2013年06月11日
サイレンサー内でのBB弾の接触
COMBAT DOLL の店主です。
久しぶりのGUN本体関係の記事ですね。
本体はVSR-10Gスペックですが、サイレンサー内部でBB弾が接触して破損しています。

電動ガンでも良くやってしまう症状ですので、簡単に説明をさせて頂きます。
解りやすく、図にしてみました。

インナーバレルから抜け出したBB弾は、通常バレルの延長線上に飛んで行きます。
ケース1 センターズレ(図説上部)
サイレンサーとインナーバレルのセンターがズレてしまっていると、BB弾が内部に接触してしまいます。
加工精度の出ていない粗悪なサイレンサーやアウターバレルの場合、ネジ部分が原因でなってしまう場合が多いです。
特に、アウターバレル→ハイダー→サイレンサーと言った、3段階の物は要注意ですね。付けてみると明らかに曲がって付いているのが見て解る物が多数あります。ジョイントが増えれば、その分だけ誤差が増幅されてしまいます。
また、ネジが緩んでしまって、傾いてしまう場合もあります。正ネジから逆ネジへの変換アダプターなどは要注意ですね。締めたつもりが緩めてしまう場合もあります。
新しいサイレンサーを取り付けたら、HOPが変わってしまったり、初速が落ちてしまった場合は、まずこれです。矯正が可能であれば良いですが、ダメな場合はサイレンサーを諦める方が懸命です。
ケース2 HOPのかけ過ぎや動き(図説下部)
サイレンサーの取り付けはしっかりできているのに当たってしまう場合は、HOPをかけ過ぎてしまって、サイレンサーの内部でHOPがかかってしまい、内部に当たってしまう事もあります。
流速チューンなどでは、良く見られるパターンですね。短いインナーバレルで空走距離が多かったり、やたら長いサイレンサーの場合にやってしまい易くなります。
サイレンサー無しで弾道調整を行い、サイレンサーを付けた時との違いを確認してからの使用をしてください。
それと、射手の動きが大き過ぎて接触する場合もあります。ボルトアクション等の場合は少ないのですが、電動ガンで連射時には結構やってしまう場合が多いです。
移動する(逃げる)敵に対して、追い駆けるように連射状態で銃口を動かしてしまうからですね。発射サイクルや初速でも変わってしまいますが、サイレンサーの長さが10cm以上ある物は、射撃中に動いてしまえば、接触しないまでも、必ず弾道に影響が出ます。
サイレンサーを付けて、飛びがおかしいと思ったら、確認してみてくださいね。
上記の現象は、インナーバレル内部でも起こっています。長いバレルの方が良いイメージをお持ちの方も多いと思いますが、長過ぎるのは、射手の技量も要求されてしまい、的撃ちでは当たるのにゲームでは当たらないという症状に悩まされてしまう方も珍しくありません。
的撃ちは落ち付いて狙いを定めてじっくり撃てますが、ゲーム中はそうは行きません。無理な姿勢での射撃や反撃に備える緊張感で、身体に余分な力や動きが加わります。
僕自身の経験上、40cm前後のインナーバレルサイズが、ゲームでは使い易いと思います。不安定要素てんこ盛りのゲーム中では、手振れの影響が大きく、50cm以上のインナーバレルでは逆に精度を落とす運用になってしまいました。
VSR-10の43cmのインナーバレルは、ゲームには最適サイズだと思います。
性能を考える時は使用環境にマッチングさせたチューニングが良いと思いますよ。
クライアント様のサイレンサーをお借りしての記事でしたが、本体(VSR-10Gスペック)の触りも簡単にあげさせて頂きます。
303㎜のインナーから、430㎜のインナーへ換装して、レンジアップチャンバー仕様でのチューニングでした。
基本工程はこちらを参考にしてください。
VSR10Gスペック その1 チューニング 編 VSR10Gスペック その2 カスタム編
普段当たり前の様にやっていたので、問い合わせがあるまで説明した事が無かった部分として、シリンダーのカット面の仕上げ直しがあります。

内側に対してバリが出ていることが多いこの部分は、ピストンのOリングやカップに対して悪影響がでるので、研磨バリ取りは必須です。セットピンに対してのあたりもありますので、作業としては前提の部分です。
それと、シリンダーヘッドの裏面の加工ですが、ノーマル形状との比較がありませんでしたので、画像をあげておきます。

基本、ノーマルスプリングを基準として、隠れた(抑えられた)性能を引き出すチューニングです。
実射して頂き、性能差を堪能頂ければと思います。
インナーバレルがサイレンサーの半分以上まで来ていますので、サイレンサー内部での干渉はもう起こらないと思います。
ゲームでの活躍を期待しております。
COMBAT DOLL 店主 中根
7月21日 奥山デイズにて定例会(レギュレーション)あり
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日
年末年始 他 臨時休業あり(7月6日土曜日)
TEL 053-450-3308 FAX 同番
メール info@combatdoll.jp
ミリブロのメッセージからでも大丈夫です

久しぶりのGUN本体関係の記事ですね。
本体はVSR-10Gスペックですが、サイレンサー内部でBB弾が接触して破損しています。
電動ガンでも良くやってしまう症状ですので、簡単に説明をさせて頂きます。
解りやすく、図にしてみました。
インナーバレルから抜け出したBB弾は、通常バレルの延長線上に飛んで行きます。
ケース1 センターズレ(図説上部)
サイレンサーとインナーバレルのセンターがズレてしまっていると、BB弾が内部に接触してしまいます。
加工精度の出ていない粗悪なサイレンサーやアウターバレルの場合、ネジ部分が原因でなってしまう場合が多いです。
特に、アウターバレル→ハイダー→サイレンサーと言った、3段階の物は要注意ですね。付けてみると明らかに曲がって付いているのが見て解る物が多数あります。ジョイントが増えれば、その分だけ誤差が増幅されてしまいます。
また、ネジが緩んでしまって、傾いてしまう場合もあります。正ネジから逆ネジへの変換アダプターなどは要注意ですね。締めたつもりが緩めてしまう場合もあります。
新しいサイレンサーを取り付けたら、HOPが変わってしまったり、初速が落ちてしまった場合は、まずこれです。矯正が可能であれば良いですが、ダメな場合はサイレンサーを諦める方が懸命です。
ケース2 HOPのかけ過ぎや動き(図説下部)
サイレンサーの取り付けはしっかりできているのに当たってしまう場合は、HOPをかけ過ぎてしまって、サイレンサーの内部でHOPがかかってしまい、内部に当たってしまう事もあります。
流速チューンなどでは、良く見られるパターンですね。短いインナーバレルで空走距離が多かったり、やたら長いサイレンサーの場合にやってしまい易くなります。
サイレンサー無しで弾道調整を行い、サイレンサーを付けた時との違いを確認してからの使用をしてください。
それと、射手の動きが大き過ぎて接触する場合もあります。ボルトアクション等の場合は少ないのですが、電動ガンで連射時には結構やってしまう場合が多いです。
移動する(逃げる)敵に対して、追い駆けるように連射状態で銃口を動かしてしまうからですね。発射サイクルや初速でも変わってしまいますが、サイレンサーの長さが10cm以上ある物は、射撃中に動いてしまえば、接触しないまでも、必ず弾道に影響が出ます。
サイレンサーを付けて、飛びがおかしいと思ったら、確認してみてくださいね。
上記の現象は、インナーバレル内部でも起こっています。長いバレルの方が良いイメージをお持ちの方も多いと思いますが、長過ぎるのは、射手の技量も要求されてしまい、的撃ちでは当たるのにゲームでは当たらないという症状に悩まされてしまう方も珍しくありません。
的撃ちは落ち付いて狙いを定めてじっくり撃てますが、ゲーム中はそうは行きません。無理な姿勢での射撃や反撃に備える緊張感で、身体に余分な力や動きが加わります。
僕自身の経験上、40cm前後のインナーバレルサイズが、ゲームでは使い易いと思います。不安定要素てんこ盛りのゲーム中では、手振れの影響が大きく、50cm以上のインナーバレルでは逆に精度を落とす運用になってしまいました。
VSR-10の43cmのインナーバレルは、ゲームには最適サイズだと思います。
性能を考える時は使用環境にマッチングさせたチューニングが良いと思いますよ。
クライアント様のサイレンサーをお借りしての記事でしたが、本体(VSR-10Gスペック)の触りも簡単にあげさせて頂きます。
303㎜のインナーから、430㎜のインナーへ換装して、レンジアップチャンバー仕様でのチューニングでした。
基本工程はこちらを参考にしてください。
VSR10Gスペック その1 チューニング 編 VSR10Gスペック その2 カスタム編
普段当たり前の様にやっていたので、問い合わせがあるまで説明した事が無かった部分として、シリンダーのカット面の仕上げ直しがあります。
内側に対してバリが出ていることが多いこの部分は、ピストンのOリングやカップに対して悪影響がでるので、研磨バリ取りは必須です。セットピンに対してのあたりもありますので、作業としては前提の部分です。
それと、シリンダーヘッドの裏面の加工ですが、ノーマル形状との比較がありませんでしたので、画像をあげておきます。
基本、ノーマルスプリングを基準として、隠れた(抑えられた)性能を引き出すチューニングです。
実射して頂き、性能差を堪能頂ければと思います。
インナーバレルがサイレンサーの半分以上まで来ていますので、サイレンサー内部での干渉はもう起こらないと思います。
ゲームでの活躍を期待しております。
COMBAT DOLL 店主 中根
7月21日 奥山デイズにて定例会(レギュレーション)あり
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
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年末年始 他 臨時休業あり(7月6日土曜日)
TEL 053-450-3308 FAX 同番
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VSR-10 Gスペック フルチューニング
VSR-10 PDIパーツベース チューン
VSR-10 再調整
マルイ VSR-10 プロスナイパー レンジアップ「山」
VSR-10Gスペック レンジアップ
リアルショックVSR-10 レンジアップ
VSR-10 PDIパーツベース チューン
VSR-10 再調整
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VSR-10Gスペック レンジアップ
リアルショックVSR-10 レンジアップ
文中の「サイレンサー内でのBB弾の接触」について?
インナーバレルの弾道にサプの弾道が合って居れば...
HOP-Upの掛け過ぎで サプレッサー口に接触... は、
此れまで経験した事は 在りません?
単に... サプの弾道補正が 取れて居無いだけ では?
なお、センターガイド(6mmのアルミパイプ)で、
サプの弾道を確認してから HOP-Upを掛けて見て下さい?
かりに、当たると云うなら... 適正HOP-Upの 存在意義が
無くなる様な気がして 成らんのだが...