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2014年05月10日

M4系 メンテナンス

COMBAT DOLL の店主です。

ご無沙汰してました。あまり放置もしていられませんので、書ける時にはしっかり書かせて頂きます!


今回は、メンテナンスのついでにライトチューン言ったご紹介です。

ベース(?)と言うか、中身はジャンクになっていたマルイ製のHOP無しの頃のM16A1を持ち込みで、ボディとフロントはG&P(こちらも持ち込み)です。



フロントサイトはスチール製に変更されたA2RAS、ボディはM4STD、ストックはA1にチークピースです。

ジャンクになっていた、M16A1HOP無しを移植しての組上げです。



まず、フレームとフロントのセンター出しをします。アルミシートを使って、ガタ取りとセンター出しをしてガッチリ固定します。



HOP無しの機種ですので、ノズルは交換が必要です。タペットプレートの樹脂の素材も違いますが、特に問題ありませんのでそのまま使用します。

ピストンは、現行製品と異なる部分が、ヘッドの取り付け部です。いやぁ~懐かしいですね!?20年ぶりくらいに見ました(笑)
ダボの無い平面合わせのなっているのと、樹脂の素材が違いますが、ほぼノーマル組みですので、そのまま使用できます。マルイさんでは、現行製品は素材が3代目にあたります。過去2回改良されている状況です。



ベベルギアは、逆転防止ラッチのかかりは2枚。こちらは、現行の4枚の物に交換です。

シリンダーは、交換の必要は無かったのですが、ダミーボルトの穴から見える、金色を嫌ってシルバーの物に交換しました。海外製品から外したメッキタイプですが、内面の良かった物を使用しています。



スナイパー仕様にしたいと言う事でしたので、ピストンヘッドには、二次加速ロッドを取り付け、スラストベアリングを追加してあります。

シリンダーヘッドもそのまま使用しますが、樹脂の素材は現行とは若干違っています。成分の配合割合が違っているようですね。



メカボックスは、レール部分を軽く研磨してあります。

スプリングガイドは、スラストベアリング分の厚みを、カットし、ダンパーを追加して、若干のテンションアップをしてあります。
インナーバレルは、マルイ純正の509mmを使用しています。



軸受けは純正のままです。ガタが発生していれば交換したのですが、幸いしっかりしていたので、シム調整だけ行い、グリスアップして組上げます。

グリップとモーターは、M4のマルイ純正品を使用してあります。

メカボックスは、本当に極初期で、黒のナンバースタンプの6桁0頭で、メカボックスの側面におできがある頃の製品でした。

初速は、マルイ0.2gバイオBB弾の適正HOPで93m/s前後で、素直な弾道で飛んでくれています。



リアのフリップアップサイトをは、G&P製の600Mサイトになって、狙撃用っぽくなっていますが、チークピースのハイアップのおかげで覗けません(涙)

お好みのスコープを取り付けて、ご使用頂きたいと思います。

クライアント様、お待たせ致しました!


眠っていたジャンクが、陽の目を浴びられるのは良い事だと思います。
交換したパーツの残りで、蘇生チューンが可能なマルイ製品は、さすがだなぁ~と思います。
20年以上前のおもちゃが、共用部品が多数で復活できるのは、すごい事だと実感できますね!


     COMBAT DOLL 店主 中根

  奥山デイズにて定例会レギュレーション)次回未定

  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
  定休日 日曜日 年末年始  他 臨時休業あり

  TEL 053-450-3308 FAX 同番
  メール info@combatdoll.jp
  ミリブロのメッセージからでも大丈夫です 

  
  


Posted by コンバットドール  at 19:00Comments(0)STD

2014年04月24日

G&G G2010 TAN (F2000)  その3 メカボックスと追加ギミック

COMBAT DOLL の店主です。

今回でG2010は最終回になります。メカボックス編です。

シャキシャキ進めましょう。



メカボックスのシャーシになるボディですが、レール部分等研磨してあります。ただ、マルイ製品と比較した場合、軸間距離が僅かに遠く作られています。スパーギア(真ん中)の位置が遠くなっています。ほんの僅かですが。

モーターは、マルイのHC30000モーターに換装です。クライアント様より、サイクルアップを希望されていましたので、この選択です。



但し、ピニオンギアとタワー部分はG&G純正と入れ替えて使用します。ギアはそのまま使用しますので、ベベルギアとピニオンギアの合わせを取る為に、入れ替えです。

画像での比較を見てもらうと解るのですが、開きの角度が違っていて、そのまま使用すると「ギャンギャン」うるさくなってしまいます。
歯の当たりを考慮して設計してある国産のカスタムギアへの換装も考えたのですが、軸間距離の開きでメリットが薄くなってしまう為、純正のギアで調整している状況です。



シリンダーはLaylax製のステンシリンダーC に交換ですが、タペットプレート用のスプリングが、放熱フィン(外周の溝)に当たってジョリジョリ音を立ててしまうので、接触部分を削り込んで使用します。

タペットプレートは、P-90とはノズル位置が若干違っていて、オリジナルサイズになっています。肉厚も厚く、強度は十分なので交換する必要はありませんが、壊れてしまうと代替の利かないパーツになります。



ピストンアッセンブルも交換する必要のない品質ですが、エアダンパーロッドを装着する為に、ヘッド部分を交換します。
ピストンヘッドは、G&Gの独特の形状になっていて、シリンダー内での気密を上げるのには理想的な形状だと思いますが、国内規制の範囲内では「猫に小判」状態です。流速チューンでなら生かせるでしょう。



ピストンには、位置決め用のリブがある為、ヘッドの換装には邪魔になるので削り落とします。
マルイの純正のピストンヘッドに交換ですが、理由として
 ①偏芯したノズル位置に合わせた、ダンパーロッドの取り付けの為、穴無しのヘッドが必要になる。
 ②打撃音の緩和の為、柔軟性のある素材で振動を吸収させる。
 ③ウエイトのセッティングで、マルイ製の亜鉛ブロックが最適。
の要求が満たされ、安価で手に入る事からの選択になっています。

ダンパーロッドは、位置測定後にマーキングし、現物合わせで補正して取り付けます。
昔は良く失敗して、何度か作り直したりしてた時期がありましたが、かなり慣れましたね。
機種毎に微妙に違っているのが面倒なのですが、場数を踏んで上達した感が強いです。
ボールヘッドの付け根もなるべく細くきれいな流線型にして、吐出効率が良くなるようにします。ガスガンのマガジンの放出バルブと同じ原理になります。



シリンダーヘッドのノズルに関しては、レビューの際に紹介しましたが、3mmくらいの内径に絞られており、強力なスプリングで圧縮しないと、ピストンの前進スピードがクリアできない状況になっていました。相当の過負荷状態ですね。不必要最大限の調整状態です。

通常ヘッドのノズルにスリーブが接着されている状況だったのですが、意外としつこくて手間取ってしまいました。変形に十分注意しての作業が必要な箇所になります。ロッドはこのノズルの内径に合わせて調整されています。

スプリングガイドは、画像のような状態になっており、テンション調整が可能な構造です。ただ、ステンレス製なので、あまり強く締め込むと固着してしまって、外せなくなる場合があります。初期状態での分解も、相当手間取ってしまいました。マイナスドライバーを使ってのロック用のインサートの締め過ぎには注意ですね。



グリスアップを行いながら、組上げて行きます。



シムには、静音性の補助として、ベークライトの物を一部使用しています。メタルシムで挟み込んで使用します。浸透性が強くて通常のグリスでは劣化してしまうので、ギア部分の塗布も合わせて「Xabier製ホワイトグリス」を使用しています。

必要な処理が終わって、メカボックスを閉じます。



スプリングは、組上げてから差し込むのですが、解り易い画像にしてあります。個人的な好みなのですが、不等ピッチの物より等ピッチの方が耐久性が良いので、このタイプを選択しています。

FETを含めた、スイッチアッセンブリーとモーターブロックを組み付けて、メカボックスは完成になります。



パワーアジャスター方式ですので、組上げた状況での調整を可能となっているのが楽ですね。勿論、超えてしまわない様にリミッターを効かせてあります。
画像は、解説の為に最後部に位置させています。
ネジの固着もありますので、締め過ぎには注意ですが、緩めたい時には、六角レンチを使用するガイド部分を一度締め込むと、ロック用インサートと離れて易いです。ロック用インサートはマイナスドライバーを使用しますが、固着してしまった状況で回すのは難しいです。
ガイド部分を締め込むとテンションが上がる訳ですが、この仕上げでのネジ1周1m/s強くらいです。緩める為の締め込みは1/4周も回す必要はありませんので、問題の無い状況です。

安全マージンを取りつつも、高めの初速設定でのお渡しになる為、遊びに行った先での測定器によっては、違う数字が出るのが普通です。
市販の測定器は、測定精度が保障された物では無く、コンパクトなタイプほど誤差が大きくなります。短い距離での測定は、誤差の割合が高くなってしまう為、正確さに疑問有りです。勿論、長過ぎても減速してしまう状況なら正確な数値は拾えません。
デジタル表示の測定器であっても、目安でしかありませんので、ギリギリのセッティングはお勧めできないのが現状です。
最終的な判断は、ASGKの簡易弾速器での貫通テストが安心です。何しろ通産省の経済大臣認可団体ASCKが、各省庁でお墨付きを頂いている測定器です。これでクリアなら問題ありません。

クライアント様、もしも出先にて、不都合がありましたら、微調整願います。

実際にクリアされていると確信がある状態であっても、現場でのルール(規定)が優先されます。
「AというフィールドではOKだったのに、なんでBでは使わせてもらえないの?」は通用しません。
そこにある測定器が基準であり、それがルールです。誤差があるのが当たり前の測定器ですので、そこを十分にご理解ください。

チューニングはこんな状態になります。レビューから含めて、4回に分かれた投稿でした。
 G&G G2010 TAN (F2000) レビュー
 G&G G2010 TAN (F2000)  その1 FETと緩衝材
 G&G G2010 TAN (F2000)  その2 スコープとバレル

補足になります。 



モーターのスパークの対処として、画像の様にペットボトルの切片と、ABS板をはめ込んであります。

「プッシュロッド」「増設分」と言うのは、トリガーロックがかかってしまった時の対処になります。
P-90やAUGのユーザー様で、経験のある方がいらっしゃると思いますが、フルオート射撃の後で、突然トリガーが引けなくなってしまう状態になってしまう時があります。



これは、カットオフレバーが、スイッチのパーツのスライド部分とちょうど噛み合ってしまい、固定されてしまう状態です。
こうなると、メカボックスを引きずり出して解除しなければなりません。逆転防止ラッチの解除でギアをフリーにするか、カットオフレバーを外してやるかのどちらかになります。
逆転防止ラッチの解除を外部からできるようにするのは大変なので、画像の様に、ロッドで押すことで、カットオフレバーを動かせるようにしてあります。もし、ロックがかかってしまったら、押しながら作動させてください。フルオートで作動します。



バッテリーの脱着用にパッドの取り外しがありますので、作業は簡単です。モーターの位置調整も、穴を開け足して可能にしてありますので、使用している内に緩んできたら増し締めしてください。ギアノイズがうるさくなってきたら、緩んだ時です。

コネクターも画像の様にしておくのが前提の設計のようです。コネクターの収納で、バッテリー側の配線基部に負担をかけけないように、お気を付けください。

それと、愚痴になってしまうかもしれませんが・・・



今回のチューニングで、電気系を重要視した理由がこれです! レビューの時にも使用した画像の部分拡大なのですが、この個体は、電気系でのトラブルを経験している個体で、コードの発熱により、フレームの一部が溶かされている上に、発火した形跡があるのです!!

コードには形跡が無く、新品状態でしたので、トラブル後に修正したのでしょうが、フレームはそのまま使用されている状況です。
いったい、何が原因だったのでしょう? ちょうど当店修理で、スイッチの溶けた固体の修理をやったばかりだったので、極めて慎重に作業させて頂きました。

やっばり、目に見えない(老眼のせいではなく)電気って、付け焼刃の知識では怖い物です。
みなさんも、お気をつけくださいませ・・・


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2014年04月23日

G&G G2010 TAN (F2000)  その2 スコープとバレル

COMBAT DOLL の店主です。

今回も引き続き、G2010の続きです。スコープ関連と、バレル周りになります。

クライアント様への解説を含めておりますので、ご了承ください。



付属のスコープを取り外した所ですが、クリップは接着されていました。

スコープの回転を固定する為には接着しかありませんが、そんな事をすると分解ができなくなってしまう構造です。

スペーサーを厚くしても、樹脂が広がってしまうだけですので、完全固定は諦めます。
幸いカバーがありますので、取らない限りはズレません。

レール部分の一部である、スリングスイベルのシャフトですが、当初補強の為に心棒を通そうと思っていましたが、こちらも止めておきます。
補強すると使いたくなってしまうのと、カバーのロックラッチ部分に負担が集中してしまう恐れがあるので、使用厳禁にして頂きたいと思います。



ペコペコ浮いていたレール部分は、ネジを4本増設して、レシーバーにしっかり固定します。黒いネジがなかなかありませんので、電動ガン用のグリップ内部のネジを使用しました。M3のサイズです。レシーバーに直接タップを切ってあります。

実際の所、スコープのカバーもこのレールで受けており、そのままでは不安定な状況で、スナイパーとして使用するにはとても向いていません。今回のような固定で、初めてしっかり固定された状況です。

レシーバー内部への緩衝材は入れておりません。結構見えてしまう空間なので、格好悪くなってしまうと思い、そのままにしております。
見た目重要のご様子ですたので、無理してもあまり変化の無い部分は、重量増加の嫌いもありますのでスルーしました。



良く見てもらうと解るのですが、純正状態では浮いてしまっていて、レシーバーとの間に隙間ができます。ちょっと触っても簡単に動いてしまう状況でしたので、保管状況によっては、曲がり癖が付いて傾いてしまうでしょう。



スコープの位置補正に関しては、位置決め用の突起部分は反転させて使用せず、二重にはまっていた物を前後に振り分けます。
チャンバーの位置を基準に決定し、スコープとクリップに適正位置をけがいて、マーキングとします。
組上げた状態でも、簡単に手で回せますので、ズレてしまったら補正は容易です。

驚いたのは、スコープの突起の一つ(何の為の物か不明)の大きなやつが、カバーに干渉してしまっていて、スコープがズレてしまう事でした。
おいおい、ちゃんと設計寸法を確認しておいてくださいよ! じーじーさん!
仕方なく、スコープの突起部分を一部削り落としました。これで、真っ直ぐ狙えます。



スコープの傾きも補正でき、ベースも安定して、カバーもキッチリ収まって、スコープ周辺は完了です。

ですが・・・ 途中でチャンバー位置の補正もありました。スコープのレベル出しで発覚です。



画像の様に、チャンバーの取り付けブロックが傾いています。下の部分の、フレームロックパーツと合わさるキーで確認しても、角が当たっているだけです。どうりで、ロックボタンが硬いと思いました。



取り付けの構造は、位置決めの無い、パイプとスリーブの状況ですので、補正は簡単です。



物差しを挟み込んだ状態の画像で比較すると、こんなに傾いていたのが解ります。アウターバレルも少し遊びがありましたので、センター出し用にアルミテープを巻いて、位置補正しました。
アウターバレルの内部はできが良く、マルイ製のバレルで、ブレ無しのピッタリサイズでした。純正バレルより、相性が良いですね。
ただ、個体差だと思いますので、すべてには当てはまらない事を、お断りしています。

スコープといい、チャンバーのホルダーといい、ちょっと気を付けてもらえば、問題無い状況にできるはずなのに・・・
日本の規格基準の違いと言いましょうか、感覚の違いと言いましょうか・・・ 25年前の日本製品な感じです。
製品その物が、半完成品の時代ですね。弄らせるのも遊びの提供の一つだった頃です。
「当たらない、飛ばないは当たり前。そこを良くするのがこのおもちゃの醍醐味です!」って時代でした。懐かしい(笑)

ちょっと、逸れてしまいましたが、戻します。



インナーバレルとチャンバー周りです。できは良い方だと思います。インナーの内部仕上げは日本製にはかないません。
レンジアップの為、タイトバレルは不向きですので、マルイ純正品を使用して、チューニングしていきます。



今回は、取っておきのPSG-1のバレルを加工して使用します。選択理由は後で説明致します。

440mmの長さにカットして、ハイダー内のテーパーとバランスを取らせる為の出口加工をします。入り口も追加研磨仕上げしています。



当店仕様のレンジアップ「山」カスタムにあたりますが、今回のチューニングはBB弾の重量を限定して使用されると言うことでしたので、重量弾に特化した仕様にしました。とは言っても0.2gの弾から使用可能にはしてしまったのですが・・・(笑)

BB弾と当たるHOP用シートには、素材の柔らかいラバーシートを使用し、少ない接触でグリップ効くようになっています。さらに、接触の距離を長くすることで、HOP回転を強くでき、飛距離を稼げる訳です。

バレル長と吐出とのバランスも重要ですが、なるべく最低限の負荷で効率良くが、モットーですので実践します。



HOPの可変幅を少なくするのも、その一環です。上限が決まっていますので、幅が多ければ最低値がより低くなってしまいます。
微調整になると言う事は、ムラの少ないパワーバンドで、効率良く変調させられるようにする訳ですね。

HOPダイヤルの半分を殺してありますが、実質1/4の可動域でのHOP調整となっています。
最低位置で、0.2gでの適正位置にしてあります。こうすることで、上限値を安定させ、重量弾での適正HOP状態での初速底上げが可能になります。
ちなみに、この固体は0.25gでの最高速86m/s、精度重視適正HOP86m/s・飛距離重視適正HOP84m/sとなっています。測定器の誤差もあると思いますので、2m/sのマージンを取ってあります。
無風状態なら、ヘタクソな僕でも40m先の350mlの空き缶に1/5の確立で当てられました。完全に凪いでいましたので、少しでも風があればこうは行きませんが、十分な性能だと思います。



精度重視のダイヤル位置でここら辺りです。BB弾のブランドによっては変動しますので、目安ですね。
簡略図での説明をしますと、PSG-1のバレルを使用した理由として、HOPシートを平行な状況で押し下げる為に段差が適しているからです。
当店の工具では、このような精度の必要な加工をできる物がありません。マルイさんの製品だから安心してできる仕様です。
0.25g以下のBB弾を使用する前提の物はここまで必要ありませんが、0.28~0.30gでは効果がハッキリでます。

ただ、重たい弾は当たると痛いので、なるべく優しい状況で使って頂きたいのが本音です。推奨は0.25gとさせて頂きます。

バレル周りはこんなところでしょうか?


あとは、おまけでマガジンについてなのですが、



190連のショートマガジンだと、ここまで隠れてしまいます。P-90のカスタム品に見える状態でした。



ハイダーも、海外製では珍しく、イモネジでの固定がされているタイプになっています。クライアント様への発送は、緩めた状態にしてありますので、サイレンサーへの換装は容易になっています。

試射は、まずそのままでお願い致します。サイレンサーも製品によっては、センターが出ていなかったり、吸音材がはみ出している物もありますので、サイレンサーを付けると、真っ直ぐ飛ばなくなる事も珍しくありません。確認の上、ご使用ください。

画像のように、マガジンのリップ部分の形状で、M16シリーズ用のマガジンでも使える物と使えない物があります。他の機種でもありますので、ご注意ください。
マルイのノーマルマガジンが、組上げたら入らなくなって、少々焦ってしまいました(笑) 
メカボックスを入れる前のチェックでは装着できていたので、ボディを組む時にミスがあったのかと思ってしまい、一瞬冷や汗がでました(笑)

長くなってしまいましたが、次回はメカボックス編の最終回になります。


     COMBAT DOLL 店主 中根

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2014年04月22日

G&G G2010 TAN (F2000)  その1 FETと緩衝材

COMBAT DOLL の店主です。

昨日も投稿できませんでした、申し訳ありません。本日もギリギリだったりしますが・・・?(汗)

本日は、前回のFETとバッテリーに絡んだチューニングを含めた内容になります。



悩んでいたのが、このG2010の個体なのですが、純正状態ではモーター回転時にブラシ部分まで、スパークがバチバチで、モーターがアッと言うに消耗してしまいそうな状況でした。

内部チューンは、次回以降2回に分けて投稿致しますので、今回はFETを含めた一部の投稿です。

内部チューンを行って、初速を95m/sくらいにし、スプリングも交換して負荷の低減をはかり、モーターもマルイのハイサイクル用に交換しての状況で、通常配線での状況を確認したのですが・・・

随分、良くはなったのですが、モーターでのスパークが結構有り、不安になっての前回の投稿記事につながった訳です。

結果として、この状況で組上げました。



配線の状態で、負荷が少な過ぎると、モーターのブラシでの抵抗が差し引きで大きくなってしまい、スパークし易くなります。

そこで、配線のスケル値(通電効率としておきます)を、抑えてバランスを取る事でブラシの損耗を抑えられる事が解り、ガラス管ヒューズや抵抗を入れる事でバランスを取りました。

突入電流や導通抵抗を計算できるほどの教養がありませんでしたので、他の方のHPやブログなどを参考に導いた結果です。

画像のように、信号線に0.3sqの並列線を使用し100Ωの抵抗を介入。主配線には比較的低めの0.75sqのテフロン線を使用し、FETの回路には30kΩの抵抗を介入。20Aのガラス管ヒューズを使用することで、全体の通電のムラを少なくして、部分負荷を抑えるようにしてみました。

一番のポイントは、アルミのコの字のアングル材(20mm角)を使って、FETのヒートシンク代わりにできた事です。直接ネジ止めしてあります。
勿論、メカボックスとの絶縁もしてあり、モーターハウジングとの隙間にアングル材がきれいに収まってくれたのが幸いでした。



樹脂のスイッチブロックに固定用の穴が余っていたので、しっかり固定できています。配線の取り回しやヒューズの収まりも、あつらえた様に入り込んでくれています。

この銃は、消音処理をするカスタムだったので、ボディ内部が緩衝材で塞がってしまい、発熱に対する対策も重要だったので、キレイに収まってもらえたのは助かりました。



こんな状態にしています。重量増加を敬遠する為に、発泡ウレタン系の素材を中心とする為に、FETの放熱とモーターのスパークの抑制に慎重になった訳です。



そのままだと、画像の様に、大きな空間があり、ここでメカボックスから発せられる音が共鳴してしまいます。ボディへの共振も大きいです。



組み合わせた状態では、このようになり、キュウキュウパンパンになります。



メカボックスが入り込むと、この状況です。モーターにも直接接触させるので、ブラシ部分でのスパークは、ウレタンに飛んで、発火してしまう危険があるからです。それと、保温効果も高くなってしまいますので、発熱した分の熱が逃げ難い状況です。

モーターもある程度発熱してしまいますので、ワンマガジンフルオートで撃ち切りさせてしまう使い方は厳禁になるのは仕方がないのですが、熱の処理がある程度の本体内処理ができる状態と、発火防止対策が必要になる訳ですね。

画像ではまだ未処理ですが、モーターのブラシ付近には、アルミシートかテープでスパーク避けをします。発熱に関しては、なるべく撃ち過ぎないように、注意して頂くしかありません。とは言っても、フルオートでも50発程度にまでに刻んで頂いて、たくさん撃ち込んだら少し間を開けてもらえば十分な状態です。

但し、真夏日の炎天下など、外気温が高い場合は、様子を見ながら使用して頂きたいと思います。熱が逃げ難い仕様になっていますので、内部温度がどの位になってしまうのか、見当がつきません。その前に人間の方が、焼き付いてしまうかもしれませんが・・・(笑)

とりあえず、FETのスペックも落ち着き、安心な状態にできました。

続きは次回になりますので、宜しくお願い致します。


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2014年04月11日

MASADA Xabier チューン

COMBAT DOLL の店主です。

今回もMASADAですが、Xabierのヘッドとスプリングを使用したチューニングです。

前回ご紹介のチャンバーを装着した仕様になります。

クライアント様のオーダーで、0.25g標準使用のセッティングとしてあります。



DEカラーの14.5incバレルモデルですね。

早速、チャンバー周りからいきましょう・・・



その前の個体と同様で、チャンバーブロックが無ければ、ノズルとパッキンの気密は取れている状態です。
チャンバーブロックのホゾ部分も拡張加工されています。



Raptors airsoft製のチャンバーを仮付けしてみます。
ポン付けでは、まだ僅かに隙間があります。



パーツ細部の確認です。ホップのアジャスターとパッキンは交換します。
パッキンはフチが短いタイプで、このチャンバー専用品になっていました。



当店オリジナルのレンジアップHOP仕様に変更です。インナーバレルはLaylax製アッシュバレル455mmを395mmにカットして使用しています。
0.2gなら。25m前後の直進性は確保できます。最大30mくらいまで調整できますので、ショートレンジのフィールドなら、0.2gBB弾でのゲーム使用に差し支えありません。それ以上は浮き上がりの弾道になりますので、ご了承ください。
0.25gなら、40mくらいまでの直進性を求めたHOP弱めの精度重視と、60m前後までの飛距離優先でのHOP調整との使い分けをして頂けるチャンバーの状況です。勿論、0.28gでの使用も可能です。

HOP調整のストローク幅もありますので、任意での調整をして頂く状況ですね。調整がシビアですので、加減は少しずつ行って頂きたいと思います。



過去記事の 「スコープ調整」 で使用した画像ですが、弾道の参考にして頂ければと思います。



インナーバレルは、ハイダーの内部段差の影響を受け難いように、ハイダー内部のテーパー部分と位置合わせをした長さにしてあります。
乱流を起こり難くする対処にして、長距離弾道の安定化を図ってあります。

アウターバレルブロックとチャンバーブロックのガタ補正も行います。ほんとに、同じ厚みになった事の無い箇所です。
チャンバーブロックとの合わせは、純正品より少し狭い程度です。



位置補正の加工も行っています。テイクダウン機能に影響の無い程度に抑えます。
チャンバーパッキンは、通常タイプにしてありますので、張り出しは画像の通りです。

引き続き、内部になります。



Xabierのダンパーロッドは、マルイ製品対応の為、ボールヘッドの外径が大きくて使用できません。
真鍮のポリゴン材から、削り出して新規作成です。シリンダーヘッドとの合わせも確認します。

スラストベアリングはピストン側にWフィードで装着させ、重量とストロークを稼いだセッティングにします。
安定した圧縮比の確保になります。

ピストンのラックギアも、回転ピッチのバランスズレに対応できるように一部カットしてあります。



スプリングガイドは交換ができませんので、コントラスプリング用のシャフト外径調整加工と、Wフィードしたスラストベアリングの厚み分のショート加工をします。
このネジ穴は、個体差も有ると思うのですが、センターがズレていた為に、加工は大変でした・・・(汗)



画像の様にサイズダウンで、Xabierコントラスプリングを使用可能になります。

シリンダーは、内部メッキが剥がれてしまっていて、使い物になりません。交換になります。



ノズルもチャンバーに合わせて、同社の方を使用します。
チャンバーパッキンのフチが張り出していますので、その分給弾ルート確保の加工を、タペットプレートとノズルに行います。



モーターは、マルイHC30000に交換ですが、コントラスプリングの特性上、容量の大きいバッテリーではセミオートのセレクター位置で、Wタップになってしまう場合があります。Li-Poの7.4V 2200mA 25Cクラスで微妙になります。SBDも装着してあります。

シリンダーは、Laylax製ステンCに交換し、シム調整を行います。

で、今回、軸受けにトラブルが・・・  シリンダーと言い、微妙にハズレ個体だった感じです。



2種類のベアリング軸受け(6つ玉4箇所と8つ玉2箇所)が混在して、合わせもバラバラだったのと、フランジが割れてしまっていた物がはまっていました。国産の規格品は、フランジを含めた厚みが大きいので、ベベルギアの位置でしか使用できません。
6つ玉(従来型)のフランジが割れていたので、対で交換です。セクターに6つ玉、スパーに8つ玉(新型?)、ベベルに国産品として、セット、シム調整してあります。
ギアノイズは、かなり小さくなりました。「ひょうたんからこま」と言うか、「怪我の功名」と言った状態です。



コントラスプリングにグリスアップして装着です。バネの音は聞こえなくなります。
テイクダウン状況も確認して、初速ムラが出ないかを確かめてあります。


0.2gで95m/s未満、0.25gの精度重視HOPなら85m/s・飛距離重視なら80m/sのセッティングで完了致しました。
各パーツの特性を最大限に生かしたつもりですので、不明な点があれば、お問い合わせください。

また、ちょっと撃ち応えの違う仕様のMASADAになりました。
風の影響が少ない時なら、精度を確保した長射程となっています。0.25gでの安定性は、他と比較して頂いても差がハッキリわかると思います。ダットサイトより、スコープでのスナイピングが面白くなるかもしれませんので、換装の時はレベル出しにご注意くださいませ。


     COMBAT DOLL 店主 中根

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2014年04月08日

G36C 「林の壱式」 サイレントチューン Xabier仕様

COMBAT DOLL の店主です。

本日はアップが遅くなってしまいました。

内容もサラッとになってしまいますが、肝になるメカボックス部分のみになってます。

インナーバレルはKM TNバレルの旧型(HOP切り欠きの違い)が装着された、スタンダードタイプの電動ガンです。

今回は地元ブランドのXabierパーツを使用したチューニングです。


(Xabier コントラスプリング と エアダンパーピストンヘッド)



メカボックスの内部自体は最低限のパーツ交換で抑えます。

軸受けはガタがきていたので、システマ製オイルレスメタルへの交換。ギアは純正でシム調整のみ。
ギアへのグリスアップは、スプリングに付属しているものを使用しています。

シリンダーも純正品の穴あきをクリーニング及び、グリスアップ。シリンダーグリスはXabier製イエローグリス。



ピストンも純正品からヘッドを交換して使用です。

Xabierエアダンパーピストンヘッドは、スラストベアリングを、ピストン側へWフィードして使用します。
重量増加の圧縮比の安定した確保が目的です。

余談ですが、昔に軽量化が流行った頃があったのですが、スプリングのレートを上げないと圧縮比が安定せず、初速が不安定になるという欠点がありましたので、当店はピストンの重量バランスには拘りがあります。あまり軽いと、圧縮エアに跳ね返されてしまいますので、高レートのスプリングを使用するハイサイクルなら、軽量化メリットもあるのですが、やはりバランスが重要になりますね。
余談でした・・・

で、重量増加による、ピストンスピードの減速と、エアダンパー効果による減速とで、ギアとピストンの噛み合せが狂っても対処できるように、ピストンのラックギアの一部を低くカットして、前進の遅れたピストンにギアが噛み合わさるように加工調整しています。



今回のG36Cのシリンダーヘッドのノズル内径は、ちょっと小さ目で、バリ落し程度では、ロッドが入りきりませんでした。ロッドのボールヘッド部分は4.8mmで、製品ムラは無かったのですが、ノズル内径が4.7mmしかなかったので、必要サイズと奥行きに加工調整が必要でした。

マルイ純正品ですが、許容内径誤差は大きく取られている部分だと思いますので、仕方が無い部分でしょう。カスタムヘッドに交換するのも勿体無いので、加工して使用しています。
加工する環境の無い方は、Laylax製のシリンダーヘッドへの交換で対処できますので、そちらをご使用ください。その際は、同社のノズルに交換してくださいね。

そして、今回は試しにやってみたのが・・・



純正スプリングガイドを、シャフト径を細くして、使用することです。

スラストベアリングをWフィードする事を優先に考えてやっていた所、ショート加工するのに都合の良いVer3用のガイドが、手持ちで無かったこともあり、物は試しと言う事で加工してみました。

方法はお見せできませんが、ボール盤とカッターで加工してあります。良い子は真似をしてはいけない使い方をしておりますので、ご了承ください(笑)

実際には、樹脂製の方が、振動の伝達も少なくなりますので、消音化には貢献できます。
メカボックスでの動作音も、シム調整とガイドの素材、エアダンパーによる振動の軽減で、かなり静かになっています。

ただ、発射音に関しては、短いインナーバレル(G36C 247mm)ですので、圧縮されたエアの膨張音が「パチンッ!」と聞こえるようになります。サイレンサー等の追加装備で、高音域は消されてくれますので、実際のゲーム使用状況(サイレンサー装備)ではかなり静かになりました。

隠密行動の好きなクライアント様に、十分満足頂いたチューニングになりました。

メンテナンスとして、劣化したHOPチャンバーパッキンを、システマ製のHOPパッキンに交換したのが、追加装備と言った状況です。

KM製のバレルと、今回のチューニングで、93m/s(適正HOP)くらいになってますので、ちょうど使い易いあたりになっています。

クライアント様、キャラクターに合ったチューニングにできましたので、宜しくご活用くださいませ!(笑)


     COMBAT DOLL 店主 中根

  奥山デイズにて定例会レギュレーション)次回 5月下旬見込み
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2014年04月07日

MASADA ノーマルチャンバー チューニング 後編 内部

COMBAT DOLL の店主です。

前回に引き続き、MASADA のノーマルチャンバーでのチューニングです。

今回は、メカボックス内部ですね。
以前の 【MAGPULL PTS MASADA CQB 「林の壱式」 メカボックス編】 と基本的に同じ仕様でモータースペックが異なります。



今回の交換されたパーツ群です。



前回、少し触れましたが、ピストンの破損状況が限界に近かったので、ウエイト調整も兼ねて、交換です。
当初は、純正のままでの予定でしたが、スプリングも必要そうだったので、マルイのアッセンブルを使用してあります。

ピストンヘッドは、圧縮比の効率化とエアダンパー効果を得るロッド仕様ですので、余剰振動を減らし、集弾性の向上に貢献します。
純正ウエイトに、スラストベアリング取り付け用のスペーサーを入れて、重量の確保とテンションアップを兼用しています。



ロッドの加工状況(4.2mm径)の具合を確認しておきます。

メカボックス内部は、ピストンとタペットプレートのガイドレールの研磨をしておきます。

チャンバーブロックが、メカボックスにしっかりとはまり込むように、ノズル周りの面取り部分を11mmの貫通穴に加工します。
純正のチャンバーブロックは、ガイド部分の外径は10.5mmなのですが、テイクダウン機能の関係で、11mmの貫通穴になりました。
チャンバーブロックだけだと、多少の遊びが気になりますが、バレルアッセンブルをタイトに調整してるので、実装状況では問題ありません。



スイッチは、オムロン製に交換し、SBDを追加装着します。

ノズルとタペットプレートの加工です。
給弾可能なスペースを確保し、気密を保つ方法としては、次世代電動ガンのM4系と同様に、ノズルの一部をカットします。



給弾される部分を切り欠いて、ルートを確保します。

ここは、削り過ぎてしまうと、エアロスが発生するのと、給弾不良がでますので、最低限にしてください。

理屈では、チャンバーの後退分だけ削れば良いのですが、気持ち多めの方が良いです。0.5~0.6mmくらいになると思います。

ご自身で加工される場合は、他を傷付けないようにご注意ください。
傷のせいで気密が取れなくなってしまっては、本末転倒してしまいますので、お気を付けくださいね。

ノズルが回転して、位置が変わってしまうとBB弾が通らなくなってしまいますので、タペットプレートに固定ピンを打ち込み、ノズルにホゾ穴を開けます。タペットプレートは、下穴を開けてからピンを圧入しますが、接着しておけば間違いないです。

ノズルのホゾ穴の位置に、シーリング用のOリングがありますので、穴あけの際は外してから行います。はめ戻すと、ピンのストッパーにもなりますので、ガイドピンが緩んでも、シリンダーヘッドのノズルに干渉する事もありません。長さだけ、ピッタリになるように用意したピンを打ち込むだけです。

タペットプレート用のスプリングも少し強過ぎますので、マルイ製に交換しておきます。(そろそろ当店の在庫も怪しくなってきています)



内部各所の調整が完了したところで、ギアのシムの再調整を行い、組み上げます。

モーターは、純正品は燃費が悪いようで、マルイ製の1000モーターに換装されていましたので、そのまま調整してあります。HC30000モーターまでのスペックは不要とのことでしたので、十分なチョイスだと思います。

スプリングのレートも、ガクンと下がりましたので、モーターへの負荷も減り、快適ドライブ状態になっています。



実際のところ、クライアント様のチェックした弾速測定器は、少し高めの計測値になっているようです。
先に伺った、初速値と当店での計測とで、-5m/sの初速差がありましたので、その誤差を考慮しての調整を行ってあります。

マルイ純正スプリング(ピストンアッセンブルに付属していた物)で、持ち込み時より+2m/s前後のアップ。
取りあえず、これが誤差読み無しでの希望スペックなのですが、ASGKの簡易測定器による貫通テストでも0.8J以下になりますので、フィールドチェックの状況であれば、このままご使用頂ければと思います。

SHSのスプリングがありますので、こちらを保険用に調整(画像参照)しておきました。

当店の計測で、規制値内に収めてあり、不等ピッチの為、組み込み方向で初速が変わります。
最大で98m/s未満に調整してあります。

スプリングの交換が容易な機種ですので、実測の上、適正初速でご使用頂ければと思います。

クライアント様、当方の都合でお渡しが遅れてしまい、申し訳ありませんでした。

スペックは、ご要望通りになっていると思いますので、ご確認くださいませ。

予定のゲームに間に合わなくなってしまい、申し訳ありませんでしたが、以上の内容にてチューニングしておりますので、不明な点がありましたら、お問い合わせください。

今回のカスタムオーダー、ありがとうございました。

追記
 早速、ご連絡を頂き、初速に関しては問題なかったそうです。やはり、測定器の個体差はありますので、どれが正確かという基準は、公的機関が認可している、ASCKの簡易測定器での最終チェックが安心ですね。

 それと、稀にセミオート時にバースト発射になってしまうとの報告を頂きました。
 「マイクロスイッチ オムロン製」を参考にして頂けると解るのですが、スイッチオンオフのストロークや、テンションの違いがあります。
 カットオフギミックのスプリングテンションが僅かに不足している状況(オムロンスイッチのリテンションに負けている)だと思われますので、その部分を再調整させて頂きます。メインスプリングテンションがかなり弱くなっているので、オーバーラン的な要素も追加されてしまっているとも思います。
 パーツのかさ上げの事例(ストローク調整)もご紹介頂きましたので、確実な方法で対処、再調整致します。


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2014年04月06日

MASADA ノーマルチャンバーチューン 前編 本体

COMBAT DOLL の店主です。

今回は、MASADA のノーマルチャンバーでの気密アップチューンの作例です。

画像の枚数が多くなってしまったので、前後編でアップさせて頂きます。



レールハンドガード仕様のCQBサイズの物です。

クライアント様が多少チューニングされておりますが、最後の煮詰め部分をご依頼頂きました。

初速設定を、0.2gBB弾にて、95m/sとし、安定した直進性に仕上げたいとの事です。

気密保持の不完全な機種ですので、チャンバー周りの気密保持さえできれば、マルイ製品と同様にチューニングするだけなのですが、そこが面倒な加工が必要になりますので、最低限の道具が必要になります。

チャンバーの位置変更の工作は加減の面倒な部分になりますので、参考にされる方は、慎重に作業して頂きたいと思います。

以前の 「WII TECH製 チャンバー使用例」 ではカットしてしまった部分も合わせて説明していきます。

まず、初期状況の確認です。



モーターは、マルイ1000モーターに換装済み、メカボックス内部はスプリング・SHS M90、 ピストンヘッドはジュラコン製6つ穴、 シム追加調整済みとなっています。こちらは、次回の記事にて詳細になります。

インナーバレルは、Laylax製 6.03mm内径 318mm、 HOPアジャスターはWII TECH製加工品、HOPパッキンはマルイ製です。



まずは、インナーバレルの交換です。内径6.03mmのインナーバレルは、初速を稼ぐのには良いのですが、タイトな為にBB弾を選びます。
BB弾との相性が悪いと、初速ムラや不安定な弾道になり易いので、安定性能の確保として、マルイ純正品の6.08mm内径の物を320mmにカット加工した物に交換します。

真鍮製の物でないと、出口テーパー加工ができない(当店ツールの都合)のもあるのですが、当方の経験上、ゲームにおける不安定な射手の状況では、6.05~08mmのインナーバレルの方が、遠距離での安定性が高いので、クライアント様と相談の上、交換させて頂いています。

2mm長くしたのは、アウターバレル内のブレ止めのOリングの状態を考慮して、余裕のあるはまり込みにする為です。



ホップアジャスターの変更ですが、既設の状態の物は、押さえる量がちょっと多すぎるようで、弾詰まり気味になっており、ピストンが破損しかかっていましたので、押さえの量を加減する必要がありました。また、押さえ部分に金属製のカスタムパーツを使用されていましたが、調整がタイトになってしまいますので、純正のアジャスターパーツを使用した加工品に交換させて頂いております。

ラバー部分はなるべく柔らかい物を使用し、前後長を若干長く取ってあります。



加工する前に、ノズルとパッキンの位置関係を確認します。以前は説明をカットした部分です。
実際確認して頂けると解るのですが、チャンバーブロック無しの状態であれば、ノズルとパッキンの気密は取れる位置関係にあります。
テイクダウンの機能を優先させた結果、チャンバーを逃し過ぎて、気密が取れなくなってしまったのが実情だと思われます。

発射性能に一番重要な部分が、一番補正が必要になってしまっている訳です。



チャンバーブロックが、メカボックス側に後退するチューニングを行うので、給弾ルート部分の空間確保の為、チャンバーの一部を削り込みます。

ガイドスクリューの部分は加工済みになっていましたが、僅かに削り過ぎでした。テイクダウンの際の押し込み量が多く、少し硬めの感覚になりますが、問題とはならかったので、そのまま使用します。



脱着ギミックにおける、多めのクリアランスも、固定精度の欠点になってしまっているので、補正が必要です。
チャンバーブロックとバレルホルダーとの内外径との差も大きく、この個体は0.4mmくらいありましたので、アルミテープにて補正してあります。
アルミシートの接着も試みたのですが、接着剤とシートの厚みがちょうど良くできる物が無く、アルミテープの2周巻きとなっています。脱着の事を考慮し、先端側が1周、根元側が2周と段付きに巻いてあります。

きつさも、挿入はスルッと入り、抜く時に粘ると言った具合で、ちょうど良くなっています。



固定用のナット部分もシムを入れますが、ここも同じ寸法になった物はありませんね。現時点で7丁調整させて頂いていますが、全部違っていました。センター位置も均等巻きで良い個体でしたので、アルミテープを1周巻きでちょうどでした。



かなり、タイトに装着されていますので、バレルアッセンブルの脱着は、アウターバレルを掴んでの脱着をして頂きたいと思います。
固定位置も、ナットのラッチ部分の中央で止めて頂く位置関係になっています。

上記まで行ってから、ノズルとチャンバーパッキン位置を再確認します。



ロアフレームのルートと、パッキンの張り出し、ノズルの最後退位置を確認して、ロアフレーム側の逃しを加工します。
勿論、チャンバーブロックを組み込んで、給弾口から覗いても確認してください。



画像では、判断し難いと思いますが、上の画像のように、少し削っては確認を繰り返して、削り過ぎないように加工します。削り過ぎてしまうと、給弾不良が出る場合が考えられます。まだ失敗した事が無い為、予想でしかありませんが、可能性は高いです。

現時点では、チャンバーパッキンのフチ部分と、ノズルの先端でBB弾が引っかかって給弾しない状態です。
ノズル部分を加工して、給弾可能な状態に仕上げますが、続きは次回にさせて頂きます。

ちなみに、チャンバーの気密が完璧になると、大幅な初速アップになります。

個人でチューニングされる方は、必ず、銃刀法の規制値内に収まるように調整してください。

この個体に関しては、マルイ純正スプリング使用時、0.2gBB弾で88m/s(当店測定器にて)の最終結果となっております。
付属していた、SHS M90スプリングとの硬さの違いを見ると、恐ろしくて、そのまま組み込む事はしませんでした。

次回の続きをお待ちください。


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2014年03月18日

MAGPULL PTS MASADA CQB 「林の壱式」 バレルアッシー編

COMBAT DOLL の店主です。

MASADAカスタムチューニングの続きです。今回はアウター部分になります。

チャンバーの位置関係の補正加工がメインになりますので、変更しない部分から、手を付けていきます。

まずは、インナーバレルの交換です。



効率良く、初速を稼ぎ、通常HOPでの安定性を考えると、内径6.05mmのLaylax製アッシュバレルが低コストで高性能なので、363mmの製品を318mmにカットして使用します。ただ、製造コストの関係で廃盤になってしまったアイテムですので、これがラスト使用かも知れませんね。

出口先端は、毎度お馴染みのテーパー加工です。短いバレルでの集弾性アップには欠かせない加工になります。



バレルナット部分のガタと位置の補正をします。チャンバー部分が若干上に行ってしまているようでしたので、補正用のアルミシムもアウターバレル上面のみに挟み込んであります。ここは、塗膜の厚みの違いなど、個体差がある部分ですので、現物合わせで任意に行う部分になります。
バレルの脱着ギミックもありますので、硬過ぎず、緩過ぎずのちょうど良い状態にします。



チャンバーブロックの選定ですが、WII TECH製の方が、レシーバーブロックとの寸法差も少なく、メカボックスへの面当たりでの矯正もされますので、そちらを使用します。

HOPアジャスターも、純正品を使いますが、テンションラバーの部分が柔らかく、挟み込まれて位置関係がおかしくなる場合が発生していましたので、3mmのプラの丸棒を使って新規作成します。チャンバーとの当たり面には、軟らかめのラバーシートを貼り付けてあります。
純正品より硬度があがりますので、HOPの調整もしっかりできます。また、脱着の際にはHOPを緩めてから行う必要があります。



純正パッキン(赤)での、パッキンのはまり込みの比較です。WII TECH製の方が奥まではまり込んでいます。



システマ製のパッキンでのはまり込みの比較になります。

実際には、G&P製のフチが厚いタイプのパッキンを使用しています。計算上の位置調整でも、ノズルの距離が僅かに足りませんでした。
システマのパッキンの場合は、最大初速が10m/sくらい下がり、適正HOPでは、15m/sくらいの下降になってしまいました。
Laylax製のソフトタイプ(紫)でも問題ありませんので、消耗交換の際は、フチの厚いタイプが必要になります。純正のノズルを使用の場合は、マルイ純正タイプで問題ありませんでした。



実際には、最終調整の段階で仕上げ切った部分なのですが、ノズル長の不足が0.8mmありますので、チャンバーブロックへのはまり込みが0.6mm詰まり、足りない分の0.2mm以上の挿入ストロークを確保できるように、面加工します。
あまり削り込み過ぎると、HOPアジャスターの位置関係も悪くなりますので、最低限の適量の加工がお勧めです。位置決めのネジの長穴も、同様に延ばしてやります。



画像左側の状態で、チャンバーのはまりや、給弾口のズレを確認して、補正加工を行います。隙間が埋まる分だけ奥に入り込んでいますので、0.6mmずらす加工をしますが、垂直に加工してしまうと、パッキンのフチの部分が剥き出しになってしまうので、斜めに削り込みます。
BB弾の入り口は0.6mm前方に広げ、パッキン付近は変わらずに、と言った具合です。



ロアレシーバー側の給弾ルートも加工します。
マガジン側は変わらず、ノズル側は0.6mm以上後退させます。チャンバーパッキンのフチが干渉しますので、実質1mmくらいの削り込みになっています。

チャンバーのホールド用の長穴も、チャンバーが奥まで押し込まれるように延長します。純正品でも追加加工されていた部分ですので、ここは忘れずに加工しましょう。チャンバーが傾かないように、真っ直ぐ延長します。



テイクダウンの機能に影響が無いか、チャンバーの固定位置がピッタリ送られているか、確認します。
引っかかりも無く、スムースなテイクダウンができ、チャンバーもメカボックス側にピタリと貼り付いてくれています。

ここで、初速を確認です。純正スプリングで、約90m/s確保できています。
サイクルを早めに設定していますので、気密は最低限にし、弾詰まり等の負荷がかかった際には、エアが逃げるくらいの気密にしてあります。
マルイの製品でいくと、VSRのチャンバーパッキンのような状況ですね。



希望初速にするのには、Laylax製のMS90スプリングがちょうどでしたので、スプリングガイドの細工はせず、グリスアップのみでの装着になっています。グリスはXabier製のホワイトグリスを使用しています。



テイクダウンの状態で、簡単にスプリングの交換ができますので、90m/s以下のレギュレーションのフィールドへお出かけの場合は、純正スプリングとの入れ替えで対応頂ければと思います。



リアルサイズのハンドガード装着品ですので、バッテリー挿入の際に邪魔になるハンドル部分は、簡単に外せるように、癖を付けてあります。
バレルアッセンブルの脱着を繰り返しても、初速ムラと調整したダットサイトとの誤差はほとんど出ない状態になっていますので、バレルクリーニング等のメンテナンスも安心して行って頂けます。

仕上がりのスペックとして、
  初速(適正HOPにて)93m/s前後    マルイバイオ0.2gにて、HOP無し92m/s 適正HOP93m/s 最大95m/s
  30m先での安定した集弾性      10m先でのグルーピングは30mm以下 遠距離は強風環境の為、恐らく問題無し
  サイクルの向上(秒間20~22発)   秒間20発前後 (バッテリースペック Li-Po 7.4V 2200mA 25C)
  バレルアッセンブル脱着における、不安定要素の改善   変動は僅か(ほぼ解りません)

は、すべてクリア致しました。

クライアント様、大変お待たせ致しました。検証にお時間を頂き、ご協力感謝致します。
これで、MASADAのチューニングでスッキリすることができました。

ノーマルとの違いを、ご確認ください。


     COMBAT DOLL 店主 中根

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2014年03月17日

MAGPULL PTS MASADA CQB 「林の壱式」 メカボックス編

COMBAT DOLL の店主です。

昨晩にアップできなくて、申し訳ありませんでした。

MASADAのカスタムチューニングですが、インとアウトで2回に分けさせて頂きます。



前回は、パーツの紹介・検証をさせて頂きました。それぞれ装着実装をしておりますが、ここでは最終的に使用した部分での記事になります。

目標スペックは、
  初速(適正HOPにて)93m/s前後
  30m先での安定した集弾性
  サイクルの向上(秒間20~22発)
  バレルアッセンブル脱着における、不安定要素の改善

ですので、そこに合わせたチューンになっています。

まずは、メカボックスを取り出してのチューニングです。



今回でのチューニングは、MASADAの持病である、気密ロスの解消の為のカスタムです。箱出しで80m/sくらいが標準のMASADAですが、気密が取れれば、10~20m/sの初速アップになり、高レートのスプリングでの負荷の心配がなくなります。正規品なら+10・並行輸入品なら+20と言った感じになります。

また、バレルアッセンブルの脱着による、チャンバー位置固定のムラも解決し、吐出ムラや射撃振動による命中率の低下を解決します。



画像の通り、ここに隙間ができます。テイクダウン機能の為の遊びなのでしょうが、この空間分ノズルの長さが足りなくなっています。
始めは、設計ミスかとも思ったのですが、チャンバー位置を給弾ルートと合わせて確認すると、ちゃんと寸法を合わせてあります。
気密だけなら、ノズルを長く(WII TECH製ノズル)すれば解決するのですが、それでは、チャンバーの固定位置のムラは解決できません。
(試験装着にて実証済み)



メカボックスを開封すると、固めのグリスが塗布されています。メンテナンスフリーを考えれば正解なのですが、動作環境を考えると、もう少し軟らかめのグリスが望ましいですね。
今回の最重要ポイントですが、メカボックスのノズル部分は、一般的な物と違い、チャンバー部分がはまり込む構造になっていません。面取りされた形状になっており、テイクダウンの際に引っかからない設計になっています。

丸みの付いた、チャンバーのエンドと、平面の面取り部分で、チャンバーが決まった位置に収まらない場合が発生するので、開け閉めした際に気密ムラが発生し易く、ノズルによるパッキンの押しムラもあって、命中精度が悪くなってしまう訳です。
パッキンの上方が切り欠き(システム上必要)があるので、押しムラの影響は意外とあります。

そこで・・・



チャンバーのはまり込み部分を拡張します。
チャンバーのリブ部分の外径は10.7mmでしたので、11mmの穴を開通させます。この時にセンターが狂わないように、慎重に作業しなければなりません。シャーシリーマーを使って、慎重に拡張しました。若干のテーパーも付きますので、テイクダウンへの影響が出ないようにできます。



加工後に、チャンバーのはまりを、ノーマル品とカスタム品と、それぞれで、確認します。とにかく、ガタが出ず、センターが合うように、現物確認しながら、じっくり加工するのがお勧めです。
結構、神経を使うので大変です。老眼では厳しい作業でした(笑)。ピッタリはまり込むようになると、かなり気持ちがいいですね。



加工が済んだら、通常のカスタム手順でメカボックスを仕上げて行きます。

レール部分の研磨を行い、使用するカスタムパーツに組み替えて行きます。

ふと、気が付いたのですが、V3がベースのメカボックスの形状なのですが、シリンダーヘッドやタペットプレートはV2がベースになっているのですね。ここで、勉強不足が発覚してしまいました。たまには、他の方のサイトやブログを見ないといけませんね。困らないと調べないのは横着でしかないようです。

スイッチはオムロン製V15-1A5(定番品)に交換です。今回はリテンションスプリングの調整は不要でした。
シリンダーは、バレル長が318mmになりますので、容積調整もあってLaylax製のステンシリンダーDタイプに換装です。



ピストンヘッドは当店のカスタム「林の壱式」での、二次加速兼エアブレーキダンパーロッド仕様になります。
シリンダーヘッドノズルの内径が、4.2mmしかありませんので、Xabierのエアダンパーロッドが使用できません。次世代用のシリンダーヘッドを使えば、Xabierのパーツでも使用可能ですが、内径が絞られている方が良いので、純正シリンダーヘッドを生かします。
ウエイト部分は、マルイ純正品のウエイトを加工取り付けしてあります。このウエイトは、Xabierの物より軽くなってしまいますので、仕様によっては、そちらにしたい状況も出ますね。



タペットプレートのスプリングは、ちょっと強くてタペットプレートその物の耐久性を落としますので、マルイ純正品を使用します。
ピストンも、耐摩耗性を考えて、マルイ純正品を使用しています。
シム調整を行い、グリスアップします。シリンダーにはXabier製イエローグリス、ギアやレール部分にはホワイトグリスを使用してあります。

ノズルは、純正品より、0.8mm短いNB(ノンブランド)のジュラコン製のノズルを使用しています。この製品、できれば、長さを純正互換で同寸にしてもらえるとありがたいですね。そうすれば、チャンバーパッキンは、マルイ純正品タイプでの使用が可能になります。



モーターはサイクルアップの為、マルイHC30000のロングを、シャフトをカットしてショートネック化した物を使用します。国内メーカーの高性能モーターですので、ブレや燃費に安心感があります。
SBDは、品番がSR8200となっている物ですが、ブランドを失念してしまいました。すいません。



組上げて、動作確認です。モーターの位置調整も行い、完璧かな? と言った状態になります。
とりあえず、純正スプリングでの動作確認になっています。
SBDの位置も、グリップエンドに干渉していないか確認すれば、作業完了です。

スプリングはパワー調整もありますので、バレルアッセンブルを完成させてから、合うレートの物を組み込みします。
ちなみに、付属のスプリングでは、エアブレーキの効いた使用で初速90m/sくらいになっていました。

本体とバレルアッセンブル部分は次回の記事とさせて頂きます。


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2014年03月08日

Xabier 仕様 LCT 74U

COMBAT DOLL の店主です。

今回は、引き続き「Xabier」パーツを組み込んだチューニングの紹介です。

こちらのクライアント様もブログを見て、試験装着を名乗り出て頂きました。
ありがとうございます。

要望は特に無く、どうなるのか試してみたいと言う事で、ベーシックに組み付けて行きます。



LCT製の74Uです。

ショートバレルと独特のハイダー形状で、発射音に個性のある個体ですので、変化の具合が楽しみです。



まずは、分解してメカボックスを引っ張り出し、中身を確認です。

シリンダーヘッドに違和感があるので、よく見てみると・・・



V2の形状になっています。試しにLCTのヘッドをV3のメカボックスにはめてみたのですが、やはり穴のサイズと位置が違ってガタが出ます。
V3用のヘッドは、はめ込めません。
当方、初めて気が付きました。



ピストンはそのまま使用しますので、ヘッドのみ交換します。
ピストンの内径は、ウエイトブロックが入る、ギリギリのサイズでした。
ピストンヘッドのスラストベアリングは、インナースプリング用の物と入れ替えでの装着です。
ロッドのワッシャー類も付属の状態で使用します。



組上げた後に、シリンダーヘッドのノズル内に、ロッドが素直に入ってくれるか確認です。
シリンダーヘッドは、マルイ純正に交換です。LCTの物は内径が細くなっているので使用できません。
今回のシリンダーヘッドは、バリ取りの必要は、ありませんでした。



シリンダーはそのまま使用します。ホール部分にバリが出ていたので、仕上げ直しをします。
シリンダーのグリスは、Xabier製のイエローグリス(シリンダー用)を使用します。こちら、パッケージの変更があって、実質の発売は本日からになっていたようですね。



タペットプレートもそのまま使用。これは、製品の仕上がりはきれいな状態で、国産品と遜色がありません。
ノズルもエアシールタイプとなっており、仕上げも同上です。



スプリングガイドは、マルイ製のコピーでしたので、コントラスプリングが使用できない為、Laylax製(旧型)のスプリングガイドに交換です。



レール部分等の研磨をして、各所、グリスアップして組上げて終了です。



インナーバレルは、約10mmほどカットして、出口をテーパー加工しました。独特のハイダー内で、音の反響をよくするのと。サイレンサー素材を入れた時の効果を高くして、音のギャップを楽しめるようにしました。

実際、インナーバレルは265mmサイズになるので、銃口からの発射音の減少は少なく感じます。
ハイダー内部にスポンジを入れたサイレンサーにすると、かなり小さい音になります。スポンジ無しだと、甲高い小気味良い音になりますので、気分で仕様変更してもらえればと思います。

初速は86m/s±1m/sで、初速も安定しています。ロッドのシムワッシャーを抜くと、90m/s前後になりますので、このバレルサイズだと、上々と言った所だと思います。

クライアント様、お待たせ致しました。


     COMBAT DOLL 店主 中根

  奥山デイズにて定例会レギュレーション)次回未定
  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
  定休日 日曜日 年末年始  他 臨時休業あり
  TEL 053-450-3308 FAX 同番
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2014年03月07日

Xabier 仕様 M4系

COMBAT DOLL の店主です。

2日ほどサボってしまってすいません。
作業に煮詰まってしまって、記事を書く時間が取れませんでした(汗)

本日未明に書き上げた記事です。予約投稿でアップされています。

基本的チューニングは、当店メニューの「林」カスタムなのですが、ここは新メーカーさんの応援という事で、

「Xabier 仕様」 とさせて頂きます。

以前のミリブロ 「Xabier エアダンパーピストンヘッド」 と 「Xabier コントラスプリング」 を紹介させて頂いたところ、

クライアント様から、オーダーのお声がかかりました。

「地元のメーカーさんに頑張ってもらいたいので、是非お願いします!」と、暖かいお言葉を頂きました!!

クライアント様の要望は、
 初速は85m/s以下、0.2g弾使用。
 安定した弾道と、静寂性の追及、及び、トリガーレスポンスの向上。     でした。

なかなか、高いハードルなのですが、クライアント様のゲームスタイルも熟知しておりますので、最大限の性能を目指しましょう。



本体に関しては、ジャンク品の寄せ集めと言う事ですが、特に問題ありません。

メカボックスはマルイ製、ギアノーマルで流速チューン仕様の状態。モーターは、マルイEG1000です。
FET(メーカー・スペック不明)が組み込まれています。
インナーバレルは300mmのマルイ純正品で、チャンバーはシステマ製。
ボディは、久しぶりに見させてもらった、ZEKE製の初期物です。

必要なパーツを揃えて、作業開始です。 ステッカーは性能に含まれないパーツですので、ご了承ください(笑)。
銃本体に貼るようなタイプのクライアント様ではありませんので、小物に貼ってもらえればと思います。



今回、ピストンヘッドは、重量確保の為に、スラストベアリングをタンデムにヘッド側に取り付ける事にしました。
付属のネジでは長さが足りないので、40mmの長さに交換します。
ピストンの重量を上げる事で、圧縮の安定と、軽いリコイルアップが目的です。



スラストベアリングには、「Xabier製シリコングリスイエロー(シリンダー用)」を塗布しておきます。
以外と、ここへのグリスアップはされていない場合が多いのですが、耐久性と動作性の向上にはグリスアップをしておいた方が良いです。



付属のワッシャーを使用したロッドの有効長は6.5mmで、ピストンの総重量は38gにもなりました・・・。
ちょっと、重過ぎた感もするのですが、このまま様子をみます。
ロッド長に関しては、サイクルと初速のバランスもありますので、不都合があれば変更します。
実際には修正無しで、良い状況でした。



次に、スプリングガイドの変更です。
「コントラスプリング」は、インナースプリングの内径が小さくなるので、マルイの純正品や、システマ製の旧型のスプリングガイドでは使用できません。
それに。今回はスラストベアリングをピストン内部に納めましたので、全長にも問題があります。
追加装備される、インナー用のスラストベアリングの厚み分、7mmをカットする必要があります。
G&P製のコンプリートガンに付属していたガイドを加工して使用します。ガイドにベアリングが付いた製品では、スプリングが縮みきった時の長さが合わない危険があったので、上記画像のように致しました。



勿論、加工したガイドと、スプリング・ピストンの状況を確認します。
右側の画像は、圧縮の確認ですが、ダブルスプリングの効果が体感できます。シングルのスプリングのようにツイストの力の逃げが無い分、すんなり縮められます。ちょっと弱過ぎる感じがしてしまいますが、実際には問題ありません。
負荷の低減で、燃費向上と立ち上がりの良さが実現されます。



シリンダーとシリンダーヘッドは純正品を使用します。シリンダーヘッドはロッドの入りが悪かったので、バリ取り加工が必要でした。
ノズルは「パカ山クラフト」製のエアシールノズルが付いていましたので、初速ダウンの調整にもなる為、そのまま使用します。
ノズルの吐出口の面積で判断すると、当方の目算では初速5m/sのダウンをしてくれる筈です。



ノズル部分には、「Xabier製ホワイトグリス(ギア用)」 を塗布して気密性を高めます。
シリンダーには、イエローグリスとホワイトグリスを2:1の割合で、ブレンドして使用します。
グリスの硬さ調整で、ブレンドして使えるのはありがたい製品ですね。



スイッチの接点部分を小細工しておきます。端子の広がりを狭くしておく事で、接触するタイミングが早くなります。
動き始めるトリガー位置が近くなりますので、立ち上がりが早く感じられる訳です。
セミオートを多用されるクライアント様ですので、ここは必須項目になります。

セレクターのスプリングが変形していましたので交換です。セクターギアも寿命の為、交換されています。



メカボックス内の各所研磨を行い、グリスアップをして完了間近です。



スプリングにグリス(ホワイトグリス・スプリングに付属分)を塗布して、メカボックスは完了です。



チャンバーの位置関係が悪かったので、アウターバレルの組み直しをします。
シムスペーサーや、ガイドピンの位置調整と、ZEKE製のフレームならではの、チャンバーの加工を行って位置補正してあります。



300mmのインナーバレルは、弾道の安定化を目的に、出口のテーパー加工を施します。
ブレ止めにはアルミテープです。

ハンドガードリングカバーのガタがあったので、水道用のパッキンを挟んで、固定です。どうしてもガタが気になってしまったので、クライアント様に確認せずに行いました。申し訳ありません。



配線のフレームを潜りぬける部分が、剥き出しで不安だったので、カバーを追加して補修は完了です。
補正の済んだ、アッパー側と組上げたロア側を組上げれば完成です。

ただ、FETの位置がハンドガードレール内ですので、怪しい天気や夜露の降りる野戦でのご使用は、避けて頂きたいと思います。


試射、確認作業にて。

 初速 84m/s(±1以下) オプションNo.1製 バイオBB弾 0.2g ブラウン 使用時
 (低めの初速調整は大変なのですが、パカ山ノズルのおかげで一発クリアです!)
 動作音は、マルイ純正以下(プラフレームSTD)    予想よりかなり静かでした。
 適度なリコイル感と、立ち上がりの良さは、1000モーターで7.4V使用とは思えないくらいです。
 発射音は、大型のサイレンサーが付いているのと同程度まで下がっています。

正直、予想以上に良くまとまってくれました。
クライアント様に引渡し済みですが、試射して頂いた時の「にんまり顔」に満足感を頂きました。


Xabierのエボルテックさん、応援して頂けるユーザーさんがいますので、頑張ってくださいね!


     COMBAT DOLL 店主 中根

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2014年02月23日

PSG-1 ライトチューン

COMBAT DOLL の店主です。

昨晩は時間が取れなくて、1回お休みさせて頂きました。

明日、明後日もお休みになってしまいますが、ご了承ください。

今回はPSG-1のライトチューンです。

とは言っても、これ以上の必要性を感じないくらいです。

クライアント様の要望は、
  0.25gのBB弾にて、飛距離と精度のアップをしたいという事と、且つ、低価格でやって欲しいというご希望でした。
  ギア関連は、不満がないので、そのままで良いということでしたので、ギア部分はチェックのみです。
  アウターバレルは長過ぎるので、短くしたいというのもありましたので、インナーバレルの交換に合わせて、ショート化します。



真っ先にやる事は、ダミーボルトのシアを撤去します。クライアント様に提案させて頂き、静音化と燃費の向上目的で、ダミーボルトの可動はカットしてしまいました。



アッパー側から、作業していきます。
マウントベースが緩んでいましたので締め直しです。
短縮のサイズは、ハンドガードから突き出しているアウターバレル部分を半分くらいにすることに決まりました。
三箇所ある固定ネジの穴の先端側を根元にすることで、ちょうどその位になります。
穴加工も1箇所分楽ができるので、助かります。



ざっと、162mm分のカットです。固定ネジ用の穴を2箇所、開け足します。
セットすると、こんな状態になります。



次に、インナーバレルの交換です。
PSG-1用のバレルは、元々590mmあり、シリンダー容積とのバランスで行けば、長過ぎます。バレル内で、発射されたBB弾の吸い戻しが起きないように、インナーバレルのチャンバー付近を掘り下げて、吸気口がある訳ですが、ここから加速に使われる筈のエアも逃げてしまう為に不安定になってしまう欠点を抱えています。
バレルカットでは、精度が上げられない為、スタンダードタイプのバレルに交換です。長さは469mmを選択致しました。
HOPは、当店推薦のレンジアップタイプにさせて頂きました。0.25g以上0.3gまでの重量弾に対応しています。
調整のスタートを、0.25g弾で、ちょうど良いかな?と言う位置からのスタートにしてありますが、パッキンが馴染んでくると、HOPのかかりが若干弱くなるので、そこを踏まえたセッティングに致しました。



インナーバレルの位置関係は、こんな状態です。パーツ代を抑える為に、430mm(89式)のノーマルバレルを持参頂いたのですが、アウターバレル内での空走距離を考慮して、手持ちのバレルと交換して使用させて頂きました。シリンダー容積とのバランスも含めてのセッティングになります。
ノーマルのブレ止め兼サイレンサーのパーツを流用しますので、長さ調整の加工が必要です。カスタムパーツとしての別売品でもかまいませんが、コストダウンの目的での流用です。精度的には問題の無いように加工しますので、実際には内部サイレンサーのスペックアップをご希望の方は、別売品を使用して、サイレンサーを増設する方法をお勧め致します。



ノーマルパーツは、画像のように加工しています。
インナーバレルのブレ止めとして、内部にアルミシートを貼り付けて、カット品のバリを残さないよう仕上げてから接着します。
先端には、Oリングをはめ込める溝がありますので、活用して、センター出しとブレ止めを両立させます。



次は、軋みの出てしまうハンドガードの補正をします。こちらも提案させて頂き、おまけの作業になります。
本体側のガイドリブにはアルミテープを貼り付け、厚みを増します。ハンドガードのフレームと接するアール部分に1mm厚のゴムシートを短冊にして貼り付けます。
取り付けの際には、ハンドガードの左右を止めているネジの根元2本を緩めておき、はめ込んでからネジを締め付けてやれば、ガチガチで動かなくなります。軋みが気になる方はお試しください。首の弱い銃とは思えない強度が発揮されます。



十数年前に購入したものの、ほとんど使用していないという固体でしたので、ギア関連はそのままで問題無いと判断致しました。
実際開けてみたところ、磨耗もほとんど無かったので、シムもそのまま、グリスもそのままで組み戻しました。
ギア部分の画像を撮り忘れてしまいましたので、ご了承頂きたいと思います。
調整するのはシリンダーのあるアッパー部分のみです。



弾道と圧縮比の安定化を目的に、二次加速兼エアダンパーロッドを増設してあります。副次効果として、発射音は激減しますので、ダミーボルトの作動音と発射音の減少で、かなり静かになっています。

その他は、純正品を使用しています。カスタムパーツを追加使用してしまうと、パワー調整が大変になってしまいます。
このライトチューンで、パワーはギリギリの状況です。
 マルイ製バイオBB弾0.2gにて、97m/s以下・0.25gにて88m/s以下と、かなりシビアな状況です。弾測器によってはオーバーも心配ですが、ASGKの簡易弾測器を使用し。0.2gBB弾でチェックしたところクリアできましたので、大丈夫なパワーだと判断致しました。

川原に行き、HOPのかかりを確認し、弾道チェックをして、問題ありませんでしたので、終了です。
スコープの調整もさせて頂きましたので、十分な性能に仕上がった状態です。

ただ・・・ 一人での簡易チェックでしたので、4×40のスコープでは40m以上先の弾道を確実に確認ができなかったのが残念です。
老眼もきてるのですが、視力そのものも落ちてしまったようです・・・ 
    「悲しいけど、これって現実なのよね!」 って、誰かの台詞であったような・・・

でも、川原では変わった物を見つけられました!



「百舌(もず)の早贄(はやにえ)」です。本来、秋口に見られる物なのですが、バッタも干からびておらず、最近の物なのは確かです。
寒い日ばかりだと思っていましたが、今日も日差しが良く、暖かな1日でしたので、越冬していた気の早いバッタが、たまたま標的になってしまったんでしょうね。 自然が残ってるんだなぁと、ほっこりした日でした。


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2014年02月21日

PDR-C カスタム解説

COMBAT DOLL の店主です。

今回は、クライアント様の要望での、カスタム解説記事になります。

機種 PDR-C サイレントカスタム「林の零式」

希望初速 マルイ0.2gBB弾にて90m/s以下 
 モーターを燃費向上の為、マルイ1000モーターに換装
 スイッチ交換及びSBD取り付け
 サイレントカスタム「林」にて、精度アップを前提
 インナーバレルは面一の285mmに変更

と言う基本メニューです。予算以内にする為の、提案見積もりから選択して頂きました。



今回のロットナンバーは500番台とかなり若いロットです。フレームの歪みは、やはり個体差ですが、この個体は前方の歪みが目に付く状態でした。勿論矯正が入ります。



画像では分かり難いと思いますが、わずかに「へ」の字になっています。



交換するインナーバレルの出口テーパー加工を先にやっておきます。テーパー角6度のシャーシリーマーで加工です。



HOPチャンバーパッキンは、純正のシリコンタイプはメンテナンス頻度が大変なので、システマ製のHOPパッキンに変更します。
HOPテンションもマルイ方式のゴムチューブでのソフトテンションがかけられるように加工します。



角度や深さのチェックは、画像のように確認しながら加工していきます。



HOPダイヤルもそのままでは緩すぎて、射撃振動で動いてしまうので、Oリングを太い物に交換します。水道用のパッキンですので、ホームセンター等で購入できる物です。

バレルのアッセンブルは、これで完了です。



メカボックスとバレルの取り付け位置のズレを確認する為に、ノズルの擦れがどこに有るのか、老眼鏡を架けて(笑)チェックします。
当方、だいぶ老眼が進んでいるので、細かい作業には必須アイテムになってしまいました(苦笑)
基本、ノズルの先端上部とチャンバー内上部が擦れている状況でした。



そして、メカボックスに取り掛かります。画像は開封した直後の物です。



各部研磨 1・ピストン用レール部分 2・タペットプレート用レール部分 3・給弾ルート 4・タペット用スプリングの容積確保加工 となっています。
スイッチもこの時点で、オムロン製(V-15-1A5)に交換取り付けします。端子を既存品に合わせてカットが必要になります。



サイレントカスタム「林」用のロッドを取り付けです。
今回の個体は、シリンダーヘッドのダンパーゴムがズレて接着されていたので、はがして貼り直ししてあります。
シリンダーヘッドのノズル内径は4.5mmですので、ロッドの外形も調整加工されています。
既存のピストンヘッドで使用されているスラストベアリングは流用し。マルイ製のピストンヘッドとウエイトをベースに加工取り付けされています。



セクターギアのカム部分の研磨をします。この個体のギアは仕上げはきれいな方でしたので、研磨も容易でした。
ただ、タペットプレートの変形は、今まで見た中では一番大きい感じです。スプリングをソフトな物と交換になっていますので、今後は安心してご使用頂けます。



シムの追加調整を行い、モーターもマルイの1000モーターと交換します。
SBDは組上げてからの取り付けになっています。半田付けの為、メカボックスの分解の際には、半田ごてが必要になります。



先にチェックしておいた、位置補正のズレにあわせて、取り付けネジの受け側に、画像のようにシムを貼り付けます。
アウターバレルの固定ネジの部分(画像無し)は、4ヶ所それぞれ0.5mmのシムを噛ませてあります。



交換したスプリングに合わせて、ダンパーを仕込んで初速調整を容易にしておきます。
フィールドレギュレーションだと思うのですが、90m/s以下の設定とシビアな為、計測器の誤差対応で、初速ダウンを容易にできるようにしてあります。
スプリングに塗布してあるグリスは、地元のパーツメーカー「Xabier」の新製品「シリコングリスホワイト」です。1500円売りの商品ですが、地元のよしみで、真っ先に分けて頂きました。維持性が高く、長期間の潤滑と振動を抑える効果の高いグリスです。当店ではお気に入りの製品です。ただ・・・、分量の割りには若干お高めですが、今まで当店で使用していたグリスは1kgで28000円もするもので、これより少ない容量の物が無いので、助かります。
使用量が増えれば、また、1kg缶での購入にしますが、同レベルのグリスになっている分、安心して使用できます。



画像の数字をご参考にして下さい。フレームピンを2本はずしてのテイクダウンで、スプリングガイドが取り外せるようになりますので、計測値が90m/sを超えてしまうようでしたら、調整願います。

これで、完成です。



今回、交換したパーツ群です。

クライアント様、カスタムオーダーありがとうございました。
お問い合わせがありましたら、遠慮無く連絡を頂きたいと思います。


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Posted by コンバットドール  at 22:22Comments(0)MAGPULL PTS PDR-C

2014年02月14日

マルイ 電動M9A1 その2 カスタム

COMBAT DOLL の店主です。

今日は、各地の大雪で大変なことになってしまっていますね。 みなさま、悪天候時の移動はお気を付けくださいませ!

こちらは、雨と風だけなので、まだマシな状況ですが、さすがにお客様はみえられませんね。その分、ブログを早い時間に更新できました(笑)


昨日の続きになります。

インナーバレルの違いで、カスタムバレルに交換予定だったチャンバーを見つめながら、悩みました・・・

分解が手間なので、次回に改めて装着では、工賃の二重取りになってしまう事を考慮し、比較したGBB用のバレルを転用します。



長さの違いは約1mmしかないので、バレルを短くしてしまいます。ここは、他機種の流用でも同様のつもりでしたので問題ありません。

チャンバーパッキンは、固定用のダボを切り取る事で使用できますので、画像のようにカットしました。

使用したバレルは、Laylax製 ハイキャパ5.1用 内径6.03mm です。

タイトバレルですので、HOPは通常タイプでチューニングです。

そして、メカボックス内部のチューニングですね。



メカボックスを開けると、セクターギアとタペット用のカム受けが、メッキされたパーツになっていました。
強化仕様になっています。



それとシリンダーヘッドのノズル部分にシーリングのOリングが追加されています。中身もマイナーチェンジされていました。




カスタム内容と致しましては、

 ベアリング軸受けへの交換
 2.5mm軸用のシムへ交換
 フルストロークシリンダーへの交換(内面追加研磨済み)
 レール部分の研磨 等
 スプリングの交換
 スプリングガイドダンパーの追加装着
 エアダンパーロッドの増設



 を行っています。

画像では2パターンを見せておりますが、ギアボックスの画像にて、ノーマルスプリングでのチューニングは低レートの初速70m/s前後用の仕様になります。燃費と耐久性重視の場合は、これで抑えておきます。

不当ピッチのスプリングの方は、そのままでは1シーズン遊べれば良いと言う方向けのスプリングですが、エアダンパーロッドの併用により、メカボックスの耐久性はノーマルと同等まで引き上げられます。

エアダンパーロッドも、青と黒の2種類を掲載していますが、
「青」はダンパー効果最大で、不当ピッチスプリングでも70m/s前後までしか初速があがりません。初速を求める場合は長過ぎます。
「黒」は不当ピッチスプリングに合わせて調整したロッドで、初速80m/s以上の仕様です。

純正バッテリーの使用ならば、純正スプリングでのチューニングがお勧めになりますが、Li-Poバッテリー仕様でのカスタムですので、高レートのスプリングで、黒ロッドの組み合わせでカスタマイズしてあります。

発射音は、ノーマルより小さくなっていて、駆動音は変わらない状態です。
軸受けの変更で、動きもスムーズになっていますので、立ち上がりも悪くありません。

箱だしのライフル系電動ガンと同等の初速にまでなっていますので、飛距離の差が大きく感じられます。

二次出荷までお待ち頂いた商品でしたので、気合を入れて調整させて頂きました!

クライアント様、冬場でも良く飛ぶハンドガンをご堪能くださいませ!


     COMBAT DOLL 店主 中根

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Posted by コンバットドール  at 20:39Comments(0)電動ハンドガン

2013年12月12日

続き TAG ART KNIGHT'S STONER LMG  第2弾!

 COMBAT DOLL の店主です。

 昨日の続きになります。

 ボックスマガジンは、ゼンマイの質がイマイチでしたが、十分使えるレベルでしたので、分解整備のみとなっていました。
 弾送りに問題はありません・・・。

 ボーイズ並みにしかならなかった、LMG・・・ 原因は!



 最初に気が付いたのは、インナーバレルのキー溝が僅かに手前になってしまう為、バレルでパッキンを押し潰す状態になり、パッキンのフチを押し広げていました。
 チャンバーに入り込んだBB弾はスルスル抜けてしまいます・・・
 画像右側のように、入り口面を短く削ります。これでパッキンのフチでBB弾が止まるようになりました。

 組み込んで、確認しているうちに重大な部分を発見!!



 この隙間は何!? どうみても設計ミスにしか思えない・・・

 ここから、エアがダダモレなのね・・・  MASADAとおんなじ欠点な訳だけど、この程度ならもう少しマシな筈だけど・・・?

 しげしげと、他の部分も確認していると・・・

 んっ? んんんんっ!?


 (画像はスペーサーがはまっています)

 これはっ! ノズルの入り口の内径が8mmもあって、パッキンのフチを抑えていない上に、ノズルのガタがデカイ!!
 ノズルの太い部分でも7.5mmしかありませんので、入り込んでもフローティング状況ですがっ!!

 給弾されるBB弾に押し上げられて、ノズルの閉鎖不良は間違い無し!
 ガバガバのルートで重複給弾される率も高い状態です!!

 これでは、気密も取れず、給弾もオカシイ訳です・・・(涙)

 いろいろ試行錯誤して、上記画像のようにアルミシートの挿入での対処になったのです。



 ノズルの入り口側に、アルミシートをインサートしますが、滑りや磨耗を考慮してコーティングされたアルミシートを使います。

 参考までに、素材は自動販売機で普通に販売されていますので、お好みの物をお選びください。20歳未満の方では、手に入れられない品もありますので、対象年齢をご確認下さい(笑) 

 画像のようにカットして、給弾口を塞がないようにしますが、パッキンのフチを2/3くらいしか抑えられませんが、十分効果があります。
 穴が開いているのは、BB弾の重複給弾を防ぐ為の窪みになります。

 アルミシートの固定はしていません。切断面のエッジで食い付いてくれているので問題ありませんでした。
 押し込み防止にハトメの要領でフチを押し広げてあります。

 ただ、目いっぱいの長さにすると、パッキンのフチを内側に締め込み過ぎて、BB弾が通らなくなりますので、パッキンに合わせて長さを調節する必要があります。フチ厚のタイプには向きませんでした。マルイ純正品と同じような厚さのフチでないとうまくいきませんので、ご注意下さい。



 シリンダーヘッドのノズル部分とのガタも気になったので、内側から押し広げる要領で、流速アップ用と同様にアルミパイプをインサートして長さも延長してみました。


 以前、修理した個体のオーナーさんにも連絡を取り、同じ処理をしたところ、今まで不安定だった給弾不良が一発で改善されました。

 同社の同型の銃をお持ちの方は、お試しください。生まれ変わりますよ!!

 加工精度が良い製品だったので、こんなところに落とし穴があるなんて思っていなかったのが盲点でした。
 解ってしまえば、簡単なフォローで良くなる製品でしたねぇ・・・ 気が付くのに数ヶ月を要したのは僕の勉強不足でしかないですね。

 初速も85m/sくらいに落ち着いてくれました。ほっと一安心です。


 クライアント様、大変長らくお待たせ致しました。完璧ではありませんが、普通の子にはなってくれましたので安心してご使用くださいませ。
 

    COMBAT DOLL 店主 中根

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2013年12月11日

TAG ART KNIGHT'S STONER LMG  第2弾!

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回は、ちゃんとしたカスタム記事です。

 TAG ART KNIGHT'S STONER LMG


 (このシルエットがキャリコピストルに見えたあなたは、僕と同年代に違いありません!)
 機関部のみの画像です。

 珍しい銃なので、興味の無い方も多いかもしれませんね。

 この銃は、かなり長い間お預かりしていた物で、以前紹介した物とは別個体です。

 問題のクリアがなかなかできずに、わがままを言わせてもらって、コツコツやっていましたがようやく完成です。

 クライアント様、大変お待たせ致しました。

 では、製作記事です。



 まずはスイッチの交換と取り付けです。オリジナルの物は容量が少なくて、すぐに焼けてしまうので、オムロン製に交換します。
 サイズも違いますので、取り付け位置も変更です。



 トリガーの動きが足りないとフレームとメカボックスが組めなくなってしまいますので、検証しながら位置決めをして取り付けます。
 ネジ穴を追加加工して、スイッチのハトメの部分を利用して取り付けるようにしました。



 タペットプレートとの干渉も確認して、作動に影響がでない位置に固定してあります。
 給弾が良くない話を聞いているので、ノズルも確認しましたが、A1ノズルのサイズの物が付属していました。
 タペットプレートを削り込む加工が大変なので、長いノズルに変更してみます。そちらは後でふれます。



 スイッチの配線を変えるついでに、覚えたての「SBD」も組み付けました。
 グリップ内に収まるように取り付けてあります。



 内部パーツの移植です。クライアント様のM4が生贄になりました。
 この銃は、パーツの加工精度が素晴らしく、エッジ部分で手を切りそうなくらいです。
 ピストン用やタペットプレート用のレール部分のエッジを丸めます。そのままでは、削れてしまいそうだったので施工しました。
 軸受けは付いていた7mmベアリングを移植しようかと思ったのですが、フレームに入らなくなる事が発覚しましたので、6mmのオイルレスメタルで対応してあります。



 最近のシステマさんのオイルレスメタルとマルイのノーマルギアに軸がちょっとタイトなので、慣らし運転をしてあたりをとります。
 軸間の距離もバッチリなので、スムーズな動きでかなり静かです。
 ただ、マルイ純正のグリップとの固定ネジの位置がズレていたので、グリップの穴を長穴にして対応してあります。



 ノズルをあれこれ検証している時に、タペットプレートの前面が、メカボックスに接触しない事に気が付きました。セクターギアの軸にはまっているカーラーの厚み分、逃げている状態でした。ここはおそらく設計ミスではないだろうか?と思います。



 タペットプレートは、次世代M4の先端を参考にして、給弾口側を斜めに削り込み、長くなったノズルでも給弾できるようにします。チャンバーとの気密も取れるように、削り過ぎないように注意しましょう。
 位置がズレないように、回転止めも増設します。



 状況を確認すると、タペットプレートとノズルの合わせに隙間ができる位置での取り付けになってしまっていたので、回転止めのピンの長さを延長しました。
 ノズルの削りも、最初の物はやり過ぎてしまったので、作り直しました。



 他は、スプリングガイドのワッシャーが、アール部分で浮いてしまうので、ダンパーブッシュを追加してあります。
 SBDの収納状態も最終確認します。



 メカボックスを組上げて、チャンバーとノズルの合わせも確認です。
 BB弾とノズルの位置確認も行い、とりあえず、試射段階までもって行きました。

 結果は・・・

 給弾は完璧でしたが、飛びが・・・(涙)

 正直言って、ボーイズ並みでした。

 M4の状態で、0.2gで90m/s以上出ていたのに、これはおかしい!!

 あれこれ、追求に時間を費やして、原因究明できました!!

 長くなってしまったので、続きは次回にさせて頂きます。

 
    COMBAT DOLL 店主 中根

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2013年10月26日

PDR-C 再調整

 COMBAT DOLL の店主です。

 PDR-Cの再調整レポートです。 シリンダー容積の変更に伴う、再調整になります。

 昨日、BB弾の検証を行いました。
 今回の調整終了の結果、5.95mmと5.94mmのBB弾での初速差は2m/s以内に収まっています。

 さて、本体とトレーサーの検証もしています。



 最初のレポートの時に掲載を忘れた、ノーマルハイダーの状態です。
 インナーバレルは面一です。センターズレもほとんどありません。



 トレーサーの装着状態を確認致します。インナーバレルとの位置関係が微妙にズレているようでした。
 トレーサーの内部にあるアクリルパイプの内径は8mm弱になりますので、センターのズレは、弾道に影響が出ます。
 トレーサー内部でのセンターズレ、アタッチメントでのズレを確認します。
 旧型のトレーサーは、センターがズレ易く、結構、矯正が必要だったのですが、新型になってからは必要無いレベルです。

 ネジ部分の遊びを確認してみると、ネジの規格としての許容範囲内のガタが確認できますが、アタッチメントに工夫がしてあり、オスメス共にネジ中間にOリングパッキンがはめ込まれていて、緩みとガタの防止をしてくれています。
 ギュッと締め込んであげれば、センターは確保されていました。



 インナーバレルとの位置矯正用にアルミテープを巻き付けます。無くても良い気もするのですが、やっておけば安心なので貼り付けてあります。ただ、機種や状況によっては、インナーバレルを反らせてしまいますので、状況をみてから行って下さい。
 アタッチメント内部のインナーバレル用のブレ止めOリングは、内部への張り出しムラがある様なので、外します。
 これで、アタッチメントまでの矯正は終了です。



 トレーサーを取り付けて確認をします。アタッチメントに付いていたOリングは、勿体無いので、トレーサーに付属しているプラのカーラーのセンター出しに使います。性能には関係ありませんが、紛失防止と言ったところです。
 影も出なくなり、センターが矯正されたと思いますが、単純にOリングの張り出しムラだけだったのかもしれません。
 アタッチメントの加工精度も良いようでしたので、実際には、トレーサーでの弾道干渉は少なかったかもしれませんね。

 出口を調整したところで、本体側の調整になります。



 バレルのアッセンブルへの、追加補正です。NONHOPでの初速測定の際、BB弾が転がり落ちてしまうのが気になったので、HOP調整ダイヤルの可動範囲を限定しました。
 厚手で硬質のラバーを、ダイヤル内に貼り付けて、回せる範囲を狭くします。
 0.2g時での適正HOP位置を確認しておき、そこを基準に制限します。実質のストロークは2/5と言った感じになっています。
 長掛けHOPの為、0.2gから0.25gでの調整も微妙な調整量でしかありませんので、十分な調整範囲になっています。
 適正HOPの位置が解るように、ピンバイスにてマーキングしてあります。



 ただ、この状況だと取り外しができないように見えますので、方法を説明しておきます。
 ダイヤル部分をインサートしてからの回転方向を、HOPが最大の方から回してはめ込んでやります。
 HOPの押し部分の設定を、変更してあるので、できる方法です。
 ノーマルの状態では、パッキンを破ってしまう危険性が高いですので、参考に見られている方はお気を付け下さい。

 そして、内部の変更です。



 シリンダーストロークの変更で、交換致します。過去記事に掲載していた、44mm(実質36mm)の物を使います。
 ただ、換えただけでは、初速がオーバーしてしまいますので、ロッドの長さも延長して、スプリングも交換します。
 その際、ダンパー効果のストロークも増大してしまいますので、画像右のように、ピストンの歯のカットも変更します。
 厚手のカッターで削ぎ落とすだけですので、サイクルが上がってしまっての対応策として、お試し頂ければと思います。

 シリンダー容積の増加と、ロッドの延長で静寂性は増しています。

 現状、初速が90±2m/s(5.95と5.94)となっていますので、もう少々、微調整をやらせて頂きます。
 クライアント様のご使用になるフィールドレギュレーションに遵守したいと思いますので、もう少々、調整のお時間を頂きたいと思います。
 宜しくお願い致します。

 総合的なカスタム詳細を確認されたい方は、
   PDR-C カスタムレポート 低初速 前編
   PDR-C カスタムレポート 低初速 後編
 を、ご覧下さい。


   COMBAT DOLL 店主 中根

  11月17日 奥山デイズにて定例会レギュレーション)あり
  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
  定休日 日曜日 
  年末年始 他 臨時休業あり  
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Posted by コンバットドール  at 20:00Comments(0)故障の原因を見極めるMAGPULL PTS PDR-C

2013年10月20日

PDR-C カスタムレポート 低初速 後編

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回は前回の続きです。

 ギアの品質で終了した前回ですが、補足です。

 実質、PDRの専用ギアと言う訳ではありませんので、その時のロットのタイミングなのだと思います。
 表面上のムラはギア同士の磨耗の問題も発生し、キャスティングでは組成密度での強度の低下を心配するのですが、許容範囲という部分もあると思いますので、必ずしも交換が必要になる訳ではありません。
 塗布するグリスの素材や粘度を変更したり、トルクの負担を軽減する措置を取って対応すれば良いと思います。
 過去に見てきた、海外製の物を思い出しても、そんなに悪い物ではないと思います。

 それと、マルイ製のピストンの使用ですが、サイクルの対応としてのギアカットは、先端1/3程度に留めてあります。



 これ以上落としてしまっても、後端に掛かる負担が大きくなるだけで、3枚目に干渉するタイミングを確認すると、2枚目のカットはこれで十分になります。もし、最大に取るのでのであれば、2枚目を1/2・3枚目を1/4カットにすれば、秒間20発くらいまでのサイクルに対応(スプリングレートM90くらい)できます。但し、エンド部分の負荷が大きくなるので、ピストンの消耗が早く(ノーマル比)なります。



 今回の最重要ポイントになりますが、スプリングレートとシリンダー容積とサイクルバランスです。

 二次加速ダンパーロッドを取り付けるにあたり、ピストンにブレーキが掛かり、最終ポイントでは減速してしまうのですが、これにより、ギアサイクルが早くなった場合に、前述のピストンとセクターギアの噛み合せタイミングがズレて、ピストンクラッシュをしないように調整が必要になります。

 命中精度を向上させるには、ダンパーによる打撃振動の低減と、二次加速による安定吐出を生かすのを前提としますので、その為のバランス取りが必須です。PDRは、最大7.4V2200mAまでのLi-Poバッテリーの使用が可能ですので、そこまでは安心して使えるバランスをとります。

 サイクルが早くなるのに対応するのは、スプリングレートです。弱いスプリングでは前進スピードが遅くなり、ギアの回転について来れなくなってしまいます。
 逆に強すぎては、威力の制限を越えてしまいます。そこをセーブするには、加速レーンであるバレルの長さと内径、シリンダーの圧縮容積で調整する必要があります。
 ですが、命中精度を良くする為には、発射される6mmBB弾の重量に見合った、安定加速するレーン(バレル長及び内径)と、吐出量と吐出圧が決まってしまいます。強すぎても弱すぎても精度が落ちる事になってしまいます。

 クライアント様のご要望である、「0.2gBB弾にて、初速85~90m/sで、30m先でのヘッドショット可能」のスペックは、かなりのハイスペックになってきます。
 「30mチャレンジ」と言う競技を開催されている方々がいらっしゃいます。その方々のトップスコアは、まさに、30m先でのヘッドショットを可能にするグルーピングです。基本、重量弾である0.28gを使用した競技射撃ですが、そのスペックに近付けるべく、調整していきます。

 シリンダーが並んだ画像の方に長さを書き込んでありますが、シリンダーのフチからの距離であり、圧縮容積のストロークではありませんので、ご注意下さい。

 シリンダー容積が増えると、吐出量は増えますが、圧縮するタイミングが早くなり、ピストンの前進スピードは遅くなります。
 シリンダーヘッドのノズルの内径で変化してしまう部分もあります。スプリングの強さでも変わってしまいますが、インナーバレルが決定しておりますので、そちらを基準に追いかけます。

 クルツサイズでの検証は行っておりませんが、44~32mmまでの5つのサイズでの検証を行いました。
 44mmと33mmでの最終トライアルという状況になり、サイクルバランスの関係で33mmのシリンダーの採用になっています。それぞれ、スプリングレートとピストンウエイトのバランスを取り、初速を確定させた状況でのトライアルです。
 44mmの場合は、0.25gの重量での直進性が良くなるのですが、サイクルバランスが取り難く、初速を抑えたスプリングレートでは、フルオート時にピストンが危険にさらされます。2000mAクラスでは、まずクラッシュしてしまいます。ロッドが無ければギリギリセーフなのですが、集弾性が落ちてしまいました。

 ちなみに、33mmで初速設定をした状態で、1mm長い34mmのシリンダーでは初速98m/sになってしまい、1mm短い32mmのシリンダーでは75m/sにまで落ちてしまう状況でした。たったこれだけの違いで、大きく初速が変動してしまいます。効率を求めてシビアにセッティングを出すと、これだけ変化がでてしまう訳ですね。
 これだけ、微妙になってしまうと、シリンダーグリスの状態などで、簡単に初速が落ちてしまう心配がでてしまいますので、ロッドの長さの微調整を行って、安定した圧縮ができるように追加調整を行います。



 最終的に、X3200の計測では85m/s±1・プロクロノの計測で89m/s±1(マルイベアリングバイオ0.2g)と希望の枠内で設定できました。ただ、BB弾のブランドやロットの違いで変動は出てしまうと思います。

 次に、バレル内容積とシリンダー容積を確認します。
 バレル長285mm・先端テーパー部10mmで実質275mm、内径6.05mm=7905立方mm
 (実質、シリンダーヘッドのノズル部分とローディングノズルの容積を足す必要がありますが、)
 (計算が面倒なので、割愛させて頂きます。)
 シリンダー長33mm-ヘッド挿入長さ8mmで実質25mm、内径23.8mm=44488立方mm
 5倍以上の容積差があります。
 BB弾とインナーバレルの隙間での吐出ロスを、体積比を参考に・・・
 5.95mmの直径でBB弾のホールド位置を5mm差し引いて270mmとし、7507立方mm

 本当はここで、流体力学の難しい換算式を入れたいのですが、当方の教養が足りませんので、
   どのくらいが圧送に使われて、
   どのくらいがバレル内でのBB弾の位置保持に使われて、
   どのくらいがロスとして逃げてしまうのか、
 が、ちゃんと計算ができません。期待を持たせて、すいません(笑)!

 とにかく、シリンダーストロークの検証で、1mmの長さでの急激な変化のポジションなので、5倍以上の容積差があれば大丈夫だと言う事にしておいて下さい。

 実地検証の弾道確認では、44mmのシリンダーと33mmのシリンダーでは、0.2gBB弾の時の安定感は、33mmのシリンダーの方が安定していました。教養が足りない分は、実地検証でカバー致しました。

 ここまでの検証を必要とするのは、0.2gBB弾での命中精度にこだわった仕様だからです。
 インドアフィールドがメインになるそうなので、空気の流れの変動も、屋外よりは心配が少ない環境での仕様だそうです。



 最終調整が終わったところで、パーツ状況を確認して、グリスアップ等を行い、組み上げです。
 モーターに付いている黒い帯は、モーターの回転トルクを吸収して、余剰振動を防ぐ為のラバーです。

 当然、安定した飛びを決定するのに、本体側の固定や位置調整も重要です。
 デッドスペースでの響きを軽減する為の吸音材も詰め込みます。



 正直、吸音材は無いよりはマシな程度だと思います。なんとなく静かになったような気がする程度です。

 

 メカボックスの位置補正に0.3mmのシムを使用して底上げをし、アウターバレルの取り付けプレートには0.5mmのシムを使って、R部分の歪みを拾ってバレルが偏らないようにします。そして、銃口先端部の位置補正の為に、見難いですが、アルミのシムシートをかませて位置補正してあります。
 これで、レール部分とのセンターも補正されますので、サイトの調整が楽になってきます。

 インナーバレルが285mmしかありませんので、エアの圧縮膨張音が目立ちますが、サイレンサーを装備して頂ければ、サイレント効果を実感頂けます。
 打撃音や発射音が小さくなると、ギアの駆動音の方が気になってしまうでしょうが、そちらは限界がありますのでご容赦頂きたいと思います。

 久しぶりの、低初速設定のチューニングは、気合が入れられて楽しめました!
 最近の主流になっているチューニングとは別路線なのでしょうが、個人的には、こういうレギュレーションで、力量を競うゲームの方が楽しめると思えてしまいます。

 クライアント様、今回のオーダー、ありがとうございました。
 不明な点や、問題点がありましたら、遠慮無くご連絡くださいませ。

 と言う事で、発光弾の際に難有りとご連絡を頂きました。
 確認と、再調整をさせて頂きたいと思います。


   COMBAT DOLL 店主 中根

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2013年10月19日

PDR-C カスタムレポート 低初速 前編

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回はPDR-Cですが、過去にもご紹介した事があるのですが・・・

 初速の設定が「ゲーマーに優しい仕様」でしたので、クライアント様への説明も兼ねまして、ご紹介させて頂きます。

 クライアント様のご要望は、インドアフィールドのレギュレーションにより、0.2gで90m/s以下が上限であり、最低85m/sの状態にして欲しいとの事です。
 他に集弾性と有効射程の向上、サイクルと静かさはできる範囲で、と言うご要望でした。

 個人的に大好きなセッティングです!最近の重量弾メインのゲームに疑問を持っている僕としては、是非ともこの仕様で戦績を上げて頂けるよう、可能な限りの事をさせて頂きたいチューニングです。

 30m先でのヘッドショット、を最前提にチューニングさせて頂きます。もちろん、初速もバッチリ収めます!

 それでは、本体の検証も兼ねて、ご説明させて頂きます。


 シリアルNo.980 アクセスさんの正規輸入品です。

 フリップアップサイトは、別購入のレプリカ品だそうですが、銃口側からのレール挿入取り付けなら問題無く取り付けられました。後方からは取り付けできませんでした。ガタも無く、傾きもありませんでしたので、しっかりサイト調整ができました。
 ドットサイトは30m設定、フィリップアップサイトは10m設定としてあります。両方のサイトを併用すると、遠近の両方のポイントが確認できますので、状態を把握頂ければ、実戦で使い易くなると思います。

 最近のご購入と言う事ですが、これだけ若い番号は、「当たり!」だと思います。



 アッパーレシーバーの反りはありますが、しっかり固定する為の計算された反りでしかないようです。ロア側は無く、バレルとメカボックスも、ほぼまっすぐに連結されていますので、補正は容易かと思われます。



 アウターバレル(ハイダー)とアッパーフレームの位置関係を確認しますが、やや向かって左上にズレている程度です。
 気を付けなければいけないのが、アッパーフレームの形状の関係で、ハイダーは位置矯正されてしまいますので、ハイダーを外した状態での確認が必要になります。この個体は、僅かに干渉しているだけでしたので、画像で解り易いようにハイダー状態での画像で紹介してあります。

 初期の検証はこんなところでしょうか?
 これで、チューニングに入ります。



 まずは、バレル関係からやっていきます。
 アウターバレルとチャンバーブロックを固定するピンは、適正な長さで、押さえのパーツには干渉していません。ただ、テンションが緩むと、するりと抜け落ちてしまうくらい緩くなっているので、分解の際は紛失注意ですね。

 インナーバレルは、純正品から、Laylax製のアッシュバレルの285mmに交換します。このサイズは、ハイダーの出口と面一になってくれるので、お勧めです。軽量弾で、命中精度を向上させるのにはギリギリを狙うのが良いでしょう。
 インナーバレル入り口のエッジ部分の慣らしと出口部分をテーパー加工して、命中精度の向上を図ります。
 チャンバーパッキンは、シリコンゴム製の赤い物が純正品ですが、柔らか過ぎて破れ易いのでシステマ製に交換です。バイオ弾はコーティングの関係もあり、粉が出易く、シリコン系やウレタン系のパッキンは不向きだと思っていますので、当店では交換をお勧めしています。



 HOPのプレッシャーパーツも加工します。この純正状態の形状のタイプは、当店のチューニングでは相性が悪い様で、VSR-10の場合も変更してしまいます。
 HOPのかかり具合も考慮して、画像の様に加工してあります。前後で押して、中央を空洞にするのは、HOPの出っ張りに合わせて、肉厚のある中央部分をフリーにして、薄くなっている前後にテンションを掛け易くする事によって、若干の長掛けHOPの効果を狙った物です。実際、0.25gのBB弾を撃った時にも、安定が良くなった感じが致します。



 準備したパーツを組み込んでいきますが、このチャンバーは、過去当店で弄らせてもらった3丁と比べると、素直にパッキンやバレルのインサートが可能で、パッキンに付いて来るブレ止めカーラーリングも普通に組み込めました。
 HOPダイヤル部分はユルユルなので、板状Oリングに変更して、適度なテンションに致します。

 バレル関係は、こんなところですね。後はメカボックスが組み上がってからの、位置補正が待っています。

 次はメカボックス側ですね。バラシ部分は割愛させて頂いて、各所の説明です。



 今回は、クライアント様のご要望で、スイッチを交換致しました。出所不明の物よりは、安心の日本製と言う状況です。
 赤いスイッチ部分の物が純正品、黒いスイッチ部分の物が「オムロン製 V-15-1A5」で15A対応の製品です。
 配線は、太めのシリコンコードの様ですので、そのまま使用しています。



 給弾ルートの部分も、クライアント様のご要望で、研磨させて頂きました。
 チャンバーパッキンの所でも説明していたのですが、バイオBB弾の場合は粉も出易いので、研磨をした方が粉も付着し難くなり、良い状態なのは間違いありませんね。今までの個体では作業しておりませんでしたので、良い勉強になりました。

 教えて頂いて、ありがとうございます。過去にチューニングさせて頂いた方々には、次回メンテナンスや修理の際に、サービスでやらせて頂きますので、宜しくお願い致します。勿論、このクライアント様の作業もサービスでやらせて頂きました。



 そして、PDRならではの「タペットプレートスプリング」の交換です。スプリングの外径が太くなりますので、その分の空間の確保分の加工をします。今回のタペットプレートは、成型の型抜きの関係でできてしまうエッジがきつかったので、当たり取りの仕上げ直しをしてあります。画像では分かり難いかもしれませんが、こんな感じですね。



 タペットプレートの当たりを確認していきます。セクターギアのカム部分の研磨も行います。
 ここで、気が付いたのですが、ギアその物の成型の品質が、若干違っている様で、比較画像の物はシリアルNo.2200番代のギアです。今回の製品の方が品質が良い感じに見えます。


 とりあえず、本日はここまでにさせて頂きます。

 続きは明日で・・・


   COMBAT DOLL 店主 中根

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