2013年01月29日
KTW 九九式狙撃銃 悪戦苦闘
COMBAT DOLL の店主です。
あともうちょっとですが、だいぶ完成に近づいてきました。
KTW 九九式狙撃銃 (私物)です。
規制の時に、パワー調整をしてそれっきりメンテナンスをしていなかったので5年ぶりくらいにバラしました。それならついでにと、チューニングです。

まず、目的を明確にしておきます。
気密が良い銃ではないので、どこまで効率よくできるのか?
HOPがバラつくので、安定化をさせる。
パワー調整をギリギリに引き上げる。
と、3つを目標に作業を開始しました。
まず、気密です。チャンバーまわりを細工します。

チャンバーパッキンは独特で、ノズルのシーリングも考えられた構造にはなっているものの、気密はとれていませんので、工夫を凝らして細工しました。
チャンバーと一体になったアウターバレル基部は、パッキンが入り込む部分が密閉されず、空間が開いてしまう為、細くなった部分にカーラーをはめたり、Oリングを追加したりしています。
インナーバレルが、少し前に押し出されてしまって、ノズルとの気密が取れていなかったので、チャンバー側に押し付けるべく、スプリングのテンションをかけます。

そうすると、HOPを押さえるイモネジの位置とあわなくなってしまうので、チャンバーパッキンの押さえを調整するべく、パッキン部分を一部カットし、ABS板から削り出したパーツをはめ込みます。通常より前を押してしまうので、必要に迫られた対処加工調整です。上手くいけばHOPも安定させれるかもしれません。
約1㎜ほど、奥に入り込んだ状態になります。これで気密はバッチリです。
ここまでになるのに、何度やり直したかわかりません。気密が取れるようになるまで、いろんなパターンで試しました。この仕様が一番良い結果が出ました。
・ご注意を!・
KTW製の銃(エアライフル)は、機種によってチャンバーの状態やパッキンラバーが異なりますので、他の機種で上手く行くかどうかは別問題です。参考にされる方はお気を付けくださいませ。
そしてシリンダー部分の加工です。

実際はピストンのOリングはダブルになっているのですが、電動ガンのカスタムヘッドと同じく、「リードバルブ方式」にする為、後ろ側を撤去し、画像のように穴あけしてやります。
白いジュラコン製のパーツは、ピストンが前進した状態でも、バレル内に空気が吸われるようにする為のガイドパーツになります。シリンダーヘッドには、ダンパーラバーを貼り足し、ノズルは内径3.2㎜に絞込みました。多少の静寂性を求めます。
このシリンダーは容積が少なめですので、ブレーキ兼二次加速ロッドは使用しませんでした。気密ロスもクリアしきれないと判断してあったので、こういう措置にしました。
現在、気密ロスはあるものの、初速も安定してきているので、良い感じになってきています。
初速は0.2gで95m/s(±2)、0.25gで85m/s(±3)の状況で、規制調整時よりは初速も上がり、ムラも減りました。ただ、HOP無しの状態にはならず、0.2gでややHOP強からのスタートですので、実質0.25gの限定使用になる予定です。気密が取りきれれば0.28gの運用も考えますが、0.2gから0.25gで10m/sも初速が落ちるようでは、重量弾の時のエアロスも大きく、飛ばなくなるだけですので、この仕様とします。
最後のHOP調整と、試射は次回です。
COMBAT DOLL 店主 中根
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり
TEL 053-450-3308 FAX 同番
メール info@combatdoll.jp
ミリブロのメッセージからでも大丈夫です
あともうちょっとですが、だいぶ完成に近づいてきました。
KTW 九九式狙撃銃 (私物)です。
規制の時に、パワー調整をしてそれっきりメンテナンスをしていなかったので5年ぶりくらいにバラしました。それならついでにと、チューニングです。

まず、目的を明確にしておきます。
気密が良い銃ではないので、どこまで効率よくできるのか?
HOPがバラつくので、安定化をさせる。
パワー調整をギリギリに引き上げる。
と、3つを目標に作業を開始しました。
まず、気密です。チャンバーまわりを細工します。

チャンバーパッキンは独特で、ノズルのシーリングも考えられた構造にはなっているものの、気密はとれていませんので、工夫を凝らして細工しました。
チャンバーと一体になったアウターバレル基部は、パッキンが入り込む部分が密閉されず、空間が開いてしまう為、細くなった部分にカーラーをはめたり、Oリングを追加したりしています。
インナーバレルが、少し前に押し出されてしまって、ノズルとの気密が取れていなかったので、チャンバー側に押し付けるべく、スプリングのテンションをかけます。

そうすると、HOPを押さえるイモネジの位置とあわなくなってしまうので、チャンバーパッキンの押さえを調整するべく、パッキン部分を一部カットし、ABS板から削り出したパーツをはめ込みます。通常より前を押してしまうので、必要に迫られた対処加工調整です。上手くいけばHOPも安定させれるかもしれません。
約1㎜ほど、奥に入り込んだ状態になります。これで気密はバッチリです。
ここまでになるのに、何度やり直したかわかりません。気密が取れるようになるまで、いろんなパターンで試しました。この仕様が一番良い結果が出ました。
・ご注意を!・
KTW製の銃(エアライフル)は、機種によってチャンバーの状態やパッキンラバーが異なりますので、他の機種で上手く行くかどうかは別問題です。参考にされる方はお気を付けくださいませ。
そしてシリンダー部分の加工です。

実際はピストンのOリングはダブルになっているのですが、電動ガンのカスタムヘッドと同じく、「リードバルブ方式」にする為、後ろ側を撤去し、画像のように穴あけしてやります。
白いジュラコン製のパーツは、ピストンが前進した状態でも、バレル内に空気が吸われるようにする為のガイドパーツになります。シリンダーヘッドには、ダンパーラバーを貼り足し、ノズルは内径3.2㎜に絞込みました。多少の静寂性を求めます。
このシリンダーは容積が少なめですので、ブレーキ兼二次加速ロッドは使用しませんでした。気密ロスもクリアしきれないと判断してあったので、こういう措置にしました。
現在、気密ロスはあるものの、初速も安定してきているので、良い感じになってきています。
初速は0.2gで95m/s(±2)、0.25gで85m/s(±3)の状況で、規制調整時よりは初速も上がり、ムラも減りました。ただ、HOP無しの状態にはならず、0.2gでややHOP強からのスタートですので、実質0.25gの限定使用になる予定です。気密が取りきれれば0.28gの運用も考えますが、0.2gから0.25gで10m/sも初速が落ちるようでは、重量弾の時のエアロスも大きく、飛ばなくなるだけですので、この仕様とします。
最後のHOP調整と、試射は次回です。
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営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり
TEL 053-450-3308 FAX 同番
メール info@combatdoll.jp
ミリブロのメッセージからでも大丈夫です
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L96 チューニングアイテム 試射検証
マルイ L96 ベース カスタマイズ チューニング編
マルゼン CA870 レンジアップ「山」
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APS用SCSの仕様変更
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