2014年08月08日
KJ WORKS CZ P-09 チューニング
COMBAT DOLL の店主です。
当店では、珍しくガスブロハンドガンのチューニングレポートです。
困っているクライアント様から、ひったくってのチューニングです(笑)

KJ WORKS CZ P-09 良い銃ですね。
成型も綺麗で、肉厚もあり強度は十分そう・・・
何が、悪いのかと言うと、
① マガジンにガスが少量しか入らない。
② HOPが調整できない。効かない!
の2点だと言う事で、レビューを探したり、情報交換をしながら、改善点を模索していた状況だったそうです。
ちょっと、見せて!・貸して!!・触らせて!!! と手に取ったのが間違いでした(笑)
マガジンは、情報を教えて頂いて、なるほど、その状況じゃ、GASも入らんはなぁ~と、確認できたので、対処の方法は基本的に同様です。
HOP部分は、どれどれ・・・ あぁ~、これじゃ無理も無いは・・・ でも、良くなるでしょ!
と言う状況だったので、お返しすれば良かったのですが、説明している内に・・・
「まどろっこしいから置いてって!」 と、仕事を増やしてしまいました!?・・・
お預かり品の作業をお待ち頂いている方、ゴメンナサイ!!
作業は、細目の平ヤスリでできますので、HOPでお悩みの方は参考にどうぞ!
では、順を追って解説します。端折っての説明ですので、分解等は省かせて頂きます。

HOPのプランジャー部分ですが、亜鉛製の楕円形ですが、狭い空間でのストロークですので、可動域は僅かです。
形状や仕上げには、問題は見られませんが、改良の余地はあるかもしれません。

ただ、HOPパッキンのゴム質が硬いです。これを改善しなければ、プランジャーも改善しない方が無難です。
VSR-10用のパッキンと比較し、流用可能か確認しましたが、サイズが根本的に違いますので残念です。
画像の赤いパッキンは、シリコン製のカスタム品です。(ブランド不明 調べていません)

HOPが調整できないのは、このインナーバレルの切り欠きが不足しているからです。
図説で、解り易く解説すると、

こう言う事です。解り易いように、純正の状態を大袈裟に表現してありますので、ご了承下さい。
問題点は、一目両全ですので、加工します。

切り欠き部分を拡張します。単一の臨時作業ですので、平ヤスリにて手作業です。
出口のテーパーはついでのチューニングです。 整流効果を高める為の加工です。

加工したバレルをチャンバーにはめ込むとこんな状況です。
切り欠き量での変化もあると思いますが、そこまで検証はしておりません。

組み上げて、HOPの出っ張りを確認です。

実射して、マルイ製の0.2gバイオBB弾にてHOP調整し、そこを基準にネジの動きと出具合を比較してみました。
マルイ製品に近い状況にはなっています。
もう少し頑張れば、もっと良くなりそうですよ!

個人的な好みで、リコイルスプリングに増圧カーラーを足して、小気味良い動きに!
本体はこれくらいで十分でした。 欲張らなければ・・・(笑)
あとは、マガジンの加工です。

ピンを抜くのは、比較的スムーズでした。
タワー部分をカットするのが普通ですが、穴あけの方が、後処理が早いと思ってやってみましたが・・・
カットして仕上げの方が楽ですね。

ピンをはめ戻す時は、かなりの圧縮を掛けないと、ピンが通りません。
六角レンチを挿し込んでおいて、テンションを掛けながら、ピンと差し替えます。

だいたい、18g弱といった注入量になり、3マガジン分(80発)くらいの実射ができました。
ただ、この量で、最初の3・4発は生ガスを噴いてしまいます。
カットは1/3くらいで十分そうですね。

暑い状況だったので、35℃時点での初速が確認できました。
100均の安い温度計ですので、目安ですが、0.2gマルイバイオBB弾適正HOP時で、80m/s前後と言う結果です。
ちなみに、0.25gでは-5m/sくらいです。
インナーバレルの長さと、マガジンサイズではこんな物でしょう。
集弾性は10mくらいなら10cm以内で、30mmのコインターゲットに5割で当てられます。
精度が良くできていましたので、かなりのお利口さんでした。
ただ・・・ これも個体差が大きいのだとしたら・・・ ごめんなさい! この銃はこんなスペックでした!
お手持ちの方の参考になれば幸いです。
(昨夜未明の予約投稿とさせて頂いております)
COMBAT DOLL 店主 中根
奥山デイズにて定例会(レギュレーション) 未定
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり
TEL 053-450-3308 FAX 同番
メール info@combatdoll.jp
ミリブロのメッセージからでも大丈夫です
返信はHPのメールサーバーよりさせて頂きます

当店では、珍しくガスブロハンドガンのチューニングレポートです。
困っているクライアント様から、ひったくってのチューニングです(笑)

KJ WORKS CZ P-09 良い銃ですね。
成型も綺麗で、肉厚もあり強度は十分そう・・・
何が、悪いのかと言うと、
① マガジンにガスが少量しか入らない。
② HOPが調整できない。効かない!
の2点だと言う事で、レビューを探したり、情報交換をしながら、改善点を模索していた状況だったそうです。
ちょっと、見せて!・貸して!!・触らせて!!! と手に取ったのが間違いでした(笑)
マガジンは、情報を教えて頂いて、なるほど、その状況じゃ、GASも入らんはなぁ~と、確認できたので、対処の方法は基本的に同様です。
HOP部分は、どれどれ・・・ あぁ~、これじゃ無理も無いは・・・ でも、良くなるでしょ!
と言う状況だったので、お返しすれば良かったのですが、説明している内に・・・
「まどろっこしいから置いてって!」 と、仕事を増やしてしまいました!?・・・
お預かり品の作業をお待ち頂いている方、ゴメンナサイ!!
作業は、細目の平ヤスリでできますので、HOPでお悩みの方は参考にどうぞ!
では、順を追って解説します。端折っての説明ですので、分解等は省かせて頂きます。

HOPのプランジャー部分ですが、亜鉛製の楕円形ですが、狭い空間でのストロークですので、可動域は僅かです。
形状や仕上げには、問題は見られませんが、改良の余地はあるかもしれません。

ただ、HOPパッキンのゴム質が硬いです。これを改善しなければ、プランジャーも改善しない方が無難です。
VSR-10用のパッキンと比較し、流用可能か確認しましたが、サイズが根本的に違いますので残念です。
画像の赤いパッキンは、シリコン製のカスタム品です。(ブランド不明 調べていません)

HOPが調整できないのは、このインナーバレルの切り欠きが不足しているからです。
図説で、解り易く解説すると、

こう言う事です。解り易いように、純正の状態を大袈裟に表現してありますので、ご了承下さい。
問題点は、一目両全ですので、加工します。

切り欠き部分を拡張します。単一の臨時作業ですので、平ヤスリにて手作業です。
出口のテーパーはついでのチューニングです。 整流効果を高める為の加工です。

加工したバレルをチャンバーにはめ込むとこんな状況です。
切り欠き量での変化もあると思いますが、そこまで検証はしておりません。

組み上げて、HOPの出っ張りを確認です。

実射して、マルイ製の0.2gバイオBB弾にてHOP調整し、そこを基準にネジの動きと出具合を比較してみました。
マルイ製品に近い状況にはなっています。
もう少し頑張れば、もっと良くなりそうですよ!

個人的な好みで、リコイルスプリングに増圧カーラーを足して、小気味良い動きに!
本体はこれくらいで十分でした。 欲張らなければ・・・(笑)
あとは、マガジンの加工です。

ピンを抜くのは、比較的スムーズでした。
タワー部分をカットするのが普通ですが、穴あけの方が、後処理が早いと思ってやってみましたが・・・
カットして仕上げの方が楽ですね。

ピンをはめ戻す時は、かなりの圧縮を掛けないと、ピンが通りません。
六角レンチを挿し込んでおいて、テンションを掛けながら、ピンと差し替えます。

だいたい、18g弱といった注入量になり、3マガジン分(80発)くらいの実射ができました。
ただ、この量で、最初の3・4発は生ガスを噴いてしまいます。
カットは1/3くらいで十分そうですね。

暑い状況だったので、35℃時点での初速が確認できました。
100均の安い温度計ですので、目安ですが、0.2gマルイバイオBB弾適正HOP時で、80m/s前後と言う結果です。
ちなみに、0.25gでは-5m/sくらいです。
インナーバレルの長さと、マガジンサイズではこんな物でしょう。
集弾性は10mくらいなら10cm以内で、30mmのコインターゲットに5割で当てられます。
精度が良くできていましたので、かなりのお利口さんでした。
ただ・・・ これも個体差が大きいのだとしたら・・・ ごめんなさい! この銃はこんなスペックでした!
お手持ちの方の参考になれば幸いです。
(昨夜未明の予約投稿とさせて頂いております)
COMBAT DOLL 店主 中根
奥山デイズにて定例会(レギュレーション) 未定
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり
TEL 053-450-3308 FAX 同番
メール info@combatdoll.jp
ミリブロのメッセージからでも大丈夫です
返信はHPのメールサーバーよりさせて頂きます