2013年02月09日
G&P MK18 Mod1 カスタム
COMBAT DOLL の店主です。
今回は、普通に電動ガンのカスタムなのですが、内部仕様が初のパターンだったので、ご紹介です。

G&P MK18 Mod1 なのですが、微妙なハイサイと言うか、ハイボルトバッテリー対応と言うか、セクターギアが2枚カットの仕様でした。
0.2g弾での計測では、最大92m/sでした。但し、HOPを掛けて行くと、ピストンの圧縮負けの音が酷くて、適正と思える所にすると、初速は8m/sも落ちてしまいました。
取り合えず、順を追って説明して行きます。

上は初期状態、下は矯正後です。
まず、フレームの合わせですが、アッパーとロアで隙間ができていて、しなりがあったので、内部チューンが完了してから、後方リブにシムを貼り付ける事で、矯正し、固定をガッチリさせます。
そして、問題点が2つ・・・

チャンバーのリテンションスプリングの欠品と、ハイダーが固着してしまって、外せない状況です。
チャンバーのリテンションスプリングが無かったので、気密が取れているチャンバーがHOP過多になってしまい、適正時の初速ダウンと安定性に問題が出ていました。スプリングは補填して解決です。
ハイダーの方は・・・ 頑張ってみたのですが、外すことができませんでした。過去のもいくつかこの状況の製品を見たことがあるのですが、ハイダーの角度の合わせで、相当強く締め付けられていて、ピクリとも動きません。ロック剤の使用の考えられたので、加熱も試みましたがダメでした。諦めて頂くしかなさそうです。
そして、メカボックスを取り出して、チャンバーとノズルの相性と、グラつきを確認。

ノズルのグラつきも大きいので、マルイの純正品と交換です。カスタムパーツを使用しても良いのですが、予算の都合もあり、安い方を選択です。パーツに合わせて調整しますので、性能は問題ありません。
パーツを用意して、メカボックスを開けると、「何か違う・・・」

ピストンもギアが2枚少なく、セクターギアも最初から2枚少ない物になっていました。
この、中途半端な使用は初めて見たので、今回のレポート記事にアップしました。
画像下のスプリングガイドは、ダンパーの取り付け後、スプリングとガイドのサイズ調整の為のガイドカーラーで、スプリングの伸縮を安定させてやります。
パワー調整が、予定と変わってしまうので、再確認が必要だった為、先にチャンバーシステムの加工をやることにしました。

インナーバレル長が、約270㎜でしたので、出口部分のテーパー加工を追加します。整流効果を上げ、短いバレルでも集弾性を良くさせる為です。もちろん、先端側でブレ止めをインサートしてありますが、ハイダーが外れなかったので厄介でした。
チャンバー内部は、もちろんレンジアップ仕様で、美味しいとこ取り調整タイプに設定です。0.2gだとHOP強過ぎ仕様なので、0.25gや0.28gの重量帯での限定使用です。
今回、チャンバーの個体差のせいか、マルイのM4ノズルとの相性が悪く、給弾不良が出た為、KMのセパレートチャンバー(フチの短めの商品)を加工使用しました。
チャンバー系の細工が終了後、メカボックス内部の調整交換です。

ノズルは先の記述の通り交換、シリンダーのムラのあるテーパー加工品の為、マルイ純正品ですが、バレル長が短いので穴あきタイプに交換。シリンダーヘッドもノズルとの相性と、アルミ素材の変形するリスクのある既製品から、マルイ純正品に交換です。
ピストンヘッドは、既製品では圧縮バランスが悪い(強過ぎ)なのと、ブレーキ兼二次加速ロッドの取り付けの為、システマのジュラコン製のアイテムに交換です。今回はセクターカットが2枚の仕様なので、ロッドの長さを調整します。
スプリングは、若干レート不足と判断し、150%前後の物と換装です。
チャンバーパッキンは、先の記述の通り、給弾不良が出ましたので交換です。既製品ベースでは弾詰まり気味になり、マルイタイプではフチ部分が張り出し過ぎて、給弾ルートを阻害してしまった為です。
今回、組み込み済みの画像を取り忘れてしまい、画像は以上です。
軸受けも8㎜ベアリングでしたが、シムの調整がイマイチで、再調整してあります。多少サイクルが上がりました。
完成後、屋外での試射も行い、HOPの掛かりも確認して、作業終了です。
パワーアベレージは、最高で、0.2g時96m/s・0.25g時87m/s・0.28g時83m/s・0.3g時78m/sとなり、問題ありません。ただ、HOP調整のダイヤルストロークが従来の1/4くらいになっていますので、HOP調整はシビアですね。僅かな動きでHOPが変動します。その分、ダイヤルをきつめにしてあります。
通常のカスタムではあったのですが、メカボックスの仕様が初めて見るパターンでしたので、今回は記事としてアップさせて頂きました。G&Pでも内部仕様はチョコチョコ変わったりするのですね。
COMBAT DOLL 店主 中根
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日
年末年始 他 臨時休業あり
TEL 053-450-3308 FAX 同番
メール info@combatdoll.jp
ミリブロのメッセージからでも大丈夫です
今回は、普通に電動ガンのカスタムなのですが、内部仕様が初のパターンだったので、ご紹介です。

G&P MK18 Mod1 なのですが、微妙なハイサイと言うか、ハイボルトバッテリー対応と言うか、セクターギアが2枚カットの仕様でした。
0.2g弾での計測では、最大92m/sでした。但し、HOPを掛けて行くと、ピストンの圧縮負けの音が酷くて、適正と思える所にすると、初速は8m/sも落ちてしまいました。
取り合えず、順を追って説明して行きます。

上は初期状態、下は矯正後です。
まず、フレームの合わせですが、アッパーとロアで隙間ができていて、しなりがあったので、内部チューンが完了してから、後方リブにシムを貼り付ける事で、矯正し、固定をガッチリさせます。
そして、問題点が2つ・・・

チャンバーのリテンションスプリングの欠品と、ハイダーが固着してしまって、外せない状況です。
チャンバーのリテンションスプリングが無かったので、気密が取れているチャンバーがHOP過多になってしまい、適正時の初速ダウンと安定性に問題が出ていました。スプリングは補填して解決です。
ハイダーの方は・・・ 頑張ってみたのですが、外すことができませんでした。過去のもいくつかこの状況の製品を見たことがあるのですが、ハイダーの角度の合わせで、相当強く締め付けられていて、ピクリとも動きません。ロック剤の使用の考えられたので、加熱も試みましたがダメでした。諦めて頂くしかなさそうです。
そして、メカボックスを取り出して、チャンバーとノズルの相性と、グラつきを確認。

ノズルのグラつきも大きいので、マルイの純正品と交換です。カスタムパーツを使用しても良いのですが、予算の都合もあり、安い方を選択です。パーツに合わせて調整しますので、性能は問題ありません。
パーツを用意して、メカボックスを開けると、「何か違う・・・」

ピストンもギアが2枚少なく、セクターギアも最初から2枚少ない物になっていました。
この、中途半端な使用は初めて見たので、今回のレポート記事にアップしました。
画像下のスプリングガイドは、ダンパーの取り付け後、スプリングとガイドのサイズ調整の為のガイドカーラーで、スプリングの伸縮を安定させてやります。
パワー調整が、予定と変わってしまうので、再確認が必要だった為、先にチャンバーシステムの加工をやることにしました。

インナーバレル長が、約270㎜でしたので、出口部分のテーパー加工を追加します。整流効果を上げ、短いバレルでも集弾性を良くさせる為です。もちろん、先端側でブレ止めをインサートしてありますが、ハイダーが外れなかったので厄介でした。
チャンバー内部は、もちろんレンジアップ仕様で、美味しいとこ取り調整タイプに設定です。0.2gだとHOP強過ぎ仕様なので、0.25gや0.28gの重量帯での限定使用です。
今回、チャンバーの個体差のせいか、マルイのM4ノズルとの相性が悪く、給弾不良が出た為、KMのセパレートチャンバー(フチの短めの商品)を加工使用しました。
チャンバー系の細工が終了後、メカボックス内部の調整交換です。

ノズルは先の記述の通り交換、シリンダーのムラのあるテーパー加工品の為、マルイ純正品ですが、バレル長が短いので穴あきタイプに交換。シリンダーヘッドもノズルとの相性と、アルミ素材の変形するリスクのある既製品から、マルイ純正品に交換です。
ピストンヘッドは、既製品では圧縮バランスが悪い(強過ぎ)なのと、ブレーキ兼二次加速ロッドの取り付けの為、システマのジュラコン製のアイテムに交換です。今回はセクターカットが2枚の仕様なので、ロッドの長さを調整します。
スプリングは、若干レート不足と判断し、150%前後の物と換装です。
チャンバーパッキンは、先の記述の通り、給弾不良が出ましたので交換です。既製品ベースでは弾詰まり気味になり、マルイタイプではフチ部分が張り出し過ぎて、給弾ルートを阻害してしまった為です。
今回、組み込み済みの画像を取り忘れてしまい、画像は以上です。
軸受けも8㎜ベアリングでしたが、シムの調整がイマイチで、再調整してあります。多少サイクルが上がりました。
完成後、屋外での試射も行い、HOPの掛かりも確認して、作業終了です。
パワーアベレージは、最高で、0.2g時96m/s・0.25g時87m/s・0.28g時83m/s・0.3g時78m/sとなり、問題ありません。ただ、HOP調整のダイヤルストロークが従来の1/4くらいになっていますので、HOP調整はシビアですね。僅かな動きでHOPが変動します。その分、ダイヤルをきつめにしてあります。
通常のカスタムではあったのですが、メカボックスの仕様が初めて見るパターンでしたので、今回は記事としてアップさせて頂きました。G&Pでも内部仕様はチョコチョコ変わったりするのですね。
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