2013年01月08日
ClassicArmy製 KREBS AKMS
COMBAT DOLL の店主です。
今回も難ありアイテムです・・・
ClassicArmy製 KREBS AKMS です・・・

パッと見は、問題無さそうに見えるのですが、この銃もパーツの構成がダメダメ君でした。
アウターバレルは左曲がりのダンディー君の上、ねじれて取り付けられていました。
(今回、補正作業でムキになり過ぎて、画像を撮るのを忘れていたので、記録が少ないです。ごめんなさい!)
動きもやけに遅い・・・ 試験動作でバッテリーを1つオシャカにしてしまいました(涙)。
内部パーツを一部組み替えてありましたが、その時にコードを挟み込んで、ショートさせられていました。この状態で、Li-Poバッテリーを使っていたら・・・ ゾッとします。幸い古いNi-cdだったので、よしとしておきます。
とりあえず分解ですが、アウターバレルの固定キー溝が、思い切りズレています。組み上げの際に補修加工の必要有りです。
で、メカボックスです。

これは、開けたばかりの状態です。モーターのハウジングがフレーム内を通らないので、先に取り外してからフレームからメカボックスを取り出します。
これは、ストックの取り付けヒンジが内側に狭まった状態で取り付けられていて、補正不可能な状態なので、このような方法になりました。個体差のある部分だと思いますので、そのまま外せた方はラッキーですね。
メカボックスは合わせの状態が歪みで浮きまくりだし、8㎜ベアリングの軸受けが付いていたのですが、動かしてみるとゴロゴロ言って回ってます・・・ 多分、シムの厚みも適当だったので、粗悪品なのか、壊れてしまったのかは微妙なところです。
メカボックスをマルイ純正、軸受けをシステマのオイルレスメタルに交換して組み直しです。ピストンヘッドが高レート用の穴あけになっていたので、マルイの純正品のヘッドを使って、ロッドを取り付けての加工をして取り付けしました。他のパーツは何とか使えそうなので、そのままいきました。
スプリングは、マルイの純正と交換して調整です。付属していた物は、たわみが酷かったので使いませんでした。
その際、スプリングガイドが細過ぎて、スプリングが暴れてしまうので、下の画像の様に細工します。

メカボックスは、こんな感じでほぼ終了です。
本体の矯正は、ARESのM14SOPMODほどではありませんでしたが、アルミシムシートの挟み込みと、キー溝の補正、インナーバレルのセンター出しで、結構手間取りました・・・。
メカボックスとチャンバーのみでのパワーチェックをしてから、本体へ組み込んでのチェックも当然行います。こいつは感が冴えていたのか、2回で終了できましたが・・・。面倒な作業です。
フレームは、LCT(旧INOKATU・GUARDER)のコピーなのですが、鋳造のパーツが酷い状態です。フロントサイトのブロックは本体に固定されず、リアから伸びるマウントベースで固定になります。よって、工学サイトの取り付けは精度が出ないと思って下さい。
上級者向けのアイテムですので、購入の際は覚悟が必要です。

外したメカボックスと、本体の下部からの画像ですが、メカボックスの合わせの状態が比較できると思います。さすが、マルイ純正は隙間無くピッタリです。フレームの構造もLCTと同様なのがお解かり頂けると思います。
なんとか、通常のカスタム状態までは持って行けました。
レンジアップも組んで、飛距離、サイクル、ともにアップで、カスタムガンと呼べるレベルだと思います。
やっぱり、中華ガンは覚悟が必要です。部品もそうですが、矯正ができる範囲である事をお祈りしながら入手してくださいね。
年明けから、ツワモノ相手が続いて、ちょっと、ブルーな気分です。
COMBAT DOLL 店主 中根
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日
年末年始 他 臨時休業あり
1/4~12日 13:00~21:00(6日日曜日は休業)
TEL 053-450-3308 FAX 同番
メール info@combatdoll.jp
ミリブロのメッセージからでも大丈夫です
今回も難ありアイテムです・・・
ClassicArmy製 KREBS AKMS です・・・

パッと見は、問題無さそうに見えるのですが、この銃もパーツの構成がダメダメ君でした。
アウターバレルは左曲がりのダンディー君の上、ねじれて取り付けられていました。
(今回、補正作業でムキになり過ぎて、画像を撮るのを忘れていたので、記録が少ないです。ごめんなさい!)
動きもやけに遅い・・・ 試験動作でバッテリーを1つオシャカにしてしまいました(涙)。
内部パーツを一部組み替えてありましたが、その時にコードを挟み込んで、ショートさせられていました。この状態で、Li-Poバッテリーを使っていたら・・・ ゾッとします。幸い古いNi-cdだったので、よしとしておきます。
とりあえず分解ですが、アウターバレルの固定キー溝が、思い切りズレています。組み上げの際に補修加工の必要有りです。
で、メカボックスです。

これは、開けたばかりの状態です。モーターのハウジングがフレーム内を通らないので、先に取り外してからフレームからメカボックスを取り出します。
これは、ストックの取り付けヒンジが内側に狭まった状態で取り付けられていて、補正不可能な状態なので、このような方法になりました。個体差のある部分だと思いますので、そのまま外せた方はラッキーですね。
メカボックスは合わせの状態が歪みで浮きまくりだし、8㎜ベアリングの軸受けが付いていたのですが、動かしてみるとゴロゴロ言って回ってます・・・ 多分、シムの厚みも適当だったので、粗悪品なのか、壊れてしまったのかは微妙なところです。
メカボックスをマルイ純正、軸受けをシステマのオイルレスメタルに交換して組み直しです。ピストンヘッドが高レート用の穴あけになっていたので、マルイの純正品のヘッドを使って、ロッドを取り付けての加工をして取り付けしました。他のパーツは何とか使えそうなので、そのままいきました。
スプリングは、マルイの純正と交換して調整です。付属していた物は、たわみが酷かったので使いませんでした。
その際、スプリングガイドが細過ぎて、スプリングが暴れてしまうので、下の画像の様に細工します。

メカボックスは、こんな感じでほぼ終了です。
本体の矯正は、ARESのM14SOPMODほどではありませんでしたが、アルミシムシートの挟み込みと、キー溝の補正、インナーバレルのセンター出しで、結構手間取りました・・・。
メカボックスとチャンバーのみでのパワーチェックをしてから、本体へ組み込んでのチェックも当然行います。こいつは感が冴えていたのか、2回で終了できましたが・・・。面倒な作業です。
フレームは、LCT(旧INOKATU・GUARDER)のコピーなのですが、鋳造のパーツが酷い状態です。フロントサイトのブロックは本体に固定されず、リアから伸びるマウントベースで固定になります。よって、工学サイトの取り付けは精度が出ないと思って下さい。
上級者向けのアイテムですので、購入の際は覚悟が必要です。

外したメカボックスと、本体の下部からの画像ですが、メカボックスの合わせの状態が比較できると思います。さすが、マルイ純正は隙間無くピッタリです。フレームの構造もLCTと同様なのがお解かり頂けると思います。
なんとか、通常のカスタム状態までは持って行けました。
レンジアップも組んで、飛距離、サイクル、ともにアップで、カスタムガンと呼べるレベルだと思います。
やっぱり、中華ガンは覚悟が必要です。部品もそうですが、矯正ができる範囲である事をお祈りしながら入手してくださいね。
年明けから、ツワモノ相手が続いて、ちょっと、ブルーな気分です。
COMBAT DOLL 店主 中根
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定休日 日曜日
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1/4~12日 13:00~21:00(6日日曜日は休業)
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2013年01月07日
ARES M14 SOPMOD その3
COMBAT DOLL の店主です。
前回の続きで、シリーズ第3弾、ARES M14 SOPMOD です。
初速の変化の激しい、捻くれ者・・・ 矯正の行方は!?
年も明けた3日の夕方、新年の行事も済ませて作業の再開です。
まず、アウターバレルの無い状態での補正位置の確認ですが、チャンバーとメカボックスの距離と、チャンバーのレシーバーへの干渉を確認します。
チャンバーの上部がレシーバーに干渉していて、メカボックスは下に逃がされ、チャンバーはしゃくれ状態でした。

画像の様に、上面を削り込んで、干渉しない所まで削ります。実質0.3㎜くらいでした。真ん中のブロック部分は、HOPテンションをかけるパーツですが、最初は面一状態だったので削り込んだ分量が解ります。
この作業で、90m/sくらいになり、改善を確認。チャンバーが逃がされてると判断しましたので、初回のタペットプレートの削りの加工を行い、初速が95m/sまで回復。この状態でロス無しまでにはできました。
そして、アウターバレルをはめると、初速は80m/s前後に回復。ここで、アウターバレルの取り付け部分のシムを再調整です。増やしたり減らしたり、何度も付け直して、試射します。5時間くらい掛かりました。
最終的には90m/sチョイくらいまでしかいかず、若干のロスは解消しきれないと判断して、メカボックス側で、テンションアップをしました。スプリングガイドにダンパーを増やして調整です。これで、95m/s前後になって、一安心です。
組み上げて、試射。HOPのかかりも上々、初速もバラついて、91~97m/sですが、NONHOPですので、適正位置にして、94m/sプラマイ2と納得のできるレベルになりました。
それじゃ、フルオートでどんなもん?と、セレクターを切り替えると、ほぼ空撃ちにっ!?
なんで?セミオートではちゃんと出るのに!? とマガジンのはまりを確認すると、グラグラッ! じゃん!!
はまりが浅くて、マガジンのリップストッパーが下がりきっていなかったので、振動で下に逃げた上に、BB弾が押し戻される症状になっている様子。マルイ製の440連マガジンですので中身に問題はありません。

とりあえず、リップストッパー部分をアールを付けて削り込み、浅いはまりでも干渉しない様に加工。
再度、確認してみるものの、発射されるのは半分くらいで、かなりムラがある。
マガジンキャッチの補正もやらないと駄目かぁ・・・ と確認してみると、
「なんじゃこりゃぁ~!」

「太陽に○えろ」のジー○ン(松田○作)の殉職シーンがごとく、叫んでしまいました(笑)。
なぜか、画像上の様に、キャッチのツメを削り込んであります。これは出荷時にはなっていない筈です。
マガジンの入りは余裕の筈なのに、なんでわざわざ緩くする加工がしてあるの?まさかのショップデチューン・・・。開いた口が塞がりません。
位置関係から、画像下の様にチップを埋め込んで、合わせを補正しましたが、純正より1㎜厚くなる様になります。適正位置から2㎜にげてしまっている状態でした。本体も上に逃がして矯正してはありますが、どちらにしても、「これじゃ給弾不良にしかならないなぁ。こんなんで、よくお客様に渡せるよなぁ。」と関心するばかりです(苦笑)。
3時間かかったこの作業で、給弾不良も解消され、晴れて完成です。
最大初速 0.2g98m/s以下 0.25g88m/s 0.28g84m/s以下 0.3g81m/s以下
適正HOP 0.2g95m/s以下 0.25g84m/s 0.28g81m/s以下 0.3g75m/s以下
インナーバレル 内径6.05㎜ 長さ420㎜ (VFC製品より転用)
サイクルカウンターは故障中の為、マルイハイサイとの比較ですが、若干早い感じです。
バッテリーはNi-MHミニセルセパレート9.6V1600mhです。
Li-Poの11.1Vでは、給弾が追いつかなくなる仕様です。
来店して下さったお客様に見てもらっても、「これで撃たれたくないなぁ~。」との褒め言葉を頂きました。
これで、今年はこの銃で・・・ と思ったのですが、フロントサイトが無く、光学サイトを乗せる必要があるので、却下!
手持ちが無いのと重くなるのとで、完成したとたんにお蔵入りです。良い子になったのに、可愛そうな子です。
中身の心配ばかりで、肝心の使用者との相性の事を忘れてました。補正(修理)に夢中になって、気が回らなかったですね。
てこずった、銃が片付いただけでも、スッキリした新年早々のカスタムアップ(修理?)でした。
COMBAT DOLL 店主 中根
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日
年末年始 他 臨時休業あり
1/4~12日 13:00~21:00(6日日曜日は休業)
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前回の続きで、シリーズ第3弾、ARES M14 SOPMOD です。
初速の変化の激しい、捻くれ者・・・ 矯正の行方は!?
年も明けた3日の夕方、新年の行事も済ませて作業の再開です。
まず、アウターバレルの無い状態での補正位置の確認ですが、チャンバーとメカボックスの距離と、チャンバーのレシーバーへの干渉を確認します。
チャンバーの上部がレシーバーに干渉していて、メカボックスは下に逃がされ、チャンバーはしゃくれ状態でした。

画像の様に、上面を削り込んで、干渉しない所まで削ります。実質0.3㎜くらいでした。真ん中のブロック部分は、HOPテンションをかけるパーツですが、最初は面一状態だったので削り込んだ分量が解ります。
この作業で、90m/sくらいになり、改善を確認。チャンバーが逃がされてると判断しましたので、初回のタペットプレートの削りの加工を行い、初速が95m/sまで回復。この状態でロス無しまでにはできました。
そして、アウターバレルをはめると、初速は80m/s前後に回復。ここで、アウターバレルの取り付け部分のシムを再調整です。増やしたり減らしたり、何度も付け直して、試射します。5時間くらい掛かりました。
最終的には90m/sチョイくらいまでしかいかず、若干のロスは解消しきれないと判断して、メカボックス側で、テンションアップをしました。スプリングガイドにダンパーを増やして調整です。これで、95m/s前後になって、一安心です。
組み上げて、試射。HOPのかかりも上々、初速もバラついて、91~97m/sですが、NONHOPですので、適正位置にして、94m/sプラマイ2と納得のできるレベルになりました。
それじゃ、フルオートでどんなもん?と、セレクターを切り替えると、ほぼ空撃ちにっ!?
なんで?セミオートではちゃんと出るのに!? とマガジンのはまりを確認すると、グラグラッ! じゃん!!
はまりが浅くて、マガジンのリップストッパーが下がりきっていなかったので、振動で下に逃げた上に、BB弾が押し戻される症状になっている様子。マルイ製の440連マガジンですので中身に問題はありません。

とりあえず、リップストッパー部分をアールを付けて削り込み、浅いはまりでも干渉しない様に加工。
再度、確認してみるものの、発射されるのは半分くらいで、かなりムラがある。
マガジンキャッチの補正もやらないと駄目かぁ・・・ と確認してみると、
「なんじゃこりゃぁ~!」

「太陽に○えろ」のジー○ン(松田○作)の殉職シーンがごとく、叫んでしまいました(笑)。
なぜか、画像上の様に、キャッチのツメを削り込んであります。これは出荷時にはなっていない筈です。
マガジンの入りは余裕の筈なのに、なんでわざわざ緩くする加工がしてあるの?まさかのショップデチューン・・・。開いた口が塞がりません。
位置関係から、画像下の様にチップを埋め込んで、合わせを補正しましたが、純正より1㎜厚くなる様になります。適正位置から2㎜にげてしまっている状態でした。本体も上に逃がして矯正してはありますが、どちらにしても、「これじゃ給弾不良にしかならないなぁ。こんなんで、よくお客様に渡せるよなぁ。」と関心するばかりです(苦笑)。
3時間かかったこの作業で、給弾不良も解消され、晴れて完成です。
最大初速 0.2g98m/s以下 0.25g88m/s 0.28g84m/s以下 0.3g81m/s以下
適正HOP 0.2g95m/s以下 0.25g84m/s 0.28g81m/s以下 0.3g75m/s以下
インナーバレル 内径6.05㎜ 長さ420㎜ (VFC製品より転用)
サイクルカウンターは故障中の為、マルイハイサイとの比較ですが、若干早い感じです。
バッテリーはNi-MHミニセルセパレート9.6V1600mhです。
Li-Poの11.1Vでは、給弾が追いつかなくなる仕様です。
来店して下さったお客様に見てもらっても、「これで撃たれたくないなぁ~。」との褒め言葉を頂きました。
これで、今年はこの銃で・・・ と思ったのですが、フロントサイトが無く、光学サイトを乗せる必要があるので、却下!
手持ちが無いのと重くなるのとで、完成したとたんにお蔵入りです。良い子になったのに、可愛そうな子です。
中身の心配ばかりで、肝心の使用者との相性の事を忘れてました。補正(修理)に夢中になって、気が回らなかったですね。
てこずった、銃が片付いただけでも、スッキリした新年早々のカスタムアップ(修理?)でした。
COMBAT DOLL 店主 中根
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日
年末年始 他 臨時休業あり
1/4~12日 13:00~21:00(6日日曜日は休業)
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2013年01月06日
ARES M14 SOPMOD その2
COMBAT DOLL の店主です。
ARESのM14SOPMPDの続きです。
メカボックスに続いて本体の補正です。
基本的に、レシーバーとアウターバレルの強度不足をストックで補う構造なのですが・・・
パーツ精度はアバウトなので、補正が必要になります。

まずは、レシーバーとアウターバレルの取り付け基部です。
入手した状態は、赤いネジロック剤と瞬間接着剤で、固めてあったのですが、レシーバーとアウターバレルのセンターが全く出ていませんでした。ネジロック剤は出荷時で、瞬間接着剤はいじった時に使われたのだと思います。動かなければ良いと言う訳ではないのに・・・(涙)。
おまけに、この銃は、アウターバレルを外さないとメカボックスが取り出せません。雑な作業ではメンテナンス不可になってしまいます。
実際、分解にはかなり苦労しました。最初の状態を画像に収めていなかったのでお見せできませんが、上の画像は、瞬間とネジロックを削ぎ落としてアルミのシムシートで補正した状態です。少しずつシムを挟んで偏りを補正して、最終的に瞬間接着剤で貼り付けです。完成まで、何度も繰り返して位置出しをしました。
だいたいになったところで、アウターバレルにチャンバーをセットしますが、チャンバーはアウターバレルとレシーバーを固定するパーツで位置決めされるのですが、メカボックス側に押さえ付けるテンションがかからない構造ですので、アルミパイプとスプリングで増設します(下画像)。

本体が、ストックに取り付けされる際にアウターバレルが引っ張られてしまう為、効果が少ないと思いつつも追加しました。もちろん、チャンバーはレンジアップ仕様に加工済みです。
そして、レシーバーにメカボックスをはめ込んで、チャンバーとアウターの補正をしながら、遊びを殺して位置出しします。

メカボックスのお尻側にクッションシートを貼り付け、メカボックスに押し出しのテンションをかけ、前側は下方にズレ込んでしまう為、アウター取り付けパーツ側にシムシートを貼り付けて位置出しをして、見た目でしっかり付いた上に真っ直ぐになっているか確認して、だいたいの位置を決めます。
この時に、ノズルが前進しきった時の位置を確認しますが、給弾不良の件もありましたので、気密が取れているかの確認は、ノズル閉鎖状態で、インナーバレル先端から息を吹き込んでエア漏れを確認し、ノズルが下がりきった状態で、給弾ルートに干渉していないかを目視で確認します。
最終的な加工では、ノズルを固定し、先端を下側だけ削り込み、次世代のノズルの先端の様にしてあります。画像も見難いですが、加工済みの状態になっています。
ここまで、当たりを付けたら基準ができますので、発射テストで、パワー調整と給弾確認を行います。

最初は、メカボックスとチャンバーのみを手で押さえながら試射して、メカボックスの基本スペックを確認します。これだけの捻くれ者だと、本体に組み込んだ時ではひずみやズレで、エアロスやノズルの動作不良でパワーロスが大きくなるからです。
給弾の確認は、逆さまにしてBB弾を落とし込むので、自重落下で給弾されれば問題ありません。但し、本体にはめ込んだ時にチャンバーが前方に逃げてしまう恐れがありますので、給弾の調整は最終段階が本番になります。
で、試射してみると、0.2gで90~95m/sと、見当はドンピシャ! メカボックスのスペックは大丈夫。マルイ製品のセッティングでほぼ問題無し。回転効率は良いくらいです。
次は、レシーバーにメカボックスとチャンバーを取り付け、アウターバレルは付けない状態で試射します(下画像)。

バレルは振れてしまいますので、各方向にテンションをかけながら試射して、組み込みの補正位置を考慮しておきます。
肝心の初速ですが、85m/s前後・・・ この状態で10m/s近くのダウンです。 うぅ~ん。
そして勢いで、アウターバレルも取り付けて試射すると・・・
55~60m/s! コッキングハンドガン並みに・・・(涙) いやっ! それ以下だ・・・。
やっぱりな~ぁ・・・ と思いつつも、ショックは隠しきれません。本体のガタ補正との格闘がまっています。ここまでが、昨年の作業で4時間程度かかっていますね。あとは今年に入ってからの作業です。
まだまだ完成には遠いです・・・。 道のりは長い・・・。
続きは次回です。
COMBAT DOLL 店主 中根
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ARESのM14SOPMPDの続きです。
メカボックスに続いて本体の補正です。
基本的に、レシーバーとアウターバレルの強度不足をストックで補う構造なのですが・・・
パーツ精度はアバウトなので、補正が必要になります。

まずは、レシーバーとアウターバレルの取り付け基部です。
入手した状態は、赤いネジロック剤と瞬間接着剤で、固めてあったのですが、レシーバーとアウターバレルのセンターが全く出ていませんでした。ネジロック剤は出荷時で、瞬間接着剤はいじった時に使われたのだと思います。動かなければ良いと言う訳ではないのに・・・(涙)。
おまけに、この銃は、アウターバレルを外さないとメカボックスが取り出せません。雑な作業ではメンテナンス不可になってしまいます。
実際、分解にはかなり苦労しました。最初の状態を画像に収めていなかったのでお見せできませんが、上の画像は、瞬間とネジロックを削ぎ落としてアルミのシムシートで補正した状態です。少しずつシムを挟んで偏りを補正して、最終的に瞬間接着剤で貼り付けです。完成まで、何度も繰り返して位置出しをしました。
だいたいになったところで、アウターバレルにチャンバーをセットしますが、チャンバーはアウターバレルとレシーバーを固定するパーツで位置決めされるのですが、メカボックス側に押さえ付けるテンションがかからない構造ですので、アルミパイプとスプリングで増設します(下画像)。

本体が、ストックに取り付けされる際にアウターバレルが引っ張られてしまう為、効果が少ないと思いつつも追加しました。もちろん、チャンバーはレンジアップ仕様に加工済みです。
そして、レシーバーにメカボックスをはめ込んで、チャンバーとアウターの補正をしながら、遊びを殺して位置出しします。

メカボックスのお尻側にクッションシートを貼り付け、メカボックスに押し出しのテンションをかけ、前側は下方にズレ込んでしまう為、アウター取り付けパーツ側にシムシートを貼り付けて位置出しをして、見た目でしっかり付いた上に真っ直ぐになっているか確認して、だいたいの位置を決めます。
この時に、ノズルが前進しきった時の位置を確認しますが、給弾不良の件もありましたので、気密が取れているかの確認は、ノズル閉鎖状態で、インナーバレル先端から息を吹き込んでエア漏れを確認し、ノズルが下がりきった状態で、給弾ルートに干渉していないかを目視で確認します。
最終的な加工では、ノズルを固定し、先端を下側だけ削り込み、次世代のノズルの先端の様にしてあります。画像も見難いですが、加工済みの状態になっています。
ここまで、当たりを付けたら基準ができますので、発射テストで、パワー調整と給弾確認を行います。

最初は、メカボックスとチャンバーのみを手で押さえながら試射して、メカボックスの基本スペックを確認します。これだけの捻くれ者だと、本体に組み込んだ時ではひずみやズレで、エアロスやノズルの動作不良でパワーロスが大きくなるからです。
給弾の確認は、逆さまにしてBB弾を落とし込むので、自重落下で給弾されれば問題ありません。但し、本体にはめ込んだ時にチャンバーが前方に逃げてしまう恐れがありますので、給弾の調整は最終段階が本番になります。
で、試射してみると、0.2gで90~95m/sと、見当はドンピシャ! メカボックスのスペックは大丈夫。マルイ製品のセッティングでほぼ問題無し。回転効率は良いくらいです。
次は、レシーバーにメカボックスとチャンバーを取り付け、アウターバレルは付けない状態で試射します(下画像)。

バレルは振れてしまいますので、各方向にテンションをかけながら試射して、組み込みの補正位置を考慮しておきます。
肝心の初速ですが、85m/s前後・・・ この状態で10m/s近くのダウンです。 うぅ~ん。
そして勢いで、アウターバレルも取り付けて試射すると・・・
55~60m/s! コッキングハンドガン並みに・・・(涙) いやっ! それ以下だ・・・。
やっぱりな~ぁ・・・ と思いつつも、ショックは隠しきれません。本体のガタ補正との格闘がまっています。ここまでが、昨年の作業で4時間程度かかっていますね。あとは今年に入ってからの作業です。
まだまだ完成には遠いです・・・。 道のりは長い・・・。
続きは次回です。
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2013年01月05日
ARES M14 SOPMOD その1
COMBAT DOLL の店主です。
今日から、通常ネタです。
昨年末より、いじっていた電動ガンですが、ARESのM14SOPMPDでした。
随分前から、手に入れていたのですが、状態が酷く、放置プレイでした。
どう酷かったのかというと、元々、本体の部品と組み付けの精度と剛性が足りないのは、パーツの状況で判断できたのですが、中古ということもあり、カスタムや補強の状態が、最低でした。
流速チューンのカスタムだったのですが・・・(涙)
軸受けの変形(どうやったら?)、タペットプレートはリペア品(でも、結構上手!)、ノズル先端の削り込み(なんで?)、給弾不良の多発、ショートバレルの為にアウター出口のボアアップ(酷い削り!)などなど、悪いところがてんこ盛り状態でした。
おまけに、高レートスプリングに、マルイの純正ギアの使用・・・。
どこの、ボッタクリカスタムじゃい!! 金額なりの仕事はやれよ!!! まったく・・・
と、思わず愚痴が出てしまう状態で、捨ててしまおうかとも思っていました。
譲ってくれた方も、唖然としておりましたが、せっかくのご好意ですし、年内中にはやっつけてしまおうと、大晦日にいじりだしました。
結局、延べ12時間くらいの大手術になってしまいましたけど・・・。 もちろん年越しです。
さて、肝心の本体ですが、まず中身から・・・

仕様としては、マルイのハイサイクル程度の仕様で、レンジアップチャンバーにすることにしました。
ギアはSHS製13:1のハイサイクルタイプを駄目そうな軸はマルイ純正品の軸とはめ換えで使い、セクターを4枚カット、Bigout製セクターチップ取り付けにしました。ベベルギアをマルイ純正にして、付属していたマルイのモーターに合わせます。軸受けはギアボックスが8㎜だった為、圧縮変形していたメタルブッシュの1個は補正加工をして、ごまかして使用。シム調整をタイトにして、ジャダーを少なくして耐久性アップをはかってあります。
でも、この軸受け、べベルのみベアリングで残りがメタルだったので、スパーの位置をベアリングに変更です。セクターは、ピストンの引き衝撃があるし、ベベルは回転トルクのベクトルの変更ねじれがありますので、タイトなシム調整でジャダーを減らし、ブレを最小限にする為には、こちらの方が向いています。逆にスパーは、単純に伝達のギアですので、最小限の負荷で効率良く動力を伝達してもらうのに、ベアリングが向いています。ある程度のサイクルで良ければ、この組み合わせが一番耐久性があがります。メーカー出荷の状態で、どこに配置されていたのかは不明ですが、ベベルのねじれを緩和するだけなら、ベベルの位置でも正解ですので、そこはお好みで位置決めして下さい。
シリンダーは穴あきの物が付いていましたので、フルストロークに変更ですが、前後の遊びが気になったので、マルイM14の純正品を、ストロークを詰めて取り付けてあります。
ノズルは・・・

右が付いていた物で、先端が削られています。出荷時のパワー調整だったのか、カスタムの際の調整だったのかは不明です。使い物にならなかったので、マルイP90のノーマルノズルからの加工品(左)を取り付けます。内部の真鍮カーラーの埋め込みは、BB弾のホールド位置の調整用です。
タペットプレートは、破損の為、リペア品になっていましたが、そこは上手に細工されていました。但し、ノズル取り付け部の角度がきつく、ノズルのストロークに問題が出る為、下の画像のように前面部を削り込みます。

エアブレーキ兼二次加速ロッドは、ノズル内径が4.3㎜だったので、4㎜のロッドにしました。
空撃ちでは違いが出ませんが、弾を打ち出す際にはブレーキ効果も出て、音は静かになります。
あとは、スプリングのレートに合わせて、スプリングガイドにダンパーを取り付け、8.4Vのバッテリーで秒間25発前後になるように調整して完了です。
この銃は、ギアボックスの状態で、ドライブできますので、吐出圧の確認を、自分の顔面に吹き付けて、大まかな確認をして、ひと段落です。
ギアノイズも少なめで、ギアボックスそのものは、悪くない製品でした。
続きは、次回に・・・
COMBAT DOLL 店主 中根
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定休日 日曜日
年末年始 他 臨時休業あり
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今日から、通常ネタです。
昨年末より、いじっていた電動ガンですが、ARESのM14SOPMPDでした。
随分前から、手に入れていたのですが、状態が酷く、放置プレイでした。
どう酷かったのかというと、元々、本体の部品と組み付けの精度と剛性が足りないのは、パーツの状況で判断できたのですが、中古ということもあり、カスタムや補強の状態が、最低でした。
流速チューンのカスタムだったのですが・・・(涙)
軸受けの変形(どうやったら?)、タペットプレートはリペア品(でも、結構上手!)、ノズル先端の削り込み(なんで?)、給弾不良の多発、ショートバレルの為にアウター出口のボアアップ(酷い削り!)などなど、悪いところがてんこ盛り状態でした。
おまけに、高レートスプリングに、マルイの純正ギアの使用・・・。
どこの、ボッタクリカスタムじゃい!! 金額なりの仕事はやれよ!!! まったく・・・
と、思わず愚痴が出てしまう状態で、捨ててしまおうかとも思っていました。
譲ってくれた方も、唖然としておりましたが、せっかくのご好意ですし、年内中にはやっつけてしまおうと、大晦日にいじりだしました。
結局、延べ12時間くらいの大手術になってしまいましたけど・・・。 もちろん年越しです。
さて、肝心の本体ですが、まず中身から・・・

仕様としては、マルイのハイサイクル程度の仕様で、レンジアップチャンバーにすることにしました。
ギアはSHS製13:1のハイサイクルタイプを駄目そうな軸はマルイ純正品の軸とはめ換えで使い、セクターを4枚カット、Bigout製セクターチップ取り付けにしました。ベベルギアをマルイ純正にして、付属していたマルイのモーターに合わせます。軸受けはギアボックスが8㎜だった為、圧縮変形していたメタルブッシュの1個は補正加工をして、ごまかして使用。シム調整をタイトにして、ジャダーを少なくして耐久性アップをはかってあります。
でも、この軸受け、べベルのみベアリングで残りがメタルだったので、スパーの位置をベアリングに変更です。セクターは、ピストンの引き衝撃があるし、ベベルは回転トルクのベクトルの変更ねじれがありますので、タイトなシム調整でジャダーを減らし、ブレを最小限にする為には、こちらの方が向いています。逆にスパーは、単純に伝達のギアですので、最小限の負荷で効率良く動力を伝達してもらうのに、ベアリングが向いています。ある程度のサイクルで良ければ、この組み合わせが一番耐久性があがります。メーカー出荷の状態で、どこに配置されていたのかは不明ですが、ベベルのねじれを緩和するだけなら、ベベルの位置でも正解ですので、そこはお好みで位置決めして下さい。
シリンダーは穴あきの物が付いていましたので、フルストロークに変更ですが、前後の遊びが気になったので、マルイM14の純正品を、ストロークを詰めて取り付けてあります。
ノズルは・・・

右が付いていた物で、先端が削られています。出荷時のパワー調整だったのか、カスタムの際の調整だったのかは不明です。使い物にならなかったので、マルイP90のノーマルノズルからの加工品(左)を取り付けます。内部の真鍮カーラーの埋め込みは、BB弾のホールド位置の調整用です。
タペットプレートは、破損の為、リペア品になっていましたが、そこは上手に細工されていました。但し、ノズル取り付け部の角度がきつく、ノズルのストロークに問題が出る為、下の画像のように前面部を削り込みます。

エアブレーキ兼二次加速ロッドは、ノズル内径が4.3㎜だったので、4㎜のロッドにしました。
空撃ちでは違いが出ませんが、弾を打ち出す際にはブレーキ効果も出て、音は静かになります。
あとは、スプリングのレートに合わせて、スプリングガイドにダンパーを取り付け、8.4Vのバッテリーで秒間25発前後になるように調整して完了です。
この銃は、ギアボックスの状態で、ドライブできますので、吐出圧の確認を、自分の顔面に吹き付けて、大まかな確認をして、ひと段落です。
ギアノイズも少なめで、ギアボックスそのものは、悪くない製品でした。
続きは、次回に・・・
COMBAT DOLL 店主 中根
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日
年末年始 他 臨時休業あり
1/4~12日 13:00~21:00(6日日曜日は休業)
TEL 053-450-3308 FAX 同番
メール info@combatdoll.jp
ミリブロのメッセージからでも大丈夫です
2012年12月26日
VSR10 フルカスタム その3
COMBAT DOLL の店主です。
今日はVSR10の最終回です。

完成した機関部にSⅡS製の3-9×40FF1inc径の標準的なスコープを搭載します。

ストックのデッドスペースには緩衝材(ウレタン)を仕込みます。意外と静かになりますよ。
それと、アウターバレルとレシーバーの合わせを削り込んだ作業ですが、下の画像をご覧下さい。

わざと、大きく差を付けていますが、上がチューニング後、下が通常のボルトポジションです。
チャンバーブロックで押さえ付けられ、ハンドル部分が後ろに押さえ付けられます。これにより、ノズル位置が固定され、BB弾のホールド位置のズレが少なくなり、安定した弾道になります。
ショートストロークシリンダーヘッドの効果は下の画像で確認下さい。

上が通常ストロークです。中がショートストローク分ですが、ダンパースプリングで押し戻されてしまうので、手で引ききっところです。下はダンパースプリングで押し戻された位置になります。
引きの重さは、スプリング2本分ですので、2倍になり、ノーマルのVSRで慣れている方は多少辛くなるかもしれません。重さに慣れればさほど問題無いと思います。

組み上がった、全体像です。ロングバレルとのバランスで、かなりシャープな印象になりました。
ただ、反省点が2つあります・・・。
1つは「音」・・・スプリングのレートの関係で、ノーマルと同等にしかできませんでした。レシーバーが肉厚で、シリンダーとのギャップが少なくなれば、もっと静かにできるのですが、実際、ライトチューンの方が静かです。
もう1つは、ちょっとタイトにしすぎてしまったようで、冷えすぎると抵抗が大きくなって弾測が激落ちになります。こちらは本日発覚したので、再調整です。
実際、おもしろいデータが取れていて、0.2~0.3gまでの重量で測定すると0.28gが1番初速が出る仕様になっていたんです。最高初速が0.2gで83m/s・0.25gで82m/s・0.28gで84m/s・0.3gで75m/sと言う結果で、実質0.2~0.28gまでは、最高速はほぼ同じでした。同じホップ位置ならちゃんと差はありましたが、圧縮比とパッキンのホールドの加減で0.28gのBB弾が、もっとも効率が良い状態でした。
何とかバランスを崩さず、低温での圧縮バランスが取れるように再チャレンジですが、クライアント様と相談の上、セッティングになりますね。
夏場のパワー上昇を考慮して、暖房の前で温めながら作業していたのですが、意外な落とし穴にはまってしまいました・・・。
最終セッティングは、斬新な仕様にでもなればアップしようかと思いますが、今回のVSRのカスタムは今回で最終です。
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完成した機関部にSⅡS製の3-9×40FF1inc径の標準的なスコープを搭載します。

ストックのデッドスペースには緩衝材(ウレタン)を仕込みます。意外と静かになりますよ。
それと、アウターバレルとレシーバーの合わせを削り込んだ作業ですが、下の画像をご覧下さい。

わざと、大きく差を付けていますが、上がチューニング後、下が通常のボルトポジションです。
チャンバーブロックで押さえ付けられ、ハンドル部分が後ろに押さえ付けられます。これにより、ノズル位置が固定され、BB弾のホールド位置のズレが少なくなり、安定した弾道になります。
ショートストロークシリンダーヘッドの効果は下の画像で確認下さい。

上が通常ストロークです。中がショートストローク分ですが、ダンパースプリングで押し戻されてしまうので、手で引ききっところです。下はダンパースプリングで押し戻された位置になります。
引きの重さは、スプリング2本分ですので、2倍になり、ノーマルのVSRで慣れている方は多少辛くなるかもしれません。重さに慣れればさほど問題無いと思います。

組み上がった、全体像です。ロングバレルとのバランスで、かなりシャープな印象になりました。
ただ、反省点が2つあります・・・。
1つは「音」・・・スプリングのレートの関係で、ノーマルと同等にしかできませんでした。レシーバーが肉厚で、シリンダーとのギャップが少なくなれば、もっと静かにできるのですが、実際、ライトチューンの方が静かです。
もう1つは、ちょっとタイトにしすぎてしまったようで、冷えすぎると抵抗が大きくなって弾測が激落ちになります。こちらは本日発覚したので、再調整です。
実際、おもしろいデータが取れていて、0.2~0.3gまでの重量で測定すると0.28gが1番初速が出る仕様になっていたんです。最高初速が0.2gで83m/s・0.25gで82m/s・0.28gで84m/s・0.3gで75m/sと言う結果で、実質0.2~0.28gまでは、最高速はほぼ同じでした。同じホップ位置ならちゃんと差はありましたが、圧縮比とパッキンのホールドの加減で0.28gのBB弾が、もっとも効率が良い状態でした。
何とかバランスを崩さず、低温での圧縮バランスが取れるように再チャレンジですが、クライアント様と相談の上、セッティングになりますね。
夏場のパワー上昇を考慮して、暖房の前で温めながら作業していたのですが、意外な落とし穴にはまってしまいました・・・。
最終セッティングは、斬新な仕様にでもなればアップしようかと思いますが、今回のVSRのカスタムは今回で最終です。
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2012年12月25日
VSR10 フルカスタム その2
COMBAT DOLL の店主です。
今日は昨日に引き続きです。
まず、ダンパーロッドのシーリングです。

ダンパーロッドの黒い部分にOリングでシーリング用パッキンを増設して、ダンパー効果を高めます。

チャンバーはLaylax製のエアロチャンバーが用意されていましたので、こちらを使用して、マッドブル製のブラックパイソンバレルのVer2(6.03㎜内径)の455㎜の物を使用した軽量化に特化したパーツ構成になっています。
実際、レンジアップの加工も行なっていますが、正直に言えばノーマルのチャンバーとアルミバレルの方が、レンジアップには向いています。飛距離をソコソコ、命中精度もソコソコと言った中間仕様になりますが、0.25gを基準としたセッティングなら、結構イケてました。
タイトバレルで回転が抑えられるものの、精度の安定感は高くなっています。実質0.25gで50mくらいのレンジでしょうか・・・。Laylax製のGスペック用のブレ止めを使用してインナーバレルを安定させます。

アウターバレルはLaylax製のブルアウターバレル・サイレンサー付ロング(生産終了品)が用意されていましたので、他社の製品と比較しても軽量化に特化した造りの製品です。
アウターバレル取り付け面を、ネジがもう1回転分締め込んでピッタリ止まるように調整して削り込みます。これにより、レシーバーとのガタが無くなるのと、ノズルの停止位置が前方に逃げる為、ロングノズルの効果も生み出し、気密性を高めます。

以外と知られていないのが、このレシーバーのエンド部分のセンターズレです。マウントベースの固定ネジで引っ張られてしまう為、尻上がりの状態になり、ボルトの操作やシアの掛かりに影響が出ます。とは言うものの、ノーマルスプリングのレートであれば、さほど問題はありません。今回はツインスプリング仕様ですので、アルミのシムシートを挟み込み、センター補正をします。画像右側のように、成型時にできるパーティングラインが黄色の線のように、左右で合わせられるようにします。
トリガーブロックはLaylax製のゼロトリガーが用意されていましたので、ガッチリ取り付けです。

それぞれのセッティングが済んだら、チャンバーブロックをアウターバレルに組み込みますが、アウターバレルの空間を埋めるべく、ウレタンを同時に挿入して、共振防止とします。今回はフロント部分の徹底した軽量化が配慮されたパーツ構成ですが、その分共振が心配される為、必須の処置ですね。
バレルの固定位置も、レベルを使って、トリガーブロックとチャンバーブロックのセンターラインを出して、ストックに取り付ける際のねじれが出ないようにするのと、チャンバーそのもののレベル出しを同時に行います。
これで、機関部の組み上がりです。
本体含めて、10万円以上のパーツとのコラボレーションですが、久しぶりにフルチューンと言った具合のカスタム品です。
明日は、全体のレビューといきましょう。
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まず、ダンパーロッドのシーリングです。

ダンパーロッドの黒い部分にOリングでシーリング用パッキンを増設して、ダンパー効果を高めます。

チャンバーはLaylax製のエアロチャンバーが用意されていましたので、こちらを使用して、マッドブル製のブラックパイソンバレルのVer2(6.03㎜内径)の455㎜の物を使用した軽量化に特化したパーツ構成になっています。
実際、レンジアップの加工も行なっていますが、正直に言えばノーマルのチャンバーとアルミバレルの方が、レンジアップには向いています。飛距離をソコソコ、命中精度もソコソコと言った中間仕様になりますが、0.25gを基準としたセッティングなら、結構イケてました。
タイトバレルで回転が抑えられるものの、精度の安定感は高くなっています。実質0.25gで50mくらいのレンジでしょうか・・・。Laylax製のGスペック用のブレ止めを使用してインナーバレルを安定させます。

アウターバレルはLaylax製のブルアウターバレル・サイレンサー付ロング(生産終了品)が用意されていましたので、他社の製品と比較しても軽量化に特化した造りの製品です。
アウターバレル取り付け面を、ネジがもう1回転分締め込んでピッタリ止まるように調整して削り込みます。これにより、レシーバーとのガタが無くなるのと、ノズルの停止位置が前方に逃げる為、ロングノズルの効果も生み出し、気密性を高めます。

以外と知られていないのが、このレシーバーのエンド部分のセンターズレです。マウントベースの固定ネジで引っ張られてしまう為、尻上がりの状態になり、ボルトの操作やシアの掛かりに影響が出ます。とは言うものの、ノーマルスプリングのレートであれば、さほど問題はありません。今回はツインスプリング仕様ですので、アルミのシムシートを挟み込み、センター補正をします。画像右側のように、成型時にできるパーティングラインが黄色の線のように、左右で合わせられるようにします。
トリガーブロックはLaylax製のゼロトリガーが用意されていましたので、ガッチリ取り付けです。

それぞれのセッティングが済んだら、チャンバーブロックをアウターバレルに組み込みますが、アウターバレルの空間を埋めるべく、ウレタンを同時に挿入して、共振防止とします。今回はフロント部分の徹底した軽量化が配慮されたパーツ構成ですが、その分共振が心配される為、必須の処置ですね。
バレルの固定位置も、レベルを使って、トリガーブロックとチャンバーブロックのセンターラインを出して、ストックに取り付ける際のねじれが出ないようにするのと、チャンバーそのもののレベル出しを同時に行います。
これで、機関部の組み上がりです。
本体含めて、10万円以上のパーツとのコラボレーションですが、久しぶりにフルチューンと言った具合のカスタム品です。
明日は、全体のレビューといきましょう。
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2012年12月24日
VSR10 フルカスタム その1
COMBAT DOLL の店主です。
今回はマルイVSR10のフルカスタムの紹介です。
とりあえず、シリンダーのアッセンブルです。
Laylax製のゼロトリガーを使用しますので、ピストンは専用の物になりますが、クライアント様の用意してあったパーツで、PDI製のショートストロークシリンダーヘッドを使用しますので、いろいろと細工致します。

まずはシリンダーヘッドです。
ツインスプリングに変更しますので、スプリングレートが上がる為、ノズルの内径を絞ります。画像は2.5㎜まで絞り込んであり、この後調整しながら広げていきます。ちなみに最終的に3㎜になりました。
そして、エアブレーキロッドに更に、ダンパースプリングを増設します。ピストンの打撃によるブレを最小限にするのが目的です。

ピストンに、ショートストロークピストンに合わせたダンパーロッドを増設します。
画像をみてもらうと、ロッドとスプリングがスムーズに入り込む様になっているのが解かると思います。
実際には、エアシール用のOリングを、スプリングレートとのバランスを取って、増設致します(画像は次回に)。

そして、ツインスプリングです。スプリングの巻き方向が内側と外側で違いますので、いわゆる「二重反動スプリング」になり、伸縮時にヨレがなくなり、ピストンの直進性が向上すると共に、お互いの振動を相殺します。スラストベアリング付きのガイドですが、ベアリングの効果は殺されてしまいます。
Laylax製のVSR用のガイドですが、シャフトの径が合わなくなりますので、APS用の細径のシャフトと交換して、ツインスプリングが使用できるように致します。
ツインスプリングにする最大の理由は、ピストンの内径が、VSR用のスプリングではピストン内部との隙間が大きくて、スプリングのヨレを発生させてしまいます。ピストン内径の変更ができない為、ピストンにあわせたスプリングに変更した場合、スプリングガイドの太さも変更しなければなりません。
PDI製の太径用のスプリングガイドにするか、Laylax製のスプリングガイドならば、シャフトをAPS用の太径の物に交換するか、今回の用にするかの三択になります。PDIさんでは、ガイドの単品販売がなくなってしまいましたので、すでにシリンダーやピストンが用意されていましたのでそちらは却下。シャフトを太径に交換するのは手持ちが無いのと、オリジナリティーを出したいというクライアント様の意向に合わせて却下。という訳でツインスプリング仕様になった訳です。
レンジアップチャンバーへの変更もしますので、高レートになるようスプリングも選択し、ボルトの引きが、ちょっと重くなる仕様ですね。
今回はここまでです。次回はトリガーやレシバー等の記事の予定です。
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今回はマルイVSR10のフルカスタムの紹介です。
とりあえず、シリンダーのアッセンブルです。
Laylax製のゼロトリガーを使用しますので、ピストンは専用の物になりますが、クライアント様の用意してあったパーツで、PDI製のショートストロークシリンダーヘッドを使用しますので、いろいろと細工致します。

まずはシリンダーヘッドです。
ツインスプリングに変更しますので、スプリングレートが上がる為、ノズルの内径を絞ります。画像は2.5㎜まで絞り込んであり、この後調整しながら広げていきます。ちなみに最終的に3㎜になりました。
そして、エアブレーキロッドに更に、ダンパースプリングを増設します。ピストンの打撃によるブレを最小限にするのが目的です。

ピストンに、ショートストロークピストンに合わせたダンパーロッドを増設します。
画像をみてもらうと、ロッドとスプリングがスムーズに入り込む様になっているのが解かると思います。
実際には、エアシール用のOリングを、スプリングレートとのバランスを取って、増設致します(画像は次回に)。

そして、ツインスプリングです。スプリングの巻き方向が内側と外側で違いますので、いわゆる「二重反動スプリング」になり、伸縮時にヨレがなくなり、ピストンの直進性が向上すると共に、お互いの振動を相殺します。スラストベアリング付きのガイドですが、ベアリングの効果は殺されてしまいます。
Laylax製のVSR用のガイドですが、シャフトの径が合わなくなりますので、APS用の細径のシャフトと交換して、ツインスプリングが使用できるように致します。
ツインスプリングにする最大の理由は、ピストンの内径が、VSR用のスプリングではピストン内部との隙間が大きくて、スプリングのヨレを発生させてしまいます。ピストン内径の変更ができない為、ピストンにあわせたスプリングに変更した場合、スプリングガイドの太さも変更しなければなりません。
PDI製の太径用のスプリングガイドにするか、Laylax製のスプリングガイドならば、シャフトをAPS用の太径の物に交換するか、今回の用にするかの三択になります。PDIさんでは、ガイドの単品販売がなくなってしまいましたので、すでにシリンダーやピストンが用意されていましたのでそちらは却下。シャフトを太径に交換するのは手持ちが無いのと、オリジナリティーを出したいというクライアント様の意向に合わせて却下。という訳でツインスプリング仕様になった訳です。
レンジアップチャンバーへの変更もしますので、高レートになるようスプリングも選択し、ボルトの引きが、ちょっと重くなる仕様ですね。
今回はここまでです。次回はトリガーやレシバー等の記事の予定です。
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2012年12月13日
流速チューンからの変更 その2
COMBAT DOLL の店主です。
ようやく熱も下がってくれて、残すは節々の痛みと手足のむくみだけです。
やっと、普通に動けるようになって来ました。
さて、今回は一昨日の続きになります。
メカボックス側ですね。

(手を加える前の開けたばかりの画像です。)
ぱっと見、「あぁ、A1のメカボックスが入れてあるんだ。」と思って、メカボックスを開けたのですが、いろいろ「んっ?」と思ってしまう所がありました。(トリガーもA1の厚手の物です。)
画像上方の赤丸は、メカボックスに切り欠きの無いVer2ですよ、と言う意味ですが、真ん中のスイッチのスプリングは上下逆さまに付いてしまっています。タペットプレートに干渉して給弾不良の原因になる場合がありますので、お気を付け下さい。
ノズルはそのままA1ノズルが付いています。 なんで?
流速用の高レートスプリングが付いているわけですが、ギアはマルイ純正ギアですね。 なんで?
お預かりした銃は、本来海外メーカーのコンプリートガン仕様のはずのアイテムなのですが、中身はM16A1(VN)の中身で入れ替え(配線は変更されています)がされている状況でした。
他店のカスタム品と聞いていたつもりだったのですが、中古品と聞き違えたのかと・・・
あまり、詮索はしたくありませんが、流速チューンのカスタムガンが、マルイの純正ギアで組まれているとは、夢にも思いませんでした。これじゃ耐久性はありませんねぇ。4,5千発もてば良い方じゃないかと思います。本当にショップのカスタムなんでしょうか?
本当なら、商売上手としか言えませんね。カスタムギアは高額になるので、まずは、どうせ使わなくなるノーマルギアで価格を抑えて、壊れた時に組み込みましょう!?と言う感じなのでしょうか?ユーザーさんから見れば、段階を経てグレードアップになるので、得した感じになるのでしょうか?お客様にリピーターになって頂くには良い手法だとは思います。
A1ノズルが付いていたのも、ノズルでの気密ロスを作って、オーバーパワーになってしまうリスクを半減させる為に、わざと短い物に換えているのだとしたら、それなりに考えていると思うのですが、微妙に見えますね。BB弾を押し出すエアが半減しますので、普通は使わないと思います。気が付かなかったのか知らなかったのではないでしょうか?
実際、4万円弱のカスタムとのお話だったと思いますので、明細を見て、ご本人が納得されていれば、なんの問題も無いとは思います。(ちなみに、この方は明細も無く、カスタムのランク名を告げられただけだそうですが・・・)
飛びが気に入らなくて(綺麗には飛ばない仕上げになってました)、当店での再チューニングとなった訳です。
仕様として、0.2gからの重さでもゲーム使用可能な事、集弾性を良くする事、本体のガタズレが大きく、補正安定させて欲しいと言うクライアント様のご依頼でしたので、施工致しました。
今回、あまり使っていなかったのが幸いして、ギアはそのまま使用できました。
スプリングは130%程度の物に変更して、スプリングガイドはベアリング付きの物に換装。ピストンヘッドはジュラコン製の物が付いていましたので、そこへブレーキ兼二次加速ロッドを取り付け、重量弾でも対応し易い様にセッティングしました。
ノズルはもちろんA2サイズの物に換装ですが、フレームの補正が完璧には行かず、シーリングは高いが遊びの大きいG&Pのノズルを使用しました。軸受けはオイルレスメタルが付いていましたので、そのまま生かします。シム調整は当然やり直します。
一昨日のチャンバーに関しては、パッキンが溶けていて流用ができませんでしたので、システマのパッキンを加工して使用し、レンジアップ仕様に仕上げ直しです。当店では、なまずは押さえ位置の調整がやり難いので使用致しません。バレルはマルイ純正の30cmの物に変更ですが、無加工で使用しています。
フレームの補正はフロントのロックピンの穴ガタと、チャージングハンドル付近のダボホゾの補正をして、隙間とガタを無くして、メカボックスとチャンバーの位置関係を合わせるのですが、フレームその物の制度がイマイチのようでしたので、妥協した合わせ(隙間もガタも無くしてはありますよ)で完了となりました。
ちなみに、金額を書くのは初めてですが、以上の内容で18000円になりました。
(今回画像を少なくしているのは、お客様のプライバシーを考慮した結果です。これだけなら誰の物か判りませんよね?)
NONHOP時 0.2g 95m/s以下 0.25g 88m/s以下 0.3g 81m/s以下
適正HOP時 0.2g 93m/s以下 0.25g 84m/s以下 0.3g 75m/s以下
最大HOP時 0.2g 85m/s以下 0.25g 80m/s以下 0.3g 72m/s以下
0.25~0.28gのBB弾が一番良くなるようにセッティングしてあります。もちろん0.2gのBB弾でも30mくらいまでなら普通です。
後は、クライアント様に実射で納得頂ければ終了ですね。
COMBAT DOLL 店主 中根
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ようやく熱も下がってくれて、残すは節々の痛みと手足のむくみだけです。
やっと、普通に動けるようになって来ました。
さて、今回は一昨日の続きになります。
メカボックス側ですね。

(手を加える前の開けたばかりの画像です。)
ぱっと見、「あぁ、A1のメカボックスが入れてあるんだ。」と思って、メカボックスを開けたのですが、いろいろ「んっ?」と思ってしまう所がありました。(トリガーもA1の厚手の物です。)
画像上方の赤丸は、メカボックスに切り欠きの無いVer2ですよ、と言う意味ですが、真ん中のスイッチのスプリングは上下逆さまに付いてしまっています。タペットプレートに干渉して給弾不良の原因になる場合がありますので、お気を付け下さい。
ノズルはそのままA1ノズルが付いています。 なんで?
流速用の高レートスプリングが付いているわけですが、ギアはマルイ純正ギアですね。 なんで?
お預かりした銃は、本来海外メーカーのコンプリートガン仕様のはずのアイテムなのですが、中身はM16A1(VN)の中身で入れ替え(配線は変更されています)がされている状況でした。
他店のカスタム品と聞いていたつもりだったのですが、中古品と聞き違えたのかと・・・
あまり、詮索はしたくありませんが、流速チューンのカスタムガンが、マルイの純正ギアで組まれているとは、夢にも思いませんでした。これじゃ耐久性はありませんねぇ。4,5千発もてば良い方じゃないかと思います。本当にショップのカスタムなんでしょうか?
本当なら、商売上手としか言えませんね。カスタムギアは高額になるので、まずは、どうせ使わなくなるノーマルギアで価格を抑えて、壊れた時に組み込みましょう!?と言う感じなのでしょうか?ユーザーさんから見れば、段階を経てグレードアップになるので、得した感じになるのでしょうか?お客様にリピーターになって頂くには良い手法だとは思います。
A1ノズルが付いていたのも、ノズルでの気密ロスを作って、オーバーパワーになってしまうリスクを半減させる為に、わざと短い物に換えているのだとしたら、それなりに考えていると思うのですが、微妙に見えますね。BB弾を押し出すエアが半減しますので、普通は使わないと思います。気が付かなかったのか知らなかったのではないでしょうか?
実際、4万円弱のカスタムとのお話だったと思いますので、明細を見て、ご本人が納得されていれば、なんの問題も無いとは思います。(ちなみに、この方は明細も無く、カスタムのランク名を告げられただけだそうですが・・・)
飛びが気に入らなくて(綺麗には飛ばない仕上げになってました)、当店での再チューニングとなった訳です。
仕様として、0.2gからの重さでもゲーム使用可能な事、集弾性を良くする事、本体のガタズレが大きく、補正安定させて欲しいと言うクライアント様のご依頼でしたので、施工致しました。
今回、あまり使っていなかったのが幸いして、ギアはそのまま使用できました。
スプリングは130%程度の物に変更して、スプリングガイドはベアリング付きの物に換装。ピストンヘッドはジュラコン製の物が付いていましたので、そこへブレーキ兼二次加速ロッドを取り付け、重量弾でも対応し易い様にセッティングしました。
ノズルはもちろんA2サイズの物に換装ですが、フレームの補正が完璧には行かず、シーリングは高いが遊びの大きいG&Pのノズルを使用しました。軸受けはオイルレスメタルが付いていましたので、そのまま生かします。シム調整は当然やり直します。
一昨日のチャンバーに関しては、パッキンが溶けていて流用ができませんでしたので、システマのパッキンを加工して使用し、レンジアップ仕様に仕上げ直しです。当店では、なまずは押さえ位置の調整がやり難いので使用致しません。バレルはマルイ純正の30cmの物に変更ですが、無加工で使用しています。
フレームの補正はフロントのロックピンの穴ガタと、チャージングハンドル付近のダボホゾの補正をして、隙間とガタを無くして、メカボックスとチャンバーの位置関係を合わせるのですが、フレームその物の制度がイマイチのようでしたので、妥協した合わせ(隙間もガタも無くしてはありますよ)で完了となりました。
ちなみに、金額を書くのは初めてですが、以上の内容で18000円になりました。
(今回画像を少なくしているのは、お客様のプライバシーを考慮した結果です。これだけなら誰の物か判りませんよね?)
NONHOP時 0.2g 95m/s以下 0.25g 88m/s以下 0.3g 81m/s以下
適正HOP時 0.2g 93m/s以下 0.25g 84m/s以下 0.3g 75m/s以下
最大HOP時 0.2g 85m/s以下 0.25g 80m/s以下 0.3g 72m/s以下
0.25~0.28gのBB弾が一番良くなるようにセッティングしてあります。もちろん0.2gのBB弾でも30mくらいまでなら普通です。
後は、クライアント様に実射で納得頂ければ終了ですね。
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2012年12月07日
G&P SR25 ハイサイクルレンジアップ
COMBAT DOLL の店主です。
今回は、カスタムのネタで行きますね。しばらくちゃんと更新しておりませんでしたので、ちょっと濃くいきます。
G&P SR25 コンプリートガンがベースです。

クライアント様からレンジアップと、11.1Vのバッテリーを使える仕様にしたいと依頼がありました。
レンジアップはともかく、バッテリーのスペックからすると、セクターカットのハイサイ仕様にする訳ですが、コンプリートガン(中身もG&Pのアッセンブル)だったので、ギアやモーターの交換をしなくても良い分だけ価格が抑えられる仕様です。

まずは、内部の確認ですが、べベルギアの逆転防止ラッチが2箇所しかなかったので、マルイ純正の4枚ラッチのものと交換します。モーターへの端子もネジ止め仕様ですので、モーターの焼き付きやトラブルでの交換がし易い様にギボシタイプに交換します。スプリングもセクターギアのカットに合わせて、強い物と交換になります(画像下はG&P純正)。
ここで、ノズルが偏磨耗している事に注目します。実際、ノズルはグラグラの状態で、メカボックスとチャンバーのセンターが出ていない様で、フレームのアッパーとロアの合わせもグラつきが大きくなっていました。フレームに小細工をしてグラつきを解消し、メカボックスの固定位置もセンターが出るようにします。ノズル部分は下の画像を参考にして下さい。

シリンダーヘッドのノズル部分を、拡張と延長をして、ノズルのグラつきを殺します。これで、安定した吐出が望めます。
シリンダーヘッドとピストンヘッドはシステマの旧型のサイレントヘッドセットです。真鍮製のヘッドの方が加工し易く、耐久性もあるので、とっておきのパーツを組み込んでしまいました。
インナーバレルも50cmありますので、エアブレーキ件二次加速ロッドを取り付け、圧縮圧の安定化もはかります。

ノズルの動きを確認する際に、ひとつ異常に気が付きました。タペットプレートがセクターギアとの合わせで前進しきっていない状態でした。軸に当たる部分がストレートカットになっていたので、加工してアールを付けてやり、ノズルが完全に前進するようにしてやります。

セクターギアのカットは給弾も考え、昔のエンゼルのレシピと同じ、4枚・1枚の計5枚の切り落としです。
レール部分も研磨して抵抗を少なくして、スプリングの性能を100%引き出してやれる様にします。
チャンバーは、レンジアップに加工済みですが、メカボックスへのアダプターがガタ付かないように固定してやります。
画像を取り忘れていますが、スプリングガイドもベアリング付きの物と交換しています。

今回、使用しなかった純正部品
ピストンは、多少カジリがあったのと、金属歯が5枚しかなかったので、Laylaxのハードピストンに交換
シリンダーは、テーパータイプでしたが、テーパーにムラがあるので、Laylaxのステンシリンダーの穴無しに交換
シリンダーヘッドはノズル径が細く、グラつきが大きかったので、システマのサイレントヘッドセットに交換及び加工
ベベルギアは、逆転防止ラッチのかかりの関係でマルイ純正に交換(耐久性は高いですよ!マルイ純正!!)
スプリングガイドは、スプリングのレートを考えてスラストベアリング付きのシステマの物に交換ですが、システマの商品を選んだのは、ガイドの太さがスプリングにマッチしたサイズになっているからです。
各重量のBB弾でパワーチェックも行い、安全性も確認。但し、ギリギリにしてしまいましたので、ちょっと心配な面もありますが、落ちることはあっても、上がることはないと思います。
当店のサイクルカウンターが破損しているので、サイクルチェックはされていませんが、通常のゼンマイマガジンである程度の給弾が追いつきますので、秒間30発くらいかと思われます。
久しぶりに凶悪な仕様のカスタム品でしたが、やっぱり、敵に回したくないと思ってしまう1丁でした。
COMBAT DOLL 店主 中根
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり
TEL 053-450-3308 FAX 同番
メール info@combatdoll.jp
ミリブロのメッセージからでも大丈夫です
今回は、カスタムのネタで行きますね。しばらくちゃんと更新しておりませんでしたので、ちょっと濃くいきます。
G&P SR25 コンプリートガンがベースです。

クライアント様からレンジアップと、11.1Vのバッテリーを使える仕様にしたいと依頼がありました。
レンジアップはともかく、バッテリーのスペックからすると、セクターカットのハイサイ仕様にする訳ですが、コンプリートガン(中身もG&Pのアッセンブル)だったので、ギアやモーターの交換をしなくても良い分だけ価格が抑えられる仕様です。

まずは、内部の確認ですが、べベルギアの逆転防止ラッチが2箇所しかなかったので、マルイ純正の4枚ラッチのものと交換します。モーターへの端子もネジ止め仕様ですので、モーターの焼き付きやトラブルでの交換がし易い様にギボシタイプに交換します。スプリングもセクターギアのカットに合わせて、強い物と交換になります(画像下はG&P純正)。
ここで、ノズルが偏磨耗している事に注目します。実際、ノズルはグラグラの状態で、メカボックスとチャンバーのセンターが出ていない様で、フレームのアッパーとロアの合わせもグラつきが大きくなっていました。フレームに小細工をしてグラつきを解消し、メカボックスの固定位置もセンターが出るようにします。ノズル部分は下の画像を参考にして下さい。

シリンダーヘッドのノズル部分を、拡張と延長をして、ノズルのグラつきを殺します。これで、安定した吐出が望めます。
シリンダーヘッドとピストンヘッドはシステマの旧型のサイレントヘッドセットです。真鍮製のヘッドの方が加工し易く、耐久性もあるので、とっておきのパーツを組み込んでしまいました。
インナーバレルも50cmありますので、エアブレーキ件二次加速ロッドを取り付け、圧縮圧の安定化もはかります。

ノズルの動きを確認する際に、ひとつ異常に気が付きました。タペットプレートがセクターギアとの合わせで前進しきっていない状態でした。軸に当たる部分がストレートカットになっていたので、加工してアールを付けてやり、ノズルが完全に前進するようにしてやります。

セクターギアのカットは給弾も考え、昔のエンゼルのレシピと同じ、4枚・1枚の計5枚の切り落としです。
レール部分も研磨して抵抗を少なくして、スプリングの性能を100%引き出してやれる様にします。
チャンバーは、レンジアップに加工済みですが、メカボックスへのアダプターがガタ付かないように固定してやります。
画像を取り忘れていますが、スプリングガイドもベアリング付きの物と交換しています。

今回、使用しなかった純正部品
ピストンは、多少カジリがあったのと、金属歯が5枚しかなかったので、Laylaxのハードピストンに交換
シリンダーは、テーパータイプでしたが、テーパーにムラがあるので、Laylaxのステンシリンダーの穴無しに交換
シリンダーヘッドはノズル径が細く、グラつきが大きかったので、システマのサイレントヘッドセットに交換及び加工
ベベルギアは、逆転防止ラッチのかかりの関係でマルイ純正に交換(耐久性は高いですよ!マルイ純正!!)
スプリングガイドは、スプリングのレートを考えてスラストベアリング付きのシステマの物に交換ですが、システマの商品を選んだのは、ガイドの太さがスプリングにマッチしたサイズになっているからです。
各重量のBB弾でパワーチェックも行い、安全性も確認。但し、ギリギリにしてしまいましたので、ちょっと心配な面もありますが、落ちることはあっても、上がることはないと思います。
当店のサイクルカウンターが破損しているので、サイクルチェックはされていませんが、通常のゼンマイマガジンである程度の給弾が追いつきますので、秒間30発くらいかと思われます。
久しぶりに凶悪な仕様のカスタム品でしたが、やっぱり、敵に回したくないと思ってしまう1丁でした。
COMBAT DOLL 店主 中根
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2012年11月12日
マルイ ボルトアクションライフル
COMBAT DOLL の店主です。
3日ほど、ブログをサボってしまいました。ごめんなさい!
で、今日はマルイのVSR10とL96のメインスプリングをチョイネタでご紹介です。
まず画像をご覧下さい。

上がVSR10、下がL96です。
本体サイズはVSR10の方が小さいのですが、スプリング長、線径、巻径が大きく、いわゆる「強い」スプリングとなっています。

もう少しズームした画像ですが、よくわかると思います。
バレル長も、L96は500mmありますが、VSR10は430mm(Gスペックは303mm)ですので、加速レーンであるバレル長が短い分、強いスプリングになる訳ですが、かなりの差があります。
結論から言えば、L96の方が効率良く造られていると言う事ですね。
そして、ピストン内部の容積も調整されており、線径が太くなったり、巻数が増えて自由長が長くなったりしてしまうと、ノーマルパーツには組み込めなくなります。
当店推奨のダンパーも、追加する余裕はありません。
スプリングのレート変更をする場合は、ピストンとスプリングガイドの2点は、交換が必要になりますね。
L96をカスタムする場合は、パーツ交換前提で、リーズナブルに行なうのは無理ですので、お財布に余裕を持たせて考えて頂く事になります。
逆に、VSR10の方は、余裕のあるサイズになっていますので、融通が利いてくれる訳ですね。
レンジアップを行なう時は、スプリングレートや、ピストンの重量のバランス調整が重要になりますので、こちらの方がノーマルパーツの加工ができますので、安価になります。
ボルトアクションで、安価に性能を上げたければVSR10の方がお薦めになりますが、個性を出したい方には、ちょっと物足りなく感じてしまうかもしれませんね。現状では、選択肢が少ないので、スナイパーはVSR10の一択になってしまってますので・・・ストックの塗装やマーキングでオリジナリティーを強調するくらいですかねぇ。
あと、参考にですが、レンジアップにする場合にパッキンのHOPの出っ張りをカットするのですが、裏返してから、専用カッターで切り取ります。

こんな風にです。チャレンジする方は参考にして下さい。
COMBAT DOLL 店主 中根
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3日ほど、ブログをサボってしまいました。ごめんなさい!
で、今日はマルイのVSR10とL96のメインスプリングをチョイネタでご紹介です。
まず画像をご覧下さい。

上がVSR10、下がL96です。
本体サイズはVSR10の方が小さいのですが、スプリング長、線径、巻径が大きく、いわゆる「強い」スプリングとなっています。

もう少しズームした画像ですが、よくわかると思います。
バレル長も、L96は500mmありますが、VSR10は430mm(Gスペックは303mm)ですので、加速レーンであるバレル長が短い分、強いスプリングになる訳ですが、かなりの差があります。
結論から言えば、L96の方が効率良く造られていると言う事ですね。
そして、ピストン内部の容積も調整されており、線径が太くなったり、巻数が増えて自由長が長くなったりしてしまうと、ノーマルパーツには組み込めなくなります。
当店推奨のダンパーも、追加する余裕はありません。
スプリングのレート変更をする場合は、ピストンとスプリングガイドの2点は、交換が必要になりますね。
L96をカスタムする場合は、パーツ交換前提で、リーズナブルに行なうのは無理ですので、お財布に余裕を持たせて考えて頂く事になります。
逆に、VSR10の方は、余裕のあるサイズになっていますので、融通が利いてくれる訳ですね。
レンジアップを行なう時は、スプリングレートや、ピストンの重量のバランス調整が重要になりますので、こちらの方がノーマルパーツの加工ができますので、安価になります。
ボルトアクションで、安価に性能を上げたければVSR10の方がお薦めになりますが、個性を出したい方には、ちょっと物足りなく感じてしまうかもしれませんね。現状では、選択肢が少ないので、スナイパーはVSR10の一択になってしまってますので・・・ストックの塗装やマーキングでオリジナリティーを強調するくらいですかねぇ。
あと、参考にですが、レンジアップにする場合にパッキンのHOPの出っ張りをカットするのですが、裏返してから、専用カッターで切り取ります。

こんな風にです。チャレンジする方は参考にして下さい。
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2012年11月07日
マルイAK47ベース レンジアップカスタム
COMBAT DOLL の店主です。
週間天気予報に、不吉なマークと数字が・・・
定例会がちょっと危なくなってきました・・・
明日の夕方の予報を見て、開催の有無を決めたいと思いますので、宜しくお願い致します。
さて、今日は以前アップしたロングレンジカスタムの試射をしたマルイAK47のカスタム品です。
元々、1年以上前に当店でカスタムさせて頂いた物だったのですが、今回はレンジアップのご依頼でしたので、中身もメンテナンス兼、再チューニングさせて頂きました。
画像がボケボケですが、ご容赦下さいませ。

本体からメカボックスを取り出し、軸受け部分を外からチェックです。
7mmベアリングに換装してありましたので、問題はありません。
ステンのシリンダーに容積調整で、穴を開けてあります。スプリングのレートに合わせて、計算して調整してあります。この方法の容積調整をしてのやり方だと、うっかりのオーバーパワーになってしまう心配が激減致します。

そして、お気に入りの二次加速ロッドを使用して、安定化を図ってあります。
ノズルは絞ってありましたが、ロングレンジ用に再調整してあります。
ギアは、セクター、スパーはシステマの物を使用し、ベベルはマルイ純正です。逆転防止ラッチの掛かりの数と、ピニオンギアに対する相性で、この組み合わせになっています。
セクターカットはしておりませんが、対応バッテリーは9.6~10.8Vまでは、通常使用できるセッティングです。ただ、多弾数マガジンが空になってしまうまでのトリガーの引きっぱなしはお薦めできませんけど・・・
実際の追加調整は、ノズル内径の調整と、ピストン重量の調整、レール部分の再研磨、レンジアップチャンバーへの変更ですね。
以前の記事でも紹介致しましたが、流速調整のチューニングではなく、ホップアップのかかりを長くするロングHOP仕様になります。
0.2g以下のBB弾でもNONHOP状態になり、初速最大値はNONHOP時です。
飛びや仕様に関しては、前記事の以下を参考にして下さい。
10月27日 レンジアップ当店仕様
10月28日 レンジアップ廉価版試射
10月29日 レンジアップ補足
クライアント様、お待たせ致しました。
COMBAT DOLL 店主 中根
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明日の夕方の予報を見て、開催の有無を決めたいと思いますので、宜しくお願い致します。
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元々、1年以上前に当店でカスタムさせて頂いた物だったのですが、今回はレンジアップのご依頼でしたので、中身もメンテナンス兼、再チューニングさせて頂きました。
画像がボケボケですが、ご容赦下さいませ。

本体からメカボックスを取り出し、軸受け部分を外からチェックです。
7mmベアリングに換装してありましたので、問題はありません。
ステンのシリンダーに容積調整で、穴を開けてあります。スプリングのレートに合わせて、計算して調整してあります。この方法の容積調整をしてのやり方だと、うっかりのオーバーパワーになってしまう心配が激減致します。

そして、お気に入りの二次加速ロッドを使用して、安定化を図ってあります。
ノズルは絞ってありましたが、ロングレンジ用に再調整してあります。
ギアは、セクター、スパーはシステマの物を使用し、ベベルはマルイ純正です。逆転防止ラッチの掛かりの数と、ピニオンギアに対する相性で、この組み合わせになっています。
セクターカットはしておりませんが、対応バッテリーは9.6~10.8Vまでは、通常使用できるセッティングです。ただ、多弾数マガジンが空になってしまうまでのトリガーの引きっぱなしはお薦めできませんけど・・・
実際の追加調整は、ノズル内径の調整と、ピストン重量の調整、レール部分の再研磨、レンジアップチャンバーへの変更ですね。
以前の記事でも紹介致しましたが、流速調整のチューニングではなく、ホップアップのかかりを長くするロングHOP仕様になります。
0.2g以下のBB弾でもNONHOP状態になり、初速最大値はNONHOP時です。
飛びや仕様に関しては、前記事の以下を参考にして下さい。
10月27日 レンジアップ当店仕様
10月28日 レンジアップ廉価版試射
10月29日 レンジアップ補足
クライアント様、お待たせ致しました。
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2012年10月29日
レンジアップ 補足
COMBAT DOLL の店主です。
昨日までで、レンジアップ(山仕様)の廉価版を紹介致しましたが、補足になります。
廉価版については、0.15~0.3gまでのBB弾で、幅広く使用できる事を目指した仕様になります。
ですが、直径30cmのターゲット(ヘッドショット可能)に集弾させる事を前提として考えた場合は、以下の距離が目安となります。
無風状態に近い状況を基本として、エアガン本体のガタや、バレルのブレ止めとセンター出しもして、メカBOXのチューニングとのバランスの取れた状態になったエアガンでの場合です。
0.20g以下のBB弾の場合は、25mくらいまで・・・40mではかなりバラつき、飛距離は45mくらい
0.25g前後のBB弾の場合は、30mくらいまで・・・50mではかなりバラつき、飛距離は55mくらい
0.30gのBB弾の場合は、40mくらいまで・・・50mくらいでも1m幅くらいにまとまり、飛距離は60mくらい
実際、バレルの固定で、弾道が全然変わってしまいます。本体の調整も重要になりますね。
流速チューンと呼ばれる、ハイプレッシャーオーバーフロー方式の方が、重量弾についてはもう少し飛ばせるのですが、軽量弾では真っ直ぐ飛ばせません。
例えるならば、同じくらいの大きさのゴルフボールとピンポン玉はどちらが遠くまで飛ばせるか?です。
パワーソースがゴルフクラブなら当然ゴルフボールですが、卓球のラケットを使って打ち出す場合は普通の打ち方では、ゴルフボールをピンポン玉より遠くまでとばすのは無理に近いです。
そして、軽い弾は、遠くまで飛ばせないと言うのが理解頂けるのではないかと思います。
BB弾の性能(重量や仕上げ等)に合わせた、エアガンのチューニングをすると言う感じですね。
まるで、実銃の様ですが、基本的な考え方です。
汎用性を求めた場合は限界が近くなりますので、その辺をご理解下さいませ・・・。
COMBAT DOLL 店主 中根
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり
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昨日までで、レンジアップ(山仕様)の廉価版を紹介致しましたが、補足になります。
廉価版については、0.15~0.3gまでのBB弾で、幅広く使用できる事を目指した仕様になります。
ですが、直径30cmのターゲット(ヘッドショット可能)に集弾させる事を前提として考えた場合は、以下の距離が目安となります。
無風状態に近い状況を基本として、エアガン本体のガタや、バレルのブレ止めとセンター出しもして、メカBOXのチューニングとのバランスの取れた状態になったエアガンでの場合です。
0.20g以下のBB弾の場合は、25mくらいまで・・・40mではかなりバラつき、飛距離は45mくらい
0.25g前後のBB弾の場合は、30mくらいまで・・・50mではかなりバラつき、飛距離は55mくらい
0.30gのBB弾の場合は、40mくらいまで・・・50mくらいでも1m幅くらいにまとまり、飛距離は60mくらい
実際、バレルの固定で、弾道が全然変わってしまいます。本体の調整も重要になりますね。
流速チューンと呼ばれる、ハイプレッシャーオーバーフロー方式の方が、重量弾についてはもう少し飛ばせるのですが、軽量弾では真っ直ぐ飛ばせません。
例えるならば、同じくらいの大きさのゴルフボールとピンポン玉はどちらが遠くまで飛ばせるか?です。
パワーソースがゴルフクラブなら当然ゴルフボールですが、卓球のラケットを使って打ち出す場合は普通の打ち方では、ゴルフボールをピンポン玉より遠くまでとばすのは無理に近いです。
そして、軽い弾は、遠くまで飛ばせないと言うのが理解頂けるのではないかと思います。
BB弾の性能(重量や仕上げ等)に合わせた、エアガンのチューニングをすると言う感じですね。
まるで、実銃の様ですが、基本的な考え方です。
汎用性を求めた場合は限界が近くなりますので、その辺をご理解下さいませ・・・。
COMBAT DOLL 店主 中根
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2012年10月28日
レンジアップ廉価版仕様 試射
COMBAT DOLL の店主です。
今日は、天気も悪かったのですが、これ幸いでレンジアップ廉価版仕様の試射で川原に行ってきました。
風もあって弾が流れるし、雨粒で突然曲がってしまうと思えば、雨が止まれば風も止まるという、試射には絶好のコンディションでしたので、午前中は草むらで、午後は橋脚の下で雨が避けれる所と2箇所で試射して来ました。
使用銃はマルイAK47ベースのカスタム品ですが、0.2g適正HOP時初速93m/sくらい、0.25g適正HOP時初速85m/sくらいののシンプルなカスタム仕様です。
(ちなみにNONHOP時はそれぞれ95・87以下になっています。)
バレルはマルイの純正品455mm、レンジアップ廉価版0.25g基本セッティングです。
ラバー部分の微調整や、チャンバーの加工、メカボックスの調整は済ませてあります。
試射後に、もう一度微調整を行なって終了と言った段階ですね。
川原はこんな感じです。橋の下での画像です。

黄色の枠で囲った、赤枠あたりまで届く時は届きます。
ズーム(大した機能の無いデジカメですいません)すると、

こんな感じです。
重量ごとの試射の結果としては、0.3g・0.25g・0.2gの順に飛距離は出て、集弾性も同じくです。
発射される初速は適正HOPで、75m/s・83m/s・90m/s で、規制値内に入っています。
NONHOPになる仕様ですので、通常と同じくHOPをかけた時の方が初速が落ちます。
飛距離と風の関係を解かり易く、図にしてみると以下のような感じですね。

実際、僕の視力では、35m以上先の6mmBB弾は見えません。数人のお客様にも見て頂きましたので飛距離は大体の所だと思って下さい。
0.2gではHOPの浮力に質量がついていけずに、早めに浮き上がり失速します。HOP調整で、赤いラインの飛びにはなりますが、飛距離はノーマルとあまり変わりません。逆に弾がバラけ易く、40mくらいでは広がってしまいます。
0.25gでは、0.2gより飛距離は10m以上伸びて集団性もマシになりますが、最終のバラつきが多少でます。
0.3gになると、0.25gより5mくらいの伸びが出て、集団性がかなり良くなります。
但し、上記はフルオートで10発前後撃ち込んだ状況です。単発では、風の変化の影響で正確な所が解かり難いので、セミオートでスコープを覗いてスナイピングには向かないと思ってもらった方が良いと思います。0.3gの弾ならある程度の目安になるとは思いますが・・・
それと、銃口から10mくらいまでで、弾道が上にずれています。屋内レンジで試射の際にハッキリわかるレベルですね。10cmくらいは上がってます。サイト調整は、無風もしくは追い風で、20m以上のターゲットで調整が無難でしょう。20~25mくらいは、最初の浮き上がりからストレートに近い弾筋で飛んでくれます。
飛距離は魅力的ですが、条件付きになりますので、弾道を見て撃ち込んでいる方々なら満足できると思いますが、精密射撃を希望される方にはお薦めできないと思っている仕様です。
でも、他の通常仕様の電動ガンと撃ち比べると・・・ 確かに飛ぶんですよねぇ~、これが!
COMBAT DOLL 店主 中根
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今日は、天気も悪かったのですが、これ幸いでレンジアップ廉価版仕様の試射で川原に行ってきました。
風もあって弾が流れるし、雨粒で突然曲がってしまうと思えば、雨が止まれば風も止まるという、試射には絶好のコンディションでしたので、午前中は草むらで、午後は橋脚の下で雨が避けれる所と2箇所で試射して来ました。
使用銃はマルイAK47ベースのカスタム品ですが、0.2g適正HOP時初速93m/sくらい、0.25g適正HOP時初速85m/sくらいののシンプルなカスタム仕様です。
(ちなみにNONHOP時はそれぞれ95・87以下になっています。)
バレルはマルイの純正品455mm、レンジアップ廉価版0.25g基本セッティングです。
ラバー部分の微調整や、チャンバーの加工、メカボックスの調整は済ませてあります。
試射後に、もう一度微調整を行なって終了と言った段階ですね。
川原はこんな感じです。橋の下での画像です。

黄色の枠で囲った、赤枠あたりまで届く時は届きます。
ズーム(大した機能の無いデジカメですいません)すると、

こんな感じです。
重量ごとの試射の結果としては、0.3g・0.25g・0.2gの順に飛距離は出て、集弾性も同じくです。
発射される初速は適正HOPで、75m/s・83m/s・90m/s で、規制値内に入っています。
NONHOPになる仕様ですので、通常と同じくHOPをかけた時の方が初速が落ちます。
飛距離と風の関係を解かり易く、図にしてみると以下のような感じですね。
実際、僕の視力では、35m以上先の6mmBB弾は見えません。数人のお客様にも見て頂きましたので飛距離は大体の所だと思って下さい。
0.2gではHOPの浮力に質量がついていけずに、早めに浮き上がり失速します。HOP調整で、赤いラインの飛びにはなりますが、飛距離はノーマルとあまり変わりません。逆に弾がバラけ易く、40mくらいでは広がってしまいます。
0.25gでは、0.2gより飛距離は10m以上伸びて集団性もマシになりますが、最終のバラつきが多少でます。
0.3gになると、0.25gより5mくらいの伸びが出て、集団性がかなり良くなります。
但し、上記はフルオートで10発前後撃ち込んだ状況です。単発では、風の変化の影響で正確な所が解かり難いので、セミオートでスコープを覗いてスナイピングには向かないと思ってもらった方が良いと思います。0.3gの弾ならある程度の目安になるとは思いますが・・・
それと、銃口から10mくらいまでで、弾道が上にずれています。屋内レンジで試射の際にハッキリわかるレベルですね。10cmくらいは上がってます。サイト調整は、無風もしくは追い風で、20m以上のターゲットで調整が無難でしょう。20~25mくらいは、最初の浮き上がりからストレートに近い弾筋で飛んでくれます。
飛距離は魅力的ですが、条件付きになりますので、弾道を見て撃ち込んでいる方々なら満足できると思いますが、精密射撃を希望される方にはお薦めできないと思っている仕様です。
でも、他の通常仕様の電動ガンと撃ち比べると・・・ 確かに飛ぶんですよねぇ~、これが!
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2012年10月27日
レンジアップ 当店仕様
COMBAT DOLL の店主です。
昨日は各社の仕様を考察したHOPですが、当店のレンジアップ廉価版のご紹介です。

昨日のボロパッキンを使って簡単に紹介ですが、HOPの掛かる距離を長くする理屈は電気なまずと同様です。
ゴムの硬さの適正なゴムシートを探して、バレルの切り欠きにはめ込みます。
(詳細は企業秘密とさせて下さい!)
はめ込みも、バレルのアウターに合わせてアールが出るようにはめ込みます。
(方法、詳細は企業秘密とさせて下さい!)
ゴムシートの厚みやサイズで、適正BB弾の重量に合わせて調整できますが、0.25g以上の重さでの調整になります。0.25g~0.3gまでで任意調整致します。
0.2gなら、マルイの純正状態がベターですね。KMの切り欠きがベストだとは思いますが、機種によって差が出てきます。
チャンバーも加工が必要になりますが、そちらは、企業秘密に付き説明は致しません。
他店の仕様を紹介致しましたので、当店の物も簡単に紹介致しました。
COMBAT DOLL 店主 中根
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昨日は各社の仕様を考察したHOPですが、当店のレンジアップ廉価版のご紹介です。

昨日のボロパッキンを使って簡単に紹介ですが、HOPの掛かる距離を長くする理屈は電気なまずと同様です。
ゴムの硬さの適正なゴムシートを探して、バレルの切り欠きにはめ込みます。
(詳細は企業秘密とさせて下さい!)
はめ込みも、バレルのアウターに合わせてアールが出るようにはめ込みます。
(方法、詳細は企業秘密とさせて下さい!)
ゴムシートの厚みやサイズで、適正BB弾の重量に合わせて調整できますが、0.25g以上の重さでの調整になります。0.25g~0.3gまでで任意調整致します。
0.2gなら、マルイの純正状態がベターですね。KMの切り欠きがベストだとは思いますが、機種によって差が出てきます。
チャンバーも加工が必要になりますが、そちらは、企業秘密に付き説明は致しません。
他店の仕様を紹介致しましたので、当店の物も簡単に紹介致しました。
COMBAT DOLL 店主 中根
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