スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上記事の更新がないブログに表示されます。
新しい記事を書くことで、こちらの広告の表示を消すことができます。  

Posted by ミリタリーブログ  at 

2013年04月04日

タナカ SAA 初期型 化粧直し

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回はガスガンのメンテナンスですが、リボルバーです。

 私物のタナカSAAの初期型です。発売当初の購入品ですので約13年くらい前の銃ですね。
 少なくても4年は放置してありました。

 ブログのネタに手入れをしようと思ったのと、以前ウエスタン風だと言われたのがあったので、今年は使ってやろうと思っています。



 かなり入れ込んで、使ってました。
 トリガーガード、バックストラップ、ワンピースグリップはハドソンのモデルガンのものです。
 握り具合と、見た目が好きで移植して使ってました。



 画像では解り難いのですが、亜鉛のパーツが白い粉を噴いてしまっていた状態を化粧直しとメンテナンスです。

 ABSの部分は、GスミスのFeスプレーを吹いて仕上げてありましたが、こちらの劣化はさほどありません。使用している内に擦れて剥げている部分がありますがそのままにします。

 ガスタンク部分はガス漏れもありませんでしたので、シリコンスプレーでグリスアップして終了。
 バレルとパッキンもクリーニングして問題無しです。バレルの先端を黒く染めてあるのは、銃口から見え難いようにしてあるだけです。



 亜鉛パーツの化粧直しがメインですね。

 バフスポンジで磨いて、ブルーイング液で染め直しです。
 ブルーイング液はアルミ用のものを、水道水で4倍に薄めて使用しました。
 ゆっくり、薄く反応させて、じっくり黒染めのし直しです。



 本当は、刷毛を使って、手早く何度も刷り込むのですが、私物のくたびれた感を強調したいやつだったので、綿棒で横着作業です。
 真っ黒に染めるのであれば、漬け込みが一番なんですが、ブルーイング液は高価なので、漬け込みは滅多にやりません。オーダーがあれば、それに合わせて仕上げしますので、その時は予算と相談です。



 基本は下地を作るのに、ペーパーやバフを使いますが、あまり磨き過ぎると染めが浅くなって、落ち易くなってしまいます。適度な粗さでしあげますが、亜鉛なら800番辺りのペーパーで仕上げるくらいがちょうど良いですね。気温や水温、薄める水道水のPH値でも発色が変わってきますので、いろいろ試してみるとよいですよ。
 ただ、薬液は酸性の為、素手に付かないように作業をお勧め致します。僕は関係無く触ってしまいますが、アレルギー等で肌が弱い方はゴム手袋の着用をして頂きたいと思います。



 それと、染め終わってからの処理ですが、本来は水洗いで薬液を流さないといけません。乾燥しても成分が残っていると、酸化が進んでボロボロになってしまう恐れがあります。
 私物は、いつでもできると言う安心感から、拭き取りだけにしてしまっていますが、仕上げのワックス代わりにシリコンスプレーグリスを馴染ませてあり、それでごまかしてあります。

 ケースハードン仕上げ等、繊細な色合いを出したい場合は、丁寧に作業をしなければいけませんので、ご承知を・・・



 ちょっと、イメージ撮影してみましたが、革も手入れしなくちゃいけないんですよねぇ・・・。
 マニアックアイテムは、手間が掛かりますよね。

 横着な僕には、本来、向かない所持品です。


 COMBAT DOLL 店主 中根

  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00 
  定休日 日曜日 
  年末年始 他 臨時休業あり  
  TEL 053-450-3308 FAX 同番
  メール info@combatdoll.jp
  ミリブロのメッセージからでも大丈夫です

   


Posted by コンバットドール  at 20:00Comments(0)ガスガンメンテ・カスタム