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2014年09月10日

VFC Mk.18 Xabier仕様 後編

COMBAT DOLL の店主です。

昨日は、時間ギリギリ一杯になり、中身のチューニングを後編とさせて頂きました。
本体の矯正を含めた、レンジアップチューンが前回記事になります。

本日は続きです。Xabier製のパーツを使用した、サイレントチューンです。



まずは、メカボックスを開封しての中身の確認です。
グリスの塗布量は最低限ですね。

ノズルはエアシールタイプで成型も良し。
シリンダーも内面に問題無く、バレル長との容積バランスも良し。
タペットプレートもバリや成型不良も無し。
ギアも良い状態で、交換の必要も無し。

気になるのは、メカボックス内面の仕上げとオートシムだけです。
レール部分とタペットプレートの溝は、研磨します。



ピストンヘッドは、Xabier製「エアダンパーピストンヘッド」、 スプリングは同じく「コントラスプリング」に交換します。



それに伴い、シリンダーヘッドはマルイ製に変更し、ロッドのヘッドに合わせます。今回は無加工で使用できました。

スプリングガイドは、ウエイトの長さの関係で、交換か加工が必要になります。付属のガイドは通常製品より長いので、ウエイトが入ると突き当たってしまいます。
今回はヘッドのベアリングをWフィードにしたので、純正の加工も交換しての加工も同額になるので、旧製品の樹脂製のガイドシャフトの物に交換して追加工して使用しています。

ピストンヘッドのロッド長は、初速とサイクル、静音効果に合わせて調整した結果、スプリングワッシャーを抜いたサイズで落ち着きました。



オートシムを殺して、シム調整をタイトにし、各部グリスアップを行い、組み上げになります。
今回のグリスアップは、Xabier製イエローグリスを主体にしてあり、ホワイトグリスが必要は箇所は、スプリングに付属していた分でまかなっています。

モーターは付属の純正品でも、十分静かでしたので、交換をしておりません。
静音性を追求するなら、マルイ製の700モーターがお勧めになりますが、極端な差は出ないくらいでした。

個人的な評価としては、VFCのグリップの良さだと思います。あくまで、個人的な評価です。



肉厚も増え、補強されたロアフレームに組み込み、アッパー無しでの試運転の時に、スプリングへのグリスアップを行います。
この時に、モーターの位置調整も行います。アッパーでの共振で、完成体の方が、音が大きくなりますので、この状態の方が的確な位置出しがやり易いですね。

完了後、本体を組み上げて完成です。

初速は0.2g時95m/s以下・0.25g時85m/s以下に調整しておりますが、測定器の個体差やBB弾のムラで数値の違いが出てしまうと思いますが、ご了承ください。
ASGKの簡易弾速器で、最終確認をしておりますので、安心してご使用頂けます。

HOP調整の目安として、画像のようにマーキングを入れさせて頂いております。
HOPシートの馴染みや、BB弾のブランドによって微調整が必要になると思いますので、参考位置としてご活用頂ければと思います。



サイト調整も、画像の位置で行っております。
アイアンサイトも、ダットサイトの調整後に合わせてありますので、問題無いと思います。

昨日の記事の通り、最終チェックでの問題解決もしておりますので、サイティングの癖による微調整をして頂ければと思います。

一つだけ、問題点として、この本体はマルイ製のマガジンとの相性が悪かったです。
ロアフレームのマガジンハウジング部分の内寸が大きく取られているようで、マルイ製の多弾数マガジンは、ガタも大きく、はまりも浅い状態でした。
その為、マガジンのストッパーにリップと装弾テンションのムラで、チャンバーに2発送り込まれる症状が出てしまいます。
同送頂いた、メーカー付属のマガジンや、樹脂製のマガジンは問題無く給弾と発射がされていました。
恐らく、フレームの改修にあわせて、この部分も寸法変更があったようです。

ご使用の際は、マガジンとの相性をご確認してからお願い致します。

付属品の入れ忘れ、誠に申し訳ありませんでした。


     COMBAT DOLL 店主 中根

  奥山デイズにて定例会レギュレーション)  未定

  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
  定休日 日曜日 年末年始  他 臨時休業あり

  TEL 053-450-3308 FAX 同番
  メール info@combatdoll.jp
  ミリブロのメッセージからでも大丈夫です 
  返信はHPのメールサーバーよりさせて頂きます

  
  


Posted by コンバットドール  at 23:48Comments(0)VFCXabier

2014年09月09日

VFC Mk.18 Xabier仕様 前編

COMBAT DOLL の店主です。

ここのところ、ブログの更新ができておらず、申し訳ありませんでした。

久しぶりのまともな記事ですね。

クライアント様への報告も含めたチューニング記事になります。

VFC Mk.18 です。



フォアグリップは、初期仕様の物ではありません。

クライアント様は、遠方からわざわざご来店されて、直接、説明を伺って頂きました。
ありがたいお話です。

ご希望としては、飛距離のアップが基本でしたが、説明をさせて頂いている状況でのグレードアップ仕様となりました。
ちょうど、その時に 「V.S.S.」 の受け渡しがあり、モーターの変更の前と後での違いを聞いて頂き、今回のXabier仕様となりました。

ご予算もありましたので、金額を調整しながらのチューニングを行っております。

0.2~0.25gでのバイオ弾を使用前提としたチューニングを行います。

今回は本体矯正もありましたので、レンジアップチャンバーからの作業を行っています。



ノーマル状況のパッキンのグリスをチェック。 やっぱり・・・ と言う状況です。
パッキンは交換して加工します。



フィールドレギュレーション等を確認させて頂き、0.2~0.25gで使用できるレンジアップに調整です。
0.2gの時はHOPが強過ぎる嫌いはありますが、通常HOPの8割くらいの性能は確保できます。
インドアフィールド等でのレギュレーションクリアの状態で、30m位までなら直進弾道で行けます。
0.25gの際に、レンジアップの効果が発揮される仕様です。

そして、本体の矯正作業です。



初期状態では、画像のようにレールの合わせと、チャンバーの位置(こちらは画像の撮り忘れ)にズレがあり、性能に影響が出てしまうので、補正が必要な状況でした。



アウターバレルの取り付けのセンター出しと、レールハンドガードの位置出しが必要になります。
アウターバレルの遊びは僅かなので、アルミテープで十分でした。チャンバーが傾かない位置で固定できるように調整です。
バレルナットは、次世代用のツールのリア用がちょうど使用できるサイズでした。



ハンドガードの取り付け基部は空間が大きく、スペーサーが必要でした。
画像では見難いかもしれませんが、水道用のパッキンを使用して空間を埋め、バレルナットの締め付けでの位置固定をします。



この部分は、納品直前に気が付いて補正し直した部分です。最初はガタが無く、真っ直ぐ付いているように見えたので、取り外して確認しただけで、スペーサー(アルミテープ)は無しの状況でした。体調不良での見落としです・・・
最終のサイト調整の際、オープンサイトの前後がそれぞれセンターに来ない状況になり、確認して発覚した補正箇所です。

出荷直前に補正して、無事調整できたのですが、発送の際に、レールカバーを入れ忘れてしまうというミスをやってしまいました。
クライアント様、ご迷惑をお掛けしました。申し訳ありませんでした。
後日、郵送させて頂きました。 無事に到着していますでしょうか? 不安があり出荷を送らせて頂いたのに、ミスを出してしまった事を深くお詫び申し上げます。



完成済みのチャンバーを差し込んで、チャンバー位置の確認です。
チャンバーのスペーサーは、交換したシステマ製パッキンに付属している物の方が、フィットサイズですので、そちらに交換されています。
バレル先端は、アウターバレル部分で、しっかりパーツが埋め込まれていますので、それでベストな状態です。



チャンバー位置も確定できましたので、レールハンドガードの取り付けです。画像のように、ピッタリ合わせます。
これで、ハンドガード部分にダットが移動しても問題ありません。



サイレンサー用のハイダーが、2回転半位しか効かない状況になりますので、ハイダー固定リングは取り外した状況にします。
これで、5回転分はネジの締め込みができますので、安心です。サイレンサーのロックバーツの位置も真下に来てスッキリです。

本体の矯正は、これで終了です。ロアとアッパーの相性は、バッチリでしたので、ご安心ください。



ロアフレームで、以前には記憶が無い改良点が見られました。
メカボックスを取り出す際、かなりきつい状況で、成型不良でもあるのかと思ったくらいでしたが、フレームに一部の肉厚が増加していました。
メタル軸受けタイプですので、問題ありませんが、ベアリングタイプだと、出し入れが困難になってしまうかもしれません。

ロア・アッパー共、ガッシリメカボックスを保持してくれるので、Xabier(静穏化)仕様にするには良い素材でした。

この続きは、時間の都合で、明日にさせて頂きます。

中身のチューニングになりますので、宜しくお願い致します。


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2014年08月28日

VFC KAC SR16 CQB 11.5inc TAN

COMBAT DOLL の店主です。

勿論、本日も小ネタで失礼致します。

VFC KAC SR16 CQB 11.5inc TAN の新品販売のメンテナンスです。





当店では、流通ルートの関係で、新品の販売価格が高くなってしまうので、滅多にやりません。

お客様からは、承知で御注文を頂きましたので、最低限のチェックとメンテナンス確認です。

この銃は、セレクターだけかと思ったら、ボルトストップまでアンビだったんですね、知りませんでした(苦笑)

御二方で、同じ銃の御注文でしたので、スペックに差があった場合は、調整しなければと思っていたのですが、双方同等の性能でしたので助かりました。

ホップ最弱(0.2g適正)で、95m/s(メンテナンス後)でしたのでギリギリの怖さはありますが、スペックは問題ありませんでした。

最近までのロットもパッキンへの注油は、微妙な成分のようです。



ただ、生産上がりから、当店到着までのタイムラグが少なかったようで、パッキンの溶解はかなり少なかったです。

ゴム関係は、元のグリスを拭き取った後に、KSCのシリコンスプレーで揉み洗いしてから拭き取りを2回行ってクリーニング完了。



チャンバーブロックと、インナーバレルはブレーキクリーナー(樹脂もOKの物)で、躊躇なく洗浄して拭き取ります。

ブレ止めのカーラーが抜け落ちてきますので、セロハンテープで抜け防止をしてあります。



ギアボックスは、ノイズも少なめで、サイドの窓からギアグリスの塗布具合を確認したところ、最低限の塗布でしたので開封はせず、スプリングへのグリス塗布と、グリップ底のモーター位置の微調整のみ行っています。


かなり良い組み合わせ状況でしたので、これ以上のメンテはしなくても良いと判断させて頂きました。

調子が悪くなりましたら、お持込頂いての完全オーバーホールですね。

パッキンのグリスの変更を行っておけば、それなりの期間は、問題無いと思われます。


今回の2丁は、スペック差がありませんので、お2人でどちらを取って頂いても問題ありません。

安心して、ご使用頂ければと思います。


安心できるメーカー品ですので、早々に故障する事はないと思います。不備が出ましたら、ご連絡頂ければ対処致しますので、宜しくお願い致します。


     COMBAT DOLL 店主 中根

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2014年03月10日

VFC XCR 修理 矯正

COMBAT DOLL の店主です。

昨日はお休みさせて頂きました。

さて、今回は、意外に捻くれ者だった、VFC製のXCRです。



って、銃が解りませんね。全体画像を撮り忘れました、すいません。


修理依頼品だったのですが、症状としてはHOPが上手くかからないし、弾道が不安定と言うことでした。

ご覧の通り、スコープとバイポットを取り付けていても、銃の性能が追い付かないので、悲しい症状です。

分解して、真っ先に見たのはパッキンです。



ものの見事に、「溶けて」います。 結構多い症状です。 初期に使われているスプレーオイルがヤバイやつなんですよね。
ゴムの素材も関係していますが、基本交換になります。システマ製の物と交換します。

それと、バレル先端のテーパー加工も真っ直ぐになっていませんので、弾道が安定しない2つの要素がここにありました。



クリーニングとテーパー加工のやり直しをして補正します。

次は、本体の位置関係の確認なんですが、先にギアボックスの内部調整を片付けておきます。



メカボックスは上下分割になっていますが、ギアやタペットプレートの位置関係が合わないと外れません。
最近やった、MG42の要領で外します。ピストンの開放は、グリップを外してから逆転防止ラッチを解除して行います。

初速はそのままで良いとの事でしたので、グリスアップ等のオーバーホールだけです。特に問題は見られません。

スイッチブロックも工夫されてます。省スペースで上手くまとまっていますね。



ギアのある、ロアブロックも非常に小さくできています。



個人的に、オートシムの機構が好きではないのもあるのですが、シムを通常セッティングにしてしまいます。
この方が安心感があります。



さて、ここからが本体の矯正なのですが、メカボックスが尻下がりの固定されていたので、後方を持ち上げるべく、固定用のステーにワッシャーを噛ませて底上げします。

ロア部分は水平になってくれました。



フレームのロアとアッパーのガタツキを矯正します。アッパーフレームのピン穴が大きい為に遊びが有り、フレームが浮いていたので、矯正したい方向にアルミシートを貼り付け、削り込んで調整します。
但し、この銃はバッテリーの出し入れに、必ず分解が必要になりますので、ピンの抜き差しに無理の無い程度にしておかなければいけません。

メカボックスのアッパーの押さえのブロックもサイズが微妙に長いので、削って調整が必要でした。



脱着可能なアウターバレルのブロックもガタが有り、重さで下に垂れ下がってしまう状態でしたので、アルミテープでのインサートブロックのサイズ調整と、ガスチューブ部分の位置調整用にOリングを取り付けて、矯正します。

脱着の関係で、ガチガチとは行きませんが、十分に矯正と固定ができました。

初速も安定し、当店の弾測計での誤差補正で。88m/s前後になっています。

勿論、最初の画像の通り、スコープのレベル出しも行い、調整後は狙った所にビシビシ当たります。

HOPも安定してかかるようになっていますので、クライアント様にはご安心を頂きたいと思います。

ただ・・・、ここ数日屋外試射が、風の影響の為参考になりませんので、長距離弾道の確認ができておりませんが、HOPもちゃんと調整できていますので、大丈夫だと思われます。

性能の違いを楽しみにしていてください。 

自信たっぷりに書いていますが、最初の状態がかなり酷かったので、ここまで言い切れてしまうのです・・・(笑)

これで、普通に使えるおもちゃになりましたので、宜しくお願い致します。


     COMBAT DOLL 店主 中根

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2013年05月23日

VFC バレルナット 詳細

 COMBAT DOLL の店主です。

 昨日の詳細です。



 コツコツ加減をしながら、力任せにモンキーに打撃を加えて、ネジ部の動きを確認します。

 コメントにて、専用冶具の存在を教えて下さった方がいらっしゃいましたが、当店では所持しておりませんので、原始的は方法で緩めております。



 2日掛かりで、やっとナットが外せましたが、アウターバレルが抜けません!金槌の柄を使って叩きながら緩めます。根本はテーパーが付いているので、方向を変えながらコツコツ打診程度で抜けてきます。

 パーツごとの個体差が結構あるようです。

 吹き付けてあったCRCを拭き取り、ブレーキクリーナーで脱脂しますが、浸透してしまっている分は妥協させて頂きます。



 外したナットとバレルを以前紹介した VFC M4ES スティンガー ベース レンジアップ「山」 から外した物と比較します。お譲り頂いて残っておりましたので、ちょうど良かったです。



 画像の上段が以前のパーツで仕上げも違い、サイズも誤差として細身な部類のようで、奥までスコスコ入ってくれます。今回のものは、画像の通り隙間が開く状態できつくなり、後は押し込みです。ガタの心配が無いので良い状態でした。
 ナットの入り込みは同じくらいの所で止まっていますので、鉄製のナットの加工誤差は少ないようです。工具の掴み位置は、後加工ですから違っているのは仕方無い部分です。内ネジと外ネジの加工誤差の確認です。

 だだ、ナット内側は僅かですが錆びが浮いていたようで、塗膜の圧縮と錆びの発生で、締め込みのキツさが増したように思えます。そこにキツめのアウターバレルがインサートされていれば、ガッチリ固定される状況になったのだと思います。

 分解する予定が無ければ、ガッチリ止まってくれて良い組み合わせだったと思います。

 後はちょっとフレームをお借りして、G&Pのアウターバレルの基部と比較させて頂きました。



 取り付けはすんなりできますが、基本寸法が違っている為、センターに固定するのが困難な状況になっています。偏芯してしまうと実射性能に問題が出てしまいますので、VFCのフレームにはVFCのアウターバレルを取り付けるのが間違いがありませんね。

 意外な所で、各メーカーの個性が主張されているのが実感できました。

 今回の状況で治具を教えて頂き、トレポンやVFCの一部機種でのフロント交換を行う時には必要に迫られるかもと思い、ネットにて治具を調べてみました。

 どれも高額な専用ツールになってますね。ビックリしてしまいました!問題無く使用できればかなり楽になりますね。ただ、工賃に反映してしまいそうな金額なので、ちょっと悩んでしまいます。

 それと、米国ブラウネルズ製の物以外は、電動ガン用のフレームでは、ちょっと怖いかなと思ったのですが、これが一番高額品だったりするんですね。トルクの負荷をどのくらい分散してくれるのかが、使ってみないとわからないので、飛びつける状況ではありませんでした。
 商品説明の中で電動ガン用のフレームの場合は、トルクを掛け過ぎてしまうと破損の恐れがあるとの記述もされていますし、インサート側の治具に不安があるんですよねぇ・・・



 ガスBLKやトレポンのフレームと比べると、肉厚が薄いし、メーカーでの差や個体差もあるので、余裕の無い当店では、原始的ですが確実な方法で対応して行こうと思います。その分工賃は安くなっておりますのでご了承頂きたいと思います。ちなみにこの作業は、送料別途で1500円でお引き受け致しました。
 フレームに歪みをつけてしまうようなやり方はしておりませんが、レール部分には多少跡が残ります。ご了承下さい。

 クライアント様、お待たせ致しました。無事外れましたので、宜しくお願い致します。

 
 COMBAT DOLL 店主 中根

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2013年05月22日

外れました!

 COMBAT DOLL の店主です。

 昨日、投稿した内容のVFCのバレルナットですが、無事外れました。



 とりあえずのご報告です。

 今から夜勤の仕事があり、詳細は明日にアップさせて頂きます。

 コメントも頂いているようですが、明日にまとめてお返事させて頂きますね。

 明日のブログにて、宜しくお願い致します。


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2013年05月21日

VFC バレルナット との格闘!

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回は、以前触れた事のある内容ですが、クライアント様のオーダーがある、

 VFC M4ES シリーズのバレルナットの取り外しです。

 閲覧も問い合わせも多い様なので、画像付きでレビューします。

 

 まず、位置確認をしておきます。これをチェックしておかないと、動いたかどうかが解らず、不毛な作業感が漂ってしまい、がっかり感が大きくなってしまいます。
 ちょっとでも動いてくれれば、コツコツやっていく気力が生まれます。



 フレームとナット部分のネジの噛み合わせに「CRC-556」を吹き付けて浸透させ、外れやすくなるようにします。最低1日は放置ですが、ダメならもう一度吹き付けて翌日、またダメなら翌日と繰り返しての作業になります。余分な所にかかってしまったCRCは拭き取っておきましょう。塗装が痛んでしまいますのでお忘れないように・・・

 1日置いた所で、作業をします。



 当店で使う道具はこれです。マウントリング・大型モンキーレンチ・金槌です。



 フレーム先端のレール部分にマウントリングをはめて、押える部分を作り、ナット部分にレンチを当てますが、挟む面積が少ないのでお気を付けください。
 腿の上に乗せているのは、叩いた衝撃でフレームが割れてしまったり、変形してしまったりしないようにのクッションが必要な為です。フレームの形状からの仕方の無い部分ですね。



 レンチの柄を、叩いてネジ部を回そうという状況ですが、作業がやり難い状態ですので、慎重に叩いていくしかありません。

 2時間ほどやって、わずかに動いたかどうかだったので、もう一度CRCを浸透させ、明日に持ち越しになりました。クライアント様、もうしばらくお預かりになってしまいますので、ご了承下さいませ。

 以前バラした固体より、固い感じがしますね。無理をせず、コツコツやるのがお勧めの作業方法です。
 無理をしてフレームを壊してしまっては、どうしようもなくなってしまいます・・・

 苦労されている方は、あせらずじっくりやってみてくださいね。


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2013年05月08日

VFC M4シリーズ アウターバレル

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回はチョイネタです。

 メッセージにて、お問い合わせのあった案件の説明と、ついでに気が付いた事例です。

 
 (画像はマルイのフレームを仕様した再現です)

 以前のVFCのスティンガーのチューニングの際、バレルのロックナットを外す時に、ものすごい苦労をしました。

 お問い合わせ頂いた方も、苦労されているようで、いまだ外れないご様子です。

 結論から言いますと、基本、「力技」しかありません。

 画像の様に、大きなモンキーを仕様して、ナットを掴みます。フレームは、ロアを組んだ状態では破損の危険があったので、レール部分にマウントリングを取り付けて、掴み所を作った上で、後方を変形させないように力をかけます。
 ただ、ハンドガードレールの位置決めの為、メチャクチャきつく締まっています。ネジロック剤等は使用されていませんでしたが、塗装膜があつくなっていて、ネジロック剤の代わりになってしまっています。
 当方はCRC-556を隙間に吹き付けて一昼夜置いて、コンロの直火で加熱してから、モンキーの柄の部分をハンマーでガンガンたたいて、やっと外れました。

 外れたパーツを再度合わせてみると、きつくなっていたのは外周に距離で5㎜分無いくらいでした。

 注意点としては・・・

 CRC-556は、塗装に浸透してしまいますので、フレーム側から最低限の箇所に吹いて下さいね。余分な所まで吹いてしまうと、塗装面がデコボコして柔かくなってしまいます。
 モンキーの柄をハンマーでぶったたく際も、フレームをバイス(万力)等に固定してしまうと、フレームが割れる恐れがあるので、マウントリングを付けて、腿の上でやりました。結構痛かったです(涙)。
 加熱に関しては、正直、効果があったのかは判りません。ネジロック剤が付いているのを想定しての加熱でしたので、ネジロック剤が使われていなかった結果を考えると、加熱は無い方が良いかもしれません。
 ロックナットは鉄、フレームはアルミですので、アルミの方が熱膨張率が高いので、逆にきつくしてしまう恐れがあります。

 こつは・・・ 特に無いです。ゴメンナサイ!

 モンキーで掴むスペースが狭いので、たたく時に外れないようにおさえますが、フレームも腿の上で固定しなければなりません。画像を参考にして頂くしかありません。

 根気と気合で頑張って頂きたいと思います。

 それと、ブログタイトルの内容ですが、



 今回の内容を再現しようとした時に、初めて気が付いたのですが、VFCのアウターバレルって、基部の所の直径がマルイの純正サイズでは無かったんですね。はめようと思ったら入らなかったので、改めて確認してみると、太い上にテーパーまで付いていました。
 勿論、フレーム側も大きくなっているでしょうから、VFCのフレームの他社のアウターバレルを取り付けようとすると、寸法の違いでガタが出ると同時にセンターも狂わせてしまいます。
 当方の勉強不足でした。今回のお問い合わせで気が付かせて頂きましたので、今後のカスタムのプラス材料になりました。

 お問い合わせ頂いた、I様、ありがとうございました。

 これで、またひとつ賢くならせて頂きました。

 今回の記事説明が参考になればと思います。道具が無ければ、いつでもご相談くださいませ!


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2013年04月21日

VFC M4ES スティンガー ベース レンジアップ「山」

 COMBAT DOLL の店主です。

 結局、今日もギリギリでした。遅い時間で申し訳ありません。

 今回はVFC M4ES シリーズのスティンガーベースのレンジアップ「山」仕様です。

 実は、この銃は、パーツの取り寄せで1ヶ月くらいお待たせしてしまった状態でした。
 先日、やっとパーツが揃って、施工となったお預かり品です。

 クライアント様、大変お待たせ致しました。やっと、完成です。



 クライアント様のご要望は、コンパクトなのは良いが、バレル長が短過ぎるので、ある程度の長さにしたい。レンジアップで精度重視、40m先のコーヒー缶を狙えるレベルにしたい。
 重量はなるべく軽くしたいとの事でした。

 命中精度に関しては、以前チューニングさせて頂いた、G&P V.S.B.R. カスタム と同等にしたいと言う事なのですが、今回はもっとコンパクトにしたかったので、12インチバレルを希望され、そのパーツの入荷を、長い事お待ち頂いた次第です。

 結果、インナーバレル長は335㎜となり、市販品をカット加工しました。
 軽量化の要望もありましたので、今回はアルミバレルを使用しました。
 同サイズの真鍮製の物と比較すると50gほど軽量化できます。

 ちなみに、アウターバレルで50g増加
      ハンドガードで100g増加
      ハイダーで100g減少
      インナーバレルで20g減少 で差し引き30gの増加で収まっています。

 ただ、このハンドガードレールは位置出しがシビアで、調整にシムシートを10枚ほど使いました。



 初期のナットを使用しても同様な感じだったので、ネジ加工のムラがありますね。
 付け替えを予定されている方は、予めシムシートのご用意を忘れずに!



 レンジアップ加工したチャンバーにブラックアルミバレル。
 アウターバレルは肉薄の為、ブレ止めを画像の様に増設です。



 ピストンのウエイト調整は、今回、マルイ次世代のノーマルパーツを使用してあります。
 同様にやって見たい方への諸注意として、ウエイトの取り付け位置があります。
 画像の様に、長さもあって、テンション増圧も図れるので便利なのですが、ピストンの最終ラック部分の内部形状が違っているので、隙間ができてしまう部分がでます。
 最終ラックギアの所を空洞にしてしまうと、ピストンクラッシュの原因になりますので、お気を付け下さい。YFCのノーマルと、マルイSTD電動のノーマルの状況を参考に掲載してあります。

 それと、シム調整ですが、VFCに関しては、個体差が大きい様です。オートシムを殺してしまう場合は、各個体で確実に調整される事をお勧め致します。

 

 バレルとメカボックスのチューニングにメドが付いたら、配線の変更(前から後へ)を行い、本体のプレート部分に穴開けをして、GPSポーチに収納するバッテリーと合わせます。
 そのままでも、配線が外に出せるようにはなっていたのですが、今回は分解のし易い箇所で、最短距離にて設置してあります。

 これで完成です。

 クライアント様、大変、お待たせ致しました。


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2013年04月11日

VFC製 HK416D Ver.2 サイレントカスタム「林」

 COMBAT DOLL の店主です。

 昨日に引き続き、サイレントカスタム「林」ですが、今回は海外製品です。

 VFC製のHK416D Ver.2 がベースです。



 製品の個人的評価としては、優良ですね。
 初期型からグリップが変わり、それに合わせて部分改良されていました。
 初速も安定しており、クオリティーはマルイ製品と変わらないくらいでしょう。
 良い銃だと思います。

 さて、クライアント様の要望としては、基本スペックはマルイ製電動M4と同等で、そこに静かさを加えたいと言う事でした。

 HK416Dのインナーバレル長は約275㎜、短めのバレルですので、若干厳しい要望ですが、そこは頑張ります。



 アッパーフレームを外したところ、メカボックス側に擦り傷がいっぱいです。外装はすばらしかったのですが、見えない所で減点対象がありました。メカボックスの位置関係にも影響がでますので、仕上げ処理をやっておきます。ちなみに補正作業はこれだけでしたので、許容範囲ですね。
 前回の記事でも上げましたが、チャージングハンドルのリテンションスプリングにグリスを塗っておくと良いですよ。異音が減ります。



 チャンバー周りは、成型もまあまあですので、クリーニングだけでも十分です。
 ただ、最近のこのチャンバーは、HOPを最弱にしても、0.2gBB弾だと若干強めの設定になっています。HOPの出っ張りが下がり切らない設定になっているのと、HOPの押しゴムがやや固めになっています。
 マルイ純正レベルの柔らかい物に交換すると、気持ち弱くなるので、水平弾道の調整が可能になります。
 インナーバレルの先端も、深めのテーパー加工になっていますので、根本のエッジ落としだけやっておけば問題ありませんでした。



 アウターバレル側のブレ止めもタイトなサイズになっていたので、追加加工の必要はありませんでした。
 ただ、このハイダーは内部がラッパ状になっており、発射音がいい音になるように仕上げられています。
 サイレント仕様だと、仇になってしまうんですよねぇ~、これが!ってところです。最後に解説します。

 アッパー側はこのくらいです。引き続きメカボックスです。



 グリップを外す訳ですが、このグリップ、なかなか工夫されています。先日見た417とは別物でした。
 デザイン的に若干起き上がった角度で取り付けられていますが、中の空間を最大限に使ってモーターの角度を合わせています。画像のように目一杯後ろ寄りです。その為ネジ止めも前後に1本ずつではなく、前側に2本で底板を固定しています。キャップロックも固定の補助にしているようです。
 モーターそのものも、後方に押し付けて位置決めされていて、ブレ自体はかなり抑えられています。
 もう気持ち角度が付けられれば完璧なのですが、どうしても足りないようです。若干甲高いギアノイズになっています。モーターの取り出しも大変で、ペンチで掴まないと引っ張り出せません。でも、かなり良い状態だと思います。

 頑張って、取り外した後は本題のメカボックスです。



 メカボックスは成型も綺麗で合わせも良好です。
 スプリングはマルイのスタンダード品と比べると20%増し程度ですね。ギアボックスには95と表記があり、日本向け用の組み上げになっていますね。ピストンヘッドが8つ穴の関係で、若干強めのスプリングが組まれている状態です。今回はそこを上手く利用してバランスを取る形です。
 ギアも成型は良く、マルイノーマル品から見れば、カスタムギアが組まれているのと同じですね。セクターチップも樹脂製で、タペットプレートに優しい組み合わせです。カットオフレバーにだけは厳しい仕様ですが、セクターギアがスチール製なので仕方がありません。セミオートが効かなくなったら交換ですね。だいぶ先の話になると思いますけど。

 あと、個人的に好きになれないのが、このオートシムです。押さえのスプリングがさほど強くない為にブレが生じる場合があります。大枠はこれでも良いのですが、やはりきちっとセッティングを出してある方がジャダーが少なくなります。



 グリスが石油系のきつい臭いがするので、クリーニングして塗り変えをします。
 きれいにしてみると、案の定、スパーギアはメカボックスに干渉しているようで、ボックス側面に擦り傷が付いてしまっています。
 こいつはキッチリ、シム調整の必要がある個体ですね。
 レール部分の研磨と仕上げ直しを行ってからシム調整ですね。かなり大量に追加されます。



 サイレントの肝に入りますが、VFCのシリンダーヘッドのノズル内径はマルイの物と比べると僅かに狭くなっています。現在使用しているロッドでは合わない為に、シリンダーヘッドをマルイの純正品と交換です。値段も安いので、合わせ加工の手間賃の方が高くなってしまうので手っ取り早く交換にします。



 今回はインナーバレル長が微妙だったので、ブレーキロッドを2パターンで比較しました。
 使用したのはタイプ0の、レンジアップチューンでも使用するタイプを微調整して使用しました。
 画像右側のロングタイプは整流効果を上げたタイプで、シリンダーヘッドの受け側がすり鉢状に加工されているカスタムシリンダーヘッドに対応させたものです。
 この銃では打撃音は少なくなったのですが、圧縮比が高くなり過ぎ、発射音の「パンパン」いう音が、大きくなってしまったので、今回は止めました。



 一通り、調整も終わって、最終組上げです。
 今回は低コストに抑える「林の零式」でしたので、交換したパーツも画像の2点だけです。



 最後の仕上げとして、ミキシングしたオリジナルグリスをピストン内に充填しますが、最初にある程度フタをする前にも、直接充填しておきます。書き忘れていましたが、ピストン重量は28gです。
 その後は、作動させながらグリスを馴染ませて、窓部分から追加する状態ですね。

 これで、完成です。初速は0.2gBB弾にて初期状態より3m/sほど上がっています。当店測定器では96m/sですが、X3200あたりの弾測計で93m/sぐらになると思います。
 作動音は、かなり絞られ、スプリングジャダーも消えています。
 肝心の発射音なんですが、これが微妙です。途中にも少し触れましたが、ハイダーに難有りでした。

 ハイダー無しの状態では、それなりに静か。
 ハイダーが付くと、「パンパン」甲高い音が響く。
 サイレンサー(マルイショート)を付けると、完全なサイレント仕様。
 
 サイレンサー使用 < ハイダー無し < ハイダー付き と言う状態です。
 14.5インチ用のアタッチメントを使用すると、静かさはハイダー無しとサイレンサー使用の間に入ると思います。

 音の出方の違いを、装備によって使い分けて頂けると、面白いかと思います。

 援護主体の時は、ラッパ状ハイダーで、敵を引き付けるべく「パンパン」言わせて頂き、
 アタッカーの時は、サイレンサー装備で敵の懐へ入り込んだり、ディフェンスの時はアサシンに、
 なんて、シチュエーションで分けて頂けるとよろしいのではないかと思います。

 正直、ハイダーの形状での影響は見落としていました(汗)。

 以上でVFC製 HK416D Ver.2 のチューニングは完了です。


 COMBAT DOLL 店主 中根

  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00 
  定休日 日曜日 
  年末年始 他 臨時休業あり  
  TEL 053-450-3308 FAX 同番
  メール info@combatdoll.jp
  ミリブロのメッセージからでも大丈夫です

 
  


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2012年09月13日

VFC Mk18 MOD1 M4 カスタム

 COMBAT DOLL 店主です。

 今回は海外メーカー品のカスタムです。

 VFCのM4系の電動ガンです。



 多少、部品(ストックやカバー)が換わってますが、中身は箱出し新品だそうです。

 クライアント様の要望はシンプルでした。

 「0.2gのBB弾を基本使用条件で、飛距離と命中率のアップ!」です。
 もう一つ、「低予算でお願いします・・・」と言う事でした。

 VFCは、大元が「GB-TECH」であり、比較的「老舗」に近いブランドです。部品精度や組み立ては安心できるメーカーですので、カスタムアップには問題の無いアイテムですね。

 短めの30cmぐらいのバレルで、0.2gのBB弾を飛距離と命中精度の向上ですので、低予算カスタムで十分です。

 カスタム内容の選択として、サイレントタイプを選びます。

 選択理由としては、
  ①低予算でできる事
  ②二次加速で、バレル出口の整流効果を狙える事(飛距離アップ)
  ③低衝撃で、ガタ・ブレの影響を押さえ、命中率と耐久性を上げれる事(後の低予算も考慮)
 ですね。

 早速分解ですが、個人的にここが面倒です。



 マガジンキャッチがリアルタイプなので、ボルトストップレバーを外してからでないと、ロアレシーバーの分解ができないのですが、これが意外と面倒なのです。
 でも、見た目はリアルな訳で、良いパーツではあります。



 ストックパイプを外さなくても、メカボックスを取り外せるタイプですね。
 メンテナンス性も良いです。


 ちなみに、チャンバーはポリカ製のシースルータイプで、パッキンが見透かせます。
 成型は良いので、なんの問題もありません。



 メカボックスを開けると、この状態です。



 ギアは仕上げも悪くなく、オートシムタイプ



 歯の形状が、システマクラスなら満点なのですが、ここは妥協ラインです。
 マルイの純正ギアや国産メーカーの平歯に比べると、ちょっと「シャリシャリ」言って動きます。
 メカボックスの仕上げも良く、8mmの軸受け仕様ですので、フルカスタムの場合のスペックも高くなりますね。

 グリス類も大陸製の廉価版のアイテムに使われている物よりは、だんぜん良いのですが、国内の製品と比較してしまうと、2ランクくらい落ちますかねぇ。石油系のグリスの臭いがしますね。



 ピストンヘッドは8つ穴で、スプリングの受けは軽量タイプの樹脂で、ピストンスピードを重視したタイプです。
 付属のスプリング(画像上側マルイノーマル・下側VFCノーマル)では、圧縮負けしてしまいます。マルイのノーマルと比較した場合5~10%くらい強い感じです。

 と、オリジナルの状態の説明はここまでです。



 カスタムポイントとして、
 画像左上 ピストンの圧縮比を上げる為にマルイのウエイトに変更
 画像左下 ピストンヘッドに二次加速&ブレーキロッドの取り付け
 画像右上 シリンダーヘッドのノズル内径を絞って、流速をあげます
 (マルイのノーマルを使用するのは、ロッドの径との合わせとオリジナル品ノズルとの機密性が良い為)
 画像右下 シリンダーヘッドとピストンを合わせた所 スプリングはLaylax製MS90を使用

 です。

 写真を撮り忘れたのですが、グリップ内のモーターホールドを追加してあります。


 (画像スプリングはオリジナルのままですが、実際はMS90スプリングと交換されています)

 忘れちゃいけない、スプリングジャダー防止のオリジナルブレンドグリスアップをします。

 これだけやれば、完成です。

 初速 0.2gBB弾 NONHOP時 93m/s前後 適正HOP時 90m/s前後
 インナーバレルが短めの為、そのままの発射音は圧縮膨張音により、乾いた歯切れの良い音になります。
 サイレンサー装着により、高音が吸収され、「ポッ!」という静かな音に早代わりです。
 モーターホールドによる、駆動伝達の安定化で、作動音も静かになってます。

 クライアント様には、音の変化も確認して頂き、驚いて頂きました。
 「使うのが楽しみです!」と言って頂き、うれしい限りです。

 また、宜しくお願い致します。

 COMBAT DOLL 店主 中根

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