2015年04月04日
アローダイナミック BAR メンテナンスチューン
COMBAT DOLL の店主です。
今回は、いわゆる中華銃となります。それゆえに、クライアント様には随分お待ち頂いた状態でした。
申し訳ありませんでした。
ArrowDynamic製 B.A.R. です。
クライアント様のご要望は、基本メンテナンスで、初速・飛距離アップはそこそこになればと言うご要望でした。
マルイクオリティーなら、簡単なお仕事なのですが、形状的に欠点のある機種ですので、なかなか大変でした・・・
目標 初速95m/s付近(0.2g時) 使用BB弾は0.25g
予算枠に合わせて、レンジアップ加工をお勧めさせて頂き、作業の開始をしたのですが・・・
この銃の最大の欠点としては、バレル基部に掛かる重量負担が大きく、変形が心配な部分です。
フレームとアウターバレルは、チャンバーブロックを芯棒としてジョイントされている状態です。
レシーバーの上部は、はまり込みが15mmもありません。
バレルの重さで、チャンバーブロックや、レシーバー上部が圧縮変形してくる恐れがありますので、取り扱いや保管にはご注意ください。
各部パーツも、決して精度を重視した作りにはなっていません。
画像の通り、連結部分の段差も出ています。(ここは分解できませんでしたので、手付かずです。)
レシーバーの裏側にも大きめの鋳巣ができていましたし、リアサイトの固定ネジが内部に突き出していて、メカボックスを押し下げていました。
お手持ちの方は、最初からキットのつもりでいた方が無難です。調整組み上げが必須です。
上記を踏まえて、調整をしていきます。
先にメカボックスをメンテナンスします。
以前、メンテナンスした物は、最低限のチェックでしたので、あまり詰めていませんでした。
ArrowDynamic製 B.A.R. メンテナンス (2012/9/22) 過去記事参照
この時はコレクターの方でしたので、ゲームでの使用は無いということで、簡単に終わらせていました。
メカボックス自体の状態は、あまり悪くありません。ノズルの遊びが大きく気密ロスが多めな程度です。
以前のものは、作動確認の際、チャンバーパッキンにノズルが届いていなかったので、深く考えずにノズルを交換しました。
今回は、ゲーム前提ですので、耐久性も踏まえてじっくりチェックした所、本来のノズル長は足りている寸法でした。
チャンバーも基本AKと同じなのですが、ノズルの挿入部分がルーズになっており、これがエアロスを発生させているのが確認できました。
マルイAKのチャンバーに交換してみた所、本体に組み込んだ場合、チャンバー位置が合わずに、ノズルの作動不良がでました。
本体のパーツ精度に合わせて、ルーズに設計されている状況でしたので、補正後に使用できるかどうか、再チェックになります。
結局、ノズルは交換です。
ノズルは元々遊びが大きい寸法のようです。
マルイP-90用のノズルを加工して取り付けです。長さが足りている事が分かりましたので、先端形状を工夫します。
外側の押さえが足りないチャンバーですので、内側のインサートされるように、先端部を細くして段差有りのノズル先端にします。
タペットプレートは、基本はP-90の形状なのですが、ノズル位置の違いがあるので、そこだけ違っています。
ノズル取り付け部の角度もキレイに直角が出ていました。
ピストンアッセンブルは、画像の通りです。
ピストンヘッドのOリングのみ、気密が取れなかったので交換となっています。
元々の寸法なのか、グリスでやられてしまったのかは不明です。
シリンダーは、マルイ製品と同等というか、同じ物にみえる状態でした。
ギアもシム調整と、グリスアップ(Xabierイエロー)をおこなっています。
各作動部を軽く研磨し、グリスアップすれば、メカボックスはこれ以上調整不要です。
スプリングは、少しレートを挙げています。
スプリングガイドは、はまり込みが偏芯していたので、ネジ止めのできるマルイ純正のV2の物に交換してネジ止めをしています。
ダンパーブッシュをはめて、レート補助と振動低減です。
(画像の状態は、最終決定です。)
モーターはマルイ700モーターに交換です。早いサイクルは必要ないとのことでしたので、雰囲気重視ですが、純正よりは早くなってしまいます。
この銃に関しては、SBDが必須です。FETを取り付けた方がもっと安心です。
スイッチ部分がですねぇ・・・
受け側の端子の厚みが無く、ペラペラです。通常の3/5くらいしかありません。スパークであっという間に無くなってしまいそうです。
それと、トリガーに埋め込まれたオス端子も成型が粗い上に、トリガーがガタガタで、接触の仕方にムラが発生してしまいます。
火花が出まくりですね・・・(涙)
端子部分の拡大です。この画像でも頼りなさが解ると思います。
トリガーもガタ補正をかけます。左右の遊びが無くなるように、軸部分にシムと、トリガーの外から見えない部分にブロックを増設して、現物あわせの微調整加工です。
マイクロスイッチへの変更も考えたのですが、空間が足りません。小型の物は容量が足りなくなるので、変更できませんでした。
組み込まれた状態です。トリガーを横から押しても、ガタが無いようになっています。
でも、よく見ると、端子の部分が外から見えているのですよね・・・
通電する物がここから入ってしまわないよう、ご注意頂きたいと思います。
FETの組み込みを考えると、この隙間が非常に気になる所ですね。
電気にうとい僕でも、対策が必要なのがわかります。暴発注意!です。
今回は、SBD(ダーティワークス製バリカタ)のみでの対応です。
メカボックスも組み上がり、作動可能状態です。
ノズルの変更ですが、先端は削り込み対応となっています。
メカボックス上部も、リアサイトのネジで干渉されていた所を確認です。
実際の組み込みには、上部の一部の削り補正が必要でした。
チャンバーとインナーバレルの細工に入ります。
チャンバーはオイルでギトギトでした。まあ、中華では普通です。
パッキンとバレルの根元は、熟成が進んでますね(笑)
想定内ですが、パッキンのゴムの溶け出しは少ないです。チャンバー内部には少し移ってしまっているようですが、クリーニングで大丈夫でした。
インナーバレルはレンジアップ化に合わせて、回転ロスを減らす為に短く設定します。
純正は500mmありましたので、約350mmにカットします。M4系の14.5インチサイズの物と同等です。
アウターバレルの空走部分を考慮しておきます。
インナーバレルのカットと仕上げの際に、不備を発見しました。
チャンバーへの固定用のロックパーツのはまり込むキー溝が、ズレて加工されてしまっています。
交換する方が良いかとも思ったのですが・・・
ロックパーツの変形も大きく、補正が無理な状態でしたので、チャンバーの交換がある場合は、バレルも交換という事にしました。
先に結論を出してしまいますが、チャンバーの位置が、メカボックスとの適正位置と合わせられず、マルイAKの物は使用できませんでした。
この個体は、チャンバーの位置が、あと0.3~0.5mm下方修正が掛けられれば完璧でしたが、残念です。
レンジアップ加工にて、0.25gでの飛距離を稼ぎます。これ以下のBB弾の使用もあるようですので、セッテイング調整は後回しです。
ようやく、レシーバーの補正に移行です。ここまででも長かったです・・・
アウターバレルの基部は確認済みでしたので、先端に行きますが、中間ジョイントでは、内部のセンターが出ていませんでした。
インナーバレルが、そこより手前になりますので、段差につかまってしまいます。シム板にて、センター補正をします。
わずかな段差なのですが、飛びに大きく影響しますので、きっちり処理します。
アウターバレル・チャンバー・レシーバーの取り付け補正です。
アウターバレルの重量があり、遊びがあると容赦なく垂れ下がります。
何度も繰り返して、問題ななくなる部分を探しますが、塗装の剥げでも状況が変わってしまいます。
チャンバーの角度や高さを排莢ポートを見ながら確認し、逆さまにしたり、バイポッドを取り付けての再確認等、ゲームで使用される状況を考慮した上で、なるべくガチガチになるようにシムで調整します。
固定用のネジも、繰り返しの作業には耐えられず、不安な状態になってしまいましたので、M3.5に変更です。
ネジの頭のサイズがギリギリになってくれるのと、内外を合わせてネジ切りをして、固定強化をしています。
この作業が、一番のポイントになり、時間が掛かる部分です。
位置決めができたと思った時点で、ハンドガード周りの組み付け調整です。
連結のアーム部分は、プレスの際にできてしまうエッジがバリバリですので、処理(削り)します。
リテンションのスプリングには、グリスアップしておきます。
レシーバー内部との擦れ部分にもグリスアップします。
ダミーボルトとの連動部分の引っ掛かりが少ないので、なるべく当たってくれるように、ラバーシートを貼り付けて、メカボックス側への逃げを少なくしておきます。
ダミーボルトの先端が、排莢ポートの形と合っておらず、閉鎖しきれない状態でしたので、丸みを付けて完全閉鎖するようにします。
それと、レシーバー内の形に合わせて、曲げ直しをして、作動のスムースさと、メカボックスへの干渉をクリアしておきます。
コッキングレバーの動きと、部品が取り付けられた事によっての重量増加の影響での微調整を重ねて、位置出しを完了させます。
初速は目標まで行くには行ったのですが、若干のエアロスはクリアしきれず、0.2gから0.25gに変えた時の初速の落ち幅が若干大きいです。
0.2gで95m/s近辺で、0.25gにすると83~85m/s位です。
ようやく、HOPの最終調整です。
0.23~0.28gまでの対応を可能にしてありますが、0.28g時の初速ダウンを考えると、当初の予定通り、0.25g辺りが、ベストだと思います。
可動制限もしてありますので、HOPの掛け過ぎでの弾詰まりの心配を失くしています。
目安は、画像の通りです。
ただ、シムの圧縮で、もしかしたらHOPの掛かりも変わってしまうかもしれません。
飛びがおかしくなるようでしたら、ご相談頂ければと思います。
ストック内にはウレタン材を挿入して、バッテリーのガタツキを失くしてあります。
バットエンドをその都度外す必要がありますが、ミニサイズならこんな感じになります。
クライアント様、以上のような状況でのチューニングとなっていますので、ご確認ください。
解説記事のアップも含め、遅延状況でのご迷惑をお掛けしてしまい、申し訳ありませんでした。
ご質問等ありましたら、ご連絡頂ければと思います。
COMBAT DOLL 店主 中根
奥山デイズにて定例会(レギュレーション) 次回未定
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり
TEL 053-450-3308 FAX 同番
メール info@combatdoll.jp
ミリブロのメッセージからでも大丈夫です
返信はHPのメールサーバーよりさせて頂きます
今回は、いわゆる中華銃となります。それゆえに、クライアント様には随分お待ち頂いた状態でした。
申し訳ありませんでした。
ArrowDynamic製 B.A.R. です。
クライアント様のご要望は、基本メンテナンスで、初速・飛距離アップはそこそこになればと言うご要望でした。
マルイクオリティーなら、簡単なお仕事なのですが、形状的に欠点のある機種ですので、なかなか大変でした・・・
目標 初速95m/s付近(0.2g時) 使用BB弾は0.25g
予算枠に合わせて、レンジアップ加工をお勧めさせて頂き、作業の開始をしたのですが・・・
この銃の最大の欠点としては、バレル基部に掛かる重量負担が大きく、変形が心配な部分です。
フレームとアウターバレルは、チャンバーブロックを芯棒としてジョイントされている状態です。
レシーバーの上部は、はまり込みが15mmもありません。
バレルの重さで、チャンバーブロックや、レシーバー上部が圧縮変形してくる恐れがありますので、取り扱いや保管にはご注意ください。
各部パーツも、決して精度を重視した作りにはなっていません。
画像の通り、連結部分の段差も出ています。(ここは分解できませんでしたので、手付かずです。)
レシーバーの裏側にも大きめの鋳巣ができていましたし、リアサイトの固定ネジが内部に突き出していて、メカボックスを押し下げていました。
お手持ちの方は、最初からキットのつもりでいた方が無難です。調整組み上げが必須です。
上記を踏まえて、調整をしていきます。
先にメカボックスをメンテナンスします。
以前、メンテナンスした物は、最低限のチェックでしたので、あまり詰めていませんでした。
ArrowDynamic製 B.A.R. メンテナンス (2012/9/22) 過去記事参照
この時はコレクターの方でしたので、ゲームでの使用は無いということで、簡単に終わらせていました。
メカボックス自体の状態は、あまり悪くありません。ノズルの遊びが大きく気密ロスが多めな程度です。
以前のものは、作動確認の際、チャンバーパッキンにノズルが届いていなかったので、深く考えずにノズルを交換しました。
今回は、ゲーム前提ですので、耐久性も踏まえてじっくりチェックした所、本来のノズル長は足りている寸法でした。
チャンバーも基本AKと同じなのですが、ノズルの挿入部分がルーズになっており、これがエアロスを発生させているのが確認できました。
マルイAKのチャンバーに交換してみた所、本体に組み込んだ場合、チャンバー位置が合わずに、ノズルの作動不良がでました。
本体のパーツ精度に合わせて、ルーズに設計されている状況でしたので、補正後に使用できるかどうか、再チェックになります。
結局、ノズルは交換です。
ノズルは元々遊びが大きい寸法のようです。
マルイP-90用のノズルを加工して取り付けです。長さが足りている事が分かりましたので、先端形状を工夫します。
外側の押さえが足りないチャンバーですので、内側のインサートされるように、先端部を細くして段差有りのノズル先端にします。
タペットプレートは、基本はP-90の形状なのですが、ノズル位置の違いがあるので、そこだけ違っています。
ノズル取り付け部の角度もキレイに直角が出ていました。
ピストンアッセンブルは、画像の通りです。
ピストンヘッドのOリングのみ、気密が取れなかったので交換となっています。
元々の寸法なのか、グリスでやられてしまったのかは不明です。
シリンダーは、マルイ製品と同等というか、同じ物にみえる状態でした。
ギアもシム調整と、グリスアップ(Xabierイエロー)をおこなっています。
各作動部を軽く研磨し、グリスアップすれば、メカボックスはこれ以上調整不要です。
スプリングは、少しレートを挙げています。
スプリングガイドは、はまり込みが偏芯していたので、ネジ止めのできるマルイ純正のV2の物に交換してネジ止めをしています。
ダンパーブッシュをはめて、レート補助と振動低減です。
(画像の状態は、最終決定です。)
モーターはマルイ700モーターに交換です。早いサイクルは必要ないとのことでしたので、雰囲気重視ですが、純正よりは早くなってしまいます。
この銃に関しては、SBDが必須です。FETを取り付けた方がもっと安心です。
スイッチ部分がですねぇ・・・
受け側の端子の厚みが無く、ペラペラです。通常の3/5くらいしかありません。スパークであっという間に無くなってしまいそうです。
それと、トリガーに埋め込まれたオス端子も成型が粗い上に、トリガーがガタガタで、接触の仕方にムラが発生してしまいます。
火花が出まくりですね・・・(涙)
端子部分の拡大です。この画像でも頼りなさが解ると思います。
トリガーもガタ補正をかけます。左右の遊びが無くなるように、軸部分にシムと、トリガーの外から見えない部分にブロックを増設して、現物あわせの微調整加工です。
マイクロスイッチへの変更も考えたのですが、空間が足りません。小型の物は容量が足りなくなるので、変更できませんでした。
組み込まれた状態です。トリガーを横から押しても、ガタが無いようになっています。
でも、よく見ると、端子の部分が外から見えているのですよね・・・
通電する物がここから入ってしまわないよう、ご注意頂きたいと思います。
FETの組み込みを考えると、この隙間が非常に気になる所ですね。
電気にうとい僕でも、対策が必要なのがわかります。暴発注意!です。
今回は、SBD(ダーティワークス製バリカタ)のみでの対応です。
メカボックスも組み上がり、作動可能状態です。
ノズルの変更ですが、先端は削り込み対応となっています。
メカボックス上部も、リアサイトのネジで干渉されていた所を確認です。
実際の組み込みには、上部の一部の削り補正が必要でした。
チャンバーとインナーバレルの細工に入ります。
チャンバーはオイルでギトギトでした。まあ、中華では普通です。
パッキンとバレルの根元は、熟成が進んでますね(笑)
想定内ですが、パッキンのゴムの溶け出しは少ないです。チャンバー内部には少し移ってしまっているようですが、クリーニングで大丈夫でした。
インナーバレルはレンジアップ化に合わせて、回転ロスを減らす為に短く設定します。
純正は500mmありましたので、約350mmにカットします。M4系の14.5インチサイズの物と同等です。
アウターバレルの空走部分を考慮しておきます。
インナーバレルのカットと仕上げの際に、不備を発見しました。
チャンバーへの固定用のロックパーツのはまり込むキー溝が、ズレて加工されてしまっています。
交換する方が良いかとも思ったのですが・・・
ロックパーツの変形も大きく、補正が無理な状態でしたので、チャンバーの交換がある場合は、バレルも交換という事にしました。
先に結論を出してしまいますが、チャンバーの位置が、メカボックスとの適正位置と合わせられず、マルイAKの物は使用できませんでした。
この個体は、チャンバーの位置が、あと0.3~0.5mm下方修正が掛けられれば完璧でしたが、残念です。
レンジアップ加工にて、0.25gでの飛距離を稼ぎます。これ以下のBB弾の使用もあるようですので、セッテイング調整は後回しです。
ようやく、レシーバーの補正に移行です。ここまででも長かったです・・・
アウターバレルの基部は確認済みでしたので、先端に行きますが、中間ジョイントでは、内部のセンターが出ていませんでした。
インナーバレルが、そこより手前になりますので、段差につかまってしまいます。シム板にて、センター補正をします。
わずかな段差なのですが、飛びに大きく影響しますので、きっちり処理します。
アウターバレル・チャンバー・レシーバーの取り付け補正です。
アウターバレルの重量があり、遊びがあると容赦なく垂れ下がります。
何度も繰り返して、問題ななくなる部分を探しますが、塗装の剥げでも状況が変わってしまいます。
チャンバーの角度や高さを排莢ポートを見ながら確認し、逆さまにしたり、バイポッドを取り付けての再確認等、ゲームで使用される状況を考慮した上で、なるべくガチガチになるようにシムで調整します。
固定用のネジも、繰り返しの作業には耐えられず、不安な状態になってしまいましたので、M3.5に変更です。
ネジの頭のサイズがギリギリになってくれるのと、内外を合わせてネジ切りをして、固定強化をしています。
この作業が、一番のポイントになり、時間が掛かる部分です。
位置決めができたと思った時点で、ハンドガード周りの組み付け調整です。
連結のアーム部分は、プレスの際にできてしまうエッジがバリバリですので、処理(削り)します。
リテンションのスプリングには、グリスアップしておきます。
レシーバー内部との擦れ部分にもグリスアップします。
ダミーボルトとの連動部分の引っ掛かりが少ないので、なるべく当たってくれるように、ラバーシートを貼り付けて、メカボックス側への逃げを少なくしておきます。
ダミーボルトの先端が、排莢ポートの形と合っておらず、閉鎖しきれない状態でしたので、丸みを付けて完全閉鎖するようにします。
それと、レシーバー内の形に合わせて、曲げ直しをして、作動のスムースさと、メカボックスへの干渉をクリアしておきます。
コッキングレバーの動きと、部品が取り付けられた事によっての重量増加の影響での微調整を重ねて、位置出しを完了させます。
初速は目標まで行くには行ったのですが、若干のエアロスはクリアしきれず、0.2gから0.25gに変えた時の初速の落ち幅が若干大きいです。
0.2gで95m/s近辺で、0.25gにすると83~85m/s位です。
ようやく、HOPの最終調整です。
0.23~0.28gまでの対応を可能にしてありますが、0.28g時の初速ダウンを考えると、当初の予定通り、0.25g辺りが、ベストだと思います。
可動制限もしてありますので、HOPの掛け過ぎでの弾詰まりの心配を失くしています。
目安は、画像の通りです。
ただ、シムの圧縮で、もしかしたらHOPの掛かりも変わってしまうかもしれません。
飛びがおかしくなるようでしたら、ご相談頂ければと思います。
ストック内にはウレタン材を挿入して、バッテリーのガタツキを失くしてあります。
バットエンドをその都度外す必要がありますが、ミニサイズならこんな感じになります。
クライアント様、以上のような状況でのチューニングとなっていますので、ご確認ください。
解説記事のアップも含め、遅延状況でのご迷惑をお掛けしてしまい、申し訳ありませんでした。
ご質問等ありましたら、ご連絡頂ければと思います。
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STAR FAL L1A1 レンジアップチューン
PSC-1 山林 チューン
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次世代 M4 CQB-R レンジアップ「山」 廉価版
次世代 M4 SOPMOD レンジアップ「山」
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このアローヘッドのBARの最大の弱点であるスイッチ周りの調整、細かな仕事に感心しております。
私も同じアローヘッドのBARを持っておりますが、連続射撃をすると50発以上連射すると、突然メカボックスの作動が止まります。
リポバッテリーを確認すると、熱くなっておりおまけにパンパンに膨らんでおりました。
電極が変に接してしまい過大な電流が一度に流れたからかと思いますが、店主様の細かな工夫、参考にさせて頂きます。
また改修をする際には、相談させてください!
失礼致します