2013年01月05日
ARES M14 SOPMOD その1
COMBAT DOLL の店主です。
今日から、通常ネタです。
昨年末より、いじっていた電動ガンですが、ARESのM14SOPMPDでした。
随分前から、手に入れていたのですが、状態が酷く、放置プレイでした。
どう酷かったのかというと、元々、本体の部品と組み付けの精度と剛性が足りないのは、パーツの状況で判断できたのですが、中古ということもあり、カスタムや補強の状態が、最低でした。
流速チューンのカスタムだったのですが・・・(涙)
軸受けの変形(どうやったら?)、タペットプレートはリペア品(でも、結構上手!)、ノズル先端の削り込み(なんで?)、給弾不良の多発、ショートバレルの為にアウター出口のボアアップ(酷い削り!)などなど、悪いところがてんこ盛り状態でした。
おまけに、高レートスプリングに、マルイの純正ギアの使用・・・。
どこの、ボッタクリカスタムじゃい!! 金額なりの仕事はやれよ!!! まったく・・・
と、思わず愚痴が出てしまう状態で、捨ててしまおうかとも思っていました。
譲ってくれた方も、唖然としておりましたが、せっかくのご好意ですし、年内中にはやっつけてしまおうと、大晦日にいじりだしました。
結局、延べ12時間くらいの大手術になってしまいましたけど・・・。 もちろん年越しです。
さて、肝心の本体ですが、まず中身から・・・

仕様としては、マルイのハイサイクル程度の仕様で、レンジアップチャンバーにすることにしました。
ギアはSHS製13:1のハイサイクルタイプを駄目そうな軸はマルイ純正品の軸とはめ換えで使い、セクターを4枚カット、Bigout製セクターチップ取り付けにしました。ベベルギアをマルイ純正にして、付属していたマルイのモーターに合わせます。軸受けはギアボックスが8㎜だった為、圧縮変形していたメタルブッシュの1個は補正加工をして、ごまかして使用。シム調整をタイトにして、ジャダーを少なくして耐久性アップをはかってあります。
でも、この軸受け、べベルのみベアリングで残りがメタルだったので、スパーの位置をベアリングに変更です。セクターは、ピストンの引き衝撃があるし、ベベルは回転トルクのベクトルの変更ねじれがありますので、タイトなシム調整でジャダーを減らし、ブレを最小限にする為には、こちらの方が向いています。逆にスパーは、単純に伝達のギアですので、最小限の負荷で効率良く動力を伝達してもらうのに、ベアリングが向いています。ある程度のサイクルで良ければ、この組み合わせが一番耐久性があがります。メーカー出荷の状態で、どこに配置されていたのかは不明ですが、ベベルのねじれを緩和するだけなら、ベベルの位置でも正解ですので、そこはお好みで位置決めして下さい。
シリンダーは穴あきの物が付いていましたので、フルストロークに変更ですが、前後の遊びが気になったので、マルイM14の純正品を、ストロークを詰めて取り付けてあります。
ノズルは・・・

右が付いていた物で、先端が削られています。出荷時のパワー調整だったのか、カスタムの際の調整だったのかは不明です。使い物にならなかったので、マルイP90のノーマルノズルからの加工品(左)を取り付けます。内部の真鍮カーラーの埋め込みは、BB弾のホールド位置の調整用です。
タペットプレートは、破損の為、リペア品になっていましたが、そこは上手に細工されていました。但し、ノズル取り付け部の角度がきつく、ノズルのストロークに問題が出る為、下の画像のように前面部を削り込みます。

エアブレーキ兼二次加速ロッドは、ノズル内径が4.3㎜だったので、4㎜のロッドにしました。
空撃ちでは違いが出ませんが、弾を打ち出す際にはブレーキ効果も出て、音は静かになります。
あとは、スプリングのレートに合わせて、スプリングガイドにダンパーを取り付け、8.4Vのバッテリーで秒間25発前後になるように調整して完了です。
この銃は、ギアボックスの状態で、ドライブできますので、吐出圧の確認を、自分の顔面に吹き付けて、大まかな確認をして、ひと段落です。
ギアノイズも少なめで、ギアボックスそのものは、悪くない製品でした。
続きは、次回に・・・
COMBAT DOLL 店主 中根
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日
年末年始 他 臨時休業あり
1/4~12日 13:00~21:00(6日日曜日は休業)
TEL 053-450-3308 FAX 同番
メール info@combatdoll.jp
ミリブロのメッセージからでも大丈夫です
今日から、通常ネタです。
昨年末より、いじっていた電動ガンですが、ARESのM14SOPMPDでした。
随分前から、手に入れていたのですが、状態が酷く、放置プレイでした。
どう酷かったのかというと、元々、本体の部品と組み付けの精度と剛性が足りないのは、パーツの状況で判断できたのですが、中古ということもあり、カスタムや補強の状態が、最低でした。
流速チューンのカスタムだったのですが・・・(涙)
軸受けの変形(どうやったら?)、タペットプレートはリペア品(でも、結構上手!)、ノズル先端の削り込み(なんで?)、給弾不良の多発、ショートバレルの為にアウター出口のボアアップ(酷い削り!)などなど、悪いところがてんこ盛り状態でした。
おまけに、高レートスプリングに、マルイの純正ギアの使用・・・。
どこの、ボッタクリカスタムじゃい!! 金額なりの仕事はやれよ!!! まったく・・・
と、思わず愚痴が出てしまう状態で、捨ててしまおうかとも思っていました。
譲ってくれた方も、唖然としておりましたが、せっかくのご好意ですし、年内中にはやっつけてしまおうと、大晦日にいじりだしました。
結局、延べ12時間くらいの大手術になってしまいましたけど・・・。 もちろん年越しです。
さて、肝心の本体ですが、まず中身から・・・

仕様としては、マルイのハイサイクル程度の仕様で、レンジアップチャンバーにすることにしました。
ギアはSHS製13:1のハイサイクルタイプを駄目そうな軸はマルイ純正品の軸とはめ換えで使い、セクターを4枚カット、Bigout製セクターチップ取り付けにしました。ベベルギアをマルイ純正にして、付属していたマルイのモーターに合わせます。軸受けはギアボックスが8㎜だった為、圧縮変形していたメタルブッシュの1個は補正加工をして、ごまかして使用。シム調整をタイトにして、ジャダーを少なくして耐久性アップをはかってあります。
でも、この軸受け、べベルのみベアリングで残りがメタルだったので、スパーの位置をベアリングに変更です。セクターは、ピストンの引き衝撃があるし、ベベルは回転トルクのベクトルの変更ねじれがありますので、タイトなシム調整でジャダーを減らし、ブレを最小限にする為には、こちらの方が向いています。逆にスパーは、単純に伝達のギアですので、最小限の負荷で効率良く動力を伝達してもらうのに、ベアリングが向いています。ある程度のサイクルで良ければ、この組み合わせが一番耐久性があがります。メーカー出荷の状態で、どこに配置されていたのかは不明ですが、ベベルのねじれを緩和するだけなら、ベベルの位置でも正解ですので、そこはお好みで位置決めして下さい。
シリンダーは穴あきの物が付いていましたので、フルストロークに変更ですが、前後の遊びが気になったので、マルイM14の純正品を、ストロークを詰めて取り付けてあります。
ノズルは・・・

右が付いていた物で、先端が削られています。出荷時のパワー調整だったのか、カスタムの際の調整だったのかは不明です。使い物にならなかったので、マルイP90のノーマルノズルからの加工品(左)を取り付けます。内部の真鍮カーラーの埋め込みは、BB弾のホールド位置の調整用です。
タペットプレートは、破損の為、リペア品になっていましたが、そこは上手に細工されていました。但し、ノズル取り付け部の角度がきつく、ノズルのストロークに問題が出る為、下の画像のように前面部を削り込みます。

エアブレーキ兼二次加速ロッドは、ノズル内径が4.3㎜だったので、4㎜のロッドにしました。
空撃ちでは違いが出ませんが、弾を打ち出す際にはブレーキ効果も出て、音は静かになります。
あとは、スプリングのレートに合わせて、スプリングガイドにダンパーを取り付け、8.4Vのバッテリーで秒間25発前後になるように調整して完了です。
この銃は、ギアボックスの状態で、ドライブできますので、吐出圧の確認を、自分の顔面に吹き付けて、大まかな確認をして、ひと段落です。
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続きは、次回に・・・
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