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Posted by ミリタリーブログ  at 

2014年11月01日

マルイ ハイサイクル MP5 レンジアップ「山」

COMBAT DOLL の店主です。

今回は、マルイハイサイクルMP5のレンジアップ化と初速アップのチューニングです。

クライアント様の要望で、なるべく低コストでのチューニングを前提とした物です。



基本的に0.2g時に80m/sくらいなのが、ハイサイクルシリーズの基本スペックになっています。

95m/s位まで上げるには、スプリングのレートが上がるので、サイクルが多少犠牲になります。
対応策として、イーグル製の40Cのミニタイプ7.4V2250mAのバッテリーをお勧めさせて頂きました。
バッテリーの部分は最後に説明させて頂きます。

さて、本体のチューニングですが、まずは、レンジアップ「山」仕様です。



インナーバレルは、純正の加工と仕上げ直しを行います。
これだけでも、精度の違いが出てきます。



当店、お馴染みのレンジアップ仕様です。
BB弾の重量に合わせて、個体ごとにセッティング致しますが、今回は0.2~0.25gとしてあります。
パワーとのバランスもありますので、最低限のスプリングレートに合わせてのセッティングです。



メカボックスに関しては、低コストでの調整としておりますので、必要最低限の交換と調整です。

レール部分の研磨で、ピストンの作動抵抗を減らします。タペットプレートの溝も同様です。
軸受けは、そのまま純正のメタル軸受けを使用します。



ピストンとシリンダーも純正品で、ヘッドのみ、アルミ製の8つ穴の物に交換し、ダンパーロッドを取り付けて、圧縮比が高まるように調整しています。シリンダーヘッドはロッド対応の加工をしてあります。
打撃の緩和も考慮し、フロントの華奢なMP5の欠点をカバーします。



スプリングは、強めの物をカットしていき、パワーと負荷のバランスを取るように調整します。
ガイドは、ベアリング付の物に交換してあります。

ギアは、純正品を使用し、シムを再調整します。
グリスアップはXabier製イエローグリスで行っています。

メカボックス内部とチャンバーの加工は以上です。モーターも純正のHC30000モーターです。
サクッとできているように感じるでしょうが、調整の繰り返しになっておりますので、手間暇は掛かっています。

初速は0.2g時93m/s前後 0.25g時85m/s未満となっています。



本体に組み込み、作動確認をしたところ・・・

40CのLi-Poバッテリーは、半端無いです。サイクルが秒間30発近くまであがってしまいました。
セクターチップも付いておらず、給弾も微妙です。純正の200連マガジンでギリギリ追い付く感じです。
古くなった物や、低品質のマガジンではきつそうです。
40Cの吐出で、ここまで上がってしまうとは思いませんせんでした。

この状態で、お渡ししたのですが・・・



純正のスパーギアがトルクに耐えられず、こんな状況に・・・
2・3ゲーム遊んで、こうなってしまったそうです・・・ 

クライアント様、こちらの読み違いで、ご迷惑をお掛け致しました。

STDハイサイクルタイプの中古カスタムギアを使用し、セクターカットにて修理対応をさせて頂きました。
ギア比が若干落ちますので、サイクルも抑えられ、セクターチップも標準装備の製品でしたので、給弾も問題ありません。

Li-Po7.4V3000mA25Cのバッテリーで、秒間24発前後でしたので、40Cのバッテリーでも追従可能なのと、ギアも強化された形になりましたので、安心してお使い頂けます。

こちらのセッテイングミスが原因でしたので、勿論、追加料金も発生致しませんのでご安心くださいませ。

しかし・・・ 40Cになるだけで、ここまで違う物なんですね。
マルイ製品のノーマル状態なら、確実に逝ってしまうスペックでした。
今回は、良い勉強をさせて頂きました。


     COMBAT DOLL 店主 中根

  奥山デイズにて定例会レギュレーション)  未定

  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
  定休日 日曜日 年末年始  他 臨時休業あり

  TEL 053-450-3308 FAX 同番
  メール info@combatdoll.jp
  ミリブロのメッセージからでも大丈夫です 
  返信はHPのメールサーバーよりさせて頂きます

    


Posted by コンバットドール  at 20:00Comments(0)電動カスタム 国産ハイサイクル