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Posted by ミリタリーブログ  at 

2013年04月03日

オーバーホール LCT AIMS

 COMBAT DOLL の店主です。

 昨日は私用で時間が取れず、つなぎで申し訳ありませんでした。

 今回は通常です。

 LCT製のAIMSのメンテナンスです。

 クライアント様から、「集弾性が悪く、安定しないので見て欲しい。」との事でしたが、購入してからの使用は少ないのですが、購入店の保障期間が過ぎているということで、当店に持ち込みメンテと言う事になりました。

 Guarder製・INOKATU製・ダイナミックスター製と経て、現在LCT製で落ち着いているAKシリーズですが、どんどん改良され、リアルになってきていますね。小物の分解は実物同様です。
 惜しむらくは、素材の良し悪しだけですね。INOKATUまでの鋼材は錆び難く硬かったです。確かに金額が違っていますので、仕方の無い話なんですが・・・。



 アウターバレルの固定以外の、ハンドガードの分解は、実物同様です。
 ただ、サイトブロックの固定ピンは相当堅いのですが、何度も分解を繰り返すと緩くなってしまいそうで、あまり頻繁な分解作業をしない方が良いと感じますので、耐久性のあるメンテナンスが楽なチューニングがお勧めになりますね。

 で、飛びが安定しないと言う事で、チャンバーとバレルを確認します。



 チャンバーの樹脂成型はイマイチな状態ですので、本来ならマルイ純正品への交換をお勧めするレベルです。内径も大きく、バレルとパッキンのはまりに、ガタが見られます。
 インナーバレルの上面が削り込んでありましたので、なまずタイプのプレッシャーラバー(押しゴム)が組まれていると思ったのですが、パッキンもプレッシャーラバー(押しゴム)も純正仕様でした。
 PSG-1と同様にしたかったのでしょうか? 教えて頂いた購入店のHPも確認致しましたが、基本的にロングレンジチューンとなっておりましたので、ちょっと悩んでしまいました。
 PSG-1と同様であれば、ロングレンジ化されている訳では無いと思ってしまいました。PSG-1を使った事のある方ならお解かり頂けると思います。バレル長の関係もありますが、メカボックスでのオーバーパワーを逃がすだけの削りこみの様ににも見えます。初速調整の為に削り込んで、後々、パッキン系の変更でロングレンジ化し易くしてあるようにも思えます。



 参考までに、切り込みの長さや削り込みが比較できる様に、並べてみました。
 各ショップは把握しておりますが、ここでの公表は遠慮させて頂きます。
 実際、各ショップの試行錯誤が読み取れますね。チューナーさん達の日々精進の成果ですね。



 ギアボックスは綺麗な状態です。バレルの加工に合わせてバネレートが強いのか、日本向け仕様にする為にバレル加工がされたのかは、判断ができない状況です。
 ただ、問題点は、シリンダーの外周部分でタペットプレートが削られてしまっている部分です。
 放熱効果を狙ったフィンが大きめなのと、タペットプレート用のスプリングのフックループの位置が悪いので、相乗効果で削っています。シリンダーとスプリングを交換した方が望ましいでしょう。
 分解の際、逆転防止ラッチを解除しても、タペットプレート(ノズル)が戻らなかったので、影響が大き過ぎます。もしかしたら、ノズルの閉鎖ができなくて、吐出が安定しなかったかもしれません。

 総合的には、良い製品なのは間違いありませんが、意外と細かい所で補正が必要な状況です。個体差もあると思いますが、やはり、海外製は使用前に分解整備が必要なのかもしれませんね。


 COMBAT DOLL 店主 中根

  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00 
  定休日 日曜日 
  年末年始 他 臨時休業あり  
  TEL 053-450-3308 FAX 同番
  メール info@combatdoll.jp
  ミリブロのメッセージからでも大丈夫です

   


Posted by コンバットドール  at 22:48Comments(2)LCT