2014年03月11日
S&T MG42 メンテナンス
COMBAT DOLL の店主です。
今回は、MG42の初期メンテナンスです。以前カスタムした個体とは別の物です。

持ち込み理由は、HOPが上手くかからないのと、給弾ブロックの修理です。

まずは、グリップ部分の分離です。バッテリーをつなげて、外れる位置で止まってくれるまで、根気良くがんばりましょう。

分離ができたら、アッパー側から作業開始です。

中身を開けて、仕切り部分をチェック。 左側はまあまあ良さそうですね。

右側は残念な状態でした。 一部折れてしまっています。
破片がギアの方へ落ちてしまう場所でなくて幸いです。他は比較的良い状態ですので使用には問題無さそうです。

今回は寸法を測ってみました。メカボックス側 21.8mm の穴に、スプリングガイドブロックは 22.2mm の外径です。
入る訳が無い状態ですね。ネジを緩めておいてインサートして、ロックがかかってから締め込んでいるのでしょう・・・。

シリンダーは問題無しで、タペットプレートはバリ取りします。ボックスの内側は悪くは無かったです。
ピストンヘッドは穴あきの状態なのに、グリスがしっかり充填されていましたので、拭き取る必要があります。
ただ、ヘッドの外径が大きめで、Oリング無しでもある程度のエアの圧縮が可能なくらいでした。
シリンダーの内側を削ってしまうので、外径を小さく削り落とします。
前回の物は交換してしまったので、チェックしていませんでした。

スプリングは自由長ギリギリサイズにカットされていますが、カット部分は切りっぱなしだったので、曲げ補正しておきます。
ピストンのOリングもきつめだったので、気持ち細い物と交換してあります。

スプリングガイドブロックを現物合わせにて削り込んで、スムーズに出し入れできるまでの太さにします。
スプリングの長さが、少し足りないので、ダンパーブッシュをはめ込みます。
アッパーはこのくらいですね。 次はバレル部分です。

シャンバーアッセンごと引き抜き、バレル先端にはアルミテープのブレ止めを巻いておきます。
個体差によっては、アウターバレル内部の仕上げが違うかもしれませんので、確認して現物合わせでブレ止めします。

HOPが効かないと言うことですので、パッキンはシステマ製に交換です。
画像でもゴム質の違いが、見て解ると思います。
ガタ止めのカラーが抜けて来ないように、Oリングをはめておきます。HOPレバーもスルスルですので、ある程度の硬さになるようにシムを入れてネジの締め込みで調整します。
ただ、バレル全長が 650mm と長いので、実際のところ安定させるのは無理だと思われます。
クライアント様は、現状で様子見するそうです。

続いて、ギアブロック(グリップ部)ですね。グリップパネルを外した際に、結構、砂が入ってしまっていました。底の穴から入り込んだようです。
シム調整と、スイッチ接点の調整をしてあります。

砂の入り込みを避ける為、スポンジを詰めてフタとしておきます。初速調整で90m/sくらいにするのに、ダンパーはこのくらい必要でした。
あとは、気になる部分ですが・・・

タペットプレートがシリンダーに接触しているので、ここにもグリスアップが必要です。
ノズルに成型不良の窪みがあったのも、少々辛かったです。

本体後部の飾りネジが突き出していて、バッテリーを破損する危険がありましたので、スポンジブロックでバリケードを作りました。
それと、忘れてはならない修理部分ですが・・・

給弾ブロックのチャンバーとのルート部分が薄く、破損してしまっていましたので、インナーバレルの切れ端を使って作り直してあります。
ブロックは分割組み立てされていますので、挟み込んでの圧着としてあります。
よくよく確認すると、メンテ・チューニングが必須なアイテムだと言う事が確認できました。
インナーバレルだけは、短くする事をお勧め致します。
まあ、いつでもできますので、使ってみてやっぱり・・・と思えば、宜しくお願い致します。
COMBAT DOLL 店主 中根
奥山デイズにて定例会(レギュレーション)次回未定
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり
TEL 053-450-3308 FAX 同番
メール info@combatdoll.jp
ミリブロのメッセージからでも大丈夫です

今回は、MG42の初期メンテナンスです。以前カスタムした個体とは別の物です。

持ち込み理由は、HOPが上手くかからないのと、給弾ブロックの修理です。

まずは、グリップ部分の分離です。バッテリーをつなげて、外れる位置で止まってくれるまで、根気良くがんばりましょう。

分離ができたら、アッパー側から作業開始です。

中身を開けて、仕切り部分をチェック。 左側はまあまあ良さそうですね。

右側は残念な状態でした。 一部折れてしまっています。
破片がギアの方へ落ちてしまう場所でなくて幸いです。他は比較的良い状態ですので使用には問題無さそうです。

今回は寸法を測ってみました。メカボックス側 21.8mm の穴に、スプリングガイドブロックは 22.2mm の外径です。
入る訳が無い状態ですね。ネジを緩めておいてインサートして、ロックがかかってから締め込んでいるのでしょう・・・。

シリンダーは問題無しで、タペットプレートはバリ取りします。ボックスの内側は悪くは無かったです。
ピストンヘッドは穴あきの状態なのに、グリスがしっかり充填されていましたので、拭き取る必要があります。
ただ、ヘッドの外径が大きめで、Oリング無しでもある程度のエアの圧縮が可能なくらいでした。
シリンダーの内側を削ってしまうので、外径を小さく削り落とします。
前回の物は交換してしまったので、チェックしていませんでした。

スプリングは自由長ギリギリサイズにカットされていますが、カット部分は切りっぱなしだったので、曲げ補正しておきます。
ピストンのOリングもきつめだったので、気持ち細い物と交換してあります。

スプリングガイドブロックを現物合わせにて削り込んで、スムーズに出し入れできるまでの太さにします。
スプリングの長さが、少し足りないので、ダンパーブッシュをはめ込みます。
アッパーはこのくらいですね。 次はバレル部分です。

シャンバーアッセンごと引き抜き、バレル先端にはアルミテープのブレ止めを巻いておきます。
個体差によっては、アウターバレル内部の仕上げが違うかもしれませんので、確認して現物合わせでブレ止めします。

HOPが効かないと言うことですので、パッキンはシステマ製に交換です。
画像でもゴム質の違いが、見て解ると思います。
ガタ止めのカラーが抜けて来ないように、Oリングをはめておきます。HOPレバーもスルスルですので、ある程度の硬さになるようにシムを入れてネジの締め込みで調整します。
ただ、バレル全長が 650mm と長いので、実際のところ安定させるのは無理だと思われます。
クライアント様は、現状で様子見するそうです。

続いて、ギアブロック(グリップ部)ですね。グリップパネルを外した際に、結構、砂が入ってしまっていました。底の穴から入り込んだようです。
シム調整と、スイッチ接点の調整をしてあります。

砂の入り込みを避ける為、スポンジを詰めてフタとしておきます。初速調整で90m/sくらいにするのに、ダンパーはこのくらい必要でした。
あとは、気になる部分ですが・・・

タペットプレートがシリンダーに接触しているので、ここにもグリスアップが必要です。
ノズルに成型不良の窪みがあったのも、少々辛かったです。

本体後部の飾りネジが突き出していて、バッテリーを破損する危険がありましたので、スポンジブロックでバリケードを作りました。
それと、忘れてはならない修理部分ですが・・・

給弾ブロックのチャンバーとのルート部分が薄く、破損してしまっていましたので、インナーバレルの切れ端を使って作り直してあります。
ブロックは分割組み立てされていますので、挟み込んでの圧着としてあります。
よくよく確認すると、メンテ・チューニングが必須なアイテムだと言う事が確認できました。
インナーバレルだけは、短くする事をお勧め致します。
まあ、いつでもできますので、使ってみてやっぱり・・・と思えば、宜しくお願い致します。
COMBAT DOLL 店主 中根
奥山デイズにて定例会(レギュレーション)次回未定
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり
TEL 053-450-3308 FAX 同番
メール info@combatdoll.jp
ミリブロのメッセージからでも大丈夫です
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この記事へのコメント
ここに書くべきか分からなかったのですが、MG42のハンドルの小さい二つ付いてるネジの大きさって分かりますか?
Posted by 初心者です at 2017年04月03日 09:56