2014年02月23日
PSG-1 ライトチューン
COMBAT DOLL の店主です。
昨晩は時間が取れなくて、1回お休みさせて頂きました。
明日、明後日もお休みになってしまいますが、ご了承ください。
今回はPSG-1のライトチューンです。
とは言っても、これ以上の必要性を感じないくらいです。
クライアント様の要望は、
0.25gのBB弾にて、飛距離と精度のアップをしたいという事と、且つ、低価格でやって欲しいというご希望でした。
ギア関連は、不満がないので、そのままで良いということでしたので、ギア部分はチェックのみです。
アウターバレルは長過ぎるので、短くしたいというのもありましたので、インナーバレルの交換に合わせて、ショート化します。

真っ先にやる事は、ダミーボルトのシアを撤去します。クライアント様に提案させて頂き、静音化と燃費の向上目的で、ダミーボルトの可動はカットしてしまいました。

アッパー側から、作業していきます。
マウントベースが緩んでいましたので締め直しです。
短縮のサイズは、ハンドガードから突き出しているアウターバレル部分を半分くらいにすることに決まりました。
三箇所ある固定ネジの穴の先端側を根元にすることで、ちょうどその位になります。
穴加工も1箇所分楽ができるので、助かります。

ざっと、162mm分のカットです。固定ネジ用の穴を2箇所、開け足します。
セットすると、こんな状態になります。

次に、インナーバレルの交換です。
PSG-1用のバレルは、元々590mmあり、シリンダー容積とのバランスで行けば、長過ぎます。バレル内で、発射されたBB弾の吸い戻しが起きないように、インナーバレルのチャンバー付近を掘り下げて、吸気口がある訳ですが、ここから加速に使われる筈のエアも逃げてしまう為に不安定になってしまう欠点を抱えています。
バレルカットでは、精度が上げられない為、スタンダードタイプのバレルに交換です。長さは469mmを選択致しました。
HOPは、当店推薦のレンジアップタイプにさせて頂きました。0.25g以上0.3gまでの重量弾に対応しています。
調整のスタートを、0.25g弾で、ちょうど良いかな?と言う位置からのスタートにしてありますが、パッキンが馴染んでくると、HOPのかかりが若干弱くなるので、そこを踏まえたセッティングに致しました。

インナーバレルの位置関係は、こんな状態です。パーツ代を抑える為に、430mm(89式)のノーマルバレルを持参頂いたのですが、アウターバレル内での空走距離を考慮して、手持ちのバレルと交換して使用させて頂きました。シリンダー容積とのバランスも含めてのセッティングになります。
ノーマルのブレ止め兼サイレンサーのパーツを流用しますので、長さ調整の加工が必要です。カスタムパーツとしての別売品でもかまいませんが、コストダウンの目的での流用です。精度的には問題の無いように加工しますので、実際には内部サイレンサーのスペックアップをご希望の方は、別売品を使用して、サイレンサーを増設する方法をお勧め致します。

ノーマルパーツは、画像のように加工しています。
インナーバレルのブレ止めとして、内部にアルミシートを貼り付けて、カット品のバリを残さないよう仕上げてから接着します。
先端には、Oリングをはめ込める溝がありますので、活用して、センター出しとブレ止めを両立させます。

次は、軋みの出てしまうハンドガードの補正をします。こちらも提案させて頂き、おまけの作業になります。
本体側のガイドリブにはアルミテープを貼り付け、厚みを増します。ハンドガードのフレームと接するアール部分に1mm厚のゴムシートを短冊にして貼り付けます。
取り付けの際には、ハンドガードの左右を止めているネジの根元2本を緩めておき、はめ込んでからネジを締め付けてやれば、ガチガチで動かなくなります。軋みが気になる方はお試しください。首の弱い銃とは思えない強度が発揮されます。

十数年前に購入したものの、ほとんど使用していないという固体でしたので、ギア関連はそのままで問題無いと判断致しました。
実際開けてみたところ、磨耗もほとんど無かったので、シムもそのまま、グリスもそのままで組み戻しました。
ギア部分の画像を撮り忘れてしまいましたので、ご了承頂きたいと思います。
調整するのはシリンダーのあるアッパー部分のみです。

弾道と圧縮比の安定化を目的に、二次加速兼エアダンパーロッドを増設してあります。副次効果として、発射音は激減しますので、ダミーボルトの作動音と発射音の減少で、かなり静かになっています。
その他は、純正品を使用しています。カスタムパーツを追加使用してしまうと、パワー調整が大変になってしまいます。
このライトチューンで、パワーはギリギリの状況です。
マルイ製バイオBB弾0.2gにて、97m/s以下・0.25gにて88m/s以下と、かなりシビアな状況です。弾測器によってはオーバーも心配ですが、ASGKの簡易弾測器を使用し。0.2gBB弾でチェックしたところクリアできましたので、大丈夫なパワーだと判断致しました。
川原に行き、HOPのかかりを確認し、弾道チェックをして、問題ありませんでしたので、終了です。
スコープの調整もさせて頂きましたので、十分な性能に仕上がった状態です。
ただ・・・ 一人での簡易チェックでしたので、4×40のスコープでは40m以上先の弾道を確実に確認ができなかったのが残念です。
老眼もきてるのですが、視力そのものも落ちてしまったようです・・・
「悲しいけど、これって現実なのよね!」 って、誰かの台詞であったような・・・
でも、川原では変わった物を見つけられました!

「百舌(もず)の早贄(はやにえ)」です。本来、秋口に見られる物なのですが、バッタも干からびておらず、最近の物なのは確かです。
寒い日ばかりだと思っていましたが、今日も日差しが良く、暖かな1日でしたので、越冬していた気の早いバッタが、たまたま標的になってしまったんでしょうね。 自然が残ってるんだなぁと、ほっこりした日でした。
COMBAT DOLL 店主 中根
奥山デイズにて定例会(レギュレーション)次回未定
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり
2月24・25日を臨時休業させて頂きます。
TEL 053-450-3308 FAX 同番
メール info@combatdoll.jp
ミリブロのメッセージからでも大丈夫です

昨晩は時間が取れなくて、1回お休みさせて頂きました。
明日、明後日もお休みになってしまいますが、ご了承ください。
今回はPSG-1のライトチューンです。
とは言っても、これ以上の必要性を感じないくらいです。
クライアント様の要望は、
0.25gのBB弾にて、飛距離と精度のアップをしたいという事と、且つ、低価格でやって欲しいというご希望でした。
ギア関連は、不満がないので、そのままで良いということでしたので、ギア部分はチェックのみです。
アウターバレルは長過ぎるので、短くしたいというのもありましたので、インナーバレルの交換に合わせて、ショート化します。

真っ先にやる事は、ダミーボルトのシアを撤去します。クライアント様に提案させて頂き、静音化と燃費の向上目的で、ダミーボルトの可動はカットしてしまいました。

アッパー側から、作業していきます。
マウントベースが緩んでいましたので締め直しです。
短縮のサイズは、ハンドガードから突き出しているアウターバレル部分を半分くらいにすることに決まりました。
三箇所ある固定ネジの穴の先端側を根元にすることで、ちょうどその位になります。
穴加工も1箇所分楽ができるので、助かります。

ざっと、162mm分のカットです。固定ネジ用の穴を2箇所、開け足します。
セットすると、こんな状態になります。

次に、インナーバレルの交換です。
PSG-1用のバレルは、元々590mmあり、シリンダー容積とのバランスで行けば、長過ぎます。バレル内で、発射されたBB弾の吸い戻しが起きないように、インナーバレルのチャンバー付近を掘り下げて、吸気口がある訳ですが、ここから加速に使われる筈のエアも逃げてしまう為に不安定になってしまう欠点を抱えています。
バレルカットでは、精度が上げられない為、スタンダードタイプのバレルに交換です。長さは469mmを選択致しました。
HOPは、当店推薦のレンジアップタイプにさせて頂きました。0.25g以上0.3gまでの重量弾に対応しています。
調整のスタートを、0.25g弾で、ちょうど良いかな?と言う位置からのスタートにしてありますが、パッキンが馴染んでくると、HOPのかかりが若干弱くなるので、そこを踏まえたセッティングに致しました。

インナーバレルの位置関係は、こんな状態です。パーツ代を抑える為に、430mm(89式)のノーマルバレルを持参頂いたのですが、アウターバレル内での空走距離を考慮して、手持ちのバレルと交換して使用させて頂きました。シリンダー容積とのバランスも含めてのセッティングになります。
ノーマルのブレ止め兼サイレンサーのパーツを流用しますので、長さ調整の加工が必要です。カスタムパーツとしての別売品でもかまいませんが、コストダウンの目的での流用です。精度的には問題の無いように加工しますので、実際には内部サイレンサーのスペックアップをご希望の方は、別売品を使用して、サイレンサーを増設する方法をお勧め致します。

ノーマルパーツは、画像のように加工しています。
インナーバレルのブレ止めとして、内部にアルミシートを貼り付けて、カット品のバリを残さないよう仕上げてから接着します。
先端には、Oリングをはめ込める溝がありますので、活用して、センター出しとブレ止めを両立させます。

次は、軋みの出てしまうハンドガードの補正をします。こちらも提案させて頂き、おまけの作業になります。
本体側のガイドリブにはアルミテープを貼り付け、厚みを増します。ハンドガードのフレームと接するアール部分に1mm厚のゴムシートを短冊にして貼り付けます。
取り付けの際には、ハンドガードの左右を止めているネジの根元2本を緩めておき、はめ込んでからネジを締め付けてやれば、ガチガチで動かなくなります。軋みが気になる方はお試しください。首の弱い銃とは思えない強度が発揮されます。

十数年前に購入したものの、ほとんど使用していないという固体でしたので、ギア関連はそのままで問題無いと判断致しました。
実際開けてみたところ、磨耗もほとんど無かったので、シムもそのまま、グリスもそのままで組み戻しました。
ギア部分の画像を撮り忘れてしまいましたので、ご了承頂きたいと思います。
調整するのはシリンダーのあるアッパー部分のみです。

弾道と圧縮比の安定化を目的に、二次加速兼エアダンパーロッドを増設してあります。副次効果として、発射音は激減しますので、ダミーボルトの作動音と発射音の減少で、かなり静かになっています。
その他は、純正品を使用しています。カスタムパーツを追加使用してしまうと、パワー調整が大変になってしまいます。
このライトチューンで、パワーはギリギリの状況です。
マルイ製バイオBB弾0.2gにて、97m/s以下・0.25gにて88m/s以下と、かなりシビアな状況です。弾測器によってはオーバーも心配ですが、ASGKの簡易弾測器を使用し。0.2gBB弾でチェックしたところクリアできましたので、大丈夫なパワーだと判断致しました。
川原に行き、HOPのかかりを確認し、弾道チェックをして、問題ありませんでしたので、終了です。
スコープの調整もさせて頂きましたので、十分な性能に仕上がった状態です。
ただ・・・ 一人での簡易チェックでしたので、4×40のスコープでは40m以上先の弾道を確実に確認ができなかったのが残念です。
老眼もきてるのですが、視力そのものも落ちてしまったようです・・・
「悲しいけど、これって現実なのよね!」 って、誰かの台詞であったような・・・
でも、川原では変わった物を見つけられました!

「百舌(もず)の早贄(はやにえ)」です。本来、秋口に見られる物なのですが、バッタも干からびておらず、最近の物なのは確かです。
寒い日ばかりだと思っていましたが、今日も日差しが良く、暖かな1日でしたので、越冬していた気の早いバッタが、たまたま標的になってしまったんでしょうね。 自然が残ってるんだなぁと、ほっこりした日でした。
COMBAT DOLL 店主 中根
奥山デイズにて定例会(レギュレーション)次回未定
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり
2月24・25日を臨時休業させて頂きます。
TEL 053-450-3308 FAX 同番
メール info@combatdoll.jp
ミリブロのメッセージからでも大丈夫です