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Posted by ミリタリーブログ  at 

2013年07月02日

マグプル PDR その3 フルチューン? 内部編

 COMBAT DOLL の店主です。

 ようやく再開できるようになりました。

 マグプル PDR その2 フルチューン バレル編 の続きになります。



 細かいところは割愛させて頂きますが、アッパーを外し、バレルの固定プレート、トリガーシステムブロックを外し、メカボックスを固定しているネジを4本外して、メカボックスを取り出します。



 メカボックスを開けて、パーツを取り出し、メカボックスの小細工です。
 タペットプレートのスプリングを交換する為の空間確保の面取り加工に、稼動部分の当たり面の研磨です。



 タペットプレートの状態を確認しましたが、クライアント様はテスト作動をしていません。当店では弾速チェックと作動チェックで100発前後分くらいのテスト作動です。「ASGK」刻印がされておりますので、アクセスさんの正規ルートで、KMさんで内部調整されていますので、その際のテスト作動分がありますが、かなりの変形が見られます。
 試しに、スプリングをVer2のメカボックスにはめ込んで、テンションを比べてみましたが、感覚的に通常の2倍くらいのテンションが掛かっている感じでした。そのまま使用していると、かなり早く消耗してしまいそうです。

 前回同様、セクターギアのカムの研磨と、スプリングの交換です。
 今回、最初は「FA-MAS」の物を使用してみました。Ver2/3よりも3巻きほど長くなっていますので、よりソフトになりますが・・・ 失敗でした!?
 テンションが足りず、マガジンのフォロワースプリングテンションに負けてしまっていました。40発くらいの給弾なら問題無かったのですが、それ以上のテンションが掛かると、下から押されてノズルの気密が悪くなり、射出不良と言う結果に・・・(涙)
 欲張ってはいけませんでしたね。Ver2の物に付け直し、問題をクリアしてあります。



 ピストンは、マルイさんのノーマルウエイトも取り付け可能な様に、穴が開いています。ノズルは短く、シリンダーヘッドも下寄りに偏芯しています。純正品をそのまま(無加工)使用します。
 今回のチューンでは二次加速ロッドは使用せず、歯切れの良い発射音になるようにピストンヘッドをLaylax製の重量タイプを使っての調整としてあります。カスタムバレルを使用してありますので、こちらを詰め過ぎるとパワーに不安が出ますので、オーバースペックを避けました。 



 ピストンとスプリングガイドはそのまま使用。ピストンヘッドは前述の通り、Laylax製に交換です。
 スプリングは、オーバースペックなので、交換です。KMさんの3点増圧の物をカットした物が組まれていましたが、今回のチューニング内容では危険な臭いがしましたので、マルイ純正品からスタートさせて、変更していきました。スプリングの交換が簡単なのが助かりますね。
 実際、マルイさんの純正スプリングで93m/sくらいでしたので、気持ち強めのレートの物を使用してギリギリ設定に致しました。
 ちなみに、平行輸入物のスプリングであれば、そのままでちょうど良い(前回チューニング品)くらいです。



 シリンダーは、バレル長に合わせて、Laylax製のステンシリンダーDタイプを使用しています。ホール部分の内バリをチェックして、追加仕上げをして組み込みますが、微妙な症状がありましたので、保険で追加加工してあります。
 タペットプレートとシリンダーのベンチレーターリブが擦れた跡が付いていました。マガジンキャッチのバーの部分で押されているのですが、組み込まれた際はタペットプレートに非接触なはずです・・・ が、心配なので、画像のように一部を平面に削り込みました。



 モーターは交換せずにそのまま使用します。
 マルイの1000モーターと比較したところ、付属モーターの方が若干良かったので、必要無しと判断しました。
 オートシムを嫌って(個人的に)、シムを調整しますが、今回のシムは良い物では無かったので、全交換で再調整してあります。
 タペットプレートのスプリングの向きを変えてみたりもしましたが、通常が一番スムースに作動していました。

 動作音も問題無く、小気味の良い発射音になりそうなので、安心して組み上げです。



 アウターバレルのアッセンブルの取り付けの際、不具合があったので修正を入れます。
 チャンバーとアウターを止めるピンの長さが若干長くて、チャンバーを押さえ付ける状態になってしまっていたので、ピンを削って短く(1mm程度)しました。実際、給弾のホール部分が多少ズレ込んでいましたので、補正が必要な状況でした。
 先にライトチューンを行ったアイテムと比較して、初速で10m/sくらい低かったのはこの為だったと思われます。

 屋外にて試射も行い、だいたいの弾道を確認して、チューニング完了です。

 0.2gBB弾にて、最大初速98m/s以下・HOP適正時96m/s以下、0.25gBB弾では最大88m/s以下・適正HOP85m/s以下となっており(当店弾速器)、ASGKのペーパーゲージにて最終確認を行って安全確認をしてあります。

 前回のバレル編との合わせてのチューニングになりますので、パーツの変更としては、
  インナーバレル(長さ・内径・HOP)
  ピストンヘッド(重量・気密)
  シリンダー(気密)
  シム(良品に交換)
  タペットプレートスプリング(耐久性向上)
 であり、追加仕上げ、補正として、
  セクターギアのカム部分の研磨
  アウターバレルの固定補正
 と言ったところです。

 クライアント様のご要望で、カスタムパーツを使用した、高額予算組みのチューンでしたが、オーバースペックのデチューンをしない仕様としましたので、クライアント様の予算の17%減、当店見積もりの22%アップで、良いとこ取りに落ち着かせて頂きました。

 試射のみで、実戦参加はまだのご様子ですが、活躍を楽しみにさせて頂きます。
 オーダーありがとうございました。

 詳細記事のアップが遅くなってしまいました事を、お詫び申し上げます。


 COMBAT DOLL 店主 中根

  7月21日 奥山デイズにて定例会レギュレーション)あり
  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
  定休日 日曜日 
  年末年始 他 臨時休業あり(7月6日土曜日)  
  TEL 053-450-3308 FAX 同番
  メール info@combatdoll.jp
  ミリブロのメッセージからでも大丈夫です

   


Posted by コンバットドール  at 21:27Comments(2)MAGPULL PTS PDR-C

2013年07月02日

ご心配お掛けしました。

 COMBAT DOLL の店主です。

 本日よりブログを再開致します。

 記事が遅い時間にアップとなりますが、PDRの内部関連になります。

 長々と、停止しておりましたが、これからも宜しくお願い致します。

 COMBAT DOLL 店主 中根

  7月21日 奥山デイズにて定例会レギュレーション)あり
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Posted by コンバットドール  at 17:31Comments(2)コンバットドール