2014年06月13日
PDR-C ハイサイクル リチューン 前編 メカボックス
COMBAT DOLL の店主です。
なかなか、更新できなくて申し訳ありません。
今回もクライアント様への説明を含めた、記事になります。 前後編となりますので、宜しくお願い致します。
まず、クライアント様の要望ですが、
可能な限りの消音化と、すでに施工済みハイサイクルの維持、命中精度と飛距離のアップがチューニング希望であり、
作動の不備の改善と、マガジンキャッチの作動の補修、及び、電動マガジンの調整でした。
一度ご自分でカスタムされているのですが、不具合が出たついでに、さらにバージョンアップの状況です。以前、他の機種を弄らせて頂いてリピート頂いた状況ですので、そちらを基準でのチューニングを行いました。
一部は後編になりますので、ご了承ください。今回はメカボックス部分の解説になります。

画像の様に、いつもの内部研磨です。グリスが純正状況の物だと思うのですが、残っています。このグリスはがなり粘度が高く、作動抵抗になりますので、しっかり拭き取っておきます。
ピストンレール・タペットプレートガイド・給弾ルートを研磨します。

タペットプレートのスプリングをマルイ製に交換する為の加工をします。
給弾ルートの研磨は、やり過ぎると内径が広がり過ぎて、逆に給弾不良が発生する危険がありますので、ほどほどになっています。

半年くらいの使用のようで、タペットプレートは圧縮変形が見られます。
リテンションのスプリングがかなり強いので、消耗は激しいですね。これ以上減ってしまうと給弾不良が出るかもしれません。

適正の強さである、マルイ製のタペットプレートスプリングに交換しますが、直径が大きくなって内部干渉をしてしまうので、メカボックスの一部を削り込む訳です。はめ込んでみて干渉しない事を確認します。

スイッチはオムロン製に交換します。いつものV-15-1A5です。
今回の修理対象部分でもあるのですが、トリガーを引いても作動しなかったり、フルオートになってしまったりと接触か作動の不良が見られたので交換です。内部も見てみましたが、接点部分に若干の不安がありました。
FETも搭載されていましたので、安心できる物に交換です。

モーターも社外品に交換されていましたが、空回しでの比較で、マルイHC30000の方が静かに回っていましたので交換です。
消音化のチューニングを重視されていましたので、相談の上、差の出る部分は交換させて頂く事になり、換装です。ロングの市販品をカットして使用しています。
ピニオンギアは、マルイ製品を使用します。ギアは「ハイプロテクションギア・スーパーハイサイクル」を使用しますので、ピニオンはマルイを選択した次第です。元々16:1のギア比でセクター3枚カットでしたので、駆動音の低減目的で、ギア交換になりました。
シリンダーも社外品に交換されていて、容積も適正、品質も問題無しでしたので、流用します。

シリンダーヘッドは、ダンパーパッドの貼り付けがズレていたので、貼り直しです。この時に二次加速及びエアブレーキ兼用のロッドに合わせた加工をしておきます。ロットの根元部分の逃しの確保です。

ピストンはカスタム品を流用しています。ラックギアは3枚カット状態のまま使用します。
ピストンヘッドは、マルイ純正品をベースにロッド取り付けの加工をします。材質による打撃音の低減と、偏芯したロッド取り付け位置での加工に適しているので、マルイ製の選択となっています。
スラストベアリングは純正品から流用し、通常ウエイトはマルイ製、追加ウエイトはナットを使用しています。
ロットは、見ての通りです。ボールヘッドの外径は4.5mm弱です。上部に見えるネジ穴は、回転止め用のネジの穴です。

ピストン内部はウエイトやスラストベアリングの追加でストロークが短くなっておりますので、画像の位置までしか入りませんが、セクターギアは4枚減のギアですので問題ありません。
シリンダー内のグリスアップは、Xabierイエロー、ノズル部分はXabierホワイトを使用しています。
メカボックス内部のグリスアップは、ギアはXabierホワイト、ピストンレール、タペットプレート部分はXabierイエローです。
低粘度と高粘度の使い分けになっています。

ハイプロテクションギアは、スプリング付属のオートシムタイプなのですが、個人的に好きではないので、きっちりシム調整をして、遊びを最低限にします。このギアは、セクターギアに仕込まれたダンパーラバーで、ピストンを引き下げる際の衝撃を減らし、耐久性を上げる構造になっています。カスタムギアの中では、最高峰の製品だと思います。
セクターチップを追加取り付けしています。カム用のピンが太くなっていますので、チップ側の穴を広げて取り付けています。
ただ、シムの調整幅が少ないので、ピニオンギアのはめ位置まで含めた調整が必要になります。モーターの固定ネジの緩みを嫌って、最小位置になるように調整しました。
以上がメカボックス内部になります。
スプリングは、本体を組上げて、位置補正をした状態で、パワー調整も兼ねて最終決定になります。
明日、バレル周りや位置補正等の後編をアップします。
本日同様、予約投稿にて、20時にアップされますので、宜しくお願い致します。
COMBAT DOLL 店主 中根
奥山デイズにて定例会(レギュレーション) 7月に開催します。
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり
TEL 053-450-3308 FAX 同番
メール info@combatdoll.jp
ミリブロのメッセージからでも大丈夫です
返信はHPのメールサーバーよりさせて頂きます

なかなか、更新できなくて申し訳ありません。
今回もクライアント様への説明を含めた、記事になります。 前後編となりますので、宜しくお願い致します。
まず、クライアント様の要望ですが、
可能な限りの消音化と、すでに施工済みハイサイクルの維持、命中精度と飛距離のアップがチューニング希望であり、
作動の不備の改善と、マガジンキャッチの作動の補修、及び、電動マガジンの調整でした。
一度ご自分でカスタムされているのですが、不具合が出たついでに、さらにバージョンアップの状況です。以前、他の機種を弄らせて頂いてリピート頂いた状況ですので、そちらを基準でのチューニングを行いました。
一部は後編になりますので、ご了承ください。今回はメカボックス部分の解説になります。

画像の様に、いつもの内部研磨です。グリスが純正状況の物だと思うのですが、残っています。このグリスはがなり粘度が高く、作動抵抗になりますので、しっかり拭き取っておきます。
ピストンレール・タペットプレートガイド・給弾ルートを研磨します。

タペットプレートのスプリングをマルイ製に交換する為の加工をします。
給弾ルートの研磨は、やり過ぎると内径が広がり過ぎて、逆に給弾不良が発生する危険がありますので、ほどほどになっています。

半年くらいの使用のようで、タペットプレートは圧縮変形が見られます。
リテンションのスプリングがかなり強いので、消耗は激しいですね。これ以上減ってしまうと給弾不良が出るかもしれません。

適正の強さである、マルイ製のタペットプレートスプリングに交換しますが、直径が大きくなって内部干渉をしてしまうので、メカボックスの一部を削り込む訳です。はめ込んでみて干渉しない事を確認します。

スイッチはオムロン製に交換します。いつものV-15-1A5です。
今回の修理対象部分でもあるのですが、トリガーを引いても作動しなかったり、フルオートになってしまったりと接触か作動の不良が見られたので交換です。内部も見てみましたが、接点部分に若干の不安がありました。
FETも搭載されていましたので、安心できる物に交換です。

モーターも社外品に交換されていましたが、空回しでの比較で、マルイHC30000の方が静かに回っていましたので交換です。
消音化のチューニングを重視されていましたので、相談の上、差の出る部分は交換させて頂く事になり、換装です。ロングの市販品をカットして使用しています。
ピニオンギアは、マルイ製品を使用します。ギアは「ハイプロテクションギア・スーパーハイサイクル」を使用しますので、ピニオンはマルイを選択した次第です。元々16:1のギア比でセクター3枚カットでしたので、駆動音の低減目的で、ギア交換になりました。
シリンダーも社外品に交換されていて、容積も適正、品質も問題無しでしたので、流用します。

シリンダーヘッドは、ダンパーパッドの貼り付けがズレていたので、貼り直しです。この時に二次加速及びエアブレーキ兼用のロッドに合わせた加工をしておきます。ロットの根元部分の逃しの確保です。

ピストンはカスタム品を流用しています。ラックギアは3枚カット状態のまま使用します。
ピストンヘッドは、マルイ純正品をベースにロッド取り付けの加工をします。材質による打撃音の低減と、偏芯したロッド取り付け位置での加工に適しているので、マルイ製の選択となっています。
スラストベアリングは純正品から流用し、通常ウエイトはマルイ製、追加ウエイトはナットを使用しています。
ロットは、見ての通りです。ボールヘッドの外径は4.5mm弱です。上部に見えるネジ穴は、回転止め用のネジの穴です。

ピストン内部はウエイトやスラストベアリングの追加でストロークが短くなっておりますので、画像の位置までしか入りませんが、セクターギアは4枚減のギアですので問題ありません。
シリンダー内のグリスアップは、Xabierイエロー、ノズル部分はXabierホワイトを使用しています。
メカボックス内部のグリスアップは、ギアはXabierホワイト、ピストンレール、タペットプレート部分はXabierイエローです。
低粘度と高粘度の使い分けになっています。

ハイプロテクションギアは、スプリング付属のオートシムタイプなのですが、個人的に好きではないので、きっちりシム調整をして、遊びを最低限にします。このギアは、セクターギアに仕込まれたダンパーラバーで、ピストンを引き下げる際の衝撃を減らし、耐久性を上げる構造になっています。カスタムギアの中では、最高峰の製品だと思います。
セクターチップを追加取り付けしています。カム用のピンが太くなっていますので、チップ側の穴を広げて取り付けています。
ただ、シムの調整幅が少ないので、ピニオンギアのはめ位置まで含めた調整が必要になります。モーターの固定ネジの緩みを嫌って、最小位置になるように調整しました。
以上がメカボックス内部になります。
スプリングは、本体を組上げて、位置補正をした状態で、パワー調整も兼ねて最終決定になります。
明日、バレル周りや位置補正等の後編をアップします。
本日同様、予約投稿にて、20時にアップされますので、宜しくお願い致します。
COMBAT DOLL 店主 中根
奥山デイズにて定例会(レギュレーション) 7月に開催します。
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定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり
TEL 053-450-3308 FAX 同番
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返信はHPのメールサーバーよりさせて頂きます
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