2012年09月04日
オーバーホール AUG
COMBAT DOLL の店主です。
前回に引き続きメンテナンス依頼のあったアイテムの紹介です。
今回はショップカスタムのAUGのメンテナンスでした。
どのショップかは、明示致しませんので、悪しからず。
各々のショップさんでのオリジナルレシピがありますし、企業秘密な部分もあります。
良し悪しの評価を下す事にもなってしまいますので、ここは問い合わせがあっても、お答えしかねます。
御了承下さい。
問題点として、
①ストックとレシーバーのガタが大きく、ねじれで隙間が大きく広がってしまう。
②作動音がうるさい。
③飛びがおかしい。
と、上記の確認と補正のご依頼でした。
③の「飛びがおかしい」については、AUGの構造上、ストックとレシーバーを上手く固定できないと、チャンバーの固定ができないので、飛びに大きく影響してしまいます。①を改善する事によって、③も改善されてきます。
今回本体側は、どこのカスタム品か直ぐに解かってしまうので、画像はありません。
サイレンサーを標準装備にしてあり、サイレンサー基部にフォアグリップが付いている仕様のアイテムでした。オリジナルのフォアグリップは取り外されており、バレルロックレバーも無くなっていた状態です。
まず、アウターバレルブロックとレシーバーとのガタを補正します。バレルロックの構造上、ガタが元々あるのですが、サイレンサー基部にフォアグリップがあるので、銃を構える際にはどうしても動いてしまいます。
サイレンサーの取り付けが、レシーバーを挟み込む様になっていて、サイレンサーを外さないと、バレルリリースができない状態になっていましたので、ネジとワッシャーを追加して、ダボを作って固定。
その上で、サイレンサー基部とレシーバーに隙間があるので、そこも矯正する必要がありました。
この2点の加工補正で、レシーバーからフォアグリップに掛けてのガタが補正されます。
追加点として、このままでは、インナーバレルの分解メンテナンスが大変になるので、アウターバレルとチャンバーの取り付け基部に切り欠きを作り、レシーバーとアウターバレルが組まれている状態でも、チャンバーが分解できる様にしておきます。
そして、レシーバーとストック部分ですが、ダミーボルトカバーのブロック(メカボックス側)が取り除かれていて、メカボックスの位置固定がチャンバーブロックに頼る仕様になっていましたので、メカボックス先端とチャンバーブロックが上方に逃げてしまい、オリジナル状態なら問題の無い隙間が、チャンバーブロックの逃げになり、固定しきれない状況でした。
対処としては、レシーバーがはまり込む、ストックの内側部分を肉厚に加工補正する事でクリアーしてあります。ですが、ストックはABSでできていて、弾力のある素材なので、わずかな遊びは出てしまいます。メンテナンス性と外観を犠牲にするのであれば、場所を選んで追加ネジ加工で固定も可能ですが、クライアント様への確認で、そこまではやらない事にしました。
以上までで、画像はありませんが、お手持ちの方は、現物を見ながら見当を付けて見てもらえれば幸いです。実際、初速も弾道もかなり安定します。
そして、メカボックスですが、当店のサイレントカスタムを追加する事で、静寂性を増して頂いてます。

中身は、ギアや軸受けはノーマルで、スプリングとピストンヘッド、シリンダーヘッドとチャンバー、バレルが加工された仕様でした。
②の作動音がうるさかったのは、スプリングの自由長が短く、ジャダーが発生し易い状態で、スプリングの「バイ~ンッ!」っと鳴っている音が、主原因でした。

(サイレント&2次ブーストロッドの形状は、ひ・み・つ! です。)
当店自慢のサイレント仕様「林」と、専用グリスの充填、スプリングガイドへの、クッション&増圧ダンパーで、パワーを落とさず、静寂性の大幅アップです。
初速は0.2gで90~95m/sで安全マージンを取ってありますが、NONホップで90、適正ホップで92~93、最大95ですので、大概のゲームフィールドで使用可能だと思います。0.25gだと、最大値は87m/sのギリギリにはなってしまいますけど・・・(汗っ!) それ以上の重量のBB弾では、問題ありません。ご安心を!
こちらも、前回のMP5同様、クライアント様に喜んで頂きました。
喜んでもらえて、うれしいですね。
また、他の銃で、要望がありましたら、遠慮無く、ご相談下さいませ!!
今後とも、宜しくお願い致します。
COMBAT DOLL 店主 中根
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり
TEL 053-450-3308 FAX 同番
メール info@combatdoll.jp
ミリブロのメッセージからでも大丈夫です。
追伸、定例会は9月は第3日曜日の16日になります!!
前回に引き続きメンテナンス依頼のあったアイテムの紹介です。
今回はショップカスタムのAUGのメンテナンスでした。
どのショップかは、明示致しませんので、悪しからず。
各々のショップさんでのオリジナルレシピがありますし、企業秘密な部分もあります。
良し悪しの評価を下す事にもなってしまいますので、ここは問い合わせがあっても、お答えしかねます。
御了承下さい。
問題点として、
①ストックとレシーバーのガタが大きく、ねじれで隙間が大きく広がってしまう。
②作動音がうるさい。
③飛びがおかしい。
と、上記の確認と補正のご依頼でした。
③の「飛びがおかしい」については、AUGの構造上、ストックとレシーバーを上手く固定できないと、チャンバーの固定ができないので、飛びに大きく影響してしまいます。①を改善する事によって、③も改善されてきます。
今回本体側は、どこのカスタム品か直ぐに解かってしまうので、画像はありません。
サイレンサーを標準装備にしてあり、サイレンサー基部にフォアグリップが付いている仕様のアイテムでした。オリジナルのフォアグリップは取り外されており、バレルロックレバーも無くなっていた状態です。
まず、アウターバレルブロックとレシーバーとのガタを補正します。バレルロックの構造上、ガタが元々あるのですが、サイレンサー基部にフォアグリップがあるので、銃を構える際にはどうしても動いてしまいます。
サイレンサーの取り付けが、レシーバーを挟み込む様になっていて、サイレンサーを外さないと、バレルリリースができない状態になっていましたので、ネジとワッシャーを追加して、ダボを作って固定。
その上で、サイレンサー基部とレシーバーに隙間があるので、そこも矯正する必要がありました。
この2点の加工補正で、レシーバーからフォアグリップに掛けてのガタが補正されます。
追加点として、このままでは、インナーバレルの分解メンテナンスが大変になるので、アウターバレルとチャンバーの取り付け基部に切り欠きを作り、レシーバーとアウターバレルが組まれている状態でも、チャンバーが分解できる様にしておきます。
そして、レシーバーとストック部分ですが、ダミーボルトカバーのブロック(メカボックス側)が取り除かれていて、メカボックスの位置固定がチャンバーブロックに頼る仕様になっていましたので、メカボックス先端とチャンバーブロックが上方に逃げてしまい、オリジナル状態なら問題の無い隙間が、チャンバーブロックの逃げになり、固定しきれない状況でした。
対処としては、レシーバーがはまり込む、ストックの内側部分を肉厚に加工補正する事でクリアーしてあります。ですが、ストックはABSでできていて、弾力のある素材なので、わずかな遊びは出てしまいます。メンテナンス性と外観を犠牲にするのであれば、場所を選んで追加ネジ加工で固定も可能ですが、クライアント様への確認で、そこまではやらない事にしました。
以上までで、画像はありませんが、お手持ちの方は、現物を見ながら見当を付けて見てもらえれば幸いです。実際、初速も弾道もかなり安定します。
そして、メカボックスですが、当店のサイレントカスタムを追加する事で、静寂性を増して頂いてます。

中身は、ギアや軸受けはノーマルで、スプリングとピストンヘッド、シリンダーヘッドとチャンバー、バレルが加工された仕様でした。
②の作動音がうるさかったのは、スプリングの自由長が短く、ジャダーが発生し易い状態で、スプリングの「バイ~ンッ!」っと鳴っている音が、主原因でした。

(サイレント&2次ブーストロッドの形状は、ひ・み・つ! です。)
当店自慢のサイレント仕様「林」と、専用グリスの充填、スプリングガイドへの、クッション&増圧ダンパーで、パワーを落とさず、静寂性の大幅アップです。
初速は0.2gで90~95m/sで安全マージンを取ってありますが、NONホップで90、適正ホップで92~93、最大95ですので、大概のゲームフィールドで使用可能だと思います。0.25gだと、最大値は87m/sのギリギリにはなってしまいますけど・・・(汗っ!) それ以上の重量のBB弾では、問題ありません。ご安心を!
こちらも、前回のMP5同様、クライアント様に喜んで頂きました。
喜んでもらえて、うれしいですね。
また、他の銃で、要望がありましたら、遠慮無く、ご相談下さいませ!!
今後とも、宜しくお願い致します。
COMBAT DOLL 店主 中根
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり
TEL 053-450-3308 FAX 同番
メール info@combatdoll.jp
ミリブロのメッセージからでも大丈夫です。
追伸、定例会は9月は第3日曜日の16日になります!!
VSR-10 Gスペック フルチューニング
電動ハンドガン チューニング例
PSC-1 山林 チューン
PDR-C 本体チューニング 違う箇所での困難編
PDR-C 本体チューニング 困難編
MAGPLL PTS MASADA CQB
電動ハンドガン チューニング例
PSC-1 山林 チューン
PDR-C 本体チューニング 違う箇所での困難編
PDR-C 本体チューニング 困難編
MAGPLL PTS MASADA CQB
ネタとして、また使わせて頂きました。
ジャダーとは、ビビリの事で、余剰に発生してしまう振動の事です。
バネが短過ぎると、ピストンが前進しきった時に抑える力が弱いので、回転しながら伸びたバネの遠心力と前進する力の方向が違う向きの為に発生する振動が押さえ込めません。
振動が出ないようにはできませんので、振動をグリスとダンパーに吸収させる訳です。
コイルの詰み具合が一定でないのは、不等ピッチと呼ばれるもので、スプリングの伸び縮みを効率良くする為の仕様です。
参考になりましたでしょうか?
それと、外観を変える(パーツを追加変更)際は、強度やメンテナンスを考慮して、補強や変更をすれば良いだけですね。実際、ちゃんとリカバリーされて、剛性アップがされてますのでご安心を!
足りない部分を足すだけで、どうにかなりますよ!
連日の閲覧とコメント、ありがとうございました。