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Posted by ミリタリーブログ  at 

2013年01月25日

G&P ストーナー Mk.23 メンテナンス修理

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回は、G&P製のストーナーMk.23のメンテナンス修理です。

 初速が70m/s弱しか出ておらず、給弾も良くないと言う事で持ち込まれました。



 小柄なLMGとして使い易い部類に入ると思います。個人的には好きな銃ですね。

 ストックとグリップ、バレルを外して、メカボックスを取り出します。



 先に、パッキンを確認して、問題が無いかチェックしてあります。マルイのチャンバーパッキンに変更しても、状態が変わらずでしたので、メカボックスに原因があるとふんで、バラシに掛かります。



 開けたとたんに、異常を発見!

 割れたBB弾が、メカボックスの中に・・・。 それと、ベベルギアの軸が折れています。



 メカボックスの窓(画像赤矢印)から侵入したとみられます。みなさん、お気を付け下さい。
 割れた半分は見当たらず、外へ出てくれた様ですが、ベベルギアに干渉した際に軸が折れてしまったようです。良く動いていたなぁ~と感心してしまいます。8㎜ベアリングの軸受けが功を奏したようですね。

 初速の落ちの改修ですので、給排気系のチェックです。



 ノズルとタペットプレートですが、ノズルは従来型のAKサイズでアルミ製です。シーリングされていますが、気密が今一つな感じです。
 タペットプレートは内側の変形させられており、交換が必要な状態です。マルイの純正品との交換です。

 画像にはありませんが、シリンダーヘッドもマルイ純正品と交換しました。内径がマルイの物の方が僅かに大きいので、吐出を優先します。それに伴い、ノズルも交換ですが、純正のAKのノズルは先端のテーパー部分で気密ロスがあったので、従来型のMP5タイプの物を使用しました。フチの厚いパッキン入り口を面押さえで、機密保持させるチャンバー構造になっていたからです。
形はP90の物とソックリに見えるのですが、内部寸法が若干違っているようです。



 シリンダーもテーパーに削り込んだタイプの物が使われているのですが、削りにムラがあるので、マルイ純正の穴あきタイプに変更します。

 ピストンもマルイの物に変更して、ウエイトを足し、重量調整をしておきます(画像撮り忘れ)。
 ピストンヘッドも楕円穴タイプの樹脂製の物から、アルミ製の八つ穴(A&K)の物に交換しました(画像撮り忘れ)。

 初速は95m/sくらいになり、修理と言うよりはカスタムっぽくなってしまいましたが、アルミノズルの磨耗やタペットプレートの変形を考慮してのパーツ交換になりました。

 そして給弾不良ですが、中身も確認しましたが異常は見られません。
 但し・・・



 上の画像を参考に見て頂きたいのですが、黄色のラインがマガジンの底仕切りのラインですが、マガジンの寝かしが大きく、水平に近い状態になっているので、BB弾が赤いラインくらいまで減ってしまうと、給弾不良になります。
 上からの押さえが足りなくなり、BB弾を巻き取っていく筈のギアにBB弾がはじかれる状態になってしまいます。容積の1/4は、デットスペースといった状況です。
 ここは、改善のしようがありませんので、弾が少なくなったら補充して頂くしかなさそうです。

 取り合えずは、初速をクリアしましたので、作業は完了です。


 COMBAT DOLL 店主 中根

  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00 
  定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり  
  TEL 053-450-3308 FAX 同番
  メール info@combatdoll.jp
  ミリブロのメッセージからでも大丈夫です

   


Posted by コンバットドール  at 20:49Comments(0)G&P