2013年10月02日
電動 USP レンジアップ カスタム
COMBAT DOLL の店主です。
昨日も時間が取れず、投稿できませんでした。申し訳ありません。
今日は久しぶりのカスタムネタです。
電動ハンドガンのスペックアップです。クライアント様からの要望では、信頼できるサイドアームにして欲しいとの事でした。
飛距離を前提にカスタムしていきます。
基本使用BB弾重量は0.2g 飛距離はクルツ以上 耐久性を落とさず、できれば向上させる
をコンセプトにチューニングです。
初速を80m/s以上にし、短いバレルを生かした0.2gでのレンジアップと耐久性の両立です。
HOP部分は

通常の電動ガンと同様のシステムとし、長掛けHOPによるレンジアップです。
吐出が弱いとHOP回転が効き過ぎてしまうので、これだけではバランスが取れません。
ちなみに、ノーマル時の初速は60m/sチョイです。シリンダー容積とエアのルートのシステム上、妥当な数字です。

(ピンボケで申し訳ありません)
メカボックスのチューニングですが、単純にスプリングを強くするだけでは、ボックスの強度が耐えられず、破損が早くなってしまいます。
エアダンパー効果を生ませるやり方で、打撃を緩和して耐久性を上げ、ベアリングに軸受けを使用する事で、スプリング圧縮時の負荷を減らします。

(ダンパーロッドの形状は、いつもの通り暈させて頂いてあります)
ピストンとヘッドは純正品からの加工です。強度は十分ですので、ダンパーロッドを取り付けます。二次加速の効果は、バレル長とエアルートの関係で、機能しない状況です。
ダンパー効果の調整セッティングで悩みましたが、初速を80m/s以上をキープできる状態に設定してあります。
補助効果として、ノズルの内径も調整してあります。

シリンダーはフルストロークの物に変更ですが、内面の仕上げが気に入らず、金属磨きのコンパウンドで仕上げ直しをしてあります。
軸受けはベアリングに交換し、負荷を最低限にします。シムは2.5mm用の物を使用して、ベアリングの効果を損なわないようにしてあります。画像のシムの比較を見てもらうと、大きさの違いが一目両全ですね。
スプリングは当店でのオリジナルで用意した物ですが、結果的には他社の製品と変わらないくらいのレートになっています。ダンパーが無いと、メカボックスが早めに粉砕されてしまう強さですね。カスタムバレルやカスタムシリンダーの併用で最大、98m/sまで出せるスプリングですが、その状態では直にメカボックスが破損してしまいます・・・。
ダンパー効果で、純正と変わらない作動感覚で飛距離と精度のアップグレードをしてあります。
燃費としては、Li-Po 7.4V 500mA で500発弱くらいの状況です。セミオンリーなら400発くらいにですが、フル多用なら600発くらいでした。
静かさを追求すれば、初速65m/sくらいに押さえて、ダンパー効果とスプリングのレート調整で燃費は2倍くらいになりますが、飛距離に合わせた精度のバランスで、80m/s前後の設定として、耐久性も含めたバランス取りをした状態です。
クライアント様には、随分お時間を頂き、微調整を繰り返してセッティングした一品です。
画像の状態から変更した箇所もあるのですが、画像を取り忘れていましたので、詳細部分は企業秘密という事でお願いしたいと思います。ちなみに、画像の段階では、初速70m/sくらいの段階の物です。
それと・・・

ついてまわるのが、マガジンの整備ですが、結構、弾上がりが悪い個体で、内部研磨とリップの加工をして、BB弾にも傷を付け難くして、命中精度に貢献できる仕上げを施工してあります。
耐久性は純正と同等か、やや上。射速と飛距離は30%以上向上。燃費は少々ダウンですが、弾数以外は、通常サイズの電動ガンの純正状態には引けを取らない性能になりました。
クライアント様の信頼できるサイドアームになれていれば、幸いです。
10月13日 奥山デイズにて定例会(レギュレーション)あり
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日
年末年始 他 臨時休業あり
TEL 053-450-3308 FAX 同番
メール info@combatdoll.jp
ミリブロのメッセージからでも大丈夫です
昨日も時間が取れず、投稿できませんでした。申し訳ありません。
今日は久しぶりのカスタムネタです。
電動ハンドガンのスペックアップです。クライアント様からの要望では、信頼できるサイドアームにして欲しいとの事でした。
飛距離を前提にカスタムしていきます。
基本使用BB弾重量は0.2g 飛距離はクルツ以上 耐久性を落とさず、できれば向上させる
をコンセプトにチューニングです。
初速を80m/s以上にし、短いバレルを生かした0.2gでのレンジアップと耐久性の両立です。
HOP部分は

通常の電動ガンと同様のシステムとし、長掛けHOPによるレンジアップです。
吐出が弱いとHOP回転が効き過ぎてしまうので、これだけではバランスが取れません。
ちなみに、ノーマル時の初速は60m/sチョイです。シリンダー容積とエアのルートのシステム上、妥当な数字です。

(ピンボケで申し訳ありません)
メカボックスのチューニングですが、単純にスプリングを強くするだけでは、ボックスの強度が耐えられず、破損が早くなってしまいます。
エアダンパー効果を生ませるやり方で、打撃を緩和して耐久性を上げ、ベアリングに軸受けを使用する事で、スプリング圧縮時の負荷を減らします。

(ダンパーロッドの形状は、いつもの通り暈させて頂いてあります)
ピストンとヘッドは純正品からの加工です。強度は十分ですので、ダンパーロッドを取り付けます。二次加速の効果は、バレル長とエアルートの関係で、機能しない状況です。
ダンパー効果の調整セッティングで悩みましたが、初速を80m/s以上をキープできる状態に設定してあります。
補助効果として、ノズルの内径も調整してあります。

シリンダーはフルストロークの物に変更ですが、内面の仕上げが気に入らず、金属磨きのコンパウンドで仕上げ直しをしてあります。
軸受けはベアリングに交換し、負荷を最低限にします。シムは2.5mm用の物を使用して、ベアリングの効果を損なわないようにしてあります。画像のシムの比較を見てもらうと、大きさの違いが一目両全ですね。
スプリングは当店でのオリジナルで用意した物ですが、結果的には他社の製品と変わらないくらいのレートになっています。ダンパーが無いと、メカボックスが早めに粉砕されてしまう強さですね。カスタムバレルやカスタムシリンダーの併用で最大、98m/sまで出せるスプリングですが、その状態では直にメカボックスが破損してしまいます・・・。
ダンパー効果で、純正と変わらない作動感覚で飛距離と精度のアップグレードをしてあります。
燃費としては、Li-Po 7.4V 500mA で500発弱くらいの状況です。セミオンリーなら400発くらいにですが、フル多用なら600発くらいでした。
静かさを追求すれば、初速65m/sくらいに押さえて、ダンパー効果とスプリングのレート調整で燃費は2倍くらいになりますが、飛距離に合わせた精度のバランスで、80m/s前後の設定として、耐久性も含めたバランス取りをした状態です。
クライアント様には、随分お時間を頂き、微調整を繰り返してセッティングした一品です。
画像の状態から変更した箇所もあるのですが、画像を取り忘れていましたので、詳細部分は企業秘密という事でお願いしたいと思います。ちなみに、画像の段階では、初速70m/sくらいの段階の物です。
それと・・・

ついてまわるのが、マガジンの整備ですが、結構、弾上がりが悪い個体で、内部研磨とリップの加工をして、BB弾にも傷を付け難くして、命中精度に貢献できる仕上げを施工してあります。
耐久性は純正と同等か、やや上。射速と飛距離は30%以上向上。燃費は少々ダウンですが、弾数以外は、通常サイズの電動ガンの純正状態には引けを取らない性能になりました。
クライアント様の信頼できるサイドアームになれていれば、幸いです。
10月13日 奥山デイズにて定例会(レギュレーション)あり
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日
年末年始 他 臨時休業あり
TEL 053-450-3308 FAX 同番
メール info@combatdoll.jp
ミリブロのメッセージからでも大丈夫です
電動ハンドガン チューニング例
マルイ ハイサイクル MP5 レンジアップ「山」
マルイ MP7 レンジアップ 0.2~0.25g
マルイ 電動ハンドガン M9A1 カスタマイズ
マルイ 電動M9A1 その2 カスタム
マルイ 電動G18C カスタム
マルイ ハイサイクル MP5 レンジアップ「山」
マルイ MP7 レンジアップ 0.2~0.25g
マルイ 電動ハンドガン M9A1 カスタマイズ
マルイ 電動M9A1 その2 カスタム
マルイ 電動G18C カスタム