2012年12月07日
G&P SR25 ハイサイクルレンジアップ
COMBAT DOLL の店主です。
今回は、カスタムのネタで行きますね。しばらくちゃんと更新しておりませんでしたので、ちょっと濃くいきます。
G&P SR25 コンプリートガンがベースです。

クライアント様からレンジアップと、11.1Vのバッテリーを使える仕様にしたいと依頼がありました。
レンジアップはともかく、バッテリーのスペックからすると、セクターカットのハイサイ仕様にする訳ですが、コンプリートガン(中身もG&Pのアッセンブル)だったので、ギアやモーターの交換をしなくても良い分だけ価格が抑えられる仕様です。

まずは、内部の確認ですが、べベルギアの逆転防止ラッチが2箇所しかなかったので、マルイ純正の4枚ラッチのものと交換します。モーターへの端子もネジ止め仕様ですので、モーターの焼き付きやトラブルでの交換がし易い様にギボシタイプに交換します。スプリングもセクターギアのカットに合わせて、強い物と交換になります(画像下はG&P純正)。
ここで、ノズルが偏磨耗している事に注目します。実際、ノズルはグラグラの状態で、メカボックスとチャンバーのセンターが出ていない様で、フレームのアッパーとロアの合わせもグラつきが大きくなっていました。フレームに小細工をしてグラつきを解消し、メカボックスの固定位置もセンターが出るようにします。ノズル部分は下の画像を参考にして下さい。

シリンダーヘッドのノズル部分を、拡張と延長をして、ノズルのグラつきを殺します。これで、安定した吐出が望めます。
シリンダーヘッドとピストンヘッドはシステマの旧型のサイレントヘッドセットです。真鍮製のヘッドの方が加工し易く、耐久性もあるので、とっておきのパーツを組み込んでしまいました。
インナーバレルも50cmありますので、エアブレーキ件二次加速ロッドを取り付け、圧縮圧の安定化もはかります。

ノズルの動きを確認する際に、ひとつ異常に気が付きました。タペットプレートがセクターギアとの合わせで前進しきっていない状態でした。軸に当たる部分がストレートカットになっていたので、加工してアールを付けてやり、ノズルが完全に前進するようにしてやります。

セクターギアのカットは給弾も考え、昔のエンゼルのレシピと同じ、4枚・1枚の計5枚の切り落としです。
レール部分も研磨して抵抗を少なくして、スプリングの性能を100%引き出してやれる様にします。
チャンバーは、レンジアップに加工済みですが、メカボックスへのアダプターがガタ付かないように固定してやります。
画像を取り忘れていますが、スプリングガイドもベアリング付きの物と交換しています。

今回、使用しなかった純正部品
ピストンは、多少カジリがあったのと、金属歯が5枚しかなかったので、Laylaxのハードピストンに交換
シリンダーは、テーパータイプでしたが、テーパーにムラがあるので、Laylaxのステンシリンダーの穴無しに交換
シリンダーヘッドはノズル径が細く、グラつきが大きかったので、システマのサイレントヘッドセットに交換及び加工
ベベルギアは、逆転防止ラッチのかかりの関係でマルイ純正に交換(耐久性は高いですよ!マルイ純正!!)
スプリングガイドは、スプリングのレートを考えてスラストベアリング付きのシステマの物に交換ですが、システマの商品を選んだのは、ガイドの太さがスプリングにマッチしたサイズになっているからです。
各重量のBB弾でパワーチェックも行い、安全性も確認。但し、ギリギリにしてしまいましたので、ちょっと心配な面もありますが、落ちることはあっても、上がることはないと思います。
当店のサイクルカウンターが破損しているので、サイクルチェックはされていませんが、通常のゼンマイマガジンである程度の給弾が追いつきますので、秒間30発くらいかと思われます。
久しぶりに凶悪な仕様のカスタム品でしたが、やっぱり、敵に回したくないと思ってしまう1丁でした。
COMBAT DOLL 店主 中根
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり
TEL 053-450-3308 FAX 同番
メール info@combatdoll.jp
ミリブロのメッセージからでも大丈夫です
今回は、カスタムのネタで行きますね。しばらくちゃんと更新しておりませんでしたので、ちょっと濃くいきます。
G&P SR25 コンプリートガンがベースです。

クライアント様からレンジアップと、11.1Vのバッテリーを使える仕様にしたいと依頼がありました。
レンジアップはともかく、バッテリーのスペックからすると、セクターカットのハイサイ仕様にする訳ですが、コンプリートガン(中身もG&Pのアッセンブル)だったので、ギアやモーターの交換をしなくても良い分だけ価格が抑えられる仕様です。

まずは、内部の確認ですが、べベルギアの逆転防止ラッチが2箇所しかなかったので、マルイ純正の4枚ラッチのものと交換します。モーターへの端子もネジ止め仕様ですので、モーターの焼き付きやトラブルでの交換がし易い様にギボシタイプに交換します。スプリングもセクターギアのカットに合わせて、強い物と交換になります(画像下はG&P純正)。
ここで、ノズルが偏磨耗している事に注目します。実際、ノズルはグラグラの状態で、メカボックスとチャンバーのセンターが出ていない様で、フレームのアッパーとロアの合わせもグラつきが大きくなっていました。フレームに小細工をしてグラつきを解消し、メカボックスの固定位置もセンターが出るようにします。ノズル部分は下の画像を参考にして下さい。

シリンダーヘッドのノズル部分を、拡張と延長をして、ノズルのグラつきを殺します。これで、安定した吐出が望めます。
シリンダーヘッドとピストンヘッドはシステマの旧型のサイレントヘッドセットです。真鍮製のヘッドの方が加工し易く、耐久性もあるので、とっておきのパーツを組み込んでしまいました。
インナーバレルも50cmありますので、エアブレーキ件二次加速ロッドを取り付け、圧縮圧の安定化もはかります。

ノズルの動きを確認する際に、ひとつ異常に気が付きました。タペットプレートがセクターギアとの合わせで前進しきっていない状態でした。軸に当たる部分がストレートカットになっていたので、加工してアールを付けてやり、ノズルが完全に前進するようにしてやります。

セクターギアのカットは給弾も考え、昔のエンゼルのレシピと同じ、4枚・1枚の計5枚の切り落としです。
レール部分も研磨して抵抗を少なくして、スプリングの性能を100%引き出してやれる様にします。
チャンバーは、レンジアップに加工済みですが、メカボックスへのアダプターがガタ付かないように固定してやります。
画像を取り忘れていますが、スプリングガイドもベアリング付きの物と交換しています。

今回、使用しなかった純正部品
ピストンは、多少カジリがあったのと、金属歯が5枚しかなかったので、Laylaxのハードピストンに交換
シリンダーは、テーパータイプでしたが、テーパーにムラがあるので、Laylaxのステンシリンダーの穴無しに交換
シリンダーヘッドはノズル径が細く、グラつきが大きかったので、システマのサイレントヘッドセットに交換及び加工
ベベルギアは、逆転防止ラッチのかかりの関係でマルイ純正に交換(耐久性は高いですよ!マルイ純正!!)
スプリングガイドは、スプリングのレートを考えてスラストベアリング付きのシステマの物に交換ですが、システマの商品を選んだのは、ガイドの太さがスプリングにマッチしたサイズになっているからです。
各重量のBB弾でパワーチェックも行い、安全性も確認。但し、ギリギリにしてしまいましたので、ちょっと心配な面もありますが、落ちることはあっても、上がることはないと思います。
当店のサイクルカウンターが破損しているので、サイクルチェックはされていませんが、通常のゼンマイマガジンである程度の給弾が追いつきますので、秒間30発くらいかと思われます。
久しぶりに凶悪な仕様のカスタム品でしたが、やっぱり、敵に回したくないと思ってしまう1丁でした。
COMBAT DOLL 店主 中根
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり
TEL 053-450-3308 FAX 同番
メール info@combatdoll.jp
ミリブロのメッセージからでも大丈夫です
VSR-10 Gスペック フルチューニング
電動ハンドガン チューニング例
PSC-1 山林 チューン
PDR-C 本体チューニング 違う箇所での困難編
PDR-C 本体チューニング 困難編
MAGPLL PTS MASADA CQB
電動ハンドガン チューニング例
PSC-1 山林 チューン
PDR-C 本体チューニング 違う箇所での困難編
PDR-C 本体チューニング 困難編
MAGPLL PTS MASADA CQB