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Posted by ミリタリーブログ  at 

2015年03月24日

PSC-1 山林 チューン

COMBAT DOLL の店主です。

今回は、東京マルイ製 PSG-1 のチューニングです。



レンジアップ「山」とサイレント・精度アップ「林」の併用チューンになります。

山林と言う環境でのスナイパーのアドバンテージを上げる為のチューニングと言った所です。

こちらは、本来は昨年末の最終ゲームに間に合うようにお返しするお約束をさせて頂いたのですが、僕の経験不足からトラブル原因の発覚が遅れてしまい、お約束の納期に間に合わせられなかった状況でした。

クライアント様、誠に申し訳ありませんでした! m(_ _)m

年初にお渡しできたのですが、解説記事が遅くなってしまいました。
随分お待たせしてしまいましたが、ご確認して頂ければと思います。

ご要望としては、ミリブロを閲覧頂き、同程度のチューニングのご依頼でした。
2014年02月23日 PSG-1 ライトチューン

アウターバレルも含めた、ショート化、レンジアップチューンが前提ですが、精度アップと静音性の向上で、Xabier製のエアダンパーピストンを使用させて頂いています。
ブログの記事の物より追求をしておりますが、必要最低限でおこなっています。



スコープのレベル出しも含めて、スコープマウントのガタズレ防止で、ラバーシムを噛ませます。
基本的に、均等で大丈夫なはずですが、個体によっては、左右の厚みの調整が必要になるかもしれません。



バレル周りからの加工をして行きます。

今回は、インナーバレル長を428mmとし、純正のインサートサイレンサー兼ブレ止めの加工を無しとして、アウターバレル長のカットも162mmとしています。
インナーバレルのホールド部分に若干の遊びがありますので、アルミテープにてタイトにしてあります。

以前、カットの工具を問い合わせ頂いた事がありましたので、パイプカッターの画像も掲載させて頂きました。



HOP部分は、レンジアップ仕様で、0.25gを基準に調整を行っていますが、勿論、0.28gでも問題ありません。
インナーバレルを通常タイプの物と交換して、428mmにカットで使用します。
スプリングレートを最低限での効率化で、切り欠き無しを選択しています。
この仕様の方が、パワー調整が楽なのもあるのですが・・・(汗!)

入口の仕上げ直しと、出口テーパー加工を行っています。



HOPテンション部分も重量に合わせて加工調整しています。
アウターバレルは、根元に来るネジ穴を基準としてカットしてあり、残り2箇所を現物合わせで開けてあります。



ハンドガード部分の軋みが気になるのがPSG-1の欠点ですので、ラバーシートとアルミテープで、対処します。
これだけで、ガタツキも無くなりますので、使用感がグッと良くなります。

バレル周りは以上です。
お次は、メカボックスですね。



先に、ダミーボルトとピストンを連動させるシアを外しておきます。
命中精度と静音性をアップして、負荷を低減させています。



給排気系をチューニングします。
シリンダーの容積調整はしません。428mmのインナーバレルと、サイレンサーの空走距離でのバランス取りとしています。

ピストンヘッドを交換するので、ピストンは分解します。



静音化と二次加速による、飛距離と精度の安定化をさせる為に、Xabier製エアダンパーピストンヘッドを使用しています。
ウエイトは使えませんが、ロッドとベアリングを別に用意するよりは安価になります。
ピストンヘッドも取り付け窪みが意外と良い効果が出るので、ウエイト以外を取り付けて調整します。



本体の状況で、1箇所だけ劣化部分がありました。
シリンダーヘッドの気密保持用のOリングが、経年変化で、硬質化してしまっていて、交換する必要がありました。
画像では解り難いのですが、角断面の状態になってしまっています。



ギアは、純正のままです。軸受けも同様です。
劣化具合を確認しましが、ほとんど使用されていなかったようで、新品同様でした。
クリーニングとグリスアップのみです。
シムをピッタリにしてしまうとダブルタップになってしまうので、純正のままのきつめのシムセッテイングの状況です。

純正のギアでも、スプリングが純正で、ベアリングの分のテンションが増えているだけですので、耐久性は純正品と同等です。
また、静かさでも、純正品が一番ですので、機能を優先させた上でのコストの抑えになっています。

最後の試射調整で、不満があり、納期がズレてしまったのが、メカボックスの固定の甘さでした。


(最終の状態を画像に収め忘れていました。説明のみの画像ですいません m(_ _)m )

フレームとメカボックスの空間で、メカボックスがグリップで引っ張られてしまい、ガタがある状況になっていました。
すぐに気が付けず、原因の発覚に時間が掛かってしまいました。

画像の説明のように、PSG-1の場合は、メカボックスをガッチリ固定する部分が無く、遊びができ易いのが上げられます。
個体差もありますので、必ずではありません。
グリップとフレームの合わせに隙間が見られる物は、上記のような調整が必要になります。
お手持ちの方は、確認してみると良いかもしれません。
補正すれば、弾道の安定感が違ってきます。

適正の厚みのラバーシートの貼り付けで、位置補正ができ、性能も安定させられました。

チューニングは以上ですね。

初速は0.2g時 95m/s以下 0.25g時 88m/s以下となっていますので、ギリギリチューンです。
精度と飛距離もバッチリです。

クライアント様からも、お褒めの感想を頂けて、ホッとした次第です。



いつものように、0.25gでのHOP目安をマーキングさせて頂いて、お渡しとなりました。

クライアント様、解説記事もお待たせしてしまって、申し訳ありませんでした。
ライトチューンがベースになっており、意外とあっさりした内容ですが、以上になります。


     COMBAT DOLL 店主 中根

  奥山デイズにて定例会レギュレーション)  次回未定

  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
  定休日 日曜日 年末年始  他 臨時休業あり

  TEL 053-450-3308 FAX 同番
  メール info@combatdoll.jp
  ミリブロのメッセージからでも大丈夫です 
  返信はHPのメールサーバーよりさせて頂きます

    


Posted by コンバットドール  at 20:00Comments(2)PSG-1