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Posted by ミリタリーブログ  at 

2014年02月03日

マルイ 89式 セレクター 破損

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回も小ネタですいません。 こんな感じで再開させて頂きます。

 89式のオリジナル状態での、唯一の泣き所となるのが、このセレクターの破損です。

 急にセレクターが効かなくなり、どのファイヤーモードでもフルオートになってしまう場合はここです。

 当店では過去3例と言った所ですが、UZIでも起こる故障ですね。

 カットオフレバーの突起が折れてしまう症状です。



 メカボックスを取り出して、セレクター部分を確認するとこんな状況です。
 スプリングが掛かっている筈のピンが折れてなくなっています。

 正常な状態は下の画像の様になっています。



 亜鉛ダイキャスト素材ですので、金属疲労が溜まって折れてしまうので、パーツ寿命でしかありません。
 メーカーサポートを受けるべく、修理依頼で発送するのが通常の対応になります。

 ただ、カスタマイズされた個体は、修理サービスの対象外になってしまうので、以下の様に補修します。
 応急処置と言ったレベルの補修になります。



 カットオフレバーの所定の位置に0.8mmの穴を開けます(画像左)。

 ピンの素材は、文房具であるプッシュピンの針を外して移植しますが、長さが長過ぎるとフレームに干渉してしまいますし、短いとスプリングが外れてしまいますので、突き出し部分が6mm以上7mm未満くらいになるようにします(画像右)。



 組み込んだ状態は、こんな感じですが若干短めになってしまっている状態です。実際はもう少し長くなります。

 これで、修復終了です。
 基本的に応急処置の工作になりますので、メーカーのパーツサポートで、予備も含めて手配して頂く状況になります。うまくできれば純正品以上の耐久性が出ますが、亜鉛の状態や、工作のズレで強度が変わりますので、あくまで応急処置と言うことになります。


 気を付けなければいけないのは、亜鉛のカットオフレバーに穴を開ける際に、位置を間違えない様にしなければいけない事と、なるべく肉厚が残るようにしてあげないと、早めに破損してしまいます。工作の際は、慎重にお願い致します。
 失敗すると、純正品を手に入れるまでセレクターは機能させられなくなってしまいます。

 頻繁に起こる破損ではありませんが、使用している内に必ず寿命が来る部分ですので、覚えておいてもらうと安心だと思います。


     COMBAT DOLL 店主 中根

  奥山デイズにて定例会レギュレーション)次回未定
  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
  定休日 日曜日 年末年始  他 臨時休業あり
  TEL 053-450-3308 FAX 同番
  メール info@combatdoll.jp
  ミリブロのメッセージからでも大丈夫です 

    


Posted by コンバットドール  at 20:00Comments(0)故障の原因を見極める