2013年04月01日
リチューン レンジアップ
COMBAT DOLL の店主です。
今回も次世代のリチューンですが、大手ショップカスタム品です。

カスタムギア、カスタムピストン、カスタムピストンヘッド、カスタムスプリング、
カスタムスプリングガイド、シリンダーヘッドカスタム加工、カスタムコンビネーション軸受け、
バレルカスタム加工、チャンバーパッキンカスタム加工、カスタムプッシュゴム、等々・・・
豪華仕様のカスタム品です。
実際、ギアボックス関連は問題はありません。調整もしっかりされています。
リチューンの理由としては、
「弾道が重い弾(0.28g以上)じゃないと安定しない。軽い弾ではゲームに使えない」
と言う部分です。
なぜ、そうなのか? と言う部分ですが、下図にて説明します。

図の様に、当店での方法では、専用材質のゴムシートを用いて、BB弾に直接あたる部分を増設します。
個人様のカスタムでもいろいろな方法で試されていますが、材質が最も重要です。
柔らかくて、食い付きが良い硬さが必要です。チャンバーパッキンに貼り付けてしまうと、接着剤の分で硬さや厚みが変わってしまいますので、はめ込みのみでちょうど良い厚みにする必要もあります。理想はインナーバレルの肉厚と同サイズなんですが、ピッタリの物はありません。バレルの内径でも左右されますが、BB弾の直径を基準に考えれば良いでしょう。
マルイのノーマルなら、
{外径(8.50㎜)-内径(6.08㎜)}÷2= 1.21㎜
となります。次にBB弾と内径の差を考慮すると、
バレル内径(6.08㎜)-BB弾直径(5.95㎜)÷2= 0.065㎜
1.21㎜+0.065㎜=1.275㎜
と計算され、BB弾の寸法公差を考えると、1.25㎜の肉厚がベストになります。
実際には、この厚みの素材は見つけられなかったので、1.00㎜と1.50㎜を使い分けています。
HOPの掛かり部分を、平行に近い形で上下させるので、掛かりに安定感が出せます。シリコンスプレーグリスの塗布量も、マルイの純正品のメンテナンスレベル(極少量を時々)で大丈夫ですが、重量弾を使う場合は、頻度を上げて下さい。摩擦抵抗が増える分だけ磨耗が激しくなってしまいますので、HOPが強くなったと感じたら、まめに、シリコンスプレーを吹き付けたBB弾を発射させてください。それで十分です。
かたや、既存のタイプは最大限の空間と、摩擦の少ないゴム質の為、強めに押さえないと安定しない状態です。BB弾に当たる部分も肉薄な為、シリコンスプレーグリスが余分にまわっていないと、すぐに磨耗してHOPの掛かりが不安定になります。シリコンスプレーグリスが多めだと、BB弾やインナーバレルにもまわってしまい、HOPの回転も不安定な状態になり、弾道が安定しない原因にもなります。ルーズバレルが安定の効果が高いのは、この状況が理由になります。BB弾やバレル内に油や汚れが付着しても、空間が大きいので、エアロスはあっても回転ロスが少なくできるからです。
こんな理由で、HOPチャンバーの調整を行っている訳です。基本0.25gでもきれいに飛ぶような調整です。
0.2gでも30mくらいなら直進する調整も可能なので、狭いインドアフィールドで、0.2g限定の所でも使用できる銃に仕上げられます。
あとは、パワーバランスとBB弾の使用重量域で、ゴムの厚みとエレベーションの調整幅を決定しますが、機種毎で違いがありますので、現物合わせになります。海外製は特にバラつきが大きいですね。

インナーバレルのブレ止めも重要です。ピストンの重量を上げるので、打撃振動でインナーバレルの振れが大きくなれば、精度が落ちるだけです。

二次加速兼エアブレーキロッドの装着で、精度と安定した初速に調整させます。
今回は、組み込まれていたピストンヘッドが問題無く外せましたので、追加加工して再装着です。
0.25gのBB弾で、ノンHOP(85m/s)と適正HOP(88m/s)の初速差は3m/sしかありませんので、美味しく使って頂けると思います。ちまたでの55mの射程は当然保証致します。
この銃は、0.2gでの使用も考慮に入れた調整で、0.2gでの直線距離は30mが限界ですが、スライダー気味の弾道であれば、バラつきを考慮しても40mくらいで直径1mくらいの集弾性はあります。
ただし、風さえ無ければですけど・・・(苦笑)
オーダーの多い部分なので、ちょっと細かく説明させて頂きました。
COMBAT DOLL 店主 中根
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日
年末年始 他 臨時休業あり
TEL 053-450-3308 FAX 同番
メール info@combatdoll.jp
ミリブロのメッセージからでも大丈夫です
今回も次世代のリチューンですが、大手ショップカスタム品です。

カスタムギア、カスタムピストン、カスタムピストンヘッド、カスタムスプリング、
カスタムスプリングガイド、シリンダーヘッドカスタム加工、カスタムコンビネーション軸受け、
バレルカスタム加工、チャンバーパッキンカスタム加工、カスタムプッシュゴム、等々・・・
豪華仕様のカスタム品です。
実際、ギアボックス関連は問題はありません。調整もしっかりされています。
リチューンの理由としては、
「弾道が重い弾(0.28g以上)じゃないと安定しない。軽い弾ではゲームに使えない」
と言う部分です。
なぜ、そうなのか? と言う部分ですが、下図にて説明します。
図の様に、当店での方法では、専用材質のゴムシートを用いて、BB弾に直接あたる部分を増設します。
個人様のカスタムでもいろいろな方法で試されていますが、材質が最も重要です。
柔らかくて、食い付きが良い硬さが必要です。チャンバーパッキンに貼り付けてしまうと、接着剤の分で硬さや厚みが変わってしまいますので、はめ込みのみでちょうど良い厚みにする必要もあります。理想はインナーバレルの肉厚と同サイズなんですが、ピッタリの物はありません。バレルの内径でも左右されますが、BB弾の直径を基準に考えれば良いでしょう。
マルイのノーマルなら、
{外径(8.50㎜)-内径(6.08㎜)}÷2= 1.21㎜
となります。次にBB弾と内径の差を考慮すると、
バレル内径(6.08㎜)-BB弾直径(5.95㎜)÷2= 0.065㎜
1.21㎜+0.065㎜=1.275㎜
と計算され、BB弾の寸法公差を考えると、1.25㎜の肉厚がベストになります。
実際には、この厚みの素材は見つけられなかったので、1.00㎜と1.50㎜を使い分けています。
HOPの掛かり部分を、平行に近い形で上下させるので、掛かりに安定感が出せます。シリコンスプレーグリスの塗布量も、マルイの純正品のメンテナンスレベル(極少量を時々)で大丈夫ですが、重量弾を使う場合は、頻度を上げて下さい。摩擦抵抗が増える分だけ磨耗が激しくなってしまいますので、HOPが強くなったと感じたら、まめに、シリコンスプレーを吹き付けたBB弾を発射させてください。それで十分です。
かたや、既存のタイプは最大限の空間と、摩擦の少ないゴム質の為、強めに押さえないと安定しない状態です。BB弾に当たる部分も肉薄な為、シリコンスプレーグリスが余分にまわっていないと、すぐに磨耗してHOPの掛かりが不安定になります。シリコンスプレーグリスが多めだと、BB弾やインナーバレルにもまわってしまい、HOPの回転も不安定な状態になり、弾道が安定しない原因にもなります。ルーズバレルが安定の効果が高いのは、この状況が理由になります。BB弾やバレル内に油や汚れが付着しても、空間が大きいので、エアロスはあっても回転ロスが少なくできるからです。
こんな理由で、HOPチャンバーの調整を行っている訳です。基本0.25gでもきれいに飛ぶような調整です。
0.2gでも30mくらいなら直進する調整も可能なので、狭いインドアフィールドで、0.2g限定の所でも使用できる銃に仕上げられます。
あとは、パワーバランスとBB弾の使用重量域で、ゴムの厚みとエレベーションの調整幅を決定しますが、機種毎で違いがありますので、現物合わせになります。海外製は特にバラつきが大きいですね。

インナーバレルのブレ止めも重要です。ピストンの重量を上げるので、打撃振動でインナーバレルの振れが大きくなれば、精度が落ちるだけです。

二次加速兼エアブレーキロッドの装着で、精度と安定した初速に調整させます。
今回は、組み込まれていたピストンヘッドが問題無く外せましたので、追加加工して再装着です。
0.25gのBB弾で、ノンHOP(85m/s)と適正HOP(88m/s)の初速差は3m/sしかありませんので、美味しく使って頂けると思います。ちまたでの55mの射程は当然保証致します。
この銃は、0.2gでの使用も考慮に入れた調整で、0.2gでの直線距離は30mが限界ですが、スライダー気味の弾道であれば、バラつきを考慮しても40mくらいで直径1mくらいの集弾性はあります。
ただし、風さえ無ければですけど・・・(苦笑)
オーダーの多い部分なので、ちょっと細かく説明させて頂きました。
COMBAT DOLL 店主 中根
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日
年末年始 他 臨時休業あり
TEL 053-450-3308 FAX 同番
メール info@combatdoll.jp
ミリブロのメッセージからでも大丈夫です