2012年12月13日
流速チューンからの変更 その2
COMBAT DOLL の店主です。
ようやく熱も下がってくれて、残すは節々の痛みと手足のむくみだけです。
やっと、普通に動けるようになって来ました。
さて、今回は一昨日の続きになります。
メカボックス側ですね。

(手を加える前の開けたばかりの画像です。)
ぱっと見、「あぁ、A1のメカボックスが入れてあるんだ。」と思って、メカボックスを開けたのですが、いろいろ「んっ?」と思ってしまう所がありました。(トリガーもA1の厚手の物です。)
画像上方の赤丸は、メカボックスに切り欠きの無いVer2ですよ、と言う意味ですが、真ん中のスイッチのスプリングは上下逆さまに付いてしまっています。タペットプレートに干渉して給弾不良の原因になる場合がありますので、お気を付け下さい。
ノズルはそのままA1ノズルが付いています。 なんで?
流速用の高レートスプリングが付いているわけですが、ギアはマルイ純正ギアですね。 なんで?
お預かりした銃は、本来海外メーカーのコンプリートガン仕様のはずのアイテムなのですが、中身はM16A1(VN)の中身で入れ替え(配線は変更されています)がされている状況でした。
他店のカスタム品と聞いていたつもりだったのですが、中古品と聞き違えたのかと・・・
あまり、詮索はしたくありませんが、流速チューンのカスタムガンが、マルイの純正ギアで組まれているとは、夢にも思いませんでした。これじゃ耐久性はありませんねぇ。4,5千発もてば良い方じゃないかと思います。本当にショップのカスタムなんでしょうか?
本当なら、商売上手としか言えませんね。カスタムギアは高額になるので、まずは、どうせ使わなくなるノーマルギアで価格を抑えて、壊れた時に組み込みましょう!?と言う感じなのでしょうか?ユーザーさんから見れば、段階を経てグレードアップになるので、得した感じになるのでしょうか?お客様にリピーターになって頂くには良い手法だとは思います。
A1ノズルが付いていたのも、ノズルでの気密ロスを作って、オーバーパワーになってしまうリスクを半減させる為に、わざと短い物に換えているのだとしたら、それなりに考えていると思うのですが、微妙に見えますね。BB弾を押し出すエアが半減しますので、普通は使わないと思います。気が付かなかったのか知らなかったのではないでしょうか?
実際、4万円弱のカスタムとのお話だったと思いますので、明細を見て、ご本人が納得されていれば、なんの問題も無いとは思います。(ちなみに、この方は明細も無く、カスタムのランク名を告げられただけだそうですが・・・)
飛びが気に入らなくて(綺麗には飛ばない仕上げになってました)、当店での再チューニングとなった訳です。
仕様として、0.2gからの重さでもゲーム使用可能な事、集弾性を良くする事、本体のガタズレが大きく、補正安定させて欲しいと言うクライアント様のご依頼でしたので、施工致しました。
今回、あまり使っていなかったのが幸いして、ギアはそのまま使用できました。
スプリングは130%程度の物に変更して、スプリングガイドはベアリング付きの物に換装。ピストンヘッドはジュラコン製の物が付いていましたので、そこへブレーキ兼二次加速ロッドを取り付け、重量弾でも対応し易い様にセッティングしました。
ノズルはもちろんA2サイズの物に換装ですが、フレームの補正が完璧には行かず、シーリングは高いが遊びの大きいG&Pのノズルを使用しました。軸受けはオイルレスメタルが付いていましたので、そのまま生かします。シム調整は当然やり直します。
一昨日のチャンバーに関しては、パッキンが溶けていて流用ができませんでしたので、システマのパッキンを加工して使用し、レンジアップ仕様に仕上げ直しです。当店では、なまずは押さえ位置の調整がやり難いので使用致しません。バレルはマルイ純正の30cmの物に変更ですが、無加工で使用しています。
フレームの補正はフロントのロックピンの穴ガタと、チャージングハンドル付近のダボホゾの補正をして、隙間とガタを無くして、メカボックスとチャンバーの位置関係を合わせるのですが、フレームその物の制度がイマイチのようでしたので、妥協した合わせ(隙間もガタも無くしてはありますよ)で完了となりました。
ちなみに、金額を書くのは初めてですが、以上の内容で18000円になりました。
(今回画像を少なくしているのは、お客様のプライバシーを考慮した結果です。これだけなら誰の物か判りませんよね?)
NONHOP時 0.2g 95m/s以下 0.25g 88m/s以下 0.3g 81m/s以下
適正HOP時 0.2g 93m/s以下 0.25g 84m/s以下 0.3g 75m/s以下
最大HOP時 0.2g 85m/s以下 0.25g 80m/s以下 0.3g 72m/s以下
0.25~0.28gのBB弾が一番良くなるようにセッティングしてあります。もちろん0.2gのBB弾でも30mくらいまでなら普通です。
後は、クライアント様に実射で納得頂ければ終了ですね。
COMBAT DOLL 店主 中根
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり
TEL 053-450-3308 FAX 同番
メール info@combatdoll.jp
ミリブロのメッセージからでも大丈夫です
ようやく熱も下がってくれて、残すは節々の痛みと手足のむくみだけです。
やっと、普通に動けるようになって来ました。
さて、今回は一昨日の続きになります。
メカボックス側ですね。

(手を加える前の開けたばかりの画像です。)
ぱっと見、「あぁ、A1のメカボックスが入れてあるんだ。」と思って、メカボックスを開けたのですが、いろいろ「んっ?」と思ってしまう所がありました。(トリガーもA1の厚手の物です。)
画像上方の赤丸は、メカボックスに切り欠きの無いVer2ですよ、と言う意味ですが、真ん中のスイッチのスプリングは上下逆さまに付いてしまっています。タペットプレートに干渉して給弾不良の原因になる場合がありますので、お気を付け下さい。
ノズルはそのままA1ノズルが付いています。 なんで?
流速用の高レートスプリングが付いているわけですが、ギアはマルイ純正ギアですね。 なんで?
お預かりした銃は、本来海外メーカーのコンプリートガン仕様のはずのアイテムなのですが、中身はM16A1(VN)の中身で入れ替え(配線は変更されています)がされている状況でした。
他店のカスタム品と聞いていたつもりだったのですが、中古品と聞き違えたのかと・・・
あまり、詮索はしたくありませんが、流速チューンのカスタムガンが、マルイの純正ギアで組まれているとは、夢にも思いませんでした。これじゃ耐久性はありませんねぇ。4,5千発もてば良い方じゃないかと思います。本当にショップのカスタムなんでしょうか?
本当なら、商売上手としか言えませんね。カスタムギアは高額になるので、まずは、どうせ使わなくなるノーマルギアで価格を抑えて、壊れた時に組み込みましょう!?と言う感じなのでしょうか?ユーザーさんから見れば、段階を経てグレードアップになるので、得した感じになるのでしょうか?お客様にリピーターになって頂くには良い手法だとは思います。
A1ノズルが付いていたのも、ノズルでの気密ロスを作って、オーバーパワーになってしまうリスクを半減させる為に、わざと短い物に換えているのだとしたら、それなりに考えていると思うのですが、微妙に見えますね。BB弾を押し出すエアが半減しますので、普通は使わないと思います。気が付かなかったのか知らなかったのではないでしょうか?
実際、4万円弱のカスタムとのお話だったと思いますので、明細を見て、ご本人が納得されていれば、なんの問題も無いとは思います。(ちなみに、この方は明細も無く、カスタムのランク名を告げられただけだそうですが・・・)
飛びが気に入らなくて(綺麗には飛ばない仕上げになってました)、当店での再チューニングとなった訳です。
仕様として、0.2gからの重さでもゲーム使用可能な事、集弾性を良くする事、本体のガタズレが大きく、補正安定させて欲しいと言うクライアント様のご依頼でしたので、施工致しました。
今回、あまり使っていなかったのが幸いして、ギアはそのまま使用できました。
スプリングは130%程度の物に変更して、スプリングガイドはベアリング付きの物に換装。ピストンヘッドはジュラコン製の物が付いていましたので、そこへブレーキ兼二次加速ロッドを取り付け、重量弾でも対応し易い様にセッティングしました。
ノズルはもちろんA2サイズの物に換装ですが、フレームの補正が完璧には行かず、シーリングは高いが遊びの大きいG&Pのノズルを使用しました。軸受けはオイルレスメタルが付いていましたので、そのまま生かします。シム調整は当然やり直します。
一昨日のチャンバーに関しては、パッキンが溶けていて流用ができませんでしたので、システマのパッキンを加工して使用し、レンジアップ仕様に仕上げ直しです。当店では、なまずは押さえ位置の調整がやり難いので使用致しません。バレルはマルイ純正の30cmの物に変更ですが、無加工で使用しています。
フレームの補正はフロントのロックピンの穴ガタと、チャージングハンドル付近のダボホゾの補正をして、隙間とガタを無くして、メカボックスとチャンバーの位置関係を合わせるのですが、フレームその物の制度がイマイチのようでしたので、妥協した合わせ(隙間もガタも無くしてはありますよ)で完了となりました。
ちなみに、金額を書くのは初めてですが、以上の内容で18000円になりました。
(今回画像を少なくしているのは、お客様のプライバシーを考慮した結果です。これだけなら誰の物か判りませんよね?)
NONHOP時 0.2g 95m/s以下 0.25g 88m/s以下 0.3g 81m/s以下
適正HOP時 0.2g 93m/s以下 0.25g 84m/s以下 0.3g 75m/s以下
最大HOP時 0.2g 85m/s以下 0.25g 80m/s以下 0.3g 72m/s以下
0.25~0.28gのBB弾が一番良くなるようにセッティングしてあります。もちろん0.2gのBB弾でも30mくらいまでなら普通です。
後は、クライアント様に実射で納得頂ければ終了ですね。
COMBAT DOLL 店主 中根
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
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2012年11月07日
マルイAK47ベース レンジアップカスタム
COMBAT DOLL の店主です。
週間天気予報に、不吉なマークと数字が・・・
定例会がちょっと危なくなってきました・・・
明日の夕方の予報を見て、開催の有無を決めたいと思いますので、宜しくお願い致します。
さて、今日は以前アップしたロングレンジカスタムの試射をしたマルイAK47のカスタム品です。
元々、1年以上前に当店でカスタムさせて頂いた物だったのですが、今回はレンジアップのご依頼でしたので、中身もメンテナンス兼、再チューニングさせて頂きました。
画像がボケボケですが、ご容赦下さいませ。

本体からメカボックスを取り出し、軸受け部分を外からチェックです。
7mmベアリングに換装してありましたので、問題はありません。
ステンのシリンダーに容積調整で、穴を開けてあります。スプリングのレートに合わせて、計算して調整してあります。この方法の容積調整をしてのやり方だと、うっかりのオーバーパワーになってしまう心配が激減致します。

そして、お気に入りの二次加速ロッドを使用して、安定化を図ってあります。
ノズルは絞ってありましたが、ロングレンジ用に再調整してあります。
ギアは、セクター、スパーはシステマの物を使用し、ベベルはマルイ純正です。逆転防止ラッチの掛かりの数と、ピニオンギアに対する相性で、この組み合わせになっています。
セクターカットはしておりませんが、対応バッテリーは9.6~10.8Vまでは、通常使用できるセッティングです。ただ、多弾数マガジンが空になってしまうまでのトリガーの引きっぱなしはお薦めできませんけど・・・
実際の追加調整は、ノズル内径の調整と、ピストン重量の調整、レール部分の再研磨、レンジアップチャンバーへの変更ですね。
以前の記事でも紹介致しましたが、流速調整のチューニングではなく、ホップアップのかかりを長くするロングHOP仕様になります。
0.2g以下のBB弾でもNONHOP状態になり、初速最大値はNONHOP時です。
飛びや仕様に関しては、前記事の以下を参考にして下さい。
10月27日 レンジアップ当店仕様
10月28日 レンジアップ廉価版試射
10月29日 レンジアップ補足
クライアント様、お待たせ致しました。
COMBAT DOLL 店主 中根
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定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり
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週間天気予報に、不吉なマークと数字が・・・
定例会がちょっと危なくなってきました・・・
明日の夕方の予報を見て、開催の有無を決めたいと思いますので、宜しくお願い致します。
さて、今日は以前アップしたロングレンジカスタムの試射をしたマルイAK47のカスタム品です。
元々、1年以上前に当店でカスタムさせて頂いた物だったのですが、今回はレンジアップのご依頼でしたので、中身もメンテナンス兼、再チューニングさせて頂きました。
画像がボケボケですが、ご容赦下さいませ。

本体からメカボックスを取り出し、軸受け部分を外からチェックです。
7mmベアリングに換装してありましたので、問題はありません。
ステンのシリンダーに容積調整で、穴を開けてあります。スプリングのレートに合わせて、計算して調整してあります。この方法の容積調整をしてのやり方だと、うっかりのオーバーパワーになってしまう心配が激減致します。

そして、お気に入りの二次加速ロッドを使用して、安定化を図ってあります。
ノズルは絞ってありましたが、ロングレンジ用に再調整してあります。
ギアは、セクター、スパーはシステマの物を使用し、ベベルはマルイ純正です。逆転防止ラッチの掛かりの数と、ピニオンギアに対する相性で、この組み合わせになっています。
セクターカットはしておりませんが、対応バッテリーは9.6~10.8Vまでは、通常使用できるセッティングです。ただ、多弾数マガジンが空になってしまうまでのトリガーの引きっぱなしはお薦めできませんけど・・・
実際の追加調整は、ノズル内径の調整と、ピストン重量の調整、レール部分の再研磨、レンジアップチャンバーへの変更ですね。
以前の記事でも紹介致しましたが、流速調整のチューニングではなく、ホップアップのかかりを長くするロングHOP仕様になります。
0.2g以下のBB弾でもNONHOP状態になり、初速最大値はNONHOP時です。
飛びや仕様に関しては、前記事の以下を参考にして下さい。
10月27日 レンジアップ当店仕様
10月28日 レンジアップ廉価版試射
10月29日 レンジアップ補足
クライアント様、お待たせ致しました。
COMBAT DOLL 店主 中根
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2012年09月10日
マルイ M14 カスタム その2 カスタム編
COMBAT DOLL の店主です。
前回の引き続きです。マルイ電動ガンのM14ですね。
クライアント様の希望は、基本0.2gBB弾の使用の上で、
①命中精度を上げたい。
②初速を94~95m/sにしたい。
③ブログにあったカスタムをしてみたい。
④セレクターの切り替えが作動しないので修理。
⑤中古品の為、各所メンテナンス及び修理箇所があれば、そこも手直し。
と、言う事で、見積り確認で、サイレントカスタム「林の零式」のご依頼です。
①は、カスタムの内容で、スキルアップされても来るのですが、インナーバレルとアウターバレルの遊びを殺します。

シムスペーサーで、ガタを無くします。
①②③の複合で、「林の零式」です。

ピストンヘッドにロッド取り付けの基部を設置しますが、このM14とP90・89式は、ノズル位置がシリンダーのセンターにありません。画像右上の様に、かなりズレた位置になります。(くどいですが、形状は秘密です。)
ピストンヘッドが回転してしまわないよう、ピストンの受け部分にホゾを作り、ピストンヘッドが装着された時の回転止めとします。ピストンヘッドの裏側にネジが少し飛び出しています。
ここがズレて、ロッドの位置が変わってしまうと、一発でピストンクラッシュしてしまいます。ちょっとした事ですが、すごく重要な部分です。
そして、シリンダーヘッドのノズル内径を絞ります。
後は、スプリングガイドへダンパーの装着です。スプリングは純正の物をそのまま使用しています。

ギアボックスに装着した画像ですが、パッと見、ノーマルと違うのはガイドのダンパーのみです。

効果は薄いのですが、ストック内にウレタンスポンジを仕込みます。前側は、チャージングハンドルの可動に差し支えるので入れておりません。
④のセレクターですが、写真を撮るのを忘れてしまいました。
原因は、組み上げの際、上手くはまっておらず、無理やりネジ止めされた時にカットオフレバー関連の部品が変形、破損してましたので、交換と補正で解決です。
確かに、結構面倒臭い箇所なので、気をつけて組み上げましょう。
⑤は、他に悪い箇所は無く、素直にメンテナンスで終了です。
組み上がった本体です。

初速 0.2g NONHOP 95m/s 適正HOP 93m/s
サイレント効果は、発射音がマルイ純正サイレンサー装着時と同程度
お渡し後、試射して頂き、「満足です。」とのお言葉を頂きました。
うれしい限りです。
地元のクライアント様ですので、近場のゲーマーの方なら、遭遇されるかもしれません。
距離感がつかめなくなりますので、敵対した場合はお気を付けて・・・
今回もありがとうございました。
COMBAT DOLL 店主 中根
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり
TEL 053-450-3308 FAX 同番
メール info@combatdoll.jp
ミリブロのメッセージからでも大丈夫です。
追伸、定例会は来週の日曜日です。天候に心配がありますので、要チェックです!!
前回の引き続きです。マルイ電動ガンのM14ですね。
クライアント様の希望は、基本0.2gBB弾の使用の上で、
①命中精度を上げたい。
②初速を94~95m/sにしたい。
③ブログにあったカスタムをしてみたい。
④セレクターの切り替えが作動しないので修理。
⑤中古品の為、各所メンテナンス及び修理箇所があれば、そこも手直し。
と、言う事で、見積り確認で、サイレントカスタム「林の零式」のご依頼です。
①は、カスタムの内容で、スキルアップされても来るのですが、インナーバレルとアウターバレルの遊びを殺します。

シムスペーサーで、ガタを無くします。
①②③の複合で、「林の零式」です。
ピストンヘッドにロッド取り付けの基部を設置しますが、このM14とP90・89式は、ノズル位置がシリンダーのセンターにありません。画像右上の様に、かなりズレた位置になります。(くどいですが、形状は秘密です。)
ピストンヘッドが回転してしまわないよう、ピストンの受け部分にホゾを作り、ピストンヘッドが装着された時の回転止めとします。ピストンヘッドの裏側にネジが少し飛び出しています。
ここがズレて、ロッドの位置が変わってしまうと、一発でピストンクラッシュしてしまいます。ちょっとした事ですが、すごく重要な部分です。
そして、シリンダーヘッドのノズル内径を絞ります。
後は、スプリングガイドへダンパーの装着です。スプリングは純正の物をそのまま使用しています。

ギアボックスに装着した画像ですが、パッと見、ノーマルと違うのはガイドのダンパーのみです。

効果は薄いのですが、ストック内にウレタンスポンジを仕込みます。前側は、チャージングハンドルの可動に差し支えるので入れておりません。
④のセレクターですが、写真を撮るのを忘れてしまいました。
原因は、組み上げの際、上手くはまっておらず、無理やりネジ止めされた時にカットオフレバー関連の部品が変形、破損してましたので、交換と補正で解決です。
確かに、結構面倒臭い箇所なので、気をつけて組み上げましょう。
⑤は、他に悪い箇所は無く、素直にメンテナンスで終了です。
組み上がった本体です。

初速 0.2g NONHOP 95m/s 適正HOP 93m/s
サイレント効果は、発射音がマルイ純正サイレンサー装着時と同程度
お渡し後、試射して頂き、「満足です。」とのお言葉を頂きました。
うれしい限りです。
地元のクライアント様ですので、近場のゲーマーの方なら、遭遇されるかもしれません。
距離感がつかめなくなりますので、敵対した場合はお気を付けて・・・
今回もありがとうございました。
COMBAT DOLL 店主 中根
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり
TEL 053-450-3308 FAX 同番
メール info@combatdoll.jp
ミリブロのメッセージからでも大丈夫です。
追伸、定例会は来週の日曜日です。天候に心配がありますので、要チェックです!!
2012年09月09日
マルイ M14 カスタム その1 塗装編
COMBAT DOLL の店主です。
今回はマルイ電動ガンのM14です。カスタムになります。
サイレントカスタムと塗装のご依頼です。今日は塗装のみご紹介です。
ストックのみ、3Cデザート風にして欲しいとの要望でした。


画像上段は屋内にて蛍光灯の照明のみの撮影で、下段は屋外にて晴天時の撮影です。
右面と左面で印象を変えてあります。右利きの射手ですので、身体の手前に見える方をコントラストを抑え、身体からはみ出て見える方はコントラストを強くなるようにしてあります。
デザートイエロー・ライトブラウン・グレーを使い、フラットクリアーでコートしてあります。
3Cデザート風と言う事でしたので、独特のコーヒーステインにしようかと思ったのですが、少しくどくなりそうでしたので、ストレートラインを基調にして、枯れた河川敷に合わせた縦ラインにしてあります。枯れ木や立ち枯れ草とのコントラストを考慮致しました。
画像では解かり難いかもしれませんが、薄暗くなるとライトブラウンの濃い部分の輪郭がハッキリします。画像ではほとんど見えないグレーが作用しています。
単体で見ていると、ついついやり込んでしまって、目立つ塗装になってしまいがちなので、実際の迷彩効果を狙った塗装に仕上げたつもりです。
塗装は3度塗りの上にクリアーコートです。機関部が乗った状態は、また次回に紹介致します。
COMBAT DOLL 店主 中根
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり
TEL 053-450-3308 FAX 同番
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ミリブロのメッセージからでも大丈夫です。
追伸、定例会は来週の日曜日です。天候に心配がありますので、要チェックです!!
今回はマルイ電動ガンのM14です。カスタムになります。
サイレントカスタムと塗装のご依頼です。今日は塗装のみご紹介です。
ストックのみ、3Cデザート風にして欲しいとの要望でした。
画像上段は屋内にて蛍光灯の照明のみの撮影で、下段は屋外にて晴天時の撮影です。
右面と左面で印象を変えてあります。右利きの射手ですので、身体の手前に見える方をコントラストを抑え、身体からはみ出て見える方はコントラストを強くなるようにしてあります。
デザートイエロー・ライトブラウン・グレーを使い、フラットクリアーでコートしてあります。
3Cデザート風と言う事でしたので、独特のコーヒーステインにしようかと思ったのですが、少しくどくなりそうでしたので、ストレートラインを基調にして、枯れた河川敷に合わせた縦ラインにしてあります。枯れ木や立ち枯れ草とのコントラストを考慮致しました。
画像では解かり難いかもしれませんが、薄暗くなるとライトブラウンの濃い部分の輪郭がハッキリします。画像ではほとんど見えないグレーが作用しています。
単体で見ていると、ついついやり込んでしまって、目立つ塗装になってしまいがちなので、実際の迷彩効果を狙った塗装に仕上げたつもりです。
塗装は3度塗りの上にクリアーコートです。機関部が乗った状態は、また次回に紹介致します。
COMBAT DOLL 店主 中根
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり
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2012年09月07日
Guarder製 可動ダミーボルト (懐かしい・・・)
COMBAT DOLL の店主です。
このまま、ボルトアクションネタに行こうと思っていましたが、懐かしいアイテムのメンテナンスをさせて頂いたので、今回は割り込みネタになります。
2005年頃(確か?)に発売された、Guarder製のAK用可動式ダミーボルトです。

当時、全国的にはピストンがクラッシュし易いと不評で、画像の初期型は投げ売りの対象になりました。
ピストンヘッドの裏側に、リンクステーをぶつける形になる為、カスタムピストンヘッドでは耐え切れる商品も発売されておらず、苦労して組んだは良いが、すぐ壊れると「悪評が高い」アイテムでした。
後期型に変わって、改善はされましたが、ボルトの重量が軽くなって、物足りないリコイルになってしまい、比較的早くに消えてしまった商品でした。
全国的に悪評が高かったのですが、当店では人気アイテムでしたね。
「すぐ壊れる? 壊れないようにすればいいじゃん! 補強はできますよ!!」

ノーマルのヒストンに、小細工するだけで、問題無く、
「奥歯の辺りで、ガチャガチャいわしたる!!」
と、言う感じです(笑)
工業用のCリングをはめ込むだけでしたので、簡単な補強でした。
純正バッテリーと、1Jスプリング(当時)なら、ノーマルギアで十分でした。
欲張って、ボルトにウエイトを足して、リコイルアップもやりました。
今の次世代AKぐらいのウエイトだと、強化ギアにしないとキツかったでしたねぇ。

上記の画像のメカボックスも約7年現役選手で、今回初のオーバーホールだったりします。
セクターギアに劣化変形があったので交換致しました。基本クリーニングとグリスアップをします。
軸受けはオイルレスメタル、シリンダーはLaylaxのステン、スプリングはPDIの140%(当時)、システマ製ベアリング付きスプリングガイド、後はノーマルチューニングです。メカボックスの削りが一番大変な作業のカスタム仕様でした。
実際、これだけもってくれているのを見ると、安心できますね。
いやぁ~、ほんとに懐かしい自分の仕事が見られて感激でした!
僕の思い出話になってしまいましたが、こんなのもありました。って言うご紹介でした。
COMBAT DOLL 店主 中根
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり
TEL 053-450-3308 FAX 同番
メール info@combatdoll.jp
ミリブロのメッセージからでも大丈夫です。
追伸、定例会は9月は第3日曜日の16日になります!!
このまま、ボルトアクションネタに行こうと思っていましたが、懐かしいアイテムのメンテナンスをさせて頂いたので、今回は割り込みネタになります。
2005年頃(確か?)に発売された、Guarder製のAK用可動式ダミーボルトです。

当時、全国的にはピストンがクラッシュし易いと不評で、画像の初期型は投げ売りの対象になりました。
ピストンヘッドの裏側に、リンクステーをぶつける形になる為、カスタムピストンヘッドでは耐え切れる商品も発売されておらず、苦労して組んだは良いが、すぐ壊れると「悪評が高い」アイテムでした。
後期型に変わって、改善はされましたが、ボルトの重量が軽くなって、物足りないリコイルになってしまい、比較的早くに消えてしまった商品でした。
全国的に悪評が高かったのですが、当店では人気アイテムでしたね。
「すぐ壊れる? 壊れないようにすればいいじゃん! 補強はできますよ!!」

ノーマルのヒストンに、小細工するだけで、問題無く、
「奥歯の辺りで、ガチャガチャいわしたる!!」
と、言う感じです(笑)
工業用のCリングをはめ込むだけでしたので、簡単な補強でした。
純正バッテリーと、1Jスプリング(当時)なら、ノーマルギアで十分でした。
欲張って、ボルトにウエイトを足して、リコイルアップもやりました。
今の次世代AKぐらいのウエイトだと、強化ギアにしないとキツかったでしたねぇ。

上記の画像のメカボックスも約7年現役選手で、今回初のオーバーホールだったりします。
セクターギアに劣化変形があったので交換致しました。基本クリーニングとグリスアップをします。
軸受けはオイルレスメタル、シリンダーはLaylaxのステン、スプリングはPDIの140%(当時)、システマ製ベアリング付きスプリングガイド、後はノーマルチューニングです。メカボックスの削りが一番大変な作業のカスタム仕様でした。
実際、これだけもってくれているのを見ると、安心できますね。
いやぁ~、ほんとに懐かしい自分の仕事が見られて感激でした!
僕の思い出話になってしまいましたが、こんなのもありました。って言うご紹介でした。
COMBAT DOLL 店主 中根
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定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり
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追伸、定例会は9月は第3日曜日の16日になります!!
2012年09月04日
オーバーホール AUG
COMBAT DOLL の店主です。
前回に引き続きメンテナンス依頼のあったアイテムの紹介です。
今回はショップカスタムのAUGのメンテナンスでした。
どのショップかは、明示致しませんので、悪しからず。
各々のショップさんでのオリジナルレシピがありますし、企業秘密な部分もあります。
良し悪しの評価を下す事にもなってしまいますので、ここは問い合わせがあっても、お答えしかねます。
御了承下さい。
問題点として、
①ストックとレシーバーのガタが大きく、ねじれで隙間が大きく広がってしまう。
②作動音がうるさい。
③飛びがおかしい。
と、上記の確認と補正のご依頼でした。
③の「飛びがおかしい」については、AUGの構造上、ストックとレシーバーを上手く固定できないと、チャンバーの固定ができないので、飛びに大きく影響してしまいます。①を改善する事によって、③も改善されてきます。
今回本体側は、どこのカスタム品か直ぐに解かってしまうので、画像はありません。
サイレンサーを標準装備にしてあり、サイレンサー基部にフォアグリップが付いている仕様のアイテムでした。オリジナルのフォアグリップは取り外されており、バレルロックレバーも無くなっていた状態です。
まず、アウターバレルブロックとレシーバーとのガタを補正します。バレルロックの構造上、ガタが元々あるのですが、サイレンサー基部にフォアグリップがあるので、銃を構える際にはどうしても動いてしまいます。
サイレンサーの取り付けが、レシーバーを挟み込む様になっていて、サイレンサーを外さないと、バレルリリースができない状態になっていましたので、ネジとワッシャーを追加して、ダボを作って固定。
その上で、サイレンサー基部とレシーバーに隙間があるので、そこも矯正する必要がありました。
この2点の加工補正で、レシーバーからフォアグリップに掛けてのガタが補正されます。
追加点として、このままでは、インナーバレルの分解メンテナンスが大変になるので、アウターバレルとチャンバーの取り付け基部に切り欠きを作り、レシーバーとアウターバレルが組まれている状態でも、チャンバーが分解できる様にしておきます。
そして、レシーバーとストック部分ですが、ダミーボルトカバーのブロック(メカボックス側)が取り除かれていて、メカボックスの位置固定がチャンバーブロックに頼る仕様になっていましたので、メカボックス先端とチャンバーブロックが上方に逃げてしまい、オリジナル状態なら問題の無い隙間が、チャンバーブロックの逃げになり、固定しきれない状況でした。
対処としては、レシーバーがはまり込む、ストックの内側部分を肉厚に加工補正する事でクリアーしてあります。ですが、ストックはABSでできていて、弾力のある素材なので、わずかな遊びは出てしまいます。メンテナンス性と外観を犠牲にするのであれば、場所を選んで追加ネジ加工で固定も可能ですが、クライアント様への確認で、そこまではやらない事にしました。
以上までで、画像はありませんが、お手持ちの方は、現物を見ながら見当を付けて見てもらえれば幸いです。実際、初速も弾道もかなり安定します。
そして、メカボックスですが、当店のサイレントカスタムを追加する事で、静寂性を増して頂いてます。

中身は、ギアや軸受けはノーマルで、スプリングとピストンヘッド、シリンダーヘッドとチャンバー、バレルが加工された仕様でした。
②の作動音がうるさかったのは、スプリングの自由長が短く、ジャダーが発生し易い状態で、スプリングの「バイ~ンッ!」っと鳴っている音が、主原因でした。

(サイレント&2次ブーストロッドの形状は、ひ・み・つ! です。)
当店自慢のサイレント仕様「林」と、専用グリスの充填、スプリングガイドへの、クッション&増圧ダンパーで、パワーを落とさず、静寂性の大幅アップです。
初速は0.2gで90~95m/sで安全マージンを取ってありますが、NONホップで90、適正ホップで92~93、最大95ですので、大概のゲームフィールドで使用可能だと思います。0.25gだと、最大値は87m/sのギリギリにはなってしまいますけど・・・(汗っ!) それ以上の重量のBB弾では、問題ありません。ご安心を!
こちらも、前回のMP5同様、クライアント様に喜んで頂きました。
喜んでもらえて、うれしいですね。
また、他の銃で、要望がありましたら、遠慮無く、ご相談下さいませ!!
今後とも、宜しくお願い致します。
COMBAT DOLL 店主 中根
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり
TEL 053-450-3308 FAX 同番
メール info@combatdoll.jp
ミリブロのメッセージからでも大丈夫です。
追伸、定例会は9月は第3日曜日の16日になります!!
前回に引き続きメンテナンス依頼のあったアイテムの紹介です。
今回はショップカスタムのAUGのメンテナンスでした。
どのショップかは、明示致しませんので、悪しからず。
各々のショップさんでのオリジナルレシピがありますし、企業秘密な部分もあります。
良し悪しの評価を下す事にもなってしまいますので、ここは問い合わせがあっても、お答えしかねます。
御了承下さい。
問題点として、
①ストックとレシーバーのガタが大きく、ねじれで隙間が大きく広がってしまう。
②作動音がうるさい。
③飛びがおかしい。
と、上記の確認と補正のご依頼でした。
③の「飛びがおかしい」については、AUGの構造上、ストックとレシーバーを上手く固定できないと、チャンバーの固定ができないので、飛びに大きく影響してしまいます。①を改善する事によって、③も改善されてきます。
今回本体側は、どこのカスタム品か直ぐに解かってしまうので、画像はありません。
サイレンサーを標準装備にしてあり、サイレンサー基部にフォアグリップが付いている仕様のアイテムでした。オリジナルのフォアグリップは取り外されており、バレルロックレバーも無くなっていた状態です。
まず、アウターバレルブロックとレシーバーとのガタを補正します。バレルロックの構造上、ガタが元々あるのですが、サイレンサー基部にフォアグリップがあるので、銃を構える際にはどうしても動いてしまいます。
サイレンサーの取り付けが、レシーバーを挟み込む様になっていて、サイレンサーを外さないと、バレルリリースができない状態になっていましたので、ネジとワッシャーを追加して、ダボを作って固定。
その上で、サイレンサー基部とレシーバーに隙間があるので、そこも矯正する必要がありました。
この2点の加工補正で、レシーバーからフォアグリップに掛けてのガタが補正されます。
追加点として、このままでは、インナーバレルの分解メンテナンスが大変になるので、アウターバレルとチャンバーの取り付け基部に切り欠きを作り、レシーバーとアウターバレルが組まれている状態でも、チャンバーが分解できる様にしておきます。
そして、レシーバーとストック部分ですが、ダミーボルトカバーのブロック(メカボックス側)が取り除かれていて、メカボックスの位置固定がチャンバーブロックに頼る仕様になっていましたので、メカボックス先端とチャンバーブロックが上方に逃げてしまい、オリジナル状態なら問題の無い隙間が、チャンバーブロックの逃げになり、固定しきれない状況でした。
対処としては、レシーバーがはまり込む、ストックの内側部分を肉厚に加工補正する事でクリアーしてあります。ですが、ストックはABSでできていて、弾力のある素材なので、わずかな遊びは出てしまいます。メンテナンス性と外観を犠牲にするのであれば、場所を選んで追加ネジ加工で固定も可能ですが、クライアント様への確認で、そこまではやらない事にしました。
以上までで、画像はありませんが、お手持ちの方は、現物を見ながら見当を付けて見てもらえれば幸いです。実際、初速も弾道もかなり安定します。
そして、メカボックスですが、当店のサイレントカスタムを追加する事で、静寂性を増して頂いてます。

中身は、ギアや軸受けはノーマルで、スプリングとピストンヘッド、シリンダーヘッドとチャンバー、バレルが加工された仕様でした。
②の作動音がうるさかったのは、スプリングの自由長が短く、ジャダーが発生し易い状態で、スプリングの「バイ~ンッ!」っと鳴っている音が、主原因でした。

(サイレント&2次ブーストロッドの形状は、ひ・み・つ! です。)
当店自慢のサイレント仕様「林」と、専用グリスの充填、スプリングガイドへの、クッション&増圧ダンパーで、パワーを落とさず、静寂性の大幅アップです。
初速は0.2gで90~95m/sで安全マージンを取ってありますが、NONホップで90、適正ホップで92~93、最大95ですので、大概のゲームフィールドで使用可能だと思います。0.25gだと、最大値は87m/sのギリギリにはなってしまいますけど・・・(汗っ!) それ以上の重量のBB弾では、問題ありません。ご安心を!
こちらも、前回のMP5同様、クライアント様に喜んで頂きました。
喜んでもらえて、うれしいですね。
また、他の銃で、要望がありましたら、遠慮無く、ご相談下さいませ!!
今後とも、宜しくお願い致します。
COMBAT DOLL 店主 中根
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり
TEL 053-450-3308 FAX 同番
メール info@combatdoll.jp
ミリブロのメッセージからでも大丈夫です。
追伸、定例会は9月は第3日曜日の16日になります!!
2012年09月03日
オーバーホール MP5A4
ちょっと、間が空きましたが、COMBAT DOLL の店主です。
今回はHPもできましたので、依頼のあったアイテムの紹介です。
中古で入手したマルイMP5A4のカスタム品のメンテナンスでした。
問題点として、
①発射するまでのトリガーストロークが長い
②逆転防止ラッチのバックラッシュが気になる
③飛びがおかしい
と、上記の確認と補正のご依頼でした。
③の「飛びがおかしい」については、単純にシリコンスプレーを多く吹き付け過ぎただけの過剰メンテナンスだったので、クリーニングで解決でした。間違って教わっていた様です。

①については、上記画像の通り、スイッチの接点が、スパークによる磨耗とカーボンの付着で、接触位置が奥まってしまい、トリガーを引ききらないと発射しない状態でした。
接点のクリーニングと研磨をして、接触位置を調整して、問題解決です。
但し、システマのハイスピードタイプのギアで、セクターギアのカットが4枚の仕様でしたので、トルクが必要な分、電気的負荷が大きくなっているので、スイッチメンテナンスの頻度を高くした方が良い状態です。FETを付けても良いのですが、モーターの消耗が早くなってしまうので、現状維持になっています。
個人カスタムの中古品なので、しかたありませんが、モーターピニオンとベベルギアを破損(磨耗)した形跡があり、ベベルギアをマルイ純正の4枚ラッチ、モーターをG&P120に換装してあるのですが、磨耗して出てきた汚れがそのまま残ってました。破片の混入等で、ギアクラッシュしなかったのが幸いでした。
それと、オイルレスメタルになってはいましたが、瞬間接着剤で固定はしてあったものの、奥まではまりきっておらず、付け直しの上、シムの再調整がありました。メンテナンスをした甲斐がある状況でしたね。
もう一つ、ラージバッテリーの割りには回転が遅いので、チェックしてみた所、マルイの純正コードよりも伝導効率の悪いコードになっていました。そのせいでサイクルもダウンして、立ち上がりも弱かったので、コードも変更致しました。
逆転防止ラッチのバックラッシュが大きかったのも、通電効率が悪くてモーターのトルクが不足していたので、ラッチの適正タイミングが合わず、1ラッチ手前でギアが戻った時に「カチッ!」っと音が気になる状態だった訳です。
今回の配線交換で、改善はされましたが、元々、9.6V以上のラージバッテリーでドライブさせるハイサイクルカスタム仕様ですので、8.4Vのバッテリーでは若干のラグが発生してしまいますが、ユーザー様の確認了解を頂きましたので、この仕様のままで進めます。

セクターチップが装備されていなかったので、サイクルが戻り、給弾不良が起きないようにセクターチップを追加です。MP5のスタンダードマガジン(200連)では、ゼンマイが小径の為に給弾不良の確率が上がってしまうので、ユーザー様に確認の上の追加取り付けです。
メインスプリングにシリコングリス(中粘度)を塗布し、ピストン内部にも充填してスプリングジャダーを消します。メンテナンス頻度に合わせて、グリスを選択してあります。スプリングジャダーが出始める頃が、スイッチメンテナンスも含めた、オーバーホール時期になっています。

それと、スプリングガイドがG&Pの物ですが、回転止めのピンが、片方抜け落ちてしまっていました。
メカボックスの後方でストックを止めるM4系の機種であれば、そのままでも問題無いのですが、MP5はフリーになってしまうので、好ましくありません。

画像の様に、ネジを追加して、スプリングガイドを固定できる様にします。
と言った感じで、メンテナンス及び修理の完了です。
今回のメンテナンスは、クライアント様に喜んで頂けて、仕事として充実感を得られました。
調子が悪かった物を良くするっていうのは楽しいですね!
プラス、喜んで頂けて、大満足です!
カスタム記事ではありませんでしたが、ご覧頂いた方の参考にでもなってくれれば幸いです。
こんな感じで、ボチボチ、アップして行きますね。
今後とも、宜しくお願い致します。
COMBAT DOLL 店主 中根
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり
TEL 053-450-3308 FAX 同番
メール info@combatdoll.jp
ミリブロのメッセージからでも大丈夫です。
追伸、定例会は9月は第3日曜日の16日になります!!
今回はHPもできましたので、依頼のあったアイテムの紹介です。
中古で入手したマルイMP5A4のカスタム品のメンテナンスでした。
問題点として、
①発射するまでのトリガーストロークが長い
②逆転防止ラッチのバックラッシュが気になる
③飛びがおかしい
と、上記の確認と補正のご依頼でした。
③の「飛びがおかしい」については、単純にシリコンスプレーを多く吹き付け過ぎただけの過剰メンテナンスだったので、クリーニングで解決でした。間違って教わっていた様です。

①については、上記画像の通り、スイッチの接点が、スパークによる磨耗とカーボンの付着で、接触位置が奥まってしまい、トリガーを引ききらないと発射しない状態でした。
接点のクリーニングと研磨をして、接触位置を調整して、問題解決です。
但し、システマのハイスピードタイプのギアで、セクターギアのカットが4枚の仕様でしたので、トルクが必要な分、電気的負荷が大きくなっているので、スイッチメンテナンスの頻度を高くした方が良い状態です。FETを付けても良いのですが、モーターの消耗が早くなってしまうので、現状維持になっています。

個人カスタムの中古品なので、しかたありませんが、モーターピニオンとベベルギアを破損(磨耗)した形跡があり、ベベルギアをマルイ純正の4枚ラッチ、モーターをG&P120に換装してあるのですが、磨耗して出てきた汚れがそのまま残ってました。破片の混入等で、ギアクラッシュしなかったのが幸いでした。
それと、オイルレスメタルになってはいましたが、瞬間接着剤で固定はしてあったものの、奥まではまりきっておらず、付け直しの上、シムの再調整がありました。メンテナンスをした甲斐がある状況でしたね。
もう一つ、ラージバッテリーの割りには回転が遅いので、チェックしてみた所、マルイの純正コードよりも伝導効率の悪いコードになっていました。そのせいでサイクルもダウンして、立ち上がりも弱かったので、コードも変更致しました。
逆転防止ラッチのバックラッシュが大きかったのも、通電効率が悪くてモーターのトルクが不足していたので、ラッチの適正タイミングが合わず、1ラッチ手前でギアが戻った時に「カチッ!」っと音が気になる状態だった訳です。
今回の配線交換で、改善はされましたが、元々、9.6V以上のラージバッテリーでドライブさせるハイサイクルカスタム仕様ですので、8.4Vのバッテリーでは若干のラグが発生してしまいますが、ユーザー様の確認了解を頂きましたので、この仕様のままで進めます。

セクターチップが装備されていなかったので、サイクルが戻り、給弾不良が起きないようにセクターチップを追加です。MP5のスタンダードマガジン(200連)では、ゼンマイが小径の為に給弾不良の確率が上がってしまうので、ユーザー様に確認の上の追加取り付けです。
メインスプリングにシリコングリス(中粘度)を塗布し、ピストン内部にも充填してスプリングジャダーを消します。メンテナンス頻度に合わせて、グリスを選択してあります。スプリングジャダーが出始める頃が、スイッチメンテナンスも含めた、オーバーホール時期になっています。

それと、スプリングガイドがG&Pの物ですが、回転止めのピンが、片方抜け落ちてしまっていました。
メカボックスの後方でストックを止めるM4系の機種であれば、そのままでも問題無いのですが、MP5はフリーになってしまうので、好ましくありません。

画像の様に、ネジを追加して、スプリングガイドを固定できる様にします。
と言った感じで、メンテナンス及び修理の完了です。
今回のメンテナンスは、クライアント様に喜んで頂けて、仕事として充実感を得られました。
調子が悪かった物を良くするっていうのは楽しいですね!
プラス、喜んで頂けて、大満足です!
カスタム記事ではありませんでしたが、ご覧頂いた方の参考にでもなってくれれば幸いです。
こんな感じで、ボチボチ、アップして行きますね。
今後とも、宜しくお願い致します。
COMBAT DOLL 店主 中根
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり
TEL 053-450-3308 FAX 同番
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ミリブロのメッセージからでも大丈夫です。
追伸、定例会は9月は第3日曜日の16日になります!!