2013年09月22日
ガスガンの注意点 フロンガス
COMBAT DOLL の店主です。
今回は、ちょうど問い合わせがあって、気が付きましたのでガスガンのチューニングの際のパワーに付いて触れさせて頂きます。

(各メーカーHPより)
基本的なパワーソースとしては、フロン134aや152aが市販されています。
134aの方が、10%以上気化圧力が高くなりますので、そちらで説明したいと思います。
フロン134aの場合、35℃で約0.75MPa(約8kg/cm2)の圧力がかかるとされていますので、その圧力でガスガンのパワーを超えないように調整されていなければなりません。
20℃の場合では約0.48MPa(約5kg/cm2)になります。約35%のダウンですが、BB弾の初速だと50%くらい落ちる仕様のガスガンもあります。ライフル系のガスガンでブローバック機構では無いアイテムはこれくらいになります。
最近の27℃前後では約0.67MPa(約6kg/cm2)になりますので、0.2gBB弾の初速に換算すると約80m/sが上限くらいになります。0.25gなら70m/s・0.28gなら65m/sくらいが目安になりますが、ガスライフルのフィクスドタイプの目安です。
バレル長と作動方式や、ガスガン自体の性能で初速の上がり方が変わってきますので、上記の数字はあくまでも、一部機種の目安でしかありませんので、ご注意願います。
特に、バレル長が長いほど、初速変動も大きくなり、HOPのかかり方も違ってしまうので、命中精度を求める場合は、ガス圧の安定化をさせるのが、絶対条件になってきます。
故に、リキッドチャージで使用するガスガンは、チューニングが難しいというか、無理に近い状況になってしまうのです。
使用する気温状況(シーズン)を限定し、多少の温度変化による性能差を妥協しなければなりません。
本体やインナーバレルの温度状況で、気化効率も変化しますので、寒くなってから、マガジンだけ暖めたガスガンでは性能が発揮できない状態を思い起こしてもらえれば、解り易いと思います。
ガスブローバックの場合は、マガジンから吐出されたガスは、ブローバック機構と発射機構で二分されるので、上がり幅は少なくなりますが、低温による下がり幅が大きくなってしまいます。自己冷却作用が大きくなってしまうからです。
エア圧縮タイプと異なり、フロンガスは気温により、大幅に増減してしまいますので、限定使用で考えて頂くしかないのが現状です。

それなので、マルシンさんは、CO2ソースのガスガンを製造しているんですね。
CO2は高圧なので、生活環境内(一部地域は覗く)の気温変動内では、ガスガンを作動させるには十分な圧力が保てます。減圧ルートを内臓することで、パワー調整された製品となっている訳です。
液化ガスを使用するガスガンで性能を安定させるには、パワーソースが限定させられてしまうのが現状ですね。
エア圧縮タイプのエアガンとは、違う次元のアイテムになりますので、それだけ苦労が発生してしまいます。
ガスガンのカスタムの場合は、気温によっての変動を把握して、法律上で明記されている上限数値である、
「気温35℃までの状況で3.5J/cm2を超えない威力」
にしなければなりませんので、十分に気を付けて頂かなければなりません。
この時期にギリギリでは違法品になってしまう事をご理解下さい。
市販品は、ギリギリになってしまっているものも多いのが現状です。
むやみな改造は、犯罪者になってしまう恐れが高くなりますので、十分にご注意願います。
COMBAT DOLL 店主 中根
10月20日 奥山デイズにて定例会(レギュレーション)あり
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日
年末年始 他 臨時休業あり
TEL 053-450-3308 FAX 同番
メール info@combatdoll.jp
ミリブロのメッセージからでも大丈夫です
今回は、ちょうど問い合わせがあって、気が付きましたのでガスガンのチューニングの際のパワーに付いて触れさせて頂きます。

(各メーカーHPより)
基本的なパワーソースとしては、フロン134aや152aが市販されています。
134aの方が、10%以上気化圧力が高くなりますので、そちらで説明したいと思います。
フロン134aの場合、35℃で約0.75MPa(約8kg/cm2)の圧力がかかるとされていますので、その圧力でガスガンのパワーを超えないように調整されていなければなりません。
20℃の場合では約0.48MPa(約5kg/cm2)になります。約35%のダウンですが、BB弾の初速だと50%くらい落ちる仕様のガスガンもあります。ライフル系のガスガンでブローバック機構では無いアイテムはこれくらいになります。
最近の27℃前後では約0.67MPa(約6kg/cm2)になりますので、0.2gBB弾の初速に換算すると約80m/sが上限くらいになります。0.25gなら70m/s・0.28gなら65m/sくらいが目安になりますが、ガスライフルのフィクスドタイプの目安です。
バレル長と作動方式や、ガスガン自体の性能で初速の上がり方が変わってきますので、上記の数字はあくまでも、一部機種の目安でしかありませんので、ご注意願います。
特に、バレル長が長いほど、初速変動も大きくなり、HOPのかかり方も違ってしまうので、命中精度を求める場合は、ガス圧の安定化をさせるのが、絶対条件になってきます。
故に、リキッドチャージで使用するガスガンは、チューニングが難しいというか、無理に近い状況になってしまうのです。
使用する気温状況(シーズン)を限定し、多少の温度変化による性能差を妥協しなければなりません。
本体やインナーバレルの温度状況で、気化効率も変化しますので、寒くなってから、マガジンだけ暖めたガスガンでは性能が発揮できない状態を思い起こしてもらえれば、解り易いと思います。
ガスブローバックの場合は、マガジンから吐出されたガスは、ブローバック機構と発射機構で二分されるので、上がり幅は少なくなりますが、低温による下がり幅が大きくなってしまいます。自己冷却作用が大きくなってしまうからです。
エア圧縮タイプと異なり、フロンガスは気温により、大幅に増減してしまいますので、限定使用で考えて頂くしかないのが現状です。

それなので、マルシンさんは、CO2ソースのガスガンを製造しているんですね。
CO2は高圧なので、生活環境内(一部地域は覗く)の気温変動内では、ガスガンを作動させるには十分な圧力が保てます。減圧ルートを内臓することで、パワー調整された製品となっている訳です。
液化ガスを使用するガスガンで性能を安定させるには、パワーソースが限定させられてしまうのが現状ですね。
エア圧縮タイプのエアガンとは、違う次元のアイテムになりますので、それだけ苦労が発生してしまいます。
ガスガンのカスタムの場合は、気温によっての変動を把握して、法律上で明記されている上限数値である、
「気温35℃までの状況で3.5J/cm2を超えない威力」
にしなければなりませんので、十分に気を付けて頂かなければなりません。
この時期にギリギリでは違法品になってしまう事をご理解下さい。
市販品は、ギリギリになってしまっているものも多いのが現状です。
むやみな改造は、犯罪者になってしまう恐れが高くなりますので、十分にご注意願います。
COMBAT DOLL 店主 中根
10月20日 奥山デイズにて定例会(レギュレーション)あり
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日
年末年始 他 臨時休業あり
TEL 053-450-3308 FAX 同番
メール info@combatdoll.jp
ミリブロのメッセージからでも大丈夫です