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2013年06月19日

マグプル PDR その2 フルチューン バレル編

 COMBAT DOLL の店主です。



 今日は マグプル PDR フルチューン の前編

 「インナーバレルのチューニングです。」

 今回のクライアント様の希望は、「フルチューンで高額予算あり!」と言う事で、可能な限りの性能アップがご要望になっていました。
 0.2gBB弾の基本使用が前提の為、レンジアップをするのにどうすれば良いかが課題になったチューニングです。

 重量弾前提のレンジアップは使えません。一工夫が必要です。

 順を追って説明していきましょう。

 このPDR、2丁しか見ていませんが、2丁ともHOPパッキンはクリアレッドでしたが、内部形状が違っていました。



 画像の物はロットNo.2200番代で、フチの内側の突起が3箇所だったのですが、先にチューンした1900番代のロットは下側に2箇所の突起になっていました。
 型成型のパーツが仕様が違うと言うのは驚きでした。正直、性能差が出そうな箇所ではありませんのであまり深い意味はありませんが、気が付いたのでご報告です。



 HOPのダイヤルが緩いので、Oリングを変更する事で解消します。水道用の平パッキンを使用しています。



 HOPのかかりが、0.2gのBB弾では若干浮き気味になってしまうので、HOPテンショナーの前後向きを変えて、緩い方に移動範囲が増えるように組み替えです。



 インナーバレルはステンのとっておきの物(2006年PDI製05高品質ロット)の285㎜の長さの物を使用します。ハイダーを付けると、面一の長さです。

 ただ、今回このステンバレルを加工しました!



 画像のように、長掛けHOPの一般的方法でのやり方と同じ様に、窓枠を広げますが、少し抑え目です。
 パッキンは通常のままで、一部HOPシートの追加とします。

 ハイブリッドと言うか、コンビネーションと言った状態です。
 ゴムシートはバレル内面よりはみ出さないように設置します。

 理屈は図を参考にして頂いて、解説をお読み下さい。



 0.2gのBB弾の重量バランスの限界で、HOP回転の強さを強くできないのが今までの状況だったのですが、必要な時だけHOPのストロークが変更できればと思い、試してみた物です。

 実は、先のPDRでもマルイ純正バレルを使って、試しています。HOPのかかり量が巧く制限されている様で、命中精度(弾道安定性)と飛距離が飛躍的に向上されました。
 偶然の産物の場合がありましたので、2丁で比較するまで公言しませんでしたが、同じ結果がでましたので、理屈が合っていたようです。0.2gでの飛距離もアップし、0.25gまでならレンジアップ(当店仕様)と差がありません。それ以上の重量では伸びが足りない感じでした。
 但し、バレル長の関係が立証されていませんので、長いバレルの場合にどうなるかはこれからの確認になります。近い内に試してみます。

 安全面から、0.2gBB弾の使用を推奨している当店としては、嬉しい結果が出せました。
 ただ、チャンバーの内側の加工精度に大きく作用されるシステムですので、調整も大変で、精度の良くない機種では微調整ができない場合があります。

 ご自分で試される方は、根気良くバランス出しを頑張ってみてください。僕は納得するのに、2日以上掛かってしまっています。

 クライアント様は飛距離を気にされていたので、安心してお渡しできる仕上がりにできました。

 明日は内部編です。ありきたりかもしれませんが、宜しくお願い致します。


 COMBAT DOLL 店主 中根

  7月21日 奥山デイズにて定例会レギュレーション)あり
  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
  定休日 日曜日 
  年末年始 他 臨時休業あり(7月6日土曜日)  
  TEL 053-450-3308 FAX 同番
  メール info@combatdoll.jp
  ミリブロのメッセージからでも大丈夫です

   


Posted by コンバットドール  at 20:00Comments(2)MAGPULL PTS PDR-C

2013年04月21日

VFC M4ES スティンガー ベース レンジアップ「山」

 COMBAT DOLL の店主です。

 結局、今日もギリギリでした。遅い時間で申し訳ありません。

 今回はVFC M4ES シリーズのスティンガーベースのレンジアップ「山」仕様です。

 実は、この銃は、パーツの取り寄せで1ヶ月くらいお待たせしてしまった状態でした。
 先日、やっとパーツが揃って、施工となったお預かり品です。

 クライアント様、大変お待たせ致しました。やっと、完成です。



 クライアント様のご要望は、コンパクトなのは良いが、バレル長が短過ぎるので、ある程度の長さにしたい。レンジアップで精度重視、40m先のコーヒー缶を狙えるレベルにしたい。
 重量はなるべく軽くしたいとの事でした。

 命中精度に関しては、以前チューニングさせて頂いた、G&P V.S.B.R. カスタム と同等にしたいと言う事なのですが、今回はもっとコンパクトにしたかったので、12インチバレルを希望され、そのパーツの入荷を、長い事お待ち頂いた次第です。

 結果、インナーバレル長は335㎜となり、市販品をカット加工しました。
 軽量化の要望もありましたので、今回はアルミバレルを使用しました。
 同サイズの真鍮製の物と比較すると50gほど軽量化できます。

 ちなみに、アウターバレルで50g増加
      ハンドガードで100g増加
      ハイダーで100g減少
      インナーバレルで20g減少 で差し引き30gの増加で収まっています。

 ただ、このハンドガードレールは位置出しがシビアで、調整にシムシートを10枚ほど使いました。



 初期のナットを使用しても同様な感じだったので、ネジ加工のムラがありますね。
 付け替えを予定されている方は、予めシムシートのご用意を忘れずに!



 レンジアップ加工したチャンバーにブラックアルミバレル。
 アウターバレルは肉薄の為、ブレ止めを画像の様に増設です。



 ピストンのウエイト調整は、今回、マルイ次世代のノーマルパーツを使用してあります。
 同様にやって見たい方への諸注意として、ウエイトの取り付け位置があります。
 画像の様に、長さもあって、テンション増圧も図れるので便利なのですが、ピストンの最終ラック部分の内部形状が違っているので、隙間ができてしまう部分がでます。
 最終ラックギアの所を空洞にしてしまうと、ピストンクラッシュの原因になりますので、お気を付け下さい。YFCのノーマルと、マルイSTD電動のノーマルの状況を参考に掲載してあります。

 それと、シム調整ですが、VFCに関しては、個体差が大きい様です。オートシムを殺してしまう場合は、各個体で確実に調整される事をお勧め致します。

 

 バレルとメカボックスのチューニングにメドが付いたら、配線の変更(前から後へ)を行い、本体のプレート部分に穴開けをして、GPSポーチに収納するバッテリーと合わせます。
 そのままでも、配線が外に出せるようにはなっていたのですが、今回は分解のし易い箇所で、最短距離にて設置してあります。

 これで完成です。

 クライアント様、大変、お待たせ致しました。


 COMBAT DOLL 店主 中根

  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00 
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Posted by コンバットドール  at 23:59Comments(0)VFC

2013年04月01日

リチューン レンジアップ

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回も次世代のリチューンですが、大手ショップカスタム品です。



 カスタムギア、カスタムピストン、カスタムピストンヘッド、カスタムスプリング、

 カスタムスプリングガイド、シリンダーヘッドカスタム加工、カスタムコンビネーション軸受け、

 バレルカスタム加工、チャンバーパッキンカスタム加工、カスタムプッシュゴム、等々・・・

 豪華仕様のカスタム品です。

 実際、ギアボックス関連は問題はありません。調整もしっかりされています。

 リチューンの理由としては、
  「弾道が重い弾(0.28g以上)じゃないと安定しない。軽い弾ではゲームに使えない」
 と言う部分です。

 なぜ、そうなのか? と言う部分ですが、下図にて説明します。



 図の様に、当店での方法では、専用材質のゴムシートを用いて、BB弾に直接あたる部分を増設します。
 個人様のカスタムでもいろいろな方法で試されていますが、材質が最も重要です。
 柔らかくて、食い付きが良い硬さが必要です。チャンバーパッキンに貼り付けてしまうと、接着剤の分で硬さや厚みが変わってしまいますので、はめ込みのみでちょうど良い厚みにする必要もあります。理想はインナーバレルの肉厚と同サイズなんですが、ピッタリの物はありません。バレルの内径でも左右されますが、BB弾の直径を基準に考えれば良いでしょう。

 マルイのノーマルなら、

 {外径(8.50㎜)-内径(6.08㎜)}÷2= 1.21㎜

となります。次にBB弾と内径の差を考慮すると、

 バレル内径(6.08㎜)-BB弾直径(5.95㎜)÷2= 0.065㎜

 1.21㎜+0.065㎜=1.275㎜

と計算され、BB弾の寸法公差を考えると、1.25㎜の肉厚がベストになります。

 実際には、この厚みの素材は見つけられなかったので、1.00㎜と1.50㎜を使い分けています。

 HOPの掛かり部分を、平行に近い形で上下させるので、掛かりに安定感が出せます。シリコンスプレーグリスの塗布量も、マルイの純正品のメンテナンスレベル(極少量を時々)で大丈夫ですが、重量弾を使う場合は、頻度を上げて下さい。摩擦抵抗が増える分だけ磨耗が激しくなってしまいますので、HOPが強くなったと感じたら、まめに、シリコンスプレーを吹き付けたBB弾を発射させてください。それで十分です。

 かたや、既存のタイプは最大限の空間と、摩擦の少ないゴム質の為、強めに押さえないと安定しない状態です。BB弾に当たる部分も肉薄な為、シリコンスプレーグリスが余分にまわっていないと、すぐに磨耗してHOPの掛かりが不安定になります。シリコンスプレーグリスが多めだと、BB弾やインナーバレルにもまわってしまい、HOPの回転も不安定な状態になり、弾道が安定しない原因にもなります。ルーズバレルが安定の効果が高いのは、この状況が理由になります。BB弾やバレル内に油や汚れが付着しても、空間が大きいので、エアロスはあっても回転ロスが少なくできるからです。

 こんな理由で、HOPチャンバーの調整を行っている訳です。基本0.25gでもきれいに飛ぶような調整です。
 0.2gでも30mくらいなら直進する調整も可能なので、狭いインドアフィールドで、0.2g限定の所でも使用できる銃に仕上げられます。

 あとは、パワーバランスとBB弾の使用重量域で、ゴムの厚みとエレベーションの調整幅を決定しますが、機種毎で違いがありますので、現物合わせになります。海外製は特にバラつきが大きいですね。



 インナーバレルのブレ止めも重要です。ピストンの重量を上げるので、打撃振動でインナーバレルの振れが大きくなれば、精度が落ちるだけです。



 二次加速兼エアブレーキロッドの装着で、精度と安定した初速に調整させます。
 今回は、組み込まれていたピストンヘッドが問題無く外せましたので、追加加工して再装着です。

 0.25gのBB弾で、ノンHOP(85m/s)と適正HOP(88m/s)の初速差は3m/sしかありませんので、美味しく使って頂けると思います。ちまたでの55mの射程は当然保証致します。
 この銃は、0.2gでの使用も考慮に入れた調整で、0.2gでの直線距離は30mが限界ですが、スライダー気味の弾道であれば、バラつきを考慮しても40mくらいで直径1mくらいの集弾性はあります。

 ただし、風さえ無ければですけど・・・(苦笑)

 オーダーの多い部分なので、ちょっと細かく説明させて頂きました。


 COMBAT DOLL 店主 中根

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Posted by コンバットドール  at 22:33Comments(0)次世代

2013年03月26日

βスペッツナズ レンジアップ 

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回はβスペッツナズをレンジアップ「山」へのカスタムです。



 数年前にプチハイサイにカスタム済みの固体です。

 今回、レンジアップに変更ですが、後の事も考えハイサイ対応の内部チューンもしておきます。



 以前はノーマル品を使用していたピストンはG&Pの物を使用します。金属歯が5枚のタイプです。

 前回、ピストンの重量にも触れましたので計量画像のアップです。ハイサイなのを配慮して若干軽めにしてあります。30gですね。

 二次加速ロッドを取り付け、吐き出し圧をサポートです。
 (ロッドの形状は、ご想像でお楽しみ下さい。)



 ギアはシステマ製のハイサイクルタイプを使用してありましたので、ベベルギアだけ逆転防止ラッチの枚数の関係でマルイの現行ノーマル品に交換します。古いタイプの物は2枚歯だったので、その頃の生産品でした。

 セクターギアは3枚の削り落としと抑え気味にして、通常の多弾数マガジンでも給弾する、秒間30発以下にセーブします。モーターも純正の700モーターですので、12Vまでのバッテリーなら許容範囲内です。

 スプリングは当時のPDI製の120%が組まれていましたので、Laylax製のブルー(100)と交換しました。
 セクターカット3枚なら、このくらいのレートで良い所がでますが、調整は間違い無くやっておきましょう。

 シリンダーはPDWサイズのシステマ製を使用していましたが、今回はノーマルサイズの容量が必要になりますので、同じくシステマ製の物で交換します。

 ベアリング付きのスプリングガイドはそのまま使用します。

 モーターをハイサイ用に交換すれば、そのままハイサイクルAKになりますので、ご希望があれば、またお申し付け下さい。

 メカボックスはこんな状況です。

 次は、レンジアップチャンバーへの加工調整になります。



 いつもパッキン付近の画像を見せませんが、今回はチラリとお見せ致します。
 チューブパッキンを手前で止めていますので、BB弾を押す部分のゴムシートが1/3くらい見えています。
 ゴム質の質感の違いがお解かりでしょうか?

 バレル出口は、229㎜のショートサイズですのでテーパーは深めに取ってあります。

 あとは、パッキンの押しゴムの厚みとストロークの調整をして終了です。

 初速は各重量で規制内、飛びも上々です。


 余談ですが、このAKのフレームはKingarms製の74タイプなのですが、Laylax製のマウントベースを付けようとするとフレームサイドのリベットが邪魔になります。



 マウントベース側に、リベットの逃がし空間を削りこんで、取り付けられるようにしてあります。


 クライアント様、大変お待たせ致しました。お預かりしたレンジアップ「山」チューンのガンが仕上がりましたので、宜しくお願い致します。


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2013年03月23日

次世代 G36 C Li-Po 11.1V仕様

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回は次世代電動ガンのG36Cです。



 ピストンクラッシュ状態での持ち込みでした。

 クライアント様の要望は、Li-Po 11.1V のバッテリーでも壊れないようにする事と、射程を伸ばすレンジアップカスタムです。リコイルギミックもカットして欲しいとの事でした。

 早速、分解です。



 従来型と違って、モナカのボディーを分解しないとメカボックスが出ないのが面倒なんですよね。

 1箇所、Eリングが跳んでしまっている所があったのですが、リコイルギミックのカットもしますので補修は最後にしておきます。



 中身を開けると、ピストンは見事な状態になっています。11.1Vの電圧でのドライブでは仕方ありませんね。100Vの電化製品に200Vの電源をつなげるようなものです。壊れて当然の結果です。

 対処としては、セクターカットで対応する形をとりますので、Laylax製のピストンとピストンヘッドを使用します。前回の記事でも書きましたが、ピストンヘッドは分解可能な状態に加工します。今回は二次加速ロッドも取り付けますので、その辺を兼ねた細工をしてありますので画像を参考にして下さい。



 二次加速ロッドの状態です。シリンダーヘッドも合わせて加工してあります。

 そしてセクターカットですが、Laylax製のギアが組み込まれていましたので、ギアを分解して、セクターギアを2枚落としてあります。



 次世代のギアなら2枚カットで十分ですね。
 スプリングは昔のLaylax製のグリーン(MS120)をカットした物が組まれていましたので、そのまま流用します。スプリングガイドはノーマルにダンパーを追加してあります。



 大体のセッティングが済みましたので、組み立てます。
 ここで、リコイルギミックのカットですが、元に戻せるように加工はしません。組み換えです。
 リコイルウエイトを後ろに下がった状態にはめ込みます。内蔵のスプリングの位置を変えます。
 そして、ダミーボルトに連結される部分を、組み付けずに本体に組み込みます。これで、チャージングハンドルは可動させてHOP調整ができる状態になります。

 機関部はこんな状況です。

 バレルとチャンバーは、レンジアップ仕様です。



 バレル長は363㎜にして、HOPは0.25g以上に合わせて調整してあります。
 サイレンサーを常時装着しているとの事で、この長さにしてあります。

 次世代のG36のチャンバーは、HOPテンションの調整の押しゴム部分が狭く作られていて、従来の「なまず」タイプの押しゴムは使用できません。バレルを加工してまでのロングレンジは使えません。
 当店の方式では影響はありませんので、集弾性も良く、レンジアップされています。

 初速も規定内をクリアしていますので、安心してご使用下さい。


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2013年03月22日

八九式 自動小銃 レンジアップ「山」

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回はマルイ 89式 のカスタムです。



 持ち込みの状態としては、他店でカスタムされた長射程カスタムされた物です。

 前回記事の Magpul AK もそうでしたが、既存のパーツを使用した長射程モノは、集弾性が今一つの物が多く、リチューンの依頼が結構きます。
 固体ごとのバランスを取るのが微妙なところですので、その辺が難しいのでしょうね。

 先にチャンバー周辺をいじります。



 HOPレバーも社外品(Laylax製)が付いており、バレルも加工されロングレンジ加工になっています。
 この仕様は、HOPパッキンの筒状部分のスベスベした部分をBB弾に押し当てるようになっているので、摩擦抵抗が少なく、必要な回転を掛けるには距離を長くとらなければなりません。その分不安定要素が増大してしまうので、集弾性の安定感が出ません。押さえ量の調整もシビアになり、シリコンメンテナンスをすると、弾道が全然違ってしまう訳です。



 通常の切り欠き分でまかなえる、当店の方式だと距離を最低限の長掛けHOPにしてありますので、ムラが少なく集弾性が上がります。摩擦抵抗と柔らかさのバランスを取ることで、ロスを最低限にする訳です。
 最低限の負荷で、最大の効率を求めた結果ですね。
 今回も、0.2gからの使用を前提としたセッティングです。

 そして、機関部(メカボックス)です。



 強めのスプリングをカットした物が使用され、ピストンヘッドも重量が増えるようにLaylax製の次世代用に販売されている物が使用されてます。
 ただ、バランスが悪いようで、ピストンが磨耗しています。



 ピストンの前進スピードが足りていないのですが、原因はピストンの重さなのか、スプリングが弱いのか、バッテリーが強すぎるのか、と言ったところですが、検証した結果では、スプリングのレートが足りていないようです。
 ピストンを軽くしても、前進位置でのスプリングの押さえが弱い状態です。カットした分押し込みきれなくなっています。



 シリンダーヘッドはノズル内径を4㎜に絞ってあるので、二次加速ロッドも4㎜の物にします。89式はノズルのセンター位置がずれているので、マルイの純正品のヘッドを加工して使用します。

 その為に、最初に付いていたカスタムピストンヘッドを外すのですが、これが外せない・・・。
 壊してしまうつもりで、無理やりやってみました。



 Laylax製の次世代用の物が使用されているのですが、そのまま付けたら外せない構造です。
 画像のように細工しておくと良いでしょう。



 ピストンヘッドをノーマル品で加工したので、ウエイトをダブルにして、ベアリング付きのスプリングガイドにする事で、マルイノーマルスプリングでも十分に初速が出せるようになります。

 結果、最大初速は0.2g時95m/s・0.25g時87m/s・0.28g時81m/sとなっています。

 HOPもノンHOPからスタートで0.28gまで対応可能なセッティングにしてありますので、インドアフィールドでも安全に遊べる仕様になっています。

 クライアント様へ
  他にお預かりした物もあるのですが、順次やっておりますのでもう少々お待ちくださいませ。


 COMBAT DOLL 店主 中根

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Posted by コンバットドール  at 20:26Comments(0)STD

2013年03月20日

Magpull AK リチューン

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回は Magpull AK のリチューンのご紹介です。



 中身は某大手ショップでの飛距離アップチューンでしたが、弾道に不満があるとの事で、

 クライアント様より、当店のレンジアップへのリチューンのご依頼です。

 0.2gでもごまかしが効くように、HOP調整可能な仕様に変更です。





 バレルが、エアブローさせる(逃がし付き)の加工タイプだったので、インナーバレルをノーマルタイプに変更して、当店仕様のHOPチャンバータイプへ変更です。

 メカボックスもパワー調整で分解します。スプリングレートはそのままにし、活かせる所は残しますが、今回はピストンが損耗していたので交換です。



 ピストンが前進しきった時の位置が悪く、ギアの掛かり始めがピストンのラックを削りながら押し上げて咬み合う状態になっていて、壊れる寸前まできていました。
 メーカーの異なるパーツを組み合わせた場合は、この辺の確認はしておかないと困りますね。
 ピストン部分のみ交換したかったのですが、取り外せなかったのでアッセンブルごと交換です。
 二次加速ロッドもシリンダーヘッドの加工済み状態に合わせて、4㎜径の物を使用してあります。ロッドの関係で初速が落ちますが、ブロータイプのバレルを使用したカスタムでしたので、ちょうどバランスが取れて初速は初期と変わらずになっています。

 最大値は、0.2gで95m/s以下、0.25gで87m/s以下、0.28gで83m/s以下、0.3gで78m/s以下となり、
 HOPの調整域は0.2g~0.28gまでとなっています。

 弾道も素直で、集弾性も上がり、飛距離は変わらずですので、クライアント様の要望はクリアできました。

 あとは、実戦で確認して頂くだけですね。

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2013年03月19日

ハイサイ M4 ベース レンジアップ

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回はマルイハイサイM4を組み込んだG&Pマグプルタイプのレンジアップです。

 クライアント様には、以前14.5インチサイズのM4をレンジアップチューン「山」を施工して頂いていたのですが、追加でもう1丁「山」仕様です。
 スプリングレートが若干上がりますので、サイクルが落ちるのを了承頂いたセッティングで行います。



 中身をそっくり移植してありますが、今回のレンジアップを行う1年以上前にサイレントチューンを施してあった固体です。


 (フレームに組まれた画像はチューン済みです。)

 今回の追加チューンは、メカボックス内はスプリングのみですが、以前のチューニングは、

  シリンダーヘッド加工
  ピストンヘッド交換・加工(二次加速兼ブレーキロッド取り付け)
  シリンダー交換(テフロンコート穴あき)
  スプリングノーマル逆転(前後方向入れ替え)
  スプリングガイドダンパー追加
  シム追加調整
  モーターホールド調整
  バレル・チャンバー無加工  

 で、0.2gBB弾で初速85m/sとノーマル同等耐久性アップチューンでした。

 レンジアップに追加チューンですので、スプリングをハイサイノーマルより30%くらいレートアップした物に交換しました。

 インナーバレルは260㎜と短くなっていますので、先端のテーパー加工は必須です。



 今回はサイクルも早いので、テーパーの奥行きを少々深くしてあります。2㎜程度ですね。
 チャージングハンドル用のスプリングも、ジャダーを嫌ってグリスを塗っておきます。

 初速は0.2g時98m/s以下・0.25g時88m/s以下・0.28g時84m/s以下・0.3g時81m/sはクリアしています。
 HOP調整を、美味しいところ取りにしてありますので、0.25gか0.28gでベストになるように調整してあります。
 正直、バレルが短めの方がオーバーパワーになるリスクが少なくて、調整は楽ですね。

 奥山デイズの「Jユニット」さんの定例会でも使用して頂き、伸びの違いを堪能して頂きました。


 それと、チューニングではありませんが、ストックパイプの交換をしたのですが、重さの違いにびっくりです。



 エンドキャップとインサートは無しで、左ノーマル275g・右イーグル103gと172gも違いがあるんですね。
 軽いとは思っていましたが、こんなに違うとは思いませんでした。軽量化したい方にはお勧めです。

 
 当店、チューニングの状況が少々立て込んでいる状況が続いております。
 ご依頼の際は1週間ほどご猶予くださいませ。

 COMBAT DOLL 店主 中根

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2013年03月08日

VSR-10Gスペック レンジアップ

 CONBAT DOLL の店主です。

 昨日アップしたレベルを取り付けるVSR-10Gスペックのレビューです。





 シリンダーのアッセンブルです。

 以前にチューン済みの固体で、無風状態なら0.2gで40m先のジュース缶を狙えるレベルになっていたのですが、今回はレンジアップの追加チューンです。
 ブレーキロッド無しのスプリングダンパー仕様にしてありました。ショートストロークシリンダーヘッドも使用しており、カスタムスプリングをレート調整し、ノズル内径も絞り込んであります。



 ピストンがどこのブランドだったのか忘れてしまって見当が付きませんが、ご了承下さい。シリンダーアッセンで販売されていた商品のどれかの物だとは思うのですが・・・。
 このピストンは、センターのホゾ部分にヘッドのOリングへ向かって穴あけされているタイプで、シリンダーヘッドの加工無しで、ピストン前進後のバレル内のエア抜けをさせるタイプで、弾道が安定する構造になっています。
 今回はウエイト調整で、ピストン外周にシリコンチューブ、内部には鉄製パイプ材を使ったカーラーを使用しています。若干、軽目のセッティングです。



 チャンバーは美味しいとこ取り仕様で、画像のHOP位置が最大の状態ですが、詰まるかどうかまでHOPラバーがせり出しています。バレル長はマルイ純正のバレルチャンバーセット(別売既製品)を使用していますので430㎜の長さで、Gスペック純正のサイレンサーの半分くらいまでインナーバレルが伸びています。

 初速の最大値は、0.2gで97m/s・0.25gで88m/s・0.28gで84m/s以下に抑えてあり、
 適正HOPでは、0.2gHOP過・0.25gで85m/s・0.28gで83m/sと言った状況です。
 (使用BB弾はマルイ製品です。)

 0.25g~0.28g域での使用を前提としたセッティングにしてあります。
 0.3gのBB弾は気分的に使用を避けたいと言う事なので、中重量の重さ設定です。
 0.3gのBB弾では急激に初速が落ちるようになっています。ちなみに75m/sまで落ちてしまいます。
 ボルト操作の負荷(重さ)もノーマルに毛の生えた程度で、優しさを優先した調整をご希望でした。
 単純な長掛けHOP仕様のライトチューニングですね。

 通常HOPとレンジアップHOPのグルーピングの比較です。



 当店レンジで銃口より12mでの試射です。ターゲットはマルイ製品に付いて来るペーパーです。

 左がレンジアップチューンでマルイ0.28g弾を使用。
 実際、スコープレベルにて水平を確認しながら撃つのですが、集中力が分散してしまう為、1発はミスショットです。僕の技術が足りないのが露呈されてしまいました(笑)。
 HOP回転がきつく、僅かな傾きで弾がそれてしまう為に試射も大変です。BB弾の個体差や、HOPの掛かりムラを考慮しても、この距離なら10ポイントリング内に収まります。

 右が通常HOPのままでのチューニング品ですが、HOPの掛かりムラは少なく、右に逃げているのは僕のトリガーの引きグセが出てしまっているからです。先に試射したレンジアップの方で、集中力を使い果たしました(笑)。
 BB弾の個体差で1発下方へ逃げています。正直、近距離での正確性は、通常HOPの方が安定していると感じられます。

 レベル位置を見慣れて、補正が安定すれば結構いけますが、使用者の技術を要求されるチューニングですので、頑張って使い練れて頂きたいと思います。


 技量が落ちているのを、病み上がりのせいにしたいと思ってしまう、コンバットドールの店主がここに居ました。

 COMBAT DOLL 店主 中根

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2013年02月27日

次世代M4 メンテナンス

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回は次世代M4のメンテナンスです。

 他店でのロングレンジチューンを0.2gBB弾でも使用できるように、再調整です。

 チャンバー部分はお見せできませんが、部材さえ揃えば簡単なチューニングです。
 固体毎の調整がありますので、基本概念はこちらでご確認をお願い致します。



 基本的にフルチューンのメカボックスです。
 軸受けは6㎜オイルレスメタルと7㎜ベアリングのコンビネーションで、ギアも国産のカスタムギアが組み込まれ、ピストンも変更されています。シリンダーとシリンダーヘッド、ノズルはノーマル品ですが、シリンダーヘッドは加工されています。
 ストックパイプも、固定ネジを増設することで、グラつきを解消されているので、強度も上がっていますね。加工ツールがあれば、ネジ部にアルミシムを巻き付けるより簡単で効率が良いと思います。若干センターがズレますが、問題無いレベルです。ただ、ネジが固着してしまうと厄介ですので、ネジロック剤などの接着剤の選定は慎重にお願いします。
 この固体は、ネジが外れなかったので、ドリルでネジ部を開け直しての分解となりました。



 パワーバランスと流速調整で、ピストンヘッドにロッドを追加。シルエットが出ていますので、形状はご想像でお楽しみ下さい。スプリングはLaylax製のMS90ver9 を使用しています。
 試験作動は、画像のようにギボシ端子をはめ込んで、専用バッテリー端子を使わずにやっていますが、通常使用バッテリーを用意して行うのが良いと思います。Ni-MHバッテリーの場合は劣化が早いので、動作不良の原因がバッテリー側にある事も珍しくありません。

 別件で、スイッチ部分のクリーニングも良く行うのですが、電気的に負荷の大きい機種ですので、その辺のメンテナンスも大事ですね。

 BB弾の重量でHOPのセッティングが変わり、パワーバランスを合わせるやり方をしていますが、オーバーパワーの負荷の大きいカスタムよりは、適正パワーの負荷を最小限に抑えたカスタムの方が、耐久性が上がるのは間違いありません。
 ただ、オーバーパワーが産み出す、強烈な衝撃と甲高い音を捨てがたいと思う方も多くいらっしゃいます。結局は好みになってくるのでしょうね。リスクさえ承知していれば、好みの状態で遊ぶのが楽しいと思います。

 カスタム済みの物でも、好みに応じて再チューニングが必要になる時もありますね。
 そんな時は、遠慮無くご相談下さいませ。


 COMBAT DOLL 店主 中根

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2013年02月23日

マルイ PSG-1 カスタマイズ

 COMBAT DOLL の店主です。

 意外と良く聞かれるのがPSG-1のカスタムについてです。

 今回、ちょうど修理メンテナンスの依頼がありましたので、レビュー致します。



 持ち込まれた固体は、グリップも黒塗り、スコープマウントも交換され、壮観な外装仕上げになっていました。状態も新品同様に見えるくらいですが、どうも数年前の物の様です。

 症状としては、バッテリーをつなげても、途中で止まって動かない。ということでしたので、修理を含め、レンジアップにカスタマイズです。

 正直、危険な臭いがしていたのですが、壊れて動かない限りはおもちゃのガラクタです。これ幸いで工作に入ります。

 まず、故障箇所を確認。アッパーを外して、スプリングとピストンを覗くと・・・
 「やっぱり、昔のだなぁ~」とわかる状態だったので、簡単にパーツ見積もりが出せます。
 そして、グリップを外すと・・・



 モーターとモーターハウジングで、配線を挟み込んであり、漏電が作動不良の主原因の様です。配線も変えてあるカスタム品ベースなので、高額なパーツは使わなくて済みそうです。
 しかし、シンプルな故障ですが、素人さんでは仕方が無いでしょう。モーターのはまりの確認は初歩的な部分ですが、意外と落とし穴です。元々はショップチューンの固体のはずですが、気になって外してみたのでしょうね。

 動作確認はせず、そのまま解体です。

 まず、レンジアップのチューニングですが、純正の590㎜の長さで、6.03㎜内径のカスタムバレルが付いていましたので、509㎜のマルイ純正バレルに換装です。しかし、この仕様では、ノーマルメカボックスでも調整が必要になりますので、ご注意下さい。
 バレルはレンジアップ効果がギリギリ発揮できるサイズですが、精度を優先させたいとのクライアント様のご要望でしたので、この長さに致しました。

 

 元々のバレルには、HOPの押しゴムのところに、金属のパーツが取り付けられ、HOPのテンションを均一に掛けられるように工夫されています。
 今回はレンジアップ仕様ですので、取り外し別仕様の加工です(お見せできませんが申し訳ありません)。
 チャンバーパッキンはKMさんのセパレートチャンバーが相性が良かったので、そちらを加工使用しました。
 バレルが短くなった分だけ、ブレ止めの位置が変わってきますので、サイズの合うウレタンホースとカーラーでセンター出しをバッチリ行い、アウターバレルの出口でBB弾が干渉しないように加工します。
 シリンダー容積が通常より、大きくなるのでレンジアップ仕様には向いています。
 チャンバーの加工が済んだら、メカボックス側の加工です。



 今回の固体は、ボアアップシリンダーが使用されていました。レンジアップには幸いです。
 ただ、ピストンヘッドはクラックが入っていて使用できなかったので、ジャンクパーツから単品のヘッドを引っ張り出し交換ですが、二次加速と打撃緩和の為のブレーキロッドを加工取り付け致します。

 スプリングはPSG-1用のノーマルピストンアッセンブルの物です。ヘッドのみ交換です。ベアリング付きスプリングガイドも入っていますので、ロッドは長めになるように取り付け、シリンダーヘッドのノズル内径も絞ります。この固体に付いていたボアアップキットは、ノズルがノーマル互換タイプだったので、ロッドの調整がやり易く、助かりました。

 ただ、画像の下側を見てもらうと解るのですが、スプリングのストレスで、アッパーのケースの中央が膨らんでしまっています。ロアとの合わせの際はセンターがズレない様に、確認して取り付けですね。

 ギア部分は、カスタムギア(純正ギア比)の物が組まれていたので、シム調整だけやり直して組み上げです。FETなどは組まれておらず、オーバーランの心配も無い状態で組みあがりました。

 初速は各重量のBB弾で、それぞれのスピードがオーバーしていないか確認をして、0.25gのBB弾で精度の検証です。もちろん、スコープの垂直位置調整も行います。

 当店のレンジで、銃口より12mで精度を確認ですが、イーグルフォース製BB弾で30㎜くらい、エクセルのOD色の物で20㎜くらいです。近距離の為、レンジアップのHOPの掛かりを弱めにしている為、上下のズレが多少出るのと、BB弾その物の精度差が確認できました。左右ズレは双方共15㎜無いくらいでした。
 ペーパーターゲットの画像を撮っていませんでしたので、またの機会でアップしてみたいと思います。
 精密射撃にこだわると、行き着く先はBB弾の精度がネックになります。
 しかし、エクセルのバイオ弾は安定して飛んで当たってくれますね。


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2013年02月21日

G&P V.S.B.R. カスタム

 COMBAT DOLL の店主です。

 今日もなんだかんだ遅くなってしまいましたが、昨日の予告通り、カスタムレビューです。



 G&P V.S.B.R. ですが、14.5インチバレルの変更です。

 フロントサイトもノンブランドですが、
 TROY タイプ フロント バトルサイト ガスブロック一体型 HK仕様を装着です。
 HKタイプのフロントにこだわりのあるクライアント様で、探すのに苦労しました。

 本来は難しい作業ではありませんが、今回はここ↓で手こずりました!



 ナットリングが緩まない!! ここが外れないと何もできません(涙)

 CRC・加熱等いろいろやりましたが、非常に硬い! 結局、工具で直に挟んで力技で外しました。
 傷が付いてしまいましたが、軽く均して、キャロムのブラックスチールで補正塗装しました。

 前回の G&P MK18 Mod1 は、ハイダーだったので諦めてしまった部分もありましたが、今回はそうは行きません。20cmのインナーバレルを、集弾性と飛距離を上げる為に、KMのTNバレル40.7cmに換装する必要があったからです。ここができないと、メカボックスのセッティングもできません。
 結局、丸一日潰れてしまいましたが、何とかクリアできました。



 アウターバレルの交換の際、ガタ取りとセンター出しを確実に行います。画像の黄色の矢印の位置を合わせて、チャンバーのセンター位置が出るように固定します。
 今回のロットは、チャンバーブロックのリテンションはバレルにスプリングを通すタイプになっていました。交換した14.5インチバレルでも使用できたので、問題ありません。



 そして、ロアフレーム側にも、シムを貼り付けて、ガタ取りとセンター出しです。
 前回の MK18 Mod1 では、シムを貼り付けた画像がありませんでしたので、今回は用意しました。



 そしてメカボックスですが、ピストンは MK18 Mod1 と同じくセクター2枚カット仕様でした。
 スプリングガイドも細く、スラストベアリングが付いていませんでしたので、ベアリング付きの物と交換し、スプリングとの遊びを埋めるカーラーを自作し、取り付けです。

 ただ・・・ ギアがトルクアップタイプになっています。



 バラバラに配置してしまっていますが、数字は上段が外周、下段が内周の歯数です。

 マルイの純正では、ベベルからセクターまでで、
   30-10・39-20・32 となり、減速率は 0.513となり、
 今回のV.S.B.R.では、
   30- 9・40-18・32 となり、減速率は 0.405で、
 マルイ純正の79%のサイクルになってしまいます。

 20cmのインナーバレルでセクターカット2枚の仕様のため、強めのスプリングが装着されています。

 ちなみに、 MK18 Mod1 は、インナー28.5cmで、
   30- 9・36-21・32 となっていて、減速率は 0.525となり、102%のハイスピードタイプでした。
 スプリングのレートも違っていました。巻きピッチに違いがあったので、レートの違いは間違いないと思うのですが、どのくらい違うのかが、比較していないので解りません。

 今回のカスタムはベベルギアの小径を10枚の物と交換し、マルイ純正より88%にまで抑えます。
 バッテリーもLi-Po7.4V1300mAhで、モーターもG&PのM120なので、マルイのノーマルにはひけを取りませんし、スプリングも負荷を最低限にする為に、弱い物(140%)に交換です。

 シム調整を行い、各所確認。タペットプレートも問題無し。ノズルも先端を面取り加工済みのアイテムだったのでそのまま。シリンダーヘッドは、内径が4㎜しかなかったので、マルイ純正サイズのカスタム品と交換。ピストンのウエイト調整と、スプリングガイドのカーラー等の追加。二次加速ロッドの取り付け加工をして、組み上げて完成。

 チャンバーは、もちろんレンジアップ仕様で、重量弾遠距離射撃仕様です。

 G&Pのコンプリートガンは、バレル長や仕様で、内部設定が異なる事が確認できました。
 チューニングの際は、確認した上でパーツ交換をした方が良いでしょう。

 以上、カスタムレビューでした。

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2013年02月15日

リアルショックVSR-10 レンジアップ

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回はVSR-10のリアルショックでのカスタムです。



 リアルショックの利点は、最初からウエイトが付いている事で、圧縮比を高め、パワーを安定させ易くなっている点ですね。

 欠点としては、ウエイトの重量が大きいので、エアダンパーを追加しても効果が薄く、静かにはならないと言う点です。
 リコイルのブレは、腕でカバーできる範囲ですが、静寂性を求める方には、大きな欠点となってしまいます。リアルショックのまま、チューニングされる方は珍しいですね。

 さて、シリンダーヘッドの加工です。



 ピストンヘッドとの当たり面を、すり鉢加工し、ピストンヘッドの穴位置に合うように位置出しします。
 ノズルの内径は3.3㎜になっています。



 ピストンヘッドに穴あけ加工をして、リードバルブ方式にします。今回のロッドはダンパー効果を考えてありませんので、二次加速用の効果のみで使用。
 スプリングガイドには、増圧兼クッションダンパーを15㎜追加してあります。

 アウターバレルはすり合わせをして、1周多く締め込めるようにし、インナーバレルはマルイ製のチャンバーセットの物をベースにレンジアップ加工します。



 パワー設定を、美味しいとこ取り仕様にしているHOP調整なので、HOPの可動制限用に画像の緑色のプレートをはめ込んでおきます。
 最大値は、0.2g時94m/s・0.25g時88m/s・0.28g時84m/s・0.3g時81m/sとし、0.25gと0.28g時の適正初速は2m/s下がる程度です。0.3gでは4m/sくらいの落ちですね。ウエイトの効果が発揮されています。

 ストック内にはウレタンをつめて、共振防止はしてありますが、ノーマルよりは静かになるものの、プロスナイパーまでは、到底及びません。

 飛距離は以前より紹介しているVSR-10カスタムと差はありません。精度も身体をぶらさなければ同等です。

 スコープを覗きながら撃った時のリコイルは、本物っぽくて面白いですね。スコープの中で、ターゲットが一瞬、下方へ逃げるのが何とも言えまん。これで静かなら最高なんですが・・・。

 比較的珍しい、リアルショックのチューニングでした。

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2013年02月09日

G&P  MK18 Mod1  カスタム

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回は、普通に電動ガンのカスタムなのですが、内部仕様が初のパターンだったので、ご紹介です。



 G&P  MK18 Mod1  なのですが、微妙なハイサイと言うか、ハイボルトバッテリー対応と言うか、セクターギアが2枚カットの仕様でした。
 0.2g弾での計測では、最大92m/sでした。但し、HOPを掛けて行くと、ピストンの圧縮負けの音が酷くて、適正と思える所にすると、初速は8m/sも落ちてしまいました。

 取り合えず、順を追って説明して行きます。


 上は初期状態、下は矯正後です。

 まず、フレームの合わせですが、アッパーとロアで隙間ができていて、しなりがあったので、内部チューンが完了してから、後方リブにシムを貼り付ける事で、矯正し、固定をガッチリさせます。

 そして、問題点が2つ・・・


 チャンバーのリテンションスプリングの欠品と、ハイダーが固着してしまって、外せない状況です。

 チャンバーのリテンションスプリングが無かったので、気密が取れているチャンバーがHOP過多になってしまい、適正時の初速ダウンと安定性に問題が出ていました。スプリングは補填して解決です。

 ハイダーの方は・・・ 頑張ってみたのですが、外すことができませんでした。過去のもいくつかこの状況の製品を見たことがあるのですが、ハイダーの角度の合わせで、相当強く締め付けられていて、ピクリとも動きません。ロック剤の使用の考えられたので、加熱も試みましたがダメでした。諦めて頂くしかなさそうです。

 そして、メカボックスを取り出して、チャンバーとノズルの相性と、グラつきを確認。



 ノズルのグラつきも大きいので、マルイの純正品と交換です。カスタムパーツを使用しても良いのですが、予算の都合もあり、安い方を選択です。パーツに合わせて調整しますので、性能は問題ありません。

 パーツを用意して、メカボックスを開けると、「何か違う・・・」



 ピストンもギアが2枚少なく、セクターギアも最初から2枚少ない物になっていました。
 この、中途半端な使用は初めて見たので、今回のレポート記事にアップしました。
 画像下のスプリングガイドは、ダンパーの取り付け後、スプリングとガイドのサイズ調整の為のガイドカーラーで、スプリングの伸縮を安定させてやります。

 パワー調整が、予定と変わってしまうので、再確認が必要だった為、先にチャンバーシステムの加工をやることにしました。



 インナーバレル長が、約270㎜でしたので、出口部分のテーパー加工を追加します。整流効果を上げ、短いバレルでも集弾性を良くさせる為です。もちろん、先端側でブレ止めをインサートしてありますが、ハイダーが外れなかったので厄介でした。
 チャンバー内部は、もちろんレンジアップ仕様で、美味しいとこ取り調整タイプに設定です。0.2gだとHOP強過ぎ仕様なので、0.25gや0.28gの重量帯での限定使用です。
 今回、チャンバーの個体差のせいか、マルイのM4ノズルとの相性が悪く、給弾不良が出た為、KMのセパレートチャンバー(フチの短めの商品)を加工使用しました。

 チャンバー系の細工が終了後、メカボックス内部の調整交換です。



 ノズルは先の記述の通り交換、シリンダーのムラのあるテーパー加工品の為、マルイ純正品ですが、バレル長が短いので穴あきタイプに交換。シリンダーヘッドもノズルとの相性と、アルミ素材の変形するリスクのある既製品から、マルイ純正品に交換です。
 ピストンヘッドは、既製品では圧縮バランスが悪い(強過ぎ)なのと、ブレーキ兼二次加速ロッドの取り付けの為、システマのジュラコン製のアイテムに交換です。今回はセクターカットが2枚の仕様なので、ロッドの長さを調整します。
 スプリングは、若干レート不足と判断し、150%前後の物と換装です。
 チャンバーパッキンは、先の記述の通り、給弾不良が出ましたので交換です。既製品ベースでは弾詰まり気味になり、マルイタイプではフチ部分が張り出し過ぎて、給弾ルートを阻害してしまった為です。
 今回、組み込み済みの画像を取り忘れてしまい、画像は以上です。
 軸受けも8㎜ベアリングでしたが、シムの調整がイマイチで、再調整してあります。多少サイクルが上がりました。

 完成後、屋外での試射も行い、HOPの掛かりも確認して、作業終了です。

 パワーアベレージは、最高で、0.2g時96m/s・0.25g時87m/s・0.28g時83m/s・0.3g時78m/sとなり、問題ありません。ただ、HOP調整のダイヤルストロークが従来の1/4くらいになっていますので、HOP調整はシビアですね。僅かな動きでHOPが変動します。その分、ダイヤルをきつめにしてあります。

 通常のカスタムではあったのですが、メカボックスの仕様が初めて見るパターンでしたので、今回は記事としてアップさせて頂きました。G&Pでも内部仕様はチョコチョコ変わったりするのですね。

 
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2013年02月07日

カスタムガン試射 奥山デイズ 最終回

 COMBAT DOLL の店主です。

 なんだかんだで引っ張ってしまいましたが、カスタムガン試射の最終回です。

 皆さんにはどうでも良い、僕自身の愛用銃の検証になりますがお付き合い下さい。

 マルゼンAPSベースのカスタムですが、純正部分はハンドルとマガジンキャッチだけだったりします。



 この銃は他と違い、個人的な使用の為、HOPのセッティングが異なります。

 基本的に、浮き上がる弾道にならないようになっています。



 横風は銃を傾けることで調整できますが、向かい風の場合はHOPの調整しかありません。
 そのつどHOP調整をしていては、精度に支障をきたします。

 上の概要図を参考に見て頂ければ解り易いと思いますが、直線弾道を安定させ精度を上げておき、届かなければ仰角をつけるという、実銃と同じように扱います。
 HOPがきつい設定で、浮き上がり弾道の場合は、届かないからと言って仰角を付けてしまうと、逆に飛距離が落ちてしまったりします。向かい風の時と同様な状況になってしまうからです。

 距離が離れれば、失速した際に風の影響も受け易くなってしまう為、0.3gのBB弾でヘッドショットを確実狙うのは50mが限界だと思います。BB弾が軽くなれば、もっと短くなります。
 APSの場合は0.25g以下のBB弾を使用するセッティングにしてありますので、概略図のような弾道にしてあります。

 サバイバルゲームでは、至近距離で撃ち込まなければいけない状況もでてしまうので、相手に怪我をさせないようにするには、重いBB弾の使用を避けたくなります(僕の個人的なモットーです)。僕自身のゲームでのキャラがゲリラスタイルなので、一撃離脱やアンブッシュが多く、至近距離の発砲が多いのです。
 カスタムすればゲームで勝てるという誤解を避ける上でも、このようなセッティングにしてあります。

 試射の状況では、水平射では50m先のターゲットには届きません。多少の仰角をつければ百発百中です。
 水平射の場合は45mが有効射程ですが、よほど強めの向かい風でなければあまり変わりません。

 初速は0.2gで90m/s(HOPやや強め)、0.25gで85m/s(HOP適正)、0.28gで83m/s(HOPせず)、0.3gで80m/s(HOPせず)の状況で固定してあります。カスタム詳細は1月14日の記事をご覧下さい。

 VSRと比較すると、飛距離は足元にも及びませんが、風向きなどの変動条件が加わると、40mまでならAPSの方が圧倒的に命中率は良くなっています。もちろんVSRのHOP調整は簡単ですので。そのつど調整すればAPSと同じくらいにはなりますし、45mを越えるターゲットに対してはVSRの方が圧倒的に良いです。

 実際にAPSをVSRと同等にカスタムする事は可能ですが、現状のカスタムパーツの品薄状況では、ノーマル品からのカスタムは難しいでしょう。仮にパーツが揃えられても、VSRのカスタム予算の倍は必要になると思います。

 同じマルイ製のL96もありますが、シリンダー容積とローディングシステムの関係から、飛距離・精度共にVSRよりランクが落ちます。カスタムして性能を上げるのであれば、当店での選択肢はVSR-10の一択ですね。
 ただ、お気に入りのモデルでなんとかしたいのは、誰でも同じ思いだと思ってますので、そのモデルの性能を最大限に引き上げるというカスタマイズは問題ありません。
 ご相談や問い合わせなどありましたら、遠慮無くご連絡下さい。

 3回に渡って、比較検証してきましたが、セッティングの参考になれば幸いです。

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2013年02月06日

カスタムガン試射 奥山デイズ 続き・・・

 COMBAT DOLL の店主です。

 昨日に引き続き、試射の報告です。

 50mターゲットに対しての試射ですが、特殊アイテム的な要素のガンばかりですので、ご了承下さい。

 ほぼ無風に近い状態での検証です。今回は弾道の概略図は製作しておりません。前日の図でイメージして頂ければ幸いです(結構大変なのでゴメンナサイ!)。

 まずは検証待ちになっていた、KTW 九九式狙撃銃 ですが、現在メーカー廃盤ですね・・・。



 オフセットされた2.5倍スコープは、構え辛い、覗き辛いの逸品です。

 実際、僕自身スコープは飾り扱いになっていますが、今回は検証の為調整してあります。

 概要は1月29日のミリブロを参考にして下さい。
 インナーバレル長は約500㎜です。内径は6.05㎜だと思われます。

 追加加工自体は、チャンバーパッキンのフチをテーピングして膨らんだ時のエアロスを無くす事で改善されましたが、完全ではありません。
 HOPもきつくなり、0.25gのBB弾では、40m付近から浮き始め、落下地点は55m付近になりました。スコープで確認すると、上昇は1mくらいありそうで、0.28gのBB弾が適正の仕様になってしまいました。
 0.28gなら、45m付近からの上昇50cmくらいで、落下地点は60m付近になります。
 
 ターゲットへの命中は、0.25gの場合は山越えしてしまうので、50cmくらい下を狙って命中します。0.28gの場合は、ほぼ正照準でいけますが、やや下をサイティングします。

 HOP適正時と言うか、最小状態で0.2g時95m/s前後・0.25g時85m/s前後・0.28g時82m/s前後・.0.3g時76m/s前後となり、HOPを掛けていくと減速します。エアロスがクリアできていない証拠ですね。

 スコープでのサイティングがし難い銃ですので、オープンサイト使用なら、十分でしょうか?
 僕の視力では、40mを越えるとBB弾が視認できなくなるので、妥協と言った感じですね。
 VSRと比べてしまうと、飛距離はまずまずですが、集弾性を比較すると1ランク落ちですね。

 0.25gなら40m、0.28gなら50mが有効射程と言った状況でした。


 そして、A2Z製 SVD ドラグノフ ですが、前回からインナーバレルを交換してあります。



 インナーバレル長を472㎜(FAMAS用)にし、KM企画の旧型(内径6.05㎜)を加工して付け直しました。

 バレルが短くなる事によって、初速の変化がでます。

 適正で0.2gでHOP過・0.25gで85m/s・0.28gで82m/s・0.3gで77m/sだったのですが、
 今回は0.2gでHOP過・0.25gで83m/s・0.28gで81m/s・0.3gで75m/sと言った状況です。

 ピストンヘッドとシリンダーヘッドの細工もあり、590㎜のバレルの方が加速されている結果が出ています。
 但し、HOP回転は弱められてしまう為、飛距離が落ちていました。今回の検証では、50mのターゲットにはちゃんと当たってくれるようになっています。最大飛距離も60mに延びました。

 有効射程としては、0.25gで45m、0.28gなら50m、0.3gでは55m弱と言った状況です。

 この銃の欠点としては、HOPの調整がシビアであり、イモネジでの微調整が大変です。ネジが緩み易いので、任意のBB弾重量で調整して、柔らかめのネジロックで固定して使用する事をお勧め致します。

 VSRと比較すると、シリンダー容積の違いからか、集弾率の安定感がいまひとつの状況です。
 50mのターゲットに百発百中のVSRに対して、10発8中くらいになります。


 検証状況の再確認ですが、以下の画像を参考にして下さい。



 ポールをゼロ地点とし、銃口からの距離で試射しています。



 試射した後、ターゲット付近の落下しているBB弾を確認しています。

 50mの距離ですが、行ったり来たりをしていると、結構大変でした。


 まだ、APSの検証が残っているのですが、明日にさせて頂きます。申し訳ありません。

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2013年02月05日

カスタムガンの試射 奥山デイズ

 COMBAT DOLL の店主です。

 今日は昨日の続きで、奥山デイズでの試射のレポートです。



 今回の試射は

  マルイ VSR-10 カスタム (過去にレポート済み)

  A2Z SVD ドラグノフ (インナーバレルを変更)

  マルゼン APS カスタム (店主仕様)

  KTW 九九式狙撃銃 チューニング (店主仕様)

  マルイ 電動M4ベース カスタム品 (レンジアップ) 

 の5丁ですが、長くなってしまいますので、2回に分けさせて頂きます。

 電動ガンのカスタムでの内容の問い合わせがありましたので、マルイ製品の紹介を先にさせて頂きます。


 まずはターゲットの準備です。



 今回は傾斜地の為、水平位置が取れる場所に設置したので、ターゲットまでは50mとしてあります。
 ミズヒキ糸に、距離の印を付けてありますので、前回の河川敷の歩測より正確になっています。
 ターゲットは前回同様、「58×36cm」の発泡スチロールです。人間の上半身の胴体部分くらいのサイズです。

 フィールドは、ほぼ無風状態でしたが、時々そよ風程度の横風が出る状況でした。

 まずは、VSR-10カスタムです。この銃を基準して、検証になります。



 50mあると、スコープ倍率は9倍でちょうど良いくらいですね。
 前回と違い、無風状態なのですが、傾斜地の為レベルが取り難く、思っているより曲げてしまいます。
 足元は緩やかな左下がりで、ニーリングでの試射です。

 マルイ0.28gBB弾で、初速83m/s(適正HOP)の状態ですが、調整域を制限してありますので、おいしいとこどり仕様です。HOPを上げても下げても初速越えの心配はありません(但し環境や測定器によって誤差はでます)。

 最初は傾きのレベルあわせで苦労しましたが、把握すれば50m先のターゲットには、ほぼ直線弾道で百発百中です。
 HOPを強めに掛け、飛距離重視で撃ってみると、70mくらいの所までBB弾が落下しています。
 弾道曲線は以下の図を参考にして下さい。


 あくまでも、イメージですので、縮尺は正確ではありません。ご了承願います。


 そして、M4ベースのカスタムガンです。



 オープンサイトでの検証です。仕様を紹介すると以下の通りです。
   レンジアップチャンバー加工
   エアブレーキ兼二次加速ロッド装備
   ピストンの重量調整有り
   シリンダーはマルイ純正M4用(穴あきシリンダー)
   スプリングはLaylax製MS90調整品
   スプリングガイドダンパー仕様
   ギアはノーマル、軸受けは6㎜ベアリング使用
   インナーバレルはノーマル品 363㎜
   0.2g時における最大初速は92m/sで、パワーをノーマル相当に抑えてあります。

 適正HOPと思われる、直線弾道に近い状況での水平射では、ターゲットまで届かずです。
 山なり弾道での飛距離調整では、どの重さのBB弾でも届きますが、0.2gでは30m弱の付近から急激に浮き上がり、40m前後のポイントを大きく乗り越えて飛んでいきます。
 50m先のヘッドショットができるレベルではありません。
 0.25gの場合は浮き上がりは1m内で収まり、0.28gでは50cm内で収まります。
 ですが、セミオートでの命中率は落ちますね。セミオートでは飛距離が短くなり、フルオートの場合は5発目辺りから飛距離が伸びるからです。
 これは、フルオートの場合はバレル内での減圧が、追いかけてくるBB弾がフタをしてくれて効率良く加速してくれる為、起こる現象です。最初の1~3発までは、圧縮が安定しない為、手前で落ちてしまいます。
 フルオートで撃ち始める時に、注意をして見て頂くと確認できます。ノーマルでもカスタムでも同じ現象が起きます。

 以下の図を参考にして頂けると、イメージが掴めるのではないかと思います。



 正直、オープンサイトなので、セミオートではBB弾の弾道を追いきれないので、フルオートの弾道だと思ってください。自分の目玉のメンテナンスができておらず、最近は劣化してしまっているので申し訳ありません。

 0.2gのBB弾でも使用可能なチューニングにしてある銃ですので、初速をギリギリにしてHOP調整幅を制限した重量弾仕様にすると、もう一延びさせられますが、0.2gのBB弾では舞い上がってしまいますので個々のゲームのレギュレーションを確認した上で選定して頂きたいと思います。

 VSR-10とM4の飛距離の差は、初速による部分よりも、シリンダーの容積(エアの圧縮量)差によるものです。
 BB弾の重量を基準に、シリンダー容量とバレル長(内容積)のバランスを取り、圧縮比(スプリングレートとピストン重量)を選定して、エアガンの持てるスペックを効率良く引き出します。

 当店のHPでも説明はあるのですが、エアブレーキ兼二次加速ロッドを使用することで、圧縮比を高めると共に打撃振動を抑えるのですが、これは、命中精度と耐久性のアップになる訳です。振動のブレがバレルに伝われば、命中率がよくなる訳はありません。バレル内でBB弾が接触し易くなるのもそうですし、エアの流れも乱れてHOPの回転にも影響が出ます。打撃が弱まると言うことは、耐久性も格段にあがります。駆動する機械の音がうるさくなると、普通は調子が悪いと判断しますので・・・。 音が小さくなるのは副次的効果になります。

 とりあえず、今回の検証報告はここまでです。残りは明日にアップ致します。

 COMBAT DOLL 店主 中根

  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00 
  定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり  
  TEL 053-450-3308 FAX 同番
  メール info@combatdoll.jp
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2013年01月15日

マルイ VSR10 再調整

 COMBAT DOLL の店主です。

 昨年のX'masから、3回に渡って紹介したVSR10フルカスタムですが、再調整の依頼があり、やり直していました。

 再調整の希望内容としては、1)コッキングが重いので、ツインスプリングをシングルに変更したい。2)音はできる限り小さくしたい。と言う事で、仕様変更させて試射をして来ました。

 前回の状況から、外したパーツは、PDI製ショートストロークシリンダーヘッド、Laylax製ステンシリンダー、同じくベアリング付きスプリングガイド、そして、ツインスプリングです。
 入れ替えで使用するパーツは、マルイノーマル品ですが、スプリングはKM製の旧製品のスプリングです。



 ショートストロークを辞めたのは、スプリングのレートをその分強くしなければならず、コッキングの重さに影響が大きいので、その軽減措置です。ノズルの内径は2.3㎜まで絞ってあります。
 シリンダーは、何度も組み替えて検証した結果、ノーマルシリンダーの方が初速も安定し、低レートならば、こちらの方が良かったので使用しました。高レートのツインスプリングならステンシリンダーの方がお勧めです。
 スプリングも、太径とノーマル径の物で比較しながら調整しましたが、太径の物は逆に線径が細くなるのでジャダーが起こりやすく、ノーマル径のスプリングの方が静かになるので、ノーマル径の若干強めのスプリングを使用しました。圧縮を安定させ、エアブレーキの効果を最大限に使えるようになります。
 ピストンは、ノーマル径のスプリングに対応させるべく、13㎜外径のステンレスパイプをアルミのシムシートを巻き付けて圧入して使用し、ピストンの重量アップで圧縮比を高め、スプリングのブレを減らして、追加要素を作りました。



 シリンダーヘッドの裏側(ピストンヘッドとの接触面)は一工夫してあります。画像に赤いラインがありますが、ノズルの入り口に対してのすり鉢を作ってあります。これは、ピストンヘッドの穴をシリンダーヘッドで塞がない様にする事で、6.03mmというタイトバレルでも、発射されたBB弾によるバキューム現象を解消する為の物で、PDI製品のピストンに使用されているゴムボールや、PSG-1のバレルの切り欠きの効果と同じ理屈で細工してあります。先日の僕のAPSもダンパースプリングにより、同じ効果が発揮されています。
 この細工は命中精度に大きく影響しますので、加工可能な方はお試しください。もちろん、持ち込んで頂ければ加工は致しますよ。



 チャンバー部分に一細工加えて完成です。
 0.2gで使用する事は無いとの話でしたので、HOPの掛かりを調整し、弾詰まりを起こす範囲にレバーが動かない様に、画像の赤ラインの部分にストッパーを増設して、可変幅を減らします。
 これにより、最高初速から適正HOP初速までの減速を最低限に抑えて、より上限に近い初速で運用できます。

 実際の初速は、最高が0.2gで93m/s・0.25gで88m/s・0.28gで84m/s・0.3gで81m/s
        適正で0.2gでHOP過・0.25gで85m/s・0.28gで83m/s・0.3gで80m/s

 フィールドの環境や、使用する弾測器によっては、OUTになるかも知れません。0.2gでは確実にクリアーですが、重量弾になってくると、個々の計測誤差も出ると思いますので、カスタムご依頼の際は、どこのどのブランドでチェックされるかお知らせ下さい。環境と機種で、安全マージンを概算しますので、オーバーする事は無いように調整致します。

 そして、肝心の飛距離と精度ですが、0.28gの決め撃ちですが、僕のAPSより10mは飛距離もあり、精度は同等かそれ以上でした。以前の状態と比較しても、振動が軽減された分、精度は向上していました。ピストンの重量を増やせたのも大きな要因になっていると思います。

 風さえ読めれば、60m先でもヘッドショットできそうな感じですね。僕自身がここまでになるとは思っていませんでした。

 ただ、この銃も、もしかしたら手放す事になるかも知れないそうです。まだ決定ではないそうですが、家庭の事情だそうですので・・・。
 気になる方は、ヤフーオークションのチェックか、お店までお問い合わせ下さい。金額はそうなった時でないとわかりませんので、何とも言えませんが、高額提示なら決断が早いかもしれません。

 パーツ構成として、
  Gスペックベース(税抜き定価25800)
    Laylax PSS10 ストレートブルバレルロング インナーサイレンサー付き 12800
            バレルスペーサー Gスペック用             2200
            エアシールチャンバー                  6800
            ゼロトリガー                     21800
    マッドブル   ブラックパイソン Ver.2 455㎜ インナーバレル     3300
    KM企画    VSR10用スプリング(旧商品に付きレート公表しません)  1500
    COMBATDOLL 補正部材、チューニング、追加加工(特別価格)      15000
    SⅡS     スコープ 40×3-9FF 1inc               12000
            スコープマウントリング 1inc 9㎜H           1500
    DOSKOSPORT プラスチックハードケースロング付き 取説無し

 と、結構なパーツ金額が投入されているアイテムですね。

 そのまま、ご使用頂いて、感動して頂けるとありがたいのですが、こればかりはクライアント様の都合になりますので、何とも言えません。
 今月は、受け取りには来られないとの事ですので、興味のある方にはお見せできます。興味のある方はご来店下さいませ。

 COMBAT DOLL 店主 中根

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2013年01月11日

CM.041J (MP5Jタイプ) 後編

 COMBAT DOLL の店主です。

 前回の続きで、CM.041J(MP5Jタイプ)です。

 メカボックスですが、あの後変更がありました。

 マルイのノーマルスプリングでは90m/sぐらいまでしか届かなかったので、Laylax製のMS90SPに変更し、圧縮長がウエイトを足した分が仇になってしまいましたので、抜き取りました。

 そしてチャンバーです。



 HOPパッキンのエレベーションのパーツがプラ製でチャンバーブロックに焼き潰してあり、分解不可になっていたので、HOPレバーがスカスカで固定ができない仕様を、苦肉の策でアルミシート挟んで硬くなる様にしました。が、組み直しを何度もいじっている内にピンがポロリと外れてくれたので、硬くなる様に再調整して焼き潰しです。
 小細工のレンジアップは済ませてあるので、パッキンの交換は可能です。

 ですが、ここで落とし穴がありました。本体は問題無かったのですが、このチャンバーに潜んでいたのがエアロスでした。

 メカボックスの穴に対して、はまり込むダボ部分のサイズが細く、遊びが出ていて、撃つ度にズレてしまい、気密が保てず、初速が安定しません。



 画像の様にスプリングの線径の細いものから切り出し、ガイドにしてセンター出しとブレ止めをします。
 これで、初速も安定しました。

 各重量弾でギリギリラインに設定終了です。まだ若干エアロスがあるようで、ちょうど最高速は各重量弾のギリギリラインになってくれたので、不幸中の幸いです。気密が取れて、圧縮効率が良いと0.2~0.3gまでで、10m/sしか落ちない場合も普通にありますので、それから思えばよい子でしたね。



 僕は知らなかったのですが、このハンドガードはNi-cdやNi-MHのミニセルセパレート9.6Vバッテリーまで収納できるんですね。
 Li-poやLi-feなら、楽勝ですが、この容積とキシミの無いハンドガードは魅力です。

 実際はまだいじる余地はありますが、とりあえず十分なレベルだと思います。

 おまけですが、マウントベースが付属していたのですが・・・



 なぜか、「WALTHER」となっているんですよね? たしかにドイツのメーカーですが、やっぱりチャイナクオリティーってすごいなぁ~と関心致しました。

 この子も使用する予定はありませんが、一人前にして一仕事を終わらせた満足感が得られました。

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2013年01月10日

CM.041J (MP5Jタイプ)

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回もチャイナクオリティーの検証ですね。

 ARES製 M14 SOPMOD ・ ClassicArmy製 KREBS AKMS に引き続きです。

 このCM.041Jは、お店の再開当初に、お客様から差し入れ頂いたもので、どうにかなるようなら遊んでくださいとのご好意で頂戴した物でした。随分放置してしまっていたのですが・・・
 今回、チャイナシンドローム(んっ?ちょっと違うか)にはまり込んでしまったので、ついでにやっつけようと手を付け出しました。

 フレームやグリップ周りは、「重たい!」事を除けば問題ありません。

 剛性も強度も十分なのですが、素材が亜鉛ダイキャストの為、MP5とは思えないくらいの重量感です。

 実際、ARES製のM14SOPMODの方が軽く感じられました。

 この銃の流通はUFC経由の一般流通品の上、安価な為人気もあるようです。

 ただ、中身はどうでしょう? バッテリーをつなげて試射してみると、「遅いっ!!」 まるでミニ電動ガン(ボーイズじゃないですよ)と言う感じで、ダッダッダッダッ!と秒間5発くらいな感覚でした。
 飛びもフワフワで、10歳以上用とまでは言いませんが、0.2gで65m/s前後。パッケージには90m/s弱になっているのですが、全然弱くなっています。個体差だとは思いますので、すべてがそうではない筈です。この銃はハズレだったようです。

 で、メカボックスです。



 メカボックスの合わせも良く、ギアもまあまあ、スプリングはちょっと心配ですが交換すればよし、ノズルは・・・



 予想通り、変にカットされた粗悪品(右)。パワーだ出てないのはこの辺が原因だろうと、ここまでは想定内。マルイのノズルに交換ですが、画像の物(左)はSIG用で、付属していた物とほぼ同寸(やや長い)ですが、試してみたところ、長すぎて給弾しませんでした。実質、M16A1タイプのノズルの長さが良かったです。

 ただ、回転が遅いのは強めのスプリングで負荷が大きいからだと思っていたのですが、メカボックスの機械的部分をみても、スプリングの硬さをみても、原因が見当たらない。それならモーターだと言うことでチェックしてみると・・・



 空回し(右側のモーター)してみると、「このモーター、遅っ!!」 電動給弾マガジンにちょうど良さそうなサイクルでした。これが秒間5発(毎分300発)の重機のようなサイクルを産み出すカスタムモーターなのね。と、納得しました。
 以前、コイルの焼ききれたG&P120モーターがあったので、コイル部をマルイの700モーターから移植したモーター(左側)を間に合わせで使用します。これで、普通のサイクルになりました。

 メカボックス内部はそこそこなので、レールの研磨で抵抗を減らしてやります。



 軸受けは7㎜サイズで、オイル溜りのあるタイプが付いていましたので、そのまま使用します。



 スプリングガイドが細過ぎるので、前回のKREBSの時の様にカーラーを増設して、レンジアップチャンバー用にピストン重量を上げる為にウエイトを追加します。

 これで機関部は完成になりますので、次はチャンバー周りですが、この続きは次回に・・・

 COMBAT DOLL 店主 中根

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