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Posted by ミリタリーブログ  at 

2014年07月21日

VSR-10 再調整

COMBAT DOLL の店主です。

今回はVSR-10の再調整です。

クライアント様も、ご自身で触りたい方で、お友達にも情報共有されているそうです。

内部状況を確認して、何人かで試行錯誤しながらのチューニングを楽しんでいるようですね。

今回のVSR-10は、 「マルイ VSR10 再調整」「VSR10 フルカスタム その3」他として記事にさせて頂いた個体です。カテゴリーでのVSR-10で見てもらう方が、良いかもしれませんね。

分解組み立てを繰り返している内に、取り付けがズレてしまったり、スコープの乗せ換えが上手くできていなかったりの状況でした。



まずスコープですが、画像の通りでした。
マウントベースが正確に取り付けられている前提での確認です。最終チェックをやりますので、まずはここからです。

スコープのレティクルをターゲットの垂直レベルである、吊るしの紐に合わせると、ベースでレベルを確認するとこの通りです。
ベースでレベルを取って、レティクルを覗いたのが右側の画像です。
6倍率で15m先を見ています。紐の太さは5mmくらいです。



この状態になるように、スコープを取り付けし直します。
(結構、手間の掛かる作業です!)
右側のレティクルの画像は、撮影の際にちょっとズレてしまっていますが、実際にはきちんとレベルは取れています。



チャンバーの状況を確認する際の分解組み立ての際に、マウントベースのネジを忘れていたようで、アウターバレル側のネジを傷めてしまっていますね。削りカスとガタで、バレルの保持ができなくなっていました。

仕上げ直して再調整し、取り付け直しています。



今回は確認だけで再調整は必要なかったですが、エンド部分も重要です。
セットピンの固定に影響が出て、スプリングガイドの角度が変わり、ピストンの動きに影響が出ます。

結局、バレル周りの取り付け不備で、初速も10m/sくらい落ちてしまっていて、スコープも傾いて取り付けられていましたので、発射されたBB弾は右に大きく曲がって飛んでしまう状況で、距離も飛ばせないといった状態でした。

0.3gしか使用しないので、HOPの調整をして欲しいとの追加調整の希望もありましたので、HOPテンションも強く掛かるように再調整してあります。HOPシートを厚い物と交換してあります。


最終チェック方法は、0.28gや0.3gのBB弾での長距離弾道を確認してから、屋内の15mレンジにて、スコープ調整を行います。



40m付近でのゼロインを基準にしてあります。直進距離の確実な距離を40mとしての基準になります。
それ以上は風の状況によっても大きく変わってしまいますので、当店でのお勧め調整距離です。
60m先も狙えますが、不確定要素が大きくなりますので嫌っています。

画像の記述の通りですが、基準点のターゲットを決めて、重量弾と軽量弾で撃ち比べます。
HOPは、重量弾での設定のまま、軽量弾を撃てば、鬼HOPになりますので、その際縦軸がブレていなければ、チャンバーとスコープの垂直レベルが取れている事になります。

0.12gのBB弾は軽すぎて参考にできなかったので、イーグル製の0.15gを使用していますが、もっと信頼できる0.2gBB弾でのチェックでもかまいません。個人的に重量差は可能な限り大きく取りたかったので、0.15gのBB弾を使用している状況です。
0.15g時は10発撃って、3発紐に当たれば良しとしています。
0.28g時は10中7発を基準にしていますが、歳のせいか、集中力が切れてしまうのが早いようで、なかなかクリアできません(涙)
連続で4発当たれば、OKにしてしまっています(笑)

やっぱり、15mの距離で、5mmの紐に6mmのBB弾を当てるのは、銃を完全固定していないと大変です。
昔は、チェックも早く終わったのになぁ~・・・ と思いながら試射してる状況ですね。

実際のゲームでは、レベルが無いと60m先はマグレでしかないのが現状の店主です。
三半規管も弱ってるんでしょうねぇ・・・(涙)

手に振るえが出ない限りは、なんとかやれるでしょう!

クライアント様、元に戻りましたのでご安心を!
解らない部分は、遠慮無く聴いてくださいね!


     COMBAT DOLL 店主 中根

  奥山デイズにて定例会レギュレーション)  未定

  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
  定休日 日曜日 年末年始  他 臨時休業あり

  TEL 053-450-3308 FAX 同番
  メール info@combatdoll.jp
  ミリブロのメッセージからでも大丈夫です 
  返信はHPのメールサーバーよりさせて頂きます

  
  


Posted by コンバットドール  at 23:58Comments(0)エアガンメンテナンスVSR-10サイト調整

2014年06月04日

マルイ18才HOP いつのまにマイナーチェンジ?

COMBAT DOLL の店主です。

立て続けの小ネタで、申し訳ない!!

でも、知らなかったので、記事にさせて頂きます。

僕の知っている状況から、マイナーチェンジされていた、マルイ製エアコッキングハンドガン 18才以上用HOPタイプ



画像のようになっていました。

ここ数年、ちゃんと見てなかったのですが、0.25gのBB弾だとHOPが弱くなってしまい、機種によっては0.2gでも弱くなってしまう物があったのですが、原因はHOPパッキンの上部の窪みが、空洞だったので、起こる現象でした。

今回、0.2gのBB弾でHOPがちょうど良くなるようにしたいとの依頼でしたので、状況を確認しようと分解したところ、画像のようになっていたのでビックリしました!

確かに、これなら逃げる空間を埋めて、HOP部分の位置を安定させられますね。0.25gのBB弾でも若干強いくらいの印象です。
ほんとに、いつ頃から仕様変更されていたんでしょう?全然知りませんでした(苦笑)・・・

低出力のエアコッキングハンドガンで、効率良く軽量弾の使用をしたい時には、加工が必要になります。
以前の状態では、どんどんHOPが効かなくなって、0.23g→0.2g→0.16gと言った具合に、劣化に合わせてBB弾の重量を軽くして行きました。
今回は、突起部分を削って、0.2gでちょうど良いレベルに致しました。

もう、完成されている商品だと思っていたのですが、さすがマルイさん、地味ではありますが、不具合があれば改良してくれているのですね。

正直、己の不勉強さを感じて、恥ずかしくなった次第です・・・(汗!)

余談ですが、こんな感じでM870のHOPパッキンの微妙さも、ブリーチャーの発売時には改善されて発売されると嬉しいですね。
パッキンのズレ込みを防止して、確実な6発給弾が保障されると、ありがたいなぁ~ と、思うのですが・・・
まあ、 あれはなかなか難しそうですね・・・ あわてずにしっかり改良頂ければと思います。

興味の無い方も多いかも知れませんが、個人的にはセンセーショナルなマイナーチェンジでした!
たかがエアコキ、されどエアコキです!!

ほんと、小ネタの連発で、ごめんなさい!


     COMBAT DOLL 店主 中根

  奥山デイズにて定例会レギュレーション)6月 調整中

  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
  定休日 日曜日 年末年始  他 臨時休業あり

  TEL 053-450-3308 FAX 同番
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2013年05月18日

ベネリM3 メンテナンス

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回はマルイのエアショットガン、ベネリM3のメンテナンスです。



 発売された当初の物で、ショーティーが発売される前だったので、フロントはカットされています。

 本体に付いているレールは、昔、モスキートモールドより発売されていたMP5用を加工して取り付けてある状態です。



 ドットサイトはレンズ部分が割れてしまっていますが、被弾による物ではなく、ぶつけたか何かで割れている状態です。

 古いので、メンテナンスの為、完全分解のオーバーホールです。



 ストックとポンプハンドル部分を外します。



 アウターバレルとマガジンチューブ部分を外して、ボディーカバーを外します。

 この時にポンプロックのスプリングを飛ばしてしまう事があるのでお気を付け下さい。



 シャーシを分解して、パーツのチェックとグリスアップです。

 スプリングは2重になっていますが、小径の方をコンパクト電動サブマシンガンの物に交換するとポンプハンドルのコッキングが軽くなります。初速は5~10m/s落ちくらいですが、飛距離はさほど変わりませんね。



 ノズル部分のチェックをします。飛びがおかしくなった物は、たいがいここが変形して潰れている事が多いのです。画像右上のように、BB弾が中央の隙間にはさまってしまい破損します。
 パッキンをチェックしたところ、1つが変形してしまっています。BB弾が装填される際にめくってしまっています。適度なグリスアップメンテが必要ですね。
 ピストンカップは異常がありません。こちらもめくれたり切れたりしていることがありますので、ダメになっていれば交換の必要が出ます。

 チェックも終了し、ダメのパッキンの交換は1箇所で済みましたので、クリーニング、グリスアップを行って組み上げて完成です。

 状態としては、良い方でしたので、安心してお使い頂けますね。

 
 COMBAT DOLL 店主 中根

  5月26日 奥山デイズにて定例会あり
  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
  定休日 日曜日 
  年末年始 他 臨時休業あり  
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Posted by コンバットドール  at 23:59Comments(4)エアガンメンテナンス

2013年05月15日

中華製 L96A1 スコープ乗せ換え

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回は、以前修理調整した中華製L96A1のスコープの乗せ換えと、レベルの取り付けです。

 「?社 中華製 L96A1 修理・調整」 「?社 中華製 L96A1 メンテナンス」 をご参照下さい。



 修理・調整後の性能にご納得頂き、スペックに合わせたスコープを乗せたいと言う事で、レベルを追加しての、セット調整になりました。



 4倍率で、12m先のマルイ製品におまけで付いてくるターゲットペーパーで調整です。
 チャンバーの位置関係から追い駆けて、スコープレベルを取り付けます。

 マウントベースが傾斜付きですので、前方のリング部にスペーサーを挟み込む必要があります。



 マルイ製0.28gバイオBB弾を使用しての集弾性の結果です。
 HOP適正 初速83m/s 5射中 10ポイント3・9ポイント1・8ポイント1ですが、8ポイントの1発は明らかにBB弾の個体差によるバラつきで、発射された瞬間に反れが解るレベルで射出されました。
 BB弾が均一であれば、10ポイントは外さないレベルです。全体に右寄りなのは、僕のクセになりますので、ご了承下さい。慣れない銃は難しいですね。

 ついでに、本家マルゼンでも持病である、マガジンの落下防止をしておきます。



 マガジンの重量があり、ピストンの打撃の衝撃でマガジンが緩んで落ちてくる持病の対処です。
 本体のシャーシ部分にスペーサーを貼り付けます。この固体は1㎜厚のABS板を瞬間接着剤で貼り付けてありますが、画像の様に、マガジンをロックさせるダボホゾがありますので、干渉して引っ掛からないように、奥側にテーパーを付けてやります。
 この対処で、マガジンの抜け落ちが無くなりますが、抜き取る時に若干固くなりますので、半分出てきたマガジンを引き抜く感じになります。個体差によりスペーサーの厚みも違ってきますので、施工される時は脱着を確かめながらやって下さいね。

 マルゼン製純正品より性能アップされ、マルイの製品より静かで安定しておりますので、スコープレベルの活用で、存分にスナイプして頂きたいと思います。
 当店シューティングレンジ(銃口より13m)で、立射の一発で1円玉サイズのメタルターゲットにヒットさせられるクライアント様でしたので、活躍を期待しております。

 なかなか居ないですよ、一発で13m先の直径20㎜の的に当てる方はっ!!

 
 COMBAT DOLL 店主 中根

  5月26日 奥山デイズにて定例会あり
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Posted by コンバットドール  at 21:19Comments(0)エアガンメンテナンス

2013年04月12日

VSR-10 グルーピングテスト

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回はVSR-10 カスタム のグルーピングレポートです。

 以前から紹介していたカスタム品で、当店で飛距離は集弾性の指標にしていました。

 お客様のお預かり品でしたが、行き先が決まってしまったので、最終メンテナンスと性能チェックです。

 まずは結果から・・・



 ターゲットまでの距離は、銃口より12mで、BB弾はマルイ製0.28gバイオ弾です。
 スコープ倍率は6倍で検証、水平レベルも装備です。もちろん同じ銃です。



 ターゲットペーパーが2枚ありますが、射撃環境が違っています。



 ガンスタンドの固定しての射撃とクッションでの保持での射撃の違いです。

 カスタム内容は、レンジアップカスタムで、ピストンの重量アップと、バレルは長さ455㎜で6.03㎜内径の精密バレル仕様でエアブレーキにて静音チューニングです。
 仕様内容は過去記事を参考にして下さい。
   VSR-10 フルカスタム その2 本体ガタ取り・チャンバーバレル
   マルイ VSR 再調整 シリンダー関連・レンジアップHOP調整・仕様一覧

 集弾性があきらかに違っています。
 理由はシンプルなのですが、発射の際の振動が原因です。
 固定スタンドやバイポットを使用しての射撃の場合、ピストンが前進する際の反作用や、ピストンの打撃による振動が、スタンドやバイポットから跳ね返ってきてしまう為に、ブレが増幅されて集弾性に影響が出てしまうのです。

 過去記事の「VSR-10Gスペック レンジアップ」でもターゲットペーパーでの結果を掲載していますが、その時もスタンド固定です。

 ソフトクッションでの保持だと集弾性が良くなるのは、クッションが、銃から発生した振動を吸収してくれるからです。見ての通り、全然変わってきます。
 僕のAPSにバイポットを付けていないのは、これが理由だったりします。バレル長も関係してきますが、僕のレベルでは40cmの長さが限界でした。長くするとブレを拾い易くなってしまい、ゲームでの使用がイマイチでした。VSR-10の基本43cmのバレルはベストだと思います。さすがマルイさんです。

 40m先でのヘッドショットを決めようと思えば、こんな些細な違いも大きく影響します。
 特に、精密バレルで高レートスプリングでの調整を行っていれば、当然、大きく響きます。
 いわゆる、銃の性能では無く、人間の性能が物を言う部分ですね。
 当店では、スナイパー希望のお客様には、スナイパーをやるのに、8割は人間の性能での要素が要求されますよと説明しています。風も読まなくてはいけないし、地形や相手の動きも読まなくてはいけません。そして射撃技術です。銃の性能が上がっても、それを活かすのが大変な訳ですね。サバイバルゲームでは、敵からの攻撃があるので、その対応も含まれますから、的撃ちのようにじっくり構えてはいられません。

 性能の検証も済んで、これで安心してお客様にお返しできます。



 飛距離もあり、精度も出してありますので、難しさを堪能して頂くのには持って来いのおもちゃになりました。
 長距離の試射検証は「カスタムガンの試射 奥山デイズ」をご覧下さい。

 長い間、お借りしていてありがとうございました。十二分に利用させて頂きましたので、水平儀と0.28gBB弾はサービスとさせて頂きました。

 この銃の活躍が楽しみですね。


 COMBAT DOLL 店主 中根

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2013年03月13日

KTW 三八年式自動小銃 メンテナンス

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回は、KTW 三八年式自動小銃のメンテナンスです。

 マガジンに相当する、給弾ブロックのヒモが切れてしまったのと、HOPのかかりの調整のご要望です。



 かなり年季の入った固体で、ゲームでの活躍をしているのでしょう。
 使用感があって良い感じになっています。



 肝心の給弾ブロックですが、固めのミズヒキ糸が使われていますので、交換の際は柔らかい物と交換します。パラコードの切れ端から、内部のナイロン糸を引き抜き使用しました。ただ、昔の物で、繊維の色は茶色になっています。
 分解して、ヒモの張替えですね。今回はスプリングも交換しました。使わなくなったコッキングガンのマガジンからスプリングを抜いて使用しています。デットスペースの残弾は2発になりました。



 射撃後のスプリングの「バイーン」というジャダーが気になるので、グリスを塗布しておきますが、この銃はピストンの外側にスプリングがはまり込むので、中粘度のシリコングリスを使用しています。

 HOPのかかりについては、チャンバーパッキンを疑ったのですが、状態は悪くなかったので本体側でのガタ取りや位置調整を行って確認したところ、クリアできました。
 実際、あちこちのネジが緩んできていたので各所増し締めと位置補正をしてあります。
 (画像を撮り忘れてしまいありません)
 ただ、調整用のイモネジが緩くなってしまっているので、ネジロック剤などを使って頂き、好みのBB弾に合わせて調整された位置で固定して使ってもらう状態でした。ここはクライアント様での調整をお願いする部分になってしまいます。

 僕の九九年式と比べると、ほとんど同様の構造なのですが、チャンバーのはまり込み部分は、こちらの方がきれいに仕上がっていました。個体差だと思いますが、当たりとハズレの差は大きい様です。


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2013年03月11日

KTW イサカM37ライアット 

 COMBAT DOLL の店主です。

 遠縁の弔事があって、時間が取れずに2日ほど空けてしまいました。
 今回の投稿時間から行けば、丸3日ですね(汗)。

 さて、今回はKTWのイサカM37ライオットの内部レビューです。

 単発仕様ですが、性能はスナイパーライフル並みです。
 5発チャンバーへの改造予定だったのですが、しばらくそのまま使用してみるとの事でした。

 まずは、木製部分です。



 ポンプハンドル部分は、旧型の木製品は真鍮パイプがインサートされ、エンドキャップの部分はスチール製だったのですが、今回の物はプラ製品と同様の構成になっています。
 ストックの部分は同じなのですが、バットエンドの止めネジが、マイナスなのは好感が持てます。ただ、木部に直接ミリネジを締め込んであるので、締め過ぎには注意をしないとなめてしまいますので、お気を付け下さい。

 そして、バレルとレシーバーです。



 アウターバレルにはツールマークが残してあり、爪がやすれるくらいで、スチールの様に見えます。
 レシーバーもイブシ銀といった感じで、なかなか良い仕上げになっています。
 アウターバレルは根本まで1本物で重量もあり、旧型ではマガジンチューブ部分と一体になっていたつなぎも分割され、リアル感が増しています。固定もネジで数箇所の固定なのでガッチリ止まっています。



 内部パーツは、チャンバーに絡んだ箇所以外は、旧型と兼用できる作りになっていますので、破損の際のリカバーは問題ありません。
 チャンバー手前にBB弾をホールドする窪みがあるのですが、複数チャンバーにする場合は、ここを埋めてしまわないと、複数のBB弾をチャンバーに送り込めないのです。
 5発チャンバーへの加工が先送りになったのは、後戻りできなくなる工作になってしまうので、ユーザーのみなさんが躊躇したのが理由です。
 なにしろ、この銃はKTW製のボルトアクションライフルより弾道も安定していて、飛距離も精度もスナイパーとして使えます。メーカーでスコープマウントを推しているのが納得できてしまうんです。
 ショットガンにスコープを付けるなんて、「西〇警察の部長刑事」くらいだと思っているのですが、性能を見ると、気持ちが理解できます。



 チャンバーやバレルの構造は、そのまま同社のライフルシリーズと同形なうえに、パッキンも柔らかい素材でカーラーのパーツに隙間無く組み込まれているので、気密良し・安定良しの状態です。

 旧型のチャンバーと電動ガンのバレルを使って、仮組みで3発チャンバーにはしてみましたが、初速は0.2gで75m/sくらいですが、固定HOPになってしまうので、BB弾のブランドで大きく差が出ます。
 インナーバレルも長い(40cm強)ので、集弾性は良いのですが、最初の性能を見てしまうと、ちょっともったいなくなるのは確かです。

 旧型と比べるには値段が違いますが、木スト標準でメタルレシーバーとメタルアウターで、強度も数段アップしていますので、妥当な金額だとは思います。ちょっと、お高い感じも拭い去れませんが・・・。

 複数チャンバーのレビューは、結構後になってしまいますね。また、時期が来ましたらご紹介できると思いますので、気長にお待ち頂ければと思います。

 今回は内部レビューのみで、カスタムやチューンはありませんでした。
 ただ、説明書にもあるのですが、「0.25gを超える重量BB弾の使用は違法とみなされる場合があります。」ていうのは、どんなもんでしょうねぇ・・・。0.3gまで試しましたが一応、規制内にはなっていました。測定器によっての個体差では、微妙な物もありそうですが、基本的に大丈夫だと思われます。


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2013年01月24日

イサカM37 5発チャンバー 試射

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回は、お客様のお問い合わせで、イサカM37の5発チャンバーのグルーピングを知りたいと言うことでしたので、ここでご紹介させてもらいます。

 

 このイサカM37は、インナーバレルを延長してあり、約30cmあります。
 Laylax製のステン製の6.03㎜バレルをカットした物です。

 当店のシューティングレンジでの状況での試射です。



 10mの距離からの試射です。



 左は0.15g(イーグルフォース製バイオ弾)で、右は0.12g(マルイ製プラ弾)です。
 10mの距離でなら、集弾性はあまりかわりませんが、0.12gの方が初速が出てる分だけペーパーを貫通してくれています。ペーパーはA4サイズで、昔のワープロの感熱紙でコピー用紙より薄手のものです。

 実際、15m先では弾が届くかどうかにですね。距離が離れると使い物にならない状況です。

 参考になれば幸いです。


 COMBAT DOLL 店主 中根

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2013年01月23日

カスタムガン試射 VSR & SVD

 COMBAT DOLL の店主です。

 今日は仕事が早く終わったので、川原に試射に行って来ちゃいました。

 ドラグノフの性能がどうだったのか気が掛かりで、実験して来ました。



 ターゲットは発泡スチロールの箱で、風に飛ばされない様に石を乗せてあります。
 サイズは、高さ58cm・幅36cmです。



 ターゲットの後方10mくらいから撮影した画像ですが、他の方の検証にならって55mくらいの距離を取ります。実質、僕の歩測ですので、正確な距離ではありませんが、だいたいで合っている筈です。



 射撃位置(自動車の後部)からの画像です。やっぱり、50m以上離れると、相当遠く感じて弾が届く気がしませんね。
 風向きは8時方向からの、若干の横追い風で風速1mあるかないか程度だと思います。風速計なんて持っていませんが、昔の趣味で湖面の波を気にしていたので、天気予報での風速表示からの感覚です。ぜんぜん違っているかもしれませんので、風向きだけ参考にして下さい。

 まず、性能を把握しているVSR10のカスタムです。



 スコープのズームは最大の9倍です。
 0.28gの状態では、スコープ正照準にて、風が無ければ「ポコン!」と命中音がします。
 スライダー気味で上がる程度なのですが、思っていた以上に当たってくれます。
 HOPレバーを動かして、多少山なりの弾道で飛距離を確認。奥の木の根元くらいまで、到達しています。
 撃ち終わったあとに、落ちているBB弾を確認しています。転がっている距離を差し引いたとしても、60m以上飛んでますね。若干の追い風気味な部分もありますので、常ではありません。

 ターゲット位置を入れ替えても撃ちましたが、風向きは1時方向からに変わってしまい、ほぼ向かい風です。風速は変わっていない気がします。
 飛びは・・・30mくらいから浮き上がってしまい、55m先のターゲットまで届きません。実際の落下位置は45mくらいの位置のようです。やはり、向かい風では駄目ですね。HOPを調整すれば多少はマシになりますが、ゲーム中の調整はお勧めできません。ポジション取りが重要だと言う事ですね。

 そして、ドラグノフ(SVD)です。



 スコープの倍率は4倍固定(ノリンコ製)で、アイピースの為フチは真っ黒です。片手保持でスコープのレティクルが傾いてしまっていますが、ご容赦下さい。実際に風が吹いている時はこのくらい傾けて撃つ感じです。

 で、飛びの方はと言うと・・・。 VSR10カスタムより格段に落ちます。
 とは言っても、レンジアップをしていないチューニングVSR10と同程度という感じです。
 40mまでの直進性はバッチリなのですが、そこからが伸びきりません。バレル長でのHOP回転のロスが大きいようです。0.25gと0.28gとで撃ち比べてみましたが、初速のある0.25gの方が弾が伸びている感じです。
 ターゲットに当たるのは45m辺りでした。VSRと比べるとかなり弾足が短く感じます。インナーバレルを45cmくらいにすれば良さそうです。また、交換用のバレルを手に入れたらやってみようかと思います。
 ただ、現状での精度は悪くなく、向かい風の状況での変化は、VSRに比べると少ないので、販売の際に希望があればの交換工作にしたいと考えています。

 ノーマルから考えると、かなり良くなっていますが、比較したのがVSRだったのは、ちょっと可哀想だった気のするドラグノフでした。

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