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Posted by ミリタリーブログ  at 

2013年04月12日

VSR-10 グルーピングテスト

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回はVSR-10 カスタム のグルーピングレポートです。

 以前から紹介していたカスタム品で、当店で飛距離は集弾性の指標にしていました。

 お客様のお預かり品でしたが、行き先が決まってしまったので、最終メンテナンスと性能チェックです。

 まずは結果から・・・



 ターゲットまでの距離は、銃口より12mで、BB弾はマルイ製0.28gバイオ弾です。
 スコープ倍率は6倍で検証、水平レベルも装備です。もちろん同じ銃です。



 ターゲットペーパーが2枚ありますが、射撃環境が違っています。



 ガンスタンドの固定しての射撃とクッションでの保持での射撃の違いです。

 カスタム内容は、レンジアップカスタムで、ピストンの重量アップと、バレルは長さ455㎜で6.03㎜内径の精密バレル仕様でエアブレーキにて静音チューニングです。
 仕様内容は過去記事を参考にして下さい。
   VSR-10 フルカスタム その2 本体ガタ取り・チャンバーバレル
   マルイ VSR 再調整 シリンダー関連・レンジアップHOP調整・仕様一覧

 集弾性があきらかに違っています。
 理由はシンプルなのですが、発射の際の振動が原因です。
 固定スタンドやバイポットを使用しての射撃の場合、ピストンが前進する際の反作用や、ピストンの打撃による振動が、スタンドやバイポットから跳ね返ってきてしまう為に、ブレが増幅されて集弾性に影響が出てしまうのです。

 過去記事の「VSR-10Gスペック レンジアップ」でもターゲットペーパーでの結果を掲載していますが、その時もスタンド固定です。

 ソフトクッションでの保持だと集弾性が良くなるのは、クッションが、銃から発生した振動を吸収してくれるからです。見ての通り、全然変わってきます。
 僕のAPSにバイポットを付けていないのは、これが理由だったりします。バレル長も関係してきますが、僕のレベルでは40cmの長さが限界でした。長くするとブレを拾い易くなってしまい、ゲームでの使用がイマイチでした。VSR-10の基本43cmのバレルはベストだと思います。さすがマルイさんです。

 40m先でのヘッドショットを決めようと思えば、こんな些細な違いも大きく影響します。
 特に、精密バレルで高レートスプリングでの調整を行っていれば、当然、大きく響きます。
 いわゆる、銃の性能では無く、人間の性能が物を言う部分ですね。
 当店では、スナイパー希望のお客様には、スナイパーをやるのに、8割は人間の性能での要素が要求されますよと説明しています。風も読まなくてはいけないし、地形や相手の動きも読まなくてはいけません。そして射撃技術です。銃の性能が上がっても、それを活かすのが大変な訳ですね。サバイバルゲームでは、敵からの攻撃があるので、その対応も含まれますから、的撃ちのようにじっくり構えてはいられません。

 性能の検証も済んで、これで安心してお客様にお返しできます。



 飛距離もあり、精度も出してありますので、難しさを堪能して頂くのには持って来いのおもちゃになりました。
 長距離の試射検証は「カスタムガンの試射 奥山デイズ」をご覧下さい。

 長い間、お借りしていてありがとうございました。十二分に利用させて頂きましたので、水平儀と0.28gBB弾はサービスとさせて頂きました。

 この銃の活躍が楽しみですね。


 COMBAT DOLL 店主 中根

  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00 
  定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり  
  TEL 053-450-3308 FAX 同番
  メール info@combatdoll.jp
  ミリブロのメッセージからでも大丈夫です

   


Posted by コンバットドール  at 20:00Comments(2)エアガンメンテナンス