2014年11月06日
次世代 M4 SOPMOD レンジアップ「山」
COMBAT DOLL の店主です。
今回は次世代M4のチューニングですが、トラブル付きの状況です。

ギアやピストンの破損も無いのに、ギアロックし易くなる場合があります。
今回は、その対処の解説もしています。詳細は、後半に解説致します。
チューニングの内容です。
クライアント様のご要望は、まず、飛距離が欲しいという事でした。
ゲームの環境から、0.2~0.25g近辺でのレギュレーションの中で遊ばれていましたので、それに合わせてセッテイングです。

まずは、バレルサイズの調整です。
次世代は、リコイルウエイトの振動が大きいので、バレルは短めにしておいた方が集団性が確保し易くなります。
ロングレンジ化する上でも、インナーは短めが良く、HOP回転のロスを減らすのに有効です。
この辺は、流速チューンと呼ばれるカスタムと同様の理屈ですが、メカボックスのパワーを基準としてバレル長や内径で調整する流速チューンとは、ちょっと違います。
HOP回転とバレルで命中率や飛距離が決定されるのを基本として、そこにパワーを合わせたメカボックスをセッティングしていく状況です。
基本は「長掛けHOP」と「BB弾に合ったインナーバレルの内径」での長射程仕様になります。
アウターバレルの空走距離が多少ありますが、マルイ製品のクオリティーなら問題ありません。

インナーバレルの先端のブレ止めは、アウターバレル内にシムシートをインサートして解消してあります。
(画像無し)
メカボックス内部です。

当店では、必要以上に部品交換をするのをお勧めしておりませんので、純正パーツで問題が無い部分はそのまま使用します。

最終圧縮比を高めて、バレル内のBB弾の減速をカバーする二次加速ロッドの取り付けをします。
カスタムパーツでの加工もできますが、純正パーツからも可能です。1.5mmの4つ穴を追加加工してあります。
副産物として、エアダンパー効果で打撃衝撃が緩和され、命中率と耐久性の向上に貢献できます。
但し、個体調整が必要な場合もありますので、参考にされる方は、根気良く長さや太さの調整セッティングを行ってください。
当店では100以上の取り付け経験から、見当が付け易く、簡単に説明しておりますが、実際の施工は苦労する可能性が大きいです。

シリンダーは、285mmのインナーバレルに合わせて、マルイ純正の穴あきシリンダーに交換です。
バレル長の285mmへのセッティングは、後々のアウターバレルの変更や、サイレンサー装着時の効果増を狙ってのセッティングです。
リコイルをキャンセルすれば、普通の電動ガンですので、サイレンサー装着時の効果が発揮されます。
スプリングガイドはベアリング付のLaylax製品に交換です。ピストン側にベアリングがありませんので、ガイド側に欲しくなります。
スプリングは、次世代対応品ではなく、STD用のMS90スプリングを使用します。

軸受けは、Laylax製のメタルに交換します。
圧入が大変ですので、専用の冶具とプレスを使用します。当店ではボール盤だったりしますが・・・(笑)
レール部分の研磨も行ってあります。仕上げの良いマルイ製ですから、極端な研磨は必要ありません。
トリガースプリングは、過去の経験から、必ず曲げています。必要無いかもしれないですが、保険的な処置です。

ギアは、イーグル製(LONEX製)に交換しています。当店では次世代で使う事が多いブランドですね。
リコイルの衝撃がありますので、ここは強化パーツの選択となります。
一番良いのは、Laylax製だと思いますが、今回のチューンなら、このブランドで十分です。
シムセッテイングを行って、グリスアップします。
グリスは、Xabier製のイエローグリスを選択し、抵抗の少ない潤滑性で使用します。シリンダー内部も同じグリスです。

スプリングとスプリングガイドにも塗布します。
ガイドの内部もグリスアップします。ウエイトのロッドとの潤滑も重要になります。
ストックパイプのネジ部分には、アルミテープにて、ネジの遊びを緩和しておきます。
これが有ると無いとでは、実際の耐久性がかなり違ってきます。完全解決できないのが珠に瑕ですが、簡易補強の対応です。
チューニングは上記までで、初速はマルイバイオ0.2gで95m/s以下、同0.25gで85m/s以下であり、飛距離も十分に取れ、50m先のマンターゲットをヒットできる性能です。
追記
モーターも、HC30000に交換されております。
画像に納めていなかった為、失念していました。 申し訳ありません。
しかし・・・ 問題が発生しました。
クライアント様の使用しているバッテリーがNi-MH9.6Vの専用タイプのバッテリーなのですが、頻繁にロックが掛かる状況に・・・
バッテリーのスペック不足も疑われるのですが、スプリングレートから考えても、そうなるのがおかしい状態です。
Li-Po7.4V2200mA25Cクラスなら、問題無くドライブしてくれますが、SOPMODバッテリーでは、トルク不足でロック・・・?
過去にもいくつかあったのですが、その時は、Li-Poバッテリーに仕様変更して頂いて、取り合えずクリアとしていました。
疑問が残りつつも・・・ です。
実際、この症状の根本的な原因を理解したのがつい最近で、この解明の為に長期お預かりさせて頂いている個体がありました。
そのおかげで、やっと理解できたというのが実情です。
結論として、「ウエイト」に原因がありました。
正確に言えば、ウエイトに付いている「ロッドのガタ」が影響していました。

画像は別の個体の物ですが、クライアント様のウエイトは、後端の取り付けネジが、頭部分でねじ切れてしまい、外側からCリングで閉じるという状況になっております。クライアント様の目の前での補修となり、お恥ずかしい部分を見せてしましまいました。
ただ、この黒いプラのリングを外す時は慎重に行わないと割ってしまいます。このリングが無いと作動に問題が出ます。
分解される方は、慎重に作業願います。

画像のように、隙間が大きくなっている為、ピストンが後退する際に「へ」の字になってしまい、抵抗が大きくなりギアロックします。
ギアロックと言うよりは、「抵抗増大によるトルク不足での停止」になる訳です。ヒューズが無ければスイッチが焼ける心配のある状況です。
画像のように、アルミシムを巻き付けて、隙間を失くします。
この対処をした途端に、サイクルまで若干上がりました。思っているより負荷抵抗が大きかったようです。
それとは別に、バッテリーをLi-Poの7.4V1450mA40C(イーグル製)対応に交換頂きました。
サイクルも立ち上がりも、STDタイプと遜色無い状態になりました。やっぱり40Cって、凄いですね。
クライアント様は、ロック状況で意気消沈されていたのですが、原因のクリアとバッテリースペックのアップで、ご満足頂けた状態で終われました。ホッと一安心です。
ある程度、使い込んでいる次世代M4シリーズで、ロック状況が頻発するようになったら、ここをご確認ください。
ギアやピストン等の内部破損は別ですが、中身に異常が無い場合は間違い無く改善されます。
最低限の負荷でのチューニングで、動作音も最低限ですので、ウエイトのスプリングを前後入れ替え、リコイルキャンセル状況なら、サイレンサー効果も増大し、1機種で、2通りの運用が可能な銃に仕上がっています。
フィールドに合わせて、選択使用頂ければ、フィールドでのスキルアップに貢献できると思います。
COMBAT DOLL 店主 中根
奥山デイズにて定例会(レギュレーション) 未定
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり
TEL 053-450-3308 FAX 同番
メール info@combatdoll.jp
ミリブロのメッセージからでも大丈夫です
返信はHPのメールサーバーよりさせて頂きます
今回は次世代M4のチューニングですが、トラブル付きの状況です。

ギアやピストンの破損も無いのに、ギアロックし易くなる場合があります。
今回は、その対処の解説もしています。詳細は、後半に解説致します。
チューニングの内容です。
クライアント様のご要望は、まず、飛距離が欲しいという事でした。
ゲームの環境から、0.2~0.25g近辺でのレギュレーションの中で遊ばれていましたので、それに合わせてセッテイングです。

まずは、バレルサイズの調整です。
次世代は、リコイルウエイトの振動が大きいので、バレルは短めにしておいた方が集団性が確保し易くなります。
ロングレンジ化する上でも、インナーは短めが良く、HOP回転のロスを減らすのに有効です。
この辺は、流速チューンと呼ばれるカスタムと同様の理屈ですが、メカボックスのパワーを基準としてバレル長や内径で調整する流速チューンとは、ちょっと違います。
HOP回転とバレルで命中率や飛距離が決定されるのを基本として、そこにパワーを合わせたメカボックスをセッティングしていく状況です。
基本は「長掛けHOP」と「BB弾に合ったインナーバレルの内径」での長射程仕様になります。
アウターバレルの空走距離が多少ありますが、マルイ製品のクオリティーなら問題ありません。

インナーバレルの先端のブレ止めは、アウターバレル内にシムシートをインサートして解消してあります。
(画像無し)
メカボックス内部です。

当店では、必要以上に部品交換をするのをお勧めしておりませんので、純正パーツで問題が無い部分はそのまま使用します。

最終圧縮比を高めて、バレル内のBB弾の減速をカバーする二次加速ロッドの取り付けをします。
カスタムパーツでの加工もできますが、純正パーツからも可能です。1.5mmの4つ穴を追加加工してあります。
副産物として、エアダンパー効果で打撃衝撃が緩和され、命中率と耐久性の向上に貢献できます。
但し、個体調整が必要な場合もありますので、参考にされる方は、根気良く長さや太さの調整セッティングを行ってください。
当店では100以上の取り付け経験から、見当が付け易く、簡単に説明しておりますが、実際の施工は苦労する可能性が大きいです。

シリンダーは、285mmのインナーバレルに合わせて、マルイ純正の穴あきシリンダーに交換です。
バレル長の285mmへのセッティングは、後々のアウターバレルの変更や、サイレンサー装着時の効果増を狙ってのセッティングです。
リコイルをキャンセルすれば、普通の電動ガンですので、サイレンサー装着時の効果が発揮されます。
スプリングガイドはベアリング付のLaylax製品に交換です。ピストン側にベアリングがありませんので、ガイド側に欲しくなります。
スプリングは、次世代対応品ではなく、STD用のMS90スプリングを使用します。

軸受けは、Laylax製のメタルに交換します。
圧入が大変ですので、専用の冶具とプレスを使用します。当店ではボール盤だったりしますが・・・(笑)
レール部分の研磨も行ってあります。仕上げの良いマルイ製ですから、極端な研磨は必要ありません。
トリガースプリングは、過去の経験から、必ず曲げています。必要無いかもしれないですが、保険的な処置です。

ギアは、イーグル製(LONEX製)に交換しています。当店では次世代で使う事が多いブランドですね。
リコイルの衝撃がありますので、ここは強化パーツの選択となります。
一番良いのは、Laylax製だと思いますが、今回のチューンなら、このブランドで十分です。
シムセッテイングを行って、グリスアップします。
グリスは、Xabier製のイエローグリスを選択し、抵抗の少ない潤滑性で使用します。シリンダー内部も同じグリスです。

スプリングとスプリングガイドにも塗布します。
ガイドの内部もグリスアップします。ウエイトのロッドとの潤滑も重要になります。
ストックパイプのネジ部分には、アルミテープにて、ネジの遊びを緩和しておきます。
これが有ると無いとでは、実際の耐久性がかなり違ってきます。完全解決できないのが珠に瑕ですが、簡易補強の対応です。
チューニングは上記までで、初速はマルイバイオ0.2gで95m/s以下、同0.25gで85m/s以下であり、飛距離も十分に取れ、50m先のマンターゲットをヒットできる性能です。
追記
モーターも、HC30000に交換されております。
画像に納めていなかった為、失念していました。 申し訳ありません。
しかし・・・ 問題が発生しました。
クライアント様の使用しているバッテリーがNi-MH9.6Vの専用タイプのバッテリーなのですが、頻繁にロックが掛かる状況に・・・
バッテリーのスペック不足も疑われるのですが、スプリングレートから考えても、そうなるのがおかしい状態です。
Li-Po7.4V2200mA25Cクラスなら、問題無くドライブしてくれますが、SOPMODバッテリーでは、トルク不足でロック・・・?
過去にもいくつかあったのですが、その時は、Li-Poバッテリーに仕様変更して頂いて、取り合えずクリアとしていました。
疑問が残りつつも・・・ です。
実際、この症状の根本的な原因を理解したのがつい最近で、この解明の為に長期お預かりさせて頂いている個体がありました。
そのおかげで、やっと理解できたというのが実情です。
結論として、「ウエイト」に原因がありました。
正確に言えば、ウエイトに付いている「ロッドのガタ」が影響していました。

画像は別の個体の物ですが、クライアント様のウエイトは、後端の取り付けネジが、頭部分でねじ切れてしまい、外側からCリングで閉じるという状況になっております。クライアント様の目の前での補修となり、お恥ずかしい部分を見せてしましまいました。
ただ、この黒いプラのリングを外す時は慎重に行わないと割ってしまいます。このリングが無いと作動に問題が出ます。
分解される方は、慎重に作業願います。

画像のように、隙間が大きくなっている為、ピストンが後退する際に「へ」の字になってしまい、抵抗が大きくなりギアロックします。
ギアロックと言うよりは、「抵抗増大によるトルク不足での停止」になる訳です。ヒューズが無ければスイッチが焼ける心配のある状況です。
画像のように、アルミシムを巻き付けて、隙間を失くします。
この対処をした途端に、サイクルまで若干上がりました。思っているより負荷抵抗が大きかったようです。
それとは別に、バッテリーをLi-Poの7.4V1450mA40C(イーグル製)対応に交換頂きました。
サイクルも立ち上がりも、STDタイプと遜色無い状態になりました。やっぱり40Cって、凄いですね。
クライアント様は、ロック状況で意気消沈されていたのですが、原因のクリアとバッテリースペックのアップで、ご満足頂けた状態で終われました。ホッと一安心です。
ある程度、使い込んでいる次世代M4シリーズで、ロック状況が頻発するようになったら、ここをご確認ください。
ギアやピストン等の内部破損は別ですが、中身に異常が無い場合は間違い無く改善されます。
最低限の負荷でのチューニングで、動作音も最低限ですので、ウエイトのスプリングを前後入れ替え、リコイルキャンセル状況なら、サイレンサー効果も増大し、1機種で、2通りの運用が可能な銃に仕上がっています。
フィールドに合わせて、選択使用頂ければ、フィールドでのスキルアップに貢献できると思います。
COMBAT DOLL 店主 中根
奥山デイズにて定例会(レギュレーション) 未定
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり
TEL 053-450-3308 FAX 同番
メール info@combatdoll.jp
ミリブロのメッセージからでも大丈夫です
返信はHPのメールサーバーよりさせて頂きます
タグ :次世代 ロングレンジ
電動ハンドガン チューニング例
MAGPLL PTS MASADA CQB
次世代 M4 CQB-R レンジアップ「山」 廉価版
マルイ 次世代 DEVGRUカスタム HK416D ノズル破損 補足
マルイ 次世代 DEVGRUカスタム HK416D トラブルシュート
マルイ 次世代 DEVGRUカスタム HK416D レンジアップ「山」
MAGPLL PTS MASADA CQB
次世代 M4 CQB-R レンジアップ「山」 廉価版
マルイ 次世代 DEVGRUカスタム HK416D ノズル破損 補足
マルイ 次世代 DEVGRUカスタム HK416D トラブルシュート
マルイ 次世代 DEVGRUカスタム HK416D レンジアップ「山」