2013年06月17日
Snow wolf製 M24 その2 チューニング
COMBAT DOLL の店主です。
今回は、昨日に引き続きの Snow wolf製 M24 チューニングです。
クライアント様の要望は、とにかく性能アップです。
僕自身もフィールドで状況を確認させて頂いたのですが、そのままではマルイのコッキングハンドガンの方が良さそうな状態でした。
飛びの不安定さが目立ちます。スプリングの長さが足りていない状況が確認できましたので、主原因はハッキリしていました。現場でご依頼を頂いてのチューニングですので、欠点の克服が目的ですね。

まずはアウターバレルとレシーバーのガタ取りです。
VSRでも常に行いますが、マガジンのハウジングの関係で、回転ピッチの送り込みができない仕様ですので、シムと擦り合わせで調整固定になります。

HOPチャンバーの加工です。当店仕様のレンジアップを施工致します。
HOP調整はVSRタイプですが、チャンバーその物はマルゼンタイプ96のコピーです。
ただ、このチャンバーでのHOPテンションのバーの押し位置と、チャンバーパッキンのHOP突起の位置があっていない為、HOPの掛かりも不安定な状態でした。
この症状から、長掛けHOP仕様のレンジアップ「山」カスタムチャンバーへの加工で安定したHOPにする必要に迫られました。0.2gでの運用ができない(HOPが強過ぎ)仕様ですが、ご了承済みです。
0.25gをメインにした調整で施工致しました。
パッキンはVSRとの互換性がありませんので、現物を加工してのレンジアップ仕様にします。パッキンとノズルの気密は問題無く、ノズルの長さもHOP位置と相性が良かったのが幸いでした。

HOPの押しレバーにもラバーをはめ込み、テンションの調整をします。
オリジナルチャンバーのHOP突起が切り取られ、成型での凹み部分に穴が開いてしまいますが、HOPシート(BB弾に直当りするシート)が密着するのでエアロスは発生しません。
調整用のレバーには、ラッチが付けられていませんでしたので、穴あけ加工をして、2㎜のベアリングボールを仕込みます。ちょうど良いスプリングがなかったので、お手軽にゴムシートでのテンションにしてあります。
レバーをホールドするネジも省略されていましたので、穴を開けてネジを追加しておきます。ラッチのベアリングが紛失し難くなるよう配慮します。

シリンダー内部は、ピストンのヘッド部分に穴あけ加工をしてリードバルブ方式にして、圧縮時の気密がとれるようにします。元から付いているOリングは、外径が小さい上に太過ぎますので、別の物に交換します。
スプリングはそのまま使用しますので、長さを補う為のカーラーが追加され、吐出のオーバーパワーが予想されてしまいます。ノズルの内径を絞る事で、吐出量は減らしますが、同時に圧縮比が高まり、エアブレーキ効果も生まれて、消音効果がでます。
パワーを確認調整して、変形してしまったシリンダーでも気密がとれる圧縮比になるように内径を調整しますが、この個体でのサイズは内径3㎜でちょうど良い状況でした。
0.2g時96m/s、0.25g時86m/s、0.28g時82m/sが最大値となり、上々の結果です。
勿論、弾道も良くなって飛距離も十分なのですが、多少の圧縮比のムラがあり、HOPの掛かりに若干のムラが出てしまいます。
持ち込まれた初期状態から比較すれば、性能は2倍くらい上がったイメージにはなっています。
これ以上のカスタムをお望みの場合は、APS系のカスタムパーツが多数必要になるので、本体の数倍のご予算が必要になってしまいます。現状では入手困難な物も多いですので、ご了承願います。
とりあえず、性能の変化をご堪能して頂きたいと思います。
クライアント様、お待たせ致しました。
COMBAT DOLL 店主 中根
7月21日 奥山デイズにて定例会(レギュレーション)あり
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日
年末年始 他 臨時休業あり(7月6日土曜日)
TEL 053-450-3308 FAX 同番
メール info@combatdoll.jp
ミリブロのメッセージからでも大丈夫です
今回は、昨日に引き続きの Snow wolf製 M24 チューニングです。
クライアント様の要望は、とにかく性能アップです。
僕自身もフィールドで状況を確認させて頂いたのですが、そのままではマルイのコッキングハンドガンの方が良さそうな状態でした。
飛びの不安定さが目立ちます。スプリングの長さが足りていない状況が確認できましたので、主原因はハッキリしていました。現場でご依頼を頂いてのチューニングですので、欠点の克服が目的ですね。
まずはアウターバレルとレシーバーのガタ取りです。
VSRでも常に行いますが、マガジンのハウジングの関係で、回転ピッチの送り込みができない仕様ですので、シムと擦り合わせで調整固定になります。
HOPチャンバーの加工です。当店仕様のレンジアップを施工致します。
HOP調整はVSRタイプですが、チャンバーその物はマルゼンタイプ96のコピーです。
ただ、このチャンバーでのHOPテンションのバーの押し位置と、チャンバーパッキンのHOP突起の位置があっていない為、HOPの掛かりも不安定な状態でした。
この症状から、長掛けHOP仕様のレンジアップ「山」カスタムチャンバーへの加工で安定したHOPにする必要に迫られました。0.2gでの運用ができない(HOPが強過ぎ)仕様ですが、ご了承済みです。
0.25gをメインにした調整で施工致しました。
パッキンはVSRとの互換性がありませんので、現物を加工してのレンジアップ仕様にします。パッキンとノズルの気密は問題無く、ノズルの長さもHOP位置と相性が良かったのが幸いでした。
HOPの押しレバーにもラバーをはめ込み、テンションの調整をします。
オリジナルチャンバーのHOP突起が切り取られ、成型での凹み部分に穴が開いてしまいますが、HOPシート(BB弾に直当りするシート)が密着するのでエアロスは発生しません。
調整用のレバーには、ラッチが付けられていませんでしたので、穴あけ加工をして、2㎜のベアリングボールを仕込みます。ちょうど良いスプリングがなかったので、お手軽にゴムシートでのテンションにしてあります。
レバーをホールドするネジも省略されていましたので、穴を開けてネジを追加しておきます。ラッチのベアリングが紛失し難くなるよう配慮します。
シリンダー内部は、ピストンのヘッド部分に穴あけ加工をしてリードバルブ方式にして、圧縮時の気密がとれるようにします。元から付いているOリングは、外径が小さい上に太過ぎますので、別の物に交換します。
スプリングはそのまま使用しますので、長さを補う為のカーラーが追加され、吐出のオーバーパワーが予想されてしまいます。ノズルの内径を絞る事で、吐出量は減らしますが、同時に圧縮比が高まり、エアブレーキ効果も生まれて、消音効果がでます。
パワーを確認調整して、変形してしまったシリンダーでも気密がとれる圧縮比になるように内径を調整しますが、この個体でのサイズは内径3㎜でちょうど良い状況でした。
0.2g時96m/s、0.25g時86m/s、0.28g時82m/sが最大値となり、上々の結果です。
勿論、弾道も良くなって飛距離も十分なのですが、多少の圧縮比のムラがあり、HOPの掛かりに若干のムラが出てしまいます。
持ち込まれた初期状態から比較すれば、性能は2倍くらい上がったイメージにはなっています。
これ以上のカスタムをお望みの場合は、APS系のカスタムパーツが多数必要になるので、本体の数倍のご予算が必要になってしまいます。現状では入手困難な物も多いですので、ご了承願います。
とりあえず、性能の変化をご堪能して頂きたいと思います。
クライアント様、お待たせ致しました。
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営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
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年末年始 他 臨時休業あり(7月6日土曜日)
TEL 053-450-3308 FAX 同番
メール info@combatdoll.jp
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