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Posted by ミリタリーブログ  at 

2014年02月16日

電動 MG42 ハイサイクル化 その1 分解

COMBAT DOLL の店主です。

今回は予告通り、MG42のチューニング記事になります。

が、かなり刻んだ状況でアップさせて頂きます。



分解には、とにかく、コツがいります!

説明書の部品図を見ると、簡単にフックで引っかかっているだけに見えますが、実際にその通りになっています(?)

実際に弄ってみても、なかなか外れません。

チャンバーの固定ネジを外す・・・   グリップ後方のフレームとの連結シャフトを外す・・・

スプリングガイドを外して、スプリングテンションをフリーにする・・・? んっ!? 外れない・・・

ピクリとも動きません・・・ どういうこと? 構造的には上部のラッチを解除すればスポンと抜けてくるはずなのに・・・?

メカボックスのシリンダーアッセンブルの組まれているアッパー側を割らないと無理そうなのですが、出さないと無理です。

仕方なく、そのままやろうとするのですが、ピストンが前進し切った位置になるように、作動させて外そうとしてみますが、動きません。

分解図に無いピンでも入っているのではないかと、じっくり見てみますが、何もありません!?

そうです、タペットプレート(ノズル)が後退していると、スライドさせて後退できない状態になっている訳です。

正直、この作業を、僕とオーナー様と、数人のお客様で2時間くらいかけて、やっていました(涙)
ご協力して下さった、皆様、ありがとうございました。

バッテリーをつなげて、作動させ、わずかに限定されたポイントで停止していないと、分解できない状況でした。
ピストンが前進し切っていて、タペットプレートがフリーになっていないと外れないのです・・・ これには参りました。



やっとの思いで分解すると、こういう状態が確認できるようになります。

シムはぜんぜん足りません・・・  アッパー側も問題を確認します・・・



これは、つらい! の一言ですね。

個体差が必ずあるはずですが、アッパー側の内側のリブが変形してしまっています・・・(涙)
薄い・・・ 薄過ぎます・・・ 強度が心配な、アッパーフレームです。

原因は、左の画像の通り、スプリングガイドの取り付けられているドラム部分の太さが、メカボックスのアッパーフレームの内寸より太くなっているので、組上げてから、無理やり圧入された為に変形してしまった状況です!

このドラム部分は、切削加工では無く、キャスティング(型による成型)で、真円も出ていません(涙)
要加工の部分です。今後のメンテナンスだけではなく、放置状態ではピストンレールの脱線もありえますので、必ず修理が必要な場所です。
同型の銃をお持ちで、スプリングガイドの脱着ができない物は、お近くの専門店に駆け込む事をお勧め致します!



とにかく、サイズが合うまで削るしかありません。

それと、スプリングガイドの位置固定の溝は、V3のサイズですので、組まれているスプリングガイドでは真っ直ぐ取り付けられない状況です。

ですが、固定の為のM5のネジ穴が加工されていなければ取り付けられません。Laylax製のV3用のスプリングガイドを、加工しての取り付けになります。
ネジ穴の追加加工と、プレート部分の長さ調整です。

ドラム側も、内側の円形部分が1段掘り下げられた状態ですので、ガイドプレートのはまる部分の段差を削り落とさなければいけません。



一通り加工して、組み込める状態まで持って行きます。結構手間がかかってしまいます。



スプリングガイドのドラムがスムーズに出し入れできるか確認して、問題が無ければ一安心です。補正チューニングの終了です。
やっと、カスタムチューニングに進めます。

今回のハイサイクル化は、マルイ電動ガンのハイサイクルタイプの中身を移植するチューニングですので、スプリングガイドとピストンの相性も確認が必要です。

マルイのハイサイクル用のピストンは内径が狭くなっているので、カスタムピストンヘッドに付いてくるベアリングが挿入できないサイズです。スプリングガイドに付属するベアリングが、ちゃんと必要位置まで入り込むかの確認をしておきましょう。画像の通り、大丈夫でした。

それと、付いていたパーツ類の確認です。
本来は、こちらが先だったのですが、事の重大さで、順序が逆転してしまいました(苦笑)!



シリンダーは、コーティングタイプで、マルイ製品と同等の仕上げでした。

ノズルは専用サイズですので、流用は効きません。比較的マシな作りの部類だと思います。

シリンダーヘッドは、ノズル内径が狭い(肉厚が厚い)タイプになっており、強度アップと流速アップ効果を考慮した作りになっています。製品程度は良い方だと思います。

ピストンは今回使用しませんが、取説の部品図の構成の通りの、既存品とはちょっと違ったパーツ構成になっています。
素材は中華製の平均的に使われているタイプでした。



タペットプレートは、V2との兼用が効く形状をしていますが、セクターギアのカムピンの当たる部分が大型化されていて、ハイサイクル向けの仕様になっています。

基本、実銃は、毎分1200発のサイクル(毎秒20発)ですので、そういう仕様になるようにパーツ構成されているようです。
セクターギアには、BIGOUT製と同タイプのセクターチップがはめ込まれています。

7.4VのLi-Poでは、そこまでサイクルはあがりませんので、今回のようにカスタマイズが必要になりますね。いきなり11.1Vでの使用はお勧めできない状態ですので、お気をつけください・・・

予告通り、続きは次回にさせて頂きます。
良い銃なのですが、持病持ちのようになっていますので、結構やることが発生します・・・(涙)

明日は、アッパーフレーム側とバレル周りの予定です。


     COMBAT DOLL 店主 中根

  奥山デイズにて定例会レギュレーション)次回未定
  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
  定休日 日曜日 年末年始  他 臨時休業あり
  TEL 053-450-3308 FAX 同番
  メール info@combatdoll.jp
  ミリブロのメッセージからでも大丈夫です 

  






  


Posted by コンバットドール  at 22:48Comments(0)S&T