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Posted by ミリタリーブログ  at 

2014年08月09日

この天気なのに、花火が上がってます・・・

COMBAT DOLL の店主です。

スローペースで、雨を大量に降らせている台風11号「HALONG(ハーロン」



当店近辺も、雨と風がそれなりで、台風を体感できるのですが・・・


おいおいっ! 花火上げてるよ!? すげ~なぁ~(>_<)!

見えはしないのですが、音だけは聞こえてきます・・・

事故とか起きなきゃいいけど・・・ と心配しながら、作業中です。

本日より、作業の強化週間にはいりますので、お待ちの方はもうしばらくお待ちくださいませ!


     COMBAT DOLL 店主 中根

  奥山デイズにて定例会レギュレーション)  未定

  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
  定休日 日曜日 年末年始  他 臨時休業あり

  TEL 053-450-3308 FAX 同番
  メール info@combatdoll.jp
  ミリブロのメッセージからでも大丈夫です 
  返信はHPのメールサーバーよりさせて頂きます

  



  


Posted by コンバットドール  at 20:21Comments(0)コンバットドール

2014年08月08日

KJ WORKS CZ P-09 チューニング

COMBAT DOLL の店主です。

当店では、珍しくガスブロハンドガンのチューニングレポートです。

困っているクライアント様から、ひったくってのチューニングです(笑)



KJ WORKS CZ P-09 良い銃ですね。

成型も綺麗で、肉厚もあり強度は十分そう・・・

何が、悪いのかと言うと、

 ① マガジンにガスが少量しか入らない。
 ② HOPが調整できない。効かない!

の2点だと言う事で、レビューを探したり、情報交換をしながら、改善点を模索していた状況だったそうです。

ちょっと、見せて!・貸して!!・触らせて!!! と手に取ったのが間違いでした(笑)

マガジンは、情報を教えて頂いて、なるほど、その状況じゃ、GASも入らんはなぁ~と、確認できたので、対処の方法は基本的に同様です。

HOP部分は、どれどれ・・・ あぁ~、これじゃ無理も無いは・・・ でも、良くなるでしょ!

と言う状況だったので、お返しすれば良かったのですが、説明している内に・・・

  「まどろっこしいから置いてって!」 と、仕事を増やしてしまいました!?・・・

 お預かり品の作業をお待ち頂いている方、ゴメンナサイ!!

作業は、細目の平ヤスリでできますので、HOPでお悩みの方は参考にどうぞ!

では、順を追って解説します。端折っての説明ですので、分解等は省かせて頂きます。



HOPのプランジャー部分ですが、亜鉛製の楕円形ですが、狭い空間でのストロークですので、可動域は僅かです。
形状や仕上げには、問題は見られませんが、改良の余地はあるかもしれません。



ただ、HOPパッキンのゴム質が硬いです。これを改善しなければ、プランジャーも改善しない方が無難です。
VSR-10用のパッキンと比較し、流用可能か確認しましたが、サイズが根本的に違いますので残念です。
画像の赤いパッキンは、シリコン製のカスタム品です。(ブランド不明 調べていません)



HOPが調整できないのは、このインナーバレルの切り欠きが不足しているからです。

図説で、解り易く解説すると、



こう言う事です。解り易いように、純正の状態を大袈裟に表現してありますので、ご了承下さい。

問題点は、一目両全ですので、加工します。



切り欠き部分を拡張します。単一の臨時作業ですので、平ヤスリにて手作業です。

出口のテーパーはついでのチューニングです。 整流効果を高める為の加工です。



加工したバレルをチャンバーにはめ込むとこんな状況です。
切り欠き量での変化もあると思いますが、そこまで検証はしておりません。



組み上げて、HOPの出っ張りを確認です。



実射して、マルイ製の0.2gバイオBB弾にてHOP調整し、そこを基準にネジの動きと出具合を比較してみました。
マルイ製品に近い状況にはなっています。
もう少し頑張れば、もっと良くなりそうですよ!



個人的な好みで、リコイルスプリングに増圧カーラーを足して、小気味良い動きに!

本体はこれくらいで十分でした。 欲張らなければ・・・(笑)

あとは、マガジンの加工です。



ピンを抜くのは、比較的スムーズでした。
タワー部分をカットするのが普通ですが、穴あけの方が、後処理が早いと思ってやってみましたが・・・
カットして仕上げの方が楽ですね。



ピンをはめ戻す時は、かなりの圧縮を掛けないと、ピンが通りません。
六角レンチを挿し込んでおいて、テンションを掛けながら、ピンと差し替えます。



だいたい、18g弱といった注入量になり、3マガジン分(80発)くらいの実射ができました。
ただ、この量で、最初の3・4発は生ガスを噴いてしまいます。
カットは1/3くらいで十分そうですね。



暑い状況だったので、35℃時点での初速が確認できました。
100均の安い温度計ですので、目安ですが、0.2gマルイバイオBB弾適正HOP時で、80m/s前後と言う結果です。
ちなみに、0.25gでは-5m/sくらいです。
インナーバレルの長さと、マガジンサイズではこんな物でしょう。

集弾性は10mくらいなら10cm以内で、30mmのコインターゲットに5割で当てられます。
精度が良くできていましたので、かなりのお利口さんでした。

ただ・・・ これも個体差が大きいのだとしたら・・・ ごめんなさい! この銃はこんなスペックでした!

お手持ちの方の参考になれば幸いです。
(昨夜未明の予約投稿とさせて頂いております)


     COMBAT DOLL 店主 中根

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2014年08月07日

あれ? 11号って・・・ まだ居たの・・・(汗)

COMBAT DOLL の店主です。

カスタムオーダーを頂き、お預かりしている皆様へ、お詫び申し上げます。

大変申し訳ありません! m(_ _)m 

頑張ってはいるのですが、予定より作業が遅れてしまっております。

明日に、お待ちのクライアント様への、途中経過等を連絡させて頂きますので、お待ちください。

クライアント様のお盆休み前には、なるべく間に合うように頑張りますので、もうしばらくお待ち頂けたらと思います。

本当に、ゴメンナサイ!!


と言う状況で、台風が来るなんて、全然知りませんでした。もう11号の存在も忘れていました。

アホカリが延期になったというミリブロニュースで初めて気が付きました。



しかも、また大雨の災害が危惧されるレベルなんですね・・・(涙)

危険が予想される地域の方々は、お気を付けくださいませ。


     COMBAT DOLL 店主 中根

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Posted by コンバットドール  at 23:25Comments(0)関連ご紹介

2014年08月06日

これは凄い、企画だ!

COMBAT DOLL の店主です。

今回は、関連紹介ですが、お隣の愛知県でのイベント企画です!!


(ミリブロNEWSより)


いや~、すごいですね。

西尾市新文化創造制作委員会 公式 FaceBook 2014/07/21

運営協力に豊橋の 「ハッスル」 さんも、名を連ねています。

定員等の詳細もまだ決まっていないようですが、発表が待ち遠しいですね。

いやはや、パワフルな企画で、今後の展開が楽しみです。

こうやって、レジャーとして認知されていって欲しいですね。


     COMBAT DOLL 店主 中根

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Posted by コンバットドール  at 21:21Comments(0)関連ご紹介

2014年08月05日

マルイ M4 Sシステム ? レンジアップ「山」

COMBAT DOLL の店主です。

今回は機種に ? を付けさて頂いているの、メタルフレームに換装する際に形が変わってしまっているからです。



M4Sシステムの場合は、レールとハンドガードユニットが独特の分割になっており、フレームのみの交換は、ZEKE製のフレームしか対応できません。現在、ZEKE製のフレームは入手できませんでした。

選択肢としては、ハリケーン製のアダプターセットを使用して通常のメタルフレームを組み込む・・・ ですが、これも入手不可(涙)

ハンドガード部分も社外品に変更しての組み上げも考えましたが、グリップポッドの使用を予定しているので、安価な製品ではロック部分のピンの弱さが難点であり、精度と強度が保障されているブランドを選んでしまうと予算的に問題あり・・・。

レンジアップチューンをご依頼でしたので、アウターバレルも精度の良い物を選んで、いろいろと考慮した結果・・・



こんな、タイプで落ち着いた状況です。

 G&Pメタルフレーム マリーンタイプ
 マルイ M733 純正アウターバレル (内部加工精度優先)
 マルイ 純正 RIS (バッテリーをレール内部に治め、脱着の利便性を優先)

アウターバレルとハンドガードRISは、サイズ調整をして取り付け、グリップポッドの使用に耐えられるようにします。

クライアント様の要望は、
 飛距離優先のレンジアップとのことで、バレルのショート化を行っています。
 デザインも、上記までの理由で、相談させて頂いて、決定されました。

それでは、中身に・・・



まずは、ボディから組み上げて行きます。
アウターバレルを、レールハンドガードの取り付け位置とあわせる為に、取り付け基部をそれぞれ加工して短くなるようにします。
現物合わせの作業でしたので、細かい寸法は拾っていません。



G&Pのフレームは、マルイのアクセサリーパーツとしてスタートしていますので、純正パーツとの相性が良い状態です。
センターは綺麗に出るのですが、若干の遊びがありますので、アルミシートを使ってシムとして取り付け調整します。

RISの取り付けは、純正のステーを利用しますが、フロント側はバレルに固定されていません。ガイドとしてレールに取り付けられているだけですが、フロントのキャップ部分は、M4Sシステムの物の方が、しっかり固定できる状況になっていましたので、そちらをフロントサイトごと移植してあります。
レールの取り付けネジは低頭のネジに変更して、バッテリーパックに干渉し難いようにしてあります。

アンダーカバーレールは、はめ込めばガッチリ止まる位置になっていますが、脱着は容易にできる状況です。



インナーバレルは、純正バレルをカットして使用しています。
長さは、HOPの回転ロスを減らす為に、230mmにまで短くしてあります。
出口テーパー加工・入り口の仕上げ・レンジアップシート使用(0.25~0.28g対応用)となっています。



チャンバーブロックは、G&Pのフレームに付属している物は使わず、システマ製の物に交換使用し、ダイヤル類だけ入れ替えて使用しています。ちょうど加工取り付けに躊躇していた個人用のチャンバーをトレードさせて頂きました。システマチャンバーは、他メーカーのアウターバレルとだと相性がイマイチで、加工が必要になるのが欠点ですが、今回は適材適所に配置されることになりましたのでスッキリしました。

マルイ純正アウターバレルには、システマ製が一番マッチしていますので、この選択となっています。

HOPアジャスター部分もレンジアップ用に変更します。



11.5インチ(M733)サイズのアウターに対し、230mmのインナーバレルだと、このような状況になります。
ハイダー部分からインナーバレルは見えなくなります。
テーパー加工のインナーバレル出口から、約8.7mmのアウターバレルの内部を75mm分通過させますが、加工精度も良い状況ですので整流効果も高まり、弾道が安定してくれます。
それと、空洞内での発射音の拡張があり、乾いた小気味良い音での発射が楽しめます。



逆にサイレンサーを使用した場合、消音率も高くなり、マルイ純正のミニサイレンサーで、かなりの消音ができます。
バレルのセンター出しや、ブレ止めはキッチリできていますので、HOPの掛け過ぎや、連射中に振り回さなければ、サイレンサーに干渉して弾道が狂ってしまう事もありません。ただ、センターの出ているサイレンサーである事が前提です。
サイレンサーを装着すれば、同じ銃の音とは思えなくなります。



ボディが落ち着いた所で、メカボックスです。
7・8年前にライトチューンされていた状態でしたが、ほとんど使われていなかったようです。新品同様でした。



必要最低限のチューニングとなりますので、ピストンヘッドとスプリングのカスタムパーツは流用し、純正で対応できる所はそのまま使います。

ピストン関係のカスタマイズですが、打撃振動を極力減らし、精度と飛距離が出るようにします。
ダンパーロッドは、ブレーキ効果を高めるように長さを調節します。純正の軸受けを使用しています。
エアダンパーに押し返されないように最低限のウエイトになるよう調整します。ウエイトに使用しているのは、8mm六角ナット304ステンレス製で、純正の軸受けを前後にインサートして位置固定ができるようになっています。厚みと重さがちょうど良くなります。
ピストンヘッドは取り付けネジ部を貫通させ、ネジを切り足しています。ネジの長さは35mmです。
シリンダーヘッドの入り口も、加工してサイズアップしていますが、ノズル部分はそのままです。

重量は、ピストンアッセンブルの組み上げで28gとなっていて、純正より約4g重くなっている程度で、ウエイトとベアリングで約2mmの嵩上げとなっています。



ロッド部分がスムーズに出入りできるかを確認します。
純正の軸受けは6mm外径で、シリンダーヘッドの入り口は6.5mmにボアアップしています。



メカボックスのピストンガイドレールとタペットプレートのガイド部分を軽く研磨します。
仕上げが綺麗ですので、追加研磨も楽ですね。

ギアに関しては、純正でも良かったのですが、トラブル時に来店困難な遠方のクライアント様ですので、強度と耐久性の向上として、Laylax製のEGハードギアの純正トルクへの交換をお勧めさせて頂きました。内部カスタム費用の40%がギアの価格だったりします。

軸受けは、同じくLaylax製のシンタードアロイメタル軸受けを使用して、シム調整を行っています。



シリンダーはフルストロークの物に交換し、吐出エアの量を確保します。
スプリングガイドには、ソフトタイプのダンパーを装着していますが、画像の厚みの半分の物に交換使用されています。

各部グリスアップを行い、組み上げです。
ちなみに、スイッチの接点も、試射程度の消耗しかしていませんでしたので、本当に使われていなかったんだなぁ~と思いました。

チューニングされて、出番が多くなると思いますので、活躍してもらえる事を祈っています。



HOPダイヤルに、適正位置をマーキングさせて頂いています。画像の位置を基準に微調整頂ければと思います。
ヒューズもそのまま生かしてありますので、作動しない場合はご確認ください。
そんなに、負荷の大きな仕様ではありませんので、簡単には切れないと思います。



セパレートタイプ Li-Po7.4V1300mA オプションNo.1製 のバッテリーをハンドバードレール内に収まるようになっていますが、若干コツが要ります。
本体接続のコネクターを、レールの隙間に押し込んで頂き、バッテリーは銃口側に寄せ、フロントのお皿部分に引っ掛けるようにし、充電用の端子とコードの束が、バレルの根元の部分で挟まらないように、ご注意ください。
アンダーカバー部分をはめた時に、押し返しのテンションがある場合は、コード部分を挟んでいる可能性が高いです。
また、ハンドガードリング(バレルの根元のロック用の部品)が、前方に行って、ちゃんとはまっているかの確認もお願い致します。
ちゃんとはまっていないと、グリップポッドごと落下してしまいますので、お気を付けください。



ご希望の小物の装着もされておりますので、ご確認ください。
HOPは、出荷状態の位置で、マルイの0.25gバイオ弾で調整させて頂いております。
ドットサイトも、その状況での確認で、30mあたりでのセンターで調整済みになっています。

クライアント様、パーツの手配等もあり、お待たせしてしまいましたが、安定した直進と飛びをご確認ください。


     COMBAT DOLL 店主 中根

  奥山デイズにて定例会レギュレーション)  未定

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Posted by コンバットドール  at 22:32Comments(0)電動カスタム 国産STD

2014年08月04日

マルイ MP7 レンジアップ 0.2~0.25g

COMBAT DOLL の店主です。

今回はマルイのMP7のチューニングです。



カテゴリーの整理の時に気が付いたのですが、ミリブロを始めてから、記事の投稿が初めての機種だったんですよね。

発売当初は、電動ハンドガンからの派生機種として散々弄くり倒していたのですが、ブログ投稿は今回が初めてのカテゴリーになります。

今回はこちらから、クライアント様にお願いして、投稿許可を頂きました。

クライアント様の要望としては、

 インドアでの使用頻度が高くなる予定なので、通常の電動ガンの箱出し並みの初速にしたい。
 0.23gのBB弾を主力で使用しているので、0.2~0.23gで安定した長射程にしたい。
 外付けで、Li-Po7.4Vミニサイズバッテリーを使用できるようにしたい。

とのご要望でした。

 初速の差でのタイムラグは、一触即発のインドアでは優位性が違ってしまうのは大きいですね。
 15mくらいの距離の場合、初速差が20m/sあると、1テンポの動きくらいの差が出ます。
 銃声が聞こえて、そちらを向いた時に既に被弾しているのと、目の前にBB弾が見える状況になり、反射神経の良い方ならかわしてしまえるくらいの差がでます。
 軽量弾を使用して、初速を稼ぐ方が有利だったりするんですよね(笑)
 個人的には、0.15gのBB弾で、110m/s(約0.91J)くらいで遊ぶのが好みだったりします。

 ちょっと話が逸れてしまいましたが・・・

 要望に合わせてのチューニングを行います。

 最初の画像右側で、管ヒューズが10Aと記載していますが、バッテリーのスペックが変更され、スプリングレートも上がりますので、15Aの物に交換します。

 分解する時に、レール部分のネジが1箇所だけ、モールドのダミーになっていますので、お気を付けください。



 メカボックスを引っ張り出して、分解します。

 今回のカスタマイズは、ダンパーロッドとノズルの絞りで、スプリングレートの上がった打撃力を緩和し、耐久性と命中精度を上げるのが目的です。



ノズルの絞りは5mm外径の真鍮パイプで、内径4mmに絞り、ダンパーロッドでのエアダンパー効果の有効ストロークが1.5mmくらいしかない状況のサポートと流速のアップでの効率化を目指しています。
ピストンヘッドの穴は、1.5mmで4つ穴にしてあります。元の3つ穴の位置を生かしてありますので、変則的な穴位置になっています。
ロッドの位置も偏芯していますので、慎重に位置決めして、取り付けを行います。
失敗してしまうと、替えが高く付いてしまいますので、大変です(笑)
ましてや、ワークスとしての沽券にかかわってくるのですが、老眼とのせめぎ合いで格闘している部分です・・・(苦笑)



軸受けは、ベアリング軸受けに交換して、スプリングのレートアップの負荷を軽減させます。

スプリングは約20%程度のレートアップとし、等ピッチスプリングですので、スプリングガイドにソフトタイプのダンパーベースを使用する事で、スプリングの圧縮初動の緩和ができるようにしてあります。

外部バッテリーも2200mA以上になりますので、レートアップのスプリングがちょうど良い状態です。



シリンダーも純正品を使用しています。カスタム品への変更でも良いのですが、コストダウンと必要性の度合いで、純正品の選択となっています。
シリンダーグリスはXabier製イエローグリスを使用し、ピストンのOリングへの塗布も行います。

ギアのシム調整はヨコモ製2.5mm軸用のシムにて行います。ベアリング軸受けの場合は必須です。
フランジに干渉してしまって、折角のベアリングの効果が半減してしまいます。

ギアやレール部分への塗布グリスは、Xabier製ホワイトグリスを使用しています。



メカボックスのチューニングは、こんな状況です。
組み上げの際のグリスアップとして、スプリングガイドの溝部分にグリスを充填しておくと、長期間安心できる状態ですね。

ただ、メカボックスのネジは細く、振動での緩みが心配な為、定期的なメンテナンスと増し締めを必要とします。
ネジロックの付け方を間違えると、ネジが緩まなくなり(本来ならそれで良いのですが・・・)、分解ができなくなってしまう恐れがあります。
過去にそんな事例を何度か見ていますので、要注意事項になります。



お次は、チャンバー周りでHOP部分のチューニングです。
今回は0.2~0.23g(0.25gまで可)の重量帯でのセッティングをしますので、硬めで表面が滑らかなタイプのレンジアップシートを使用します。
(レンジアップシートの画像を撮り忘れてしまっています、申し訳ありません! 他の投稿記事でご参照くださいm(_ _)m)
ノーマルパッキンのHOP突起が邪魔になりますので、カットします。



インナーバレルは純正品を加工しています。毎度お馴染みのテーパー加工をしてあります。
初速アップ優先であれば、カスタムバレルへの変更が良いと思います。今回のチューニングの初速希望ではそこまで必要ありません。
飛距離の差も、さほど出ないはずですので、純正品で十分です。
クライアント様、後々欲張りたくなるようでしたらご相談ください。



今回の使用BB弾の重量設定では、HOPテンションのパーツの加工は不向きでしたので、純正状態を生かしてあります。
0.23gのBB弾は、実銃の拳銃弾で例えると10mmオートのような存在になりますので、微妙なHOPテンションが必要でした。
HOPので具合を、Vカットパッキンに近くなるように再現して対応してあります。
逆に、0.25gでの調整の方がシビアなパターンとなっていますので、ご注意ください。
0.15gの軽量弾でも20m前後なら直進可能ですので、フィールドによって使い分けて頂ければ幸いです。

チャンバー、メカボックス等、主要チューニングは以上です。



後は、外部バッテリー用の配線の追加です。
シリコンコードの16ゲージにて、外出し配線を追加してあります。バッテリーケースはマルイ製のPEQ-16を使用しますので、それに合わせた長さにしてあります。
コードを左側から出しているのは、純正バッテリーの使用も可能な状態にしてあるからです。新品購入の状態で、生きているバッテリーを無視する事ができない性分でしたので、そうさせて頂きました。
純正バッテリーと外部バッテリーの性能差も確認できますので、比較して楽しんで頂ければとも思います。

0.2g時初速85m/sになっていますので、通常の電動ガンの箱出しレベルとなりました。
HOPに関しては、純正状態と比べると、調整がシビアになっていますので、ダイヤル調整は少しずつ動かして頂きたい状況です。
0.2gの時より、0.23gの方が飛距離が出る状態ですので、BB弾の変更時の有効射程の変化にご注意くださいませ。

クライアント様、大変お待たせ致しました。


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2014年08月03日

マルイ 次世代HK416D レンジアップ

COMBAT DOLL の店主です。

昨日は時間が取れず、ブログのアップができませんでした。

今回は久しぶりの国産ノーマルのチューニングです。



マルイ 次世代電動ガン HK416D のレンジアップチューンです。

最近の風潮で、重量弾を使った遠距離射撃のゲームに対応させたいとのお持ち込みでした。
効率良く、最低限のチューニングをとのご依頼です。

基本的に長掛けHOPをベースとしたレンジアップを、メカボックスの吐出バランスを取って調整します。

とりあえず、HK416Dが出るまでの次世代M4系との相違点を画像にて・・・







といった箇所が変わっています。
発売時にいろいろレポートされている部分ですが、当店では掲載した事がありませんでしたので、今回ついでに掲載させて頂きました。

さて、肝心のチューニング部分です。



レンジアップの効果を上げる、インナーバレル加工です。



HOP部分は別個シートによる長掛けHOPです。近距離(20m未満)なら0.2gでも対応でき、0.25~0.28gを基準とするセッティングです。



ピストンヘッドには、圧縮比を安定させ、二次加速を目的としたセッティングでロッドを取り付けます。
1.5mmのリードバルブの為の穴を4つ開けておきます。
取り付けの為に、ウエイト部分を加工する必要があります。



サイレントが目的ではありませんので、ロッドは短い状態で取り付けられています。



スプリングガイドですが、ノーマルの状況で、ネックがあります。
スプリングの巻き径(内径)とガイドのシャフト径が合っておらず、キツクはまり込む状態になっていて、スプリングのねじれに対するスラストワッシャの効果が薄くなってしまっています。
ガイド自体が回転できる構造ですので、動作的には問題が無い訳ですが、グリスが十分塗布されていないと、ガイド底面の樹脂が磨耗していきます。
スプリングの生産におけるロットのムラなのか、線径が変更されているのか、比較対象が手元になかったので、予想が付きません。

市販品のガイドシャフトの径でも若干の遊びがあるのですが、今回は持ち込みで、システマ製のV2のガイドがあり、Laylax製のスプリングとのシャフトとのサイズマッチが抜群だったので、そちらを加工して取り付けるように致しました。



まず、ピストン内部のウエイトの長さが、従来品より長くなっているので、シャフト部分が長過ぎて、突き当たってしまいます。
長い分(約5mm)をカットして、先端を成型し直します。

次世代電動ガンですので、固定用のピンの削り落しと、リコイルウエイトロッドを貫通させる為の穴を広げます。
元々、M5のネジが加工されていますので、貫通加工は簡単です。



加工したスプリングガイドの入り込みを確認します。
スプリングガイド側は、これで振れも抑えられ、効率良く作動してくれます。
ピストン内部の空間とスプリングの太さと遊びが大きいのですが、スプリングとピストンの間に、スペーサーを挿入して、面当たりを維持することで、多少マシにする程度です。センターガイドの良い物を見つけたい所ですね。
これは、ウエイト部分の窪みにスプリングがはまり込まないようにする為と、ピストンのウエイトバランス、スプリングのテンション増圧を目的としてインサートする物です。

インナーバレルがCQBサイズですので、若干の増圧でちょうど良くなります。



シリンダーはフルストロークの物に交換です。
これは、次世代M4系の長いノズル部分に対応したセッティングです。
デッドスペースとなるノズルの空間分の容積調整と言った状況です。

他は特に調整する所はありません。
クリーニングとグリスアップを行い、可動部の状況や軸受け等の状況も確認して、問題がありませんでしたので、純正品の状態で十分でしょう。

予算があれば、ギアや軸受けを交換しておけば、もっと安心でしょうが、破損してからの対処でも可能ですし、来店が苦にならないクライアント様でしたので、ご了承頂いております。



組み上げですが、次世代M4系の欠点である、フレームとストックパイプの取り付けネジの遊びをアルミテープを使って埋めておきます。
寸法が変更されているかと思っていたのですが、同じでしたね。
正直、気休め的な処置なのですが、やっていないよりは丈夫になりますので、効果は高いです。

やはり、マルイ製品は安定していて、チューニングは楽ですね。
純正箱出しで、そのまま遊べるクオリティーですので、今回のように、ゲーム状況に対応させてのチューニングでなければ、メンテナンスと修理で済んでしまうのが通常です。

久しぶりのクオリティーの高い製品をさわりましたが、このクオリティーの製品のバリエーションをもっと増やして頂ければなぁ~と思う今日この頃でした!?


     COMBAT DOLL 店主 中根

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Posted by コンバットドール  at 20:00Comments(0)次世代

2014年08月01日

PDR-C ベーシックチューン+レンジアップ 本体調整編

COMBAT DOLL の店主です。

昨日の続きになります。

PDRのベーシックチューンですが、クライアント様の希望の中で、レンジアップ化がありました。
0.2g~0.25gの重量帯で、使用できるセッティングの希望でした。

0.2gの重量では、通常のHOPシステムがベストだと思います。
0.25gでは、レンジアップがベストです。その両立を目指して、今回は一工夫してみました。



まずは、インナーバレルの加工です。純正バレルを生かして追加工しています。



パッキンやHOPテンションを変更します。

純正のシリコン系のソフトパッキンは、破れてしまう場合がありますので、システマ製のパッキンを使用します。

HOPテンショナーは、GAW製の物に交換(お持込に付き)します。

一番上のOリングは、HOPダイヤルの緩さを解消する為のOリングです。

HOPパッキンはレンジアップ化しますので、HOPの突起部分をカットしています。



今回の一工夫はレンジアップシートの硬さの違う物を使用しています。若干硬めで、表面仕上げが滑らかなシートです。
BB弾に掛かるストロークも若干短めになるようなテンションにできるよう工夫してみました。

押さえのパーツもゴムチューブではなく、ラバーシートとプラ棒で作ったテンショナーになります。GAW製のパーツと組み合わせて使用します。

少し硬めで、滑らかな表面のシートを使用することで、軽量弾の場合は回転を抑え、重量弾ならしっかり回転を掛けられるようにしてあります。
HOP調整が若干シビアになってしまいますが、試射調整してみた限りでは、かなり良い感じです。
精度も問題無く、集弾性も向上できました。



シートが硬くなった分、HOPの掛け過ぎによる弾詰まりが心配になりますので、可動制限をしてあります。

微妙な調整になりますので、振動でHOPダイヤルが動いてしまわないように、固定のOリングを太い物に交換して、微調整の維持が可能にしてあります。



アウターバレルのアッセンブルが組みあがったら、画像のような状況で、メカBOXの本来のスペックを確認しておきます。
当店では、マルイの純正スプリングで検証して、見当を付けておきます。
ちなみに、この状態で85m/sになりますので、バレル長を考慮すれば、メカBOXもバレルアッセンブルも問題ありません。
あとは、フレームへの取り付け矯正をして、同じ初速が出せれば完璧です。
調整無しで組み付けて試射してみると、15m/sくらいの初速ダウンになります・・・(涙) いつもの事ですが、ここが一番重要なポイントになりますね。



見た目の状況で見当を付けて、各部補正を行いますが、今回もバレル取り付けのベースブロックから補正が必要です。
1mm強のダウンが必要でした。



アウターバレルの押さえのネジ部分にも0.5mm厚のワッシャを入れます。
ここは、ネジ穴の遊びの分、歪みが出てしまう場所ですので、無理無く固定できるようにワッシャをはめるようにしています。

メカボックスの位置は前方のみ、0.4mm嵩上げする状態でした。

この補正が一発で決められるようになると良いのですが、なかなかどうして・・・ 組んじゃ測りして、初速がメカBOXの基本スペックを引き出した初速になってくれるまで繰り返します・・・(涙)

運が良ければ、4~5回で達成できますが、ダメな時は10回以上行う時もザラです・・・(苦笑)
ロアフレームのみの状態と、完全組み上げ状態でも差がでるんですよ・・・(涙)
僅かなフレームの歪みが、ハッキリと差を付けてくれます。画像はあくまでも最終決定状況です。



むき出し状態の試射と同等の初速が出せたら、本命のスプリングに交換ですが、Laylax製 MS90 スプリングでも怪しい結果が出てしまいましたので、スプリングをカットして、最終調整となりました。
それぞれ適正HOPの状態で、0.2g時93m/s前後・0.25gで85m/s前後と、0.25gでギリギリと言った状態になりました。

初速の調整が済んだら、SBDを取り付けてクリア! のはずだったのですが・・・

今回は、初めてのパターンがありました。

試射をしていて、作動サイクルのムラがでるのと、トリガーの作動不良が時々発生するという、FETを組んである銃には、不安要素てんこ盛りの状況が頻発したのです。

今まででは無かったのか、気が付かなかったのか判断できないのですが、スイッチのモデルが違う状況だったので、早めに気が付いて事なきを得たのですが・・・



マイクロスイッチの固定(はまり)が甘く、ガタができてしまった為に、スイッチの押しムラが発生してのトリガーの作動不良と、接点の接触が不安定になってしまったのが原因で、通電ムラができての作動サイクルにムラが発生するという状況だった事が判明しました。
これは、FETには致命的な症状です!? 気が付けて良かったです!!

対策として、画像の様にアルミシートをシムとして挟み、スイッチをテンション側に押し付けて固定することで、解消できました。
メカBOX側面のプレートのネジが緩んでしまうと、同様の症状が発生すると思われます。
心当たりのある方は、チェックしてみてくださいね。
スイッチの焼けを誘発してしまうはずですので、僅かなガタですが大きく作用して面倒が増えないようにしておきたい場所です。



最終作業として、チャンバーのHOPダイヤルに適正HOPの位置をマーキングして、完成です。
バレルセンターが若干上よりになってはいますが、タイトなサイレンサーや、重たいサイレンサーを使用しなければ問題無いレベルになっています。

結構、数をこなしているつもりの機種ですが、まだまだ発見があるのですねぇ・・・

クライアント様、当方としては、かなり上手くまとめたつもりですので、性能の変化を確認して頂ければと思います。

不明な点がありましたら、遠慮無くお問い合わせくださいませ!


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Posted by コンバットドール  at 23:53Comments(0)MAGPULL PTS PDR-C