います。

バッテリーは、外部配線に変更され、PEQタイプのバッテリーケースにて、7.4V2000mA30CのLi-Poバッテリーで使用されていました。



高トルクと高い回転数で、モーターのシャフトのしなりが大きく出てしまったようで、シャフトを挟み込んでいる部分が割れてしまっていました。



本来は、上図のようになっているのですが、ここが欠けてしまっているのは、シャフトの振れしか考えられません。
ベベルギアの形状から、噛み合わせの逃げが限界以上になっての破損ですね。



モーターのピニオンギアも、ヘリカルギアのように螺旋に近い状態に変形してしまっています。

ギアボックスとモーターの交換での対処ですが、バッテリーのスペックダウンも必要な状況ですね。
同じサイズのバッテリーなら、1100mAの製品もありますので、そちらが上限だと思いますが、1000mA以下の方が安心ですね。

それと、シリンダーヘッドのダンパー部分の劣化が進んでいました。



打撃緩和の為に柔軟な素材が使用されていますが、ピストンヘッドでの圧縮で、ノズルホールにはみ出した分が、徐々に千切れてしまって射出されてしまい、画像の通り減ってしまっています。

一般のカスタムパーツでも柔軟な素材での打撃緩和アイテムがありますが、耐久性の低い素材ですので、小まめなメンテナンスと交換が必要になる部分になりますので、ご注意ください。

ダンパー効果が低減すると、打撃によるメカボックスの割れに繋がりますので、シリンダーヘッドの交換も必要でした。

家電製品同様、規定電圧や電流量を超える状況での運用は、寿命の低下や破損に繋がりますので、ご理解の上、ご使用頂きたく思います。
メーカーサイドでの自社製品同士での使用の推奨は、ちゃんとした理由があるのです。

バッテリーを選択の際には、バランス対応を考慮の上、ご選択頂きたいと思います。

当店で、カスタムの際にバッテリーの詳細を伺うのは、こんな理由もありますので、ご了承くださいませ。


     COMBAT DOLL 店主 中根

  奥山デイズにて定例会レギュレーション)  次回未定

  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
  定休日 日曜日 年末年始  他 臨時休業あり

  TEL 053-450-3308 FAX 同番
  メール info@combatdoll.jp
  ミリブロのメッセージからでも大丈夫です 
  返信はHPのメールサーバーよりさせて頂きます

    


Posted by コンバットドール  at 20:00Comments(0)コンパクトSMG

2014年08月26日

マルイ MP7 電動ガン バレル交換

COMBAT DOLL の店主です。

本日は小ネタで失礼致します。



マルイ コンパクト電動サブマシンガン MP7A1 です。



インナーバレルを、Laylax製の内径6.03mmに変更してあります。

実質、10~15m/sの初速アップになりますね。



後は、Li-Po 7.4V 560mA (オプションNo.1)のバッテリーが使用できるように、純正端子に直接、BECコネクター付きコードを半田付けしてしまっています。

これだけでも、フィールドではかなり安心して使えますね。

オリジナルバッテリーのスペックでは、厳しいのが現実ですので・・・(苦笑)

本当に、小ネタで失礼致しました。


     COMBAT DOLL 店主 中根

  奥山デイズにて定例会レギュレーション)  未定

  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
  定休日 日曜日 年末年始  他 臨時休業あり

  TEL 053-450-3308 FAX 同番
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Posted by コンバットドール  at 22:29Comments(0)コンパクトSMG

2014年08月04日

マルイ MP7 レンジアップ 0.2~0.25g

COMBAT DOLL の店主です。

今回はマルイのMP7のチューニングです。



カテゴリーの整理の時に気が付いたのですが、ミリブロを始めてから、記事の投稿が初めての機種だったんですよね。

発売当初は、電動ハンドガンからの派生機種として散々弄くり倒していたのですが、ブログ投稿は今回が初めてのカテゴリーになります。

今回はこちらから、クライアント様にお願いして、投稿許可を頂きました。

クライアント様の要望としては、

 インドアでの使用頻度が高くなる予定なので、通常の電動ガンの箱出し並みの初速にしたい。
 0.23gのBB弾を主力で使用しているので、0.2~0.23gで安定した長射程にしたい。
 外付けで、Li-Po7.4Vミニサイズバッテリーを使用できるようにしたい。

とのご要望でした。

 初速の差でのタイムラグは、一触即発のインドアでは優位性が違ってしまうのは大きいですね。
 15mくらいの距離の場合、初速差が20m/sあると、1テンポの動きくらいの差が出ます。
 銃声が聞こえて、そちらを向いた時に既に被弾しているのと、目の前にBB弾が見える状況になり、反射神経の良い方ならかわしてしまえるくらいの差がでます。
 軽量弾を使用して、初速を稼ぐ方が有利だったりするんですよね(笑)
 個人的には、0.15gのBB弾で、110m/s(約0.91J)くらいで遊ぶのが好みだったりします。

 ちょっと話が逸れてしまいましたが・・・

 要望に合わせてのチューニングを行います。

 最初の画像右側で、管ヒューズが10Aと記載していますが、バッテリーのスペックが変更され、スプリングレートも上がりますので、15Aの物に交換します。

 分解する時に、レール部分のネジが1箇所だけ、モールドのダミーになっていますので、お気を付けください。



 メカボックスを引っ張り出して、分解します。

 今回のカスタマイズは、ダンパーロッドとノズルの絞りで、スプリングレートの上がった打撃力を緩和し、耐久性と命中精度を上げるのが目的です。



ノズルの絞りは5mm外径の真鍮パイプで、内径4mmに絞り、ダンパーロッドでのエアダンパー効果の有効ストロークが1.5mmくらいしかない状況のサポートと流速のアップでの効率化を目指しています。
ピストンヘッドの穴は、1.5mmで4つ穴にしてあります。元の3つ穴の位置を生かしてありますので、変則的な穴位置になっています。
ロッドの位置も偏芯していますので、慎重に位置決めして、取り付けを行います。
失敗してしまうと、替えが高く付いてしまいますので、大変です(笑)
ましてや、ワークスとしての沽券にかかわってくるのですが、老眼とのせめぎ合いで格闘している部分です・・・(苦笑)



軸受けは、ベアリング軸受けに交換して、スプリングのレートアップの負荷を軽減させます。

スプリングは約20%程度のレートアップとし、等ピッチスプリングですので、スプリングガイドにソフトタイプのダンパーベースを使用する事で、スプリングの圧縮初動の緩和ができるようにしてあります。

外部バッテリーも2200mA以上になりますので、レートアップのスプリングがちょうど良い状態です。



シリンダーも純正品を使用しています。カスタム品への変更でも良いのですが、コストダウンと必要性の度合いで、純正品の選択となっています。
シリンダーグリスはXabier製イエローグリスを使用し、ピストンのOリングへの塗布も行います。

ギアのシム調整はヨコモ製2.5mm軸用のシムにて行います。ベアリング軸受けの場合は必須です。
フランジに干渉してしまって、折角のベアリングの効果が半減してしまいます。

ギアやレール部分への塗布グリスは、Xabier製ホワイトグリスを使用しています。



メカボックスのチューニングは、こんな状況です。
組み上げの際のグリスアップとして、スプリングガイドの溝部分にグリスを充填しておくと、長期間安心できる状態ですね。

ただ、メカボックスのネジは細く、振動での緩みが心配な為、定期的なメンテナンスと増し締めを必要とします。
ネジロックの付け方を間違えると、ネジが緩まなくなり(本来ならそれで良いのですが・・・)、分解ができなくなってしまう恐れがあります。
過去にそんな事例を何度か見ていますので、要注意事項になります。



お次は、チャンバー周りでHOP部分のチューニングです。
今回は0.2~0.23g(0.25gまで可)の重量帯でのセッティングをしますので、硬めで表面が滑らかなタイプのレンジアップシートを使用します。
(レンジアップシートの画像を撮り忘れてしまっています、申し訳ありません! 他の投稿記事でご参照くださいm(_ _)m)
ノーマルパッキンのHOP突起が邪魔になりますので、カットします。



インナーバレルは純正品を加工しています。毎度お馴染みのテーパー加工をしてあります。
初速アップ優先であれば、カスタムバレルへの変更が良いと思います。今回のチューニングの初速希望ではそこまで必要ありません。
飛距離の差も、さほど出ないはずですので、純正品で十分です。
クライアント様、後々欲張りたくなるようでしたらご相談ください。



今回の使用BB弾の重量設定では、HOPテンションのパーツの加工は不向きでしたので、純正状態を生かしてあります。
0.23gのBB弾は、実銃の拳銃弾で例えると10mmオートのような存在になりますので、微妙なHOPテンションが必要でした。
HOPので具合を、Vカットパッキンに近くなるように再現して対応してあります。
逆に、0.25gでの調整の方がシビアなパターンとなっていますので、ご注意ください。
0.15gの軽量弾でも20m前後なら直進可能ですので、フィールドによって使い分けて頂ければ幸いです。

チャンバー、メカボックス等、主要チューニングは以上です。



後は、外部バッテリー用の配線の追加です。
シリコンコードの16ゲージにて、外出し配線を追加してあります。バッテリーケースはマルイ製のPEQ-16を使用しますので、それに合わせた長さにしてあります。
コードを左側から出しているのは、純正バッテリーの使用も可能な状態にしてあるからです。新品購入の状態で、生きているバッテリーを無視する事ができない性分でしたので、そうさせて頂きました。
純正バッテリーと外部バッテリーの性能差も確認できますので、比較して楽しんで頂ければとも思います。

0.2g時初速85m/sになっていますので、通常の電動ガンの箱出しレベルとなりました。
HOPに関しては、純正状態と比べると、調整がシビアになっていますので、ダイヤル調整は少しずつ動かして頂きたい状況です。
0.2gの時より、0.23gの方が飛距離が出る状態ですので、BB弾の変更時の有効射程の変化にご注意くださいませ。

クライアント様、大変お待たせ致しました。


     COMBAT DOLL 店主 中根

  奥山デイズにて定例会レギュレーション)  未定

  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
  定休日 日曜日 年末年始  他 臨時休業あり

  TEL 053-450-3308 FAX 同番
  メール info@combatdoll.jp
  ミリブロのメッセージからでも大丈夫です 
  返信はHPのメールサーバーよりさせて頂きます

  
  


Posted by コンバットドール  at 22:08Comments(0)コンパクトSMG